JP3083872U - 作業用カート - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 作業具を運搬することが容易であ
り、さらにその作業具を用いた作業を迅速にかつ容易に
行うことができ、作業終了後においてもその作業具の収
納が容易である作業用カートを提供すること。 【解決手段】 荷台部、該荷台部の周縁部に立接
する取っ手部、及び前記荷台部に取り付けられた車輪を
備えたカート部と、前記荷台部の上方に設けられた作業
部材とを有することを特徴とする作業用カート。
り、さらにその作業具を用いた作業を迅速にかつ容易に
行うことができ、作業終了後においてもその作業具の収
納が容易である作業用カートを提供すること。 【解決手段】 荷台部、該荷台部の周縁部に立接
する取っ手部、及び前記荷台部に取り付けられた車輪を
備えたカート部と、前記荷台部の上方に設けられた作業
部材とを有することを特徴とする作業用カート。
Description
【0001】
この考案は、作業用カートに関し、さらに詳しくは、カート部と作業部材とが 一体化し、作業、作業用具の持ち運び及び後片付けが容易な作業用カートに関す る。
【0002】
例えばセールス販売などにおいて、セールス用具が大きい場合には、セールス 用具を運搬する労力が多大になる。このような場合、セールス用具をカートに載 せて運搬すれば肉体的負担が軽減される。
【0003】 しかし従来の通常のカートは、物を運搬することしかできないので、カートで セールス用具を運搬しても、運搬先でセールス用具をカートからおろし、セール ス販売を行った後、再びセールス用具をカートに載せて運搬する必要があった。 したがってこのカートを使用しても、依然としてセールス用具の運搬に要する労 力は大きかった。
【0004】 カート部に所定の用具を取り付けたカートが考案されている。例えば、実開昭 61−161068号公報に開示されたショッピングカートは、通常のショッピ ングバッグの他に収納ボックスを備えている。
【0005】 しかしこのカートでは、物の運搬及び収納しかすることができないので、前述 のようなセールス用具の運搬における労力を軽減することはできない。
【0006】 この他、展示販売用の支持枠を備えた運搬兼店頭展示販売用カートが実開昭5 7−12357号公報に開示されている。
【0007】 しかしこのカートでは、運搬及び展示販売は行うことができるが、展示販売用 の用具を展示販売用の支持枠に装着した状態でカートを移動させると、振動によ ってこれらの用具がカートから落下するおそれがある。このためこのカートを使 用して展示販売用の用具を運搬するときには、これらの用具をバッグ等に収納し てカートで運搬し、運搬先でこのバッグ等をカートからおろし、バッグから前記 用具を取り出し、前記支持枠に取り付けるという操作が必要になる。したがって このカートによっても、セールス用具において示した前述の運搬における労力を 軽減することはできない。またこのカートには、支持枠の存在により、荷物の搭 載が制限されるという欠点がある。
【0008】 このように従来、荷物を運搬することができ、さらにその荷物を用いた作業を 迅速にかつ容易に行うことができ、作業終了後においても収納が容易であるよう なカートは存在したかった。
【0009】
この考案は、従来のカートが有する前記欠点を解消することを目的とする。す なわちこの考案は、作業具を運搬することが容易であり、さらにその作業具を用 いた作業を迅速にかつ容易に行うことができ、作業終了後においてもその作業具 の収納が容易である作業用カートを提供することである。
【0010】
前記目的を達成するためのこの考案は、荷台部、該荷台部の周縁部に立接する 取っ手部、及び前記荷台部に取り付けられた車輪を備えたカート部と、前記荷台 部の上方に設けられた作業部材とを有することを特徴とする作業用カートである 。
【0011】 この考案の好適な態様として、前記作業部材は、作業台であり、 前記作業台は、前記取っ手部に設けられた方向調整手段により前記取っ手部に 沿う状態及び前記取っ手部に対して立った状態にセットさせることができる作業 板を有し、 前記作業台は、その使用時には地面に接地して前記作業板を支持し、その不使 用時には前記作業板の下面に沿う方向に延在させて収納することのできる支持脚 を有する。
【0012】 前記考案の好適な他の態様として、前記作業部材は、作業用カバンであり、 前記作業用カバンは、前記取っ手部に設けられた方向調整手段により前記取っ 手部に沿う状態及び前記取っ手部に対して立った状態にセットさせることができ るカバン部を有し、 前記作業用カバンは、その使用時には地面に接地して前記カバン部を支持し、 その不使用時には前記カバン部の下面に沿う方向に延在させて収納することので きる支持脚を有する。
