JP3081483U - 二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール - Google Patents

二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール

Info

Publication number
JP3081483U
JP3081483U JP2001002653U JP2001002653U JP3081483U JP 3081483 U JP3081483 U JP 3081483U JP 2001002653 U JP2001002653 U JP 2001002653U JP 2001002653 U JP2001002653 U JP 2001002653U JP 3081483 U JP3081483 U JP 3081483U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide rail
locking
drawer
piece
inner slide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001002653U
Other languages
English (en)
Inventor
麗賀 朱
Original Assignee
盈達滑軌股▲ふん▼有限公司
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 盈達滑軌股▲ふん▼有限公司 filed Critical 盈達滑軌股▲ふん▼有限公司
Priority to JP2001002653U priority Critical patent/JP3081483U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3081483U publication Critical patent/JP3081483U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 二段引き出し全開位置決め式引出しスライド
レールの提供。 【解決手段】 引出しが二段式に順に引き出され、且つ
第1段シフトは内スライドレールと中スライドレールが
一緒に引出しを搭載して移動し、力のモーメントの原理
を良好に運用し、これにより負担を軽減し損壊率を減ら
し相対的に使用寿命を延長する。且つ内スライドレール
の小係止突起が第1係止片の上折り壁の前端を係止し、
内スライドレールが中スライドレールと連帯して外向き
に第1シフトを行う時に内スライドレールが先に中スラ
イドレールより離脱するのを防止する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は一種の二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレールに係り、二 段式の段階的引き出し動作により力のモーメントを良好に運用し、相対的に使用 寿命を高め、且つその両側の部品動作が同期とされ、相互に干渉する状況が発生 せず、引出し移動動作を順調とし、またスライドレールに設けられた第1係止片 に支持片が設けられて安定性が増加され、内スライドレールに設けられたバネが 脱落しにくく、良好な位置決め効果を有する、二段引き出し全開位置決め式引出 しスライドレールに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に全開二段シフト引出しスライドレール(図1)は、内スライドレール9 1、中スライドレール92及び外スライドレール93で組成されている。引出し (図示せず)が内スライドレール91に沿って外向きに引き出され、第1段シフ トを行い(図2参照)、その後、さらに中スライドレール92が連動して外向き に引き出されて第2段シフトを行う(図3参照)。しかし、前述の第1段シフト 動作中、僅かに内スライドレール91だけが引出しを載置し、引出しは往々にし て一定重量の物品を収容するため、変形損壊の状況を発生しやすく、相対的に使 用寿命が短くなった。
【0003】 このほか、図4から図9に示される周知の製品は、二段式シフトを行い且つ内 スライドレール94と中スライドレール95が同時に引出し(図示せず)を積載 して第1シフトを行い、比較的良好に力のモーメントを運用し相対的に損壊率が 低い。しかし、図8、9に示されるように、その第1段シフトの過程で、往々に して係止片97の内スライドレール94の側端壁面941の弾性係止力が不足す ることにより、或いは使用者の引出し力が大きいことにより内スライドレール9 4が先に中スライドレール95より離脱する状況が発生しやすく、確実に前述の 優れた点を達成できず、且つ中スライドレール95は枢軸98で係止片97の一 側に枢接され、係止片97のもう一側の下方の下凸片971(図6参照)が外ス ライドレール93の係止ブロック(図示せず)に係止位置決めされた後、中スラ イドレールが内向きに押し込まれる時、第1係止片971が上向きに跳ね上がる 状況が発生し、これが支持効果と安定性に影響を与え、さらにはある期間使用し た後にがたつく状況が発生した。