JP3081897B2 - コンクリート構造物施工用型枠装置及びコンクリート構造物を施工する工法 - Google Patents

コンクリート構造物施工用型枠装置及びコンクリート構造物を施工する工法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダム、砂防ダム、
水路及び法面等のコンクリート構造物を構築する際に使
用するコンクリート製造物施工用型枠装置及びその装置
を使用して連続的にコンクリート層を打設してコンクリ
ート構造物を施工する工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ダム等のコンクリート構造物
を施工する場合に使用する構造物成形型枠としては、種
々のものが知られているが、その中でも図5及び図6に
示すように、左右方向に間隔をおいて配置された複数の
縦材118における上半部の外側にわたって上下方向に
間隔をおいて配置された複数の横材119を溶接等によ
り固着し、且つ各縦材118における上半部の内側にわ
たって型枠120を固着すると共に、作業足場を121
を各縦材118の下端部にわたって固定し、さらに各縦
材118の下部に取付けられた雌ねじ部材122にジャ
ッキボルト123を螺合すると共に、各縦材118の中
間部にシーボルト101を挿嵌し、各縦材118の上部
にはダミーボルトを挿嵌し各々をナット等により緊締
し、また各縦材118の上端部に吊金具124を固定し
た構造の構造用成形型枠125が一般的に知られてい
る。
【0003】即ち、この種の構造物成形型枠125の作
業工程としては、前記型枠120の内側に打設したコン
クリート126が硬化したのち、ケーブルクレーンまた
は型枠移設箇所に搬入した簡易クレーンにおける複数の
吊上用フックを前記吊金具124に係合し、前記クレー
ンにより構造物成形型枠125を支持したのち、作業員
が作業足場121に乗ってシーボルト101及びダミー
ボルト102とを緊締しているナット等を弛緩方向に回
動してアンカーボルト127から離脱し、且つジャッキ
ボルト123を張る方向に回動して下位のコンクリート
から128から離反させ、それを再びケーブルクレーン
等により吊り上げて次のコンクリート打設位置まで引上
げる。そして構造物成形型枠125を宙吊り状態のまま
で測量用計器等を使用して水平位置を定め、その水平位
置に沿うように作業員が構造物成形型枠125の位置調
整を行う。続いて作業員が宙吊り状態の構造物成形型枠
125を既設のコンクリート層に埋設されたアンカーボ
ルト127に螺合されたシーボルト101に緊締する。
以後上述した作業工程を繰り返してコンクリート構造物
を施工するのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、構造物
成形型枠125は大型で重量があるため(約800キロ
グラム)、作業員が迅速に水平に設置することは大変困
難であり作業時間の遅延となる原因となっていた。ま
た、構造物成形型枠125を硬化後のコンクリート層か
ら脱型するときは上述したように、ケーブルクレーン等
のワイヤーロープ等により構造物成形型枠125を支持
した後に、シーボルト101に緊締されているナット等
を弛緩するが、この際に構造物成形型枠125の重量に
よりワイヤーロープの緩みが一気に落下するのでその付
近で作業している作業員にとって大変危険であるという
問題があった。さらに、ケーブルクレーンは構造物成形
型枠125を吊り上げたまま確実に固定するまで必要と
されるので、その間ケーブルクレーンは他の作業等もで
きないため、作業時間の遅延と経済的にも無駄が多いと
いう問題があった。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑みてなされたも
ので、その解決すべき課題は、上述した従来の構造用型
枠が具備する問題点を解決することであり、その目的は
コンクリート壁面を成形するための成形用型枠を容易に
短時間に水平に調整することができるコンクリート構造
物施工用型枠装置とコンクリート構造物を施工する工法
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以上を解決するために、
本各発明の採った手段は、実施形態において使用する符
号を付して説明すると、まず、請求項1記載の発明は、
