JP3082787B2 - ドライクリーニング機械 - Google Patents
ドライクリーニング機械Info
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- JP3082787B2 JP3082787B2 JP03173442A JP17344291A JP3082787B2 JP 3082787 B2 JP3082787 B2 JP 3082787B2 JP 03173442 A JP03173442 A JP 03173442A JP 17344291 A JP17344291 A JP 17344291A JP 3082787 B2 JP3082787 B2 JP 3082787B2
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- Japan
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- gas
- air
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- activated carbon
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はドライクリーニング機械
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より一般にドライクリーニング機械
には、有機溶剤としてパークロルエチレン、1.1.1
−トリクロルエタン、1.1.2−トリクロロ−1.
2.2−トリフルオロエタン(R113)、或いはトリ
クロロモノフルオロメタン(R11)等が使用されてい
る。
には、有機溶剤としてパークロルエチレン、1.1.1
−トリクロルエタン、1.1.2−トリクロロ−1.
2.2−トリフルオロエタン(R113)、或いはトリ
クロロモノフルオロメタン(R11)等が使用されてい
る。
【0003】以下有機溶剤としてパークロルエチレンを
用いたドライクリーニング機械を、図2の実施例につい
て説明する。先ずドライクリーニング機械の全体構成に
ついて説明すると、図中1は処理槽であり、同処理槽1
内には回転ドラム2が配設されている。また前記処理槽
1の下部にはボタントラップ3が接続されており、同処
理槽1の上部にはリントフィルタ59、乾燥熱源のエア
ヒータ4、凝縮回収を行うための水冷式クーラ5、冷凍
機35に接続した冷凍式クーラ26及びファン6が内蔵
されたダクト7が配設されている。同ダクト7には空気
取入口8及び溶剤ガス排気口9が設けられ、同溶剤ガス
排気口9はダンパ10によって開閉されるようになって
いる。
用いたドライクリーニング機械を、図2の実施例につい
て説明する。先ずドライクリーニング機械の全体構成に
ついて説明すると、図中1は処理槽であり、同処理槽1
内には回転ドラム2が配設されている。また前記処理槽
1の下部にはボタントラップ3が接続されており、同処
理槽1の上部にはリントフィルタ59、乾燥熱源のエア
ヒータ4、凝縮回収を行うための水冷式クーラ5、冷凍
機35に接続した冷凍式クーラ26及びファン6が内蔵
されたダクト7が配設されている。同ダクト7には空気
取入口8及び溶剤ガス排気口9が設けられ、同溶剤ガス
排気口9はダンパ10によって開閉されるようになって
いる。
【0004】前記処理槽1の外部には、溶剤タンク11
及びリンスタンク12がオーバフロー付き仕切板13を
介して隣接するように設けられており、これらの内部に
は、例えばパークロルエチレン等の溶剤14が貯溜され
ている。また溶剤タンク11にはバルブ15、ポンプ1
6、バルブ17、第1カートリッジフィルタ18及びバ
ルブ19の経路、或いはバルブ15、ポンプ16及びバ
ルブ20の経路で前記処理槽1内と連通している。また
前記配管は前記バルブ15とポンプ16間の分岐部でバ
ルブ21を介して前記ボタントラップ3と接続してい
る。また前記配管は前記ポンプ16とバルブ17及びバ
ルブ20間の分岐部でバルブ22、第2カートリッジフ
ィルタ27を介して蒸留器23と接続している。蒸留器
23はコンデンサ24、配管28を介して比重差で溶剤
と水を分離する水分離器25と連絡している。水分離器