さらに、内スライドレール94に設けられたバ ネ99の当接部991が係止突起942に係止されるが、依然として逸脱を発生 しやすい欠点を有していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上から、本考案は一種の二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール を提供することを課題とする。それは以下の目的を達するものとする。 1.引出しが二段式に順に引き出され、且つ第1段シフトは内スライドレール と中スライドレールが一緒に引出しを搭載して移動し、力のモーメントの原理を 良好に運用し、これにより負担を軽減し損壊率を減らし相対的に使用寿命を延長 する。且つ内スライドレールの小係止突起が第1係止片の上折り壁の前端を係止 し、内スライドレールが中スライドレールと連帯して外向きに第1シフトを行う 時に内スライドレールが先に中スライドレールより離脱するのを防止する。 2.引出しが外向きに引き出され、第1段及び第2段のシフトを行うか或いは 逆に押し戻される時、引出しの両側の内スライドレール、中スライドレール、第 2ボールスライド片、第1係止片、第1ボールスライド片、第2係止片が同期に 作動し、このため相互干渉の状況が発生せず、相対的に引出しのシフト動作の滑 らかさが確保される。 3.すでに二段式に引き出された引出しの両側の内スライドレールに設けられ た第2係止片のもう一側が内向きに押圧されることにより、その二つの係止溝が 中スライドレールの二つの係止ブロックを離脱し、引出しに内スライドレールを 連帯させ取り外すのに便利である。 4.中スライドレールに設けられた第1係止片の下係止突起に支持片が延伸さ れて、中スライドレールの活動溝を跨過し、これにより第1係止片の下係止突起 と外スライドレールの係止ブロックのストッパ部が係止動作を行う時に補助支持 効果を有して安定性が増加する。簡単に言うと、第1係止片と外スライドレール の係止ブロックのストッパ部の係止位置決め時に、中スライドレールが内向きに 押しこまれるとき、第1係止片がその支持片により上に反り上がらない。中スラ イドレールに設けられたバネのもう一側の当接部末端より折り曲げ部が延伸され 、ちょうど中スライドレールに設けられた背部スライドレールと一体に形成され た二つの係止突起により係止位置決めされ、且つ該二つの係止突起が該バネの折 り曲げ部の両側に位置して位置決め効果を増加し、相対的にバネの逸脱移動の状 況が防止される。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の考案は、 内スライドレールとされ、所定の部分が、第2係止片の一側端と固定され、該 第2係止片が弾性片体とされ、そのもう一側がやや内スライドレールより伸出し 並びに側端に内に折られた案内面を具え、このほか、該内スライドレールの所定 の部分に若干の位置決め孔が設けられて引出しとの連結固定に供される、上記内 スライドレールと、 中スライドレールとされ、その一側に枢接部品により第1係止片及びバネが枢 設され、該バネの一側が並びに第1係止片の下係止突起に当接し、且つ該下係止 突起が中スライドレールに設けられた活動溝より伸出し、該中スライドレールの もう一側に位置決めブロックと第2係止片の二つの係止溝との係合に供される係 止ブロックとが設けられ、このほか、該中スライドレールに第1ボールスライド 片が枢設されて該第1ボールスライド片が該中スライドレールと内スライドレー ルの間に挟まれ、且つ該中スライドレールの背面の一側に適宜長さの背部スライ ドレールが連結固定され、前述のバネのもう一側に適宜長さの当接部が設けられ て中スライドレールに設けられた背部スライドレールの側壁に当接可能とされた 、上記中スライドレールと、 外スライドレールとされ、所定の位置に係止ブロックを具え、該係止ブロック が案内円弧部とストッパ部を具え、そのストッパ部により第1係止片の下係止突 起を係止し、且つその上方に第2ボールスライド片が設けられて、該第2ボール スライド片が外スライドレールと中スライドレールに設けられた背部スライドレ ールの間に挟まれ、該外スライドレールに若干の位置決め孔が設けられて、キャ ビネットの引出し空間内側へのネジ止めに供され、また前述の第2ボールスライ ド片に長孔が設けられて前述の係止ブロックをストップしないようにされた、上 記外スライドレールと、 で組成され、引出しが外に引き出される時、まず内スライドレールと中スライ ドレールが連帯して外向きに移動し、並びにバネにより第1係止片の上折り壁が 内スライドレールの一側端の壁面に適当な弾性係止力を与えて内スライドレール を中スライドレールと一緒に移動させて、中スライドレールと第1ボールスライ ド片が外スライドレールの前ストッパ片でストップされるようにし、内スライド