JP3084006B2 - 蒸発有機化合物センサ - Google Patents

蒸発有機化合物センサ

Info

Publication number
JP3084006B2
JP3084006B2 JP23320797A JP23320797A JP3084006B2 JP 3084006 B2 JP3084006 B2 JP 3084006B2 JP 23320797 A JP23320797 A JP 23320797A JP 23320797 A JP23320797 A JP 23320797A JP 3084006 B2 JP3084006 B2 JP 3084006B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sensor
conductive polymer
target
evaporant
conductivity
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP23320797A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH10123082A (ja
Inventor
フレデリック・ジー・ヤマギシ
トーマス・ビー・スタンフォード
カミーユ・アイ・バン・アスト
リロイ・ジェイ・ミラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DirecTV Group Inc
Original Assignee
DirecTV Group Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by DirecTV Group Inc filed Critical DirecTV Group Inc
Publication of JPH10123082A publication Critical patent/JPH10123082A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3084006B2 publication Critical patent/JP3084006B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/02Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance
    • G01N27/04Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance
    • G01N27/12Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating impedance by investigating resistance of a solid body in dependence upon absorption of a fluid; of a solid body in dependence upon reaction with a fluid, for detecting components in the fluid
    • G01N27/125Composition of the body, e.g. the composition of its sensitive layer
    • G01N27/126Composition of the body, e.g. the composition of its sensitive layer comprising organic polymers
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/31504Composite [nonstructural laminate]
    • Y10T428/3154Of fluorinated addition polymer from unsaturated monomers

