JP3084967U - コンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置 - Google Patents

コンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置

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JP3084967U
JP3084967U JP2001006399U JP2001006399U JP3084967U JP 3084967 U JP3084967 U JP 3084967U JP 2001006399 U JP2001006399 U JP 2001006399U JP 2001006399 U JP2001006399 U JP 2001006399U JP 3084967 U JP3084967 U JP 3084967U
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修一 持丸
義光 田中
正和 斎藤
博行 竹之内
正義 榎園
等 六反田
常俊 鈴木
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国土交通省関東地方整備局長
社団法人日本建設機械化協会
新東サ−ブラスト株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリート表面の形状にかかわらず、表面
の脆弱部分を効率よく剥離することができ、コンクリー
トの内部欠陥の診断をも行うことができるコンクリート
劣化・脆弱部の診断研掃装置を提供する。 【解決手段】移動手段1上に設けられたロボットアーム
2の先端のケース12内に、多数の打撃材17をそれぞ
れの鎖状体16を介して回転体15に取付けた打撃部1
3を設ける。打撃部13は回転手段14によりコンクリ
ート表面に沿って回転される。ケース12内は集塵手段
20により集塵される。打撃部13を打音発生装置とし
て利用し、収音手段30で収音した連続打音を音響分析
手段31で分析して内部欠陥の有無を診断することもで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、トンネルやコンクリート建造物等のコンクリート構造物の表面を診 断することができるコンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
近年、トンネルの覆工コンクリートの崩落や橋梁のコンクリート部分の欠け落 ちが度々報告されており、これらの事故を未然に防ぐように崩落や欠け落ちの原 因となりうるコンクリート表面の浮石や剥離部分を事前に除去しておくことが急 務となっている。また、直ぐには危険でないとしても、長期的には重大な事故の 原因となりうるコンクリート内部の深い部位での欠陥を把握し、可及的速やかに 対策を講じておくことも必要となっている。
【0003】 コンクリート表面の浮石や剥離部分を除去する既存の方法としては、ハンマー やジェットたがねやハンドピックによるはつり等がある。しかしこれらの方法は 人力に依存したものであり、効率的ではない。一方、機械的手段による方法とし ては、ショットブラスト、サンドブラスト、ウォータジェット等によるものがあ る。
【0004】 ショットブラストは鋼球を高速で吹き付け、その運動エネルギによってコンク リート表面の脆弱な部分を剥離・粉砕し、剥離されたコンクリート片をショット ブラストされた鋼球とともにバキューム下で吸引し、セパレータで両者を分離し て鋼球をブラスト材として再利用するものである。しかし鋼球をバキューム方式 で回収するために、被処理面の形状によっては適用しにくい場合がある。また鋼 球とコンクリート砕片との分離のためのセパレータが必要となり、装置構成が複 雑となる。
【0005】 またサンドブラストやウォータジェットは、噴出された砂や水のエネルギを利 用してコンクリート表面の脆弱な部分を剥離・粉砕しようとするものである。し かし、サンドブラストでは印加しうる衝撃エネルギが小さいため十分な処理能力 を得られないおそれがある。一方、ウォータジェットは十分な衝撃エネルギを持 つものの、装置が大掛かりでコスト高となるうえ、適用し得る被処理面の形状に 制限があるため、一般的に採用しうるものとはなっていない。