レールが継続して外向きに引き出され、内スライドレールの一側端の壁面が第1 係止片の上折り壁の前側より離脱する時、該第1係止片5がバネの力により回転 し、これにより第1係止片の下係止突起が外スライドレールの係止ブロックのス トッパ部により阻止され、第1段引出しシフトを完成し、該内スライドレールが これにより引出しに連帯し外向きに引き出され、内スライドレールに設けられた 第2係止片が中スライドレールの係止ブロックに係止されて、第2段引出しシフ トが完成し、逆に、引出しを元の位置に押し戻したい時は、まず第2係止片を中 スライドレールの係止ブロックより離脱させれば、引出しに連帯して内スライド レールが内向きに押し戻され、第1段押し戻しシフトを行い、内スライドレール 1の一側端の壁面が第1係止片の上折り壁を押してそれを回転させて、その下係 止突起を外スライドレールの係止ブロックとの係合から離脱させることにより、 引出しに連帯して内スライドレールと中スライドレールが一緒に内向きに押し戻 され、第2段押し戻しシフトが完成する、二段引き出し全開位置決め式引出しス ライドレールにおいて、 該内スライドレールは、その一側端の壁面に一体に小係止突起が設けられ、ち ょうど中スライドレールの第1係止片の上折り壁の前端を係止し、内スライドレ ールに中スライドレールが連帯して外向きに第1段引出しシフトを行う時に内ス ライドレールが先に中スライドレールを離脱するのを防止し、これにより確実に 内スライドレールと中スライドレールが一体となり引出しを積載し移動し、中ス ライドレールの第1係止片の下係止突起が外スライドレールの係止ブロックに阻 止される時、ただ更に適当な力で内スライドレールの壁面の小係止突起を圧迫し て第1係止片の上折り壁を通過させれば、続いて第2段引出し移動が行われ、内 スライドレールの第2係止片に設けられた二つの対称な係止溝が中スライドレー ルに一体に加圧形成された二つの係止ブロックに係止位置決めされ、第2段引出 しシフトが完成し、引出しが一回で完全に引き出されず、内スライドレールと中 スライドレールが同時に第1段引出しシフト後に引出しシフトを負担することに より、相対的に負荷を減らし損壊率を下げ、使用寿命を延長し、且つ引出しが外 向きに引き出され第1段引出しシフトと第2段引出しシフトを行うか、或いは逆 方向に押し戻される動作の時、引出しの両側の内スライドレール、中スライドレ ール、第2ボールスライド片、第1係止片、第1ボールスライド片、第2係止片 が同期に作動し、これにより相互干渉の状況が防止され、相対的に引出し移動動 作の滑らかさが確保されることを特徴とする、二段引き出し全開位置決め式引出 しスライドレールとしている。 請求項2の考案は、前記中スライドレールに設けられた第1係止片の下係止突 起に支持片が延設されて、中スライドレールの活動溝を通過し、これにより第1 係止片の下係止突起と外スライドレールの係止ブロックのストッパ部のストップ 動作時に補助支持効果が得られ安定性が増加することを特徴とする、請求項1に 記載の二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレールとしている。 請求項3の考案は、前記中スライドレールに設けられたバネのもう一側の当接 部の末端より折り曲げ部が延伸されさて、ちょうど中スライドレールに設けられ た背部スライドレールと一体に加圧形成された二つの係止突起に係止位置決めさ れ、且つ該二つの係止突起が該バネの折り曲げ部の両側に位置してその位置決め 効果を増加し、相対的にバネの逸脱移動の状況を防止することを特徴とする、請 求項1に記載の二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレールとしている。 請求項4の考案は、前記中スライドレールの背面に背部スライドレールが連結 固定されず、それが直接外スライドレールに套設され、第2ボールスライド片が 中スライドレールと外スライドレールの間に挟まれ、且つ中スライドレールに設 けられたバネのもう一側の当接部が中スライドレールの背面凹溝の側縁に当接し 、且つ該当接部の末端の折り曲げ部が中スライドレールの背面に一体に加圧形成 された二つの反対方向の係止突起に係止位置決めされたことを特徴とする、請求 項1に記載の二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレールとしている。
【0006】
【考案の実施の形態】
図10から図21に示されるように、本考案は一種の二段引き出し全開位置決 め式引出しスライドレールを提供する。それは、以下を具えている。
【0007】 内スライドレール1は、所定の部分が、第2係止片4の一側端41と固定され 、該第2係止片4が弾性片体とされ、そのもう一側42がやや内スライドレール 1より伸出し並びに側端に内に折られた案内面421を具え、このほか、該内ス ライドレール1の所定の部分に若干の位置決め孔11、13が設けられて引出し (図示せず)との連結固定に供される。
