JP3082180B2 - 記録テープ用ガイドローラー - Google Patents

記録テープ用ガイドローラー

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JP3082180B2
JP3082180B2 JP05222535A JP22253593A JP3082180B2 JP 3082180 B2 JP3082180 B2 JP 3082180B2 JP 05222535 A JP05222535 A JP 05222535A JP 22253593 A JP22253593 A JP 22253593A JP 3082180 B2 JP3082180 B2 JP 3082180B2
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良浩 清野
与志信 武田
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/56Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using mould parts movable during or after injection, e.g. injection-compression moulding
    • B29C45/561Injection-compression moulding
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2059/00Use of polyacetals, e.g. POM, i.e. polyoxymethylene or derivatives thereof, as moulding material

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、VTRカメラなどに利
用される記録テープ用ガイドローラーに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばVTRカメラにおいて、ヘッドの
近くでテープの走行面を形成するために用いられるガイ
ドローラーは、アジマスにも係わり、高精度が要求され
る。図2に示すように、この種のガイドローラー1は、
円筒形状になっている。その寸法は、例えば、全長aが
7.95mm、外径bが3mm、内径cが1mmである。これに対
して、製品規格上要求される精度は、同心度が 0.3μm
以下、円筒度が 0.1μm以下、表面粗度が 0.5S以下で
ある。
【0003】前記ガイドローラー1は、例えば合成樹脂
の一体成形品よりなるが、材料としては、強度、耐磨耗
性などの諸機械的性質に優れるとともに、耐熱性などに
も優れたポリアセタール(POM)などが用いられる。
そして、成形に際しては、必要な精度を出すために、金
型加工に当然高精度が求められるが、成形品自体が金型
の寸法通りにできるようにしなければならない。
【0004】例えば、金型のキャビティ内に充填された
樹脂の冷却、固化に伴って生じるひけにより、図3に示
すように、成形されたガイドローラーが樽形(a)ある
いは糸巻き形(b)に変形するようなおそれがある。こ
のような変形が限度を越えて生じれば、必要な精度が得
られない。金型による成形後に、超高精度旋盤を用いて
後加工を行えば、必要な精度を出し得ることはある。し
かし、図3に示すように、成形されたガイドローラー1
の一部の内径が規定寸法より短くなっていれば、その内
径は後加工では大きくできないから、ガイドローラー1
とその内部に挿入されるシャフトとの嵌合長が短くなっ
てしまう。何より後加工を行わなければならないので
は、工数も増え、製造上不利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、高精度
を要求される記録テープ用ガイドローラーを樹脂により
成形しようとする場合には、金型加工に高精度が求めら
れる他、成形品自体が金型の寸法通りにできるようにし
なければならない。これは、後加工を不要とするために
も、必要なことである。他にも、成形されるガイドロー
ラーの強度を高めることなども課題となる。
【0006】本発明は、このような課題を解決しようと
するもので、合成樹脂製の記録テープ用ガイドローラー
において、金型による成形のみにより十分な高精度を出
せるようにするとともに、強度などの特性も高めること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、前記
目的を達成するために、ポリアセタールの円筒形状の成
形品からなる記録テープ用ガイドローラーにおいて、密
度が1.05g/cm3 以上かつ1.50g/cm3 以下であるものであ
