JP3083135B2 - カメラ支持脚 - Google Patents
カメラ支持脚Info
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- JP3083135B2 JP3083135B2 JP09208506A JP20850697A JP3083135B2 JP 3083135 B2 JP3083135 B2 JP 3083135B2 JP 09208506 A JP09208506 A JP 09208506A JP 20850697 A JP20850697 A JP 20850697A JP 3083135 B2 JP3083135 B2 JP 3083135B2
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- camera
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラを設置する
ためのカメラ支持脚に関し、特に、傾斜面などの任意の
場所にカメラを簡単かつ容易に設置でき、しかも携帯に
便利なカメラ支持脚に関する。
ためのカメラ支持脚に関し、特に、傾斜面などの任意の
場所にカメラを簡単かつ容易に設置でき、しかも携帯に
便利なカメラ支持脚に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来のカメラ用支持脚はカメ
ラが小型化されているにもかかわらず大型のものが多
く、カメラに取付けた状態ではカメラケースにしまう事
はできなかった。使用する場合は着脱しなくてはなら
ず、その操作は手間がかかった。更に支持脚は携帯の邪
魔になるため、めったに使用しない人には不便であっ
た。小型の支持脚においても脚は垂直方向に固定してあ
るか、関節の部分が大きいためカメラに取付けた状態で
カメラケースにしまう事はできなかった。更には脚が固
定されているとカメラを横置きにしか設置できない為、
被写体に応じた自由な設置ができないなど利便性に欠け
ていた。例えば、多人数で構成されるグループ全員の写
真撮影をする場合は、他人にシャッターを押してもらう
か、カメラを直接置く方法が取られる。前者ではカメラ
操作者の不馴れによって起こるシャッターのぶれやピン
トはずれなどにより満足する写真が撮れていなかったり
する。また、後者ではカメラは不安定で、転倒、落下の
危険があるばかりか、被写体への角度調整が困難であっ
た。本発明の目的は、小型軽量で、しかもカメラに取付
けた状態でも邪魔にならず、そのままカメラケースにし
まうことができ、撮影時にはカメラを横置きと縦置きの
設置が可能なカメラ支持脚を提供することにある。
ラが小型化されているにもかかわらず大型のものが多
く、カメラに取付けた状態ではカメラケースにしまう事
はできなかった。使用する場合は着脱しなくてはなら
ず、その操作は手間がかかった。更に支持脚は携帯の邪
魔になるため、めったに使用しない人には不便であっ
た。小型の支持脚においても脚は垂直方向に固定してあ
るか、関節の部分が大きいためカメラに取付けた状態で
カメラケースにしまう事はできなかった。更には脚が固
定されているとカメラを横置きにしか設置できない為、
被写体に応じた自由な設置ができないなど利便性に欠け
ていた。例えば、多人数で構成されるグループ全員の写
真撮影をする場合は、他人にシャッターを押してもらう
か、カメラを直接置く方法が取られる。前者ではカメラ
操作者の不馴れによって起こるシャッターのぶれやピン
トはずれなどにより満足する写真が撮れていなかったり
する。また、後者ではカメラは不安定で、転倒、落下の
危険があるばかりか、被写体への角度調整が困難であっ
た。本発明の目的は、小型軽量で、しかもカメラに取付
けた状態でも邪魔にならず、そのままカメラケースにし
まうことができ、撮影時にはカメラを横置きと縦置きの
設置が可能なカメラ支持脚を提供することにある。
【0003】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は、カメラを被写体に向けて支持す
るカメラ支持脚において、カメラ側の支持脚取付面に対
向する平らな面を有し、該平らな面のほぼ中央に貫通孔
を設けた第1の部材と、第1の部材とほぼ同形に形成さ
れ、該第1の部材の貫通孔に同心の貫通孔を設けた第2