【0008】 中スライドレール2は、その一側に枢接部品21により第1係止片5及びバネ 6が枢設され、該バネ6の一側61(図15、16参照)が並びに第1係止片5 の下係止突起51に当接し、且つ該下係止突起51が中スライドレール2に設け られた活動溝26より伸出し、該中スライドレール2のもう一側に位置決めブロ ック20と第2係止片4の二つの係止溝43との係合に供される係止ブロック2 2とが設けられ、このほか、該中スライドレール2に第1ボールスライド片7が 枢設されて該第1ボールスライド片7が該中スライドレール2と内スライドレー ル1の間に挟まれ、且つ該中スライドレール2の背面の一側に適宜長さの背部ス ライドレール23(図15参照)が連結固定され、前述のバネ6のもう一側に適 宜長さの当接部62が設けられ(図16参照)、中スライドレール2に設けられ た背部スライドレール23の側壁231に当接可能とされている。
【0009】 外スライドレール3は、所定の位置に係止ブロック31を具え、該係止ブロッ ク31が案内円弧部311とストッパ部312を具え、そのストッパ部312に より第1係止片5の下係止突起51を係止し、且つその上方に第2ボールスライ ド片8が設けられて、該第2ボールスライド片8が外スライドレール3と中スラ イドレール2に設けられた背部スライドレール23の間に挟まれ、このほか、該 外スライドレール3に若干の位置決め孔32が設けられて、キャビネットの引出 し空間内側(図示せず)へのネジ止めに供され、また前述の第2ボールスライド 片8に長孔81が設けられて前述の係止ブロック31をストップしないようにし ている。
【0010】 上述の部品の組成により、引出しが外に引き出される時、まず内スライドレー ル1と中スライドレール2が連帯して外向きに移動し、並びにバネ6により第1 係止片5の上折り壁52が内スライドレール1の一側端の壁面12に適当な弾性 係止力を与えて内スライドレール1を中スライドレール2と一緒に移動させて、 中スライドレール2と第1ボールスライド片7が外スライドレール3の前ストッ パ片33でストップされるようにし、内スライドレール1が継続して外向きに引 き出され、内スライドレール1の一側端の壁面12が第1係止片5の上折り壁5 2の前側521より離脱する時、該第1係止片5がバネ6の力により回転し、こ れにより第1係止片5の下係止突起51が外スライドレール3の係止ブロック3 1のストッパ部312により阻止され、第1段引出しシフトを完成し、該内スラ イドレール1がこれにより引出しに連帯し外向きに引き出され、内スライドレー ル1に設けられた第2係止片4が中スライドレール2の係止ブロック22に係止 されて、第2段引出しシフトが完成する。逆に、引出しを元の位置に押し戻した い時は、まず第2係止片4を中スライドレール2の係止ブロック22より離脱さ せれば、引出しに連帯して内スライドレール1が内向きに押し戻され、第1段押 し戻しシフトを行い、内スライドレール1の一側端の壁面12が第1係止片5の 上折り壁52を押してそれを回転させて、その下係止突起51を外スライドレー ル3の係止ブロック31との係合から離脱させることにより、引出しに連帯して 内スライドレール1と中スライドレール2が一緒に内向きに押し戻され、第2段 押し戻しシフトが完成する。
【0011】 本考案の特徴は以下のとおりである。 該内スライドレール1は、その一側端の壁面12に一体に小係止突起121が 設けられ、ちょうど中スライドレール2の第1係止片5の上折り壁52の前端5 21を係止し(図17参照)、内スライドレール1に中スライドレール2が連帯 して外に第1段引出しシフトを行う時に内スライドレール1が先に中スライドレ ール2を離脱するのを防止し、これにより確実に内スライドレール1と中スライ ドレール2が一体となり引出しを積載し移動し、中スライドレール2の第1係止 片5の下係止突起51が外スライドレール3の係止ブロック31に阻止される時 、ただ更に適当な力で内スライドレール1の壁面12の小係止突起121を圧迫 して第1係止片5の上折り壁52を通過させれば(図18参照)、続いて第2段 引出し移動が行われ、内スライドレール1の第2係止片4に設けられた二つの対 称な係止溝43が中スライドレール2に一体に加圧形成された二つの係止ブロッ ク22に係止位置決めされ、第2段引出しシフトが完成し、引出しが一回で完全 に引き出されず、内スライドレール1と中スライドレール2が同時に第1段引出 しシフト後に引出しシフトを負担することにより、相対的に負荷を減らし損壊率 を下げ、使用寿命を延長する。且つ引出しが外向きに引き出され第1段引出しシ フトと第2段引出しシフトを行うか、或いは逆方向に押し戻される動作の時、引 出しの両側の内スライドレール1、中スライドレール2、第2ボールスライド片 8、第1係止片5、第1ボールスライド片7、第2係止片4が同期に作動し、こ れにより相互干渉の状況が防止され、相対的に引出し移動動作の滑らかさが確保 される。
【0012】 さらに、該外スライドレール3の係止ブロック31は一体加圧成形され、該外 スライドレール3の底面30より突出し、且つ係止ブロック31は第1係止片5 の下係止突起51の通過を案内する円弧案内部311と、第1係止片5の下係止 突起51をストップするストッパ部312を具えている。
