JP2625019B2 - ゴースト除去システムとその操作方法 - Google Patents
ゴースト除去システムとその操作方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、一台のゴースト除去装置を複数の映像機
器が共用できるようにしたゴースト除去システムに関す
る。
器が共用できるようにしたゴースト除去システムに関す
る。
[従来の技術] クリアビジョン(EDTV)の柱の一つであるゴーストに
よる受信障害対策として、ゴースト除去用基準信号(GC
R信号)を用いたゴースト除去方式が採用されるに至
り、今秋中にも全国の放送局から、GCR信号を映像信号
の垂直帰線期間に重畳したテレビジョン放送が開始され
る予定である。GCR信号は、1,3,6,8フィールドに第5図
(A)に示すsinX/Xバー波形として重畳される一方、2,
4,5,7フィールドに同図(B)に示すペデスタル波形と
して重畳されるため、全体が8フィールドで一巡する8
フィールドシーケンスに則って送信される。このGCR信
号は、4.2MHzまで平坦な周波数特性と45μsのゴースト
除去可能範囲を有しており、主観評価で3-のゴースト画
像を評価4に改善することが可能であると言われてい
る。
よる受信障害対策として、ゴースト除去用基準信号(GC
R信号)を用いたゴースト除去方式が採用されるに至
り、今秋中にも全国の放送局から、GCR信号を映像信号
の垂直帰線期間に重畳したテレビジョン放送が開始され
る予定である。GCR信号は、1,3,6,8フィールドに第5図
(A)に示すsinX/Xバー波形として重畳される一方、2,
4,5,7フィールドに同図(B)に示すペデスタル波形と
して重畳されるため、全体が8フィールドで一巡する8
フィールドシーケンスに則って送信される。このGCR信
号は、4.2MHzまで平坦な周波数特性と45μsのゴースト
除去可能範囲を有しており、主観評価で3-のゴースト画
像を評価4に改善することが可能であると言われてい
る。
第6図に示すゴースト除去システムは1、テレビジョ
ン受像機2をゴーストキャンセラ3を介して受信アンテ
ナ4に接続したものであり、ゴーストキャンセラ3がチ
ューナ回路5を内蔵しているため、ゴーストキャンセラ
3とテレビジョン受像機2との接続は、映像出力端子と
映像入力端子とをビデオケーブルで結ぶいわゆるライン
接続により行われる。
ン受像機2をゴーストキャンセラ3を介して受信アンテ
ナ4に接続したものであり、ゴーストキャンセラ3がチ
ューナ回路5を内蔵しているため、ゴーストキャンセラ
3とテレビジョン受像機2との接続は、映像出力端子と
映像入力端子とをビデオケーブルで結ぶいわゆるライン
接続により行われる。
なお、上記ライン接続と並行して、テレビジョン受像
機2のアンテナ入力端子を、アンテナケーブルを介して
直接受信アンテナ4に接続するか、或はまたゴーストキ
ャンセラ3に設けられたスルー出力端子をアンテナケー
ブルを介してテレビジョン受像機2のアンテナ入力端子
に接続してもよく、こうしたRF接続をライン接続と併用
した場合には、テレビジョン受像機側でのビデオ/テレ
ビの受信モード切り替え操作でもってゴースト無しの映
像信号かそうでない映像信号のいずれかを選択的に受像
することができる。ただし、ゴーストキャンセラ3にオ
ン/オフ釦スイッチを設けた機種もあり、その場合は、
このオン/オフ釦の操作によっても、ゴースト無しの映
像信号かゴースト付きの映像信号のどちらかを選択的に
受像することができる。
機2のアンテナ入力端子を、アンテナケーブルを介して
直接受信アンテナ4に接続するか、或はまたゴーストキ
ャンセラ3に設けられたスルー出力端子をアンテナケー
ブルを介してテレビジョン受像機2のアンテナ入力端子
に接続してもよく、こうしたRF接続をライン接続と併用
した場合には、テレビジョン受像機側でのビデオ/テレ
ビの受信モード切り替え操作でもってゴースト無しの映
像信号かそうでない映像信号のいずれかを選択的に受像
することができる。ただし、ゴーストキャンセラ3にオ
ン/オフ釦スイッチを設けた機種もあり、その場合は、