の部材と、一端に軸部を有する脚支持部を取り付けた3
本のフレキシブル脚と、貫通孔を通して第2の部材から
第1の部材側へ突出するカメラ取付け螺子とを備え、第
1の部材と第2の部材の少なくとも一方の部材には、脚
支持部の軸部を回動可能に支持する軸穴およびフレキシ
ブル脚のふらつきを防止する為の回り止め部を設け、フ
レキシブル脚がカメラ側の支持脚取付面に平行な面内の
みを回動できるよう構成されている。また、請求項2の
発明は、カメラを被写体に向けて支持するカメラ支持脚
において、貫通孔および同心上に併設した複数の脚取付
部が設けられ、カメラ側の支持脚取付面に対向する面を
有する基台と、基台の各脚取付部に個別に回動可能に取
り付けられる脚支持部を有する3本のフレキシブル脚
と、基台の貫通孔を通して、カメラ側の支持脚取付面に
設けられた内径螺子に螺合されるカメラ取付け螺子とを
備え、各フレキシブル脚の脚支持部と基台との間にフレ
キシブル脚の回動に節度を持たせる節度部を設け、更
に、脚支持部の回動軸線は、カメラ側の支持脚取付面に
平行とし、かつフレキシブル脚をカメラ側の支持脚取付
面に平行にしたとき該支持脚取付面に近接する状態とな
る位置にあって、各フレキシブル脚がカメラ側の支持脚
取付面に平行かつ横並びに収納できるよう構成されてい
る。
め、請求項1の発明は、カメラを被写体に向けて支持す
るカメラ支持脚において、カメラ側の支持脚取付面に対
向する平らな面を有し、該平らな面のほぼ中央に貫通孔
を設けた第1の部材と、第1の部材とほぼ同形に形成さ
れ、該第1の部材の貫通孔に同心の貫通孔を設けた第2
の部材と、一端に軸部を有する脚支持部を取り付けた3
本のフレキシブル脚と、貫通孔を通して第2の部材から
第1の部材側へ突出するカメラ取付け螺子とを備え、第
1の部材と第2の部材の少なくとも一方の部材には、脚
支持部の軸部を回動可能に支持する軸穴およびフレキシ
ブル脚のふらつきを防止する為の回り止め部を設け、フ
レキシブル脚がカメラ側の支持脚取付面に平行な面内の
みを回動できるよう構成されている。また、請求項2の
発明は、カメラを被写体に向けて支持するカメラ支持脚
において、貫通孔および同心上に併設した複数の脚取付
部が設けられ、カメラ側の支持脚取付面に対向する面を
有する基台と、基台の各脚取付部に個別に回動可能に取
り付けられる脚支持部を有する3本のフレキシブル脚
と、基台の貫通孔を通して、カメラ側の支持脚取付面に
設けられた内径螺子に螺合されるカメラ取付け螺子とを
備え、各フレキシブル脚の脚支持部と基台との間にフレ
キシブル脚の回動に節度を持たせる節度部を設け、更
に、脚支持部の回動軸線は、カメラ側の支持脚取付面に
平行とし、かつフレキシブル脚をカメラ側の支持脚取付
面に平行にしたとき該支持脚取付面に近接する状態とな
る位置にあって、各フレキシブル脚がカメラ側の支持脚
取付面に平行かつ横並びに収納できるよう構成されてい
る。
【0004】
【発明の作用・効果】請求項1の発明によれば、カメラ
の脚取付面に対して平行な面内のみ回動できるよう各フ
レキシブル脚を設けることにより、カメラ支持脚全体が
薄型になり、突起が無いため、カメラ支持脚を使用しな
い場合にもカメラに取付けた状態で最も邪魔ならない方
向にフレキシブル脚を支持脚取付面に沿わせて携帯する
ことができる。更に、回り止め部を設けた場合にはフレ
キシブル脚のふら付きが防止され、安定してカメラを支
えることができる。請求項2の発明によれば、カメラ側
の支持脚取付面に平行かつ横並びに収納できるよう各フ
レキシブル脚を設けることにより、請求項1と同様の作
用効果が得られる。
の脚取付面に対して平行な面内のみ回動できるよう各フ
レキシブル脚を設けることにより、カメラ支持脚全体が
薄型になり、突起が無いため、カメラ支持脚を使用しな
い場合にもカメラに取付けた状態で最も邪魔ならない方
向にフレキシブル脚を支持脚取付面に沿わせて携帯する
ことができる。更に、回り止め部を設けた場合にはフレ
キシブル脚のふら付きが防止され、安定してカメラを支
えることができる。請求項2の発明によれば、カメラ側
の支持脚取付面に平行かつ横並びに収納できるよう各フ
レキシブル脚を設けることにより、請求項1と同様の作
用効果が得られる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図面を参照し
ながら説明する。図1は本発明に係るカメラ支持脚の分