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス相中の蒸発化
合物のセンサに関し、特に逃散放出物、乗り物の排出
物、他の応用物に含まれる対象蒸発有機化合物の存在を
検出する高感度センサに係わる。
【0002】
【従来の技術】産業源からのガス状放出物を低減するこ
とがより多く望まれ、かつそのような放出物が環境や健
康に脅威となることが提起されている。産業空気汚染放
出の殆どは、2つのタイプの会社、すなわち化学製造会
社および石油精製会社、によって発生される。これらの
タイプの産業からの放出物は、2つの基本的な形態;
(1)安定ガス放出物、(2)逃散放出物(例えばリー
ク)であり、後者が総放出物の約半分存在する。したが
って、これらの産業源からの総放出物の主要な削減は逃
散放出物の十分な減少を要求するべきである。
【0003】化学プランおよび石油精製の逃散放出物の
削減にとって莫大な可能性がある。両タイプのプラント
は、多数のバルブ、フランジ、付属部品により特徴づけ
られる処理装置を有し、各部材は逃散放出物の潜在源で
ある。典型的な装置は、約4,000バルブ、約4から
6倍の多くのフランジ、または約100.000〜30
0,000の潜在リーク源を有する。リーク箇所は、周
囲空気に500ppm以上のハイドロカーボンを持つ取
付部として典型的に規定されるが、いくつかの会社では
より少ないバルブを供する。
【0004】最近、探知器を持つ人が化学プラントのよ
うな装置を歩いてリークを定期的に点検している。手動
探知器は、典型的に空気試料がフレームイオン化検出部
品に達するように導かれる長いチューブである。バルブ
または付属部品での連続的問題がある場合、試料はガス
クロマトグラフィにより分析するために採取される。高
リーク(ここでは周囲雰囲気に50,000ppm以上
のハイドロカーボンを持つものとして規定される)は、
直ぐに識別し、24時間以内に修復する必要がある。
【0005】リーク検出の探知器の使用に伴う第1の問
題は、この方法が連続的かつ無休の検出に供し得ないこ
とである。いくつかの付属部品は、しばしば1年に1回
または2回検出される。付属部品がリークした場合、そ
のリークは次の検出期間まで続く。そのような交換され
ない付属部品は、検出されないリークを許容すれば、爆
発の危険が存在する。探知器の使用に伴う別の問題は、
シーリング近傍またはオフショアリング上のような採取
するためのいくつかのバルブに到達することが困難であ
ることである。人による探知器の使用に伴うさらに別の
問題は、データ管理;各取付部品は検出した時を記録す
る必要があることである。
【0006】ガス状放出物の蒸発化合物の検出が有効に
働く別の範囲は、乗り物の排気中のハイドロカーボン、
芳香物、ガス状無機酸化物のような汚染物の検出、軍事
操作中の化学兵器物質の監視を含む。これらの技術は、
逃散放出物の検出に用いられるそれら全てに向上された
感度を持つをするセンサを要求する。特に、対象蒸気が
空気で非常に希釈されている大気空気中で使用されるセ
ンサは、少なくとも100ppmおよびしばしばサブp
pmの感度が要求される。これに対し、そのようなセン
サはリークの源の近傍に配置されるか、もしくは蒸発濃
度の非常に高いようなセンサの領域に部分的に限られる
ので、逃散放出物のセンサは比較的低感度を有すること
ができる。したがって、乗り物の排気や化学兵器を含む
軍事操作のような適用における成分の検出はセンサの感
度によって規定されることができる。
【0007】逃散放出物を連続的に監視するために化学
プラントに容易かつ柔軟に供されるであろう安価なセン
サは、“溶媒蒸発検出用可逆的センサ”の名称で本出願
と同様な譲渡人により譲渡された米国特許第5,41
7,100号に開示されている。特に、この特許は絶縁
性基板の表面に配置された一対の電気的導電の互いにか
み合う電極と、前記互いにかみ合う電極に被覆され、
(1)約10−6〜1S/cmの範囲内の導電性を有す
る導電ポリマーと、(2)対象の溶媒蒸気に対して親和
性の絶縁ポリマーを備える複合被覆と、を具備する溶媒
蒸気検出用可逆性センサが開示されている。前記絶縁ポ
リマーは、複合被覆の主要成分であり、かつ対象溶蒸気
に対する引き付けとして供する。前記′100特許にお
ける絶縁ポリマーに対する導電ポリマーの比率は、約
1:1〜1:5である。ここに開示されたそのようなセ
ンサからの読み取りは、出来事の操作および検出される
リークの位置を通報するコンピュータによって監視、記
録されることが前記′100特許で企図している。
【0008】酸、アルコール、錯金属イオン、プロテイ
ン(例えばM.D.Imisidesらの“導電ポリマ
ーを基本とするマイクロセンサ”を参照)のような多様
な化合物の検出用センサの活性物質として導電ポリマー
が使用されていることが知られている。安定な導電ポリ
マーは、ポリピロール、ポリチオフェノン、ポリアニリ
ン(PANi)を含み、そのような物質は選択的な相互
作用によって特定の化合物を検出するよう合成される間
に特別の機能基の付加および/または適切な対イオンの
導入によって変更される。導電ポリマーセンサは、それ
らは小型、簡単、低価格および製作容易であるという理
由で有益である。
【0009】米国特許第5,417,100号明細書に
開示されているセンサは、対象溶媒蒸気の検出に効果的
であるものの、前記電極の被覆物質の複合性質は前記複
合被覆の導電ポリマーと絶縁ポリマーの均一な配分の達
成のようなセンサの製造における望ましくない複雑性を
加える。
【0010】導電ポリマーを用いる別の監視装置は、酸
の存在を表示することとして知られている。この装置
は、“非水媒体を含む水の存在で水および/または酸の
検出用装置および方法”の名称で本出願と同様な譲渡人
により譲渡された米国特許第5,331,287号明細
書に開示されている。特に、このセンサは、装置または
容器内の非水流の性質を監視用に特に適される水および
酸の監視用としてここに開示されている。前記センサ
は、絶縁基板、前記基板上に形成された互いにかみ合う
電極、およびその隣接するデジット間を橋渡しするよう
に互いにかみ合う電極全体に配置される導電ポリマーを
具備する。前記導電ポリマーは、酸によるプロトン化ま
たは水による水素化によって酸および/または水の量の
増大のもとでの量の測定において可逆的に導電性が増大
する。′287特許のセンサは、水および酸の監視に効
果的であるが、前記導電ポリマーは水および酸のような
前記ポリマーをプロトン化することが可能な化合物の監
視への適用に限られる。前記センサは、導電ポリマー中
でチャージバランスを変化する特別の対イオン適用し得
ない。
【0011】“燃料のアルコール量決定用電気的セン
サ”の名称で本出願と同様な譲渡人により譲渡された米
国特許第5,337,018号明細書は、ガソリンのア
ルコール量測定に有用なセンサが開示されている。前記
センサは、基板、前記基板上に配置された少なくとも2
つの電極、および導電ポリマー被覆を具備し、それによ
って前記電極を短絡している。前記導電ポリマーは、ア
ルコール濃度の作用で変化する抵抗を有する。この抵抗
は、前記導電ポリマーを酸化された状態に変換すること
により達成され、前記酸化された状態は余分な“ドーピ
ング”工程を持つよりむしろ電気技術的堆積中になされ
る。米国特許第5,331,287号明細書のセンサと
同様、′018特許はアルコールの場合のように毒別な
クラスの化合物の決定への適用に限られる。
【0012】“蒸発物質検出用装置”の名称の欧州特許
明細書596,973は、一対の電気的コンタクト間に
延出する半導体ポリマーを持つ前記コンタクトを具備し
たガス相の蒸発物質検出用装置を開示している。前記ポ
リマーのチャージバランスは、約4モノマーユニット当
たり1つの対イオンの割合の対イオンを用いて達成され
る。使用される典型的なポリマーは、ポリピロール、ポ
リ−N−メチルピロール、ポリ−3−メチルチオフェノ
ール、ポリアニリン、ポリ−5−カルボキシインドー
ル、ポリ−3−メチルーフェニルアミン、ポリビヂオフ
ェノン、ポリチオフェノン、ポリ−3−チオフェンアセ
ティク酸およびポリフランを含む。前記ポリマーの合成
に用いられる典型的な対イオンは、テトラフルオロボレ
ート、アルキルサルフォネート、ネテトラメチルアンモ
ニウムクロライド、クロレートおよびパークロレートで
ある。′973参照のセンサは、特別の“臭気”の指紋
を塗布するアレイの形態で使用される。特に′973参
照は異なるブランドのラガービール間と既に別々に貯蔵
されている同じビールの2つの試料間を識別する11セ
ンサのアレイの使用を教示している。しかしながら、こ
のドキメントはいくつかの他の蒸発有機化合物の検出;
いくつかの特別な蒸発有機化合物の検出;いくつかの蒸
発物質の検出のしきい値限界;またはいくつかの蒸発物
質に対するそれらセンサの感度における対イオンの影響
を開示することを欠落している。
【0013】したがって、空気で多大に希釈される多様
な特別の対象蒸発化合物の周囲環境でガス状放出物を監
視する方法に適合する活性要素としての導電ポリマーを
有する小型、低コスト、高感度のセンサを要求されてい
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明によれば、周囲
空気環境中の対象蒸発化合物の存在を検出する活性トラ
ンスデユーサとしての導電ポリマーを基本とするセンサ
が供される。前記導電ポリマーの導電性は、ある蒸発化
合物の存在で予報的かつ可逆的に変更される。
【0015】
【課題を解決するための手段】特に、前記センサは、 (a)主面を有する絶縁基板: (b)前記基板の主面に配置された一対の電気的導電電
極:および (c)前記電気的導電電極を被覆する導電ポリマーで、
前記導電ポリマーは適切なドーパントがドープされ、前
記ドーパントは前記導電ポリマーに前記導電ポリマーを
中性状態から電荷状態に変化するのに化学量論的に必要
とするそれの適度に過剰に存在し、必要な導電性を供す
るを具備する。
【0016】本発明のセンサは、約500ppm以下の
濃度で対象蒸発物質の存在を検出することができる。約
500ppm以下における対象蒸発物質の検出する方法
は、このセンサを適用することで供される。
【0017】前記発明の核心は、米国特許第5,41
7,100で供されるような複合フィルムに対抗され、
対イオンと同様な性質である特別のクラスの化学蒸発化
合物を引付けるために選択される対イオンでドープされ
た純粋導電ポリマーの使用である。前記センサの感度
は、過剰(化学量論量より多く)の共役対イオンの使用
によって予想外に増大される。前記化学量論量は前記導
電ポリマー上の全ての電荷を釣り合わせるのに必要な量
だけである。この発明のセンサは、これらセンサが周囲
環境中の約500ppm以下で存在される対象蒸発物を
検出できるように対象蒸発物に対して予想外の高度の感
度にできる。この発明のセンサを作る方法は、化学量論
過剰の対イオンで導電ポリマーにドーピングし、増大さ
れた感度を達成することを列挙することにを供される。
【0018】この発明のセンサデバイスは、周囲空気環
境中の対象蒸発化合物の検出に有益である。そのような
センサデバイスの使用による方法は、(a)センサによ
るその検出上に対象蒸発物質の存在を伝達することがで
きる機構に前記センサに接続する:および(b)対象蒸
発物質の存在に関連する濃度領域中の周囲空気に曝され
るように前記センサを位置させる、を備える。特別な適
用は、化学製造環境の付属部品からの逃散放出物の検
出;乗り物の排出中の確定した汚染物の検出;塗装のよ
うな化学手動操作近傍の確定した汚染物の検出を含む。
【0019】この発明のセンサは、独立的か、もしくは
アレイセンサの一部としてのいずれかに供されてもよい
ことを企図される。特に、監視システムはた他の干渉物
の存在でさえ、各蒸発物に対してサインを発生する適切
なデータマニュピレーションを通してアレイ中の複数の
センサの寄せ集めを含む。この手法において、操作中の
本センサの選択性を増大し、同時にそれら増大した感度
の利益を獲得する。
【0020】
【発明の実施の態様】本発明のセンサおよび方法は、極
性および非極性蒸発有機化合物、溶媒のような確定した
対象蒸発化合物の存在としての周囲空気を監視すること
による簡単な履行される手法を供する。特に、この発明
はジメチルホスフィン、ジメチルサルフォキサイド、メ
タノール、トリエチルフォスフェート、n−ブチルアセ