このオン/オフ釦の操作によっても、ゴースト無しの映
像信号かゴースト付きの映像信号のどちらかを選択的に
受像することができる。
ところで、受信アンテナ4を経由してゴーストキャン
セラ3内のチューナ回路5に送り込まれたテレビジョン
信号は、希望局に合わせて選局されたのち、映像中間周
波増幅回路6を経て映像検波回路7に送り込まれる。映
像検波回路7には、ゴースト除去の中枢を担うゴースト
除去回路8が接続してあり、ここで希望波に合成された
ゴースト波を除去された映像信号は、映像増幅回路9を
介してテレビジョン受像機2に送り出される。
セラ3内のチューナ回路5に送り込まれたテレビジョン
信号は、希望局に合わせて選局されたのち、映像中間周
波増幅回路6を経て映像検波回路7に送り込まれる。映
像検波回路7には、ゴースト除去の中枢を担うゴースト
除去回路8が接続してあり、ここで希望波に合成された
ゴースト波を除去された映像信号は、映像増幅回路9を
介してテレビジョン受像機2に送り出される。
ゴースト除去回路8は、初段のAD変換器10と終段のDA
変換器11の間に、近接ゴースト除去回路12と通常ゴース
ト除去回路13を縦列接続し、各回路10〜13間から抽出し
たGCR信号を、バッファメモリ14,15,16を介して1ライ
ンずつ中央処理装置17に取り込む構成であり、中央処理
装置17による演算処理を通じて得られる係数が、近接ゴ
ースト除去回路12と通常ゴースト除去回路13内の各トラ
ンスバーサル・フィルタに設定される。18,19は、クロ
ック発生回路とタイミング発生回路である。
変換器11の間に、近接ゴースト除去回路12と通常ゴース
ト除去回路13を縦列接続し、各回路10〜13間から抽出し
たGCR信号を、バッファメモリ14,15,16を介して1ライ
ンずつ中央処理装置17に取り込む構成であり、中央処理
装置17による演算処理を通じて得られる係数が、近接ゴ
ースト除去回路12と通常ゴースト除去回路13内の各トラ
ンスバーサル・フィルタに設定される。18,19は、クロ
ック発生回路とタイミング発生回路である。
本例の場合、中央処理装置17による演算は、バッファ
メモリ14〜16から取り込んだGCR信号を、まずノイズ成
分を除去することから始まる。そして、これに続いて中
央処理装置17内で生成される歪みのないGCR信号と検出G
CR信号が波形比較され、ゴースト波を生み出す伝送路の
特性が、遅延時間(τ)と位相(φ)及びレベル(DU
比)について特定される。そして、特定された諸特性に
もとづいて前述の各係数が決定され、近接ゴーストと通
常ゴーストの除去に供される。
メモリ14〜16から取り込んだGCR信号を、まずノイズ成
分を除去することから始まる。そして、これに続いて中
央処理装置17内で生成される歪みのないGCR信号と検出G
CR信号が波形比較され、ゴースト波を生み出す伝送路の
特性が、遅延時間(τ)と位相(φ)及びレベル(DU
比)について特定される。そして、特定された諸特性に
もとづいて前述の各係数が決定され、近接ゴーストと通
常ゴーストの除去に供される。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来のゴースト除去システム1は、一台のゴース
トキャンセラ3に一台のテレビジョン受像機2を接続す
る構成であるため、ゴーストキャンセラ3とテレビジョ
ン受像機2は1対1の接続関係にあり、過不足は生じな
い。しかし、こうした1対1の組み合わせ以外に、例え
ば2台以上のテレビジョン受像機2を所有する家庭で一
台のゴーストキャンセラ3を利用する場合、2台のテレ
ビジョン受像機2で常に同一の放送番組を視聴するとい
った特殊な利用形態をとらない限り、ゴーストキャンセ
ラ3には一台のテレビジョン受像機2を接続するしかな
く、ゴーストキャンセラ3に接続しなかった残りのテレ
ビジョン受像機2については、当然のことながら、従前
通りゴーストのかかった映像を受像することになる。ま
た、視聴場所を変えたために視聴しようとするテレビジ
ョン受像機2が変わったときに、ゴーストキャンセラ3
を視聴対象テレビジョン受像機2に接続し直す方法もあ
るが、実際にこうした方法をとるユーザはきわめて少数
