JP3080825U - 遊技装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】玉発射用打出しハンドルを備えたパチンコ台に
おいて、当該玉発射用打出しハンドル４が延長コード３
を有する玉発射用打出しハンドルである遊技装置１。 【効果】通常の玉発射用打出しハンドル２は、右側に位
置しており、その為、左利きの人や右手の不自由な人に
は不利となり、又、通常は、右側に固定されているの
で、操作しようとする腕が上方向に持ち上らないような
人や通常のハンドル位置では手が届かず自分の手元でハ
ンドル操作をせざるを得ないような人等にも不利となる
が、延長コード３があるので、右利きの人、左利きの人
に関係なく操作可能で、又、右手の不自由な人、左手の
不自由な人に関係なく操作可能で、更には、操作しよう
とする腕が上方向に持ち上らないような人や通常のハン
ドル位置では手が離れ過ぎていて手が届かず自分の手元
でハンドル操作をせざるを得ないような人等にも不利と
はならず、幅広い人向きの操作を可能となし得る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、遊技装置就中パチンコ台に関し、特に、通常は、パチンコ台前面の 右側に位置しており、その為、左利きの人や右手の不自由な人には不利となる操 作用ハンドルの改良技術に関し、更には、通常は、右側に固定されており、その 為、操作しようとする腕が上方向に持ち上らないような人や通常のハンドル位置 では手が届かず自分の手元でハンドル操作をせざるを得ないような人等には不利 となる操作用ハンドルの改良技術に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、パチンコ台の操作用ハンドル（玉発射用打出しハンドル）は、一般に、 パチンコ台の前面下部の右側に取付けられており、その為、左利きの人にとって は不利となる。又、右手は不自由でも左手は自由に使えるような人にとっても右 側にハンドルがあることは不利である。 そこで、右側のハンドルに加えて左側にもハンドルを追加し、左右両側にハン ドルを有するパチンコ台の提供が考えられる。しかし、両側にハンドルを備えさ せることは、パチンコ台のコストアップにつながったり、パチンコ台を構造的に 複雑化させ、又、ゲームをする際に一方のハンドルが操作の邪魔になったりする 等の欠点がある。 又、左右両側にハンドルを取付けずに、左側だけにハンドルを有するパチンコ 台も考えられるが、その左側だけのハンドルを有するパチンコ台を、何台、製造 したらよいものか等を把握することは一般に難しく、又、パチンコ店の売上げに も重大な影響を及ぼしたりする場合がある。 更に、当該ハンドルを左右に移動できるようにすることも考えられる。しかし ながら、通常の位置にて当該ハンドルが移動できる形態では、腕が上方向に持ち 上らないような人や通常のハンドル位置では手が届かず自分の手元でしかハンド ル操作をせざるを得ないような人等にとっては同じく不利となる

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記のような従来技術が有する欠点を解消することができる技術を 提供することを目的としたものである。 本考案の他の目的および新規な特徴は以下の明細書及び図面の記載からも明ら かになるであろう。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案は、操作用ハンドルを備えた遊技装置において、当該操作用ハンドルが 延長コードを有する操作用ハンドルであることを特徴とする遊技装置に係るもの で、好ましい実施態様として、当該遊技装置がパチンコ台で、又、その操作用ハ ンドルが延長コードを有する玉発射用打出しハンドルであることを特徴とし、更 には、遊技装置がリハビリ等の機能回復用の遊技装置であることを特徴とするも のである。

【０００５】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の詳細を適宜その実施例を示す図面を参照しつつ説明する。 図１は、本考案の実施例を示すパチンコ台の表側構成図、図２は、本考案の実 施例を示すパチンコ台の裏側構成図、図３は、本考案の他の実施例を示すパチン コ台の表側構成図、図４は、本考案の更に他の実施例を示すパチンコ台の表側構 成図、図５は、本考案の更に又他の実施例を示すパチンコ台の表側構成図、図６ 及び図７は、それぞれ本考案を他の遊戯装置に適用した実施例を示す構成図であ る。