テート、およびメチルイソアミルケトンのような極性化
合物、およびベンゼン、トルエンおよびキシレンのよう
な非極性化合物に対応する。このセンサは、高い感度
で、かつ約500ppm以下の濃度の対象蒸発化合物の
存在するか、もしくは公式のセンサで一定の性能が与え
られる100ppm以下でさえも検出できる。
【0021】図1は、本発明のセンサ10の例を示す。
前記センサ10は、(1)絶縁基板12;(2)前記基
板表面上に配置された少なくとも2つの電極14a,1
4b;および(3)検出しようとする蒸発物に対して親
和を有する導電ポリマー16を備える。一つ目の電極1
4aは、分析電極と呼ばれ、一方二番目の電極14bは
参照電極と呼ばれる。前記導電ポリマー16は、前記電
極14a,14bを被覆する薄膜として存在する。図1
において、ポリマー被覆はこの例で互いにかみ合わされ
る下地電極を示すために破断されている。
【0022】適切な絶縁基板の例は、ガラスおよびセラ
ミックを含む。ついでながら、いくつかの一般的なシリ
カ系、りん酸系、ホウ素系、もしくは他の酸化物系のガ
ラスまたはそれらの混合物はこの発明の実施に供されて
もよい。さらに、アルミナ、マグネシア、カルシア、石
英等およびそれらの混合物のような任意の一般的な酸化
物セラミックは本発明の実施に供されてもよい。択一的
に、ハイドロカーボン蒸気に対する低親和性を有する絶
縁ポリマーは、本発明の実施に供されてもよい。そのよ
うな絶縁ポリマーの例は、ポリエチレンテレフタレー
ト、テフロンTMのようなフッ化ポリマー、ポリメチル
メタクリレートのようなアクリックス、ウイリミント
ン、デラウェアのデュポンから市販されているカプトン
TMのようなポリイミドを含む。
【0023】電気的導電電極14a,14bは、一般的
に導電金属または金属を備え、好ましくは前記センサの
他の部品または周囲雰囲気に存在する蒸発物と反応しな
い金属を備える。前記電極14b,14bに対して有効
に使用される金属の例は、金であり、この金はタングス
テン−チタン合金またはガラス基板12への金の良好な
接着を供するめために用いる合金上に形成される。他の
適切な導電物質は、チタン、パラジウムおよびカーボン
を含む。金にとってよく知られた接着層物質に供する接
着層は、前記電極14a,14bと共同して供されても
よい。好ましくは、前記電極14a,14bは本発明の
実施で金を備える。そのような接着層の厚さは、典型的
に10オングストロームオーダである。
【0024】前記電極14a,14bは、図1に示すよ
うに互いにかみ合た形態で配列されてもよいし、または
前記導電ポリマーが2つの電極を短絡さえすればいくつ
かの別の形態であってもよい。前記電極物質は、よく知
られた堆積技術、典型的なフォトリソグラフィー技術に
よって前記絶縁基板上に堆積され、かつそのような方法
は本発明の一部を形成しない。典型的に、金属層はブラ
ンケットディポジションおよびパターンである。
【0025】互いに絡み合う(例えばフィンガー対の
数、フィンガーの長さ、間隔、電極厚さ)のパラメータ
は、厳格ではない。例えば金の互いにかみ合う形態が5
0フィンガー対である場合、約5mm長さ、25μm
幅、60μm間隔、および約2μm厚さの各フィンガー
を持つ。
【0026】図1に示すように2つの互いにかみ合わさ
る電極14a,14bの使用は、分析領域18を供す
る。前記対象蒸発化合物が検出されるレベルで空気中に
存在する場合、周囲空気は前記導電ポリマー16と相互
作用し、その導電性を変化する。導電ポリマーの電気的
変調は、温度に敏感であり、より高温でのセンサの操作
にとって補正用手段を供することが望ましい。これを達
成するための一つの手法は、第3参照電極20を供する
ことである。この参照電極は、前記参照電極14bと互
いにかみ合っ参照領域22を供してもよい。前記導電ポ
リマー16でやはりおおわれている前記参照領域は、そ
の参照領域で前記電極14b,20と周囲空気の相互作
用を防ぐように不浸透性物質(図示せず)で更に被覆さ
れる。適切な不浸透性物質の例は、二酸化シリコン、窒
化シリコン、ポリメチルメタクリレートポリスチレンお
よびそれらから誘導される多層物を含む。両電極18,
22は、同じ温度に置かれるが、分析領域18のみが対
象蒸発化合物を含む混合物と反応する。
【0027】本発明の実施に適切に供される導電ポリマ
ーは、約10−6〜1S/cmの導電性を有する一つで
あることが望ましい。しかしながら、それは絶対的な導
電性ではなく、本発明の実施での重要さと同様、センサ
が異なる環境に置かれるので、導電性が変化する。導電
性のそのような変化は、電流の変化によって測定され、
その変化は約100nA〜約100mAの小さい範囲に
できる。導電性のそのような変化は、1%〜数オーダの
範囲にできる。小さな変化でさえ検出でき、それゆえ前
記導電ポリマーの導電性の変化は対象蒸発化合物の存在
と容易に相関する。 本発明の実施に適切に供される導
電性ポリマーの例は、ポリアニリン、ポリチオフェノ
ン、ポリピール、ポリ(p−フェニレンビニレン)、こ
れらの誘導体およびこれらの混合物を含む。本発明の実
施に適切に供される導電性ポリマーの誘導体の例は、芳
香族環に置換物を持つそれらである。これらの置換物
は、アルキル基(例えばC〜C18)およびアルコキ
シ基(例えばC〜C18)を含む。長鎖アルキルおよ
びアルコキシの有益さは、得られたポリマーより適切な
長い鎖になり、これはポリマーの薄膜の成形に役に立
つ。好ましくはポリアニリン、ポリチオフェノンおよび
これらの誘導体が本発明の実施に供されるが、ポリピロ
ールおよびいくつかのその誘導体は良好な導電ポリマー
としてやはり供する。
【0028】この発明の核心は、高感度蒸発有機化合物
を供するように設計される特別の形態の導電ポリマーの
使用である。一定のセンサフィルム形態は検出対象の蒸
発有機化合物に典型的に望まれる要求感度、すなわち約
500ppm以下の感度を供することができる。
【0029】前記導電ポリマーは、導電ポリマーと関連
する対イオンから誘導されるであろう対象蒸発物と親和
を持つ。前記導電ポリマー16は、典型的に適切な対イ
オンがドープされ、要求導電性を持つポリマーを供す
る。ただし、ドーピングしない場合、ポリマーは常に導
電性がなく、事実、絶縁物である。ポリアニリンの導電
形成の引付け物として働かせるために好適に供されるべ
き対イオンの例は、p−トルエンスルフォネート、銅フ
タロシアニンテトラスルフォネート、ポリスチレンスル
フォネート、カンファースルフォネート、ドデシルベン
ゼンスルフォネート、ブタンスルフォネート、オクタン
スルフォネート、ヘキサデカンスルフォネート、オクタ
デカンスルフォネートおよび硫酸水素塩を含む。ポリチ
オフェノン(およびその3−アルキル誘導体)の導電形
成に好適に供される対イオンの例は、FeCl であ
る。対イオンの混合物は、本発明の実施に供されてもよ
い。
【0030】トリエチルフォスフェートのような極性蒸
発有機化合物にとって、前記導電ポリマー中の対イオン
の適切な選択はそのような蒸発物の感度に対して厳格で
ある。前記対イオンは、米国特許第5,417,100
で述べた、または別の技術ようなポリマーの電気化学的
調製中にそのポリマーに導入される。供されるドーピン
グ手法において、対イオンの適切な選択は実質的に対象
蒸発物に対する高い感度を達成する。銅フタロシアニン
テトラサルフォネートまたはp−トルエンサルフォネー
トを含むポリアニリン導電ポリマーは、バイサルフェー
トまたはカムフォサルフォネートの形態を超える高めら
れた感度を示す。これらの物質は、対イオンおよび蒸発
物の間の特別の化学相互作用の理由から極性対象蒸発物
に対して親和を供し、それによってそのような極性蒸発
物へのそれらフィルムの感度を増大する。
【0031】トルエンのような非極性蒸発有機化合物に
とって、低レベル感度は対イオンの選択によって同様に
増大する。ドデシルベンゼンサルフォネート、オクタン
サルフォネート、ヘキサデカンサルフォネートのような
対イオンは、約500ppmまたはそれ以下の非極性蒸
発有機化合物の検出に適している。さらに、約100p
pm以下のオーダの感度を達成するために被覆されたセ
ンサ上の前記導電ポリマー安定状態で存在する必要があ
る。約100ppm以下の感度を達成するために、セン
サの調製において次の4つの工程は特別の技術を通して
制御する必要がある。
【0032】 1.前記基板表面は、“予備処理”されている; 2.前記ポリマーは、調製される; 3.前記ポリマーフィルムは、前記基板表面に成形され
る;および 4.前記センサフィルは、調製後に“後処理”される。
【0033】約100ppm以下の感度を達成するのに
必要な特別の工程は、以下に述べられる。各ファクタ
は、センサ性能に重要である程度は使用される導電ポリ
マー及び検出される対象蒸発物に依存し、かつ多様な組
み合わせ技術は与えられた検出化だに必要であるといえ
ば十分である。択一的に広い多様な検出エレメントはそ
れら手法のバリエーションを使用することによって調製
され、選択された対象蒸発物に対して異なる対応特性を
供する。そのような手順は、アレイ系蒸発物選択性およ
び識別に非常に適している。
【0034】ドデシルベンゼンサルフォネート、オクタ
ンサルフォネート、ヘキサデカンサルフォネートのよう
な対イオンと組み合わされたポリアニリンのような導電
ポリマーは、約500ppmまたはそれ以下の非極性蒸
発有機化合物を検出するのに適しているが、極性物質で
は異なる。これらの対イオンは、確かに対象蒸発物に対
する親和度を示す。しかしながら、活性剤硫酸から誘導
された対イオンはバイサルフォネート、カムフォサルフ
ォネートまたはトルエンサルフォネートのような他の対
イオンから調製され、というのは活性剤対イオンは同時
に導電ポリマーの溶解剤として作用するからである。こ
れら対イオンの効果は、より開放的で低い気密の形態で
ある導電ポリマーの構造を供し、より導電性のフィル
ム、特に重要なことは、対象有機蒸発物の存在に対して
より応答する導電性を持つ物質をもたらす。非極性蒸発
有機化合物の場合には、前記ポリマーが対象蒸発物の存
在に対して応答することによる機構は前記蒸発物との前
記ポリマーの相互作用よりむしろ増大されることにな
る。
【0035】センサ感度(例えば500ppm以下の濃
度で物質を検出する能力)の増大は、両方の結合および
未結合対イオンがフィルム被覆中に存在するように前記
導電ポリマーの調製において過剰の対イオンを供給する
ことによって達成されるかもしれない。特に、増大され
た感度はポリアニリン−ドデシルベンゼンサルフォネー
ト(DBSA)の評価で立証された。付加未結合対イオ
ンは、ポリアニリンポリマーの非捲回(de−coil
ing)の範囲および有機蒸発物に対するポリマーの応
答性増大するように働く。過剰のDBSAの一部が加え
られた導電ポリマー錯体が実質的にセンサ性能を増大さ
せることを以下の例で立証する。この比率は、“1対過
剰”して定義していかに用いられる。
【0036】ポリマーの電気化学的調製中に対イオンを
前記ポリマーに導入する一方、ドーピングプロセスは電
気化学的に調製されたポリマーを適切な酸化剤と反応す
ることによって完結してもよい。後者のプロセスは、そ
の後対イオンとして働くアニオンの一部または溶液中で
別のアニオンとなる対イオンに対する酸化剤の削減をも
たらすかもしれない。
【0037】必要な導電性を供するために化学量論的に
要求されるドーパント量は、ポリマー1モル当たり約
0.5モルである。少ないドーパントは、酸化されたモ
ノマー低い収率をもたらし、一方多いドーパントは次の
3つの効果の一つを有する。(1)反応が起こっている
間に除去される過剰のドーパン以外、効果がない。
(2)要望されるより粗悪なポリマーの達成(例えばオ
ーバードープ)。(3)分解の原因になる過酸化。一
度、前記導電ポリマーは必要な導電性に初期にドープさ
れ、前記対イオンは初期ポリマーを莫大な過剰に存在す
る望まれる新しい対イオンの溶液に曝すことによって簡
単なイオン電荷により変化されることができる。好まし
くは、0.1〜10部の共役対イオンから1部の複合さ
れた導電ポリマーの範囲にできる過剰対イオンを供する
ことによる利益を実現するために共役対イオンの1部が
露出される。
【0038】前記導電ポリマーは、絶縁状態、すなわち
前述したように対イオンでドープされない、で対象蒸発
物に対する親和性を有する。むしろ、確定したポリマー
はポリマーに付加されたアルキルまたはアルルコキシ置
換物、またはポリマー自身の化学的性質から誘導するこ