解斜視図,図2は組立て後の一部破断を示す斜視図、図
3は断面図をそれぞれ示している。基部は薄厚み円板で
形成されたナット状の第1の部材4と、第1の部材4と
ほぼ同形の頭部分を有するボルト状の第2の部材5によ
って構成される。第1の部材4は第2の部材5のカメラ
取付け用螺子1に合わせた内径螺子42を有する円筒ナ
ット43が設けられている。第1の部材4の外周縁には
スライダー3の抜け止めおよびガイド部として作用する
環状壁41が形成されている。更に、カメラボディに対
向する第1の部材4の面には取付けクッション6が接着
によって設けられている。スライダー3の側部には長さ
約60〜120mm程度、直径6mm程度のフレキシブ
ル脚2が固着される。好ましくはスライダー3と第2の
部材5の間に滑り止めを設ける。
ながら説明する。図1は本発明に係るカメラ支持脚の分
解斜視図,図2は組立て後の一部破断を示す斜視図、図
3は断面図をそれぞれ示している。基部は薄厚み円板で
形成されたナット状の第1の部材4と、第1の部材4と
ほぼ同形の頭部分を有するボルト状の第2の部材5によ
って構成される。第1の部材4は第2の部材5のカメラ
取付け用螺子1に合わせた内径螺子42を有する円筒ナ
ット43が設けられている。第1の部材4の外周縁には
スライダー3の抜け止めおよびガイド部として作用する
環状壁41が形成されている。更に、カメラボディに対
向する第1の部材4の面には取付けクッション6が接着
によって設けられている。スライダー3の側部には長さ
約60〜120mm程度、直径6mm程度のフレキシブ
ル脚2が固着される。好ましくはスライダー3と第2の
部材5の間に滑り止めを設ける。
【0006】脚2は、フレキシブルチューブや電線の様
に自由に曲げることができ、カメラを支える強度を有し
た材質を用いる。脚2の先端にはゴムボールなどの滑り
止め21を固着すると良い。脚2に電線などを用いる場
合は、例えば、図3に示す芯の金属22と、被覆したビ
ニール23がずれないようにする必要がある。第1の部
材4と第2の部材5の間でスライダー3が動けることに
より、カメラの向きに合わせて脚2を自由に移動させ折
り曲げて設置できる利点があるが、傾斜地や凹凸のある
設置場所では特定の脚にカメラの重さが偏ってかかった
り、あるいは脚がふらついたりして、スライダー3が動
いてしまい、カメラのセットをやり直さなければならな
いことも考えられる。平坦な設置場所であってもカメラ
のセット角度により上記のような不具合が発生する。こ
のような使用態様において、カメラをセット状態で確実
に脚2により支持する為の好ましい実施例を説明する。
に自由に曲げることができ、カメラを支える強度を有し
た材質を用いる。脚2の先端にはゴムボールなどの滑り
止め21を固着すると良い。脚2に電線などを用いる場
合は、例えば、図3に示す芯の金属22と、被覆したビ
ニール23がずれないようにする必要がある。第1の部
材4と第2の部材5の間でスライダー3が動けることに
より、カメラの向きに合わせて脚2を自由に移動させ折
り曲げて設置できる利点があるが、傾斜地や凹凸のある
設置場所では特定の脚にカメラの重さが偏ってかかった
り、あるいは脚がふらついたりして、スライダー3が動
いてしまい、カメラのセットをやり直さなければならな
いことも考えられる。平坦な設置場所であってもカメラ
のセット角度により上記のような不具合が発生する。こ
のような使用態様において、カメラをセット状態で確実
に脚2により支持する為の好ましい実施例を説明する。
【0007】フレキシブル脚の他の実施例を説明する。
図4に示す脚2は波状の芯線22aを樹脂材で覆ってお
り、スライダー3a、滑り止め21aが一体成形されて
いる。図5に示す脚2にはスライダー3a側の一部分を
U字形に折り返して形成した芯線22bが埋め込まれて
いる。更に図6に示す脚2には一本の線材を折り返し、
それをよりあわせて形成した芯線22c、又は、二本の
線材をよりあわせて形成した芯線22cが埋め込まれて
いる。符号21bは脚とは別部材からなる滑り止めであ
る。
図4に示す脚2は波状の芯線22aを樹脂材で覆ってお
り、スライダー3a、滑り止め21aが一体成形されて
いる。図5に示す脚2にはスライダー3a側の一部分を
U字形に折り返して形成した芯線22bが埋め込まれて
いる。更に図6に示す脚2には一本の線材を折り返し、
