JP3080018B2 - 電気暖房装置 - Google Patents

電気暖房装置

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JP3080018B2
JP3080018B2 JP32638996A JP32638996A JP3080018B2 JP 3080018 B2 JP3080018 B2 JP 3080018B2 JP 32638996 A JP32638996 A JP 32638996A JP 32638996 A JP32638996 A JP 32638996A JP 3080018 B2 JP3080018 B2 JP 3080018B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電気集塵機能で集塵
した室内空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切り
低減させ、さらに暖房機能も有する殺菌、集塵機能付き
電気暖房装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気暖房装置は、図12
に示すように,本体ケース1と、電気ヒータ2と、暖房
用空気を送り込む送風機3と、運転モードに応じて電気
ヒータ2、送風機3を制御する制御部4と、温風に加熱
された室内空気を吹き出す空気吹出口5と、この本体ケ
ース1に設けられた暖房用空気の吸い込み口6と、その
下流側にイオン化線7の高電圧放電で空気中の汚れ粒子
をイオン化するイオン化部8と、さらに下流側には電気
的に高電圧を印加して陽極となる陽極板9及び電気的に
接地されて陰極となる陰極板10から成るイオン化され
た汚れ粒子を付着する集塵部11と、イオン化部8およ
び集塵部11の陽極板9に高電圧を印加する電源部12
とから構成されていた。
【0003】上記構成において、温風熱交換は制御部4
が電気ヒータ2、送風機3に通電すると暖房用空気は電
気ヒータ2で温風に熱交換され空気吹出口5より吹き出
していた。また、空気清浄運転をする場合には、イオン
化部8のイオン化線7が高電圧放電で空気中の汚れ粒子
をイオン化し、正イオンにイオン化された汚れ粒子は集
塵部11の陰極板10に吸引付着され、負イオンにイオ
ン化された汚れ粒子は集塵部11の陽極板9にそれぞれ
吸引付着されて集塵が行われる。
【0004】また、従来のその他の電気暖房装置として
は、図13に示すように,本体ケーシング1内にイオン
化線7の高電圧放電で空気中の汚れ粒子をイオン化する
イオン化部8と、その下流側のイオン化された汚れ粒子
を付着させる静電フィルタ13と、イオン化部8に高電
圧を印加する電源部12と、室内空気を吸気し吹き出す
ための送風機3とから構成されていた。
【0005】そして従来のその他の電気暖房装置は、送
風機3が室内空気を供給するとイオン化部8のイオン化
線7が高電圧放電で空気中の汚れ粒子をイオン化する。
そこで、正イオンにイオン化された汚れ粒子は静電フィ
ルタ13に吸引付着され、集塵が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記のよ
うな従来の電気暖房装置では、集塵運転において、集塵
部11に汚れ粒子が付着すると次第に集塵性能が低下す
るため、頻繁に集塵部11を交換するとか、取り外して
洗浄しなければならないため、使用者にとって手間を要
し、さらに構成上も集塵部11の着脱が容易にできるよ
うに配慮しなければならないという問題を有していた。
【0007】一方、従来のその他の電気暖房装置では、
集塵運転において、静電フィルタ13に汚れ粒子が付着
すると集塵性能が低下するため、集塵部11を交換する
とか、静電フィルタ13を予めロール状に巻いておき集
塵性能が低下した部分を廃棄して新しい部分を巻き出し
て集塵させるようにしなければならず、手間を要してい
た。その上、静電フィルタ13の圧力損失が大きく送風
機3は圧力が高く出る高圧型の送風機を用いなけれなら
ないという問題を有していた。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、本体ケーシングと、室内空気を本体ケーシ
ング内に吸気し吹き出すための送風機と、この送風機か
らの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
と、その下流側に電気的に高電圧を印加して陽極になる
陽極板及び電気的に接地されて陰極になる陰極板の両方
もしくは陰極板のみから成る集塵部と、この集塵部近傍
に設けられ、前記集塵部を加熱するとともに通過する空
気も加熱する電気ヒータと、前記イオン化部および集塵
部が陽極板を有する場合は集塵部の陽極板に高電圧を印
加する電源部と、前記集塵部を通過した室内空気を吹き
出す空気吹き出し口とを備えたものである。
【0009】上記発明によれば、暖房運転をする場合
は、電気ヒータに通電し送風機も運転して通過する空気
を温風に加熱して行われる。集塵しながら暖房運転をす
る場合は、電源部がイオン化部および集塵部が陽極板を
もつ場合は集塵部の陽極板に高電圧を印加することで、
温風運転をしながら集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵さ
せ、さらに電気ヒータの熱で汚れ粒子の一部を焼き切る
ことができる。集塵運転のみをする場合は、電源部がイ
オン化部および集塵部が陽極板をもつ場合は集塵部の陽
極板に高電圧を印加し、さらに送風機も運転して集塵部
に空気中の汚れ粒子を集塵させる。集塵した汚れ粒子を
焼却する集塵粒子焼却運転をする場合は、陽極板を有す
る場合は電源部は高電圧を印加し続け送風機を停止さ
せ、さらに電気ヒータに通電して集塵部に誘引され続け
ている空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切るこ