とで対象蒸発物に対する親和性を有する。しがって、一
定の“導電”と呼ばれるポリマーは実質的に対象蒸発物
のセンサとして供されると、同時に僅かな導電もしくは
“絶縁”を残存していることが期待される。
【0039】前記電極14a,14b上に前記導電ポリ
マー16を堆積する手法は、いくつかの従来の手段によ
り達成されればよい。しかしながら、前記電極上に前記
フィルムを成形することは実際の適用で不十分な接着を
もたらすことができるが、一定の型にとる条件のもとで
この方法は有効にできる。前記導電ポリマー薄膜16を
電気化学的に堆積することは、強固な接着を持つ均一な
薄膜をもたらす。この堆積方法の別の有益さは、得られ
たポリマーフィルムがその場で酸化され、それによって
導電物質が直接択られ、かつ余分なドーピング工程が削
除されるかもしれないことである。このような電気化学
的堆積は従来よく知られている。隣接する電極表面14
a,14bを平行して接続すること、溶液中で導電ポリ
マー16を成長することにより、電極間のギャップを橋
渡しする導電ポリマーの水平伝達を持つ。したがって、
前記導電ポリマー16は薄膜として前記電極14a,1
4bに亘って前記基板12上に堆積される。好ましく
は、電極領域は完全に被覆される。
【0040】前記ポリマー被覆16の厚さは、前記電極
14a,14b間のギャップを覆うに十分でなければな
らないが、亀裂のために厚くしない。25μmオーダで
被覆することは、この適用で好ましいと考えられるが、
厚さは前記ギャップサイズに依存して約0.1〜50μ
mで変化してもよい。
【0041】本発明は、導電ポリマー16としてポリア
ニリンを供することが好ましい。アルキル、アルコキシ
置換ポリアニリンのようなポリアニリン誘導体は、良好
に用いられ。図2に示すように暗緑色系または絶縁形態
のポリアニリンは、それからp−トルエンスルフォネー
ト酸によって導電形にプロトン化される。ポリアニリン
は、長鎖で高共役物質である。この繊維は、高表面領域
を持つスポンジに似ている微細物質を得るために一般に
高く互いに絡み合わされている。ポリアニリンを対象蒸
発化合物の存在を検出させるようにポリアニリンの高表
面領域を周囲空気に露出する。
【0042】さらに、ポリアニリンの熱安定性は良好で
ある。中性物質は、420℃以上の安定性を示し、ドー
プまたはプロトン化された物質は250℃以上の安定性
を示すことができるが、組み合されたアニオンの化学的
構造に依存するいくつかがある。
【0043】導電ポリマー中の導電源は、イオンではな
く、エレクトロンである。換言すれば、前記フィルを通
る電荷の移動は媒体に存在するイオン濃度を測定する従
来の電気化学デバイスに供されるようなイオンのマイグ
レーションによるのではなく、エレクトロンの移動によ
って有益に達成される。検出される蒸発物の存在からセ
ンサを取り除き、かつ非汚染雰囲気に置くことは吸収種
を放出することをなし、前記センサを初期導電性に復帰
することもたらす。したがって、本発明のセンサは与え
られた種の検出で一般に再復帰する。
【0044】一般的期間において、センサは秒または分
の状態で付与される種を検出するが、放出プロセスは吸
収される種の沸点および雰囲気温度のようないくつかの
要因の機能であるので、非汚染雰囲気に曝されることに
よってその初期導電性を復帰するためにセンサに要求さ
れる時間量は時間または日の期間が測定される。したが
って、知よ起動伝性に復帰するためにセンサに要求され
る時間はセンサの総循環時間に支配する。しかしなが
ら、本発明のセンサは非汚染環境空気に置かれた後、1
分間と素早くその初期導電性の部分復帰を証明する。以
下報告例は、本発明の時間関連形態を示す。
【0045】物質が100ppm以下、500ppmで
対抗しているとしの濃度で検出可能になるようにセンサ
感度をさらに向上するためにセンサを作る方法で一定の
他の工程はさらに過剰対イオンを供することがなされ
る。特に、これら工程は濃度と基板表面のエネルギー状
態と同様な導電ポリマーを回転塗布するために供される
有機溶液の分散特性に関連する。各々のファクタは、以
下に順次述べる。
【0046】回転塗布溶液の濃度に関し、ポリアニリン
−DBSAのようなポリマーフィルムは約10%以下の
濃度を有することを意味する希釈有機溶液から回転塗布
することによって調製される場合、非極性蒸発有機化合
物に対して十分に高められた応答性を供する。この手法
の紡糸は、ポリマー鎖の捲回が最小になるような手法で
センサ基板表面上にポリマーフィルムの迅速形成をもた
らす。このフィルム堆積技術は、開ポリマー形態を供
し、かつさらに蒸発有機化合物の低レベルで応答するフ
ィルム能力を向上する。
【0047】前記回転塗布溶液の分散特性に関し、その
ようフィルムが凝集されるポリマー物質無しで調製され
る溶液であることが重要であり、それによって調製され
たフィルムの捲回鎖形態を最小限にする。ポリマーフィ
ルムが形付けられる溶液は、調製されたフィルムに塊や
ポリマー鎖の導入を防ぎ、除去するために希釈し、かつ
超音波処理のような方法でフィルム堆積前に徹底的に処
理することが必要である。
【0048】さらに、導電フィルムが置かれる基板表面
は100ppm以下の感度を必要とする応答挙動をなす
ように適切に非活性である必要がある。ガラスおよび金
基板表面は、比較的高いエネルギー親水性表面であり、
そこに置かれる導電ポリマーの形態に影響する。親水性
状態で用いる場合、これらの表面は蒸発有機化合物に対
して低いポリマー応答を生じる傾向がある。そのような
表面が疎水性を増大するために適切に処理されれば、そ
れらは蒸発物応答特性を増大するのに適切になり、かつ
得られたポリマーフィルムは蒸発有機化合物を低レベル
で検出するための応答を適切になる。典型的なシランカ
ップリング剤を持つシラン化、ヘキサメチルジシラザ
ン、N−フェニルアミノプロピルトリメトキシラン、オ
クチルトリクロシラン、オクチルトリメトキシシラン、
オクタデシルトリクロロシラン、またはオクタデシルト
リメトキシシランのような表面処理は、前述したポリア
ニリン−DBSAのようなポリマーフィルムを適用する
前に、一般的な蒸発処理技術を用いることで清浄な基板
試料に適用される。応答性の200フォルド増加は、こ
の手法で基板表面に置かれたポリアニリン−DBSAフ
ィルムで観測されている。
【0049】本センサ10の感度を示すために、前記セ
ンサが440ppm(以下の例参照)と同様な濃度の周
囲空気中のキシレンの存在を検出できることを立証して
いる。EPAは、リークバルブからの逃散放出物が5.
6g/hrであり、リークフランジからのそれが0.8
3g/hrであることを評価する。時間当たり100μ
L(約0.065g)以上のリークは、オペレータに通
報するためのアラームを解除するように容易にプログラ
ムができる。これをなすために、センサは潜在リーク源
の周囲を覆うプラスチック(例えばMylarTM)の
内側に限定されることができる。小さい開口は、内部お
よび外部の圧力を同等に保つために供される。感度は、
覆われた空間の内部体積および外部環境に対する開口寸
法に依存する。
【0050】実際に、図3に描かれたようなセンサデバ
イスのアレイ24は特別の化合物を検出でき、全体で特
別の対象物質または“臭い”に対して応答(または“フ
ィンガプリント”)の特性パターンを供する独立したセ
ンサデバイス10を備える。フィンガプリント対象臭に
対するセンサデバイス10のアレイ24の使用は、よく
知られている(例えばM.D.Imisidesら、I
d.24頁参照)。そのようなアレイ24は、それらは
比較的多くの干渉の存在で対象蒸発物を効果的に監視す
るために供し得るという理由で有益である。
【0051】本発明センサは、図4に示す監視システム
26憎み込まれることを企図される。センサ10を囲む
周囲空気中の対象種の存在は、本発明のセンサの導電性
の変化を起こす。導電性の変化により生じる信号は、ア
ンメータ28に配線を通して出力することができ、次い
でコンピュータ30により読み取る。択一的に、センサ
からの電気信号は適切な検出器(例えばフォトダイオー
ド)(図示せず)または光ファイバ(図示せず)を通す
伝達によって検出できる光学パルスに変換でき、それか
らアンメータで電気信号に変換される。別の選択は、無
線周波数範囲でパルスに変換された前記センサの応答が
配線なしでスペースに伝達することである。これらのパ
ルスは、アンテナ(図示せず)によって捕らえられ、か
つ前記アンメータ28で電気信号に変換される。コンピ
ュータ30は、リーク、例えば一定時間と温度のような
他に属する変数に関連する、を規定するしきい値電流を
検出するためのアルゴリズムでプログラムされる。これ
のパラメータの相互関係は、“アラーム”が作動する時
点で決定される。前記アラームは、聞き取れる音(例え
ばベル、サイレン等)、フラッシュ光、これらの組み合
わせの形態にできる。
【0052】したがって、前記センサ10は独立して操
作することができるが、本発明のセンサはセンサのネッ
トワークを監視するコンピュータ30を備えるモニタシ
ステムの一部として同様に供することができる。センサ
操作の電力源は、限定されないが、電気供給用電線、ソ
ーラセル、電池操作のような知られたエネルギー源手段
を備えてよい。前記センサの作動用の必要電力は、セン
サ当たり約10nW〜10mWのオーダと非常に低い。
前記センサは、周囲温度で動作し、それゆえ本発明のセ
ンサの使用に関する爆発の発生の危険はない。
【0053】温度依存システムにおいて、2つの分析電
極14a,14b間および2つの参照電極14b,20
間の導電性で決定される。この測定は、従来の手段によ
って再びなされ、本発明の一部を形成するものではな
い。得られた信号は、それから対象蒸発化合物が採取さ
れた周囲空気に存在されているか、否かを正確に決定す
るための処理がなされる。
【0054】これらのセンサのコストは、非常に低くな
る。形の改良は、電極およびプラスチック裏地に印刷さ
れる導電ポリマーを許容することをもくろんでもよい。
前記センサは、包装材で留められるこができ、そのステ
ープルは電極リードとなる。次の例は、本発明のセンサ
の調製および性質を示すために供される。
【0055】
【実施例】ポリアニリンの薄膜は、ガラス面上の金組み
合わせ電極全体に堆積された。前記電極は、50フィン
ガ(finger)またはデジット(digit)対
で、各々5mm長さ、25μm幅、60μm間隔、2μ
m厚さからなる。前記金電極は、約25〜100オング
ストロームの厚さでスパッタ体積タングステン−チタン
合金の薄層全体にスパッタ堆積され、組み合わせ電極を
規定するためにフォトリソグラフィーに供された。前記
ポリアニリンは、ポールらのJ.Phys.Chem.
Vol.89,1441(1985)で述べられた硫
酸、硫化水素ナトリウムおよび清浄希釈アニリン(アニ
リニウム(anilinium)塩の溶液)を含む水溶
液を持つ原料をよく知られた電気化学方法によって調
製、堆積された。前記ポリアニリンは、カソードとして
組み合わせ電極を持つ2区画セル中で50mV/sec
の掃引速度で0〜900mV間のサイクル電圧計モード
でBAS−100B電気化学分析操作で電気化学的に調
製されることができる。全ての電圧は、プラチナメッシ
ュ対抗極を持つ標準飽和カルメロ電極で測定される。サ
イクル数は、所望の厚さおよび作られるフィルムの酸化
状態に依存して供される。電気化学的に調製されたフィ
ルムの厚さは反応条件およびそれらの条件下で堆積され
た層数によって制御される。前記フィルム構成に供され
る一般的な手法は、以下に詳細に述べる。
【0056】1.水で調製された25mL溶液は、 a.1.1M導電ポリマー(例えばアニリン) b.1.1Mの対イオン/電解液(例えば0.5MH
SO/0.6MNaHSO) を備える。
【0057】2.次のような電気高分子化: a.50mV/secで、0〜900mVで掃引、モノ
マー(例えばアニリン)のみを用いる4回の掃引; b.非イオン化水でのリンス; c.50mV/secで、0〜450mVで掃引、有機
対イオンまたはコポリマーの溶液を用いる1回の掃引; d.非イオン化水でのリンス センサに塗布されるポリアニリン被覆の厚さは、モノマ
ー溶液を異なる回数の掃引で調製されたセンサに対して
スタイラス法(デェクタックモデル3030表面操作測
定システム)によって測定される(図5参照)。
【0058】さらに、最終掃引のパラメータを適切に選
択することによって、作られたフィルムの酸化状態は十