25にはオーバフロー付き仕切板29を介して水タンク
30が設けられている。また水分離器25は、配管31
を介して前記ダクト7内のクーラ5及び26下の溶剤回
収部と連絡している。前記水タンク30は配管32、バ
ルブ33を介して水抜きタンク34に接続している。
及びリンスタンク12がオーバフロー付き仕切板13を
介して隣接するように設けられており、これらの内部に
は、例えばパークロルエチレン等の溶剤14が貯溜され
ている。また溶剤タンク11にはバルブ15、ポンプ1
6、バルブ17、第1カートリッジフィルタ18及びバ
ルブ19の経路、或いはバルブ15、ポンプ16及びバ
ルブ20の経路で前記処理槽1内と連通している。また
前記配管は前記バルブ15とポンプ16間の分岐部でバ
ルブ21を介して前記ボタントラップ3と接続してい
る。また前記配管は前記ポンプ16とバルブ17及びバ
ルブ20間の分岐部でバルブ22、第2カートリッジフ
ィルタ27を介して蒸留器23と接続している。蒸留器
23はコンデンサ24、配管28を介して比重差で溶剤
と水を分離する水分離器25と連絡している。水分離器
25にはオーバフロー付き仕切板29を介して水タンク
30が設けられている。また水分離器25は、配管31
を介して前記ダクト7内のクーラ5及び26下の溶剤回
収部と連絡している。前記水タンク30は配管32、バ
ルブ33を介して水抜きタンク34に接続している。
【0005】また溶剤タンク11は、冷凍機35によっ
て冷却されると共に、洗剤投入器36と接続されてい
る。37はエアバックで、ベント配管38,39を介し
てドライクリーニング機械本体の内圧調整を行なってい
る。更に空気取入口8は、空気取入ダクト40及びバル
ブ41を介して、また溶剤ガス排気口9は、排気ダクト
42及びバルブ43を介して溶剤回収装置44に夫々接
続している。溶剤回収装置44は、エアヒータ45と活
性炭層46を内蔵しており、排気ダクト42はファン4
7、水冷式クーラ48、冷凍式クーラ49及びダクト5
0を介して前記回収装置44のエアヒータ45の入口に
接続している。また冷凍式クーラ49用の水分離器51
は、水タンク30とリンスタンク12に夫々接続してい
る。
て冷却されると共に、洗剤投入器36と接続されてい
る。37はエアバックで、ベント配管38,39を介し
てドライクリーニング機械本体の内圧調整を行なってい
る。更に空気取入口8は、空気取入ダクト40及びバル
ブ41を介して、また溶剤ガス排気口9は、排気ダクト
42及びバルブ43を介して溶剤回収装置44に夫々接
続している。溶剤回収装置44は、エアヒータ45と活
性炭層46を内蔵しており、排気ダクト42はファン4
7、水冷式クーラ48、冷凍式クーラ49及びダクト5
0を介して前記回収装置44のエアヒータ45の入口に
接続している。また冷凍式クーラ49用の水分離器51
は、水タンク30とリンスタンク12に夫々接続してい
る。
【0006】52は曝気装置で、水タンク30からの排
水を収納すると共に、曝気された溶剤ガスを吸着するカ
ートリッジ型活性炭吸着器53に接続されており、かつ
バルブ54を介して蒸発器55に接続されている。蒸発
器55は、加熱手段56によって気化した極めて希薄な
溶剤ガスを排気ダクト57へ導く。排気ダクト57は加
熱されていて、極めて希薄な溶剤ガスが凝縮するのを防
止しており、排気ダクト57中のガスは排気ファン58
により大気中へ排出される。
水を収納すると共に、曝気された溶剤ガスを吸着するカ
ートリッジ型活性炭吸着器53に接続されており、かつ
バルブ54を介して蒸発器55に接続されている。蒸発
器55は、加熱手段56によって気化した極めて希薄な
溶剤ガスを排気ダクト57へ導く。排気ダクト57は加
熱されていて、極めて希薄な溶剤ガスが凝縮するのを防
止しており、排気ダクト57中のガスは排気ファン58
により大気中へ排出される。
【0007】次に前記装置における脱臭工程について説
明すると、処理槽1の中で回転するドラム2の中の衣類
に付着していた溶剤ガスを奪った空気は、リントフィル
タ59を経てファン6により水冷式クーラ5と冷凍式ク
ーラ26に至り、溶剤ガスが凝縮する。凝縮した溶剤の
液は、配管31を経て水分離器25に流れ込む。ここで
まだ微量の溶剤ガスを含んだ空気は、開放状態の排気口
9、排気ダクト42、ファン47(バルブ43は閉)に