【0013】 また、図11に示されるように、中スライドレール2に設けられた第1係止片 5の下係止突起51に支持片53が延設されて、中スライドレール2の活動溝2 6を通過し、これにより第1係止片5の下係止突起51と外スライドレール3の 係止ブロック31のストッパ部312のストップ動作時に補助支持効果があり安 定性が増加する。言い換えると、図14に示されるように、第1係止片5が外ス ライドレール3の係止ブロック31のストッパ部312と係止位置決めされる時 、中スライドレール2が内向きに押し込まれる時に第1係止片5がその支持片5 3により上向きに反り上がりを防止する作用を有する。
【0014】 また図15、16に示されるように、前述の中スライドレール2に設けられた バネ6のもう一側の当接部62の末端より折り曲げ部63が延伸されさて、ちょ うど中スライドレール2に設けられた背部スライドレール23と一体に加圧形成 された二つの係止突起232、233に係止位置決めされ、且つ該二つの係止突 起232、233が該バネ6の折り曲げ部63の両側に位置してその位置決め効 果を増加し、相対的にバネ6の逸脱移動の状況を防止することができる。
【0015】 このほか、図22から図28は本考案のもう一つの実施例を示し、その構造原 理は先の実施例と同じであるが、その違いは、中スライドレール2の背面に背部 スライドレールが連結固定されておらず、それが直接外スライドレール3に套設 され、第2ボールスライド片8が中スライドレール2と外スライドレール3の間 に挟まれ、且つ中スライドレール2に設けられたバネ6のもう一側の当接部62 が中スライドレール2の背面凹溝24の側縁に当接し(図25、26参照)、且 つ該当接部62の末端の折り曲げ部63が中スライドレール2の背面に一体に加 圧形成された二つの反対方向の係止突起252、253に係止位置決めされてい ることである。
【0016】
【考案の効果】
総合すると、本考案は以下のような増進された機能を有している。 1.引出しが二段式に順に引き出され、且つ第1段シフトは内スライドレール 1と中スライドレール2が一緒に引出しを搭載して移動し、力のモーメントの原 理を良好に運用し、これにより負担を軽減し損壊率を減らし相対的に使用寿命を 延長する。且つ内スライドレール1の小係止突起121が第1係止片5の上折り 壁52の前端521を係止し、内スライドレール1が中スライドレール2と連帯 して外向きに第1引出しシフトを行う時に内スライドレール1が先に中スライド レール2より離脱するのを防止する。 2.引出しが外向きに引き出され、第1段及び第2段のシフトを行うか或いは 逆に押し戻される時、引出しの両側の内スライドレール1、中スライドレール2 、第2ボールスライド片8、第1係止片5、第1ボールスライド片7、第2係止 片4が同期に作動し、このため相互干渉の状況が発生せず、相対的に引出しのシ フト動作の滑らかさが確保される。 3.すでに二段式に引き出された引出しの両側の内スライドレール1に設けら れた第2係止片4のもう一側42が内向きに押圧されることにより、その二つの 係止溝43が中スライドレール2の二つの係止ブロック22を離脱し、引出しに 内スライドレール1を連帯させ取り外すのに便利である。 4.中スライドレール2に設けられた第1係止片5に支持片53が延伸されて 、中スライドレール2の活動溝26を跨過し、これにより第1係止片5の下係止 突起51と外スライドレール3の係止ブロック31のストップ動作時に補助支持 効果を有して安定性が増加する。 5.中スライドレール5に設けられたバネ6のもう一側の当接部62末端より 折り曲げ部63が延伸され、ちょうど中スライドレール2に設けられた背部スラ イドレール23と一体に形成された二つの係止突起232、233により係止位 置決めされ、且つ該二つの係止突起232、233が該バネ6の折り曲げ部63 の両側に位置して位置決め効果を増加し、相対的にバネ6の逸脱移動の状況が防 止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】周知の製品の未引出し移動の側面図である。
【図2】周知の製品の第1段引出しシフト後の側面図で
ある。
【図3】周知の製品の第2段引出しシフト後の側面図で
ある。
【図4】もう一つの周知の製品の斜視図である。
【図5】もう一つの周知の製品の中スライドレールと外
スライドレールの斜視図である。
【図6】もう一つの周知の製品の中スライドレールの背
面斜視図である。
【図7】もう一つの周知の製品の中スライドレールの部
分背視平面図である。
【図8】もう一つの周知の製品の部分組合せ断面図であ
る。
【図9】もう一つの周知の製品の部分組合せ動作表示図
である。
【図10】本考案の実施例の斜視図である。
【図11】本考案の実施例中の内スライドレールの分解
斜視図である。
【図12】本考案の実施例中の中スライドレールと外ス
ライドレールの分解斜視図である。