それをよりあわせて形成した芯線22c、又は、二本の
線材をよりあわせて形成した芯線22cが埋め込まれて
いる。符号21bは脚とは別部材からなる滑り止めであ
る。
【0008】図7に示すふらつき防止機構は、第1の部
材4に形成された環状壁41の端面に、フレキシブル脚
2の太さに応じた間隔でノック(回り止め)44を突設
する。脚2は第1の部材4のノック44間に位置させて
第2の部材5をねじ込むことにより、スライダー3が両
部材によって挟み支持される。この構造により、脚2は
ノック44によって位置決めされ、ふらつきが防止され
るので、カメラを安定して設置することができる。図8
に示す例ではノックに替えて、脚2が収まる為の窪み4
4Aを形成し、この窪み44Aに脚2を合わせて第2の
部材5をねじ込むことにより、上記同様の作用を生ず
る。
材4に形成された環状壁41の端面に、フレキシブル脚
2の太さに応じた間隔でノック(回り止め)44を突設
する。脚2は第1の部材4のノック44間に位置させて
第2の部材5をねじ込むことにより、スライダー3が両
部材によって挟み支持される。この構造により、脚2は
ノック44によって位置決めされ、ふらつきが防止され
るので、カメラを安定して設置することができる。図8
に示す例ではノックに替えて、脚2が収まる為の窪み4
4Aを形成し、この窪み44Aに脚2を合わせて第2の
部材5をねじ込むことにより、上記同様の作用を生ず
る。
【0009】図9は他の実施形態の分解斜視図である。
図10に組立図を示す。本実施形態は1本の脚を固定
し、他の脚を回動可能に支持したものである。第1の部
材4は中央から周縁にかけて突条部45を形成し、この
突条部45には貫通孔46および脚固定部47が設けら
れている。脚固定部47には脚2の一端側に固着した脚
支持部24を嵌合する為の穴48と脚2の太さよりやや
大きい幅の溝49が形成されている。溝49は側方が開
放されている。脚支持部24の両端面には軸部25が一
体成形されている。また第1の部材4には2本の脚2を
回転可能に支持する為の軸穴51が設けられ、この軸穴
51に脚支持部24の軸部25が嵌入される。第1の部
材4の周縁近傍には、軸穴51を挟んで突起状のノック
52が配置されている。第2の部材5には取付け螺子1
を通す貫通孔53を形成し、周縁部分に脚の付け根部分
を押える為の脚押え部54が設けられている。脚押え部
54は第1の部材4側の突条部45の溝49に対向して
位置されており、先端部分は脚2の外形に合わせた凹状
の円弧面に形成されている。
図10に組立図を示す。本実施形態は1本の脚を固定
し、他の脚を回動可能に支持したものである。第1の部
材4は中央から周縁にかけて突条部45を形成し、この
突条部45には貫通孔46および脚固定部47が設けら
れている。脚固定部47には脚2の一端側に固着した脚
支持部24を嵌合する為の穴48と脚2の太さよりやや
大きい幅の溝49が形成されている。溝49は側方が開
放されている。脚支持部24の両端面には軸部25が一
体成形されている。また第1の部材4には2本の脚2を
回転可能に支持する為の軸穴51が設けられ、この軸穴
51に脚支持部24の軸部25が嵌入される。第1の部
材4の周縁近傍には、軸穴51を挟んで突起状のノック
52が配置されている。第2の部材5には取付け螺子1
を通す貫通孔53を形成し、周縁部分に脚の付け根部分
を押える為の脚押え部54が設けられている。脚押え部
54は第1の部材4側の突条部45の溝49に対向して
位置されており、先端部分は脚2の外形に合わせた凹状
の円弧面に形成されている。
【0010】脚2の組付けについて説明すると、第1の
部材4の突条部45に固定脚2を位置決めする。このと
き、軸部25は穴48の底に形成された軸穴に嵌め込ま
れる。スライド脚2はノック52の間に位置させ、脚支
持部24の軸部25を軸穴51に挿入する。第2の部材
5は脚押え部54を突条部45に入れた脚2を押えるよ
うにして第1の部材4に重ね合わせる。その後、ボルト
1を第2の部材5から第1の部材4を貫通させ、そのネ
ジ部分にC止め輪55を差し込んで、第1の部材4と第
2の部材5を結合する。本実施形態では1本の固定脚と
2本のスライド脚にしたことにより脚の方向をボルトを
緩めてスライド脚のみで脚の方向調整が可能となりカメ
ラの取付け向きが簡単にセットできる。
部材4の突条部45に固定脚2を位置決めする。このと
