JP3081462U - デコーダ共用装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】どのテレビジョン受信機側からもチャンネルを
選択することのできるデコーダの共有装置を提供する。 【解決手段】デコーダ２は、ＲＦ信号出力端子２１，２
５と同軸ケーブル６とを介して共用デバイス３に接続
し、ＲＦ信号出力は、ミキサ２２，３５を介してリモー
ト受信検知素子２３，３１と、集積回路に接続し、ミキ
サ２２，３５の他端はブレーカ２４，３６を介してＲＦ
信号出力端子２１，２５に電気的に接続している。ま
た、共用デバイス３は、電源供給手段に電気的に接続す
るとともに、デコーダ２と同タイプのチャンネル選択信
号を有するリモート受信検知素子２３，３１と、ミキサ
２２，３５とを含んでおり、その一端はＲＦ信号入力端
子３２，３３に接続し、他端はブレーカ２４，３６を介
してＲＦ信号出力端子２１，２５に接続している。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、ケーブルテレビ放送を見る場合などに利用されるデコーダを複数 のテレビジョンで共用できるデコーダ共用装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

デコーダを利用してケーブルテレビ放送を見る場合、通常デコーダを介して映 像信号を解読してテレビ受信機に出力して映像を再生する。この場合、仮に端末 のテレビジョン受信機が複数の場合は、増幅器と、信号の分配器とを用いてデコ ーダによって解読した信号を増幅し、複数のテレビジョン受信機に分配する。

【０００３】 このようなシステムは、システムを構成するデバイスの点数が増えるのみなら ず、チャンネルを選択する場合、デコーダに対してリモートコントロールなどの 方式で選択するため、デコーダに最も近い位置に配置されたテレビジョン受信機 を利用するユーザーが、チャンネルを選択でき、他のテレビジョン受信機を利用 するユーザーはチャンネルを選択できないという欠点を有する。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

従って、この考案の課題は、従来の技術に見られる上述の欠点に鑑みてデコー ダの共有装置であって、システムを構成するデバイスの点数を減少するとともに 、複数のテレビジョン受信機を接続した場合、どのテレビジョン受信機側からも チャンネルを選択することのできるデコーダの共有装置を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

そこで、本考案者は、前記課題を解決するため鋭意検討を重ねた結果、デコー ダと共用デバイスとを特定の方式で接続し、デコーダ共用装置を構成することに より前記課題を解決できることを見い出し、これらの知見に基づいてこの考案を 完成するに至った。すなわち、一端に第１のテレビジョン受信機を接続したデコ ーダと、一端に第２のテレビジョン受信機を接続した共用デバイスとを電気的に 接続してデコーダ共用装置を構成する。該デコーダは、ＲＦ信号出力端子と同軸 ケーブルとを介して共用デバイスに接続し、該ＲＦ信号出力端子は、ミキサを介 してリモート受信検知素子と、集積回路とに接続するとともに、該ミキサの他端 はブレーカを介してＲＦ信号出力端子に電気的に接続してなる。また、該共用デ バイスは、電源供給手段に電気的に接続するとともに、該デコーダと同タイプの チャンネル選択信号を有するリモート受信検知素子と、ミキサとを含んでなり、 該ミキサの一端はＲＦ信号入力端子に接続し、他端はブレーカを介してＲＦ信号 出力端子に接続してなる。

【０００６】 接続するテレビ受信機の数をさらに増やす場合は、同軸ケーブルを介して前記 デコーダと、フルウエーブ分配器に接続し、さらに同軸ケーブルを介して該フル ウエーブ分配器と複数の前記共用デバイスとを接続し、該デコーダを第１のテレ ビジョン受信機に接続するとともに、複数の該共用デバイスのそれぞれにテレビ 受信機を接続する。該フルウエーブ分配器、もしくは前記デコーダに設けるミキ サ、もしくは共用デバイスに設けるミキサは、いずれもオール通電タイプであっ て、信号と電力を双方向から伝送することができる。

【０００７】

【実施例】

図１にこの考案によるデコーダ共用装置の回路図を示す。同図によれば、この 考案によるデコーダ共用装置（１０）は、デコーダ（２）と、共用デバイス（３ ）とによってなる。第１のテレビジョン受信機（１）に電気的に接続するデコー ダ（２）はミキサ（２２）を備えてなり、ＲＦ信号出力端子（２１）と同軸ケー ブル（６）とを介して共用デバイス（３）に電気的に接続してチャンネル信号を 第２のテレビジョン受信機（４）に出力して映像を再生し、かつ逆方向からチャ ンネルを選択できる。デコーダ（２）に付加したＲＦ信号出力端子（２１）は、 ミキサ（２２）を介してリモート受信検知素子（２３）と、集積回路（２６）と に接続する。また、ミキサ（２２）の他端はブレーカ（２４）を介してＲＦ信号 出力端子（２５）に電気的に接続する。

【０００８】 共用デバイス（３）は、電源供給手段（３４）に接続するリモート受信検知素 子（３１）と、ミキサ（３５）とを含んでなり、該ミキサ（３５）の一端はＲＦ 信号入力端子（３２）に接続し、他端はブレーカ（３６）を介してＲＦ信号入力 端子（３３）に接続して構成される。