【図13】本考案の実施例中の第1係止片の斜視図であ
る。
【図14】本考案の実施例中の第1係止片と外スライド
レールの係止ブロックの係止位置決め状態を示す部分断
面図である。
【図15】本考案の実施例中の中スライドレールの背視
斜視図である。
【図16】本考案の実施例中の中スライドレールの部分
背視平面図である。
【図17】本考案の実施例の部分組合せ断面図である。
【図18】本考案の実施例中の内スライドレールの一側
端壁面が第1係止片を離脱した後の部分組合せ断面図で
ある。
【図19】本考案の実施例の未引出しシフト状態の平面
図である。
【図20】本考案の実施例の第1段引出しシフト後の平
面図である。
【図21】本考案の実施例の第2段引出しシフト後の平
面図である。
【図22】本考案のもう一つの実施例の斜視図である。
【図23】本考案のもう一つの実施例中の内スライドレ
ールの分解斜視図である。
【図24】本考案のもう一つの実施例中の中スライドレ
ールと外スライドレールの分解斜視図である。
【図25】本考案のもう一つの実施例中の中スライドレ
ールの背視斜視図である。
【図26】本考案のもう一つの実施例中の中スライドレ
ールの部分背視平面図である。
【図27】本考案のもう一つの実施例の部分組合せ断面
図である。
【図28】本考案のもう一つの実施例中の内スライドレ
ールの一側端壁面が第1係止片を離脱した後の部分組合
せ断面図である。
【符号の説明】
1 内スライドレール 4 第2係止片 41 側端 421 案内面 11、13 位置決め孔 2 中スライドレール 21 枢接部品 5 第1係止片 6 バネ 51 下係止突起 26 活動溝 43 係止溝 22 係止ブロック 7 第1ボールスライド片 23 背部スライドレール 231 側壁 3 外スライドレール 31 係止ブロック 311 案内円弧部 312 ストッパ部 8 第2ボールスライド片 32 位置決め孔 81 長孔 121 小係止突起 52 上折り壁 521 前端 62 当接部 63 折り曲げ部 232、233 係止突起

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内スライドレールとされ、所定の部分
    が、第2係止片の一側端と固定され、該第2係止片が弾
    性片体とされ、そのもう一側がやや内スライドレールよ
    り伸出し並びに側端に内に折られた案内面を具え、この
    ほか、該内スライドレールの所定の部分に若干の位置決
    め孔が設けられて引出しとの連結固定に供される、上記
    内スライドレールと、 中スライドレールとされ、その一側に枢接部品により第
    1係止片及びバネが枢設され、該バネの一側が並びに第
    1係止片の下係止突起に当接し、且つ該下係止突起が中
    スライドレールに設けられた活動溝より伸出し、該中ス
    ライドレールのもう一側に位置決めブロックと第2係止
    片の二つの係止溝との係合に供される係止ブロックとが
    設けられ、このほか、該中スライドレールに第1ボール
    スライド片が枢設されて該第1ボールスライド片が該中
    スライドレールと内スライドレールの間に挟まれ、且つ
    該中スライドレールの背面の一側に適宜長さの背部スラ
    イドレールが連結固定され、前述のバネのもう一側に適
    宜長さの当接部が設けられて中スライドレールに設けら
    れた背部スライドレールの側壁に当接可能とされた、上
    記中スライドレールと、 外スライドレールとされ、所定の位置に係止ブロックを
    具え、該係止ブロックが案内円弧部とストッパ部を具
    え、そのストッパ部により第1係止片の下係止突起を係
    止し、且つその上方に第2ボールスライド片が設けられ
    て、該第2ボールスライド片が外スライドレールと中ス
    ライドレールに設けられた背部スライドレールの間に挟
    まれ、該外スライドレールに若干の位置決め孔が設けら
    れて、キャビネットの引出し空間内側へのネジ止めに供
    され、また前述の第2ボールスライド片に長孔が設けら
    れて前述の係止ブロックをストップしないようにされ
    た、上記外スライドレールと、 で組成され、引出しが外に引き出される時、まず内スラ
    イドレールと中スライドレールが連帯して外向きに移動
    し、並びにバネにより第1係止片の上折り壁が内スライ
    ドレールの一側端の壁面に適当な弾性係止力を与えて内
    スライドレールを中スライドレールと一緒に移動させ
    て、中スライドレールと第1ボールスライド片が外スラ
    イドレールの前ストッパ片でストップされるようにし、
    内スライドレールが継続して外向きに引き出され、内ス
    ライドレールの一側端の壁面が第1係止片の上折り壁の
    前側より離脱する時、該第1係止片5がバネの力により
    回転し、これにより第1係止片の下係止突起が外スライ
    ドレールの係止ブロックのストッパ部により阻止され、
