JP3080370U - 容器開放具 - Google Patents
容器開放具Info
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- JP3080370U JP3080370U JP2001001406U JP2001001406U JP3080370U JP 3080370 U JP3080370 U JP 3080370U JP 2001001406 U JP2001001406 U JP 2001001406U JP 2001001406 U JP2001001406 U JP 2001001406U JP 3080370 U JP3080370 U JP 3080370U
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 構造全体の簡素化およびコストの低廉化を図
ることができる容器開放具を提供すること。 【解決手段】 滑り止め用凹凸部付きのねじ蓋11を挿
抜可能な円柱状の空間部2aおよびこの空間部2aの周
壁に突出して滑り止め用凹凸部12の凹部12aに嵌合
可能な回動用凸部2bを有するねじ蓋回動用の第一操作
片2と、この第一操作片2の外縁部に一体に突設されプ
ルトップ20aを挿抜可能な引き起こし用の凹孔3aを
有するプルトップ引き起こし用の第二操作片3とを備え
た構成とされる。
ることができる容器開放具を提供すること。 【解決手段】 滑り止め用凹凸部付きのねじ蓋11を挿
抜可能な円柱状の空間部2aおよびこの空間部2aの周
壁に突出して滑り止め用凹凸部12の凹部12aに嵌合
可能な回動用凸部2bを有するねじ蓋回動用の第一操作
片2と、この第一操作片2の外縁部に一体に突設されプ
ルトップ20aを挿抜可能な引き起こし用の凹孔3aを
有するプルトップ引き起こし用の第二操作片3とを備え
た構成とされる。
Description
【0001】
本考案は、ペットボトルなどの瓶類やアルミ缶などの缶類における蓋体(ねじ 蓋,プルトップ)付きの容器を開放する場合に使用して好適な容器開放具に関す る。
【0002】
一般に、酒類,ジュース等の飲料水を収容する容器の蓋体としては、種々のも のが知られている。 例えば、ビール瓶等の容器における蓋体としては王冠(口金)があり、ペット ボトル等の容器における蓋体としてはねじ蓋が、またジュース缶等の容器におけ る蓋体としてはプルトップがある。 そして、王冠付きの容器を開放するには、通常いわゆる栓抜きを用いて梃子の 原理を利用することにより行われる。 一方、ねじ蓋付きの容器を開放するにはねじ蓋を摘んだ状態で開方向(反時計 方向)に回動操作することにより、またプルトップ付きの容器を開放するには容 器の開口側端面に密着した状態にあるプルトップを摘んで引き起こし操作するこ とにより行われる。 このため、王冠付き容器の開放に必要とされる操作力は比較的小さな作用力で 済むが、これに対してねじ蓋付き容器あるいはフルトップ付き容器の開放には大 きな操作力が必要とされる。
【0003】 そこで、例えば実用新案登録第3061216号公報に「びん蓋等の開閉具」 として開示されているように、前記したねじ蓋付き容器およびプルトップ付き容 器を比較的小さい操作力で開放するための容器開放具が採用されている。 これは、ねじ部および取付溝を有する握り体と、この握り体の上端部に取り付 けられたベルト体と、このベルト体を握り体に固定するための止めねじとを備え ている。 これにより、高齢者や病人など力の弱い人でも、比較的小さな操作力をねじ蓋 やプルトップに加えて容器を開放することができる。
【0004】
しかし、このような容器開放具においては、操作部としての握り体の他にベル ト体および止めねじを必要とするため、部品点数が嵩み、構造全体が複雑になる ばかりか、コスト高になるという課題があった。
【0005】 本考案は、このような技術的課題を解決するためになされたもので、部品点数 を削減することができ、もって構造全体の簡素化およびコストの低廉化を図るこ とができる容器開放具を提供することを目的とする。
【0006】
前記した目的を達成するためになされた本考案に係る容器開放具は、滑り止め 用凹凸部付きの容器ねじ蓋を挿抜可能な円柱状の空間部およびこの空間部の周壁 に突出して前記滑り止め用凹凸部に嵌合可能な回動用凹凸部を有するねじ蓋回動 用の第一操作片と、この第一操作片の外縁部に一体に突設され容器プルトップを 挿抜可能な引き起こし用凹部を有するプルトップ引き起こし用の第二操作片とを 備えたことを特徴とする。
【0007】 このように構成されているため、ねじ蓋付き容器を開放するには、ねじ蓋を空 間部に挿入して滑り止め用凹凸部と回動用凹凸部とを嵌合し、第一操作片を容器 開方向に回動操作する。 一方、プルトップ付き容器を開放するには、プルトップを引き起こし用凹部内 に挿入して第二操作片を引き起こし操作する。 したがって、ねじ蓋付き容器およびプルトップ付き容器の開放を単一部品から なる開放具によって行うことができるため、部品点数を削減することができ、構 造全体の簡素化およびコストの低廉化を図ることができる。
【0008】 ここで、前記第一操作片が、円周方向に連続して形成することにより設けられ た把持用凹凸部を外周面に有する円環体からなることが望ましい。 このように構成されているため、ねじ蓋付き容器の開放時に手指を把持用凹凸 に当接させて第一操作片を把持することができ、ねじ蓋の回動操作を円滑かつ確 実に行うことができる。