既設のコンクリート構造物に横方向へ所定間隔を隔てて
埋設される複数のアンカーボルトのうち少なくとも2本
に連結するシーボルト1と、前記シーボルト1に架設す
る連結桁2と、前記連結桁2の両端に設けられた上下調
整可能なレベルジャッキ3と、前記レベルジャッキ3に
担持するコンクリート壁面を成形するための成形用型枠
4と、前記シーボルト1に挿脱自在且つ固定可能な挿通
孔12を備えると共に前記成形用型枠の外側に向かって
上下方向に延在し水平方向に所定間隔を隔てて固設する
複数の縦端材5と、を備えたコンクリート構造物施工用
型枠装置100であって、前記レベルジャッキ3の上下
移動調整によって前記成形用型枠4の水平度を調整する
ようにした。
【0007】次に、請求項2に係る発明のコンクリート
構造物施工用型枠装置100は、請求項1に係る発明の
コンクリート構造物施工用型枠装置100を構成する縦
端材5を、その上端部に挿脱自在且つ固定可能に取付け
られるアンカーボルト埋設用のダミーボルト6と、前記
縦端材5の下端部を挿脱自在且つ固定可能に取付けられ
る縦端材傾き調整用のジャッキボルト7とを備えたもの
とした。
【0008】次に、請求項3に係る発明は、既設のコン
クリート構造物に横方向に間隔をおいて埋設された複数
のアンカーボルトの少なくとも2本にシーボルト1を固
定する工程と、前記シーボルト1を固定したのちにレ
ルジャッキ3が設けられた連結桁2を前記シーボルト1
に架設する工程と、前記連結桁2を前記シーボルト1に
架設したのちに成形用型枠4を前記レベルジャッキ3に
担持する共に縦端材5に設けられた挿通孔12に前記シ
ーボルト1を挿通して固定する工程と、前記成形用型枠
4を前記レベルジャッキ3に担持する共に前記縦端材5
に設けられた挿通孔12に前記シーボルト1を挿通して
固定したのちに前記レベルジャッキ3の上下調整によっ
て前記成形用型枠4の水平度を調整する工程と、前記成
形用型枠4の水平度を調整したのちに前記成形用型枠4
の内側にコンクリートを打設し、該コンクリートを養生
硬化後に前記コンクリート構造物施工用型枠装置100
を脱型し、前記コンクリート構造物施工用型枠装置10
0を昇降手段を介して次のコンクリート打設位置まで引
上げる工程とからなり、前記各工程を順次繰り返して連
続的にコンクリート層を打設してコンクリート構造物を
施工する工法とした。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係るコンクリート構造物
施工用型枠装置及びコンクリート構造物を施工する工法
の実施の形態を、実施例に基いてさらに詳細に説明する
が、これは代表的な例を示したものであり、その要旨を
越えない限り、以下の実施例により本発明が限定される
ものでない。
【0010】図1及び図2に示すように、本発明の実施
例のコンクリート構造物施工用型枠装置100は、既設
のコンクリート構造物30に横方向へ所定間隔を隔てて
埋設する複数のアンカーボルト31のうち少なくとも2
本に固定するシーボルト1と、該シーボルト1に架設す
る連結桁2と、該連結桁2の両端に設けられた上下調整
可能なレベルジャッキ3と、該レベルジャッキ3に担持
するコンクリート壁面を成形するための成形用型枠4
と、シーボルト1に挿脱自在且つ固定可能な挿通孔12
を備えると共に成形用型枠4の外側に向かって上下方向
に延在し水平方向に所定間隔を隔てて固設する複数の縦
端材5と、該縦端材5の下端部に折り畳み自在の作業足
場32とによって基本構成されたものである。
【0011】前記シーボルト1は、既設のコンクリート
構造物30に横方向に所定の間隔を隔てて連続して埋設
された複数のアンカーボルト31に螺合して緊締される
ものであり一般に周知の形状のものである。そしてこの
複数のアンカーボルト31のうち少なくとも2本にシー
ボルト1が緊締され、これに連結桁2が架設されてい
る。
【0012】前記連結桁2は、図1及び図3に示すよう
に、一定断面形状の鋼材等によりL字形状に形成された
ものであり、既設のコンクリート面に当接する面のその
両端部にはシーボルト1が挿通される挿通孔12が形成
されている。その挿通孔12にうち一方の形状は横方向
に広い楕円形状に形成されている。これにより既設コン
クリート層に横方向に所定間隔を隔てて連続して緊締さ
れているシーボルト1の間隔に若干の違いがある場合で
