JP3084586U - 墓地用外柵 - Google Patents

墓地用外柵

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JP3084586U JP2001005946U JP2001005946U JP3084586U JP 3084586 U JP3084586 U JP 3084586U JP 2001005946 U JP2001005946 U JP 2001005946U JP 2001005946 U JP2001005946 U JP 2001005946U JP 3084586 U JP3084586 U JP 3084586U
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英希 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外柵の運搬、現場施工、切削加工、研磨処理等
が容易にできる墓地用外柵を提供する。 【解決手段】墓石16を囲んで敷設された基礎1上に設
置される下石及び羽目石に相当する石材部分を一枚の石
材から成る、右側外柵部13A、左側外柵部13Bで構
成するとともに、右側外柵部13A、左側外柵部13B
の外周には装飾用の切削加工が施されてなる縁取り部1
3を設けた。これにより、一度に、切削加工とその後の
研磨処理を行うことできるので、製造工程を削減でき
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、墓石の周囲に設置される墓地用外柵に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、墓地において墓石の周囲には、各墓地の区画を明確にするとともに 、墓地に装飾を施して美観を与えることを目的として外柵が設置されている。
【0003】 図17は外柵を有する墓地の構造を示す図である。コンクリート等から成る基 礎1上に、下石2、羽目石3が積み重ねて外柵が構築されていた。そして、この 下石2及び羽目石3から成る外柵に隣接して前方柱4、後方柱5が設けられてい る。前方柱4の前面には家紋10が付される。6は墓石、7は花立、8は墓石の 外柵から立設された五輪塔である。なお、特に図示しないが、後方の外柵につい ても、下石2、羽目石3が積み重ねて外柵が構築されていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上述したように、従来の外柵は下石2、羽目石3とを積み重ねて構築している 。本考案者の調査によると、かかる外柵構造は昭和時代に入ってから普及したも のと思われ、今日まで長く利用されている。その理由の一つは、当時は石材をで きるだけ分割した方が容易に運搬できたからであろうと思われる。
【0005】 ところで、近年では外柵に個性豊かな様々の装飾を施したいという需要が増加 しており、それに応えるための切削加工技術も著しく向上している。しかしなが ら、従来のように下石2、羽目石3を積み重ねるという外柵構造では、外柵全体 に亘って装飾を施す場合に、下石2及び羽目石3に別々に切削加工とその後の研 磨処理を施さなければならず、製造工数が多く、コストダウンが難しいという欠 点があった。
【0006】 しかも、顧客の要望によって外柵の高さを低くしたい場合、通常は下石2の高 さまで土が盛られるという事情から、羽目石3の部分を低くせざるを得ない。そ うすると、羽目石3の部分が貧弱となり、全体の外観として豪華さが出ないとい う欠点等があった。一方、近年のクレーンなどの運搬設備が進歩してきたことか ら相当重い石材であっても容易に運搬可能となっている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の墓地用外柵は、上述した従来技術の課題に鑑みてなされたものであり 、その特徴とするところは、墓石を囲んで敷設された基礎上に設置される下石及 び羽目石に相当する石材部分を一枚の石材から成る外柵で構成するとともに、該 外柵の外周には装飾用の切削加工が施されてなる縁取り部が設けられたことであ る。
【0008】 かかる構成によれば、下石及び羽目石に相当する石材部分を一枚の石材から成 る外柵で構成したので、石材の厚さや高さを変えても豪華さがあり、高さの低い ものでも豪華さを保ちながら低価格で販売することができる。
【0009】 また、外柵の外周に亘って切削加工を施して縁取り部を設ける場合に、一枚の 石材に切削加工、研磨処理を施せばよいので製造工数を減らし、低コスト化を図 ることも可能となる。
【0010】
【考案の実施の形態】
次に、本考案の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図1は 、本考案の墓地用外柵が設けられた墓地の右側面図、図2はその平面図、図3は その背面図、図4はその斜視図である。
