JP2004512777A - デュアルチューナセットトップターミナルのための任意選択機能を備えた外部モジュールおよびその実装方法 - Google Patents
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Abstract
テレビセット等の加入者の電子機器をケーブルネットワークに接続するためのセットトップターミナルを、臨機応変に実現するシステムであり、ベースセットトップターミナルが、異なる多数のモジュールの1つに接続可能であるシステム。各モジュールは、ベースセットトップターミナルへ接続されると、異なる機能又は一連の機能を提供する。これにより、ベースセットトップターミナルの製造を標準化しつつ、ターミナルシステムは、加入者が必要とする又は所望するまさにその機能又は機能の組み合わせを、臨機応変に提供することが可能になる。セットトップターミナルモデルを多様に製造する必要はなくなる。
【選択図】図2
【選択図】図2
Description
【0001】
(発明の技術分野)
本発明は、ケーブルテレビシステムの分野に関する。詳しくは、本発明は、加入者をケーブルシステムに接続するセットトップターミナルの分野に関する。さらに詳しくは、本発明は、セットトップターミナルに接続され、このターミナルに任意選択機能を提供することが可能な外部モジュールに関する。
【0002】
(発明の背景技術)
セットトップターミナルは、電子機器回路のボックスつまりコンピュータ装置であり、加入者をケーブルネットワークへ接続するために使用される。一般に、各加入者はセットトップターミナルを提供されており、セットトップターミナルは、同軸コンセントを介してケーブルネットワークへ接続される。また、セットトップターミナルはさらに、加入者のテレビセット、ビデオカセットレコーダ(VCR)又は他の電子デバイスに接続される。
【0003】
かくして接続されると、セットトップターミナルは、ケーブルネットワークのサービスを加入者に提供する。例えば、セットトップターミナルは、一般的に、ケーブルネットワークからのケーブルテレビ信号を受信し、かつその信号を加入者のテレビ、VCR又は他の機器による使用のために処理する。この処理は、加入者が加入している「プレミアム」チャネルの解読を含んでもよい。セットトップターミナルはまた、ペイパービューもしくはビデオオンデマンドのプログラミングを注文及び受信するため、あるいはケーブルネットワークで使用可能なテレビプログラミングに対する電子プログラムガイドを提供するために使用してもよい。近い将来には、セットトップターミナルは、ケーブルネットワークを介しての加入者のコンピュータとインターネットの間、又は加入者の電話と公共電話回線の間での接続を提供するために一般的に使用されるようになってもよい。
【0004】
追加の機能及びサービスがケーブルネットワークに付加されると、その新しい機能及びサービスに適応するために、セットトップターミナルのハードウェア及びソフトウェアをアップグレード又は変更することが必要になるだろう。さらに、エリアの異なる加入者は、異なった条件に従うことになり、そのエリアで提供される特定のサービスを受けることになるだろう。
【0005】
例えば、ある状況においては、加入者は、セットトップターミナルを回避し、かつテレビセットや他のデバイスに入力ケーブルテレビ信号を直に提供することを望むであろう。これは、一部のケーブルシステムにおけるように、セットトップターミナルがペイパービュー又はビデオオンデマンドサービスのために周期的に使用されるに過ぎない場合かもしれない。そのような状況においては、加入者は、セットトップターミナルへの接続及び接続解除を絶え間なく行うよりも、信号が、セットトップターミナルの大部分の回路を回避する一方で、直接テレビセットや他のデバイスに転送されるように、回避サーキットを含むセットトップターミナルを必要とするであろう。
【0006】
あるエリアでは、加入者は、異なる2つもしくはそれ以上のケーブルネットワーク及び/又は1つもしくはそれ以上の衛星テレビシステムへのアクセスが可能である。それゆえ、そのような加入者は、例えば異なる2つの入力信号間でのスイッチングをするためのスイッチを含むことが可能なセットトップターミナルを好むであろう。
【0007】
これらの様々なニーズが、セットトップターミナルの製造を難しくしている。例えば、上記の様々な機能又は機能の組み合わせ等を、加入者のニーズに合わせて提供するには、種々のモデルのセットトップターミナルを製造する必要がある。製造する全てのセットトップターミナルに、これら全ての機能を組み込むのは、費用がかかりかつ非効率である。なぜなら、多くの加入者は、そのようなターミナルの機能の一部分を使用する必要がある又は使用できるに過ぎないからである。
【0008】
従って、当該技術分野においては、セットトップターミナルの製造にかかるコスト及び困難さを軽減すると同時に、任意の加入者が必要とする全ての機能を効率的に提供する方法及び装置が必要である。
【0009】
(発明の概要)
本発明の目的は、上記のニーズ等を満たすことにある。特には、本発明の目的は、セットトップターミナルの製造にかかるコスト及び困難さを軽減すると同時に、任意の加入者がセットトップターミナルに必要とする全ての機能を効率的に提供する方法及び装置を提供することにある。
【0010】
本発明の追加的な目的、利点及び新しい特徴は、次の説明に述べられており、これらの題材を読み又は本発明を実施することによって、当該技術分野の専門家によって学習することができる。本発明の目的及び利点は、添付の特許請求の範囲に列挙された手段を介して達成することができる。
【0011】
これら前記及びその他の目的を達成するため、本発明は、モジュラー・セットトップターミナルとして実施しかつ説明することができ、このモジュラー・セットトップターミナルにおいては、ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器への信号の処理及び転送を助けるため、様々なモジュールのうちいずれかをベースターミナルに加えることが可能である。すなわち、本発明のシステムは、ベースセットトップターミナル及びこのベースセットトップターミナルに接続するためのモジュールを含む。モジュールは、ベースセットトップターミナルに対する追加のハードウェア機能を提供するため、特定の加入者が必要とするまさにその機能又は一連の機能を提供するモジュールを選ぶことによって、本システムを「カスタマイズ」することが可能である。
【0012】
ベースモジュールは、ケーブルテレビネットワークからベースセットトップターミナルへテレビ信号を受け渡すための回路及びベースセットトップターミナルからケーブルテレビネットワークへ信号を送信するためのディプレクサを含むのみでよい。
【0013】
さらに改良されたモジュールとして、加入者の電子機器による使用に向けて、システムから出力される前の入力信号が、セットトップターミナルを選択的に回避できるようにするための回避モジュールであってもよい。回避モジュールはスイッチを含むが、このスイッチは、ベースセットトップターミナルを入力信号から選択的に回避させるために、ベースセットトップターミナルからの制御信号により制御される。
【0014】
モジュールは、第1又は第2信号ソースからの入力信号を、ベースセットトップターミナルへ選択的に提供するためのA/Bスイッチングモジュールであってもよい。A/Bスイッチングモジュールはスイッチを含むが、このスイッチは、ベースセットトップターミナルを、第1又は第2信号ソースからの入力信号と選択的に接続するために、ベースセットトップターミナルにより制御される。
【0015】
モジュールは、回避及びA/Bスイッチングモジュールの機能及びファンクションを組み合わせた回避−A/Bスイッチング複合モジュールであってもよい。ベースセットトップターミナルへ別の機能やファンクションを提供する他のタイプのモジュールは、本発明の範囲内にある。
【0016】
これらのモジュールのいずれも、ベースセットトップターミナル内の2つ又はそれ以上の別々のチューナへ適切な信号を送るよう構成されてもよい。この結果、セットトップターミナルにおける多重チューナの使用が容易になり、より効率的な信号処理サービスが提供される。
【0017】