    第1段引出しシフトを完成し、該内スライドレールがこ
    れにより引出しに連帯し外向きに引き出され、内スライ
    ドレールに設けられた第2係止片が中スライドレールの
    係止ブロックに係止されて、第2段引出しシフトが完成
    し、逆に、引出しを元の位置に押し戻したい時は、まず
    第2係止片を中スライドレールの係止ブロックより離脱
    させれば、引出しに連帯して内スライドレールが内向き
    に押し戻され、第1段押し戻しシフトを行い、内スライ
    ドレール1の一側端の壁面が第1係止片の上折り壁を押
    してそれを回転させて、その下係止突起を外スライドレ
    ールの係止ブロックとの係合から離脱させることによ
    り、引出しに連帯して内スライドレールと中スライドレ
    ールが一緒に内向きに押し戻され、第2段押し戻しシフ
    トが完成する、二段引き出し全開位置決め式引出しスラ
    イドレールにおいて、 該内スライドレールは、その一側端の壁面に一体に小係
    止突起が設けられ、ちょうど中スライドレールの第1係
    止片の上折り壁の前端を係止し、内スライドレールに中
    スライドレールが連帯して外向きに第1段引出しシフト
    を行う時に内スライドレールが先に中スライドレールを
    離脱するのを防止し、これにより確実に内スライドレー
    ルと中スライドレールが一体となり引出しを積載し移動
    し、中スライドレールの第1係止片の下係止突起が外ス
    ライドレールの係止ブロックに阻止される時、ただ更に
    適当な力で内スライドレールの壁面の小係止突起を圧迫
    して第1係止片の上折り壁を通過させれば、続いて第2
    段引出し移動が行われ、内スライドレールの第2係止片
    に設けられた二つの対称な係止溝が中スライドレールに
    一体に加圧形成された二つの係止ブロックに係止位置決
    めされ、第2段引出しシフトが完成し、引出しが一回で
    完全に引き出されず、内スライドレールと中スライドレ
    ールが同時に第1段引出しシフト後に引出しシフトを負
    担することにより、相対的に負荷を減らし損壊率を下
    げ、使用寿命を延長し、且つ引出しが外向きに引き出さ
    れ第1段引出しシフトと第2段引出しシフトを行うか、
    或いは逆方向に押し戻される動作の時、引出しの両側の
    内スライドレール、中スライドレール、第2ボールスラ
    イド片、第1係止片、第1ボールスライド片、第2係止
    片が同期に作動し、これにより相互干渉の状況が防止さ
    れ、相対的に引出し移動動作の滑らかさが確保されるこ
    とを特徴とする、二段引き出し全開位置決め式引出しス
    ライドレール。
  2. 【請求項2】 前記中スライドレールに設けられた第1
    係止片の下係止突起に支持片が延設されて、中スライド
    レールの活動溝を通過し、これにより第1係止片の下係
    止突起と外スライドレールの係止ブロックのストッパ部
    のストップ動作時に補助支持効果が得られ安定性が増加
    することを特徴とする、請求項1に記載の二段引き出し
    全開位置決め式引出しスライドレール。
  3. 【請求項3】 前記中スライドレールに設けられたバネ
    のもう一側の当接部の末端より折り曲げ部が延伸されさ
    て、ちょうど中スライドレールに設けられた背部スライ
    ドレールと一体に加圧形成された二つの係止突起に係止
    位置決めされ、且つ該二つの係止突起が該バネの折り曲
    げ部の両側に位置してその位置決め効果を増加し、相対
    的にバネの逸脱移動の状況を防止することを特徴とす
    る、請求項1に記載の二段引き出し全開位置決め式引出
    しスライドレール。
  4. 【請求項4】 前記中スライドレールの背面に背部スラ
    イドレールが連結固定されず、それが直接外スライドレ
    ールに套設され、第2ボールスライド片が中スライドレ
    ールと外スライドレールの間に挟まれ、且つ中スライド
    レールに設けられたバネのもう一側の当接部が中スライ
    ドレールの背面凹溝の側縁に当接し、且つ該当接部の末
    端の折り曲げ部が中スライドレールの背面に一体に加圧
    形成された二つの反対方向の係止突起に係止位置決めさ
    れたことを特徴とする、請求項1に記載の二段引き出し
    全開位置決め式引出しスライドレール。
JP2001002653U 2001-05-01 2001-05-01 二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール Expired - Lifetime JP3081483U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002653U JP3081483U (ja) 2001-05-01 2001-05-01 二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001002653U JP3081483U (ja) 2001-05-01 2001-05-01 二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3081483U true JP3081483U (ja) 2001-11-02