も対応することが可能となる。そして前記既設のコンク
リート面に当接する面の上縁端部から直角方向に突出す
る面が形成されており、その面の両端部には後述するレ
ベルジャッキ3が上下位置調整可能なように螺合される
レベルジャッキ回動孔13が設けられている。
【0013】前記レベルジャッキ3は、図3及び図4に
示すように、上述した連結桁2の両端部に形成されてい
るレベルジャッキ回動孔13に各々上下移動調整自在に
螺合されており、各々のレベルジャッキ3により後述す
る成形用型枠4を担持している。レベルジャッキ3の形
状はねじ形状に形成され、その上端部には成形用型枠4
を保持可能なようにさら形状に形成された保持部14が
設けられている。レベルジャッキ3の下端部には四角形
状に形成された係合部15が形成されており、この係合
部15に一般的に周知であるラチェットレンチを係合さ
せて回動させることによりレベルジャッキ3の上下位置
を調整するように構成してある。これにより、成形用型
枠4を水平に調整することが可能となる。
【0014】前記成形用型枠4は、木材等の材料で矩形
形状に形成されたコンクリート壁面成形板16とそのコ
ンクリート壁面成形板16に所定間隔を隔てて左右両端
部に固着される縦方向支持部材17と、この縦方向支持
部材17間に所定間隔で且つ縦方向支持部材17に直交
するように固着された複数の横方向支持部材18とによ
り構成されているものである。縦端材5の上端寄り箇所
から挿脱自在且つ固定可能に取付けられるアンカーボル
ト埋設用のダミーボルト6は、コンクリート壁面成形板
16に形成された孔に挿通されて既設のコンクリート層
に埋設されたアンカーボルト31に嵌挿される。従っ
て、コンクリート壁面成形板16の材料を木材にしたこ
とによりダミーボルト6の挿通する孔の加工が容易に行
うことが可能となる。但し、その材料を木材等に限定す
るものでなく、例えば、周知のメタルフォームあるいは
合成樹脂素材等から成型されるコンクリート壁面成形板
が例示できる。また成形用型枠4の上端部には吊り金具
19が設けられている。
【0015】前記縦端材5は、一対のコ字形状に形成さ
れた鋼材をシーボルト等を挿通させるための間隔を隔て
て背中合わせに対向するようにプレート等により溶接さ
れて形成されたものである。これにより、後述するシー
ボルト等を挿脱する箇所を自由に設定することができる
ため、あらゆる作業状況の変化に対応することが可能と
なる。そして縦方向に所定間隔を隔てて配置された複数
の縦端材5における上半部の内側にわたって成形用型枠
4に固着されている。
【0016】前記縦端材5には、その上端寄り箇所に挿
脱自在且つ固定可能に取付けられるアンカーボルト埋設
用のダミーボルト6と、成形用型枠4よりも下部に位置
し且つ縦端材5の略中間箇所に挿脱自在且つ固定可能な
アンカーボルト埋設用のシーーボルト1と、縦端材5の
下端寄り部箇所を挿脱自在且つ固定可能に取付けられる
縦端材5の傾き調整用のジャッキボルト7と、縦端材5
の下端部に折り畳み自在な作業足場32を備えている。
【0017】前記作業足場32は、図2に示すように、
縦端材5の下端寄り箇所の側部に固定位置調整可能に支
持され作業内容に応じて変更可能に構成されているもの
である。
【0018】次に、かかる構成からなるコンクリート構
造物施工用型枠装置100を使用してコンクリート構造
物を施工する工法について説明する。
【0019】先ず、最初に図1及び図2に示すように、
既設のコンクリート構造物30に横方向へ所定間隔を隔
てて埋設する複数のアンカーボルト31にシーボルト1
を固定する。
【0020】次に、レベルジャッキ3が両端に設けられ
た連結桁2を、その両端に形成された各々の挿通孔12
にシーボルト1に架設するように挿通させる。
【0021】次に、成形用型枠4に設けられた吊り金具
19にケーブルクレーン等又は型枠移設箇所に搬入した
簡易クレーンにおける複数の吊り上げ用フックを前記吊
り金具19に係合し、前記クレーン等により成形用型枠
4を吊り上げた後、図1及び図4に示すように、レベル
ジャッキ3に担持するように載置すると共に前記縦端材
5に前記シーボルト1に設けられた挿通孔12に挿通さ
れるように配置する。このとき、測量用計器等で水平度
を測定してその水平位置を決める。そして、連結桁2の
両端に設けられたレベルジャッキ3の下端部にラチェッ
