JP3083503B2 - 回転ボードの姿勢制御装置 - Google Patents

回転ボードの姿勢制御装置

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JP3083503B2
JP3083503B2 JP09309114A JP30911497A JP3083503B2 JP 3083503 B2 JP3083503 B2 JP 3083503B2 JP 09309114 A JP09309114 A JP 09309114A JP 30911497 A JP30911497 A JP 30911497A JP 3083503 B2 JP3083503 B2 JP 3083503B2
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克弥 松崎
宏政 田中
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Kokuyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は回転ボードの姿勢制
御装置に係り、更に詳しくは、黒板若しくは掲示板等の
ボード本体を容易に所定姿勢に保持するとともに、回転
させることのできる姿勢制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、回転黒板においては、黒板本
体の筆記面が略鉛直面内に位置した姿勢でフレームに固
定できる一方、必要に応じて黒板本体の回転を許容する
ことのできるロック装置を備えたものが知られている。
例えば、実公平3−29192号公報には、黒板本体が
鉛直姿勢となるときの下部外縁に沿う二箇所位置にロッ
ク装置を備えた構造が開示されている。このロック装置
は、黒板本体の外縁部分を受容してこれに係合する溝を
備えたアームと、前記外縁部分に溝が係合するように前
記アームを付勢するばねと、このばねの付勢力に抗して
アームの自由端側を下降させるリンク機構と、このリン
ク機構に連結されるとともに前記黒板本体を支持する支
柱に設けられた操作ノブとを備えて構成されている。
【0003】前記ロック装置は、操作ノブを掴んで所定
方向に回転させることによってアームの自由端がばねの
付勢力に抗して下降でき、これによって黒板本体の回転
を許容できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実公平
3−29192号公報に示された装置にあっては、黒板
本体を回転させるべくアームの自由端側を下降させる操
作力を解除すると、当該アームがばねの付勢力によって
黒板本体の外縁部分に係合する位置に直ちに復帰してし
まう構成となっている。従って、黒板本体の天地が逆と
なるように係合させるときに、アームと黒板本体の外縁
部分との摩擦抵抗力が強く発生する傾向をもたらし、こ
れが黒板本体の支持軸への負荷となって経時的な支持軸
回りのがたを発生させるという不都合を招来する。しか
も、操作ノブは支柱に設けられているとともに、アーム
を姿勢変化させるためのリンク機構と距離的にも離間し
ており、リンク機構を所定動作させるための操作力も軽
くできない。また、一般的に、黒板本体を回転操作する
場合は、回転黒板の支柱に人が接するようなポジション
で行われるのが通常であるから、当該回転操作する者の
衣類が操作ノブの回転によって巻き込まれたりする虞も
ある。更に、前記構成では、黒板本体を回転させるまで
の一連の作業を行う際に操作ノブへの操作力を継続した
ままにする必要があるため、黒板本体の回転操作を片手
で行わなければならない。従って、黒板本体が大型のサ
イズのものによって構成されているときは、その作業に
相当の負担を伴うことにもなる。
【0005】
【発明の目的】本発明は、このような不都合に着目して
案出されたものであり、その目的は、黒板等のボード本
体との係合を解除したときに、その解除姿勢を保つこと
ができ、ボード本体の外縁部分が係合位置に回転してき
たときに直ちに係合姿勢に復帰することのできる回転黒
板の姿勢制御装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、筆記面若しくは掲示面を備えたボード本
体を回転可能に支持するフレームに装着されるととも
に、前記ボード本体の外縁部分に係合して当該ボード本
体を回転規制する一方、前記係合を解除してボード本体
の回転を許容するロック装置を備えた回転ボードの姿勢