【0013】 前記考案の好適な他の態様として、前記作業部材は、引き出しを有する作業用 収納ボックスである。
【0014】 また前記作業用カートの好適な態様において、前記取っ手部は、折り曲げ節を 有し、その折り曲げ節から上の部分が折り曲げ自在であり、 前記車輪は、2個であり、前記荷台部は、地面に当接可能な停止部を有し、 前記車輪は、4個である。
【0015】
この考案に係る作業用カートの一具体例である作業用カート1の斜視図を図1 に示す。
【0016】 作業用カート1は、カート部2及び作業台3を有する。
【0017】 カート部2は、移動運搬機能及び作業台3を保持する機能を有する。カート部 2は、荷台部4、取っ手部5及び車輪6を有する。
【0018】 荷台部4は、荷物を載置する機能及び作業用カート1を停止させるときに作業 用カートが動かないようにする機能を有する。荷台部4は、載置部7及び停止部 8を有する。載置部7は、荷物を載置する部分である。
【0019】 載置部7は、平面長方形の平板状部材であって、所定の荷物を載置するのに充 分な載置スペースを有する。停止部8は、載置部7の一辺部から下方に向けてテ ーパ状に設けられた平面長方形の平板状部材である。停止部8は、作業用カート 1を停止させたときに、載置部8が設けられた一辺部と向かい合う辺部が地面に 当接することにより、作業用カート1の移動を規制し、作業用カート1を停止さ せることができる。
【0020】 載置部7には、停止部8が設けられた一辺部と向かい合う辺部側の底面の、載 置部7の両側辺に沿う位置に車輪6が2個取り付けられている。
【0021】 取っ手部5は、載置部7における停止部8が設けられた一辺部と向かい合う辺 部に立接されている。取っ手部5は、作業用カート1の移動時に手を掛けて押し たり引いたりする部分である。また取っ手部5は、作業台3を保持する機能を有 する。
【0022】 取っ手部5は、枠管9、固定板10及び支持アーム13を有する。図5に作業 用カート1の背面図を示す。枠管9は、コ字状であり、その両端を載置部4の周 縁部に設置させて載置部4に装着されている。固定板10は、枠管9における管 が並行する部分間を渡らせて枠管9に設けられた長尺の板体である。枠管9は、 作業用カート1の移動時に手を掛ける部分であり、固定板5は、作業台3を保持 する部分である。
【0023】 作業部材である作業台3は、カート部2の取っ手部5に取り付けられている。 作業台3は、作業板11及び支持脚12を有する。
【0024】 作業板11は、平面形状が長方形の板体である。作業板11は、方向調整手段 である蝶番14によってカート部2の固定板10に取り付けられており、蝶番1 4の支軸を中心に回転可能である。したがって作業板11は、取っ手部5に沿う 方向にセットされた状態及び水平方向にセットされた状態のいずれをもとること ができる。図2に、作業板11が水平方向にセットされた状態における作業用カ ート1の左側面図を示し、図3に、作業板11が取っ手部5に沿う方向にセット された状態における作業用カート1の左側面図を示す。
【0025】 作業板11は、図3に示すように、下方に倒されたときに、その先端部が載置 部4に当たらない程度の長さを有する。また作業板11は、下方に倒されたとき に、その先端部が載置部4に当たらないような位置に設けられている。
【0026】 作業板11は、水平方向に構えたときに上向けになる面に係止具15を有する 。係止具15は、作業時に必要な物を係止するために使用する。係止具15は、 L字状の部材であり、その一端部を作業板11に埋め込んだ状態で作業板11に 設けられている。係止具15は、作業板11の両側辺部に2個ずつ、取っ手部5 から遠い方の辺部に2個設けられている。
【0027】 なおこの考案に係る作業用カートにおいては、係止具の形状は、上記機能を有 する限りL字状以外の形状であってもよく、例えば図13に示した係止具22及 び図14に示した係止具23ように、曲線状に湾曲した形状であってもよい。前 記係止具は、所望の個数を、所望の位置に設けることができる。
【0028】 支持アーム13は、支点16において折り曲げ自在であるが、180°開いた 状態でそれ以上開かないように固定することが可能な部材である。支持アーム1 3は、図2に示すように、その一端部を枠管5の側面に、他端部を作業板11の 側面に取り付けられている。支持アーム13は、作業板11が前述したように取 っ手部5に沿う方向及び水平方向の回転運動が可能になる向きに装着され、また 180°に開いた状態で作業板が実質的に水平になるような長さに設計され、そ うになるような位置に取り付けられている。支持アーム13は、枠管5及び作業 板11の両側面に取り付けられている。
