JP3080193U - ステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球 - Google Patents

ステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球

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JP3080193U JP2001001271U JP2001001271U JP3080193U JP 3080193 U JP3080193 U JP 3080193U JP 2001001271 U JP2001001271 U JP 2001001271U JP 2001001271 U JP2001001271 U JP 2001001271U JP 3080193 U JP3080193 U JP 3080193U
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シ ヘン パーク
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 赤外線の輻射熱伝達によりガラス材のステム
部のステム圧着部が熱膨張するのが原因となり、亀裂が
発生し破損することを防止するためのステム圧着部保護
用セラミック遮熱板を有する熱電球を提供することであ
る。 【解決手段】 電球本体、前記電球本体の上端に位置す
るベース、前記ベースより前記電球本体内で下向に延長
され、導入線が内設され、下端にステム圧着部が形成さ
れたガラスステム、及び前記ステム圧着部より下向に延
長され、フィラメントを支持するアンカーが下端に固定
された無孔棒を含む赤外線熱電球において、前記ステム
の下端のステム圧着部と無孔棒の上端との間にセラミッ
ク遮熱板を設け、前記セラミック遮熱板は、中央に無孔
棒挿入孔を形成し、前記無孔棒挿入孔に隣接した両側に
導入線挿入孔を形成することにより、前記導入線と無孔
棒に支持固定されるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は赤外線熱電球に関するもので、より詳しく説明すると、赤外線熱電球 のベースより電球の内部に下向延長され、導入線が貫通されるステムの下端のガ ラス管が圧着成形されたステム圧着部の劣化を防止することができるように、ス テム圧着部の保護のため、ステム下端の導入線上にセラミック遮熱板を固定する ことで、電球内でベースに上昇する熱による、ステム部の端部付近に導入線との 密着固定のために圧着したステム圧着部の過熱を防止することにより、熱膨張に よる破壊現象を遮断することができるとともに、別の支持手段なしに容易に設置 、固定することができるステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、赤外線熱電球は、およそ200℃の熱エネルギーを放射して、主に浴 室の簡易サウナ、畜舎又は家庭の化粧室などの部分暖房用に用いられる。したが って、赤外線熱電球は下向に点灯して使用するため、電球内の高熱のエネルギー がベース部である上部に移動し、ガラス材の電球内部の無孔棒又はステム圧着部 を過熱させて損傷させる問題点があった。このような問題点を解決するため、図 4に示すように、従来にはアルミニウム遮熱板がステム圧着部上のステム上に取 り付けられたが、このような遮熱板はベースに上昇する熱のみを遮断するばかり 、ステム下部のステム圧着部を過熱から保護することができないという問題点が あり、研究によると、赤外線熱電球の早期寿命短縮の相当部はステム圧着部の熱 膨張による破壊現象であることが判明された。すなわち、図5に示すように、赤 外線熱電球のステム圧着部は、ガラスからなったステム部とこれを貫通して下方 に延長される導入線とを密着固定するために圧着される。このようなステム圧着 部を通過する導入線はガラスとの親和力がよく、融点の高いモリブデン材の導入 線12とニッケル材の導入線3とが溶接部25により相互連結され、電球の点灯 の際に、ガラスと圧着された溶接部25との間のモリブデン材の導入線12が過 熱して、隣接接着ガラス部に対して熱膨張による変形が繰り返して剪断応力を発 生、集中させることにより、下端の溶接部25から亀裂24が始まり、段々亀裂 が延長し、ついにこのような亀裂内に空気が浸透して電球の寿命が短くなる致命 的な問題点があった。
【0003】 本出願人が考案した、図3に示す375W用極高熱赤外線熱電球は、フィラメ ントを懸垂するために無孔棒にアンカーを定着させているが、熱容量が高いため 、無孔棒が熔けてフィラメント支持力を失うことにより寿命短縮が生じる。この ため、無孔棒を熱から保護するため、無孔棒の先端を熔かして上狭下広の固着溝 18と導入線用スロット21が形成されたセラミック遮熱板19に溶融固着させ ることにより、熱による支持力喪失による寿命短縮を解決する方法が提案されて いるが、前記熱電球はセラミック遮熱板19の固着溝18上に無孔棒17を融着 させるべきであるため、この融着固定作業が大変難しくて作業効率が低く生産性 が低下し、図3(b)に示すように、セラミック遮熱板の周縁部に係止溝20を 削設し、フィラメントを懸垂するアンカーを一つ一つ挿着しなければならないた め、手作業による固定設置のみが可能であって製品の単価が効果となり、自動化 作業が遼遠であるという問題点があった。
【0004】 赤外線熱電球の最も一般的な規格である275W又は250Wの場合には、無 孔棒が熔けるほどに極高熱を発散しないが、ステム圧着部がその熱に長時間露出 されて亀裂が発生する問題を解決することができなかった。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
したがって、本考案はこのような問題点を解決するためのもので、その目的は 、無孔棒が溶融するほどの熱が発散しない赤外線熱電球において、ステム圧着部 を保護することができ、セラミック遮熱板の構造が単純であって製造及び取付け が容易とされ作業性が向上することはもちろんのこと、別の支持手段なしに固定 することが可能になり、生産性が向上することにより安価で製造することができ る、ステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球を提供することである 。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記のような本考案の目的は、セラミック材の遮熱板をステム圧着部と無孔棒 下端の間に設けてステム圧着部を保護して赤外線電球の使用寿命を数等延長させ 、無孔棒挿入孔と導入線孔が形成された前記遮熱板をそのままで組み立てながら 製造工程を進行することにより製造工程上の自動化を向上させた本考案によるス テム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球により達成される。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案によるステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球を添 付図面に基づいて詳細に説明する。
