JP3084528U - 鋳造用モジュール - Google Patents

鋳造用モジュール

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特に中、小型の遠心鋳造機に使用されるモジ
ュールであり、繰り返し使用できると共に、操作も簡単
且つ迅速に行うことができる鋳造用モジュールを提供す
る。 【解決手段】 円盤状の円錐台(10)と、リング(2
0)とを有する鋳造用モジュールであり、円錐台(1
0)はその中央に上方へ向かって円錐状である位置決め
ブロック(11)が設けられると共に、位置決めブロッ
ク(11)の外側に少なくとも一つのリング状の位置決
め溝(12)が形成され、リング(20)は下方に行く
に連れて内径が小さくなる円錐状の筒体であると共に、
下端が円錐台(10)に載置される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、特に中、小型の遠心鋳造機専用モジュールであり、繰り返し使用で きると共に、操作も簡単且つ迅速に行うことができる鋳造用モジュールに関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
一般的に金属装飾品や歯形、芸術品などの製造は形状が特殊且つ複雑であるた め、中、小型遠心鋳造機に鋳造用モジュールを組合わせて使用する。また、鋳造 方式はロストワックス法を使用する。
【0003】 また、図8に示すように、従来の鋳造用モジュールは略円盤状の円錐台(50 )と、円筒状のリング(60)とを有し、円錐台(50)の中央には位置決めブ ロック(51)が設けられ、リング(60)のサイズは製造品によって決定する 。
【0004】 製造品をロストワックス法によって製造する場合、予め用意したワックス原型 (70)をワックス(52)により円錐台(50)の位置決めブロック(51) に取付け、リング(60)をワックス原型(70)の外側に設けて、リング(6 0)の底端を円錐台(50)に載置した後、粘着剤を含む埋没材(80)をリン グ(60)とワックス原型(70)との間に充填し凝固(自然乾燥)させる。次 に、リング(60)を円錐台(50)から外し、更に焼成によって埋没材(80 )を固化させた後、埋没材(80)をリング(60)から取出し、遠心鋳造にセ ットして製品作りの工程に入る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の小型鋳造用モジュールは主に小型部品を対称とした ロストワックス法用の製造工具であるが、使用中に破損し易いと共に、リング( 60)が円錐台(50)上で滑動してしまうという問題がある。何故なら、ワッ クス原型(70)の外側に設けられるリング(60)が円筒状であると共に、材 質がプラスチック又は鉄であるため、粘着剤を含む埋没材(80)をリング(6 0)とワックス原型(70)との間に充填し固化させせた後、埋没材(80)が リング(60)から外れなくなり、その後、異なる材質の埋没材(80)とリン グ(60)とが同時に加熱された場合、埋没材(80)とリング(60)との熱 膨張係数が異なるので、リングを破裂させてしまうと共に、型を変形させてしま う虞があるからである。そして、埋没材(80)がリング(60)から外れなく なると、リング(60)を破壊しなければならないので、繰り返して使用するこ とができなくなる。更に、鉄材質のリングを使用する時は、リングの内縁に石綿 紙を設ける必要があるが、石綿紙は人体に有害であると共に、環境汚染の原因に もなるので、実用性に優れていない。
【0006】 又、リング(60)はワックス原型(70)の外側に設けられるが、そのリン グ(60)は単にその底端が円錐台(50)に接触しているだけで、しっかりと 固定されていないので、埋没材(80)をリング(60)とワックス原型(70 )との間に充填する時、リング(60)が円錐台(50)上で滑動し易い。
【0007】 本考案は上記の課題を解決するものであり、円盤状の円錐台と、リングとを有 する鋳造用モジュールであり、円錐台はその中央に上方へ向かって円錐状である 位置決めブロックが設けられると共に、位置決めブロックの外側に少なくとも一 周の位置決め溝が形成され、リングは下方に行くに連れて内径が小さくなる円錐 状の筒体であり、下端が円錐台に載置されるので、リングの底端を円錐台にしっ かりと固定できると共に、リング内にワックス原型を固定して埋没材を固化させ た後、埋没材をリング内から取出し易い。従って、本考案の構成によれば、埋没 材の円錐台上での滑動などの問題を解決することができる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、 円盤状の円錐台(10)と、リング(20)とを有する鋳造用モジュールであ って、 円錐台(10)はその中央に上方へ向かって円錐状である位置決めブロック( 11)が設けられると共に、位置決めブロック(11)の外側に少なくとも一つ のリング状の位置決め溝(12)が形成され、 リング(20)は下方に行くに連れて内径が小さくなる円錐状の筒体であると 共に、下端が円錐台(10)に載置されることを特徴とする鋳造用モジュール、 を提供する。
【0009】 以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。
【0010】
【考案の実施の形態】
図1は本考案に係わる鋳造用モジュールの第一実施例の分解斜視図であり、図 2は本考案に係わる鋳造用モジュールの第一実施例の側面断面図であり、図3は 本考案に係わる鋳造用モジュールの第二実施例の側面断面図であり、図4は本考 案に係わる鋳造用モジュールの第三実施例の側面断面図であり、図5は本考案に 係わる鋳造用モジュールの第四実施例の側面断面図であり、図6は本考案に係わ る鋳造用モジュールの第五実施例の側面断面図であり、図7は本考案に係わる鋳 造用モジュールの第六実施例の側面断面図である。
【0011】 図1に示すように、本考案の鋳造用モジュールの第一実施例は、円盤状の円錐 台(10)と、リング(20)とを有する鋳造用モジュールであり、円錐台(1 0)はその中央に上方へ向かって円錐状である位置決めブロック(11)が設け られると共に、位置決めブロック(11)の外側に少なくとも一つのリング状の 位置決め溝(12)が形成され、リング(20)は下方に行くに連れて内径が小 さくなる円錐状の筒体であると共に、下端が円錐台(10)に載置される。それ により、ワックス原型(30)がリング(20)内に固定されると共に、埋没材 (40)がリング(20)とワックス原型(30)との間に充填され、その後、 自然乾燥を経て遠心鋳造機により焼成工程を行う。
【0012】 前記位置決めブロック(11)の上部中央にワックス原型を固定するための凹 部(111)が形成され、位置決めブロック(11)の外側に、共に同心である 少なくとも二つのリング状の位置決め溝(12)が形成され、それにより、サイ ズの異なるリング(20)の下端を載置するが、リング(20)の下端は図1及 び図3示すように円錐台(10)における位置決めブロック(11)の外側に載 置してもよく、或いは図4乃至図7に示すように位置決め溝(12)に係合して 固定させても良い。
【0013】 更に、前記リング(20)は図2、図5及び図6に示すような下方に行くに連 れて内径が小さくなる通常の円錐状筒体でもよいが、図3、図4及び図7に示す ような中段付近において急な角度で内側へ傾斜している形状であっても良い。ま た、図1に示すように、リング(20)の上部内壁或いは外壁には埋没材(40 )を充填する際の上限レベルを示す目盛線(21)が設けられる。
【0014】 図6及び図7に示すように、前記リング(20)のサイズが大きい場合は、円 錐台(10)の上面における外側の位置決め溝(12)と位置決めブロック(1 1)の外縁との間にパッキン(13)を設け、そのパッキン(13)の内縁に位 置決めブロック(11)と接触する傾斜縁(131)を設けることにより、埋没 材(40)の位置決め溝(12)内への浸入を防止できる。
【0015】 図2に示すように、本考案を使用する際はワックス(14)を円錐台(10) における位置決めブロック(11)の凹部(111)内に充填して、予め用意し たワックス原型(30)を固定し、次に、ワックス原型(30)のサイズによっ て適当なリング(20)を選択して、円錐台(10)の位置決めブロック(11 )をカバーするように円錐台(10)上に載置し、或いは位置決め溝(12)に 係合して固定させ、更に、粘着剤を含む埋没材(40)をリング(20)とワッ クス原型(30)との間に充填して硬化させる。この時、埋没材(40)はリン グ(20)における目盛線(21)まで充填する。次に、リング(20)を円錐 台(10)から取り外した後、焼成により埋没材(40)を固化させて、遠心鋳 造機により製品の製造工程に入る。
【0016】
【考案の効果】
本考案は上記の構造を有し、リングを円錐状に形成することにより、リングを 円錐台から取外し易くなるので、埋没材とリングとが同時に加熱されることはな く、勿論破裂の問題も発生しない。更に、位置決め溝によりリングをしっかりと 円錐台に固定できるので、埋没材の円錐台上での滑動などの問題を解決すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる鋳造用モジュールの第一実施例
の分解斜視図である。
【図2】本考案に係わる鋳造用モジュールの第一実施例
の側面断面図である。
【図3】本考案に係わる鋳造用モジュールの第二実施例
の側面断面図である。
【図4】本考案に係わる鋳造用モジュールの第三実施例
の側面断面図である。
【図5】本考案に係わる鋳造用モジュールの第四実施例
の側面断面図である。
【図6】本考案に係わる鋳造用モジュールの第五実施例
の側面断面図である。
【図7】本考案に係わる鋳造用モジュールの第六実施例
の側面断面図である。
【図8】従来の鋳造用モジュールの側面断面図である。
【符号の説明】
10 円錐台 11 位置決めブロック 12 位置決め溝 13 パッキン 131 傾斜縁 14 ワックス 20 リング 21 目盛線 30 ワックス原型 40 埋没材 50 円錐台 51 位置決めブロック 52 ワックス 60 リング 70 ワックス原型 80 埋没材