トレンチを係合させて回動させることにより成形用型枠
4の水平位置が調整される。また、成形用型枠4は、前
記レベルジャッキに担持するように載置されるので、水
平位置を調整するときに前記クレーン等で吊り下げたま
まの状態で作業をする必要もなく、クレーン等を他の作
業に使用することが可能となるため、作業時間の短縮と
経済的にも有効的となる。
【0022】次に、前記シーボルト等に座金20を通
し、ナット21を緊締させない程度に螺合させる。そし
て、縦端材5に挿通され固定されているジャッキボルト
7を回動させて成形用型枠4のコンクリート施工面が既
設のコンクリート層面と同一直線上となるように各縦端
材5の傾きを調整したのち、前記ナット21を緊締させ
る。
【0023】以上のように、既設のコンクリート層に設
置されたコンクリート構造物施工用装置100の内側に
コンクリートを打設する。
【0024】前記打設したコンクリートが養生硬化した
後、前記吊り金具19にケーブルクレーンの吊り上げ用
フックに係合したのち、作業員が作業足場32に乗って
シーボルト1及びダミーボルト6に緊締されているナッ
ト等を弛緩する。このとき、成形用型枠4及び各縦端材
5はレベルジャッキ3に担持されているため、成形用型
枠4の重量によりワイヤーロープの緩みが一気に落下し
てその付近で作業している作業員が怪我をすることを防
止するのである。
【0025】続いて、作業員がシーボルト1等を弛緩方
向に回動させてアンカーボルト31から離脱させると共
に下位のコンクリートから離反させて次の上位になるコ
ンクリート施工予定面までケーブルクレーン等で上昇さ
せる。そして前述の操作を反復して行ってコンクリート
層を最下部から順次積み上げられるようにしてコンクリ
ート構造物を構築していくのである。
【0026】このように、本実施例に係るコンクリート
構造物施工用装置100は、複数のアンカーボルトのう
ち少なくとも2本に連結するシーボルト1と、前記シー
ボルト1に架設する連結桁2と、前記連結桁2の両端に
設けられた上下調整可能なレベルジャッキ3と、前記レ
ベルジャッキ3に担持するコンクリート壁面を成形する
ための成形用型枠4と、前記シーボルト1に挿脱自在且
つ固定可能な挿通孔12を備えると共に前記成形用型枠
の外側に向かって上下方向に延在し水平方向に所定間隔
を隔てて固設する複数の縦端材5と、を備えたものであ
る。
【0027】したがって、各レベルジャッキ3の上下位
置を調整することにより成形用型枠4の水平度を容易に
調整することが可能となる。また、成形用型枠4は、前
記レベルジャッキ3に担持するように載置されるので、
水平度を調整するときでもケーブルクレーン等で吊り下
げたままの状態で作業をする必要もなく、クレーン等を
他の作業に使用することが可能となるため、作業時間の
短縮と経済的にも有効的に利用することが可能となる。
さらに、打設したコンクリートが養生し硬化したのちに
コンクリート構造物施工用装置100を脱型する作業に
おいて、前記吊り金具19にケーブルクレーンの吊り上
げ用フックに係合したのち、作業員が作業足場32に乗
ってシーボルト1及びダミーボルト6に緊締されている
ナット等を弛緩した際でも、成形用型枠4及び各縦端材
5はレベルジャッキ3に担持されているので、成形用型
枠4の重量によりワイヤーロープの緩みが一気に落下し
てその付近で作業している作業員が怪我をすることを防
止することができる。さらに加えて、本実施例では、成
形用型枠4を構成するコンクリート壁面成形板16の材
料を木材にしたことによりダミーボルト6の挿通する孔
の加工が容易に行うことが可能となる。
【0028】尚、本実施例は、本発明に係るコンクリー
ト構造物施工用型枠装置100を一つ使用してコンクリ
ート構造物を施工する工法を説明したが、コンクリート
構造物施工用型枠装置100を複数使用して大型のコン
クリート構造物を施工する際でも、前述した内容と実質
的に同一の作用効果が得られることが自明であるため、
叙上の説明を援用する。
【0029】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明にお
いては、上記実施形態において例示したように、このコ
ンクリート構造物施工用型枠装置は、コンクリート壁面
を成形するための成形用型枠を容易に短時間に水平に調
整することできると共に構造用型枠の設置及び脱型に使