【0011】 コンクリートやみかげ石等から成る基礎11は、墓石16の四方を取り囲むよ うに敷設されている。基礎11上には従来の下石2及び羽目石3に相当する部分 を一枚の石材で構成した右側外柵部12A、左側外柵部12Bがそれぞれ墓地の 左右に設置されている。右側外柵部12Aは右側前方柱14Aと左側後方柱15 Aとの間に接合されている。左側外柵部12Bは、左側前方柱14Bと左側後方 柱15Bとの間に接合されている。右側前方柱14A、右側前方柱14Bの前面 にはそれぞれ家紋50が付されている。
【0012】 ここで、右側外柵部12Aは、下方の基礎11及び、隣接する右側前方柱14 A、右側後方柱15Bとコーキング剤によって接着されている。左側外柵部12 Bは、下方の基礎11及び、隣接する左側前方柱14B、左側後方柱15Bとコ ーキング剤によって接着されている。
【0013】 これにより、従来のものと比べて接着部(目地)が少ないため、作業が簡単で あり、しかも接着部が切れることも少ない。また、従来のように下石2上に羽目 石3を積み上げる場合には接合部に狂いが生じやすいが、本考案の外柵は1枚石 なので狂いも生じない。また、重量の増加、設置面積の増加により、従来のもの に比べて、外柵の安定度や強度も増強される。
【0014】 右側外柵部12A、左側外柵部12Bは、その外周に亘って、装飾用の縁取り 部13が設けられている。縁取り部13は切削加工とその後の研磨処理によって 形成されるが、本考案によれば右側外柵部12A、左側外柵部12Bはそれぞれ 一枚石で製造されるため、一度の切削加工とその後の研磨処理で済むので製造工 数を削減できる。
【0015】 特に、外周に亘って装飾用の縁取り部13を形成する場合にはその効果が大き い。本実施形態では右側外柵部12A、左側外柵部12Bの上部の縁取り部13 に雲をイメージした装飾加工を施しているが、これに限らず、この部分には様々 な形状や模様を具現化することが可能である。
【0016】 また、墓石16の背面には、背面外柵部20が設けられている。この背面外柵 部20も同様に一枚の石材から構成されており、基礎11上に、右側後方柱15 Aと左側後方柱15Bとの間に接合されている。この部分は従来、一枚の下石と 2枚の羽目石によって構成されていたが、本考案では1枚で構成した。
【0017】 また、図3に示すように、背面外柵部20の正面中央部の上方には凹状の切り 欠き部25が設けられ、切り欠き部25の両端部から一対の五輪柱18,18が 立設されるとともに、一対の五輪柱18,18の間の切り欠き部25上に、塔婆 立て部22が設けられている。
【0018】 ここで、背面外柵部20は、下方の基礎11及び、隣接する右側前方柱15A 、右側後方柱15Bとコーキング剤によって接着されている。
【0019】 また、背面外柵部20は、右側外柵部12A及び左側外柵部12Bと同様に、 その外周に亘って、装飾用の縁取り部21が設けられている。
【0020】 なお、上述した右側外柵部12A、左側外柵部12B及び背面外柵部20によ って囲まれた墓地内には、墓石16、花立17,墓誌板19などが適宜配置され ている。このように、本考案によれば、外柵は右側外柵部12A、左側外柵部1 2B及び背面外柵部20によって合計3枚の石材によって構成している。従来の 外柵が7枚の石材を必要としていたのに対して、本考案によれば大幅に石材の枚 数が削減され、運搬、切削、加工磨き、現場施工などに手間がかからなくなる。
【0021】 図5は、左側外柵部12Bの正面図、図6はその背面図、図7はその右側面図 、図8はその左側面図、図9はその平面図、図10はその底面図である。図11 は図5におけるA−A線断面図、図12はその斜視図である。なお、右側外柵部 12Aは左側外柵部12Bと鏡面対称の構造になっている。
【0022】 上述したように、左側外柵部12Bは、その外周に亘って、装飾用の縁取り部 13が設けられている。縁取り部13は切削加工とその後の研磨処理によって形 成される。外周部に縁取り部13を設けた結果、正面及び裏面には平坦な凸部3 0,31が形成される。この平坦な凸部30,31上に装飾加工を施しても良い 。
【0023】 図13は背面外柵部20の正面図、図14はその裏面図、図15はその右側面 図、図16はその平面図である。背面外柵部20は、その外周に亘って、装飾用 の縁取り部21が同様に設けられている。縁取り部21は切削加工とその後の研 磨処理によって形成される。外周部に縁取り部21を設けた結果、正面及び裏面 には平坦な凸部40,41が形成される。この平坦な凸部30,31上に装飾加 工を施しても良い。
【0024】
【考案の効果】