る。
【0008】さらに、請求項2の発明の記録テープ用ガ
イドローラーは、圧縮比が0より大きくかつ0.4 以下の
射出圧縮成形品であるものである。
【0009】
【作用】請求項1の発明の記録テープ用ガイドローラー
は、密度が1.05g/cm3 以上であるが、ポリアセタールの
成形品の密度は通常それ以下である。そして、密度を高
くすることにより、強度などの特性が上がる他、金型に
よる成形に際して、ひけなどの発生も防止でき、成形品
を金型の寸法通りに成形できる。なお、必要以上に密度
を高くするのは、製造上の不利益もあり、密度は1.50g/
cm3 以下でよい。
【0010】そして、請求項2の発明のように、圧縮比
が0より大きくかつ0.4 以下の範囲で、射出圧縮成形に
より記録テープ用ガイドローラーを成形すれば、前記の
密度にでき、成形品を金型の寸法通りに成形できる。な
お、必要以上に圧縮比を高くするのは、製造上の不利益
もあり、圧縮比は 0.4以下でよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例について説明する。
本実施例の記録テープ用ガイドローラー1の形状は、先
に説明した図2に示すとおりであって、円筒形状をなし
ている。そして、ガイドローラー1は、ポリアセタール
(POM)の一体成形品である。ポリアセタールの材料
の比重は、通常1.41〜1.50の範囲であり、本実施例で
は、比重が1.41の材料を用いている。これに対して、成
形されたガイドローラー1の密度は1.12g/cm3 である。
【0012】図1は、前記ガイドローラー1を射出圧縮
成形する金型の一部を示す断面図である。図1におい
て、11は固定型、12は可動型で、これら固定型11および
可動型12は、互いに図示上下方向に移動して開閉するも
のである。そして、固定型11および可動型12には、同径
の円柱形状孔13,14が図示上下方向に同軸的に形成され
ている。可動型12の円柱形状孔14は、キャビティをなし
ガイドローラー1の外周面を形成するものである。ま
た、可動型12には、円柱形状孔14を下方から塞ぐように
して、ガイドローラー1の一端面を形成する入れ子16が
埋め込んで固定してある。この入れ子16には、ガイドロ
ーラー1の内周面を形成する円柱形状のピン部17が突出
形成されている。このピン部17は、円柱形状孔14内の中
心を貫通している。なお、ガイドローラー1の前記端面
を図示下方から押す突き出しピン18が入れ子16を図示上
下動可能に貫通している。一方、前記固定型11の円柱形
状孔13には、円筒形状の押圧ピン21が図示上下動可能に
嵌合されている。この押圧ピン21は、ガイドローラー1
の他方の端面を形成するものであり、前記入れ子16のピ
ン部17が内部に嵌合するものである。さらに、型閉され
た固定型11と可動型12との間には、樹脂通路であるラン
ナー22と、このランナー22に通じるサイドゲート23とが
形成されるようになっているが、このサイドゲート23
は、前記固定型11の円柱形状孔13を介して可動型12の円
柱形状孔14内に通じるものである。
【0013】そして、ガイドローラー1の成形に際して
は、固定型11と可動型12とを型閉するとともに、図1
(a)に示すように、まず押圧ピン21は、その図示下端
がサイドゲート23よりも上に位置した状態にする。この
状態で、サイドゲート23は、固定型11の円柱形状孔13を
介して可動型12の円柱形状孔14内に通じる。そして、射
出成形機のノズルから加熱、溶融した樹脂26すなわちP
OMを固定型11内へ射出する。この樹脂26は、ランナー
22を通って、サイドゲート23から円柱形状孔13,14内に
充填される。この充填後、円柱形状孔13,14内の樹脂26
がまだ軟らかいうちに、押圧ピン21を図示下降させる。
この押圧ピン21のストロークsは、1.976mm である。こ
れにより、円柱形状孔14内の樹脂26がガイドローラー1
の軸方向に圧縮される。これとともに、押圧ピン21の先
端部は、可動型12の円柱形状孔14内に嵌合し、これによ
り、円柱形状孔14内の樹脂とサイドゲート23内の樹脂と
が切断される。その後、円柱形状孔14内の樹脂すなわち
成形されたガイドローラー1が十分に冷却、固化した
後、型開となる。このとき、突き出しピン18により、可
動型12の円柱形状孔14内のガイドローラー1が抜き出さ
れる。
【0014】なお、前記押圧ピン21は、周知のような射
出成形機に備えられた2段型締機構とスプリングとを利
用して駆動することもできるし、金型自体に設けた油圧
シリンダーなどにより駆動することもできる。
【0015】ところで、射出成形機からの樹脂を射出す
るときの圧力は、2500〜3000 kg/cm2 であるが、固定型
11内の樹脂通路においてかなりの減衰が生じ、キャビテ