より、水冷式クーラ48、冷凍式クーラ49に至り、溶
剤ガスが更に凝縮する。この凝縮した溶剤の液は、水分
離器51へ流れ込む。次いで極めて微量の溶剤ガスを含
んだ空気は、ダクト50から溶剤回収装置44へ流れ込
み、OFF状態のエアヒータ45を経て活性炭層46に
至り、溶剤ガスは吸着される。そして無臭にまできれい
になった空気は、バルブ41、空気取入ダクト40を経
て、空気取入口8から処理槽1に入り、再度衣類から溶
剤ガスを奪う。脱臭工程は前述のように閉回路で循環す
る。
明すると、処理槽1の中で回転するドラム2の中の衣類
に付着していた溶剤ガスを奪った空気は、リントフィル
タ59を経てファン6により水冷式クーラ5と冷凍式ク
ーラ26に至り、溶剤ガスが凝縮する。凝縮した溶剤の
液は、配管31を経て水分離器25に流れ込む。ここで
まだ微量の溶剤ガスを含んだ空気は、開放状態の排気口
9、排気ダクト42、ファン47(バルブ43は閉)に
より、水冷式クーラ48、冷凍式クーラ49に至り、溶
剤ガスが更に凝縮する。この凝縮した溶剤の液は、水分
離器51へ流れ込む。次いで極めて微量の溶剤ガスを含
んだ空気は、ダクト50から溶剤回収装置44へ流れ込
み、OFF状態のエアヒータ45を経て活性炭層46に
至り、溶剤ガスは吸着される。そして無臭にまできれい
になった空気は、バルブ41、空気取入ダクト40を経
て、空気取入口8から処理槽1に入り、再度衣類から溶
剤ガスを奪う。脱臭工程は前述のように閉回路で循環す
る。
【0008】次に活性炭層46の脱着の場合について説
明すると、エアヒータ45、ファン47、水冷式クーラ
48、冷凍式クーラ49をON、バルブ41を閉、排気
口9がダンパ10で閉、バルブ43を開の状態とし、エ
アヒータ45を通過した約150℃の熱風を活性炭層4
6へ供給する。活性炭槽46に供給された熱風は活性炭
に吸着した溶剤を追い出し、バルブ43、ファン47を
経て水冷式クーラ48、冷凍式クーラ49に至り、溶剤
ガスを凝縮液化して水分離器51へ導くことで回収され
る。この時の循環中の空気はエアヒータ45の入口側で
−10℃程度であり、出口側で約150℃に加熱されて
いる。次いで活性炭層46を冷却する場合は、前記脱着
工程の状態において、エアヒータ45をOFFとするだ
けでよい。
明すると、エアヒータ45、ファン47、水冷式クーラ
48、冷凍式クーラ49をON、バルブ41を閉、排気
口9がダンパ10で閉、バルブ43を開の状態とし、エ
アヒータ45を通過した約150℃の熱風を活性炭層4
6へ供給する。活性炭槽46に供給された熱風は活性炭
に吸着した溶剤を追い出し、バルブ43、ファン47を
経て水冷式クーラ48、冷凍式クーラ49に至り、溶剤
ガスを凝縮液化して水分離器51へ導くことで回収され
る。この時の循環中の空気はエアヒータ45の入口側で
−10℃程度であり、出口側で約150℃に加熱されて
いる。次いで活性炭層46を冷却する場合は、前記脱着
工程の状態において、エアヒータ45をOFFとするだ
けでよい。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前述の従
来装置にあっては、活性炭の脱着回収システムの各機器
の配置が直列になっており、更にドライクリーナ脱臭工
程で活性炭に吸着された溶剤ガスを毎回脱着再生する必
要があるため、吸着された溶剤を活性炭より追い出すた
めには約150℃の熱風を活性炭層46へ吹き込まなけ
ればならない。また活性炭から追い出された溶剤を回収
するためには、水冷式クーラ、冷凍式クーラを使い−1
0℃付近まで循環中の空気を冷やして凝縮回収しなけれ
ばならない。このようなことから、前記従来装置では溶
剤ガスを加熱するためのエアヒータ45に非常に大きな
エネルギーを必要としていた。本発明は省エネルギー効
果の高い溶剤回収装置を提供し、前記従来の課題を解決
しようとするものである。
来装置にあっては、活性炭の脱着回収システムの各機器
の配置が直列になっており、更にドライクリーナ脱臭工
程で活性炭に吸着された溶剤ガスを毎回脱着再生する必
要があるため、吸着された溶剤を活性炭より追い出すた
めには約150℃の熱風を活性炭層46へ吹き込まなけ
ればならない。また活性炭から追い出された溶剤を回収
するためには、水冷式クーラ、冷凍式クーラを使い−1