【０００９】 以上の構成によってなるデコーダ共用装置（１０）は、同軸ケーブル（６）を 介して共用デバイス（３）のＲＦ信号入力端子（３２）と、デコーダ（２）に付 加したＲＦ信号出力端子（２１）に電気的に接続し、共用デバイス（３）のＲＦ 信号入力端子（３３）は、同軸ケーブル（６）を介して第２のテレビジョン（４ ）のＲＦ信号出力端子（４１）に電気的に接続する。よって、デコーダ（２）の 受信したチャンネル信号をＡＶ出力端子を介して一端のテレビジョン受信機（１ ）に出力して映像を再生する。または、デコーダ（２）のチャンネル信号を付加 したＲＦ信号出力端子（２１）及び同軸ケーブル（６）を介して共用デバイス（ ３）のミキサ（３５）に出力し、さらに第２のテレビジョン受信機（４）に出力 して映像を再生する。よって、第２のテレビジョン（４）において放送される番 組を見ることができる。

【００１０】 また、共用デバイス（３）のリモート受信検知素子（３１）は、デコーダ（２ ）と同タイプのチャンネル選択信号を有するため、ユーザーが共用デバイス（３ ）を介してチャンネル選択信号を入力すると、チャンネル選択信号が同軸ケーブ ル（６）を介して逆方向からデコーダ（２）に付加するＲＦ信号出力端子に伝送 されて、さらに該チャンネル選択信号はミキサ（２２）からデコーダ（２）に設 けた集積回路（２６）に至り、チャンネル切り換えの作用が得られる。よって、 第２のテレビジョン受信機（４）側において、共用デバイス（３）を利用して直 接チャンネルを選択する機能を得ることができる。該チャンネル選択信号の作用 は、デコーダ（２）のリモートコントローラによってデコーダ（２）の各種機能 を駆動させる場合と同様の作用である。また、ブレーカ（２４）、（３６）を設 けることによって、チャンネル信号のみを伝送し、チャンネル信号の電力の通過 を防ぐことができる。

【００１１】 デコーダ（２）に複数の共用デバイス（３）を接続する場合は、図３に開示す るように同軸ケーブル（６）を介してデコーダ（３）と、フルウエーブ分配器（ ５）を接続して、さらに該フルウエーブ分配器（５）に複数の共用デバイス（３ ）を電気的に接続し、複数の端末テレビジョン受信機に映像信号を送信して映像 を再生する機能を達成する。

【００１２】 前記フルウエーブ分配器（５）、及びミキサ（２２）、（３５）は、オール通 電タイプであって、信号と電力を双方向から伝送することができる。

【００１３】

【考案の効果】

この考案によるデコーダの共有装置は、システムを構成するデバイスの点数を 減少するとともに、複数のテレビジョン受信機によってケーブルテレビの放送す る映像信号を受信でき、かつどのテレビジョン受信機側からもチャンネルを選択 することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 この考案によるデコーダ共用装置の回路図で
ある。

【図２】 図１に開示するデコーダ共用装置の使用態様
を示す斜視図である。

【図３】 デコーダに複数のテレビジョン受信機を接続
する場合の回路図である。

【符号の説明】

１ 第１テレビジョン受信機 １０ デコーダ共用装置 ２ デコーダ ２１、２５ ＲＦ信号出力端子 ２２、３５ ミキサ ２３、３１ リモート受信検知素子 ２４。３６ ブレーカ ３ 共用デバイス ３２、３３ ＲＦ信号入力端子 ４ 第２テレビジョン受信機 ５ フルウエーブ分配器 ６ 同軸ケーブル

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 一端に第１のテレビジョン受信機を接続
   したデコーダと、一端に第２のテレビジョン受信機を接
   続した共用デバイスとを電気的に接続してなるデコーダ
   共用装置であって、 該デコーダは、ＲＦ信号出力端子と同軸ケーブルとを介
   して共用デバイスに接続し、該ＲＦ信号出力端子は、ミ
   キサを介してリモート受信検知素子と、集積回路とに接
   続するとともに、該ミキサの他端はブレーカを介してＲ
   Ｆ信号出力端子に電気的に接続してなり、 該共用デバイスは、電源供給手段に電気的に接続すると
   ともに、該デコーダと同タイプのチャンネル選択信号を
   有するリモート受信検知素子と、ミキサとを含んでな
   り、該ミキサの一端はＲＦ信号入力端子に接続し、他端
   はブレーカを介してＲＦ信号入力端子に接続してなり、 該デコーダのチャンネル信号を第２のテレビジョン受信
   機に出力して第２テレビジョンによって映像を再生する
   とともに、該同軸ケーブルを介して共用デバイスから逆
   方向にリモートコントロールしてチャンネルの選択を行
   うことができるようにしたことを特徴とするデコーダ共
   用装置。
2. 【請求項２】 同軸ケーブルを介して前記デコーダと、
   フルウエーブ分配器に接続し、さらに同軸ケーブルを介
   して該フルウエーブ分配器と複数の前記共用デバイスと
   を接続し、該デーコーダを第１のテレビジョン受信機に
   接続するとともに、複数の該共用デバイスのそれぞれに
   テレビ受信機を接続することを特徴とする請求項１に記
   載のデコーダ共用装置。
3. 【請求項３】 前記フルウエーブ分配器または前記デコ
   ーダに設けるミキサまたは共用デバイスに設けるミキサ
   は、いずれもオール通電タイプであって、信号と電力を
   双方向から伝送することができることを特徴とする請求
   項１または２に記載のデコーダ共用装置。