【0006】 また、コンクリート表面から5〜15cm程度の内部欠陥の検出法としては、 作業員がコンクリート壁面をハンマーにより叩き、打音を聴覚で判断する方法が ある。しかしこの方法は長年の経験を必要とし、誰にでもできる方法ではないか ら効率的ではなく、また検査コストが嵩むという問題がある。さらに内部欠陥と コンクリート表面の脆弱部分の剥離とは独立のものと考えられていたため、従来 から内部欠陥の検査は別個に行われていた。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は上記した従来の問題点を解決して、コンクリート表面の形状にかかわ らず、表面の脆弱部分を効率よく剥離することができるコンクリート劣化・脆弱 部の診断研掃装置を提供することを第1の目的とするものである。また第2の目 的は、コンクリートの内部欠陥の診断をも行うことができるコンクリート劣化・ 脆弱部の診断研掃装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するためになされた請求項1の考案は、コンクリート構造物 の劣化・脆弱部を診断研掃する装置であって、多数の打撃材がそれぞれの鎖状体 を介して回転体に取付けられた打撃部と、該打撃部をコンクリート表面に沿って 回転せしめる回転手段と、該コンクリート表面を装置全体が走行可能にした移動 手段とから構成されたことを特徴とするものである。この装置によれば、コンク リート劣化・脆弱部の診断研掃を、能率よく行なうことができる。
【0009】 請求項2の考案では、コンクリート表面への打撃材の打撃力を可変する可変手 段と、打撃部のケース内を集塵する集塵手段が付加される。これによりコンクリ ート表面の状況に応じた打撃力を与えることができ、また打撃により発生したダ ストが周囲に飛散することが防止される。
【0010】 請求項3の考案では、鎖状体の回転体側の端部が脱着可能に構成される。これ により打撃部が磨耗した場合に鎖状体とともに容易に交換することができる。
【0011】 請求項4の考案では、前記打撃部の打撃材は所定の硬さを持ち、打撃面の形状 がほぼ球体とされる。これにより打撃部が耐久性に優れ、かつコンクリート表面 に均等な衝撃エネルギを加えることが可能な構造となる。
【0012】 請求項5の考案では、前記打撃力の可変手段が打撃材の衝突角度を変更する構 成とされる。これにより現場のコンクリートの状況の応じた打撃力の調整が可能 となる。
【0013】 請求項6の考案では、前記打撃力の可変手段が回転体の回転数を変更する構成 とされる。これによっても現場のコンクリートの状況に応じて打撃力の調整が可 能となる。
【0014】 請求項7の考案は、コンクリート構造物の劣化・脆弱部を診断研掃する装置で あって、多数の打撃材がそれぞれの鎖状体を介して回転体に取付けられた打撃部 と、該打撃部をコンクリート表面に沿って回転せしめる回転手段と、コンクリー ト表面の連続打音の収音手段と、該連続打音の音響分析手段と、該打撃部のケー ス内を集塵する集塵手段と、該コンクリート表面を装置全体が走行可能にした移 動手段とから構成されたことを特徴とするものである。この装置によれば、連続 打音を利用して内部欠陥の診断を自動的に行なうことができる。
【0015】 請求項8の考案では、前記打撃部のケース内面に打撃材の接触音の消音手段を 施す。これによりノイズとなる余分な音を消音し、連続打音の音響分析精度を高 めることができる。
【0016】 請求項9の考案では、前記連続打音の音響分析手段に記録装置が組込まれ、調 査エリア内の劣化・脆弱部の診断結果が出力処理できるように構成される。これ により調査連続打音エリア内のコンクリート表面状態の管理が容易となる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下に図面を参照しつつ、本考案の好ましい実施形態を示す。この実施形態は トンネルの覆工コンクリートの表面における劣化・脆弱部の診断研掃に本考案を 適用した例を示すものである。なおこの実施形態は、請求項1〜9の全考案の要 件を備えたものである。
【0018】 図1と図2は本考案の装置の全体図であり、1は移動手段であるトラック等の 車両、2はその荷台上に設けられたロボットアームである。図3に示すように、 このロボットアーム2は基台3上に第1アーム4、第2アーム5、第3アーム6 を順次枢着したものであって、各アーム4,5,6の下端のモータ7,8,9を アーム制御装置10で制御することにより、車両1の移動方向に対して垂直な平 面内で自由に動かせるようになっている。この実施形態では、幅6m、高さ6m 程度のトンネルであれば、その全内面にロボットアーム2の先端が到達できるサ イズとなっている。