0℃付近まで循環中の空気を冷やして凝縮回収しなけれ
ばならない。このようなことから、前記従来装置では溶
剤ガスを加熱するためのエアヒータ45に非常に大きな
エネルギーを必要としていた。本発明は省エネルギー効
果の高い溶剤回収装置を提供し、前記従来の課題を解決
しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】このため本発明は、処理
槽、リントフィルタ、第1のファン、クーラ及びヒータ
からなる循環回路を備え、同クーラの下流側にダンパを
有する排気口と、同ダンパと同ヒータの間に開口する空
気取入口とを有するドライクリーニング機械であって、
同排気口を外部に設けられた排気ダクトを介して第2の
ファン、冷凍式クーラ、エアヒータ、活性炭層に接続す
ると共に同第2のファンと同活性炭層との間にガス連通
経路を形成し、さらにドライクリーナの空気取入口を空
気取入ダクトとバルブを介して前記活性炭層の出口側へ
接続して同クリーニング機械との間で循環回路を形成し
た溶剤回収装置において、同溶剤回収装置内の脱着再生
の循環回路における冷凍式クーラとエアヒータ間のガス
と、活性炭層と同第2のファン間のガスとを熱交換する
ガス−ガス熱交換器を設けてなるもので、これを課題解
決のための手段とするものである。
槽、リントフィルタ、第1のファン、クーラ及びヒータ
からなる循環回路を備え、同クーラの下流側にダンパを
有する排気口と、同ダンパと同ヒータの間に開口する空
気取入口とを有するドライクリーニング機械であって、
同排気口を外部に設けられた排気ダクトを介して第2の
ファン、冷凍式クーラ、エアヒータ、活性炭層に接続す
ると共に同第2のファンと同活性炭層との間にガス連通
経路を形成し、さらにドライクリーナの空気取入口を空
気取入ダクトとバルブを介して前記活性炭層の出口側へ
接続して同クリーニング機械との間で循環回路を形成し
た溶剤回収装置において、同溶剤回収装置内の脱着再生
の循環回路における冷凍式クーラとエアヒータ間のガス
と、活性炭層と同第2のファン間のガスとを熱交換する
ガス−ガス熱交換器を設けてなるもので、これを課題解
決のための手段とするものである。
【0011】
【作用】本発明では、溶剤回収装置内の脱着再生の循環
回路における冷凍式クーラとエアヒータ間のガスと、活
性炭層とファン間のガスとを熱交換するガス−ガス熱交
換器を設けてあるため、エアヒータ前後の温度差を小さ
くでき、エアヒータに対する負荷を軽減でき省エネルギ
ーになる。更に水冷式クーラ前の空気温度も低くなるた
め、水冷式クーラも不要となる。
回路における冷凍式クーラとエアヒータ間のガスと、活
性炭層とファン間のガスとを熱交換するガス−ガス熱交
換器を設けてあるため、エアヒータ前後の温度差を小さ
くでき、エアヒータに対する負荷を軽減でき省エネルギ
ーになる。更に水冷式クーラ前の空気温度も低くなるた
め、水冷式クーラも不要となる。
【0012】
【実施例】以下本発明を図面の実施例について説明する
と、図1は本発明の実施例に係る溶剤回収部の概念図で
ある。なお、図1に示す以外の構成は図2と同一である
ので、それらの構成の説明はここでは省略する。本発明
に係る溶剤回収装置はドライクリーナの一連の工程、即
ち洗浄、脱液、乾燥、脱臭の各工程のうち、脱臭工程に
おいて連動して作動する。脱臭工程における空気の流れ
はドライクリーナの排気口(図2に示す)9より排気ダ
クト42、ファン47、水冷式クーラ48、冷凍式クー
ラ49を経てダクト50、ガス−ガス熱交換器70、エ
アヒータ45(エアヒータOFF)を経由し、バルブ4
3(OFF)、活性炭層46で溶剤ガスを吸着し、極め
て薄い濃度の溶剤ガスとしてバルブ41、空気取入ダク
ト40からドライクリーナへ戻し、循環させている。
と、図1は本発明の実施例に係る溶剤回収部の概念図で
ある。なお、図1に示す以外の構成は図2と同一である
ので、それらの構成の説明はここでは省略する。本発明
に係る溶剤回収装置はドライクリーナの一連の工程、即
ち洗浄、脱液、乾燥、脱臭の各工程のうち、脱臭工程に
おいて連動して作動する。脱臭工程における空気の流れ
はドライクリーナの排気口(図2に示す)9より排気ダ
クト42、ファン47、水冷式クーラ48、冷凍式クー
