JP3084980B2 - 高層建物のゴミ回収設備 - Google Patents

高層建物のゴミ回収設備

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JP3084980B2
JP3084980B2 JP04311988A JP31198892A JP3084980B2 JP 3084980 B2 JP3084980 B2 JP 3084980B2 JP 04311988 A JP04311988 A JP 04311988A JP 31198892 A JP31198892 A JP 31198892A JP 3084980 B2 JP3084980 B2 JP 3084980B2
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晃 川瀬
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石川島播磨重工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各フロアのゴミコンテ
ナを昇降機に載せて処理場に集めるようにした高層建物
のゴミ回収設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、マンションや事業用ビルなどの高
層建物においては、各フロアで発生するゴミを回収する
ために、既存のエレベータを利用して運ぶか、或いはダ
ストシュートに直接投入するようにしていた。このた
め、エレベータ内やダストシュートが汚水で汚れたり臭
気が発生する、或いはダストシュートのゴミ投入に伴う
騒音が生じる、等の問題があった。
【0003】そこで本出願人は、図4に示すように、各
フロアaの片隅に設けられたストック室b内にゴミコン
テナcを配置しておき、そのフロアaの住人あるいは作
業員がゴミコンテナc内にフロア内で発生したゴミを投
入し、その実入りコンテナcを昇降機dに載せて地下の
処理場eに移送するシステムを開発した(実願平2-1250
98号、実願平2-98442 号、他)。上記ゴミコンテンナc
は、ゴミの種類(紙、プラスチック、金属など)毎に分
別されて1フロアa当たり複数台(図例では5台)直列
に配置され、その先頭のコンテナcから順次昇降機に
載せられて下方の処理場に移送される。処理場では、ゴ
ミコンテナcはコンベヤfによって移送され、そのゴミ
の種類毎に貯溜タンクgに中身(ゴミ)が移し換えられ
る。空になったコンテナcはコンベヤhによって再び昇
降機dまで戻され、元のフロアaに戻される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このシステム
にあっては次のような問題がある。
【0005】(1) 昇降機dに1台のコンテナcしか載せ
られないので、図例のように5台のコンテナcを回収す
るためには、昇降機dは1フロア当たり5回の下降・上
昇サイクルを繰り返す必要がある。つまり、全てのフロ
アのゴミを回収するには、昇降機dは「全フロア数×
5」の下降・上昇サイクルを繰り返さねばならず、膨大
な時間がかかってしまう。この対策として、昇降機dを
大きくして複数台のコンテナcを載せられるようにする
ことが考えられるが、スペースや価格上の問題から闇雲
に大きくすることはできない。
【0006】(2) 各フロア毎に5台のゴミコンテナcを
収容する広さのストック室bを設けなければならず、そ
のストック室bの敷地面積分だけフロアaの有効スペー
スが減少してしまい効率的ではない。また、そのストッ
ク室b内に設けられた昇降機dは、コンテナcのほか郵
便物等の搬送にも利用できる機能を有しているにも拘ら
ず、実質上ゴミコンテナcの専用になっていた。
【0007】(3) ゴミ捨てにあたっては、そのフロアa
の住人あるいは作業員が、各人のゴミ箱をストック室b
内に運びそれぞれ分別してゴミコンテナcに投入しなけ
ればならないため、そのゴミ捨て作業が煩雑で面倒であ
った。
【0008】以上の事情を考慮して創案された本発明の
目的は、昇降機の下降昇降サイクルタイムを低減でき,
昇降機を郵便物等の搬送と兼用でき,ゴミ捨て作業が容
易な高層建物のゴミ回収設備を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、各階に設置されたゴミコンテナを昇降機に
より移送して処理場に集めるようにした高層建物のゴミ
回収設備において、上記ゴミコンテナを分割して複数の
ゴミ投入小箱を形成し、そのゴミ投入小箱に、ゴミが投
入される引出をゴミの種類に応じた段数設けると共に底
面にキャスタを設け、1フロア内の各所に、これらゴミ
投入小箱を配置し、ゴミ回収時、これらゴミ投入小箱を