分に還元、半酸化、完全酸化の何れかに確立される。図
5で表わされる例において、0−450mVの最終掃引
は形成されたフィルムに対して半酸化の酸化状態を確立
した。前記ポリアニリンは、それゆえ本発明の実施(同
一ユニットの酸化および還元状態の測定)で暗緑色系形
態に変換された。この手法で調製されたポリアニリン
は、電気化学的調製中に溶液に所定の対イオンでプロト
ン化またはドープされた。上の例において、ポリアニリ
ンは硫酸水素塩(例えばHSO)でドープすること
によって調製された。0.5MHSO/0.6MN
aHSOに対して1.1Mのトルエンスルフォニック
アッシドまたは銅フタロシアニンテトラスルフォネート
で置換することによって、これらの対イオンをドープす
ることを確立した。この手法で調製されたポリアニリン
は、互いにかみ合わさる電極全体の基板上に堆積され、
電極間に成長して隣接デジット間を完全に橋渡しする。
【0059】検出感度は、センサエレメントにリードを
接続し、電極間に約0.2Vのdc電圧を印加し、対象
蒸発物に曝されたセンサエレメントとして得られた電流
を監視することによってイニシャスクリーンをし、電流
は約0.2〜5.0mAであった。露出下の変化された
音響抵抗値は、それから電流変化で現れた。各調製され
たセンサエレメントは数mLの対象蒸発物を含む小さな
治具の頭部空間に室温で飽和蒸気に曝された。飽和室温
濃度レベルの典型的な表示極性および非極性蒸発物は、
下記表1に報告される。
【0060】
【表1】 スクリーニングは、択一的にある場合、室温でセンサエ
レメントを収納した600mL容器で組み立てられた密
閉安定システムでなされる。対象液体量の測定は、液体
が大量に蒸発された後シリンジを通して容器に導入され
る。2μLの液体量は、1,300(オクタン)pp
m)2.600(チオフェン)ppmの量がある。デー
タ(電気電流対時間)は、手動またはコンピュータによ
って集められ、その後分析された。
【0061】特別のテストステーションは、択一的に一
定の温度および一定の湿度で透過チューブを用いること
を供される。データは、データ論理適用(Labビュ
ー,ナショナルインストルメント)を用いるコンピュー
タによって集められる。スキャナーは、適切な間隔でテ
ストする間、各センサを個々にアドレスするために用い
られ、それによって各センサからのデータはもう一度集
められる。図6は、このテスト装置の詳細図である。
【0062】データの収集の次にセンサ応答(電流)対
時間がプロットされた。名義上識別されたセンサからの
生データを比べることが困難であることは明らかであ
る。しかしながら、正常なセンサ応答対適用量(濃度×
時間)をプロットすることは一般的に傾斜が最小感度
(FOM)を規定する直線ラインが得られ、多様なセン
サの比較に使用することができる。前記傾斜の絶対量
は、前記センサの応答時間に相関付けられ、特別の対象
蒸発物に対する前記センサの感度を示す。表2は、FO
Mに係わる多様な対イオンおよび厚さを持つ多様なポリ
アニリン系センサのランクを報告する。
【0063】
【表2】 ドデシルベンゼンスルホネートアシッドでドープされた
ポリアニリン(PANi−DBSA)、カンファースル
ホニックアッシツドででドープされたポリアニリン(P
ASi−CSA)で組み立てられたセンサエレメント
は、図7に示すように室温飽和対象蒸発物の数クラス、
特に芳香族炭化水素に対して感度を示した。PANi−
DBSA)PASi−CSAの試料は、を所定の対イオ
ンを過剰に含むクロロホルムまたはキシレン溶液の何れ
かであるユニアックス(ユニアックス会社、サンタバー
バラ、CA)によって提供される1%溶液から調製し
た。これらの溶液の調製は、所定の溶媒を含む所定の対
イオンの1%溶液にポリマー(1ステップ当たり約25
%の総量)を各添加間で2−3時間の超音波処理で添加
し、約8時間の最終超音波処理が続く工程が要求され
た。全てのセンサは、2,000rpm、20秒間でス
ピンコートされたフィルタ処理された溶液を用いてテス
トの前に直ぐに調製された。スピニング後に、試料はテ
スト前に約1時間真空デシケータに置かれた。
【0064】表3は、いくつかの導電被覆に対する相対
応答データを示し、かつ前に述べた考慮によって与えら
れた性能向上を立証する。過剰のDBSAを含有する前
記ポリアニリン−DBSAスピンコート試料は、他の対
イオン形態または調整方法に比べて飽和トルエン蒸発物
に対して十分に高い応答を与えた。
【0065】
【表3】 図8は、1部過剰のDBSAを含有するそのようなポリ
アニリン−DBSA試料について得られた応答曲線を示
す。特に、図8は、上記表3からの−0.021のデル
タ値を有するポリアニリン−DBSA試料の応答を表し
ている。
【0066】同様に、ジノニルナフタレンスルホン酸を
ドープしたモンサントの可溶性ポリアニリン(モンサン
ト社、セント・ルイス、MO)の試料から調製したセン
サー素子を試験した。この物質は、2:1キシレン/ブ
チルセロソルブ中約61%のポリマーを含有する溶液と
して該供給会社から提供される。この物質のセンサー試
料は、上に記載した通りに調製した。これは、室温で飽
和した蒸気に対する応答を示したが、これら試料につい
ての応答はジノニルナフタレンスルホン酸をドープした
ポリアニリンによって示された応答よりも有意に低いも
のであった。しかしながら、このモンサントの物質を、
他の試験上記にさらす前にエタノール(これに対してセ
ンサーは極度に敏感であった)にさらすと、感度は大い
に向上した。この「予備状態調整」は、フィルムの形態
を試験蒸気との相互作用を一層受けやすいものに再構成
することであるようである。これらの結果は、図9に示
されている。
【0067】図10は、種々の対イオンを有するポリア
ニリンフィルムについて、酢酸ブチル(BuOAc)、
メチルイソアミルケトン(MIAK)、オクタンおよび
キシレンの飽和蒸気濃度に対する相対的感度の比較を示
す。これらの結果は、DBSA対CSAおよびジノニル
ナフタレンスルホネート(モンサント社)対イオンにつ
いて実現された大幅に増大した応答を証明している。ま
た、図10には、アルコール溶媒で処理されたポリアニ
リンジノニルナフタレンスルホネートフィルム(すなわ
ち、EtOHドープと表示されている。ここで、EtO
Hはエタノールを意味する)も示されており、明らか
に、このフィルム試料内で同様のアンコイリング(un
coiling)現象がもたらされ、各試験蒸気に対し
て大幅に増大した感度を有する物質を生じさせている。
【0068】500ppm以下の試験蒸気に関するさら
なる研究により、匹敵する暴露時間でキシレン、トルエ
ン、MIAKおよびBuOAcについて−0.001以
上の応答値(デルタ)が立証されている。これらのデー
タは、100ppm以下(線状挙動を仮定して)から得
られたデルタが容易に検出し得るように、このセンサー
についてのこれら蒸気に対する十分な感度を指示してい
る。図11に示された応答曲線は、このような結果の代
表である。上に記載したように調製したPANi−DB
SA試料(1部過剰のDBSA)を用いて、キシレン濃
度440および560ppmに関し、1.0リットル/
分の流量および20%RHで試験を行った。これらの結
果は、約60分の440ppmキシレン暴露で−0.1
デルタ単位に渡る応答変化を示している。
【0069】当該アルキル基がヘキシル、オクチル、デ
シル、またはドデシルからなる立体規則性ポリ(3−ア
ルキルチオフェン−2,5−ジイル)(リーク・メタル
ズ(Rieke Metals)社、リンカーン、NE
から入手)の溶液からキャストまたは紡糸により調製さ
れたセンサー素子は、ヘキサン、トルエン、クロロホル
ム、メチレンクロライド、オクタン、ジエチルエーテル
およびアセトンに敏感であることが見い出された。これ
は、エタノール、メタノールおよび水に対して実質的に
不感性であった。一般に、センサーの応答変化は、約1
5%以下であったが、メチレンクロライドは、約20の
ファクターという高い応答変化をもたらした。
【0070】センサー基板表面は、その上にキャストさ
れたフィルムの応答性を向上させるために処理すること
ができる。蒸気のようにポリアニリン−DBSAフィル
ムを適用する前に、通常の蒸気処理技術を用いて、シレ
ート化剤(silatingagent)N−フェニル
アミノプロピルトリメトキシシランによる表面処理を行
って基板表面を清浄化した。こうして準備された基板表
面に設けたとき、ポリアニリン−DBSAについて飽和
トルエン蒸気に対する200倍もの応答性の増加が観察
された。
【0071】本発明のセンサーおよび方法は、石油精製
装置および化学品製造および処理プラントにおける取り
付け部品および弁における漏れの検出に、およびベヒク
ル排出物からのおよび遠隔地におけるレミディエーショ
ン(remediation)場からのガス状汚染物を
検出するために有用であると期待される。
【0072】以上、ガス相中の揮発性物質を可逆的に検
出するためのセンサーおよび方法、並びにそのようなセ
ンサーの製造および使用方法、さらにはそのようなセン
サーのアレーを用いた監視システムを開示した。自明の
性質の変更および修飾が本発明の精神を逸脱することな
く行えることが当業者には容易に明らかであろうし、そ
のような変更および修飾の全てが特許請求の範囲によっ
て規定される本発明の範囲に属するものとみなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の交差指型センサーの上面図。
【図2】本発明の実施において導電性ポリマーとして使
用される、p−トルエンスルホン酸塩として示された、
ポリアニリンの絶縁性エメラルジンベース形態および導
電性エメラルジン塩形態の化学構造を示す図。
【図3】本発明のセンサーをセンサーアレーの一部とし
て使用した例を概略的に示す図。
【図4】警報システムにおける本発明のセンサーを概略
的に示す図。
【図5】コーティング質量(グラムで)対コーティング
厚さ(μmで)の座標上に、異なる堆積掃引についてコ
ーティング厚さの関数としてコーティング質量をプロッ
トした図。
【図6】実施例を行う再に使用した典型的な試験装置の
概略図。
【図7】センサー電流(アンペアで)対時間(分で)の
座標上に、本発明の装置の一態様を用いて、種々の試験
蒸気すなわちオクタン、キシレン、酢酸ブチルおよびメ
チルイソアミルケトンに応答した時間の関数として電流
をプロットした図。
【図8】基準化(normalized)応答対時間
(分で)の座標上に、トルエンに対するポリアニリン−
ドデシルベンゼンスルホネートセンサーについて得られ
た応答曲線を示す図。
【図9】センサー電流(アンペアで)対時間(分で)の
座標上に、モンサントの可溶性ポリアニリンを用いたセ
ンサーを採用して、オクタン、キシレン、酢酸ブチル、
メチルイソアミルケトンを含む種々の試験蒸気に応答し
た、およびポリエチレングリコールおよびメタノールの
溶液中における浸漬に応答した時間の関数として電流を
プロットした図。
【図10】種々の組成のセンサーコーティングについ
て、酢酸ブチル、メチルイソアミルケトン、オクタン、
およびキシレンに対する相対応答を示す棒グラフ。
【図11】基準化応答対時間(分で)の座標上に、本発
明の実施において、当該センサーの導電性ポリマーコー
ティングが過剰のドデシルベンゼンスルホネートを含有
するポリアニリン−ドデシルベンゼンスルホネートセン
サーについてトルエンに対して得られた応答曲線を示す
図。
【符号の説明】
10…センサ、 12…絶縁基板、 14a,14b…電気導電電極、 16…導電ポリマー。
フロントページの続き (72)発明者 トーマス・ビー・スタンフォード アメリカ合衆国、カリフォルニア州 93035、オックスナード、エフ102、サウ ス・ビクトリア・アベニュー 1460 (72)発明者 カミーユ・アイ・バン・アスト アメリカ合衆国、カリフォルニア州 91320、ニューベリー・パーク、サン・ マルコス・コート 3798 (72)発明者 リロイ・ジェイ・ミラー アメリカ合衆国、カリフォルニア州 91304、ウエスト・ヒルズ、ヒラリー・ ドライブ 8313 (56)参考文献 特開 平5−296960(JP,A) 特開 平3−89156(JP,A) 特開 昭63−215960(JP,A) 特開 昭60−201244(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 27/12