であり、日常的な使用法に照らした場合、実用向きの方
法となり得ないといった課題を抱えていた。従って、一
家に2台以上のテレビジョン受像機を所有する家庭が増
えつつあるといっても、現時点では、特定のテレビジョ
ン受像機でしかゴーストのない映像を楽しむことができ
ず、仮に近い将来ゴーストキャンセラを内蔵するテレビ
ジョン受像機が普及したとしても、在来のテレビジョン
受像機を使用する家庭では、やはり同種の問題に直面せ
ざるを得ないといった課題を抱えていた。
トキャンセラ3に一台のテレビジョン受像機2を接続す
る構成であるため、ゴーストキャンセラ3とテレビジョ
ン受像機2は1対1の接続関係にあり、過不足は生じな
い。しかし、こうした1対1の組み合わせ以外に、例え
ば2台以上のテレビジョン受像機2を所有する家庭で一
台のゴーストキャンセラ3を利用する場合、2台のテレ
ビジョン受像機2で常に同一の放送番組を視聴するとい
った特殊な利用形態をとらない限り、ゴーストキャンセ
ラ3には一台のテレビジョン受像機2を接続するしかな
く、ゴーストキャンセラ3に接続しなかった残りのテレ
ビジョン受像機2については、当然のことながら、従前
通りゴーストのかかった映像を受像することになる。ま
た、視聴場所を変えたために視聴しようとするテレビジ
ョン受像機2が変わったときに、ゴーストキャンセラ3
を視聴対象テレビジョン受像機2に接続し直す方法もあ
るが、実際にこうした方法をとるユーザはきわめて少数
であり、日常的な使用法に照らした場合、実用向きの方
法となり得ないといった課題を抱えていた。従って、一
家に2台以上のテレビジョン受像機を所有する家庭が増
えつつあるといっても、現時点では、特定のテレビジョ
ン受像機でしかゴーストのない映像を楽しむことができ
ず、仮に近い将来ゴーストキャンセラを内蔵するテレビ
ジョン受像機が普及したとしても、在来のテレビジョン
受像機を使用する家庭では、やはり同種の問題に直面せ
ざるを得ないといった課題を抱えていた。
[課題を解決するための手段] この発明は、上記課題を解決したものであり、テレビ
ジョン信号の垂直帰線期間に重畳されたゴースト除去用
基準信号にもとづいてゴースト波を検出し、ゴースト波
に汚染されていない無ゴースト映像信号を出力するゴー
ストキャンセラと、このゴーストキャンセラに接続さ
れ、外部から与えられる指令に応じて前記無ゴースト映
像信号の出力対象を切り替えるビデオ分配器と、このビ
デオ分配器に接続される複数の映像機器からなることを
特徴とするものである。
ジョン信号の垂直帰線期間に重畳されたゴースト除去用
基準信号にもとづいてゴースト波を検出し、ゴースト波
に汚染されていない無ゴースト映像信号を出力するゴー
ストキャンセラと、このゴーストキャンセラに接続さ
れ、外部から与えられる指令に応じて前記無ゴースト映
像信号の出力対象を切り替えるビデオ分配器と、このビ
デオ分配器に接続される複数の映像機器からなることを
特徴とするものである。
[作用] この発明は、ゴーストキャンセラにビデオ分配器を介
して複数の映像機器を接続し、外部から与えられる指令
に応じてビデオ分配器の映像出力対象を切り替えること
により、一台のゴーストキャンセラを複数の映像機器に
て随意選択的に利用できるようにする。
して複数の映像機器を接続し、外部から与えられる指令
に応じてビデオ分配器の映像出力対象を切り替えること
により、一台のゴーストキャンセラを複数の映像機器に
て随意選択的に利用できるようにする。
[実施例] 以下、この発明の実施例について、第1図ないし第4
図を参照して説明する。第1図は、この発明のゴースト
除去システムの一実施例を示す概略システム構成図であ
る。
図を参照して説明する。第1図は、この発明のゴースト
除去システムの一実施例を示す概略システム構成図であ
る。
第1図に示すゴースト除去システム21は、一台のゴー
スト除去装置22を三台のテレビジョン受像機23,24,25で
共用するものであり、ゴースト除去装置22は、受信アン
テナ4が捕捉したテレビジョン電波を4分配する分配器
26に接続したゴーストキャンセラ27と、このゴーストキ
ャンセラ27の出力である無ゴースト映像信号を、外部か