【０００６】

【実施例】

図１に示すように、パチンコ台１の前面下部には、通常の右側ハンドル２に加 えて、本考案に係わる延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル４が備え付 けられている。 当該玉発射用打出しハンドル４は、図示のように、パチンコ台１の前面下部左 側に備え付けられているので、左利きの人又は右手は不自由でも左手は自由に使 えるような人でも、当該玉発射用打出しハンドル４を操作して、パチンコ遊技を することができる。 一方、当該玉発射用打出しハンドル４は、図示のように、延長コード３を有す るので、操作しようとする腕が上方向に持ち上らないような人や通常のハンドル 位置では手が届かず自分の手元でハンドル操作をせざるを得ないような人の場合 にあっても、延長コード３を介して手元に玉発射用打出しハンドル４をもってく ることにより、ハンドル操作が可能となり、不具合を感じずに操作が出来る。

【０００７】 当該玉発射用打出しハンドル４における延長コード３は、当該ハンドル４にお けるハンドル部５と図２に示すような玉発射装置６との間での電気的な導通をと ることができる。その図示が省略されているが、そのコード内には、電源ライン と信号ラインを有している。 図２に示すように、パチンコ台１では、その裏側には、玉発射装置６が備え付 けられており、当該玉発射装置６は、玉流路７から流出してくる遊技用玉（パチ ンコ玉）８を、図１に示すような盤面９へ打ち出し、遊技を進行させる。 延長コード（ケーブル）３に連設したハンドル部５を操作すると、上記玉発射 装置６により、玉打出し用の槌部材１０を作動させ、パチンコ玉８を盤面９へと 打ち出しする。当該玉発射装置６による玉打出し用の槌部材１０の作動には、例 えば、モータ駆動による方式、ソレノイド駆動方式が適用される。 当該延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル４は、上記のような玉発射 装置６に電気的に接続することができ、通常の右側ハンドル２と併用して両者を 作動させるようにしてもよいが、玉発射装置６内部のスイッチング部１１にて、 両者の切替を行うようにして当該延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル ４だけを操作できるようにしてもよく、その他種々の変更が可能である。

【０００８】 当該延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル４は、ハンドル部５を操作 上安定させ、又、ハンドル部５を移動し易いようにする等の目的で、図１に示す ように、例えば、断面が三角の箱様の基台１２上に載置するようにするとよい。

【０００９】 当該延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル４は、図３に示すように、 パチンコ台１の前面下部の左側のみに設けるようにしてもよい。 延長コード３があるので、左利きの人や右手の不自由な人も操作出来るばかり ではなく、通常の右利きの人や左手は不自由だが右手は自由がきく人でも、延長 コード３を右側に延在させて、通常の右位置にて操作ができ、又、操作しようと する腕が上方向に持ち上らないような人や通常のハンドル位置では手が離れ過ぎ ていて手が届かず自分の手元でハンドル操作をせざるを得ないような人等にも不 利とはならない。 延長コード３を伸縮自在とすることにより、通常のハンドル位置では手が離れ 過ぎていて手が届かず自分の手元でハンドル操作をせざるを得ないような人の場 合には、延長コードを伸長させて操作すればよく、一方、通常の位置でよい人に は、延長コードを縮めればよい。 又、当該延長コード３を、巻尺式やリール式などとして、適宜、巻付け、或いは 、引出しさせるようにしてもよい。

【００１０】 図４に示すように、従来のパチンコ台１における前面下部の右側固定ハンドル ２を取り除き、延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル４を、その位置に 設けるようにしてもよい。 延長コード３があるので、右利きの人、左利きの人に関係なく操作可能で、又 、右手の不自由な人、左手の不自由な人に関係なく操作可能で、更には、操作し ようとする腕が上方向に持ち上らないような人や通常のハンドル位置では手が離 れ過ぎていて手が届かず自分の手元でハンドル操作をせざるを得ないような人等 にも不利とはならない。

【００１１】 図５に示すように、パチンコ台１の前面下部の中央に、延長コード３を有する 玉発射用打出しハンドル４を設けてもよい。 延長コード３があるので、中央位置から、適宜、玉発射用打出しハンドル４を 左右に移動させればよく、又、延長コード３を手元近くに延在させたり或いは通 常のハンドル位置に戻したりすることにより、幅広い人向きの操作が可能なパチ ンコ台となし得ることは、上記と同様である。