【0009】 また、前記第一操作片における回動用凹凸部の凸部突出高さが、前記空間部の 容器ねじ蓋挿入側位置で最大の寸法に設定されかつこの容器ねじ蓋挿入側位置か ら容器ねじ蓋引き抜き側位置に向かって漸次小さくなるような寸法に設定されて おり、一方前記第二操作片における先端部の厚さが、前記引き起こし用凹部の底 面部側から開口部側に向かって漸次小さくなるような寸法に設定されていること が望ましい。 このように構成されているため、滑り止め用凹凸部と回動用凹凸部とが嵌合し 易くなり、第一操作片内(空間部)へのねじ蓋の挿入が円滑に行われる。 一方、第二操作片を傾斜させた状態でプルトップを引き起こし用凹部内に受け 入れることができ、第二操作片(引き起こし用凹部)内へのプルトップの挿入が 円滑に行われる。
【0010】
以下、本考案に係る容器開放具につき、図に示す実施の形態に基づいて説明す る。図1および図2は、本考案の実施形態に係る容器開放具を示す平面図と断面 図である。 図中符号1で示す容器開放具は、ねじ蓋回動用の第一操作片2およびプルトッ プ引き起こし用の第二操作片3を備えている。
【0011】 前記第一操作片2は、ペットボトル等の容器10のねじ蓋11を挿抜可能な円 柱状の空間部2a(径方向寸法および深さ方向寸法をそれぞれ30mmと8mm とする)を有し、全体が平面花弁形状の円環体(内径および最大外径をそれぞれ 30mmと50mmとするとともに、厚さ方向寸法を8mmとする)からなるA BS樹脂等の合成樹脂によって形成されている。
【0012】 前記第一操作片2には、外周縁に平面ほぼ半円(半径を7.5mmとする)形 状の突出部を円周方向に沿って連続して多数個形成することにより把持用凹凸部 2Aが設けられている。これにより、容器10の開放時に手指を把持用凹凸2A に当接させて第一操作片2を把持し、ねじ蓋11の回動操作を円滑かつ確実に行 えるように構成されている。また、この第一操作片2には、軸線方向両端面部に 断面半円(半径を3mmとする)形状の切り欠きを円周方向に連続して多数個形 成することにより内環部2B(内径および外径をそれぞれ30mmと34mmと する)と外環部2C(内半径および外半径をそれぞれ6.5mmと7.5mmと する)が設けられている。
【0013】 そして、第一操作片2の内周面すなわち前記空間部2aの周壁には、前記ねじ 蓋11における滑り止め用凹凸部12の凹部12aに嵌合可能な断面二等辺三角 形(底辺および高さをそれぞれ1.57mmと0.5mmとする)状の回動用凸 部2bが円周方向に多数個並列して一体に突設されている。
【0014】 これら各回動用凸部2bの挿入側端部(上方端部)には曲面部(半径を0.5 mmとする)2cが設けられており、また引き抜き側端部(下方端部)には尖鋭 部2dが設けられている。そして、前記回動用凸部2bの突出高さは、前記空間 部2aの容器ねじ蓋挿入側位置で最大の寸法(0.5mm)に設定され、かつこ の容器ねじ蓋挿入側位置から容器ねじ蓋引き抜き側位置に向かって漸次小さくな るような寸法に設定されている。これにより、滑り止め用凹部12aと回動用凸 部2bとが嵌合し易くなり、第一操作片2内(空間部2a)に対してねじ蓋11 を円滑に挿入し得るように構成されている。
【0015】 一方、前記第二操作片3は、ビール缶等の容器20のプルトップ20aを挿抜 可能な引き起こし用凹部としての凹孔3a(横幅方向寸法および縦幅方向寸法を それぞれ18.5mmと2.8mmとするとともに、深さ方向寸法を15mmと する)を有し、前記第一操作片2(把持用凹凸部2A)の外周面に一体に突設さ れている。この第二操作片3の幅方向寸法および厚さ方向寸法は長さ方向に沿っ て均一な寸法(幅方向寸法および厚さ方向寸法をそれぞれ24mmと6mmとす る)に設定され、かつその突出長が前記第一操作片2の直径(外径)より小さい 寸法(15mm)に設定されている。
【0016】 そして、前記第二操作片3の先端部厚さ方向寸法は、厚さ方向両角部に面取り (□1.5mm)を施すことにより、前記凹孔3aの底面部側から開口部側に向 かって漸次小さくなるような寸法に設定されている。これにより、第二操作片3 を傾斜させた状態でプルトップ20aを凹孔3a内に受け入れることができ、第 二操作片3(凹孔3a)内に対してプルトップ20aを円滑に挿入し得るように 構成されている。 なお、前記第二操作片3の先端部は、幅方向両角部に曲面加工(半径2mm) が施されている。これにより、第二操作片3における先端部の幅方向角部に手指 (人体)が触れても、その衝撃を緩和し得るように構成されている。
【0017】 以上の構成により、ねじ蓋付きの容器10を開放するには、先ず第一操作片2 の把持用凹凸部2Aを把持し、次にねじ蓋11を第一操作片2の空間部2aに下 方から挿入して滑り止め用凹凸部12の凹部12aと回動用凸部2bとを嵌合し た後、第一操作片2を容器10の開方向(反時計方向)に回動操作する。 この場合、第一操作片2内(空間部2a)へのねじ蓋11の挿入時に滑り止め 用凹部12aと回動用凸部2bの尖鋭部2dとが嵌合するため、第一操作片2内 へのねじ蓋11の挿入が円滑に行われる。
【0018】 一方、プルトップ付きの容器20を開放するには、先ず第一操作片2の把持用 凹凸部2Aを把持し、次にプルトップ20aを第二操作片3の凹孔3a内に挿入 して第二操作片3を引き起こし操作する。 この場合、第二操作片3(凹孔3a)へのプルトップ20aの挿入時に第二操 作片3を傾斜させた状態でプルトップ20aが凹孔3a内に臨むため、凹孔3a 内へのプルトップ20aの挿入が円滑に行われる。