制御装置において、前記ロック装置は、前記フレームに
固定されるベースと、前記外縁部分に係合する第1の位
置及び外縁部分との係合を解除する第2の位置に変位可
能なボード保持体と、前記ベースに設けられるととも
に、前記第2の位置にボード保持体が変位したときに当
該位置を維持するラッチ機構と、前記外縁部分がボード
保持体との係合位置に入るときに前記ラッチ機構の係合
を解除して前記ボード保持体を第1の位置に復帰させる
スイッチとを備え、前記ボード保持体は前記外縁部分を
受容可能な受け面を備え、この受け面領域内に前記スイ
ッチを配置する、という構成を採っている。このような
構成により、ボード本体を回転させるべく前記ボード保
持体を第2の位置に変位させたときに、当該位置がラッ
チ機構によって維持されるようになる。従って、ボード
保持体を第2の位置に維持するための操作を継続する必
要がなくなり、ボード本体の回転を両手で行うことが可
能となる。また、回転によって、再びボード本体の外縁
部分がボード保持体との係合位置に入ってくるときに、
両者の摩擦接触を生じることがなく、ボード本体とボー
ド保持体とが所定の相対位置関係となるときにボード保
持体が第1の位置に復帰してボードを保持するようにな
り、その操作に起因した負荷も生ずることがなく、従来
のようながたを発生する要因も有効に回避可能となる。
【0007】本発明におけるスイッチは、前記受け面領
域内に昇降自在に配置され、前記外縁部分で押圧操作さ
る、という構成を採ることが好ましい。このように構
成すれば、ボード本体がスイッチにのみ接触するだけで
足り、前述した回転操作をスムースに行うことができ
る。
【0008】また、前記ボード保持体に操作レバーが一
体的に連結され、当該操作レバーの回転によって前記ボ
ード保持体が第2の位置に変位可能に設けられる、とい
う構成も併せて採用される。操作レバーとボード本体と
の位置的接近を図ることにより、操作レバーの力の伝達
にロスがなく、ボード保持体を変位させる作業を楽に行
うことができる。
【0009】更に、前記ロック装置は前記ボード本体の
外縁に沿う同一線上の複数箇所に設けられ、これら各ロ
ック装置間に延びる共通軸を介して各ボード保持体が同
期回転可能に設けられる、という構成を採るとよい。こ
のように構成すれば、例えば、ロック装置を複数箇所に
設けて左右何れかの位置からも操作できるようにして
も、一方のロック装置を操作した力を他方のロック装置
に及ばせることができ、個々のロック装置への操作が不
要となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。なお、以下の説明において、「前部」、「前
端」なる用語は図1を基準とした手前側について用いら
れ一方、「後部」「後端」なる用語は同図中奥行側につ
いて用いられ、また、「左右」なる用語も図1を基準と
して用いられることを了解されたい。
【0011】図1には本発明が回転黒板に適用された実
施例に係る正面図が示され、図2にはその右側面図が示
されている。これらの図において、回転黒板10は、ボ
ード本体11と、このボード本体11を支持するフレー
ム12と、前記ボード本体11とフレーム12との間に
配置された左右一対のロック装置13とを備えて構成さ
れている。
【0012】前記ボード本体11は、表裏各面が筆記面
となるホワイトボードにより構成されており、外周縁を
形成する化粧枠15には、その上下各縁の左右両側部分
に前記ロック装置13に係脱可能な係合ブロック17が
それぞれ固定されている。
【0013】前記フレーム12は、左右一対の支柱1
9,19と、これら支柱19,19間に掛け渡された角
柱状の連結桟20とにより構成され、支柱19の上部位
置でボード本体11の左右両側を軸支して当該ボード本
体11が回転可能に設けられている。
【0014】前記ロック装置13は、図3及び図4に示
されるように、前記連結桟20にねじ22を介して固定
されるベース23と、このベース23を上方よりカバー
するように当該ベース23と相対回転可能に連結された
ボード保持体25と、前記ベース23内に配置されたラ
ッチ機構26と、このラッチ機構26を内部に受容する
ように配置されたスイッチ27と、前記ボード保持体2
5に連結された操作レバー28とを備えて構成されてい
る。ここで、ロック装置13は、連結桟20の左右二箇
所に配置されるが、これらの各ロック装置13は一部の
構成部品の組み立て位置が左右対称となるだけで、実質