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)主面を有する絶縁基板(12); (b)前記基板の主面に配置された一対の電気的導電電
    極(14a,14b);および (c)前記電気的導電電極(14a,14b)を被覆す
    る導電ポリマー(16)で、前記導電ポリマー(16)
    は適切なドーパントがドープされ、前記ドーパントは前
    記導電ポリマー(16)に必要な導電性を供するために
    前記導電ポリマー(16)を中性状態から電荷状態に変
    化するのに化学量論的に必要とする適度に過剰に存在す
    る; を具備するガス相中の対象蒸発物質の可逆的検出用セン
    サ(10)であり、 前記センサ(10)は、約500ppm以下の濃度の前
    記対象蒸発物質の存在を検出することができ、かつ 前記
    絶縁基板(12)は、その基板(12)表面の疎水性を
    高める表面処理手段によって非活性である。
  2. 【請求項2】 前記絶縁基板は、ガラス、セラミック、
    絶縁ポリマーから選ばれる物質を備える請求項1のセン
    サ(10)。
  3. 【請求項3】 前記電気的導電電極(14a,14b)
    は、金、プラチナ、パラジウム、およびカーボンからな
    る群から選ばれる物質を備える請求項1のセンサ(1
    0)。
  4. 【請求項4】 前記導電ポリマー(16)は、ポリアニ
    リン、ポリチオフェン、ポリピロール、ポリ(p−フェ
    ニレンビニレン)、これらの誘導体およびこれらの混合
    物からなる群から選ばれ、かつ前記ドーパントはp−ト
    ルエンスルフォネート、銅フタロシアニンテトラスルフ
    ォネート、ポリスチレンスルフォネート、カンファース
    ルフォネート、ドデシルベンゼンスルフォネート、ブタ
    ンスルフォネート、オクタンスルフォネート、ヘキサデ
    カンスルサルフォネート、オクタデカンスルフォネート
    および硫酸水素塩からなる群から選ばれる請求項1のセ
    ンサ(10)。
  5. 【請求項5】 前記センサ(10)は、約100ppm
    以下の濃度で前記蒸発物質の存在を検出することができ
    る請求項1のセンサ(10)。
  6. 【請求項6】 前記適度な過剰は、必要な導電性を供す
    るために前記導電ポリマー(16)を中性状態から電荷
    状態に変化するのに化学量論的に必要とするそれを約1
    %超える請求項1のセンサ(10)。
  7. 【請求項7】 (a)前記主面を有する前記絶縁基板
    (12)を供する工程;(a)’前記基板(12)表面の疎水性を高める表面処
    理手段によって前記絶縁基板(12)を非活性にする工
    程; (b)前記一対の電気的導電電極(14a,14b)を
    前記絶縁基板(12)の主面に配置する工程; (c)前記導電ポリマー(16)に過剰の前記ドーパン
    トをドーピングすることによって前記電気的導電電極
    (14a,14b)上の配置用導電ポリマー(16)を
    調製する工程で、前記ドーパントは前記導電ポリマー
    (16)に必要な導電性を供するために前記導電ポリマ
    ー(16)を中性状態から電荷状態に変化するのに化学
    量論的に必要とする適度に過剰に存在する;および (d)前記ドープ導電ポリマー(16)で前記電気的導
    電電極(14a,14b)を被覆する工程; を具備する請求項1のセンサ(10)の製造方法であ
    り、 前記センサ(10)は、約500ppm以下の濃度の前
    記対象蒸発物質の存在を検出することができる。
  8. 【請求項8】 (a)請求項1のセンサ(10)を供す
    る工程; (b)前記センサ(10)を周囲空気に曝して前記導電
    性の関数である信号を発生する工程;および (c)前記導電ポリマー(16)の前記導電性を監視す
    る工程;を具備する周囲空気の対象蒸発物質の検出方法
    であり、 前記方法は500ppm以下の濃度の前記対象蒸発物質
    の検出をもたらす。
  9. 【請求項9】 主面を有する絶縁基板(12);前記基
    板の主面に配置された一対の電気的導電電極(14a,
    14b);および前記電気的導電電極(14a,14
    b)を覆う被覆(16)とを備えたセンサで、前記被覆
    (16)は適切なドーパントでドープされた少なくとも
    1つの導電ポリマーから実質的になり、必要な導電性お
    よび対象蒸発物質に対して親和性を有し、 (a)前記センサ(10)を前記センサ(10)によっ
    て検出される前記対象蒸発物質の存在を伝達できる機構
    に接続する工程;および(b)前記センサ(10)が前
    記対象蒸発物質の存在に関連する濃度領域の周囲空気に
    曝されるように前記センサ(10)を位置させる工程を
    具備するガス相の対象蒸発物質の可逆検出用センサを用
    いる方法。
  10. 【請求項10】 前記ドーパントは、前記導電ポリマー
    に必要な導電性を供するために前記導電ポリマーを中性
    状態から電荷状態に変化するのに化学量論的に必要とす
    る適度に過剰に存在し、前記センサ(10)は約500
    ppm以下の濃度の前記対象蒸発物質の存在を検出する
    ことができる請求項9の方法。
  11. 【請求項11】 (a)ガス相中の対象蒸発物質を可逆
    的に検出するための請求項1の少なくとも1つのセンサ
    (10)で、前記少なくとも1つのセンサ(10)は前
    記周囲空気に露出されるように位置される; (b)各々の前記少なくとも1つのセンサ(10)の導
    電性を測定するための導電検出器で、前記導電検出器は
    導電性が予め決められたレベルに達した時点を示すこと
    ができる; (c)前記予め決められたレベルに達した時点の表示を
    供するためのアラーム;および (d)前記少なくとも1つのセンサと前記アラームから
    前記導電検出器とを相互接続するための相互接続器を具
    備する周囲空気の対象蒸発物質量の監視用監視システ
    ム。
JP23320797A 1996-07-25 1997-07-25 蒸発有機化合物センサ Expired - Fee Related JP3084006B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US685997 1996-07-25
US08/685,997 US5756879A (en) 1996-07-25 1996-07-25 Volatile organic compound sensors