き、軸部25は穴48の底に形成された軸穴に嵌め込ま
れる。スライド脚2はノック52の間に位置させ、脚支
持部24の軸部25を軸穴51に挿入する。第2の部材
5は脚押え部54を突条部45に入れた脚2を押えるよ
うにして第1の部材4に重ね合わせる。その後、ボルト
1を第2の部材5から第1の部材4を貫通させ、そのネ
ジ部分にC止め輪55を差し込んで、第1の部材4と第
2の部材5を結合する。本実施形態では1本の固定脚と
2本のスライド脚にしたことにより脚の方向をボルトを
緩めてスライド脚のみで脚の方向調整が可能となりカメ
ラの取付け向きが簡単にセットできる。
【0011】図11に上記実施形態の変形例の分解斜視
図を示す。本例はボルトを緩める事なく脚の方向を調節
可能にしたものである。ここでは図9に示す例と異なる
構成についてのみ説明する。突条部45は第1の部材4
の外形いっぱいに形成されており、その一方側には脚固
定部47を設け、他方側には第1の部材4と第2の部材
5を固定するためのビス穴50が設けられている。第2
の部材5には取付け螺子1を通す貫通孔53、周縁部分
に脚の付け根部分を押える為の脚押え部54、およびビ
ス貫通孔55が設けられている。第1の部材4の貫通孔
46と第2の部材5の貫通孔53は同じ径に形成されて
おり、ゴム管61が嵌め込まれる。ボルト1を締め付け
るナット62はゴム管61の内径よりやや小さい外径の
筒状ナットである。
図を示す。本例はボルトを緩める事なく脚の方向を調節
可能にしたものである。ここでは図9に示す例と異なる
構成についてのみ説明する。突条部45は第1の部材4
の外形いっぱいに形成されており、その一方側には脚固
定部47を設け、他方側には第1の部材4と第2の部材
5を固定するためのビス穴50が設けられている。第2
の部材5には取付け螺子1を通す貫通孔53、周縁部分
に脚の付け根部分を押える為の脚押え部54、およびビ
ス貫通孔55が設けられている。第1の部材4の貫通孔
46と第2の部材5の貫通孔53は同じ径に形成されて
おり、ゴム管61が嵌め込まれる。ボルト1を締め付け
るナット62はゴム管61の内径よりやや小さい外径の
筒状ナットである。
【0012】脚2の組付けについて説明すると、第1の
部材4と第2の部材5の間に固定脚2とスライド脚2を
組付けた後、ビス60により第1の部材4と第2の部材
5を結合する。ゴム管61を貫通孔46,53に嵌め込
み、ボルト1を第2の部材5側から第1の部材4に貫通
させた後に、第2の部材4を突出したボルト1にナット
62をねじ込む。ナット62はその鍔部分62aを第1
の部材4の面に当接するまでねじ込む。これにより、カ
メラに支持脚を固定する為のボルト1が第1の部材4か
ら突出する。本実施例ではゴム管を中心にして第1の部
材と第2の部材の結合体が自由に回転できる。つまりボ
ルトを緩める事なく脚の方向を調節することができる。
部材4と第2の部材5の間に固定脚2とスライド脚2を
組付けた後、ビス60により第1の部材4と第2の部材
5を結合する。ゴム管61を貫通孔46,53に嵌め込
み、ボルト1を第2の部材5側から第1の部材4に貫通
させた後に、第2の部材4を突出したボルト1にナット
62をねじ込む。ナット62はその鍔部分62aを第1
の部材4の面に当接するまでねじ込む。これにより、カ
メラに支持脚を固定する為のボルト1が第1の部材4か
ら突出する。本実施例ではゴム管を中心にして第1の部
材と第2の部材の結合体が自由に回転できる。つまりボ
ルトを緩める事なく脚の方向を調節することができる。
【0013】図12は他の実施形態の分解斜視図であ
る。図13に組立図を示す。本実施形態はカメラの支持
脚取付け面に平行な同一軸線上に3本の脚を回動可能に
配置したものである。基台70には複数の脚取付部71
(71A〜71D)が並立して設けられており、それぞ
れの脚取付部71の対向面には半球状のボス72が形成
されている。ボス72から離れた場所に脚節度用の小ボ
ス73が形成されてている。脚2の一端は脚支持部26
が固定されており、この脚支持部26には脚取付部71
の対向面に対向する端面を有する。脚支持部26の両端
面には脚取付け部71のボス72を嵌込む為の凹部27
が設けられている。また脚2の動きに節度を持たせる
為、脚支持部26の端面の一方には凹部27の周辺に複
数の節度用凹部28が設けられている。これらの構成は