的に相互に同一構造のものが採用されている。従って、
以下においては、図1中右側に配置されたロック装置1
3を基準として説明する。
【0015】さて、前記ベース23は、図5に示される
ように、前記連結桟20に着座する板状の本体部30
と、この本体部30の前端側から二股状に分れて垂下す
るとともに連結桟20の前端側に位置する一対の軸受ブ
ロック31,31と、この軸受ブロック31が設けられ
た位置と反対側において前記本体部30の上面から傾斜
方向に立設された一対の起立連結部33と、本体部30
の左右両端から略水平方向に突設されるとともに前記ね
じ22の挿通穴34Aを備えた連結片部34と、本体部
30の上面に立設されて前記ラッチ機構26及びスイッ
チ27の配置領域を形成する受容部36とを含んで構成
されている。軸受ブロック31には、図1中左側に位置
するロック装置13の軸受ブロックとの間に延びる共通
軸38を挿通する穴31Aが形成されている。ここで、
穴31Aは、その内周面が部分的に隆起して共通軸38
との接触面積が小さくなるように設けられ、後述するよ
うに、当該穴31A内で共通軸38の周方向への回転を
スムースに許容するようになっている。
【0016】前記起立連結部33は、前記共通軸38と
略平行の軸線位置となる穴33Aを備えている。これら
の穴33Aは、前記ボード保持体25に形成された軸受
筒40(図3参照)と同一軸線上に組み合わされ、この
状態でピン41を挿通してベース23とボード保持体2
5との相対回転が可能に連結される。
【0017】前記ラッチ機構26は、図4及び図6に示
されるように、上端側の一側面に下向き爪部43を備え
たフック部材45を含み、このフック部材45は、下端
に形成された穴46にピン47を挿通し、このピン47
を、前記受容部36内における本体部30の上面二箇所
に形成された軸受49(図5参照)に両端を支持するこ
とで上端側が回転可能となっている。フック部材45に
おいて、下向き爪部43は、ボード保持体25の頂部中
央の凹状の受け面48に形成された角穴50内に臨んで
位置する段部51と係脱可能となっている。この際、フ
ック部材45は、前記スイッチ27に支持される屈曲片
状の板ばね片54によって、常時は下向き爪部43が段
部51側に付勢されるように設けられる。また、フック
部材45の側端部分には、スイッチ27の内側と係合す
る突起55が形成されている。
【0018】前記受容部36は、図5に示されるよう
に、相対する側壁57,57と、これら側壁57の後端
部間に連なる端壁58とを備え、上面視略コ字状となる
形状に形成されている。側壁57の各内面側には、上下
方向に延びる溝59,59及びスロット穴60,60が
形成されており、これらの溝59,59に前記スイッチ
27のスカート部61に突設された突条リブ62及び突
起63がそれぞれ受容されてスイッチ27が昇降可能に
支持される。また、スイッチ27の図6中後端の中央部
には突起64が設けられ、この突起64は、前記端壁5
8に形成された溝65に受容される。
【0019】スイッチ27は、図6に示されるように、
上端がドーム型となる部分を備えた下向き開放型の部材
により構成されており、前記スカート部61の内面側に
は、クサビ状の突起66が相対位置に形成されている。
これらの突起66は前記フック部材45の両端に設けら
れた突起55に係合可能に設けられるとともに、突起6
6の位置が下がるときにフック部材45の上端側をスイ
ッチ27内に引き込むように作用し、板ばね片54の付
勢力に抗してフック部材45の下向き爪部43を段部5
1から引き離すようになっている。この一方、突起66
が上昇するときは当該突起66が後方へ弾性変形してフ
ック部材45が段部51に係合する位置を保つ。また、
スイッチ27の後部上壁67には下端側を開口する垂下
筒68が設けられているとともに、これより前部位置に
スリット69が形成され、このスリット69に前記板ば
ね片54の上部屈曲片部54Aが差し込まれ、これによ
って板ばね片54の押圧片部54Bがフック部材45の
後端面側に当接して当該フック部材45を付勢するよう
になている。
【0020】なお、ベース23において、本体部30の
上面にはばね受け突起70,71が設けられており、こ
れらのばね受け突起70,71にコイルばね73,74
(図4、図5参照)の下部が支持される。この際、コイ
ルばね73は、その上端がボード保持体25の内面に当
接してボード保持体25の自由端側を上方に付勢する一
方、コイルばね74は、前記垂下筒68内に収められて