ィをなす円柱形状孔14内の圧力は500kg/cm2 と、かなり
低いものになる。そのため、射出成形機による圧力のみ
では、成形されるガイドローラー1を所期の密度にはで
きない。そこで、前述のような押圧ピン21による圧縮に
よって、円柱形状孔14内の樹脂に4000 kg/cm2 程度の圧
力をかけている。押圧ピン21のストロークsは1.976mm
であり、成形されるガイドローラー1の全長aは7.95mm
であるから、圧縮比rは、 1.976/7.95=0.248 であ
る。このような圧縮により、POMからなるガイドロー
ラー1の密度を1.12g/cm3 とできる。なお、成形された
ガイドローラー1の重量は 0.070gである。
【0016】前記の密度1.12g/cm3 は、通常のPOMの
成形品の密度よりも高いものである。このように密度を
高くする射出圧縮成形を行うことにより、成形されたガ
イドローラー1の精度を十分に高く、規格を満たすもの
とできる。すなわち、通常成形時のPOMの収縮率は 1
2/1000〜16/1000 程度であるが、前記圧縮により収縮率
が0.1/1000と大幅に小さくなり、成形に際して、ひけな
どの発生を防止でき、ガイドローラー1を金型の寸法通
りに成形できる。したがって、後加工も不要になる。そ
して、ガイドローラー1が高精度になることにより、使
用時の遊動なども防止でき、作動の信頼性が向上する。
また、ガイドローラー1の密度が高いことにより、強
度、耐磨耗性などの特性も向上する。
【0017】なお、外形寸法と同様、金型の加工精度と
も係わることであるが、実際に測定を行ったところ、成
形されたガイドローラー1の表面粗度は 0.7μmRt 、
0.2μmRz であった。
【0018】ところで、POMからなるガイドローラー
の密度は、前記実施例の1.12g/cm3に限るものではない
が、十分な効果を得るには、1.05g/cm3 以上とすべきで
ある。また、必要以上に密度を高くすると、製造上、金
型強度や押圧ピンの駆動装置の出力などの問題が生じる
ので、密度は1.50g/cm3 以下でよい。また、前記1.05g/
cm3 以上、1.50g/cm3 以下の密度を得るに際しての圧縮
比rは、0より大きくかつ0.4 以下が適当である。
【0019】さらに、ガイドローラーの寸法も、前記実
施例のものに限らない。
【0020】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ポリアセター
ルの円筒形状の成形品からなる記録テープ用ガイドロー
ラーにおいて、密度が1.05g/cm3 以上かつ1.50g/cm3
下であるので、強度などの特性を上げられるとともに、
金型による成形に際して、ひけなどの発生を防止でき、
成形品を金型の寸法通りに成形できる。これにより、後
加工を行うことなく、十分な高精度を得られるようにな
る。
【0021】さらに、請求項2の発明によれば、記録テ
ープ用ガイドローラーを圧縮比が0より大きくかつ0.4
以下の射出圧縮成形品としたので、前記の密度を得ら
れ、成形品を金型の寸法通りに成形できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、記録テープ用
ガイドローラーの成形に用いる金型の断面図である。
【図2】記録テープ用ガイドローラーの一例を示す断面
図である。
【図3】記録テープ用ガイドローラーの成形上の問題点
を示す説明図である。
【符号の説明】
1 記録テープ用ガイドローラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−137172(JP,A) 特開 昭63−255861(JP,A) 特開 昭55−142454(JP,A) 特開 平1−263145(JP,A) 特開 平2−263856(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/60

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリアセタールの円筒形状の成形品から
    なる記録テープ用ガイドローラーにおいて、密度が1.05
    g/cm3 以上かつ1.50g/cm3 以下であることを特徴とする
    記録テープ用ガイドローラー。
  2. 【請求項2】 圧縮比が0より大きくかつ0.4 以下の射
    出圧縮成形品であることを特徴とする請求項1記載の記
    録テープ用ガイドローラー。
JP05222535A 1993-09-07 1993-09-07 記録テープ用ガイドローラー Expired - Fee Related JP3082180B2 (ja)

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