それぞれの脚取付部71及び脚支持部26に同様に設け
られている。符号74はボルト1の貫通孔である。
る。図13に組立図を示す。本実施形態はカメラの支持
脚取付け面に平行な同一軸線上に3本の脚を回動可能に
配置したものである。基台70には複数の脚取付部71
(71A〜71D)が並立して設けられており、それぞ
れの脚取付部71の対向面には半球状のボス72が形成
されている。ボス72から離れた場所に脚節度用の小ボ
ス73が形成されてている。脚2の一端は脚支持部26
が固定されており、この脚支持部26には脚取付部71
の対向面に対向する端面を有する。脚支持部26の両端
面には脚取付け部71のボス72を嵌込む為の凹部27
が設けられている。また脚2の動きに節度を持たせる
為、脚支持部26の端面の一方には凹部27の周辺に複
数の節度用凹部28が設けられている。これらの構成は
それぞれの脚取付部71及び脚支持部26に同様に設け
られている。符号74はボルト1の貫通孔である。
【0014】脚支持部26を脚取付部71Aと71B間
に挿入し、力を加えて若干基台側を変形させるようにし
て押込みボス72を凹部27に嵌込む。他の脚も同様に
装着し、図13に示すカメラ支持脚を組立てる。本実施
形態では部品点数が少なくなり、その結果組立て工数も
少なく簡単になるので、コスト低減が図られる。基台を
板金加工で製作することにより、更に生産性を高めるこ
とができる。
に挿入し、力を加えて若干基台側を変形させるようにし
て押込みボス72を凹部27に嵌込む。他の脚も同様に
装着し、図13に示すカメラ支持脚を組立てる。本実施
形態では部品点数が少なくなり、その結果組立て工数も
少なく簡単になるので、コスト低減が図られる。基台を
板金加工で製作することにより、更に生産性を高めるこ
とができる。
【0015】図14は上記実施形態の変形例の分解斜視
図である。図15に組立図を示す。本実施形態はカメラ
の支持脚取付け面に平行して3本の脚を回動可能に配置
したものである。脚2の一端側には薄い円形板部材から
なる脚取付部80が設けられている。脚取付部80には
ボルト1を通す貫通孔81が形成されている。それぞれ
の脚2の脚取付部80A,80B,80Cは互いに異な
る場所で脚2に結合されている。即ち、脚取付部80A
と80Cは貫通孔81からずれた場所、つまり脚2の外
径にほぼ等しい間隔で脚2に結合されている。脚取付部
80Bは脚の中心線の延長上に貫通孔81の中心がある
ように脚2に結合される。
図である。図15に組立図を示す。本実施形態はカメラ
の支持脚取付け面に平行して3本の脚を回動可能に配置
したものである。脚2の一端側には薄い円形板部材から
なる脚取付部80が設けられている。脚取付部80には
ボルト1を通す貫通孔81が形成されている。それぞれ
の脚2の脚取付部80A,80B,80Cは互いに異な
る場所で脚2に結合されている。即ち、脚取付部80A
と80Cは貫通孔81からずれた場所、つまり脚2の外
径にほぼ等しい間隔で脚2に結合されている。脚取付部
80Bは脚の中心線の延長上に貫通孔81の中心がある
ように脚2に結合される。
【0016】このように構成することにより、3本の脚
取付部80A,80B,80Cを重ねて1本のボルト1
でカメラに取付ける場合、互いの脚が邪魔にならず、図
15に示すように3本の脚2を横並びさせてカメラにネ
ジ止めすることができる。本実施形態では部品点数を少
なくし、かつ簡単に組立てできる構造にすることによ
り、フレキシブル脚を持ったカメラ支持脚を安価に提供
できる。
取付部80A,80B,80Cを重ねて1本のボルト1
でカメラに取付ける場合、互いの脚が邪魔にならず、図
15に示すように3本の脚2を横並びさせてカメラにネ
ジ止めすることができる。本実施形態では部品点数を少
なくし、かつ簡単に組立てできる構造にすることによ
り、フレキシブル脚を持ったカメラ支持脚を安価に提供
できる。
【0017】図16に他の実施形態の斜視図を示す。本
実施形態は基部の外周側部にフレキシブル脚を固着した
ものである。基部90はフレキシブル脚2の太さにほぼ
等しい厚みの円盤状の部材として構成されている。基部
90の外周側部には3本のフレキシブル脚2が固着され
ている。それぞれの脚2の先端にはゴムボール21が取
付けられている。基部10の中央にはカメラの内径螺子
にねじ込むための取付け螺子1が設けられている。また