らの指令をもって指定されたテレビジョン受像機23又は
24或は25に選択的に供給するビデオ分配器28からなる。
ゴーストキャンセラ27としては、ゴーストキャンセラ3
か又はこれと同様の回路構成のものが用いられる。ビデ
オ分配器28は、リモコン送信器29が発する遠隔指令を受
信するリモコン受信器30が一体化してあり、3端子を越
える複数端子が用意された映像出力端子に、前記三台の
テレビジョン受像機23,24,25がそれぞれ専用のビデオケ
ーブルを介してライン接続される。
スト除去装置22を三台のテレビジョン受像機23,24,25で
共用するものであり、ゴースト除去装置22は、受信アン
テナ4が捕捉したテレビジョン電波を4分配する分配器
26に接続したゴーストキャンセラ27と、このゴーストキ
ャンセラ27の出力である無ゴースト映像信号を、外部か
らの指令をもって指定されたテレビジョン受像機23又は
24或は25に選択的に供給するビデオ分配器28からなる。
ゴーストキャンセラ27としては、ゴーストキャンセラ3
か又はこれと同様の回路構成のものが用いられる。ビデ
オ分配器28は、リモコン送信器29が発する遠隔指令を受
信するリモコン受信器30が一体化してあり、3端子を越
える複数端子が用意された映像出力端子に、前記三台の
テレビジョン受像機23,24,25がそれぞれ専用のビデオケ
ーブルを介してライン接続される。
なお、三台のテレビジョン受像機23,24,25は、RF接続
のためのアンテナ入力端子をアンテナケーブルを介して
分配器26に接続してあり、テレビ/ビデオの受信モード
の切り替えにより、ゴースト除去装置22を迂回又は経由
するテレビジョン信号の選択が可能である。
のためのアンテナ入力端子をアンテナケーブルを介して
分配器26に接続してあり、テレビ/ビデオの受信モード
の切り替えにより、ゴースト除去装置22を迂回又は経由
するテレビジョン信号の選択が可能である。
ところで、リモコン送信器29としては、小電力の無線
電波を送信媒体とするものが用いられ、ゴースト除去装
置22から一定の距離範囲内であれば、リモコン受信器30
が視界から外れていようとも、必要な遠隔指令を確実に
送信することができる。この場合の遠隔指令としては、
視聴しようとするテレビジョン受像機23,24,25を選択す
るための番号指令と、ゴーストキャンセラ27が内蔵する
チューナ回路に対するチャンネル指令があり、リモコン
送信器29の表面に配列されたキーを操作することで上記
番号指令とチャンネル指令を順次送信することができ
る。
電波を送信媒体とするものが用いられ、ゴースト除去装
置22から一定の距離範囲内であれば、リモコン受信器30
が視界から外れていようとも、必要な遠隔指令を確実に
送信することができる。この場合の遠隔指令としては、
視聴しようとするテレビジョン受像機23,24,25を選択す
るための番号指令と、ゴーストキャンセラ27が内蔵する
チューナ回路に対するチャンネル指令があり、リモコン
送信器29の表面に配列されたキーを操作することで上記
番号指令とチャンネル指令を順次送信することができ
る。
ここで、テレビジョン受像機23にてゴーストの無い映
像を受像しようとする場合、まずリモコン送信器29をキ
ー操作して必要な指令を入力する。キー入力を受けたリ
モコン送信器29は、操作されたキーに対応する遠隔指令
を無線電波として送信するが、送信された遠隔指令は、
リモコン送信器29から離れた場所に置かれたビデオ分配
器28内のリモコン受信器30が受信する。リモコン受信器
30が受信した遠隔指令は、そこで直ちに解読され、番号
指令はビデオ分配器28に、そしてチャンネル指令はゴー
ストキャンセラ27に送り込まれる。その結果、ビデオ分
配器28は、番号指定のなされたテレビジョン受像機23を
映像出力対象に指定し、一方でゴーストキャンセラ27が
指定チャンネルを選局するため、視聴場所のテレビジョ
ン受像機23において、希望チャンネルの放送番組をゴー
ストの無い状態で視聴することができる。
像を受像しようとする場合、まずリモコン送信器29をキ
ー操作して必要な指令を入力する。キー入力を受けたリ
モコン送信器29は、操作されたキーに対応する遠隔指令
を無線電波として送信するが、送信された遠隔指令は、
リモコン送信器29から離れた場所に置かれたビデオ分配
器28内のリモコン受信器30が受信する。リモコン受信器
30が受信した遠隔指令は、そこで直ちに解読され、番号
指令はビデオ分配器28に、そしてチャンネル指令はゴー
ストキャンセラ27に送り込まれる。その結果、ビデオ分
配器28は、番号指定のなされたテレビジョン受像機23を
映像出力対象に指定し、一方でゴーストキャンセラ27が
指定チャンネルを選局するため、視聴場所のテレビジョ
ン受像機23において、希望チャンネルの放送番組をゴー
ストの無い状態で視聴することができる。
なお、テレビジョン受像機23以外のテレビジョン受像
機24或は25にてゴーストの無い映像を受像する場合は、
リモコン送信器29を操作して番号指令とチャンネル指令
を送信することで、同様にゴーストの無い映像を受像す
ることができる。
機24或は25にてゴーストの無い映像を受像する場合は、
リモコン送信器29を操作して番号指令とチャンネル指令
を送信することで、同様にゴーストの無い映像を受像す
ることができる。
このように、ゴースト除去システム21は、ゴーストキ
ャンセラ27とビデオ分配器28からなるゴースト除去装置
22に、複数のテレビジョン受像機23,24,25を接続し、ゴ
ースト除去装置22に専用のリモコン送信器30を使って、
ビデオ分配器28の映像出力対象を随意切り替えられるよ
う構成したから、視聴場所を変えた場合でも、視聴場所
に設置されたテレビジョン受像機23又は24或は25を、リ
モコン送信器29を使った遠隔操作でもってゴーストキャ
ンセラ27に接続することで、ゴーストの無い映像を受像
することができ、これにより単一のゴースト除去装置22
を、複数のテレビジョン受像機23,24,25が随意選択的に
利用することができる。
ャンセラ27とビデオ分配器28からなるゴースト除去装置
22に、複数のテレビジョン受像機23,24,25を接続し、ゴ
ースト除去装置22に専用のリモコン送信器30を使って、
ビデオ分配器28の映像出力対象を随意切り替えられるよ
う構成したから、視聴場所を変えた場合でも、視聴場所
に設置されたテレビジョン受像機23又は24或は25を、リ
モコン送信器29を使った遠隔操作でもってゴーストキャ
ンセラ27に接続することで、ゴーストの無い映像を受像
することができ、これにより単一のゴースト除去装置22
を、複数のテレビジョン受像機23,24,25が随意選択的に
利用することができる。
なお、上記実施例では、リモコン送信器29にてゴース
ト除去装置22内のビデオ分配器28を直接切り替える構成
としたが、第2図に示すゴースト除去システム31のごと
く、赤外線を媒体とするリモコン受信器32を各テレビジ
ョン受像機23,24,25の近傍に配置し、これらのリモコン
受信器32をゴースト除去装置33内のビデオ分配器28と有
線で接続しておき、赤外線を送信媒体とするリモコン送
信器34をもって遠隔指令を入力する構成とすることもで
きる。この場合、リモコン送信器34による送信は、リモ
コン受信器32が見通せる位置に制限されるが、テレビジ
ョン受像機23,24,25ごとにリモコン受信器32を配したこ
とで、送信範囲の制約による実害は皆無であると言え
る。むしろ、テレビジョン受像機23,24,25ごとに用意し
たリモコン受信器32がビデオ分配器28に対して有線でも
って接続されたことで、混信を招くことなく遠隔指令を
正確かつ確実に送信することができるメリットは大であ
る。
ト除去装置22内のビデオ分配器28を直接切り替える構成
としたが、第2図に示すゴースト除去システム31のごと
く、赤外線を媒体とするリモコン受信器32を各テレビジ
ョン受像機23,24,25の近傍に配置し、これらのリモコン
受信器32をゴースト除去装置33内のビデオ分配器28と有
線で接続しておき、赤外線を送信媒体とするリモコン送
信器34をもって遠隔指令を入力する構成とすることもで
きる。この場合、リモコン送信器34による送信は、リモ
コン受信器32が見通せる位置に制限されるが、テレビジ
ョン受像機23,24,25ごとにリモコン受信器32を配したこ
とで、送信範囲の制約による実害は皆無であると言え
る。むしろ、テレビジョン受像機23,24,25ごとに用意し
たリモコン受信器32がビデオ分配器28に対して有線でも
って接続されたことで、混信を招くことなく遠隔指令を
正確かつ確実に送信することができるメリットは大であ
る。
また、テレビジョン受像機23,24,25が部屋ごとに設置
されるケースが多いことを考慮した上で、例えば第3図
に示すゴースト除去システム41のごとく、各部屋ごとに
据え付けられた既設の室内電話機42を操作端末としてし
用いることもできる。すなわち、室内電話機42は、室内
回線によりゴースト除去装置43内の受信器44に接続して
あり、押し釦キーを押すか或はまたダイアル操作により
遠隔指令を入力することができる。この場合、遠隔指令
の送信経路中に無線部分が介在しないため、室内回線が
断線するといった極端なケースが発生しない限り、遠隔
指令をもっとも正確かつ確実に送信することができる。
なお、受信器44からビデオ分配器28或はゴーストキャン
セラ27への遠隔指令の伝送は、有線に限らず例えば赤外
線や超音波等を媒体とする無線送信によってもよい。
されるケースが多いことを考慮した上で、例えば第3図
に示すゴースト除去システム41のごとく、各部屋ごとに
据え付けられた既設の室内電話機42を操作端末としてし
用いることもできる。すなわち、室内電話機42は、室内
回線によりゴースト除去装置43内の受信器44に接続して
あり、押し釦キーを押すか或はまたダイアル操作により
遠隔指令を入力することができる。この場合、遠隔指令
の送信経路中に無線部分が介在しないため、室内回線が
断線するといった極端なケースが発生しない限り、遠隔
指令をもっとも正確かつ確実に送信することができる。
なお、受信器44からビデオ分配器28或はゴーストキャン
セラ27への遠隔指令の伝送は、有線に限らず例えば赤外
線や超音波等を媒体とする無線送信によってもよい。
さらにまた、第4図に示すゴースト除去システム51の
ごとく、上記の室内電話機42に代えて無線電話機(コー
ドレスフォン)52を用いることもできる。この無線電話
機52は、電話機本体52aと送・受話器52bとがコードレス
で結ばれているが、電話機本体52aとゴースト除去装置5
3内の受信器54とは、図示のごとく有線で結ぶか、或は
無線で結ぶことができる。
ごとく、上記の室内電話機42に代えて無線電話機(コー
ドレスフォン)52を用いることもできる。この無線電話
機52は、電話機本体52aと送・受話器52bとがコードレス
で結ばれているが、電話機本体52aとゴースト除去装置5
3内の受信器54とは、図示のごとく有線で結ぶか、或は
無線で結ぶことができる。
なお、上記各実施例において、ゴースト除去装置22,3
3,43,53等に接続する映像機器としては、テレビジョン
受像機に限らず、例えばビデオテープレコーダであって
もよく、またその数も3台に限らず2台或は4台以上で
もよい。また、ゴースト除去装置22,33,43,53の出力段
にRF変調器を設けることにより、複数の映像機器との接
続を、ビデオケーブルによるライン接続から、アンテナ
ケーブルを用いたRF接続に切り替えることもできる。
3,43,53等に接続する映像機器としては、テレビジョン
受像機に限らず、例えばビデオテープレコーダであって
もよく、またその数も3台に限らず2台或は4台以上で
もよい。また、ゴースト除去装置22,33,43,53の出力段
にRF変調器を設けることにより、複数の映像機器との接
続を、ビデオケーブルによるライン接続から、アンテナ
ケーブルを用いたRF接続に切り替えることもできる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明は、ゴーストキャンセ
ラにビデオ分配器を介して複数の映像機器を接続し、外
部から与えられる指令に応じてビデオ分配器の映像出力
対象を切り替える構成としたから、テレビジョン受像機
やビデオテープレコーダ等の映像機器が複数存在する場
合に、単一のゴースト除去装置をすべての映像機器が平
等に共同利用することができ、例えば視聴場所を移動し
たために、これにより視聴対象となるテレビジョン受像
機が変わるような場合に、その都度ゴーストキャンセラ
とテレビジョン受像機の接続を変更するといった面倒な
作業を行う必要はなく、複数あるテレビジョン受像機の
なかから、任意の一台は常にゴーストの無い映像を受像
することができる等の優れた効果を奏する。
ラにビデオ分配器を介して複数の映像機器を接続し、外
部から与えられる指令に応じてビデオ分配器の映像出力
対象を切り替える構成としたから、テレビジョン受像機
やビデオテープレコーダ等の映像機器が複数存在する場
合に、単一のゴースト除去装置をすべての映像機器が平
等に共同利用することができ、例えば視聴場所を移動し
たために、これにより視聴対象となるテレビジョン受像
機が変わるような場合に、その都度ゴーストキャンセラ
とテレビジョン受像機の接続を変更するといった面倒な
作業を行う必要はなく、複数あるテレビジョン受像機の
なかから、任意の一台は常にゴーストの無い映像を受像
することができる等の優れた効果を奏する。
また、この発明は、ビデオ分配器と無線で結ばれたリ
モコン送信器を操作端末としてゴースト除去システムを
操作することにより、リモコン送信器による送信場所の
自由を確保した上で、無線の届く範囲であればどんな場
所からでもゴースト除去システムを操作することができ
る等の効果を奏する。
モコン送信器を操作端末としてゴースト除去システムを
操作することにより、リモコン送信器による送信場所の
自由を確保した上で、無線の届く範囲であればどんな場
所からでもゴースト除去システムを操作することができ
る等の効果を奏する。
また、ビデオ分配器と有線で接続されたリモコン受信
器を中継手段とし、このリモコン受信器に無線で結ばれ
たリモコン送信器を操作端末としてゴースト除去システ
ムを操作することにより、リモコン受信器を対応する映
像機器のそばに設置することができ、これにより赤外線
や超音波といった送信範囲に制約を受けやすい通信媒体
を、実害を恐れることなく自由に利用することができ、
操作の容易さと送信の確実性の両立を図ることができる
等の効果を奏する。
器を中継手段とし、このリモコン受信器に無線で結ばれ
たリモコン送信器を操作端末としてゴースト除去システ
ムを操作することにより、リモコン受信器を対応する映
像機器のそばに設置することができ、これにより赤外線
や超音波といった送信範囲に制約を受けやすい通信媒体
を、実害を恐れることなく自由に利用することができ、
操作の容易さと送信の確実性の両立を図ることができる
等の効果を奏する。
また、ビデオ分配器と有線で接続された電話機を操作
端末としてゴースト除去システムを操作することによ
り、ホームバスシステム等に用いられる室内電話機等を
有効活用して、有線により外部指令をもっとも確実かつ
正確に送信することができ、さらに、ビデオ分配器に電
話機本体と送・受話器とが無線で結ばれた無線電話機を
操作端末としてゴースト除去システムを操作することに
より、部屋のなかの離れた場所から、ビデオ分配器を簡
単に操作することができる等の効果を奏する。
端末としてゴースト除去システムを操作することによ
り、ホームバスシステム等に用いられる室内電話機等を
有効活用して、有線により外部指令をもっとも確実かつ
正確に送信することができ、さらに、ビデオ分配器に電
話機本体と送・受話器とが無線で結ばれた無線電話機を
操作端末としてゴースト除去システムを操作することに
より、部屋のなかの離れた場所から、ビデオ分配器を簡
単に操作することができる等の効果を奏する。
第1図ないし第4図は、それぞれこの発明のゴースト除
去装置の各実施例のシステム構成を示す概略構成図、第
6図は、従来のゴースト除去システムの一例のシステム
構成を示す概略構成図、第5図(A),(B)は、それ
ぞれゴースト除去用基準信号の一例を示す波形図であ
る。 21,31,41,51……ゴースト除去システム,22,33,43,53…
…ゴースト除去装置,23,24,25……テレビジョン受像機,
27……ゴーストキャンセラ,28……ビデオ分配器,29,34
……リモコン送信器,42……室内電話機,52……無線電話
機。
去装置の各実施例のシステム構成を示す概略構成図、第
6図は、従来のゴースト除去システムの一例のシステム
構成を示す概略構成図、第5図(A),(B)は、それ
ぞれゴースト除去用基準信号の一例を示す波形図であ
る。 21,31,41,51……ゴースト除去システム,22,33,43,53…
…ゴースト除去装置,23,24,25……テレビジョン受像機,
27……ゴーストキャンセラ,28……ビデオ分配器,29,34
……リモコン送信器,42……室内電話機,52……無線電話
機。
Claims (5)
- 【請求項1】テレビジョン信号の垂直帰線期間に重畳さ
れたゴースト除去用基準信号にもとづいてゴースト波を
検出し、ゴースト波に汚染されていない無ゴースト映像
信号を出力するゴーストキャンセラと、このゴーストキ
ャンセラに接続され、外部から与えられる指令に応じて
前記無ゴースト映像信号の出力対象を切り替えるビデオ
分配器と、このビデオ分配器に接続される複数の映像機
器からなるゴースト除去システム。 - 【請求項2】前記ビテオ分配器と無線で結ばれたリモコ
ン送信器を操作端末として請求項1記載のゴースト除去
システムを操作することを特徴とするゴースト除去シス
テムの操作方法。 - 【請求項3】前記ビテオ分配器と有線で接続されたリモ
コン受信器を中継手段とし、このリモコン受信器に無線
で結ばれたリモコン送信器を操作端末として請求項1記
載のゴースト除去システムを操作することを特徴とする
ゴースト除去システムの操作方法。 - 【請求項4】前記ビテオ分配器と有線で接続された電話
機を操作端末として請求項1記載のゴースト除去システ
ムを操作することを特徴とするゴースト除去システムの
操作方法。 - 【請求項5】電話機本体と送・受話器とが無線で結ば
れ、前記ビテオ分配器に有線又は無線で接続された無線
電話機を操作端末として請求項1記載のゴースト除去シ
ステムを操作することを特徴とするゴースト除去システ
ムの操作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1226967A JP2625019B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | ゴースト除去システムとその操作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1226967A JP2625019B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | ゴースト除去システムとその操作方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0389781A JPH0389781A (ja) | 1991-04-15 |
JP2625019B2 true JP2625019B2 (ja) | 1997-06-25 |
Family
ID=16853430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1226967A Expired - Lifetime JP2625019B2 (ja) | 1989-09-01 | 1989-09-01 | ゴースト除去システムとその操作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2625019B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100357244B1 (ko) * | 2000-02-23 | 2002-10-19 | 이창환 | 필터백의 재활용 방법 |
-
1989
- 1989-09-01 JP JP1226967A patent/JP2625019B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0389781A (ja) | 1991-04-15 |
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