【0019】 ロボットアーム2の先端には、診断研掃用のヘッド11が設けられている。図 4以下に示すように、このヘッド11は上面が開放されたケース12の内部に打 撃部13を設けたものである。この打撃部13は、回転体15の周囲に多数の打 撃材17を取付けたものである。各打撃材17はそれぞれの鎖状体16を介して 回転体に取付けられている。この実施形態では1列11個の打撃材17が回転体 15の周囲に60°間隔で6列に取付けられているが、その配置は適宜変更でき ることは言うまでもない。
【0020】 打撃材17はモータ等の回転手段14によってコンクリート表面に沿って回転 される。打撃材17はコンクリートの表面に衝撃エネルギを加え、コンクリート 表面の浮石や剥離部分を除去するためのものであるから、耐磨耗性の観点から所 定の硬さを持たせることが好ましく、ここでは熱処理によりHRC52〜55程 度の表面硬度を持たせたクロムモリブデン鋼が用いられている。またコンクリー ト表面に均等な衝撃エネルギを加えるためにも、図7に示すように打撃材17の 打撃面の形状はほぼ球状とすることが好ましい。
【0021】 各打撃材17の鎖状体16は、回転体15の回転力を打撃材17に伝達すると ともに、打撃材17がコンクリート表面を打撃した際の反力が直接回転体15に 伝わらないようにするためのものであり、本実施形態では鋼鉄製の鎖状体を使用 した。なお、打撃材17や鎖状体16が損耗した場合に容易に交換できるように 、回転体15側の端部は脱着可能に構成しておくことが好ましい。
【0022】 回転手段14により回転体15を例えば400rpm程度の速度で連続回転さ せると、遠心力により鎖状体16は図4に示すように半径方向に延び、その先端 の打撃材17はコンクリートの表面を打撃し、コンクリート表面の浮石や剥離部 分を除去することができる。
【0023】 この打撃力(衝撃エネルギ)はコンクリート表面への衝突角度と回転速度とに よって変化する。そこで打撃力の可変手段としては、打撃材17の衝突角度を変 更する構成や、回転手段14により回転体15の回転数を変更する構成を採用す ることができる。衝突角度を変更するためには、ロボットアーム2により回転体 15とコンクリート表面との間隔を変えればよい。なお、この実施形態ではロボ ットアーム2の先端の第3アーム6は流体圧により伸縮できるフローティング機 構を備えており、コンクリート表面との間隔調整を容易に行なえるようにしてあ る。
【0024】 図1に示されるように、移動手段である車両1の荷台上には集塵手段20が搭 載されており、ロボットアーム2に添って設けられたフレキシブルダクト21が ケース12まで延びている。図4に示されるように、ケース12の内部にはこの フレキシブルダクト21に接続されてケース12内の粉塵を吸引するノズル手段 22が設けられている。このノズル手段22は打撃部13で発生するコンクリー ト破砕片やダストを吸引し、集塵手段20で集塵する。なお、図4に示される2 3はコンクリート面に接するブラシ、24は必要に応じてケース12の外側に設 けられるガイドローラである。
【0025】 このように構成された請求項1〜6の考案の装置は、ロボットアーム2により 診断研掃用のヘッド11をトンネル内部の所定位置に保持しながら、移動手段で ある車両1をトンネルの長手方向に走行させる。このようにして診断研掃用のヘ ッド11をトンネル内部のコンクリート表面に沿って移動させながら、回転手段 14により回転体15を回転させ、それぞれの鎖状体16を介して回転体15に 連結された打撃材17で、コンクリート表面を連続的に打撃する。この結果、崩 落や欠け落ちの原因となりうるコンクリート表面の浮石や剥離部分は除去され、 ノズル手段22を介して吸引されて集塵手段20に回収される。なお打撃力の調 整は、前記した打撃力の可変手段により行なわれる。また鎖状体16は自由に屈 曲するので、打撃材17からの反力が回転体15に伝わることが防止される。上 記のように車両1をトンネルの長手方向に走行させながら作業すると能率的であ るが、図2のように車両1を停止させてロボットアーム2をトンネル内部のコン クリート表面に沿って移動させることももちろん可能であり、この場合にはロボ ットアーム2が移動手段となる。
【0026】 上記したように本考案の装置を用いれば、車両運転者のほか1〜2名のオペレ ータによって、コンクリート劣化・脆弱部の診断研掃作業をきわめて能率よく行 なうことができる。また周囲にコンクリート破砕片やダストが飛散することもな いうえ、コンクリート表面の形状に添って移動手段を走行させることにより、コ ンクリート表面の形状にかかわらず、診断研掃作業が行なえる利点がある。また 装置構成が単純であって、車両搭載型のコンパクトな装置とすることができる。