【0029】 したがって作業板11は、作業時においては図2に示したように実質的に水平 の状態を維持することができ、不使用時には図3の示したように支持アーム13 を折り曲げることにより作業板11を取っ手部5に沿わせた状態に保持すること ができる。
【0030】 支持脚12は、作業板11の、取っ手部5側の辺部とは反対側の辺部における 両側辺側に設けられている。支持脚12は、作業板11を水平方向に維持した状 態で、その先端が地面に当接する。支持脚12は、このようにして水平方向に維 持した作業板11を支持する部材である。
【0031】 支持脚12は、作業板11側に設けられた第一脚17と、地面側に設けられた 第二脚18と、第二脚18の先端に設けられたキャップ19とを有する。第一脚 17及び第二脚18は管体である。第二脚18は、第一脚17内に収納させるこ とができ、また第二脚18を第一脚17から引き出したときには、第二脚18の 第一脚17側端部と第一脚17の第二脚18側端部とが嵌着して、支持脚12に 要求される長さを保持することができる。
【0032】 支持脚12は、固定具20により作業板11の下面に取り付けられ、固定具2 0の回転軸21を中心軸として回転可能である。ただし支持脚12は、固定具2 0の直下方向から、取っ手部5側とは反対側方向への動きは、固定具20により 規制されている。
【0033】 したがって支持脚12は、作業台3の使用時には図2に示したように伸長し、 地面に当接した状態で使用されるが、作業台3の不使用時には図4に示したよう に、第二脚18が第一脚17内に収納され、作業板11の下面に沿わせた状態に される。さらに、図3の示したように支持アーム13を折り曲げることにより作 業板11を取っ手部5に沿わせた状態に保持することができる。
【0034】 作業用カート1は以下のように作用する。
【0035】 運搬移動時には、作業用カート1は、図3に示したように支持アーム13を折 り曲げて作業板11を取っ手部5に沿わせた状態にして使用する。載置部7上に 作業用の荷物を置き、作業用カート1の設置部8を少し浮かせた状態にして、作 業用カート1を押すか又は引いて目的場所まで移動する。
【0036】 この状態では載置部7の上方には作業板が存在しないので、荷物を載置する充 分な空間が確保される。したがって作業用カート1は、作業板11がない場合と 同様に載置部7上に荷物を置いて、荷物を運搬することがことができる。
【0037】 目的場所に到着したら、荷物を載置部7から降ろし、図2に示したように作業 板11を引き上げ、支持脚12を作業板11に対して立たせた状態にし、第一脚 17から引き出して、キャップ19を地面に設地させる。この状態で作業台3を 利用して作業を行うことができる。
【0038】 この状態で作業板11は、支持アーム13及び支持客13によって支えられて いるので、作業板11上に重い用具等を置くことができ、また安定感があり、作 業がしやすい。作業板11は、係止具15を有するので、必要な用具等を係止具 15に係止することにより作業板11に固定することができる。
【0039】 作業終了後、図4に示したように第二脚18を第一脚17内に収納し、支持脚1 2を作業板11の下面に沿わせた状態にし、さらに図3に示したように支持アー ム13を折り曲げることにより作業板11を取っ手部5に沿わせた状態にする。 荷物を再び載置部7上に置き、作業用カート1を押すか又は引いて移動する。
【0040】 図6に、この考案に係る作業用カートの他の態様である作業用カート31の斜 視図を示した。作業用カート31は、作業用カート1における作業台3の代わり に作業用カバン32を使用した作業用カートであり、作業用カバン32以外の部 分は作業用カート1と同様である。
【0041】 作業部材である作業用カバン32は、カバン部50及び支持脚12を有する。 カバン部50は、収容物を収容することのできる空間を有する直方体状の筐体に 取っ手を取り付けて成る構造を有し、本体部33、蓋部34、把持部35及び引 き上げ取っ手36から構成されている。
【0042】 本体部33は、蓋部34と組み合わされることにより、カバン部50の筐体部 分を形成する、蓋部34よりも大きな深みを有する箱型の部材である。
【0043】 蓋部34は、蝶番(図示せず)により本体部33に開閉可能に設けられ、閉じ られた状態で、蓋部34とともに、カバン部50の筐体部分を形成し、また収容 物を収容することのできる密封空間をカバン部50の内部に形成する。
【0044】 カバン部50は、作業用カート1における作業板11と同様に、その底面にお いて方向調整手段である蝶番(図示せず)により取っ手部37に取り付けられて いる。したがってカバン部50は、前記蝶番の支軸を中心に回転させて動かすこ とが可能であり、図6に示したように取っ手部37に沿わせた状態にすることも できるし、図7に示したように水平にセットすることもできる。カバン部50は 、水平方向にセットしたときに、蓋部34が上方向に開くような向きに、また取 っ手部37に沿う方向に開くような向きに固定板10に取り付けられている。