【0019】 したがって、本実施形態においては、ねじ蓋付きの容器10およびプルトップ 付き容器20の開放を単一部品からなる容器開放具1によって行うことができる ため、部品点数を削減することができ、構造全体の簡素化およびコストの低廉化 を図ることができる。
【0020】 なお、本実施形態においては、プルトップ20aを挿抜可能な凹部として凹孔 3aである場合について説明したが、本考案はこれに限定されず、第二操作片3 のプルトップ挿抜方向のみならずプルトップ幅方向に開口する凹溝であっても実 施形態と同様の効果を奏する。 また、本実施形態においては、ねじ蓋付きの容器10およびプルトップ付きの 容器11を開放する場合の使用のみについて説明したが、ねじ蓋付きの容器10 にあっては開放する場合のみならず閉塞する場合にも使用することができる。 さらに、本実施形態においては、第一操作片2の内周面に回動用凸部2bを設 ける場合について説明したが、本考案はこれに限定されず、回動用凹部を設けて もよい。すなわち要するに、ねじ蓋の滑り止め用凹凸部に嵌合可能な回動用凹凸 部が第一操作片に設けられていればよい。
【0021】 この他、本実施形態においては、第一操作片2および第二操作片3がABS樹 脂によって形成される場合について説明したが、本考案はこれに限定されず、A BS樹脂以外の合成樹脂によって、また金属材料等の他の材料によって形成して も何等差し支えない。 また、本考案における第一操作片および第二操作片等の形状,寸法等は、前述 した実施形態に勿論限定されず、例えば蓋体(ねじ蓋,プルトップ)等のサイズ に応じて適宜変更することが可能である。
【0022】
以上の説明で明らかなとおり、本考案に係る容器開放具によると、部品点数を 削減することができるため、構造全体の簡素化およびコストの低廉化を図ること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態に係る容器開放具を示す平面
図である。
図である。
【図2】本考案の実施形態に係る容器開放具を示す断面
図である。
図である。
1 容器開放具 2 第一操作片 2A 把持用凹凸部 2B 内環部 2C 外環部 2a 空間部 2b 回動用凸部 2c 曲面部 2d 尖鋭部 3 第二操作片 3a 凹孔 10 容器 11 ねじ蓋 12 滑り止め用凹凸部 12a 凹部 20 容器 20a プルトップ
Claims (3)
- 【請求項1】 滑り止め用凹凸部付きの容器ねじ蓋を挿
抜可能な円柱状の空間部およびこの空間部の周壁に突出
して前記滑り止め用凹凸部に嵌合可能な回動用凹凸部を
有するねじ蓋回動用の第一操作片と、 この第一操作片の外縁部に一体に突設され、容器プルト
ップを挿抜可能な引き起こし用凹部を有するプルトップ
引き起こし用の第二操作片とを備えたことを特徴とする
容器開放具。 - 【請求項2】 前記第一操作片が、円周方向に連続して
形成することにより設けられた把持用凹凸部を外周面に
有する円環体からなることを特徴とする請求項1に記載
された容器開放具。 - 【請求項3】 前記回動用凹凸部の凸部突出高さが、前
記空間部の容器ねじ蓋挿入側位置で最大の寸法に設定さ
れ、かつこの容器ねじ蓋挿入側位置から容器ねじ蓋引き
抜き側位置に向かって漸次小さくなるような寸法に設定
されており、 一方、前記第二操作片における先端部の厚さが、前記引
き起こし用凹部の底面部側から開口部側に向かって漸次
小さくなるような寸法に設定されていることを特徴とす
る請求項1または請求項2に記載された容器開放具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001406U JP3080370U (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 容器開放具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001001406U JP3080370U (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 容器開放具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3080370U true JP3080370U (ja) | 2001-09-21 |
Family
ID=43213201
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001001406U Expired - Lifetime JP3080370U (ja) | 2001-03-16 | 2001-03-16 | 容器開放具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3080370U (ja) |
-
2001
- 2001-03-16 JP JP2001001406U patent/JP3080370U/ja not_active Expired - Lifetime
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Legal Events
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