本考案によれば、墓石を囲んで敷設された基礎上に設置される下石及び羽目石 に相当する石材部分を一枚の石材から成る外柵で構成するとともに、該外柵の外 周には装飾用の切削加工が施されてなる縁取り部を設けたので、外柵の高さが低 いものであっても豪華さを保ちながら低価格で販売することができる。しかも、 一枚の石材に切削加工、研磨処理を施せばよいので従来に比して製造工数を減ら し、低コスト化を図ることも可能となる。
【0025】 本考案によれば、この他、外柵の運搬、現場施工、切削加工、研磨処理が容易 になるととともに、外柵の設置の安定度が増す等の数々の効果を奏するものであ る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係る墓地用外柵が設けられ
た墓地の右側面図である。
【図2】本考案の実施形態に係る墓地用外柵が設けられ
た墓地の平面図である。
【図3】本考案の実施形態に係る墓地用外柵が設けられ
た墓地の背面図である。
【図4】本考案の実施形態に係る墓地用外柵が設けられ
た墓地の斜視図である。
【図5】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの正
面図である。
【図6】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの背
面図である。
【図7】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの右
側面図である。
【図8】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの左
側面図である。
【図9】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの平
面図である。
【図10】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの
底面図である。
【図11】図5におけるA−A線断面図である。
【図12】本考案の実施形態に係る左側外柵部12Bの
斜視図である。
【図13】本考案の実施形態に係る背面外柵部20の正
面図である。
【図14】本考案の実施形態に係る背面外柵部20の裏
面図である。
【図15】本考案の実施形態に係る背面外柵部20右側
面図である。
【図16】本考案の実施形態に係る背面外柵部20の平
面図である。
【図17】従来例に係る外柵を有する墓地の構造を示す
図である。
【符号の説明】
11 基礎 12A 右側外柵部 12B 左側外柵部 13 縁取り部 14A 右側前方柱 14B 左側前方柱 15A 右側後方柱 15B 左側後方柱 16 墓石 17 花立 18 五輪柱 19 墓誌板 20 背面外柵部 21 縁取り部 22 塔婆立て部 25 凹状の切り欠き部25

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 墓石の周囲に設置される墓地用外柵であ
    って、墓石を囲んで敷設された基礎上に設置される下石
    及び羽目石に相当する石材部分を一枚の石材から成る外
    柵で構成するとともに、該外柵の外周には装飾用の切削
    加工が施されてなる縁取り部を設けたことを特徴とする
    墓地用外柵。
  2. 【請求項2】 前記外柵は、前記基礎上に設置された前
    方柱と後方柱の間に接合されたことを特徴とする請求項
    1記載の墓地用外柵。
  3. 【請求項3】 墓石の周囲に設置される墓地用外柵であ
    って、墓石の四方を囲んで敷設された基礎上に設置され
    る右側下石及び右側羽目石、左側下石及び右側羽目石に
    相当する石材部分をそれぞれ一枚の石材から成る右側外
    柵部、左側外柵部で構成するとともに、該右側外柵部、
    左側外柵部の外周には装飾用の切削加工が施されてなる
    縁取り部を設けたことを特徴とする墓地用外柵。
  4. 【請求項4】 前記右側外柵部、左側外柵部は、前記基
    礎上に設置された右側前方柱と右側後方柱の間、左側前
    方柱と左側後方柱の間にそれぞれ接合されたことを特徴
    とする請求項3記載の墓地用外柵。
  5. 【請求項5】 前記基礎上であって、前記右側後方柱と
    左側後方柱との間に、一枚の石材から成る背面外柵部が
    設置されたことを特徴とする請求項4記載の墓地用外
    柵。
  6. 【請求項6】 前記背面外柵部の正面中央部の上方には
    凹状の切り欠き部が設けられ、該切り欠き部の両端部か
    ら一対の五輪柱が立設されるとともに、該一対の五輪柱
    の間の前記切り欠き部上に、塔婆立て部が設けられたこ
    とを特徴とする請求項5記載の墓地用外柵。
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