収集すると共にこれらを昇降機内に並べて一体としたゴ
ミコンテナを形成し、該ゴミコンテナを昇降機により垂
直搬送するものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、ゴミ投入小箱には各人によ
り直接引出にゴミが投入される。この時、ゴミ投入小箱
には引出が複数段設けられているので、各人により容易
にゴミが分別される。また、通常時、ゴミコンテナは分
割されてゴミ投入小箱としてフロア内の各所に分散配置
され、ゴミ回収時、作業員によりこれらゴミ投入小箱が
移動され収集されてゴミコンテナとされる。この時、ゴ
ミ投入小箱にはキャスタが設けられているので、空のゴ
ミ投入小箱を容易に移動して分散配置できると共に、ゴ
ミが溜ったゴミ投入小箱を容易に収集してゴミコンテナ
を形成できる。そして、このゴミコンテナを昇降機で垂
直搬送した後、ゴミコンテナからゴミを搬出する際に各
段のゴミを別々に回収することにより、一回の搬送で1
フロア内の複数種類のゴミを回収できる。よって、昇降
機の下降昇降サイクルタイムを低減でき、回収時間が短
くなる。
【0011】また、ゴミ搬送の直前にゴミ投入小箱を一
体化してゴミコンテナを形成すれば、従来のようにスト
ック室内が常にゴミコンテナによって占拠されることは
なく、通常時(ゴミ搬送時以外)に昇降機を郵便物等の
搬送に利用できる。
【0012】また、ゴミ投入小箱をフロア内の各所(各
人の執務場所)に設置しているので、各人はそのゴミ投
入小箱にゴミを捨てればよく、ゴミ捨てが簡単になる。
ゴミがつまった小箱はゴミ回収時に収集され、ゴミコン
テナとして一体化される。
【0013】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。
【0014】図1に高層建物のゴミ回収設備の概要を示
す。図示するように、各階フロアの各所(執務場所)
に、底面にキャスタ1を有するゴミ投入小箱2が配置さ
れている。このゴミ投入小箱2は四段の引出3a〜3d
を有しており、各引出3の内部に異なった種類のゴミを
収容する。具体的には、ゴミ投入小箱2は、各人の机の
脇,コピー機の脇,自動販売機の脇,フロア内の所定点
などに配置され、その配置場所に応じて一般ゴミ,再生
紙,新聞紙,ビン・カンなどをそれぞれ異なった引出に
収容する。
【0015】つまり、各人の机の脇に置かれたゴミ箱4
の一般ゴミは、作業員により回収されゴミ投入小箱2の
四番目の引出3d内に収容される。コピー機から生じる
不要紙は、コピー機を使用した各人がコピー機脇のゴミ
投入小箱2の一番目の引出3aに収容する。また、不要
紙をコピー機近傍に一定量5ためておき、一定量5ごと
に引出3aに移し換えてもよい。新聞紙6は、新聞を読
んだ各人がフロア内の所定点に配置されたゴミ投入小箱
2の二番目の引出3bに収容する。自動販売機より生じ
る空きカン・ビンは、いったん自販機のカン・ビン用ゴ
ミ箱7に集められ、定期的に作業員によって回収されて
袋詰め8され自販機脇のゴミ投入小箱2の三番目の引出
3cに収容される。なお、各ゴミの排出量に応じて各引
出3a〜3dの深さ(容量)を変えたり、引出3a〜3
dを二段用いるようにしてもよい。
【0016】夕方のゴミ回収時、作業員がフロアの各所
に配置された前記ゴミ投入小箱2を集め、これらを四個
一体として一個のゴミコンテナ9を形成する。つまり、
各ゴミ投入小箱2にはフックやネジなどの結合装置(図
示せず)が設けられており、これらを用いて四個の小箱
2を一体とし、ゴミコンテナ9を形成する。このゴミコ
ンテナ9は、図4に示す従来のゴミコンテナcと同様の
大きさであり、これを四分割した大きさが上記ゴミ投入
小箱2となる。
【0017】組み立てられたゴミコンテナ9は、作業員
の手によって、図2に示すように昇降路10に隣接して
設けられた投入室11内に収容される。昇降路10は、
フロアの片隅に高層建物の垂直方向に形成されており、
その内部に昇降機12(ダムウェータ)を収容してい
る。昇降路10と投入室11とは通常戸13によって仕
切られており、ゴミコンテナ9を昇降機12に載せると
きに戸13が開くようになっている。投入室11内のゴ
ミコンテナ9は、昇降機12に出没自在に設けられた引
寄装置14によって自動的に昇降機12内に移され、地
下のゴミ処理場15(図3参照)に移送される。
【0018】ゴミ処理場15に移送されたゴミコンテナ
9は、図3に示すように、コンベヤ16によってゴミ取
出装置17まで移送され、各ゴミ投入小箱2の引出3a
〜3d内のゴミがそれぞれ中継コンテナ24に分別して
取出される。ゴミを受取った中継コンテナ24はゴミ貯
留用コンテナ19,20,21,22の上部に設けられ
た中継コンベヤ18により循環して、受取ったゴミを専