Family

ID=43214247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001002653U Expired - Lifetime JP3081483U (ja) 2001-05-01 2001-05-01 二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3081483U (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5725219B1 (ja) * 2014-01-29 2015-05-27 日本電気株式会社 スライドレールユニット
CN106774718A (zh) * 2016-12-22 2017-05-31 广东星徽精密制造股份有限公司 一种服务器用可顺序运动的滑轨
CN108168203A (zh) * 2018-02-02 2018-06-15 无锡海达尔精密滑轨股份有限公司 一种用于抽屉的滑轨结构
JP2019010430A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 日本アキュライド株式会社 伸縮順序機構付きスライドレール
CN109470561A (zh) * 2018-11-12 2019-03-15 佛山市格菲卡金属制品有限公司 一种滑轨测试机

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5725219B1 (ja) * 2014-01-29 2015-05-27 日本電気株式会社 スライドレールユニット
CN106774718A (zh) * 2016-12-22 2017-05-31 广东星徽精密制造股份有限公司 一种服务器用可顺序运动的滑轨
JP2019010430A (ja) * 2017-06-30 2019-01-24 日本アキュライド株式会社 伸縮順序機構付きスライドレール
CN108168203A (zh) * 2018-02-02 2018-06-15 无锡海达尔精密滑轨股份有限公司 一种用于抽屉的滑轨结构
CN108168203B (zh) * 2018-02-02 2024-04-26 无锡海达尔精密滑轨股份有限公司 一种用于抽屉的滑轨结构
CN109470561A (zh) * 2018-11-12 2019-03-15 佛山市格菲卡金属制品有限公司 一种滑轨测试机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5104072A (en) Insert type of disengageable underground conduit holder
JP3123163U (ja) スライドレール軸キャリア部品定位装置
JP4804945B2 (ja) 引出しガイドレールアセンブリ
JP3081483U (ja) 二段引き出し全開位置決め式引出しスライドレール
JPH08501483A (ja) 引き出し等のためのロック装置
US9591895B2 (en) Buckle
US3278250A (en) Drawer rail assembly
TWM523356U (zh) 滑軌之同步機構
TWI692328B (zh) 滑軌之同步鎖定機構
JP4155143B2 (ja) キャビネット用引出し
CN201135260Y (zh) 抽屉滑轨的自动收回机构
JP4844368B2 (ja) スライドステップ付きキャビネット
TWI271168B (en) Positioning device for a slide rail
JP3084767U (ja) レールの前引張式ロック構造
JP3159129U (ja) スライドレール構成に用いる補助位置決め装置
CN209171711U (zh) 一种用于滑轨的自动弹出机构
TWI765833B (zh) 伺服器滑軌同步暨鎖定機構
JP2002095502A (ja) ベルト連結具
CN210353886U (zh) 滑轨
JP3456969B2 (ja) 机の天板昇降装置
JP2001190347A (ja) スライドレールのロック装置
JP3105443U (ja) 自動位置回復の引出し用軌道
CN111343809B (zh) 滑轨与理线架的快拆装置
KR102621801B1 (ko) 덮개 및 이를 이용한 상자
CN218355199U (zh) 一种具有消音功能的自互锁导轨

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070815

Year of fee payment: 6