スイッチ27を上方に付勢する。
【0021】前記ボード保持体25は、図3及び図6に
示されるよに、下方が開放した形状をなし、前述した軸
受筒40を中心に手前側を自由端として上下方向に回転
可能に設けられている。このボード保持体25は、頂壁
75の中央部を落ち込ませて前記ボード本体11の係合
ブロック17を受容可能となる前記受け面48を備えて
いるとともに、自由端側の左右の側壁76に前記軸受筒
40と略平行となる軸線方向に沿って形成された穴78
を備え、この穴78部分で操作レバー28が一体的に連
結可能となっている。また、自由端の内面には下向きに
開放する凹部79が設けられ、この凹部79内に前記コ
イルばね73の上端側が受容される。
【0022】操作レバー28は、図7に示されるよう
に、上面視略方形の操作部81と、この操作部81と前
記ボード保持体25の穴78との間を連結するアーム部
83とにより構成されている。操作部81は、その後端
側の下部に湾曲した軸受け凹部84を備えているととも
に、この軸受凹部84の上方位置から当該軸受凹部84
内に達する穴85が穿設されている。この軸受凹部84
には前述した共通軸38が受容され、穴85にねじ込ま
れるねじ87によって操作部81は共通軸38に固定さ
れ当該共通軸38の軸線位置を支点として当該共通軸3
8と共に回転可能に設けられている。また、軸受凹部8
4よりも図7中手前側位置にはアーム部83の支持穴8
8が形成されている。
【0023】前記アーム部83は前記支持穴88に受容
される段付き水平軸部89と、この水平軸部89の一端
にヒンジ連結された起立軸部90とを含み、この起立軸
部90の上端側に突設された断面十字状の軸91が前記
ボード保持体25の穴78に挿入され、これにより、操
作レバー28とボード保持体25との相互連結が行われ
るようになっている。
【0024】なお、前記係合ブロック17は、図8に示
されるように、ボード本体11に装着された受け具本体
17Aと、この受け具本体17Aにねじ込み固定可能な
受け具17Bとからなり、受け具17Bは受け具本体1
7Aへのねじ込み位置を進退させることで、前述した受
け面48との係合度合いが調整可能とされ、これによっ
て、部品の製造誤差、組み立て誤差等が生じても難なく
対応可能となっている。また、受け具本体17Aと受け
具17Bとは、相対回転が可能な形状に設けられてお
り、それらの間には、図示しない突起と溝が形成され、
受け具17Bがボード本体11の外縁の延出方向に略一
致する位置でクリック動作をもって受け具本体17B内
で停止できるようになっている。また、図1中、符号9
5は、粉受けトレイを示し、同トレイ95は、各ロック
装置13回りに位置する外側カバー96に装着されてい
る。
【0025】次に、本実施例に係るロック装置13の作
用について、図8及び図9をも参照しながら説明する。
【0026】今、ボード保持体25が最も上昇した第1
の位置にあるものとし、前記受け面48上にボード本体
11の係合ブロック17が位置してボード本体11が略
鉛直姿勢に保たれて回転できない状態にあるものとす
る。ここで、ボード本体11を回転させる場合には、先
ず、操作レバー28の操作部81を上方より押圧して下
向きに回転力を付与すればよい。
【0027】すると、操作レバー28は、前記共通軸3
8位置を支点として回転することとなり、同時にアーム
部83の水平軸部89の軸線位置を下降させることとな
る。これにより、アーム部83の上端に設けられた軸9
1にボード保持体25の自由端側とが連結されているた
め、当該ボード保持体25がピン41位置を支点として
下方に回転する。
【0028】このようにボード保持体25が回転する
と、当該ボード保持体25の前述した段部51の位置が
下降し、この段部51にラッチ機構26のフック部材4
5に形成された下向き爪部43が係合することとなり、
当該係合した位置を第2の位置としてボード保持体25
の位置が規制される。かかる作用は、前述した二つのロ
ック装置13の何れか一方を操作することで、前記共通
軸38を介して何れか他方のロック装置13に及ばせる
こととなり、これによって、それまで受け面48内に位
置していたボード本体11の回転を許容することとな
る。
【0029】受け面48位置が下降した状態では、図9
に示されるように、前記スイッチ27は、コイルばね7
4の付勢力によって全体的に上方に押し上げられ、上端
のドーム形状となる部分が突出することとなる。この
際、突起66が突起55位置を通過するが、突起66は