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10123082A JPH10123082A (ja) 1998-05-15
JP3084006B2 true JP3084006B2 (ja) 2000-09-04

Family

ID=24754493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23320797A Expired - Fee Related JP3084006B2 (ja) 1996-07-25 1997-07-25 蒸発有機化合物センサ

Country Status (4)

Country Link
US (1) US5756879A (ja)
EP (1) EP0821228A1 (ja)
JP (1) JP3084006B2 (ja)
CA (1) CA2211135C (ja)

Families Citing this family (85)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170318B1 (en) * 1995-03-27 2001-01-09 California Institute Of Technology Methods of use for sensor based fluid detection devices
US5571401A (en) * 1995-03-27 1996-11-05 California Institute Of Technology Sensor arrays for detecting analytes in fluids
US5945069A (en) * 1996-03-21 1999-08-31 California Institute Of Technology Gas sensor test chip
US6709635B1 (en) * 1996-03-21 2004-03-23 California Institute Of Technology Gas sensor test chip
US5869007A (en) * 1996-08-22 1999-02-09 Gumbs Associates, Inc. Conducting polymer based acid/base sensors
US6672129B1 (en) 1997-10-22 2004-01-06 Microfab Technologies, Inc. Method for calibrating a sensor for measuring concentration of odors
US6390453B1 (en) 1997-10-22 2002-05-21 Microfab Technologies, Inc. Method and apparatus for delivery of fragrances and vapors to the nose
IT1304534B1 (it) * 1998-03-26 2001-03-19 Rossi Danilo De Procedimento per l'ottenimento di film di polimeri elettroconduttoriattraverso trattamento con agenti droganti da polimeri neutri e
JP4163383B2 (ja) * 1998-04-14 2008-10-08 カリフォルニア・インスティテュート・オブ・テクノロジー 検体活性を判定するための方法とシステム
JP2002526769A (ja) * 1998-10-02 2002-08-20 カリフォルニア インスティチュート オブ テクノロジー 導電性有機センサー、アレイおよび使用方法
AU4164700A (en) * 1998-12-28 2000-07-31 Raytheon Company Sensor for detecting small concentrations of a target matter
US6338715B1 (en) 1999-03-31 2002-01-15 Microfab Technologies, Inc. Digital olfactometer and method for testing olfactory thresholds
US6455319B1 (en) * 1999-05-10 2002-09-24 California Institute Of Technology Use of spatiotemporal response behavior in sensor arrays to detect analytes in fluids
US6631333B1 (en) * 1999-05-10 2003-10-07 California Institute Of Technology Methods for remote characterization of an odor
US7122152B2 (en) * 1999-05-10 2006-10-17 University Of Florida Spatiotemporal and geometric optimization of sensor arrays for detecting analytes fluids
CA2375532A1 (en) * 1999-06-23 2000-12-28 Cornell Research Foundation, Inc. Dehydration/rehydration of marked liposomes on a test device
US6890715B1 (en) 1999-08-18 2005-05-10 The California Institute Of Technology Sensors of conducting and insulating composites
US6897070B2 (en) * 1999-09-01 2005-05-24 Micron Technology, Inc. Detection of gas phase materials
EP1085320A1 (en) * 1999-09-13 2001-03-21 Interuniversitair Micro-Elektronica Centrum Vzw A device for detecting an analyte in a sample based on organic materials
EP1085319B1 (en) * 1999-09-13 2005-06-01 Interuniversitair Micro-Elektronica Centrum Vzw A device for detecting an analyte in a sample based on organic materials
US6237397B1 (en) * 1999-10-06 2001-05-29 Iowa State University Research Foundation, Inc. Chemical sensor and coating for same
US6534319B1 (en) * 1999-10-06 2003-03-18 Fisher Controls International, Inc. Chemical sensor and coating for same
GB9924633D0 (en) * 1999-10-18 1999-12-22 Univ Bristol Sensors
US6576460B1 (en) * 1999-10-28 2003-06-10 Cornell Research Foundation, Inc. Filtration-detection device and method of use
US20050037374A1 (en) * 1999-11-08 2005-02-17 Melker Richard J. Combined nanotechnology and sensor technologies for simultaneous diagnosis and treatment
JP4773019B2 (ja) * 1999-11-08 2011-09-14 ユニバーシティ オブ フロリダ リサーチ ファンデーション インコーポレーティッド 薬物の服薬遵守を監視するためのマーカー検出の方法および器具
US7527821B2 (en) * 2000-05-02 2009-05-05 Smiths Detection Inc. Sensor fabricating method
DE10031976C2 (de) * 2000-06-30 2003-11-27 Daimler Chrysler Ag Hochtemperaturstoffsensor
US6479297B1 (en) 2000-08-31 2002-11-12 Micron Technology, Inc. Sensor devices, methods and systems for detecting gas phase materials
US7008524B2 (en) * 2000-10-03 2006-03-07 Hrl Laboratories, Llc Sensors with variable response behavior
US6730212B1 (en) 2000-10-03 2004-05-04 Hrl Laboratories, Llc Sensor for chemical and biological materials
US6981947B2 (en) 2002-01-22 2006-01-03 University Of Florida Research Foundation, Inc. Method and apparatus for monitoring respiratory gases during anesthesia
US20050054942A1 (en) 2002-01-22 2005-03-10 Melker Richard J. System and method for therapeutic drug monitoring
US7104963B2 (en) 2002-01-22 2006-09-12 University Of Florida Research Foundation, Inc. Method and apparatus for monitoring intravenous (IV) drug concentration using exhaled breath
KR101226790B1 (ko) * 2001-02-21 2013-01-28 엠프레사 브라질레이라 데 페스퀴사 아그로페쿠아리아-엠브라파 총괄적 선별성에 의한 혼합물 분석 센서 및 그를 이용한 센서 시스템
US7052854B2 (en) * 2001-05-23 2006-05-30 University Of Florida Research Foundation, Inc. Application of nanotechnology and sensor technologies for ex-vivo diagnostics
WO2002095398A1 (en) * 2001-05-24 2002-11-28 University Of Florida Method and apparatus for detecting environmental smoke exposure
US6863833B1 (en) * 2001-06-29 2005-03-08 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Microfabricated apertures for supporting bilayer lipid membranes
US6642720B2 (en) * 2001-07-25 2003-11-04 General Electric Company Wireless sensor assembly for circumferential monitoring of gas stream properties
US6866819B1 (en) * 2001-11-13 2005-03-15 Raytheon Company Sensor for detecting small concentrations of a target matter
US20070167853A1 (en) * 2002-01-22 2007-07-19 Melker Richard J System and method for monitoring health using exhaled breath
CA2485942A1 (en) 2002-05-31 2003-12-11 Cornell Research Foundation, Inc. Universal biosensor and methods of use
US6994777B2 (en) * 2002-09-04 2006-02-07 Lynntech, Inc. Chemical sensors utilizing conducting polymer compositions
US20060160134A1 (en) * 2002-10-21 2006-07-20 Melker Richard J Novel application of biosensors for diagnosis and treatment of disease
US20040092004A1 (en) * 2002-11-07 2004-05-13 Hrl Laboratories, Llc Sensor for detection of enzyme and enzyme detection method for aerosolized bacteria in the enviromnment
US20050150778A1 (en) * 2002-11-18 2005-07-14 Lewis Nathan S. Use of basic polymers in carbon black composite vapor detectors to obtain enhanced sensitivity and classification performance for volatile fatty acids
EP1610681B1 (en) 2003-01-23 2011-10-05 University of Florida Research Foundation, Incorporated Method and apparatus for monitoring intravenous (iv) drug concentration using exhaled breath
EP1616175A2 (fr) * 2003-04-23 2006-01-18 Renault s.a.s. Dispositif et procede de mesure d'une concentration de polluant dans des effluents gazeux
NZ526815A (en) * 2003-07-03 2005-09-30 Agres Ltd A method of and means for detecting the presence of a biosecurity threat in a confined environment
US7226530B2 (en) * 2003-12-11 2007-06-05 The Aerospace Corporation Conducting polymer nanofiber sensors
US20050191757A1 (en) * 2004-01-20 2005-09-01 Melker Richard J. Method and apparatus for detecting humans and human remains
EP1566623B1 (en) * 2004-02-06 2013-12-18 C.R.F. Società Consortile per Azioni Device for measuring the quantity of solid particles in a gas medium
US20060062734A1 (en) * 2004-09-20 2006-03-23 Melker Richard J Methods and systems for preventing diversion of prescription drugs
US20060220006A1 (en) * 2005-04-01 2006-10-05 Yong Chen Molecular-doped transistor and sensor
US20060257883A1 (en) * 2005-05-10 2006-11-16 Bjoraker David G Detection and measurement of hematological parameters characterizing cellular blood components
US20070089501A1 (en) * 2005-09-30 2007-04-26 Endicott Dennis L Method for monitoring exhaust gas condensates
JP5098197B2 (ja) * 2006-03-27 2012-12-12 株式会社デンソー 蓄電素子モジュール
US20070272083A1 (en) * 2006-03-30 2007-11-29 Ross Hoge Filter saturation control system
TWI317134B (en) * 2006-05-22 2009-11-11 Compal Electronics Inc Gas sensor unit and method of forming the same
US7914460B2 (en) * 2006-08-15 2011-03-29 University Of Florida Research Foundation, Inc. Condensate glucose analyzer
US20100059375A1 (en) * 2006-11-08 2010-03-11 Weiller Bruce H Metal salt hydrogen sulfide sensor
JP2008268170A (ja) * 2007-03-22 2008-11-06 Shinshu Univ センサー
CN102083354B (zh) * 2008-05-01 2014-02-26 斯波瑞申有限公司 直接肺传感器系统和设备
US20100005858A1 (en) * 2008-07-14 2010-01-14 Shabnam Virji Polyaniline Nanofiber-Metal Salt Composite Materials for Arsine Detection
US8279063B2 (en) * 2008-11-12 2012-10-02 Xhale, Inc. Personnel location and monitoring system and method for enclosed facilities
CA2816909A1 (en) * 2010-11-15 2012-05-24 The Government Of The United State Of America, As Represented By The Sec Retary Of The Navy Perforated contact electrode on vertical nanowire array
EP2469275B1 (en) * 2010-12-24 2015-12-23 Honeywell Romania S.R.L. Cantilevered carbon dioxide sensor
US9459233B2 (en) * 2012-06-25 2016-10-04 Steris Corporation Amperometric gas sensor
WO2014142785A1 (en) 2013-03-11 2014-09-18 Empire Technology Development Llc Detection of volatile chemicals using an rfid sensing system
US10788437B2 (en) 2014-03-25 2020-09-29 The Procter & Gamble Company Apparatus for sensing environmental changes
US20150276643A1 (en) * 2014-03-25 2015-10-01 The Procter & Gamble Company Apparatus for Sensing Environmental Chemistry Changes
US10794850B2 (en) 2014-03-25 2020-10-06 The Procter & Gamble Company Apparatus for sensing environmental pH changes
US10782261B2 (en) 2014-03-25 2020-09-22 The Procter & Gamble Company Apparatus for sensing environmental humidity changes
US10788439B2 (en) 2014-03-25 2020-09-29 The Procter & Gamble Company Apparatus for sensing environmental moisture changes
US10914644B2 (en) 2014-03-25 2021-02-09 The Procter & Gamble Company Apparatus for sensing material strain
WO2017085796A1 (ja) * 2015-11-17 2017-05-26 株式会社アロマビット 匂いセンサおよび匂い測定システム
US10551338B2 (en) 2016-09-29 2020-02-04 General Electric Company Systems and methods for sensing compounds in an environment
US11408846B2 (en) 2016-10-31 2022-08-09 University Of Utah Research Foundation Laterally actuated amplified capacitive vapor sensor
CN106908488B (zh) * 2017-05-11 2023-08-22 中国农业科学院农业信息研究所 水稻褐飞虱虫害监测方法和装置
US10889848B2 (en) 2017-07-14 2021-01-12 American Sterilizer Company Process for determining viability of test microorganisms of biological indicator and sterilization detection device for determining same
US10876144B2 (en) 2017-07-14 2020-12-29 American Sterilizer Company Process for determining viability of test microorganisms of biological indicator and sterilization detection device for determining same
US10900062B2 (en) 2017-07-14 2021-01-26 American Sterilizer Company Process for determining viability of test microorganisms of biological indicator and sterilization detection device for determining same
US10948467B2 (en) * 2018-05-17 2021-03-16 East China University Of Science And Technology Online centralized monitoring and analysis method for multi-point malodorous gases using electronic nose instrument
WO2020144677A1 (en) * 2019-01-07 2020-07-16 Nanoscent Ltd. System and method for determining location of a source of volatile compounds
CN112630292A (zh) * 2020-12-15 2021-04-09 天津中环领先材料技术有限公司 一种氧化膜硅基产品磷含量的测试方法