取付け螺子1を設けた側の基部には取付けクッション6
が接着により配設されている。
実施形態は基部の外周側部にフレキシブル脚を固着した
ものである。基部90はフレキシブル脚2の太さにほぼ
等しい厚みの円盤状の部材として構成されている。基部
90の外周側部には3本のフレキシブル脚2が固着され
ている。それぞれの脚2の先端にはゴムボール21が取
付けられている。基部10の中央にはカメラの内径螺子
にねじ込むための取付け螺子1が設けられている。また
取付け螺子1を設けた側の基部には取付けクッション6
が接着により配設されている。
【0018】支持脚をカメラにセットする場合は、基部
の取付け螺子1をカメラの内径螺子にねじ込む。図17
に示すようにフレキシブル脚2をカメラ設置場所の面状
態に応じて適宜曲げてカメラを被写体に向ける。カメラ
に対する支持脚のセット態様としては、図17に示すよ
うに横置きに設置、あるいは図18のように縦置きに設
置することができる。撮影が終わったら図19に示すよ
うに、脚2をカメラの邪魔にならないよう方向にまとめ
ると良い。図20はカメラから取外して携帯する状態を
背面より示したもので、第2の部材5にはポケットなど
に引掛けるためのフック51を設けると良い。
の取付け螺子1をカメラの内径螺子にねじ込む。図17
に示すようにフレキシブル脚2をカメラ設置場所の面状
態に応じて適宜曲げてカメラを被写体に向ける。カメラ
に対する支持脚のセット態様としては、図17に示すよ
うに横置きに設置、あるいは図18のように縦置きに設
置することができる。撮影が終わったら図19に示すよ
うに、脚2をカメラの邪魔にならないよう方向にまとめ
ると良い。図20はカメラから取外して携帯する状態を
背面より示したもので、第2の部材5にはポケットなど
に引掛けるためのフック51を設けると良い。
【図1】本発明に係るカメラ支持脚の分解斜視図であ
る。
る。
【図2】カメラ支持脚の破断斜視図である。
【図3】カメラ支持脚の断面図である。
【図4】波状芯線入りのフレキシブル脚の断面図であ
る。
る。
【図5】折返し部分を有する芯線入りのフレキシブル脚
の断面図である。
の断面図である。
【図6】より合わせ芯線入りのフレキシブル脚の断面図
である。
である。
【図7】第1の部材の斜視図である。
【図8】第2の部材の斜視図である。
【図9】他の実施形態の分解斜視図である。
【図10】図9に示すカメラ支持脚の斜視図である。
【図11】他の実施形態の分解斜視図である。
【図12】他の実施形態の分解斜視図である。
【図13】図12に示すカメラ支持脚の斜視図である。
【図14】他の実施形態の分解斜視図である。
【図15】図14に示すカメラ支持脚の斜視図である。
【図16】他の実施形態の斜視図である。
【図17】使用例を示す斜視図である。
【図18】使用例を示す斜視図である。
【図19】携帯例を示す正面図である。
【図20】携帯例を示す斜視図である。
1…カメラ取付け螺子、2…フレキシブル脚、3…スラ
イダー、4…第1の部材、5…第2の部材、6…取付け
クッション、24…脚支持部、25…軸部、41…環状
壁、44,52…ノッチ(回り止め部)、45…凹部、
46…貫通孔、51…軸穴、47…脚取付部
イダー、4…第1の部材、5…第2の部材、6…取付け
クッション、24…脚支持部、25…軸部、41…環状
壁、44,52…ノッチ(回り止め部)、45…凹部、
46…貫通孔、51…軸穴、47…脚取付部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭64−49794(JP,A) 特開 昭55−78889(JP,A) 特開 平8−122913(JP,A) 特開 平3−129333(JP,A) 特開 平2−311090(JP,A) 実開 平4−24737(JP,U) 実開 昭56−162394(JP,U) 実開 昭54−21541(JP,U) 実開 昭63−41146(JP,U) 実開 昭60−131794(JP,U) 実開 昭59−4896(JP,U) 実開 昭49−59533(JP,U) 実開 昭49−59534(JP,U) 実開 昭49−59535(JP,U) 実開 平4−67641(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 17/56
Claims (2)
- 【請求項1】 カメラを被写体に向けて支持するカメラ