後退する方向へ弾性変形するため、段部51と下向き爪
部43との係合状態は維持される。そして、ボード本体
11が図8の位置から略180度回転してきたときに、
当該ボード本体11に固定された係合ブロック17がス
イッチ27に当接することとなる。
【0030】このようにしてスイッチ27に前記係合ブ
ロック17が当接すると、当該当接力がスイッチ27の
押し下げ力として作用し、スイッチ27が下降する。そ
して、このスイッチ27の下降により、その内面側に形
成されたクサビ状の突起66がフック部材45の突起5
5に係合してこの突起55位置を後方に変位させ、フッ
ク部材45と段部51との係合を解除させる。
【0031】すると、ボード保持体25は、その自由端
側の内面位置に配置されたコイルばね73の付勢力によ
って上方に押し上げられ、当該ボード保持体25を第1
の位置に復帰させるとともに、操作レバー28の操作部
81を略水平姿勢に復帰させ、同時に、ボード本体11
側の係合ブロック17が受け面48内に受容されて当該
ボード本体11を再び略鉛直姿勢となる状態に保って回
転規制を行うこととなる。
【0032】以後、同様の操作によって、必要に応じて
ボード本体11の回転と、回転規制とを行うことができ
る。
【0033】なお、前記実施例においては、ボード本体
11がホワイトボードによって構成されているものとし
たが、本発明はこれに限定されるものでなく、広報、広
告等の各種書面を掲示するための掲示面を備えたボード
にも同様に適用される。
【0034】また、ロック装置13は、二箇所に配置さ
れるものとしたが、少なくとも一個配置されていればよ
く、また、必要に応じて三箇所以上としてもよい。更
に、ロック装置13の位置は、ボード本体11の下部外
縁に沿う場合に限らず、左右何れかの側縁に沿う場合も
含む。また、本発明における外縁部分は、係合ブロック
17を含む概念として用いられる。更に、ロック装置1
3は、ベース23から突出されるピンとボード本体11
の外縁部分に設けられる穴で構成してもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ラッチ機構の作用により、ボード保持体がボード本体に
係合する第1の位置と、当該係合を解除する第2の位置
とに姿勢制御されるように構成したから、ボード本体を
回転させる際に、ボード保持体を第2の位置に維持する
ための操作を継続する必要がなくなり、ボード本体の回
転を両手で行うことが可能となる。また、回転によっ
て、再びボード本体の外縁部分がボード保持体との係合
位置に入ってくるときに、両者の摩擦接触を生じること
がなく、ボード本体とボード保持体とが所定の相対位置
関係となるときにボード保持体が第1の位置に復帰して
ボードを保持するようになり、その操作に起因した負荷
も生ずることがなく、従来のようながたを発生する要因
も有効に回避可能となる。
【0036】また、ボード保持体に受け面を設け、当該
受け面領域内に、ボード本体の外縁部分で押圧操作可能
なスイッチを配置したから、ボード本体がスイッチにの
み接触するだけで、回転操作したボード本体との再係合
を達成でき、且つ、その回転操作もスムースに行うこと
が可能となる。
【0037】更に、ボード保持体に操作レバーを一体的
に連結して当該操作レバーの回転によってボード保持体
が第2の位置に変位可能に設けられるため、操作レバー
とボード本体との位置的接近が図れ、操作レバーの力の
伝達にロスがなく、ボード保持体を変位させる作業を楽
に行うことができる。
【0038】また、ロック装置を複数設けた場合の各ロ
ック装置に共通軸を貫通させてボード保持体の同期回転
を可能としたから、何れか一方のロック装置を操作する
だけで何れか他方のロック装置に操作力を及ばせること
ができ、個々のロック装置への操作を不要として作業を
負担なく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された回転黒板の正面図。
【図2】図1の右側面図。
【図3】実施例に係るロック装置の概略斜視図。
【図4】図3の分解斜視図。
【図5】ロック装置を構成するベースを示す斜視図。
【図6】ロック装置を構成するベース支持体、ラッチ機
構、スイッチの分解斜視図。
【図7】ロック装置の操作レバーを示す分解斜視図。
【図8】ロック装置と回転ボードとの係合状態を示す部
分断面側面図。
【図9】ロック装置と回転ボードとの係合が解除された
部分断面側面図。
【符号の説明】