本出願はまた、ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器へテレビ信号を供給するための、上記セットトップターミナルシステムを実現する方法を含む。特には、本発明による方法は、個別に製造されたモジュールをベースセットトップターミナルへ接続する工程を含み、このモジュールは、ベースセットトップターミナルに対して追加のハードウェア機能を提供する。
【0018】
(発明の実施の形態)
これより、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。本発明は、異なる組み合わせのハードウェア機能を各々が伴った、種々の異なるターミナルモデルを製造することなく、特定の加入者が必要とする特定のハードウェア機能を有するセットトップターミナルを作成するためのシステムを提供する。これを達成するために、本発明は、異なるハードウェア機能を提供する様々なモジュールを接続することが可能なベースセットトップターミナルを含む。こうして、ベースセットトップターミナルは、常に同じ方法により製造されるので、異なるターミナルモデルは省かれる。これによって、ターミナルの製造にかかるコスト及び困難さは軽減する。種々のハードウェア機能や機能の組み合わせは、アドオンモジュールによって提供されるが、アドオンモジュールは、特定の加入者のニーズに応じて選択的に購入することが可能である。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、ベースセットトップターミナル(101)は、後に説明される多数の要素を含む。さらに、当該技術分野の専門家には理解されることだが、セットトップターミナル(101)は、信号処理を行いかつセットトップターミナル(101)ファンクションを制御するための中央処理装置(図示せず)も含む。
【0020】
ベースセットトップターミナル(101)は、例えば、入力ケーブルテレビ信号(112)からの、アナログ又はデジタル形式の特定のテレビチャネルを同調するために、ビデオチューナ(102)を含む。好ましくは、ビデオチューナ(102)は広範な同調性能を有し、かつビデオチューナ(102)は、(1)例えばナショナルテレビスタンダードコミッティー(NTSC)の方式に基づく、標準のクリアアナログチャネル、(2)暗号化されたアナログ信号、又は(3)例えば、ビデオ、オーディオ及び/又はデータを伝送する直交振幅変調(QAM)チャネルといったデジタルチャネルの内、いずれのアナログビデオチャネルも同調することが可能である。
【0021】
また、好ましくは、ビデオチューナ(102)は、ケーブルシステムのオペレータによってプログラミング又はターミナル(101)への命令がブロードキャストされているであろう、バンド外(OOB)信号(113)を同調することが可能である。さらに、チューナ(102)は、DOCSISチャネルすなわちデータオーバーケーブルサービスインターフェーススペシフィケーション(DOCSIS)に基づいてブロードキャストされたチャネルを同調することが可能であってもよい。
【0022】
第2チューナ(103)もまた、ベースセットトップターミナル(101)に含まれていてもよい。この第2チューナ(103)は、様々な形式のチャネルを同調する、広範な性能を有する第1チューナ(102)と同一のものであってよい。こうして、2チャネルの同時同調を可能にすることによって、加入者によるターミナル(101)の使用状況を向上させることが可能である。異なるチャネル信号をテレビセット及びVCRに別々に提供するため、又は同時に2チャネルのピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)表示をテレビセットに生成するためには、異なる2つの信号を同時に同調することが望ましいであろう。
【0023】
一方、第1及び第2チューナ(102及び103)は、若干異なるファンクションを果たしてもよい。例えば、2つのチューナの内1つ(102又は103)は、アナログテレビチャネルを同調するために使用してもよく、一方で他方のチューナは、直交振幅変調(QAM)又は残留側波帯(VSB)形式のデジタルチャネルを同調する能力を提供する。
【0024】
別の構成として、第1チューナ(102)は、様々な形式のチャネルを同調することによってビデオ信号を発生させることが可能な、上記のようなビデオチューナであってもよい。一方で、第2チューナ(103)は、DOCSIS形式のデータの受信専用であってもよく、ビデオ信号の発生に必要な電子機器を伴っていなくてもよい。この構成により、実質的には、第1チューナ(102)を通る専用ビデオ経路と第2チューナ(103)を通る専用データ経路とを伴ったターミナル(101)を提供することになる。この構成は、図面で説明されており、第2チューナ(103)は、DOCSISチューナとして示されている。
【0025】
再変調装置(104)もまた、加入者のテレビ又は他の電子機器で使用できるように、処理され変調された信号を出力するために、セットトップターミナル(101)に備えられる。それゆえに、再変調装置(104)は、図1に示すように、例えばテレビセット(106)に接続される。一方、ターミナル(101)の出力は、例えばVCRやコンピュータ等に提供することが可能である。
【0026】
セットトップターミナルは、特に高性能のシステムにおいては、ケーブルネットワークのヘッドエンドと「アップストリーム」伝達をする必要があるだろう。それゆえ、ターミナル(101)は、好ましくは、ターミナル(101)からの信号を、ケーブルネットワークを通じて、ネットワークのヘッドエンド設備へ送信するための信号サーキット(105)を備える。これは、DOCSIS接続の必須条件である。
【0027】
これらの要素は、本発明のベースセットトップターミナル(101)を構成し、セットトップターミナルの基礎的な機能性を提供する。さらに、本発明の原理に基づくと、特定のユーザが必要とする又は望む機能を提供するために、種々のハードウェア機能を各々が備えた、様々な異なるモジュールを、ベースセットトップターミナル(101)と組み合わせて使用することが可能である。
【0028】
例えば、図1が示すベースモジュール(107)は、追加の機能性をなんら備えず、ベースセットトップターミナル(101)のファンクションをサポートするための最小ハードウェアのみを提供する。ベースモジュール(107)は、ケーブルネットワーク(112)に接続されるディプレクサ(110)を含む。ディプレクサ(110)は、図1に示されるように、信号サーキット(105)へも接続する。ディプレクサ(110)は、周波数選択に基づいて、セットトップターミナル(101)への又はセットトップターミナル(101)からの、信号トラフィックの方向を制御する。つまり、このディプレクサ(110)により、セットトップターミナル(101)からの信号の伝送が、ヘッドエンド設備へ「アップストリーム」伝達されることが可能になり、一方で、セットトップターミナル(101)によるケーブルテレビ信号の「ダウンストリーム」受信が提供される。ディプレクサ(110)で受信された、ケーブルネットワーク(112)からの信号は、アンプ(108)へ出力される。アンプ(108)は、ベースセットトップターミナル(101)への接続(111)によって電力を供給される。一般には、セットトップターミナル(101)には、A/C電力コンセントから、独立して電力が供給される。
【0029】
スプリッタ(109)は、入力テレビ信号を分割し、その信号をセットトップターミナル(101)の2つのチューナ(102及び103)の双方に提供する。このモジュール及び後で説明するその他のモジュールにアンプ(108)を含むことで、ターミナル(101)の全ノイズ応答は改善されるが、さもないと、異なる2つのチューナ(102及び103)に対して入力信号を分割することによって全ノイズ応答は劣化し、結果的に入力信号のパワーを低下させることになる。
【0030】
図2は、本発明に係る、回避モジュール(200)に接続されたベースセットトップターミナル(101)を示す。回避モジュール(200)は、ベースセットトップターミナルの回路を回避する一方で、ケーブルネットワーク(112)からの受信テレビ信号を、テレビセット(106)や他の機器へ送るという追加のハードウェア機能を提供する。ベースセットトップターミナル(101)は、図1で示すものと同一であるため、詳細な説明は繰り返し行わない。
【0031】
ベースモジュール(107)と同様に、回避モジュール(200)は、信号ユニット(105)に接続されるディプレクサ(110)、セットトップターミナル(101)により電力を供給されるアンプ(108)及びスプリッタ(109)を備える。しかしながら、スプリッタ(109)は、直に双方のチューナ(102及び103)へ接続されてはいない。正確に言うと、スプリッタの下側のブランチは、ビデオチューナ(102)に接続され、一方で上側のブランチは、DOCSISチューナ(103)の代わりに第2スプリッタ(201)に接続される。
【0032】
第2スプリッタ(201)の下側のブランチは、DOCSISチューナ(103)に接続され、かつケーブルネットワーク(112)からの入力ケーブル信号を、図1のベースモジュール(107)と同じ形態で、DOCSISチューナ(103)へ提供する。第2スプリッタ(201)の上側のブランチは、スイッチ(202)に接続される。スイッチ(202)は、セットトップターミナル(101)の出力又は第2スプリッタ(201)の上側のブランチからの信号を、例えば、加入者のテレビセット(106)や他の電子機器へ選択的に接続する。このように、スイッチ(202)の切換によって、テレビセット(106)は、セットトップターミナル(101)の出力(204)を受信すること、又はケーブルネットワーク(112)からの信号を、セットトップターミナル(101)により処理されることなく直接受信することが可能である。
【0033】
スイッチ(202)は、好ましくは、セットトップターミナル(101)からの制御信号(203)により制御される。したがって、ユーザは、セットトップターミナル(101)を介してスイッチ(202)を制御することによって、テレビセット(106)が受信する信号をセットトップターミナル(101)により処理するかどうかを制御することが可能である。セットトップターミナル(101)は、一般的に、ターミナル自体又は遠隔制御装置に、キーパッド、スイッチ等のユーザ入力装置を含むので、ユーザは、スイッチ(202)の切換のような機能を制御することが可能である。
【0034】
図3は、本出願に係る、A/Bスイッチングモジュール(300)に接続されたベースセットトップターミナル(101)を示す。A/Bスイッチングモジュール(300)は、異なる2つのソース(112又は112A)の内1つからの入力信号を、セットトップターミナル(101)が受信することを可能にするという追加のハードウェア機能を提供する。例えば、A/Bスイッチングモジュール(300)は、ケーブルネットワーク(112)及び他の信号ソース(112A)に接続される。他の信号ソース(112A)は、第2ケーブルネットワーク、地上波UHFもしくはVHFテレビアンテナ又は衛星テレビパラボラアンテナであってもよいが、これらには限定されることはない。ベースセットトップターミナル(101)は、図1に示すものと同一であるため、詳細な説明は繰り返し行わない。
【0035】
ベースモジュール(107)と同様に、A/Bスイッチングモジュール(300)は、信号ユニット(105)に接続されるディプレクサ(110)、セットトップターミナル(101)により電力を供給されるアンプ(108)及びスプリッタ(109)を備える。しかしながら、スプリッタ(109)は、直に双方のチューナ(102及び103)に接続されるわけではない。正確に言うと、スプリッタ(109)の下側のブランチは、引き続きDOCSISチューナ(103)に接続され、一方で上側のブランチは、スイッチ(301)に接続される。
【0036】
スイッチ(301)は、セットトップターミナル(101)のビデオチューナ(102)を、ケーブルネットワーク(112)又は他の信号ソース(112A)からの入力テレビ信号へ選択的に接続する。このように、セットトップターミナル(101)は、加入者のテレビセット(106)又は他の電子機器による使用に向けて、2つの信号ソース(112及び112A)のどちらか一方からの入力信号を受信することが可能である。
【0037】
スイッチ(301)は、好ましくは、セットトップターミナル(101)からの制御信号により制御される。すなわち、セットトップターミナル(101)を介してスイッチ(301)を制御することによって、ユーザは、セットトップターミナル(101)によりテレビセット(106)へ出力される信号が、ケーブルネットワーク(112)から提供されるのか、あるいは他の信号ソース(112A)から提供されるのかを制御することが可能である。前と同じように、セットトップターミナル(101)は、ターミナル自体又は遠隔制御処置に、キーボード、スイッチ等のユーザ入力装置を含むので、ユーザは、スイッチ(301)の切換のような機能を制御することが可能である。必要に応じて、スイッチ(301)の制御は、ユーザから見えなくすることが可能であり、これは、特定のプログラムチャネルがどちらのネットワーク(112もしくは112A)に存在するかにより、チャネルバイチャネルベースで、セットトップターミナル(101)のホストプロセッサにより動的に設定される。
【0038】
図4は、ターミナル回避及びA/Bスイッチングの両者の機能を備えた複合モジュール(400)を示す。複合モジュール(400)は、ベースセットトップターミナル(101)を介して入力信号を処理し又は処理せずに、異なる2つのソース(112又は112A)のどちらか一方からの入力信号を、セットトップターミナル(101)が受信できるようにするという追加のハードウェア機能を提供する。ベースセットトップターミナル(101)は、図1に示すものと同様であるため、詳細な説明は繰り返し行わない。
【0039】
ベースモジュール(107)、回避モジュール(200)及びA/Bスイッチングモジュール(300)と同様に、複合モジュール(400)は、信号ユニット(105)に接続されるディプレクサ(110)、セットトップターミナル(101)により電源が供給されるアンプ(108)、及び第1スプリッタ(109)を有する。スプリッタ(109)の下側のブランチは、DOCSISチューナ(103)に接続される。スプリッタ(109)の上側のブランチは、第1スイッチ(301)に接続される。
【0040】
スイッチ(301)は、第2スプリッタ(201)を、第1(112)又は第2(112A)信号ソースから入ってくるテレビ信号へ選択的に接続する。第2スプリッタ(20)の下側のブランチは、ビデオチューナ(102)に接続される。つまり、セットトップターミナル(101)は、加入者のテレビセット(106)又は他の電子機器による使用に向けて、2つの信号ソース(112及び112A)のどちらか一方からの入力信号を受信することが可能である。
【0041】
第2スプリッタ(201)の上側のブランチは、第2スイッチ(202)に接続される。第2スイッチ(202)は、加入者のテレビセット(106)やその他電子機器を、ベースセットトップターミナル(101)の出力(401)、又はベースセットトップターミナル(101)を通過していない、2つの信号ソース(112又は112A)からの入力信号へ選択的に接続する。このように、複合モジュール(400)は、ターミナル回避及びA/Bスイッチングの両者の機能を提供する。特には、第1及び第2スイッチの切換により、複合モジュール(400)は、4つの出力信号すなわち(1)セットトップターミナル(101)で処理された、ソース(112)からの信号、(2)セットトップターミナル(101)で処理された、ソース(112A)からの信号、(3)セットトップターミナル(101)を回避した、ソース(112)からの信号、又は(4)セットトップターミナル(101)を回避した、ソース(112A)からの信号のいずれをも、テレビセット(106)へ供給することが可能である。
【0042】
前記と同様に、スイッチ(202及び301)は、好ましくは、セットトップターミナル(101)からの制御信号(203及び302)によって個別に制御される。つまり、セットトップターミナル(101)を介してスイッチ(203及び301)を制御することで、ユーザは、セットトップターミナルによりテレビセット(106)へ出力される信号が、ケーブルネットワーク(112)によって提供されるのか、又は他の信号ソース(112A)から提供されるのかを制御することが可能である。ユーザはまた、その信号が、ベースセットトップターミナル(101)で処理されるのか又は回避するのかを制御することが可能である。
【0043】
前記と同様に、セットトップターミナル(101)は、ターミナル自体又は遠隔制御装置に、キーパッド、スイッチ等のユーザ入力装置を含むので、ユーザは、スイッチ(203及び301)の切換のような機能を制御することが可能である。一方、特定のプログラムチャネルがどちらのネットワーク(112又は112A)に存在するかによって、セットトップターミナル(101)のホストプロセッサにより、A/Bスイッチを自動で制御することが可能である。
【0044】
好ましくは、ベースセットトップターミナル(101)及び各独立モジュール(例えば、107、200、300又は400)は、それぞれ別の筐体(101、107、200、300又は400)に備えられる。既に説明している方法により、ベースターミナル101をモジュール(107、200、300、400)に接続するために、これらの筐体は夫々、適切なポート及びコネクタを完全に収納してもよい。一方、ベースセットトップターミナル(101)又はモジュール(107、200、300又は400)のいずれも、前述のターミナル(101)とモジュール(107、200、300又は400)の間の接続を可能にするため、部分的に開放していてもよい。別の選択肢として、モジュール(107、200、300又は400)は、例えば、ベースセットトップターミナルの筐体(101)の内部に実装された回路基板に取り付けてもよい。
【0045】
各モジュール(107、200、300及び400)とベースターミナル(101)の間の電気接続の数を最小限にして、各モジュールのターミナルへの接続をできる限り容易にすることも好ましい。つまり、ある実施の形態においては、任意のモジュールと2つのチューナを有するベースターミナル(101)の間には、4つの信号経路のみが必要とされる。4つの信号経路とは、すなわち、第1又はビデオチューナ(102)への接続、第2又はDOCSISチューナ(103)への接続、再変調装置(104)への接続、そして信号サーキット(105)への接続である。
【0046】
アンプ(108)用のパワー(111)は、DOCSISチューナ(103)をモジュール(107、200、300又は400)へ接続するのと同じ信号経路を伝わることが可能である。回避モジュール(200)の場合、回避スイッチ制御信号(203)は、ビデオチューナ(102)をモジュール(200)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよい。A/Bスイッチモジュール(300)の場合、A/Bスイッチ制御信号(302)は、ビデオチューナ(102)をモジュール(300)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよい。最後に、複合モジュール(400)の場合、A/Bスイッチ制御信号(302)は、ビデオチューナ(102)をモジュール(400)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよく、かつ回避スイッチ制御信号(203)は、再変調装置(104)をモジュール(400)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよい。
【0047】
アンプパワー(111)及びスイッチ制御信号(203及び302)は、上記のように、ターミナル(101)で生成されかつRF信号ラインと複合され、それからモジュールへ送られる。モジュールにおいて、アンプパワー(111)及び制御信号(203及び302)は、RF信号から切り離されかつそれ相応に利用される。これにより、ターミナル及びモジュール間の接続の数は最小化する。
【0048】
つまり、本発明により、単一のベースセットトップターミナルモデルを安定して安価に製造することが可能になると同時に、1つ又は複数の適切なモジュールをベースセットトップターミナルへ接続することによって、加入者は、必要とする機能又は機能の組み合わせを正確に得ることが可能である。さらに、モジュールとベースセットトップターミナルの間の電気接続を可能な限り容易にできる。これにより、本システムを製造するコストは減り、自身が必要とする又は使用できる機能についてのみ、加入者が受信及び支払を行うことが確実となる。
【0049】
前記の説明は、本発明を例示しかつ説明するためだけに提供されている。余すところなく示し、又は本発明を開示されたなんらかの精密な形に制限するつもりはない。前記の教示に照らして、多くの変形及び変更が可能である。好適な実施例は、本発明の基本方式及びその特定の用途をもっとも良好に説明するために選択されかつ説明された。前記の説明は、種々の実施例においてかつ考慮された特定の利用に適当なような種々の変形を含めて、本発明を最善に利用することを当該技術の専門家に可能にする意図を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る、基本モジュール及びセットトップターミナルのブロック図である。
【図2】
本発明に係る、セットトップターミナル用の回避モジュールのブロック図である。
【図3】
本発明に係る、セットトップターミナル用のA/Bスイッチモジュールのブロック図である。
【図4】
本発明に係る、セットトップターミナル用の回避−A/Bスイッチ複合モジュールのブロック図である。
【符号の説明】
101 ベースセットトップターミナル
102 ビデオチューナ
103 DOCSISチューナ
104 再変調装置
105 信号サーキット
106 テレビセット
107 ベースモジュール
108 アンプ
109 スプリッタ
110 ディプレクサ
112 ケーブルネットワーク
200 回避モジュール
300 A/Bスイッチングモジュール
400 複合モジュール
(発明の技術分野)
本発明は、ケーブルテレビシステムの分野に関する。詳しくは、本発明は、加入者をケーブルシステムに接続するセットトップターミナルの分野に関する。さらに詳しくは、本発明は、セットトップターミナルに接続され、このターミナルに任意選択機能を提供することが可能な外部モジュールに関する。
【0002】
(発明の背景技術)
セットトップターミナルは、電子機器回路のボックスつまりコンピュータ装置であり、加入者をケーブルネットワークへ接続するために使用される。一般に、各加入者はセットトップターミナルを提供されており、セットトップターミナルは、同軸コンセントを介してケーブルネットワークへ接続される。また、セットトップターミナルはさらに、加入者のテレビセット、ビデオカセットレコーダ(VCR)又は他の電子デバイスに接続される。
【0003】
かくして接続されると、セットトップターミナルは、ケーブルネットワークのサービスを加入者に提供する。例えば、セットトップターミナルは、一般的に、ケーブルネットワークからのケーブルテレビ信号を受信し、かつその信号を加入者のテレビ、VCR又は他の機器による使用のために処理する。この処理は、加入者が加入している「プレミアム」チャネルの解読を含んでもよい。セットトップターミナルはまた、ペイパービューもしくはビデオオンデマンドのプログラミングを注文及び受信するため、あるいはケーブルネットワークで使用可能なテレビプログラミングに対する電子プログラムガイドを提供するために使用してもよい。近い将来には、セットトップターミナルは、ケーブルネットワークを介しての加入者のコンピュータとインターネットの間、又は加入者の電話と公共電話回線の間での接続を提供するために一般的に使用されるようになってもよい。
【0004】
追加の機能及びサービスがケーブルネットワークに付加されると、その新しい機能及びサービスに適応するために、セットトップターミナルのハードウェア及びソフトウェアをアップグレード又は変更することが必要になるだろう。さらに、エリアの異なる加入者は、異なった条件に従うことになり、そのエリアで提供される特定のサービスを受けることになるだろう。
【0005】
例えば、ある状況においては、加入者は、セットトップターミナルを回避し、かつテレビセットや他のデバイスに入力ケーブルテレビ信号を直に提供することを望むであろう。これは、一部のケーブルシステムにおけるように、セットトップターミナルがペイパービュー又はビデオオンデマンドサービスのために周期的に使用されるに過ぎない場合かもしれない。そのような状況においては、加入者は、セットトップターミナルへの接続及び接続解除を絶え間なく行うよりも、信号が、セットトップターミナルの大部分の回路を回避する一方で、直接テレビセットや他のデバイスに転送されるように、回避サーキットを含むセットトップターミナルを必要とするであろう。
【0006】
あるエリアでは、加入者は、異なる2つもしくはそれ以上のケーブルネットワーク及び/又は1つもしくはそれ以上の衛星テレビシステムへのアクセスが可能である。それゆえ、そのような加入者は、例えば異なる2つの入力信号間でのスイッチングをするためのスイッチを含むことが可能なセットトップターミナルを好むであろう。
【0007】
これらの様々なニーズが、セットトップターミナルの製造を難しくしている。例えば、上記の様々な機能又は機能の組み合わせ等を、加入者のニーズに合わせて提供するには、種々のモデルのセットトップターミナルを製造する必要がある。製造する全てのセットトップターミナルに、これら全ての機能を組み込むのは、費用がかかりかつ非効率である。なぜなら、多くの加入者は、そのようなターミナルの機能の一部分を使用する必要がある又は使用できるに過ぎないからである。
【0008】
従って、当該技術分野においては、セットトップターミナルの製造にかかるコスト及び困難さを軽減すると同時に、任意の加入者が必要とする全ての機能を効率的に提供する方法及び装置が必要である。
【0009】
(発明の概要)
本発明の目的は、上記のニーズ等を満たすことにある。特には、本発明の目的は、セットトップターミナルの製造にかかるコスト及び困難さを軽減すると同時に、任意の加入者がセットトップターミナルに必要とする全ての機能を効率的に提供する方法及び装置を提供することにある。
【0010】
本発明の追加的な目的、利点及び新しい特徴は、次の説明に述べられており、これらの題材を読み又は本発明を実施することによって、当該技術分野の専門家によって学習することができる。本発明の目的及び利点は、添付の特許請求の範囲に列挙された手段を介して達成することができる。
【0011】
これら前記及びその他の目的を達成するため、本発明は、モジュラー・セットトップターミナルとして実施しかつ説明することができ、このモジュラー・セットトップターミナルにおいては、ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器への信号の処理及び転送を助けるため、様々なモジュールのうちいずれかをベースターミナルに加えることが可能である。すなわち、本発明のシステムは、ベースセットトップターミナル及びこのベースセットトップターミナルに接続するためのモジュールを含む。モジュールは、ベースセットトップターミナルに対する追加のハードウェア機能を提供するため、特定の加入者が必要とするまさにその機能又は一連の機能を提供するモジュールを選ぶことによって、本システムを「カスタマイズ」することが可能である。
【0012】
ベースモジュールは、ケーブルテレビネットワークからベースセットトップターミナルへテレビ信号を受け渡すための回路及びベースセットトップターミナルからケーブルテレビネットワークへ信号を送信するためのディプレクサを含むのみでよい。
【0013】
さらに改良されたモジュールとして、加入者の電子機器による使用に向けて、システムから出力される前の入力信号が、セットトップターミナルを選択的に回避できるようにするための回避モジュールであってもよい。回避モジュールはスイッチを含むが、このスイッチは、ベースセットトップターミナルを入力信号から選択的に回避させるために、ベースセットトップターミナルからの制御信号により制御される。
【0014】
モジュールは、第1又は第2信号ソースからの入力信号を、ベースセットトップターミナルへ選択的に提供するためのA/Bスイッチングモジュールであってもよい。A/Bスイッチングモジュールはスイッチを含むが、このスイッチは、ベースセットトップターミナルを、第1又は第2信号ソースからの入力信号と選択的に接続するために、ベースセットトップターミナルにより制御される。
【0015】
モジュールは、回避及びA/Bスイッチングモジュールの機能及びファンクションを組み合わせた回避−A/Bスイッチング複合モジュールであってもよい。ベースセットトップターミナルへ別の機能やファンクションを提供する他のタイプのモジュールは、本発明の範囲内にある。
【0016】
これらのモジュールのいずれも、ベースセットトップターミナル内の2つ又はそれ以上の別々のチューナへ適切な信号を送るよう構成されてもよい。この結果、セットトップターミナルにおける多重チューナの使用が容易になり、より効率的な信号処理サービスが提供される。
【0017】
本出願はまた、ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器へテレビ信号を供給するための、上記セットトップターミナルシステムを実現する方法を含む。特には、本発明による方法は、個別に製造されたモジュールをベースセットトップターミナルへ接続する工程を含み、このモジュールは、ベースセットトップターミナルに対して追加のハードウェア機能を提供する。
【0018】
(発明の実施の形態)
これより、図面に基づき、本発明の実施の形態について説明する。本発明は、異なる組み合わせのハードウェア機能を各々が伴った、種々の異なるターミナルモデルを製造することなく、特定の加入者が必要とする特定のハードウェア機能を有するセットトップターミナルを作成するためのシステムを提供する。これを達成するために、本発明は、異なるハードウェア機能を提供する様々なモジュールを接続することが可能なベースセットトップターミナルを含む。こうして、ベースセットトップターミナルは、常に同じ方法により製造されるので、異なるターミナルモデルは省かれる。これによって、ターミナルの製造にかかるコスト及び困難さは軽減する。種々のハードウェア機能や機能の組み合わせは、アドオンモジュールによって提供されるが、アドオンモジュールは、特定の加入者のニーズに応じて選択的に購入することが可能である。
【0019】
図1は、本発明の第1の実施形態を示すブロック図である。図1に示すように、ベースセットトップターミナル(101)は、後に説明される多数の要素を含む。さらに、当該技術分野の専門家には理解されることだが、セットトップターミナル(101)は、信号処理を行いかつセットトップターミナル(101)ファンクションを制御するための中央処理装置(図示せず)も含む。
【0020】
ベースセットトップターミナル(101)は、例えば、入力ケーブルテレビ信号(112)からの、アナログ又はデジタル形式の特定のテレビチャネルを同調するために、ビデオチューナ(102)を含む。好ましくは、ビデオチューナ(102)は広範な同調性能を有し、かつビデオチューナ(102)は、(1)例えばナショナルテレビスタンダードコミッティー(NTSC)の方式に基づく、標準のクリアアナログチャネル、(2)暗号化されたアナログ信号、又は(3)例えば、ビデオ、オーディオ及び/又はデータを伝送する直交振幅変調(QAM)チャネルといったデジタルチャネルの内、いずれのアナログビデオチャネルも同調することが可能である。
【0021】
また、好ましくは、ビデオチューナ(102)は、ケーブルシステムのオペレータによってプログラミング又はターミナル(101)への命令がブロードキャストされているであろう、バンド外(OOB)信号(113)を同調することが可能である。さらに、チューナ(102)は、DOCSISチャネルすなわちデータオーバーケーブルサービスインターフェーススペシフィケーション(DOCSIS)に基づいてブロードキャストされたチャネルを同調することが可能であってもよい。
【0022】
第2チューナ(103)もまた、ベースセットトップターミナル(101)に含まれていてもよい。この第2チューナ(103)は、様々な形式のチャネルを同調する、広範な性能を有する第1チューナ(102)と同一のものであってよい。こうして、2チャネルの同時同調を可能にすることによって、加入者によるターミナル(101)の使用状況を向上させることが可能である。異なるチャネル信号をテレビセット及びVCRに別々に提供するため、又は同時に2チャネルのピクチャー・イン・ピクチャー(PIP)表示をテレビセットに生成するためには、異なる2つの信号を同時に同調することが望ましいであろう。
【0023】
一方、第1及び第2チューナ(102及び103)は、若干異なるファンクションを果たしてもよい。例えば、2つのチューナの内1つ(102又は103)は、アナログテレビチャネルを同調するために使用してもよく、一方で他方のチューナは、直交振幅変調(QAM)又は残留側波帯(VSB)形式のデジタルチャネルを同調する能力を提供する。
【0024】
別の構成として、第1チューナ(102)は、様々な形式のチャネルを同調することによってビデオ信号を発生させることが可能な、上記のようなビデオチューナであってもよい。一方で、第2チューナ(103)は、DOCSIS形式のデータの受信専用であってもよく、ビデオ信号の発生に必要な電子機器を伴っていなくてもよい。この構成により、実質的には、第1チューナ(102)を通る専用ビデオ経路と第2チューナ(103)を通る専用データ経路とを伴ったターミナル(101)を提供することになる。この構成は、図面で説明されており、第2チューナ(103)は、DOCSISチューナとして示されている。
【0025】
再変調装置(104)もまた、加入者のテレビ又は他の電子機器で使用できるように、処理され変調された信号を出力するために、セットトップターミナル(101)に備えられる。それゆえに、再変調装置(104)は、図1に示すように、例えばテレビセット(106)に接続される。一方、ターミナル(101)の出力は、例えばVCRやコンピュータ等に提供することが可能である。
【0026】
セットトップターミナルは、特に高性能のシステムにおいては、ケーブルネットワークのヘッドエンドと「アップストリーム」伝達をする必要があるだろう。それゆえ、ターミナル(101)は、好ましくは、ターミナル(101)からの信号を、ケーブルネットワークを通じて、ネットワークのヘッドエンド設備へ送信するための信号サーキット(105)を備える。これは、DOCSIS接続の必須条件である。
【0027】
これらの要素は、本発明のベースセットトップターミナル(101)を構成し、セットトップターミナルの基礎的な機能性を提供する。さらに、本発明の原理に基づくと、特定のユーザが必要とする又は望む機能を提供するために、種々のハードウェア機能を各々が備えた、様々な異なるモジュールを、ベースセットトップターミナル(101)と組み合わせて使用することが可能である。
【0028】
例えば、図1が示すベースモジュール(107)は、追加の機能性をなんら備えず、ベースセットトップターミナル(101)のファンクションをサポートするための最小ハードウェアのみを提供する。ベースモジュール(107)は、ケーブルネットワーク(112)に接続されるディプレクサ(110)を含む。ディプレクサ(110)は、図1に示されるように、信号サーキット(105)へも接続する。ディプレクサ(110)は、周波数選択に基づいて、セットトップターミナル(101)への又はセットトップターミナル(101)からの、信号トラフィックの方向を制御する。つまり、このディプレクサ(110)により、セットトップターミナル(101)からの信号の伝送が、ヘッドエンド設備へ「アップストリーム」伝達されることが可能になり、一方で、セットトップターミナル(101)によるケーブルテレビ信号の「ダウンストリーム」受信が提供される。ディプレクサ(110)で受信された、ケーブルネットワーク(112)からの信号は、アンプ(108)へ出力される。アンプ(108)は、ベースセットトップターミナル(101)への接続(111)によって電力を供給される。一般には、セットトップターミナル(101)には、A/C電力コンセントから、独立して電力が供給される。
【0029】
スプリッタ(109)は、入力テレビ信号を分割し、その信号をセットトップターミナル(101)の2つのチューナ(102及び103)の双方に提供する。このモジュール及び後で説明するその他のモジュールにアンプ(108)を含むことで、ターミナル(101)の全ノイズ応答は改善されるが、さもないと、異なる2つのチューナ(102及び103)に対して入力信号を分割することによって全ノイズ応答は劣化し、結果的に入力信号のパワーを低下させることになる。
【0030】
図2は、本発明に係る、回避モジュール(200)に接続されたベースセットトップターミナル(101)を示す。回避モジュール(200)は、ベースセットトップターミナルの回路を回避する一方で、ケーブルネットワーク(112)からの受信テレビ信号を、テレビセット(106)や他の機器へ送るという追加のハードウェア機能を提供する。ベースセットトップターミナル(101)は、図1で示すものと同一であるため、詳細な説明は繰り返し行わない。
【0031】
ベースモジュール(107)と同様に、回避モジュール(200)は、信号ユニット(105)に接続されるディプレクサ(110)、セットトップターミナル(101)により電力を供給されるアンプ(108)及びスプリッタ(109)を備える。しかしながら、スプリッタ(109)は、直に双方のチューナ(102及び103)へ接続されてはいない。正確に言うと、スプリッタの下側のブランチは、ビデオチューナ(102)に接続され、一方で上側のブランチは、DOCSISチューナ(103)の代わりに第2スプリッタ(201)に接続される。
【0032】
第2スプリッタ(201)の下側のブランチは、DOCSISチューナ(103)に接続され、かつケーブルネットワーク(112)からの入力ケーブル信号を、図1のベースモジュール(107)と同じ形態で、DOCSISチューナ(103)へ提供する。第2スプリッタ(201)の上側のブランチは、スイッチ(202)に接続される。スイッチ(202)は、セットトップターミナル(101)の出力又は第2スプリッタ(201)の上側のブランチからの信号を、例えば、加入者のテレビセット(106)や他の電子機器へ選択的に接続する。このように、スイッチ(202)の切換によって、テレビセット(106)は、セットトップターミナル(101)の出力(204)を受信すること、又はケーブルネットワーク(112)からの信号を、セットトップターミナル(101)により処理されることなく直接受信することが可能である。
【0033】
スイッチ(202)は、好ましくは、セットトップターミナル(101)からの制御信号(203)により制御される。したがって、ユーザは、セットトップターミナル(101)を介してスイッチ(202)を制御することによって、テレビセット(106)が受信する信号をセットトップターミナル(101)により処理するかどうかを制御することが可能である。セットトップターミナル(101)は、一般的に、ターミナル自体又は遠隔制御装置に、キーパッド、スイッチ等のユーザ入力装置を含むので、ユーザは、スイッチ(202)の切換のような機能を制御することが可能である。
【0034】
図3は、本出願に係る、A/Bスイッチングモジュール(300)に接続されたベースセットトップターミナル(101)を示す。A/Bスイッチングモジュール(300)は、異なる2つのソース(112又は112A)の内1つからの入力信号を、セットトップターミナル(101)が受信することを可能にするという追加のハードウェア機能を提供する。例えば、A/Bスイッチングモジュール(300)は、ケーブルネットワーク(112)及び他の信号ソース(112A)に接続される。他の信号ソース(112A)は、第2ケーブルネットワーク、地上波UHFもしくはVHFテレビアンテナ又は衛星テレビパラボラアンテナであってもよいが、これらには限定されることはない。ベースセットトップターミナル(101)は、図1に示すものと同一であるため、詳細な説明は繰り返し行わない。
【0035】
ベースモジュール(107)と同様に、A/Bスイッチングモジュール(300)は、信号ユニット(105)に接続されるディプレクサ(110)、セットトップターミナル(101)により電力を供給されるアンプ(108)及びスプリッタ(109)を備える。しかしながら、スプリッタ(109)は、直に双方のチューナ(102及び103)に接続されるわけではない。正確に言うと、スプリッタ(109)の下側のブランチは、引き続きDOCSISチューナ(103)に接続され、一方で上側のブランチは、スイッチ(301)に接続される。
【0036】
スイッチ(301)は、セットトップターミナル(101)のビデオチューナ(102)を、ケーブルネットワーク(112)又は他の信号ソース(112A)からの入力テレビ信号へ選択的に接続する。このように、セットトップターミナル(101)は、加入者のテレビセット(106)又は他の電子機器による使用に向けて、2つの信号ソース(112及び112A)のどちらか一方からの入力信号を受信することが可能である。
【0037】
スイッチ(301)は、好ましくは、セットトップターミナル(101)からの制御信号により制御される。すなわち、セットトップターミナル(101)を介してスイッチ(301)を制御することによって、ユーザは、セットトップターミナル(101)によりテレビセット(106)へ出力される信号が、ケーブルネットワーク(112)から提供されるのか、あるいは他の信号ソース(112A)から提供されるのかを制御することが可能である。前と同じように、セットトップターミナル(101)は、ターミナル自体又は遠隔制御処置に、キーボード、スイッチ等のユーザ入力装置を含むので、ユーザは、スイッチ(301)の切換のような機能を制御することが可能である。必要に応じて、スイッチ(301)の制御は、ユーザから見えなくすることが可能であり、これは、特定のプログラムチャネルがどちらのネットワーク(112もしくは112A)に存在するかにより、チャネルバイチャネルベースで、セットトップターミナル(101)のホストプロセッサにより動的に設定される。
【0038】
図4は、ターミナル回避及びA/Bスイッチングの両者の機能を備えた複合モジュール(400)を示す。複合モジュール(400)は、ベースセットトップターミナル(101)を介して入力信号を処理し又は処理せずに、異なる2つのソース(112又は112A)のどちらか一方からの入力信号を、セットトップターミナル(101)が受信できるようにするという追加のハードウェア機能を提供する。ベースセットトップターミナル(101)は、図1に示すものと同様であるため、詳細な説明は繰り返し行わない。
【0039】
ベースモジュール(107)、回避モジュール(200)及びA/Bスイッチングモジュール(300)と同様に、複合モジュール(400)は、信号ユニット(105)に接続されるディプレクサ(110)、セットトップターミナル(101)により電源が供給されるアンプ(108)、及び第1スプリッタ(109)を有する。スプリッタ(109)の下側のブランチは、DOCSISチューナ(103)に接続される。スプリッタ(109)の上側のブランチは、第1スイッチ(301)に接続される。
【0040】
スイッチ(301)は、第2スプリッタ(201)を、第1(112)又は第2(112A)信号ソースから入ってくるテレビ信号へ選択的に接続する。第2スプリッタ(20)の下側のブランチは、ビデオチューナ(102)に接続される。つまり、セットトップターミナル(101)は、加入者のテレビセット(106)又は他の電子機器による使用に向けて、2つの信号ソース(112及び112A)のどちらか一方からの入力信号を受信することが可能である。
【0041】
第2スプリッタ(201)の上側のブランチは、第2スイッチ(202)に接続される。第2スイッチ(202)は、加入者のテレビセット(106)やその他電子機器を、ベースセットトップターミナル(101)の出力(401)、又はベースセットトップターミナル(101)を通過していない、2つの信号ソース(112又は112A)からの入力信号へ選択的に接続する。このように、複合モジュール(400)は、ターミナル回避及びA/Bスイッチングの両者の機能を提供する。特には、第1及び第2スイッチの切換により、複合モジュール(400)は、4つの出力信号すなわち(1)セットトップターミナル(101)で処理された、ソース(112)からの信号、(2)セットトップターミナル(101)で処理された、ソース(112A)からの信号、(3)セットトップターミナル(101)を回避した、ソース(112)からの信号、又は(4)セットトップターミナル(101)を回避した、ソース(112A)からの信号のいずれをも、テレビセット(106)へ供給することが可能である。
【0042】
前記と同様に、スイッチ(202及び301)は、好ましくは、セットトップターミナル(101)からの制御信号(203及び302)によって個別に制御される。つまり、セットトップターミナル(101)を介してスイッチ(203及び301)を制御することで、ユーザは、セットトップターミナルによりテレビセット(106)へ出力される信号が、ケーブルネットワーク(112)によって提供されるのか、又は他の信号ソース(112A)から提供されるのかを制御することが可能である。ユーザはまた、その信号が、ベースセットトップターミナル(101)で処理されるのか又は回避するのかを制御することが可能である。
【0043】
前記と同様に、セットトップターミナル(101)は、ターミナル自体又は遠隔制御装置に、キーパッド、スイッチ等のユーザ入力装置を含むので、ユーザは、スイッチ(203及び301)の切換のような機能を制御することが可能である。一方、特定のプログラムチャネルがどちらのネットワーク(112又は112A)に存在するかによって、セットトップターミナル(101)のホストプロセッサにより、A/Bスイッチを自動で制御することが可能である。
【0044】
好ましくは、ベースセットトップターミナル(101)及び各独立モジュール(例えば、107、200、300又は400)は、それぞれ別の筐体(101、107、200、300又は400)に備えられる。既に説明している方法により、ベースターミナル101をモジュール(107、200、300、400)に接続するために、これらの筐体は夫々、適切なポート及びコネクタを完全に収納してもよい。一方、ベースセットトップターミナル(101)又はモジュール(107、200、300又は400)のいずれも、前述のターミナル(101)とモジュール(107、200、300又は400)の間の接続を可能にするため、部分的に開放していてもよい。別の選択肢として、モジュール(107、200、300又は400)は、例えば、ベースセットトップターミナルの筐体(101)の内部に実装された回路基板に取り付けてもよい。
【0045】
各モジュール(107、200、300及び400)とベースターミナル(101)の間の電気接続の数を最小限にして、各モジュールのターミナルへの接続をできる限り容易にすることも好ましい。つまり、ある実施の形態においては、任意のモジュールと2つのチューナを有するベースターミナル(101)の間には、4つの信号経路のみが必要とされる。4つの信号経路とは、すなわち、第1又はビデオチューナ(102)への接続、第2又はDOCSISチューナ(103)への接続、再変調装置(104)への接続、そして信号サーキット(105)への接続である。
【0046】
アンプ(108)用のパワー(111)は、DOCSISチューナ(103)をモジュール(107、200、300又は400)へ接続するのと同じ信号経路を伝わることが可能である。回避モジュール(200)の場合、回避スイッチ制御信号(203)は、ビデオチューナ(102)をモジュール(200)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよい。A/Bスイッチモジュール(300)の場合、A/Bスイッチ制御信号(302)は、ビデオチューナ(102)をモジュール(300)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよい。最後に、複合モジュール(400)の場合、A/Bスイッチ制御信号(302)は、ビデオチューナ(102)をモジュール(400)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよく、かつ回避スイッチ制御信号(203)は、再変調装置(104)をモジュール(400)へ接続するのと同じ信号経路を伝わってもよい。
【0047】
アンプパワー(111)及びスイッチ制御信号(203及び302)は、上記のように、ターミナル(101)で生成されかつRF信号ラインと複合され、それからモジュールへ送られる。モジュールにおいて、アンプパワー(111)及び制御信号(203及び302)は、RF信号から切り離されかつそれ相応に利用される。これにより、ターミナル及びモジュール間の接続の数は最小化する。
【0048】
つまり、本発明により、単一のベースセットトップターミナルモデルを安定して安価に製造することが可能になると同時に、1つ又は複数の適切なモジュールをベースセットトップターミナルへ接続することによって、加入者は、必要とする機能又は機能の組み合わせを正確に得ることが可能である。さらに、モジュールとベースセットトップターミナルの間の電気接続を可能な限り容易にできる。これにより、本システムを製造するコストは減り、自身が必要とする又は使用できる機能についてのみ、加入者が受信及び支払を行うことが確実となる。
【0049】
前記の説明は、本発明を例示しかつ説明するためだけに提供されている。余すところなく示し、又は本発明を開示されたなんらかの精密な形に制限するつもりはない。前記の教示に照らして、多くの変形及び変更が可能である。好適な実施例は、本発明の基本方式及びその特定の用途をもっとも良好に説明するために選択されかつ説明された。前記の説明は、種々の実施例においてかつ考慮された特定の利用に適当なような種々の変形を含めて、本発明を最善に利用することを当該技術の専門家に可能にする意図を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明に係る、基本モジュール及びセットトップターミナルのブロック図である。
【図2】
本発明に係る、セットトップターミナル用の回避モジュールのブロック図である。
【図3】
本発明に係る、セットトップターミナル用のA/Bスイッチモジュールのブロック図である。
【図4】
本発明に係る、セットトップターミナル用の回避−A/Bスイッチ複合モジュールのブロック図である。
【符号の説明】
101 ベースセットトップターミナル
102 ビデオチューナ
103 DOCSISチューナ
104 再変調装置
105 信号サーキット
106 テレビセット
107 ベースモジュール
108 アンプ
109 スプリッタ
110 ディプレクサ
112 ケーブルネットワーク
200 回避モジュール
300 A/Bスイッチングモジュール
400 複合モジュール
Claims (25)
- ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器へテレビ信号を提供するためのセットトップターミナルシステムは、
ベースセットトップターミナルと、
前記ベースセットトップターミナルへ接続し、前記ベースセットトップターミナルに対して追加ハードウェア機能を提供するためのモジュールと、
を備え、前記システムは、更に、前記テレビ信号を受信するための少なくとも1つの入力と前記電子機器へ出力信号を出力するための出力とを有する。 - 請求項1に記載のシステムにおいて、前記モジュールは、
前記ケーブルテレビネットワークから前記ベースセットトップターミナルへ前記テレビ信号を受け渡すための回路と、
前記ベースセットトップターミナルから前記ケーブルテレビネットワークへ信号を送信するためのディプレクサと、
を備える。 - 請求項2に記載のシステムにおいて、前記ベースセットトップターミナルは、2つの別個のチューナを含み、かつ前記モジュールは、前記チューナの双方へ前記テレビ信号を提供するためのスプリッタを備える。
- 請求項1に記載のシステムにおいて、前記ベースセットトップターミナルは、2つの別個のチューナを含み、かつ前記モジュールは、前記チューナの双方へ前記テレビ信号を提供するためのスプリッタを備える。
- 請求項2に記載のシステムにおいて、前記ベースセットトップターミナルは、更に、前記テレビ信号が、前記スプリッタにより分割される際に、前記テレビ信号を増幅する増幅回路を含む。
- 請求項1に記載のシステムにおいて、前記モジュールは、入力信号が、前記電子機器による使用に向けて前記システムから出力される前に、前記ベースセットトップターミナルを選択的に回避することを可能にするための回避モジュールである構成とする。
- 請求項6に記載のシステムにおいて、前記回避モジュールは、前記ベースセットトップターミナルを前記入力信号から選択的に回避するための、前記ベースセットトップターミナルからの制御信号により制御されるスイッチを備える。
- 請求項1に記載のシステムにおいて、前記モジュールは、第1又は第2信号ソースからの入力信号を、前記ベースセットトップターミナルへ選択的に提供するためのA/Bスイッチングモジュールである構成とする。
- 請求項8に記載のシステムにおいて、前記A/Bスイッチングモジュールは、前記ベースセットトップターミナルを、前記第1又は第2信号ソースからの前記入力信号に選択的に接続するための、前記ベースセットトップターミナルからの制御信号により制御されるスイッチを備える。
- 請求項1に記載のシステムにおいて、前記モジュールは、入力信号が、前記電子機器による使用に向けて前記システムにより出力される前に、前記ベースセットトップターミナルを選択的に回避することを可能にし、かつ第1及び第2信号ソースの間から前記入力信号のソースを選択するための回避−A/Bスイッチング複合モジュールである構成とする。
- 請求項10に記載のシステムにおいて、前記複合モジュールは、
前記ベースセットトップターミナルを前記入力信号から選択的に回避するための、前記ベースセットトップターミナルからの第1制御信号により制御される第1スイッチと、
前記ベースセットトップターミナルを、前記第1又は第2信号ソースからの前記入力信号と選択的に接続するための、前記ベースセットトップターミナルからの第2制御信号により制御される第2スイッチと、
を備える。 - 請求項1に記載のシステムにおいて、前記ベースセットトップターミナル及び前記モジュールは夫々、別個の筐体に設けられる。
- ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器へテレビ信号を提供するセットトップターミナルシステムを実現する方法は、個別に製造されたモジュールをベースセットトップターミナルへ接続する工程を含み、前記モジュールは、前記ベースセットトップターミナルに対して追加のハードウェア機能を提供する。
- 請求項13に記載の方法は、更に、
前記ケーブルテレビネットワークから前記ベースセットトップターミナルへ前記モジュールを介してテレビ信号を受け渡す工程と、
前記ベースセットトップターミナルから前記ケーブルテレビネットワークへ前記モジュールによって信号を送信する工程と、
を含む。 - 請求項13に記載の方法は、更に、前記モジュールにおいて前記テレビ信号を分割し、前記ベースセットトップターミナルの2つのチューナの双方へ前記テレビ信号を提供する工程を含む。
- 請求項13に記載の方法は、更に、前記モジュールにより、前記ベースセットトップターミナルを入力信号の信号経路から選択的に除去する工程を含む。
- 請求項16に記載の方法は、更に、前記ベースセットトップターミナルの前記信号経路からの前記選択的除去を、前記ベースセットトップターミナルからの制御信号により制御する工程を含む。
- 請求項13に記載の方法は、更に、前記モジュールにより、第1又は第2信号ソースからの入力信号を前記ベースセットトップターミナルへ選択的に供給する工程を含む。
- 請求項18に記載の方法は、更に、前記第1又は第2信号ソースからの前記入力信号の前記選択を、前記ベースセットトップターミナルからの制御信号により制御する工程を含む。
- 請求項13に記載の方法は、更に、前記ベースセットトップターミナル及び前記モジュールを、別個の筐体に収納する工程を含む。
- ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器へテレビ信号を提供するためのセットトップターミナルシステムは、
ベースセットトップターミナルと、
前記ベースセットトップターミナルへ接続し、前記ベースセットトップターミナルに対して追加ハードウェア機能を提供するための手段と、
を備え、前記システムは、更に、前記テレビ信号を受信するための少なくとも1つの入力と前記電子機器へ出力信号を出力するための出力とを有する。 - 請求項21に記載のシステムにおいて、前記手段は、
前記ケーブルテレビネットワークから前記ベースセットトップターミナルへテレビ信号を受け渡すための手段と、
前記ベースセットトップターミナルから前記ケーブルテレビネットワークへ信号を送信するための手段と、
を備える。 - 請求項21に記載のシステムにおいて、前記ベースセットトップターミナルへ接続するための前記手段は、入力信号が、前記電子機器による使用に向けて前記システムにより出力される前に、前記ベースセットトップターミナルを選択的に回避することを可能にする手段を備える。
- 請求項21に記載のシステムにおいて、前記ベースセットトップターミナルへ接続するための前記手段は、入力信号を、第1又は第2信号ソースからの前記ベースセットトップターミナルへ選択的に提供する手段を備える。
- ケーブルテレビネットワークから加入者の電子機器へテレビ信号を提供するためのセットトップターミナルシステムは、
ベースセットトップターミナルと、
前記ベースセットトップターミナルへ接続するための2つもしくはそれ以上のモジュールで、前記ベースセットトップターミナルに対して異なる組の追加ハードウェア機能を各々が提供するモジュールと、
を備え、前記システムは、更に、前記テレビ信号を受信するための少なくとも一つの入力と前記電子機器へ出力信号を出力するための出力とを有する。
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