【0027】 次に請求項7以下の考案の実施形態を示す。 この実施形態においても、多数の打撃材17が鎖状体16を介して回転体15 に取付けられた打撃部13と、回転手段14と、打撃部13のケース12内を集 塵する集塵手段20と、移動手段とがあることは前記の実施形態と変わらない。 しかしこの実施形態では、図1、図3に示すように打撃部13によるコンクリー ト表面の連続打音を検出する収音手段30であるマイクロフォンがヘッド11に 設けられている。
【0028】 収音手段30により収音された連続打音は図1に示されるように車両1に搭載 された音響分析手段31において分析され、コンクリート表面から5〜15cm 程度の位置にある内部欠陥の有無を診断する。音響分析の手法自体は本考案の要 部ではないが、例えば収音手段30により収音された連続打音に帯域フィルタを かけてノイズを除去したうえ、打撃に伴う固有振動数を抽出して振動を行なうと いう既存の手法を取ることができる。本考案においては単打音ではなく連続打音 を利用するので、過渡的な打音の波形変化から内部欠陥の有無を診断することと なる。そのための技術としては高速フーリエ変換やウェーブレット解析等が知ら れているが、これらの技術自体は公知でありかつ本考案の要部ではないため、説 明を省略する。
【0029】 なお図5に示すように、打撃部13のケース12の内面には、吸音材のような 消音手段32を施し、打撃材17の接触音等のノイズを減衰させることが好まし い。これにより音響分析の精度を高めることができる。また音響分析手段31に 記録装置を組込み、調査エリア内の劣化・脆弱部の診断結果が出力処理できるよ うにしておくことが好ましい。これによりコンクリート表面状態の管理が容易と なる。
【0030】 このように請求項7以下の考案によれば、打撃部13を打音発生装置として利 用し、収音手段30により収音された連続打音を音響分析手段31により分析す ることによって、コンクリートの内部欠陥の有無を自動的に診断することができ る。
【0031】 なお図1に示す装置は、打撃によるコンクリート構造物の浮石や剥離部分の除 去と、連続打音を音響分析することによる内部欠陥の診断とを同時に行なえる装 置である。さらに照明装置40やテレビカメラ41などを搭載することにより、 打撃後のコンクリート表面の外観検査をも行なうことができる。
【0032】
【考案の効果】
以上に説明したように、請求項1〜6の考案によれば、コンクリート構造物の 劣化・脆弱部の診断研掃作業を誰でもきわめて能率よく行なうことができる。ま たコンクリート表面の形状にかかわらず、診断研掃作業が行なえるうえ、装置構 成が単純であって、車両搭載型のコンパクトな装置とすることができる。また請 求項7以下の考案によれば、コンクリートの内部欠陥の有無を誰でも自動的に診 断することができる。このため本考案はトンネル等のコンクリート構造物の劣化 ・脆弱部の診断研掃を迅速に行ない、事故を未然に防止する上で効果の大きいも のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す全体図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】移動装置であるロボットアームの全体図であ
る。
【図4】ヘッド部分の断面図である。
【図5】内部を省略したケースの上面図である。
【図6】打撃部の軸線方向の断面図である。
【図7】打撃部の軸に対して垂直方向の断面図である。
【符号の説明】
1 移動手段としての車両 2 ロボットアーム 3 基台 4 第1アーム 5 第2アーム 6 第3アーム 7 モータ 8 モータ 9 モータ 10 アーム制御装置 11 診断研掃用のヘッド 12 ケース 13 打撃部 14 回転手段 15 回転体 16 鎖状体 17 打撃材 20 集塵手段 21 フレキシブルダクト 22 ノズル手段 23 ブラシ 24 ガイドローラ 30 収音手段 31 音響分析手段 32 消音手段 40 照明装置 41 テレビカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 持丸 修一 千葉県松戸市五香西6−12−1 国土交通 省関東地方整備局 関東技術事務所内 (72)考案者 田中 義光 千葉県松戸市五香西6−12−1 国土交通 省関東地方整備局 関東技術事務所内 (72)考案者 斎藤 正和 千葉県松戸市五香西6−12−1 国土交通 省関東地方整備局 関東技術事務所内 (72)考案者 竹之内 博行 静岡県富士市大渕3154 社団法人日本建設 機械化協会 建設機械化研究所内 (72)考案者 榎園 正義 静岡県富士市大渕3154 社団法人日本建設 機械化協会 建設機械化研究所内 (72)考案者 六反田 等 愛知県豊川市穂ノ原3丁目1番 新東サー ブラスト株式会社内 (72)考案者 鈴木 常俊 愛知県豊川市穂ノ原3丁目1番 新東サー ブラスト株式会社内