用の貯留用コンテナ19,20,21,22にそれぞれ
分別して投入する。図中、19は一般ゴミ用コンテナ,
20は再生紙用オープンコンテナ、21は新聞紙用オー
プンコンテナ,22はビン・カン用オープンコンテナで
ある。各引出3a〜3d内が空になったゴミ投入小箱2
は、ゴミ取出装置17より離れ、コンベヤ23によって
昇降機12に戻され、元のフロアに戻される。
【0019】かかるゴミ回収設備によれば、ゴミ回収時
に複数のゴミ投入小箱2を一体としてゴミコンテナ9を
形成し、このゴミコンテナ9を昇降機12で垂直搬送す
るので、一回の搬送で複数種類のゴミを搬送できる。つ
まり、従来の設備では四種のゴミを搬送するためには昇
降機12を四回昇降下降させなければならないが、本設
備によれば一回の昇降下降でよい、よって、昇降機12
の下降昇降サイクルを低減でき、ゴミ回収時間が短くな
る。
【0020】また、ゴミ搬送の直前にゴミ投入小箱2を
一体化してゴミコンテナ9を形成しているので、図4に
示す従来例のようにストック室b内が常にゴミコンテナ
cによって占拠されることはない。つまり、本設備によ
れば、通常時(ゴミ搬送時以外)には、ゴミコンテナ9
は分割されてゴミ投入小箱2としてフロア内の各所に分
散配置されているので、図2に示す投入室11内は空の
状態である。よって、通常時、昇降機12を郵便物等の
搬送に利用できる。投入室11内に郵便物を置く棚等を
設けてもよい。また、本設備によれば、図4の従来例の
ように各フロアに複数台のゴミコンテナcを収容する大
きなストック室bを設ける必要はなく、一台のゴミコン
テナ9のみを収容する小さな投入室11を設ければよい
ので、フロアの有効利用面積が増加する。
【0021】また、ゴミ投入小箱2をフロア内の各所
(各人の執務場所等)に設置しているので、各人はその
ゴミ投入小箱2に直接ゴミを捨てればよく、ゴミ捨てが
簡単になる。つまり、従来は各人の執務場所等に配置さ
れたゴミ箱を作業員が個々に集めてストック室b内のゴ
ミコンテナcに移し換えていたが、本設備によれば作業
員はゴミ入りのゴミ投入小箱2を収集してゴミコンテナ
9として組み立てるだけでよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る高層建
物のゴミ回収設備よれば次のような優れた効果を発揮で
きる。
【0023】(1) ゴミ回収時における昇降機の下降昇降
サイクルタイムを低減できる。
【0024】(2) 昇降機を郵便物等の搬送と兼用でき
る。
【0025】(3) ゴミ捨て作業が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す高層建物のゴミ回収設
備の説明図である。
【図2】上記ゴミ回収設備の昇降機の平面図である。
【図3】上記ゴミ回収設備のゴミ処理場の平面図であ
る。
【図4】本出願人が先に開発した高層建物のゴミ回収設
備の斜視図である。
【符号の説明】
2 ゴミ投入箱 3 ゴミ投入箱の引出 9 ゴミコンテナ 12 昇降機 15 処理場
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−171702(JP,A) 特開 昭52−82867(JP,A) 特開 平3−297702(JP,A) 実開 平4−84278(JP,U) 実開 平4−56105(JP,U) 実開 昭51−86676(JP,U) 実開 昭61−91461(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65F 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各階に設置されたゴミコンテナを昇降機
    により移送して処理場に集めるようにした高層建物のゴ
    ミ回収設備において、上記ゴミコンテナを分割して複数
    のゴミ投入小箱を形成し、そのゴミ投入小箱に、ゴミが
    投入される引出をゴミの種類に応じた段数設けると共に
    底面にキャスタを設け、1フロア内の各所に、これらゴ
    ミ投入小箱を配置し、ゴミ回収時、これらゴミ投入小箱
    を収集すると共にこれらを昇降機内に並べて一体とした
    ゴミコンテナを形成し、該ゴミコンテナを昇降機により
    垂直搬送することを特徴とする高層建物のゴミ回収設
    備。
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CN112573035A (zh) * 2019-09-29 2021-03-30 赵丰盛 一种垃圾分类收集处理系统

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