ラ49を経てダクト50、ガス−ガス熱交換器70、エ
アヒータ45(エアヒータOFF)を経由し、バルブ4
3(OFF)、活性炭層46で溶剤ガスを吸着し、極め
て薄い濃度の溶剤ガスとしてバルブ41、空気取入ダク
ト40からドライクリーナへ戻し、循環させている。
【0013】一方、活性炭層46の熱風脱着工程の空気
の流れは、ファン47、水冷式クーラ48、冷凍式クー
ラ49、ダクト50を経てガス−ガス熱交換器70、エ
アヒータ45(エアヒータON)を通り、エアヒータ4
5で加熱され、約150℃になった空気が活性炭層46
へ吹き付けられ、活性炭層から揮発分を追い出した後、
バルブ43(開)を経由して循環する経路をとってい
る。この時ドライクリーナとの接続はすべて閉回路で構
成されている。
の流れは、ファン47、水冷式クーラ48、冷凍式クー
ラ49、ダクト50を経てガス−ガス熱交換器70、エ
アヒータ45(エアヒータON)を通り、エアヒータ4
5で加熱され、約150℃になった空気が活性炭層46
へ吹き付けられ、活性炭層から揮発分を追い出した後、
バルブ43(開)を経由して循環する経路をとってい
る。この時ドライクリーナとの接続はすべて閉回路で構
成されている。
【0014】前記本発明の装置に対し、従来の装置での
熱風脱着工程は、冷凍式クーラとエアヒータの間にガス
−ガス熱交換器を有していないため、冷凍式クーラから
出た−10℃程度の冷風はダクト50を通ってエアヒー
タ45に直接供給され、エアヒータ45の出口側で約1
50℃程度に加温熱風にするため、エアヒータ45は非
常に大きなエネルギーを必要としていた。またエアヒー
タ45の蒸気供給量が低下して活性炭層46の脱着温度
が低くなると、活性炭層46より充分に溶剤を取りきれ
なくなり、活性炭が破過して衣料取出し時に溶剤の臭い
がする等の不具合の原因となっていた。更に溶剤ロス、
作業環境も悪化する等の問題も有していた。
熱風脱着工程は、冷凍式クーラとエアヒータの間にガス
−ガス熱交換器を有していないため、冷凍式クーラから
出た−10℃程度の冷風はダクト50を通ってエアヒー
タ45に直接供給され、エアヒータ45の出口側で約1
50℃程度に加温熱風にするため、エアヒータ45は非
常に大きなエネルギーを必要としていた。またエアヒー
タ45の蒸気供給量が低下して活性炭層46の脱着温度
が低くなると、活性炭層46より充分に溶剤を取りきれ
なくなり、活性炭が破過して衣料取出し時に溶剤の臭い
がする等の不具合の原因となっていた。更に溶剤ロス、
作業環境も悪化する等の問題も有していた。
【0015】よって本発明では従来装置におけるエアヒ
ータ45の負荷をできるだけ少なくするために、冷凍式
クーラとエアヒータ間にガス−ガス熱交換器を設けるこ
とにより、冷凍式クーラ49で冷やされた空気−10℃
がダクト50よりガス−ガス熱交換器70内を通ること
で、エアヒータ45上部へ吹き出る時に熱風温度80℃
まで加温され、更にエアヒータ45で約150℃まで加
温される。このためエアヒータ45において加温する温
度差が少なくなり、省エネルギーとなる。また活性炭層
46に吹き付けられた約150℃の熱風温度は活性炭層
46の出口側で約120℃程度まで下がり、その熱風温
度は活性炭層46の下部に設けられたダクトを経由し
て、バルブ43からガス−ガス熱交換器70を通ること
により高温の温風は50℃程度の熱風温度にまで下が
り、従来の冷凍式クーラ49前の熱風温度40℃より多
少高いが実用上支障はないことから水冷式クーラ48を
削除することができる。
ータ45の負荷をできるだけ少なくするために、冷凍式
クーラとエアヒータ間にガス−ガス熱交換器を設けるこ
とにより、冷凍式クーラ49で冷やされた空気−10℃
がダクト50よりガス−ガス熱交換器70内を通ること
で、エアヒータ45上部へ吹き出る時に熱風温度80℃
まで加温され、更にエアヒータ45で約150℃まで加
温される。このためエアヒータ45において加温する温
度差が少なくなり、省エネルギーとなる。また活性炭層
46に吹き付けられた約150℃の熱風温度は活性炭層
46の出口側で約120℃程度まで下がり、その熱風温
度は活性炭層46の下部に設けられたダクトを経由し
て、バルブ43からガス−ガス熱交換器70を通ること
により高温の温風は50℃程度の熱風温度にまで下が