Family Cites Families (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4019367A (en) * 1975-09-11 1977-04-26 Crs Industries, Inc. Linearized odor transducer
JPS5766347A (en) * 1980-10-09 1982-04-22 Hitachi Ltd Detector for mixture gas
US5407699A (en) * 1984-06-08 1995-04-18 The B. F. Goodrich Company Electrically conductive pyrrole polymers
US4721601A (en) * 1984-11-23 1988-01-26 Massachusetts Institute Of Technology Molecule-based microelectronic devices
GB2169608B (en) * 1984-12-28 1988-02-24 Hoechst Gosei Kk Process for producting electrically conductive composite polymer article
JPS61200996A (ja) * 1985-03-04 1986-09-05 Agency Of Ind Science & Technol 有機導電体結晶の製造方法
US4674320A (en) * 1985-09-30 1987-06-23 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Chemoresistive gas sensor
GB2192459B (en) * 1986-07-07 1990-12-19 English Electric Valve Co Ltd Hydrogen sulphide sensor
GB8702390D0 (en) * 1987-02-03 1987-03-11 Warwick University Of Identifying/measuring odorants
JP2542643B2 (ja) * 1987-10-31 1996-10-09 株式会社東芝 センサの製造方法
US5208301A (en) * 1988-05-13 1993-05-04 Ohio State University Research Foundation Sulfonated polyaniline compositions, ammonium salts thereof, process for their preparation and uses thereof
US5234566A (en) * 1988-08-18 1993-08-10 Australian Membrane And Biotechnology Research Institute Ltd. Sensitivity and selectivity of ion channel biosensor membranes
US5018380A (en) * 1989-02-06 1991-05-28 Allied-Signal Inc. Dielectric sensors
US5491097A (en) * 1989-06-15 1996-02-13 Biocircuits Corporation Analyte detection with multilayered bioelectronic conductivity sensors
JP2829416B2 (ja) * 1989-07-28 1998-11-25 株式会社クラベ 感ガス素子
US5624605A (en) * 1991-06-12 1997-04-29 Uniax Corporation Processible forms of electrically conductive polyaniline
GB9116360D0 (en) * 1991-07-29 1991-09-11 Neotronics Ltd Device for sensing volatile materials
JPH07503263A (ja) * 1992-02-04 1995-04-06 ネステ オイ 着色された導電性ポリアニリン配合物
US5331287A (en) * 1992-07-31 1994-07-19 Hughes Aircraft Company Device and method for sensing water and/or acid in the presence of water in non-aqueous media
US5337018A (en) * 1992-11-13 1994-08-09 Hughes Aircraft Company Electronic sensor for determining alcohol content of fuels
GB2274336B (en) * 1993-01-13 1997-04-30 British Gas Plc Gas sensors
US5417100A (en) * 1993-03-10 1995-05-23 Hughes Aircraft Company Reversible sensor for detecting solvent vapors
US5372785A (en) * 1993-09-01 1994-12-13 International Business Machines Corporation Solid-state multi-stage gas detector
GB9410411D0 (en) * 1994-05-23 1994-07-13 Aromascan Plc Sensor
US5520852A (en) * 1994-06-08 1996-05-28 Neste Oy Processible electrically conducting polyaniline compositions
FI98960C (fi) * 1994-10-21 1997-09-10 Vaisala Oy Menetelmä ei-polaaristen kaasujen, kuten hiilidioksidin pitoisuuden mittaamiseksi polymeeripohjaisella anturilla sekä anturirakenne

Also Published As

Publication number Publication date
US5756879A (en) 1998-05-26
CA2211135A1 (en) 1998-01-25
JPH10123082A (ja) 1998-05-15
CA2211135C (en) 2001-11-27
EP0821228A1 (en) 1998-01-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3084006B2 (ja) 蒸発有機化合物センサ
US5417100A (en) Reversible sensor for detecting solvent vapors
US10809215B2 (en) Molecularly imprinted polymer sensors
US8394330B1 (en) Conductive organic sensors, arrays and methods of use
AU660982B2 (en) Sensors based on nano-structured composite films
EP0529668B1 (en) Chemical sensor for carbon monoxide detection
Conn et al. A Polyaniline‐Based Selective Hydrogen Sensor
WO2002029378A2 (en) Sensor for chemical and biological materials
US7801687B1 (en) Chemical sensors using coated or doped carbon nanotube networks
JPH06265503A (ja) 燃料中のアルコール含有量のための電子センサ
JPH07504753A (ja) ガスセンサー
US5607573A (en) Method for detecting fugitive emissions
US20120184041A1 (en) Apparatus and Method for Detecting and/or Quantifying Compounds of Interest Present in Gaseous Form or Dissolved In A Solvent
Harandizadeh et al. Block Copolymer‐Derived Recessed Nanodisk‐Array Electrodes as Platforms for Folding‐Based Electrochemical DNA Sensors
Mazerie et al. A General Approach Based on Sampled‐Current Voltammetry for Minimizing Electrode Fouling in Electroanalytical Detection
JP2006234819A (ja) 気体状物質を検出する電気機器
JP3726447B2 (ja) ガスセンサ
US20070141683A1 (en) Selective electrode for benzene and benzenoid compounds
US6796166B1 (en) All polymer humidity sensor based on laser carbonized polyimide substrate
JPH08261969A (ja) 一時的放出物センサ
Shrivas et al. Electronic nose: A toxic gas sensor by polyaniline thin film conducting polymer
CN112432977B (zh) 一种有机场效应晶体管气体传感器及其制备方法
Pfeifer et al. Viologen Polymer‐Coated Impedance Sensors for Midrange Humidity Levels and Other Volatile Organic Compounds
Ghita et al. Microelectronic manufacturing of a microsensor based on polyaniline for ammonia gas sensing
Petrov et al. Investigation of gassensitive characteristics of sensors based on SiO 2 SnO x-CNT films

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees