JP3084917B2 - 加湿器 - Google Patents

加湿器

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JP3084917B2
JP3084917B2 JP04111926A JP11192692A JP3084917B2 JP 3084917 B2 JP3084917 B2 JP 3084917B2 JP 04111926 A JP04111926 A JP 04111926A JP 11192692 A JP11192692 A JP 11192692A JP 3084917 B2 JP3084917 B2 JP 3084917B2
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humidifying
drain pan
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humidifier
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清人 浜口
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Daikin Industries Ltd
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  • Air Humidification (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、室内等の乾燥した空
気に水分を供給して湿度を上昇させる加湿器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、暖房装置に内蔵され、あるい
は暖房装置と併用される加湿器として、図6に示すよう
に、毛細管現象を生起する加湿エレメントを用いたもの
があった。図6を参照して、この加湿器90において、
加湿エレメント91は、水槽94内の水を吸い上げる吸
上部91aと、この吸上部91aより吸い上げた水を
流下させて空気流と接触させる加湿部91bとを有して
いる。また、上記加湿器90においては、通常、加湿エ
レメント91の加湿部91bの下方に、当該加湿部91
bから滴下される水を受けるためのドレンパン92が、
設けられている。
【0003】このドレンパン92に溜まった水が蒸発し
ていくに伴い、水中に含まれている不純物や硬度成分が
濃縮されて、ドレンパン92上に析出することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加湿部91
bに送られる空気流Fは、その全てが加湿部91bに供
給されるわけではなく、その一部が加湿部91bをバイ
パスし、空気流Gとしてて加湿部91bの下部からドレ
ンパン92内へ流入している。このように流入された空
気流Gによって上記析出された硬度成分が吹き上げられ
て、飛散し、周囲の環境に悪影響を及ぼす虞があった。
【0005】このような問題を防止するために、加湿部
91bよりも空気流方向の下流側の位置に、上記の硬度
成分の飛散を防止するためのフィルタ93を配置してい
た。しかし、このようにフィルタ93を設けた場合に
は、フィルタ93による圧力損失のために、空気流の流
量が減少し、加湿能力の低下をきたすという問題があっ
た。また、部品コストの高いフィルタ93が必要となる
うえにフィルタ93を取り付けるための取り付け部材等
を設ける必要があり、製造コストが高くなるという問題
もあった。
【0006】そこで、この発明の目的は、加湿能力の低
下を招くことなくコスト安価に硬度成分の飛散を防止す
ることができる加湿器を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る加湿器
は、加湿用の水を溜める水槽と、この水槽内に浸漬さ
れ、水槽内の水を吸い上げる吸上部およびこの吸上部よ
り吸い上げた水を流下させて空気流と接触させる加湿部
を有する加湿エレメントと、加湿エレメントの加湿部の
下方に配置されたドレンパンとを備えた加湿において、
上記加湿エレメントの加湿部の下部とドレンパンとの間
に、ドレンパンへの空気流の流入を抑制する遮蔽部材を
設けたことを特徴とするものである。
【0008】また、上記加湿エレメントは、複数が空気
流と直交する方向に並んで設けられており、上記遮蔽部
材には、各加湿エレメントの加湿部の下部を位置決めす
るための凹部が設けられているものであれば好ましい。
【0009】
【作用】上記請求項1に係る加湿器によれば、加湿エレ
メントの加湿部の下部とドレンパンとの間に設けた遮蔽
部材によって、ドレンパンへの空気流の流入を防止する
ことができる。したがって、ドレンパン上に析出した硬
度成分が空気流によって吹き上げられることを防止する
ことができる。
【0010】また、遮蔽部材に設けた凹部によって加湿
エレメントの加湿部の下部を位置決めすることにより、
複数の加湿エレメントを固定する場合に、固定し易くな
る。
【0011】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1はこの発明の一実施例の加湿器の概略構成
図であり、図2はその加湿エレメントの下部を示す概略
斜視図である。これらの図を参照して、この加湿器A
は、空気流Fを起こすファン6と、このファン6による
空気流Fの入口部1aと出口部1bを有するハウジング
1と、ハウジング1の上面に取り付けられた、水を溜め
るための水槽2と、水槽2から吸い上げた水を空気流F
に接触させて蒸発させるための加湿エレメント3と、ハ
ウジング1の底部であって加湿エレメント3の下方に設