【0045】 引き上げ取っ手36は、カバン部50を水平方向にセットするとき及びカバン 部50を取っ手部37に沿わせた状態にするときに使用する取っ手であり、蓋部 34の上面における取っ手部37から遠い方の辺部に設けられている。引き上げ 取っ手36は、前記機能を発揮することができれば、例えば金属製又は合成樹脂 製の一定形状を有する部材であってもよく、例えば縄により形成された一定形状 を有しない部材であってもよい。
【0046】 作業用カート31は、次のように作用する。
【0047】 運搬移動時には、作業用カート31は、図6に示したように支持アーム13を 折り曲げてカバン部50の底面を取っ手部37に沿わせた状態にして使用する。 作業用カート31を押すか又は引いて目的場所まで移動する。このときの作用効 果は作業用カート1の場合と同様である。
【0048】 目的場所に到着したら、図7に示したように、引き上げ取っ手36を持ってカ バン部50を引き上げ、支持脚12を作業板11に対して立たせた状態にし、第 二脚18を第一脚17から引き出して、キャップ19を地面に設地させる。図8 に示したようにカバン部50の蓋部34を開ける。この状態でカバン部50を利 用して作業を行うことができる。本体部33だけでなく、蓋部34も使用して作 業をすることができる。
【0049】 作業用カート31においては、カバン部50の中に作業に必要な物を収納して おけば、別途荷物を作業用カートで運ぶ必要がない。またカバン部50を開けた ときの状態で作業をすることができるように作業用具用をカバン部50内に予め セットしておけば、蓋部34を開けて直ちに作業を開始することができる。
【0050】 例えば作業用カート31をセールス販売及び展示販売に使用する場合は、目的 場所に到着後、客を待たせることなくすぐに説明及び販売を行うことができる。 作業用カート31をバーベキューセットに使用する場合は、目的場所に到着後、 すぐに調理を開始することができる。
【0051】 作業終了後、蓋部34を閉じ、図6に示したようにカバン部50の底面を取っ て部5に沿わせた状態に戻す。作業用カート31を押すか又は引いて移動する。
【0052】 したがって作業用カート31では、作業終了後も用具の片付けが容易であり、 時間の無駄なく移動することができる。例えばセールス販売及び展示販売におい て一日に複箇所をまわる必要があるときに、作業用カート31によれば、一箇所 に要する時間及び移動時間を短縮することができ、効率良く仕事をこなすことが できる。
【0053】 図9に、この考案に係る作業用カートの他の態様である作業用カート41の斜 視図を示した。作業用カート41は、作業用カート1におけるカート部2に作業 用収納ボックス42を装着することにより形成される作業用カートである。
【0054】 作業部材である作業用収納ボックス42は、直方体であり、複数の引き出し4 3及び引き出し43を収容する筐体44を有する。引き出し43は、取っ手部5 から載置部7が延びる方向に引き出されるように設けられている。引き出し43 は、作業用カート41の移動時に振動等により筐体44から抜き出されることの ないように、筐体44に係止されている。
【0055】 作業用カート41は、次のように作用する。
【0056】 所定の引き出し43に所定の用具を収容し、必要により作業用収納ボックス4 2の上に荷物を置いて、作業用カート41を押すか又は引いて目的場所まで移動 する。
【0057】 目的場所に到着したら、図10に示したように引き出し43を筐体44から引 き出し、所定の用具等を取り出して作業を行う。例えばセールス販売の場合には 、セールス用の商品等の説明及び販売を行う。作業用カート41においては、作 業用収納ボックス42の上面を使用して作業を行うことも可能である。
【0058】 作業が終了したら、用具等を所定の引き出し43に戻して、引き出し43を筐 体44内に押し込み、作業用カート41を押すか又は引いて移動する。
【0059】 作業用カート43においては、複数の引き出し43を有するので、用具等を混 乱することなく収容することができ、作業を効率良く行うことができる。また常 に所定の引き出し43に所定の用具等を収容することが可能であるので、同様の 作業を繰り返し行う場合でも円滑に作業をすることができる。
【0060】 作業用カート1、作業用カート31及び作業用カート41に対しては、様々な 変更を加えることが可能である。