10 回転黒板(回転ボード) 11 ボード本体 12 フレーム 13 ロック装置 23 ベース 25 ボード保持体 26 ラッチ機構 27 スイッチ 28 操作レバー 38 共通軸 48 受け面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 靖彦 横浜市戸塚区舞岡町184番地1 株式会 社ニフコ内 (56)参考文献 特開 平10−181285(JP,A) 実開 平1−124140(JP,U) 実開 昭62−114793(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B43L 1/04 A47B 97/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記面若しくは掲示面を備えたボード本
    体を回転可能に支持するフレームに装着されるととも
    に、前記ボード本体の外縁部分に係合して当該ボード本
    体を回転規制する一方、前記係合を解除してボード本体
    の回転を許容するロック装置を備えた回転ボードの姿勢
    制御装置において、 前記ロック装置は、前記フレームに固定されるベース
    と、前記外縁部分に係合する第1の位置及び外縁部分と
    の係合を解除する第2の位置に変位可能なボード保持体
    と、前記ベースに設けられるとともに、前記第2の位置
    にボード保持体が変位したときに当該位置を維持するラ
    ッチ機構と、前記外縁部分がボード保持体との係合位置
    に入るときに前記ラッチ機構の係合を解除して前記ボー
    ド保持体を第1の位置に復帰させるスイッチとを備え 前記ボード保持体は前記外縁部分を受容可能な受け面を
    備え、この受け面領域内に前記スイッチを配置した こと
    を特徴とする回転ボードのロック装置。
  2. 【請求項2】 前記スイッチは、前記受け面領域内に昇
    降自在に配置され、前記外縁部分で押圧操作されること
    を特徴とする請求項1記載の回転ボードのロック装置。
  3. 【請求項3】 筆記面若しくは掲示面を備えたボード本
    体を回転可能に支持するフレームに装着されるととも
    に、前記ボード本体の外縁部分に係合して当該ボード本
    体を回転規制する一方、前記係合を解除してボード本体
    の回転を許容するロック装置を備えた回転ボードの姿勢
    制御装置において、 前記ロック装置は、前記フレームに固定されるベース
    と、前記外縁部分に係合する第1の位置及び外縁部分と
    の係合を解除する第2の位置に変位可能なボード保持体
    と、前記ベースに設けられるとともに、前記第2の位置
    にボード保持体が変位したときに当該位置を維持するラ
    ッチ機構と、前記外縁部分がボード保持体との係合位置
    に入るときに前記ラッチ機構の係合を解除して前記ボー
    ド保持体を第1の位置に復帰させるスイッチとを備え、 前記ボード保持体に操作レバーが一体的に連結され、当
    該操作レバーの回転によって前記ボード保持体が第2の
    位置に変位可能に設けられていることを特徴とする回
    ボードのロック装置。
  4. 【請求項4】 筆記面若しくは掲示面を備えたボード本
    体を回転可能に支持するフレームに装着されるととも
    に、前記ボード本体の外縁部分に係合して当該ボード本
    体を回転規制する一方、前記係合を解除してボード本体
    の回転を許容するロック装置を備えた回転ボードの姿勢
    制御装置において、 前記ロック装置は、前記フレームに固定されるベース
    と、前記外縁部分に係合する第1の位置及び外縁部分と
    の係合を解除する第2の位置に変位可能なボード保持体
    と、前記ベースに設けられるとともに、前記第2の位置
    にボード保持体が変位したときに当該位置を維持するラ
    ッチ機構と、前記外縁部分がボード保持体との係合位置
    に入るときに前記ラッチ機構の係合を解除して前記ボー
    ド保持体を第1の位置に復帰させるスイッチとを備え、 前記ロック装置は前記ボード本体の外縁に沿う同一線上
    の複数箇所に設けられ、これら各ロック装置間に延びる
    共通軸を介して前記ボード保持体が同期回転可能に設け
    られていることを特徴とする回転ボードの姿勢制御装
    置。
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