【0008】 本考案によるステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球Aは、図1 に示すように、電球本体1、該電球本体1の上端に位置するベース2、該ベース 2より前記電球本体1内で下向に延長され、導入線3が内設され、下端にステム 圧着部5が形成されたガラス材のステム4、及び該ステム圧着部5より下向に延 長され、フィラメント6を支持するアンカー7が下端に固定された無孔棒8を含 む赤外線熱電球において、前記ステム4の下端のステム圧着部5と無孔棒8の上 端との間にセラミック遮熱板9が設けられている。
【0009】 前記セラミック遮熱板9は、その中央に、前記無孔棒8が貫通する無孔棒挿入 孔10が形成され、前記無孔棒挿入孔に隣接して二つの導入線挿入孔11が穿孔 されている構造である。前記セラミック遮熱板9は無孔棒10及び導入線挿入孔 11を通して無孔棒8及び導入線3上に固定されるので、前記セラミック遮熱板 9は無孔棒の上端とステム圧着部5との間に設けられて、上方に位置するステム 圧着部5を、フィラメント6から発生する高熱から全く遮断させる構造を有する ことになる。前記セラミック遮熱板は、フィラメント6から発散する光線が透過 できない非透光性のセラミックから成形されるので、赤外線を遮断して効果的に ステム圧着部5を保護することができる構造である。前記セラミック遮熱板9は 無孔棒8と一対の導入線3により支持されるが、前記導入線3は下向にいくほど 広がる構造であり、前記導入線3は前記無孔棒8に対して斜めに延長されるので 、前記セラミック遮熱板9を別の固定手段なしに簡単に固定することができ、セ ラミック遮熱板9を無孔棒と導入線に挿入するだけで簡単に遮熱板が取り付けら れるようになるものである。
【0010】 本考案の設置方法は、図2に示すように、セラミック遮熱板9の無孔棒挿入孔 10とその側方の導入線挿入孔11に無孔棒8と導入線3を挿入し、導入線3を セラミック遮熱板9の中心から外側に斜めに折曲して前記セラミック遮熱板9を 固定し、ガラスステム4と導入線3を密着固定するために圧着したステム圧着部 5の下方に固定させ、アンカー7の一側端部はフィラメント6を固定し、他側端 部は無孔棒8の下端に固定することでフィラメント6を懸垂する構造を有するス テム圧着部保護用セラミック遮熱板を有する熱電球である。
【0011】 このような構成を有する本考案の実施例によるステム圧着部保護用セラミック 遮熱板を有する熱電球の作用は、ベースに電源が供給されることによりフィラメ ントで熱が発生するため、長時間の使用時、電球本体の内部に熱エネルギーが蓄 積して、ステムと導入線を圧着したステム圧着部5の変形、集中亀裂及び破壊現 象を促進することとなるが、非透光性セラミック遮熱板9が熱の透過を遮断する ことにより前記ステム圧着部5を保護して寿命を延長させ、しかも単純な挿入固 定により組立が非常に容易で製造工程の自動化に適する。
【0012】 以上の実施例は本考案を制限しようとするものでなく、ただ例示的に記述する ものであるばかり、本考案の精神及び範囲から逸脱しなくて多様に修正及び変更 できるものである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によるステム圧着部保護用セラミック遮熱板を有 する熱電球は、従来の赤外線熱電球の寿命短縮を引き起こすガラスステムと導入 線の熱膨張及び収縮の繰り返しのため、ステム圧着部の変形集中の繰り返しによ る疲労現象で亀裂が生じ、結局破壊につながる寿命の限界を非透光性材の遮熱板 をステム圧着部の下に設けることで、フィラメント発熱部から伝播される赤外線 による輻射熱伝達を遮断して、フィラメントの耐久寿命が尽きるまで寿命延長効 果を極大化し、同時に、製造工程上、無孔棒と二つの導入線を非透光性セラミッ ク遮熱板の対応孔に挿入し、導入線を両側に広げる単純な挿入固定でよいので、 自動化に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例によるステム圧着部保護用セラ
ミック遮熱板を有する熱電球の分解斜視図である。
【図2】本考案の実施例による結合断面図である。
【図3】(a)は、従来のセラミック遮熱板が取り付け
られる極高熱赤外線熱電球を概略的に示す結合断面図で
あり、(b)は、(a)の遮熱板の平面図である。
【図4】従来の赤外線熱電球のアルミニウム遮熱板の取
付け状態を示す概略断面図である。
【図5】従来の赤外線熱電球のステム圧着部を示す部分
拡大図である。
【符号の説明】
1 電球本体 2 ベース 3 導入線 4 ステム 5 ステム圧着部 6 フィラメント 7 アンカー 8 無孔棒 9 セラミック遮熱板 10 無孔棒挿入孔 11 導入線挿入孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電球本体(1)、前記電球本体(1)の
    上端に位置するベース(2)、前記ベース(2)より前
    記電球本体(1)内で下向に延長され、導入線(3)が
    内設され、下端にステム圧着部(5)が形成されたガラ
    スステム(4)、及び前記ステム圧着部(5)より下向
    に延長され、フィラメント(6)を支持するアンカー
    (7)が下端に固定された無孔棒(8)を含む赤外線熱
    電球において、前記ステム(4)の下端のステム圧着部
    (5)と無孔棒(8)の上端との間にはセラミック遮熱
    板(9)が設けられることにより、前記ステム圧着部の
    過熱が防止されることを特徴とする赤外線熱電球。
  2. 【請求項2】 前記セラミック遮熱板は、中央に無孔棒
    挿入孔が形成され、前記無孔棒挿入孔に隣接した両側に
    導入線挿入孔が形成されていることから、前記導入線と
    無孔棒に支持固定されることを特徴とする請求項1記載
    の赤外線熱電球。
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