【００１２】 図６及び図７は、それぞれ本考案を他の遊戯装置（ピンボールゲーム機）１に 適用した実施例を示す構成図で、図６には、ゲーム台１の遊技玉８の玉発射用打 出しハンドルとして、延長コード３を有する玉発射用打出しハンドル４を設けた 例を示し、玉発射用打出しハンドル４の延長コード（ケーブル）３に連設したハ ンドル部５を操作すると、その図示が省略されているが、前記玉発射装置６と同 様の発射装置により、遊技玉８を盤面９へと打ち出しピンボールゲームを行うこ とができる。 又、図７には、ゲーム台１の下部の左側の玉はじき操作ハンドル１３として、 延長コード３を有する操作ハンドル４を設けた例を示してあり、上記のように盤 面１３へ打ち出しされた遊技玉８が、左右の玉はじき操作ハンドル１３の間を通 過しないようにすることができる。 延長コード３があるので、右利きの人、左利きの人に関係なく操作可能で、又 、右手の不自由な人、左手の不自由な人に関係なく操作可能で、更には、操作し ようとする腕が上方向に持ち上らないような人や通常のハンドル位置では手が離 れ過ぎていて手が届かず自分の手元でハンドル操作をせざるを得ないような人等 にも不利とはならず、幅広い人向きの操作を可能となし得ることは、前記パチン コ台と同様である。 尚、図３以下の実施例における図１及び図２と共通する符号は、同一の機能を 有し、特段の説明を省略する。

【００１３】 以上本考案者によってなされた考案を実施例にもとずき具体的に説明したが、 本考案は上記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種 々変更可能であることはいうまでもない。 本考案は、上記の実施例では、上皿１４及び下皿１５を有するパチンコ台１を 示したが、実際にはパチンコ玉８が、当該上皿１４や下皿１５には流出せずに、 図示のように、パチンコ台１の上部に、玉カウンタ部１６を設け、玉のカウンタ のみを実行するようにして、例えば、左手が不自由な人のリハビリ用等の機能回 復用の遊技装置として使用することができる。 本考案は、上記の実施例で示したパチンコ台やピンボールゲーム機に限定され ず、他の各種遊戯装置にも適用することができる。

【００１４】

【考案の効果】

本願において開示される考案のうち代表的なものによって得られる効果を簡単 に説明すれば、下記のとおりである。 すなわち、本考案によれば、通常は、右側に位置しており、その為、左利きの 人や右手の不自由な人には不利となる操作用ハンドルを改良することができ、又 、通常は、右側に固定されており、その為、操作しようとする腕が上方向に持ち 上らないような人や通常のハンドル位置では手が届かず自分の手元でハンドル操 作をせざるを得ないような人等にも不利となる操作用ハンドルを改良することが できる。 同時に、身体障害者用やリハビリ用として極めて有意義な遊戯装置を提供でき る。

【図面の簡単な説明】

【図１】図１は、本考案の実施例を示すパチンコ台の表
側構成図である。

【図２】図２は、本考案の実施例を示すパチンコ台の裏
側構成図である。

【図３】図３は、本考案の他の実施例を示すパチンコ台
の表側構成図である。

【図４】図４は、本考案の更に他の実施例を示すパチン
コ台の表側構成図である。

【図５】図５は、本考案の更に又他の実施例を示すパチ
ンコ台の表側構成図である。

【図６】図６は、本考案を他の遊戯装置に適用した実施
例を示す構成図である。

【図７】図７は、本考案を他の遊戯装置に適用した他の
実施例を示す構成図である。

【符号の説明】

１…パチンコ台 ２…右側ハンドル ３…延長コード ４…玉発射用打出しハンドル ５…ハンドル部 ６…玉発射装置 ７…玉流路 ８…パチンコ玉 ９…盤面 １０…玉打出し用の槌部材 １１…スイッチング部 １２…基台 １３…玉はじき操作ハンドル １４…上皿 １５…下皿 １６…玉カウンタ部

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 操作用ハンドルを備えた遊技装置におい
   て、当該操作用ハンドルが延長コードを有する操作用ハ
   ンドルであることを特徴とする遊技装置。
2. 【請求項２】 遊技装置がパチンコ台で、操作用ハンド
   ルが延長コードを有する玉発射用打出しハンドルである
   ことを特徴とする、請求項１に記載の遊技装置。
3. 【請求項３】 遊技装置が、リハビリ等の機能回復用の
   遊技装置であることを特徴とする、請求項１又は２に記
   載の遊技装置。