支持脚において、 カメラ側の支持脚取付面に対向する平らな面を有し、該
平らな面のほぼ中央に貫通孔を設けた第1の部材と、 前記第1の部材とほぼ同形に形成され、該第1の部材の
貫通孔に同心の貫通孔を設けた第2の部材と、 一端に軸部を有する脚支持部を取り付けた3本のフレキ
シブル脚と、 前記貫通孔を通して第2の部材から第1の部材側へ突出
するカメラ取付け螺子と、を備え、 前記第1の部材と第2の部材の少なくとも一方の部材に
は、前記脚支持部の軸部を回動可能に支持する軸穴およ
び前記フレキシブル脚のふらつきを防止する為の回り止
め部を設け、前記フレキシブル脚がカメラ側の支持脚取
付面に平行な面内のみを回動できるよう構成されている
ことを特徴とするカメラ支持脚。 - 【請求項2】 カメラを被写体に向けて支持するカメラ
支持脚において、 貫通孔および同心上に併設した複数の脚取付部が設けら
れ、カメラ側の支持脚取付面に対向する面を有する基台
と、 前記基台の各脚取付部に個別に回動可能に取り付けられ
る脚支持部を有する3本のフレキシブル脚と、 前記基台の貫通孔を通して、カメラ側の支持脚取付面に
設けられた内径螺子に螺合されるカメラ取付け螺子と、
を備え、 前記各フレキシブル脚の脚支持部と基台との間にフレキ
シブル脚の回動に節度を持たせる節度部を設け、更に、
前記脚支持部の回動軸線は、カメラ側の支持脚取付面に
平行とし、かつフレキシブル脚をカメラ側の支持脚取付
面に平行にしたとき該支持脚取付面に近接する状態とな
る位置にあって、各フレキシブル脚がカメラ側の支持脚
取付面に平行かつ横並びに収納できるよう構成されてい
ることを特徴とするカメラ支持脚。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09208506A JP3083135B2 (ja) | 1996-08-27 | 1997-07-16 | カメラ支持脚 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26224196 | 1996-08-27 | ||
JP8-262241 | 1996-08-27 | ||
JP09208506A JP3083135B2 (ja) | 1996-08-27 | 1997-07-16 | カメラ支持脚 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10133272A JPH10133272A (ja) | 1998-05-22 |
JP3083135B2 true JP3083135B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=26516872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09208506A Expired - Fee Related JP3083135B2 (ja) | 1996-08-27 | 1997-07-16 | カメラ支持脚 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3083135B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20070154254A1 (en) * | 2006-01-03 | 2007-07-05 | Bevirt Joeben | Mounting apparatus using ball and socket joints with gripping features |
GB2548684A (en) * | 2016-02-05 | 2017-09-27 | Gripple Ltd | Support device for supporting a first article on a second article |
-
1997
- 1997-07-16 JP JP09208506A patent/JP3083135B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10133272A (ja) | 1998-05-22 |
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