【0061】 例えば図9に示した作業用カート41における枠管49の上部を、取っ手部4 7から載置部4が延びる方向とは反対側に折り曲げて形成される折曲枠管45を 用いることができる。図11に折曲枠管45を有する作業用カート51を示した 。枠管45を使用すると、作業用カートの移動時に作業用カートを押したり引い たりする操作が容易になる。このような折曲枠管は、作業部材として前記作業台 及び作業用カバンを備えた作業用カートに使用することもできる。
【0062】 また図12に示す折曲枠管48ように、取っ手部における枠管に折り曲げ節4 6を設けて、その折り曲げ節46から上の部分を折り曲げ自在とすることもでき る。このようにすれば、適宜角度を変えることができるので、さらに操作がしや すくなる。
【0063】 前記枠管は、図17及び図18に示したように、上部枠管56と下部枠管57 とから形成させ、上部枠管56の下部管部58を下部枠管57内に収容すること ができるようにして、枠管の高さを適宜調整することができるようにすることも できる。このようにすると、移動時には上部枠管56を図17に示したように引 き上げて、上部枠管56に手を掛けて作業用カートを移動させることができ、移 動しないときには図17に示したように上部枠管56の下部管部58を下部枠管 57内に収容させて、上部枠管56が邪魔にならないようにすることができる。
【0064】 この考案に係る作業用カートにおける載置部及び停止部は、載置部7及び停止 部8のような平板状部材である必要なく、載置部7及び停止部8における説明で 示した機能を有していれば、他の形状であってもよい。そのような形状を有する 載置部及び停止部としては、例えば図15に示した載置部52及び停止部53の ように、1本のパイプを折り曲げることによって載置部及び停止部を形成された 部材を挙げることができる。このようにすると、作業用カートを軽量化すること ができる。
【0065】 また図16に示すように、載置部54及び停止部55をそれぞれ別のパイプ部 材で作成し、載置部54に対して任意の角度に調整することができるように停止 部55を載置部54に取り付けることもできる。このようにすると、停止部55 が不用のときには図16に示した矢印の方向に停止部55を移動させて、停止部 55が操作の邪魔になるのを防止することができ、一方停止部55が必要なとき には図16に示した矢印とは反対方向に停止部55を移動させて、停止部55を 使用することができるので、作業用カートの操作性が向上する。
【0066】 さらに載置部及び停止部の他の態様として、例えば、載置部を板状体で形成し て、停止部をパイプで形成してもよく、載置部をパイプで形成して、停止部を板 状体で形成してもよい。
【0067】 作業用カート1の作業板11に、作業用カート31に設けた引き上げ取っ手3 6と同様の引き上げ取っ手を設けることも可能である。
【0068】 前記作業用カートは車輪を2個有しているが、この考案に係る作業用カートは 、車輪は2個に制限されることはない。例えば図11に示したように、荷台部に 停止部を設けることなく、車輪を4個設けることもできる。このようにすれば作 業用カートは常に車輪によって接地しているので、作業用カートの移動が容易に なる。
【0069】 作業用カート1及び作業用カート31においては、支持脚12を2本有してい るが、この考案に係る作業用カートは、支持脚12は2本には制限されず、作業 板11上に載せる物の重量又は作業用カバン32に収容する物の重量に応じて1 本又は3本以上とすることもできる。あるいは必要がなければ支持脚は設けなく てもよい。
【0070】 この考案に係る作業用カートにおける作業部材としては、所定の作業を行うこ とのできる部材であれば特に制限なく使用することができ、前記作業板、作業用 カバン及び作業用収納ボックス以外にも、目的に応じた作業部材を適宜使用する ことができる。
【0071】 この考案に係る作業用カートは、幅広い分野への利用が可能であり、例えばセ ールス販売、店頭又は街頭販売、バーベキューセットのような料理セット及び展 示用具に使用することができる。
【0072】
この考案に係る作業用カートは、カート部と作業部材とを有しているので、作 業具を運搬することが容易である。したがってこの考案に係る作業用カートを使 用すれば、作業に要する肉体的負担を軽減することができる。
【0073】 この考案に係る作業用カートは、作業具を用いた作業を迅速にかつ容易に行う ことができ、また作業終了後においてもその作業具の収納が容易である。したが ってこの考案に係る作業用カートを使用すれば、作業を効率良く行うことができ る。
【0074】 例えばセールス販売に使用する場合には、客を待たせることなく説明及び販売 を行うことができ、また複数箇所を効率良くまわることができる。バーベキュー セットのような料理セットに使用する場合には、目的場所に到着後直ちに調理を 始めることができ、また後片付けが容易である。