Claims (9)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート構造物の劣化・脆弱部を診
    断研掃する装置であって、多数の打撃材がそれぞれの鎖
    状体を介して回転体に取付けられた打撃部と、該打撃部
    をコンクリート表面に沿って回転せしめる回転手段と、
    該コンクリート表面を装置全体が走行可能にした移動手
    段とから構成されたことを特徴とするコンクリート劣化
    ・脆弱部の診断研掃装置。
  2. 【請求項2】 コンクリート表面への打撃材の打撃力を
    可変する可変手段と、打撃部のケース内を集塵する集塵
    手段とを備えたことを特徴とする請求項1記載のコンク
    リート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
  3. 【請求項3】 鎖状体の回転体側の端部が脱着可能に構
    成されたことを特徴とする請求項1または2記載のコン
    クリート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
  4. 【請求項4】 前記打撃部の打撃材は所定の硬さを持
    ち、打撃面の形状がほぼ球体であることを特徴とする請
    求項1〜3の何れかに記載のコンクリート劣化・脆弱部
    の診断研掃装置。
  5. 【請求項5】 前記打撃力の可変手段が打撃材の衝突角
    度を変更する構成であることを特徴とする請求項2記載
    のコンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
  6. 【請求項6】 前記打撃力の可変手段が回転体の回転数
    を変更する構成であることを特徴とする請求項2記載の
    コンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
  7. 【請求項7】 コンクリート構造物の劣化・脆弱部を診
    断研掃する装置であって、多数の打撃材がそれぞれの鎖
    状体を介して回転体に取付けられた打撃部と、該打撃部
    をコンクリート表面に沿って回転せしめる回転手段と、
    コンクリート表面の連続打音の収音手段と、該連続打音
    の音響分析手段と、該打撃部のケース内を集塵する集塵
    手段と、該コンクリート表面を装置全体が走行可能にし
    た移動手段とから構成されたことを特徴とするコンクリ
    ート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
  8. 【請求項8】 前記打撃部のケース内面には、打撃材の
    接触音の消音手段が施されていることを特徴とする請求
    項7記載のコンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
  9. 【請求項9】 前記連続打音の音響分析手段に記録装置
    が組込まれ、調査エリア内の劣化・脆弱部の診断結果を
    出力処理可能としたことを特徴とする請求項7または8
    記載のコンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置。
JP2001006399U 2001-10-01 2001-10-01 コンクリート劣化・脆弱部の診断研掃装置 Expired - Lifetime JP3084967U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163173A (ja) * 2002-11-11 2004-06-10 Mitsubishi Electric Corp 構造物の状態検出方法、検出装置、及び監視システム
JP2014115202A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Jfe Steel Corp 構造物の壁面の点検装置および点検方法
KR20220045498A (ko) * 2020-10-05 2022-04-12 주식회사 한국건설방재연구원 진단위치인식 모듈탑재 콘크리트 건전도 평가용 타격장치

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