用されるケーブルクレーン等の使用時間を短縮させ且つ
作業員の安全性を向上させることができるという優れた
効果を奏するものである。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明に係る
コンクリート構造物施工用型枠装置を使用することによ
り、コンクリート壁面を成形するための成形用型枠を容
易に短時間に水平に調整することできると共に構造用型
枠の設置及び脱型に使用されるケーブルクレーン等の使
用時間を短縮させ且つ作業員の安全性を向上させること
ができるという優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンクリート構造物施工用型枠装置の実施例を
示す正面図である。
【図2】コンクリート構造物施工用型枠装置の実施例を
示す縦断側面図である。
【図3】コンクリート構造物施工用型枠装置を構成する
レベルジャッキが設けられた連結桁の実施例を示す正面
図である。
【図4】コンクリート構造物施工用型枠装置の実施例を
示す一部拡大縦断側面図である。
【図5】従来の構造物成形型枠の使用状態を示す縦断側
面図である。
【図6】従来の構造物成形型枠の使用状態を示す正面図
である。
【符号の説明】
100 コンクリート構造物施工用型枠装置 1 シーボルト 2 連結桁 3 レベルジャッキ 4 成形用型枠 5 縦端材 6 ダミーボルト 7 ジャッキボルト 12 挿通孔 13 レベルジャッキ回動孔 14 保持部 15 係合部 16 コンクリート壁面成形板 17 縦方向支持部材 18 横方向支持部材 19 吊り金具 20 座金 30 既設のコンクリート構造物 31 アンカーボルト 32 作業足場

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既設のコンクリート構造物に横方向に所定
    間隔を隔てて埋設された複数のアンカーボルトのうち少
    なくとも2本に連結するシーボルトと、 前記シーボルトに架設する連結桁と、 前記連結桁の両端部に設けられた上下調整可能なレベル
    ジャッキと、 前記レベルジャッキに担持するコンクリート壁面を成形
    するための成形用型枠と、 前記シーボルトに挿脱自在且つ固定可能な挿通孔を備え
    ると共に前記成形用型枠の外側に上下方向に延在し水平
    方向に所定間隔を隔てて固設する複数の縦端材と、を備
    え、 前記レベルジャッキの上下移動調整によって前記成形用
    型枠の水平度を調整することを特徴とするコンクリート
    構造物施工用型枠装置。
  2. 【請求項2】前記縦端材は、その上端部に挿脱自在且つ
    固定可能に取付けられるアンカーボルト埋設用のダミー
    ボルトと、前記縦端材の下端部を挿脱自在且つ固定可能
    に取付けられる縦端材傾き調整用のジャッキボルトとを
    備えたことを特徴とする請求項1記載のコンクリート構
    造物施工用型枠装置。
  3. 【請求項3】既設のコンクリート構造物に横方向へ間隔
    をおいて埋設された複数のアンカーボルトの少なくとも
    2本にシーボルトを連結する工程と、 前記シーボルトを固定したのちにレベルジャッキが設け
    られた連結桁を前記シーボルトに架設する工程と、 前記連結桁を前記シーボルトに架設したのちに成形用型
    枠を前記レベルジャッキに担持する共に縦端材に設けら
    れた挿通孔に前記シーボルトを挿通して固定する工程
    と、 前記成形用型枠を前記レベルジャッキに担持する共に前
    記縦端材に設けられた挿通孔に前記シーボルトを挿通し
    て固定したのちに前記レベルジャッキの上下調整によっ
    て前記成形用型枠の水平度を調整する工程と、 前記成形用型枠の水平度を調整したのちに前記成形用型
    枠の内側にコンクリートを打設し、該コンクリートを養
    生硬化後に前記コンクリート構造物施工用型枠装置を脱
    型し、前記コンクリート構造物施工用型枠装置を昇降手
    段を介して次のコンクリート打設位置まで引上げる工程
    とからなり、前記各工程を順次繰り返して連続的にコン
    クリート層を打設してコンクリート構造物を施工する工
    法。
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