【0075】
【図1】図1は、作業用カート1の斜視図である。
【0076】
【図2】図2は、作業板11が水平方向にセットされた
状態における作業用カート1の左側面図である。
状態における作業用カート1の左側面図である。
【0077】
【図3】図3は、作業板11が取っ手部5に沿う方向に
セットされた状態における作業用カート1の左側面図で
ある。
セットされた状態における作業用カート1の左側面図で
ある。
【0078】
【図4】図4は、支持脚12を作業板11の下面に沿わ
せた状態における作業用カート1の左側面図である。
せた状態における作業用カート1の左側面図である。
【0079】
【図5】図5は、作業用カート1の背面図である。
【0080】
【図6】図6は、作業用カバン32の下面を取っ手部5
に沿わせた状態における作業用カート31の斜視図であ
る。
に沿わせた状態における作業用カート31の斜視図であ
る。
【0081】
【図7】図7は、作業用カバン32を水平にセットした
状態における作業用カート31の斜視図である。
状態における作業用カート31の斜視図である。
【0082】
【図8】図8は、作業用カバン32を水平にセットし、
作業用カバン32を開けた状態における作業用カート3
1の斜視図である。
作業用カバン32を開けた状態における作業用カート3
1の斜視図である。
【0083】
【図9】図9は、引き出し43を筐体44内に収容した
状態における作業用カート41の斜視図である。
状態における作業用カート41の斜視図である。
【0084】
【図10】図10は、引き出し43を筐体44から引き
出した状態における作業用カート41の斜視図である。
出した状態における作業用カート41の斜視図である。
【0085】
【図11】図11は、枠管45を有する作業用カート5
1の斜視図である。
1の斜視図である。
【0086】
【図12】図12は、枠管48の上側部分の斜視図であ
る。
る。
【0087】
【図13】図13は、係止具22を示す説明図である。
【0088】
【図14】図14は、係止具23を示す説明図である。
【0089】
【図15】図15は、載置部52及び停止部53を示す
説明図である。
説明図である。
【0090】
【図16】図16は、載置部54及び停止部55を示す
説明図である。
説明図である。
【0091】
【図17】図17は、上部枠管56が下部枠管57から
引き上げられた状態を示す説明図である。
引き上げられた状態を示す説明図である。
【0092】
【図18】図18は、上部枠管56の下部管部58を下
部枠管57内に収容させた状態を示す説明図である。
部枠管57内に収容させた状態を示す説明図である。
【0093】
1・・作業用カート、2・・カート部、3・・作業台、
4・・荷台部、5・・取っ手部、6・・車輪、7・・載
置部、8・・停止部、9・・枠管、10・・固定板、1
1・・作業板、12・・支持脚、13・・支持アーム、
14・・蝶番、15・・係止具、16・・支点、17・
・第一脚、18・・第二脚、19・・キャップ、20・
・固定具、21・・回転軸、22・・係止具、23・・
係止具、31・・作業用カート、32・・作業用カバ
ン、33・・本体部、34・・蓋部、35・・把持部、
36・・引き上げ取っ手、37・・取っ手部、41・・
作業用カート、42・・作業用収納ボックス、43・・
引き出し、44・・筐体、45・・折曲枠管、46・・
折り曲げ節、47・・取っ手部、48・・折曲枠管、4
9・・枠管、50・・カバン部、51・・作業用カー
ト、52・・載置部、53・・停止部、54・・載置
部、55・・停止部、56・・上部枠管、57・・下部
枠管、58・・下部管部
4・・荷台部、5・・取っ手部、6・・車輪、7・・載
置部、8・・停止部、9・・枠管、10・・固定板、1
1・・作業板、12・・支持脚、13・・支持アーム、
14・・蝶番、15・・係止具、16・・支点、17・
・第一脚、18・・第二脚、19・・キャップ、20・
・固定具、21・・回転軸、22・・係止具、23・・
係止具、31・・作業用カート、32・・作業用カバ
ン、33・・本体部、34・・蓋部、35・・把持部、
36・・引き上げ取っ手、37・・取っ手部、41・・
作業用カート、42・・作業用収納ボックス、43・・
引き出し、44・・筐体、45・・折曲枠管、46・・
折り曲げ節、47・・取っ手部、48・・折曲枠管、4
9・・枠管、50・・カバン部、51・・作業用カー
ト、52・・載置部、53・・停止部、54・・載置
部、55・・停止部、56・・上部枠管、57・・下部
枠管、58・・下部管部
Claims (14)
- 【請求項1】 荷台部、該荷台部の周縁部に立設された
取っ手部、及び前記荷台部に取り付けられた車輪を備え
たカート部と、前記荷台部の上方に設けられた作業部材