り、従来の冷凍式クーラ49前の熱風温度40℃より多
少高いが実用上支障はないことから水冷式クーラ48を
削除することができる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明した如く本発明は、溶剤
回収装置内の脱着再生の循環回路における冷凍式クーラ
とエアヒータ間のガスと、活性炭層とファン間のガスと
を熱交換するガス−ガス熱交換器を設けたため、溶剤回
収装置のエアヒータへの負荷を1/2程度に軽減するこ
とが出来、更に活性炭出口の熱風がガス−ガス熱交換器
を通ることにより冷凍式クーラより出た冷風と熱交換さ
れ、一段と低い温風に変わるため水冷式クーラを不要に
することが出来る。従って従来の溶剤回収装置に対し装
置が簡単で、水冷式クーラの冷却水が不要となり、エア
ヒータの蒸気も半減でき、ランニングコストを軽減させ
ることになる等の優れた効果を奏するものである。
回収装置内の脱着再生の循環回路における冷凍式クーラ
とエアヒータ間のガスと、活性炭層とファン間のガスと
を熱交換するガス−ガス熱交換器を設けたため、溶剤回
収装置のエアヒータへの負荷を1/2程度に軽減するこ
とが出来、更に活性炭出口の熱風がガス−ガス熱交換器
を通ることにより冷凍式クーラより出た冷風と熱交換さ
れ、一段と低い温風に変わるため水冷式クーラを不要に
することが出来る。従って従来の溶剤回収装置に対し装
置が簡単で、水冷式クーラの冷却水が不要となり、エア
ヒータの蒸気も半減でき、ランニングコストを軽減させ
ることになる等の優れた効果を奏するものである。
【図1】本発明の実施例に係るドライクリーニング機械
における溶剤回収部のシステム図である。
における溶剤回収部のシステム図である。
【図2】従来のドライクリーナ機械と溶剤回収機を含む
システム図である。
システム図である。
1 処理槽 4 エアヒータ 5 水冷式クーラ 6 ファン(第1のファン) 8 空気取入口 9 排気口 10 ダンパ 26 冷凍式クーラ 41,43 バルブ 42 排気ダクト 45 エアヒータ 46 活性炭層 47 ファン(第2のファン) 48 水冷式クーラ 49 冷凍式クーラ 50 ダクト 59 リントフィルタ 70 ガス−ガス熱交換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭59−130691(JP,U) 実開 昭60−112329(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 処理槽、リントフィルタ、第1のファ
ン、クーラ及びヒータからなる循環回路を備え、同クー
ラの下流側にダンパを有する排気口と、同ダンパと同ヒ
ータの間に開口する空気取入口とを有するドライクリー
ニング機械であって、同排気口を外部に設けられた排気
ダクトを介して第2のファン、冷凍式クーラ、エアヒー
タ、活性炭層に接続すると共に同第2のファンと同活性
炭層との間にガス連通経路を形成し、さらにドライクリ
ーナの空気取入口を空気取入ダクトとバルブを介して前
記活性炭層の出口側へ接続して同クリーニング機械との
間で循環回路を形成した溶剤回収装置において、同溶剤
回収装置内の脱着再生の循環回路における冷凍式クーラ
とエアヒータ間のガスと、活性炭層と同第2のファン間
のガスとを熱交換するガス−ガス熱交換器を設けたこと
を特徴とするドライクリーニング機械。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03173442A JP3082787B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ドライクリーニング機械 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03173442A JP3082787B2 (ja) | 1991-06-19 | 1991-06-19 | ドライクリーニング機械 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04371196A JPH04371196A (ja) | 1992-12-24 |
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