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円盤状の円錐台(10)と、リング(2
    0)とを有する鋳造用モジュールであって、 円錐台(10)はその中央に上方へ向かって円錐状であ
    る位置決めブロック(11)が設けられると共に、位置
    決めブロック(11)の外側に少なくとも一つのリング
    状の位置決め溝(12)が形成され、 リング(20)は下方に行くに連れて内径が小さくなる
    円錐状の筒体であると共に、下端が円錐台(10)に載
    置されることを特徴とする鋳造用モジュール。
  2. 【請求項2】 リング(20)はその周面の中段付近に
    おいて急な角度で内側へ傾斜している円錐状筒体である
    と共に、円錐台(10)における位置決めブロック(1
    1)の外側に、共にリング状且つ同心であり、リング
    (20)の下端を係合するための二重の位置決め溝(1
    2)が形成され、位置決めブロック(11)の上部中央
    に凹部(111)が形成されることを特徴とする請求項
    1に記載の鋳造用モジュール。
  3. 【請求項3】 リング(20)の上部内壁に目盛線(2
    1)が設けられ、円錐台(10)の上面における外側の
    位置決め溝(12)と位置決めブロック(11)の外縁
    との間にパッキン(13)が設けられ、そのパッキン
    (13)の内縁に位置決めブロック(11)と接触する
    傾斜縁(131)が設けられることを特徴とする請求項
    1に記載の鋳造用モジュール。
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