けられたドレンパン4と、このドレンパン4から加湿エ
レメント3の下部に達しドレンパン4への空気流Fの流
入を防止する板状の遮蔽部材5とを備えている。
【0012】加湿エレメント3は、毛細管現象を生起す
る材料からなり、加湿エレメント3は、縦断面形状が略
コ字形形状に形成されており、水槽2内に浸漬され水槽
2内の水を吸い上げる吸上部3aと、この吸上部3aよ
り吸い上げた水を導水部3cを介して導入し、この水を
流下させて空気流Fと接触させる加湿部3bとを有して
いる。加湿エレメント3は、空気流Fに直交する方向に
並べて複数が設けられている。隣接する加湿エレメント
3間には、空気流Fを加湿エレメント3に沿って流すた
めに所定の間隔が設けられている。
【0013】ドレンパン4は、底部4aおよび四方の側
壁4bを有する浅い容器状をした公知の構成のものであ
る。ドレンパン4の底部4aは、加湿エレメント3が並
んでいる方向に沿って傾斜されており、最深部の部分に
ドレン穴(図示せず)が設けられている。一般に、ドレ
ンパン4上での硬度成分の析出は、深いところほど多い
と考えられるので、加湿エレメント3をできるだけドレ
ンパン4の浅い側に寄せて配置することが好ましい。
【0014】遮蔽部材5は、縦断面がL字形形状をして
おり、例えばスポット溶接等によりドレンパン4の底部
4aに取り付けられる底部5aと、この底部5aから立
ち上がり、先端が、各加湿エレメント3の加湿部3b
の、空気流F方向上流側の端面下部に密接する本体部5
bとからなる。この実施例によれば、遮蔽部材5によっ
て、ドレンパン4への空気流Fの流入を防止することが
できるので、ドレンパン4上に析出した硬度成分が空気
流Fによって吹き上げられることを防止することができ
る。したがって、従来硬度成分の飛散防止のために必要
であった高価なフィルタを不要にすることができ、これ
により、製造コストを安くすることができる。また、フ
ィルタによる圧力損失に起因して発生していた加湿能力
の低下を防止すすることができる。
【0015】なお、遮蔽部材5は、ドレンパン5への空
気流Fの流入を防止できるものであれば、どのような形
状のものであっても良く、例えば、図3に示すように、
ドレンパン5の、空気流方向上流側の側壁4bから加湿
エレメント3の加湿部3bの下部に達するものでも良
い。また、遮蔽部材5は、図4に示すように、各加湿エ
レメント3の加湿部3bの下面を支持するコ字形形状の
ものであっても良い。
【0016】さらに、遮蔽部材5に、図5に示すよう
に、各加湿エレメント3の加湿部3bの下部を嵌め合わ
せて位置決めするための凹部51を設けることもでき
る。通常、各加湿エレメント3の固定は、各加湿エレメ
ント3の加湿部3bの下部の側面に設けた貫通孔31
に、固定用のボルト32を一体的に貫通させて行ってい
るが、上記の位置決め用の凹部51によって各加湿エレ
メント3の加湿部3bが位置決めされている場合には、
各貫通孔31も一直線上に位置決めされることになり、
固定用のボルト32を挿通させ易く、したがって、固定
し易いという利点がある。
【0017】その他、この発明の要旨を変更しない範囲
で種々の設計変更を施すことができる。
【0018】
【発明の効果】この発明によれば、遮蔽部材によって、
ドレンパンへの空気流の流入を防止することができるの
で、ドレンパン上に析出した硬度成分が空気流によって
吹き上げられることを防止することができる。したがっ
て、従来、硬度成分の飛散防止のために設けていたフィ
ルタを省略することができ、フィルタによる圧力損失に
起因した加湿能力の低下を防止することができるととも
に、製造コストを安くすることができる。
【0019】また、遮蔽部材に設けた凹部によって加湿
エレメントの加湿部の下部を位置決めすることにより、
複数の加湿エレメントの固定に適した構造となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る加湿器の概略縦断面図
である。
【図2】その要部の概略斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る加湿器の要部の概略
縦断面図である。
【図4】本発明のさらに他の実施例に係る加湿器の要部
の概略縦断面図である。
【図5】本発明のさらに他の実施例に係る加湿器の要部
の概略図である。
【図6】従来の加湿器の概略縦断面図である。
【符号の説明】
2 水槽 3 加湿エレメント 3a 給水部 3b 加湿部 4 ドレンパン 5 流入防止板(流入防止部材)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】加湿用の水を溜める水槽(2)と、この水
    槽(2)内に浸漬され水槽(2)内の水を吸い上げる吸
    上部(3a)およびこの吸上部(3a)より吸い上げた
    水を流下させて空気流(F)と接触させる加湿部(3
    b)を有する加湿エレメント(3)と、加湿エレメント
    (3)の加湿部(3b)の下方に配置されたドレンパン
    (4)とを備えた加湿において、 上記加湿エレメント(3)の加湿部(3b)の下部とド
    レンパン(4)との間に、ドレンパン(4)への空気流
    (F)の流入を防止する遮蔽部材(5)を設けたことを
    特徴とする加湿器。
  2. 【請求項2】上記加湿エレメント(3)は、複数が空気
    流(F)と直交する方向に並んで設けられており、 上記遮蔽部材(5)には、各加湿エレメント(3)の加
    湿部(3b)の下部を位置決めするための凹部(51)
    が設けられていることを特徴とする請求項1記載の加湿
    器。
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