とを有することを特徴とする作業用カート。 - 【請求項2】 前記作業部材は、作業台である請求項1
に記載の作業用カート。 - 【請求項3】 前記作業台は、前記取っ手部に設けられ
た方向調整手段により前記取っ手部に沿う状態及び前記
取っ手部に対して立った状態にセットさせることができ
る作業板を有する請求項2に記載の作業用カート。 - 【請求項4】 前記作業板は、引き上げ取っ手を有する
請求項3に記載の作業用カート。 - 【請求項5】 前記作業板は、作業に使用する用具を係
止することのできる係止具を有する請求項3又は4に記
載の作業用カート。 - 【請求項6】 前記作業台は、その使用時には地面に接
地して前記作業板を支持し、その不使用時には前記作業
板の下面に沿う方向に延在させて収納することのできる
支持脚を有する請求項3〜5のいずれか1項に記載の作
業用カート。 - 【請求項7】 前記作業部材は、作業用カバンである請
求項1に記載の作業用カート。 - 【請求項8】 前記作業用カバンは、前記取っ手部に設
けられた方向調整手段により前記取っ手部に沿う状態及
び前記取っ手部に対して立った状態にセットさせること
ができるカバン部を有する請求項7に記載の作業用カー
ト。 - 【請求項9】 前記カバン部は、引き上げ取っ手を有す
る請求項8に記載の作業用カート。 - 【請求項10】 前記作業用カバンは、その使用時には
地面に接地して前記カバン部を支持し、その不使用時に
は前記カバン部の下面に沿う方向に延在させて収納する
ことのできる支持脚を有する請求項8又は9に記載の作
業用カート。 - 【請求項11】 前記作業部材は、引き出しを有する作
業用収納ボックスである請求項1に記載の作業用カー
ト。 - 【請求項12】 前記取っ手部は、折り曲げ節を有し、
その折り曲げ節から上の部分が折り曲げ自在である請求
項1〜11のいずれか1項に記載の作業用カート。 - 【請求項13】 前記車輪は、2個であり、前記荷台部
は、地面に当接可能な停止部を有する請求項1〜12の
いずれか1項に記載の作業用カート。 - 【請求項14】 前記車輪は、4個である請求項1〜1
3のいずれか1項に記載の作業用カート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005124U JP3083872U (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 作業用カート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001005124U JP3083872U (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 作業用カート |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3083872U true JP3083872U (ja) | 2002-02-15 |
Family
ID=43235369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001005124U Expired - Fee Related JP3083872U (ja) | 2001-08-03 | 2001-08-03 | 作業用カート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083872U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012526703A (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-01 | ジェンセン,ペダー | 物体/物品の運搬用装置および方法 |
JP2015081053A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | 星菱電機株式会社 | 運搬用台車及びその使用方法 |
-
2001
- 2001-08-03 JP JP2001005124U patent/JP3083872U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012526703A (ja) * | 2009-05-13 | 2012-11-01 | ジェンセン,ペダー | 物体/物品の運搬用装置および方法 |
JP2015081053A (ja) * | 2013-10-24 | 2015-04-27 | 星菱電機株式会社 | 運搬用台車及びその使用方法 |
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