とができる。このようにして汚れ粒子を除去できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明は本体ケーシングと、室内
空気を前記ケーシング内に吸気し吹き出すための送風機
と、前記送風機からの室内空気を高電圧放電でイオン化
するイオン化部と、その下流側に電気的に高電圧を印加
して陽極になる陽極板及び電気的に接地されて陰極にな
る陰極板の両方もしくは陰極板のみから成る集塵部と、
この集塵部近傍に設けられ、集塵部を加熱するとともに
通過する空気も加熱する電気ヒータと、前記イオン化部
および集塵部が陽極板を有する場合は前記陽極板に高電
圧を印加する電源部と、集塵部を通過した室内空気を吹
き出す空気吹き出し口とを備えたものである。
【0011】そして、暖房運転をする場合は、電気ヒー
タに通電し送風機も運転して通過する空気を温風に加熱
して行われる。集塵しながら暖房運転をさせる場合は、
電源部がイオン化部および集塵部が陽極板を有する場合
は集塵部の陽極板に高電圧を印加することで、温風運転
をしながら集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵させる。さ
らに電気ヒータの熱で汚れ粒子の一部を焼き切ることが
できる。集塵運転のみをする場合は、電源部がイオン化
部および集塵部が陽極板を有する場合は集塵部の陽極板
に高電圧を印加し、さらに送風機も運転して集塵部に空
気中の汚れ粒子を集塵させる。集塵した汚れ粒子を焼却
する集塵粒子焼却運転をする場合は、電源部は高電圧を
印加し続け送風機を停止させ、さらに電気ヒータに通電
して集塵部に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を電
気ヒータの熱で焼き切ることができる。
【0012】また、本体ケーシングと、室内空気をケー
シング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送風機
からの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
と、その下流側に電気的に高電圧を印加して陽極になる
陽極板及び電気的に接地されて陰極になる陰極板の両方
もしくは陰極板のみから成る集塵部と、この集塵部と熱
的に一体に設けられ、前記集塵部を加熱するとともに、
通過する空気も接触加熱する電気ヒータと、前記イオン
化部および前記集塵部が陽極板を有する場合は前記陽極
板に高電圧を印加する電源部と、前記集塵部を通過した
室内空気が吹き出す清浄空気吹き出し口とを備えたもの
である。
【0013】そして、集塵した汚れ粒子を焼却する集塵
粒子焼却運転をする場合は、電源部は高電圧を印加し続
け、送風機を停止させ、さらに電気ヒータに通電して集
塵部に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を電気ヒー
タの熱で加熱する。集塵部は電気ヒータと熱的に一体に
設けられているため、電気ヒータの温度近くまで上昇し
効率よく汚れ粒子を焼き切ることができる。
【0014】また、本体ケーシングと、室内空気を前記
ケーシング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送
風機からの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン
化部と、その下流側に電気的に高電圧を印加して陽極に
なる陽極板及び電気的に接地されて陰極になる陰極板の
両方もしくは陰極板のみから成り、この陽極板及び陰極
板の両方もしくは陰極板のみに電気ヒータ設置用孔を設
けた集塵部と、前記電気ヒータ設置用孔を貫通するよう
に設けられ、集塵部を加熱するとともに、通過する空気
も接触加熱する電気ヒータと、前記イオン化部および前
記集塵部が陽極板を有する場合は集塵部の陽極板に高電
圧を印加する電源部と、前記集塵部を通過した室内空気
を吹き出す清浄空気吹き出し口とを有するものである。
【0015】そして、集塵した汚れ粒子を焼却する集塵
粒子焼却運転をする場合は、電源部は高電圧を印加し続
け送風機を停止させ、さらに電気ヒータに通電して集塵
部に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を電気ヒータ
の熱で加熱する。集塵部近傍の電気ヒータで加熱する場
合は、集塵部に電気ヒータ設置用孔を設け、電気ヒータ
は設置用孔を貫通するように設けているため、電気ヒー
タが360°周囲に発する輻射熱を全て利用でき、集塵
部は温度が上昇して効率よく汚れ粒子を焼き切ることが
できる。
【0016】また、本体ケーシングと、室内空気を前記
ケーシング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送
風機からの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン
化部と、その下流側に電気的に接地されて陰極になる陰
極板を外周が筒状もしくは4面が相対向するように設
け、この内部を前記送風機からの室内空気が通過する集
塵部と、この集塵部を通過する室内空気の方向に対し、
その軸心が略直角になるように設けられ、集塵部を内部
から加熱するとともに、通過する空気も接触加熱する電
気ヒータと、前記イオン化部に高電圧を印加する電源部
と、前記集塵部を通過した室内空気を吹き出す空気吹き
出し口とを備えたものである。
【0017】そして、暖房運転をする場合は電気ヒータ
に通電し、送風機も運転して通過する空気を温風に加熱
して行われるが、集塵部は陰極板を外周が筒状もしくは
4面が相対向するように設けているため、電気ヒータが
全周囲に発する熱を逃がさずに受熱加熱され、さらに通
過する空気を温風に加熱する。集塵運転のみをする場合
は、電源部がイオン化部および集塵部が陽極板を有する
場合は集塵部の陽極板に高電圧を印加し、さらに送風機
も運転して集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵させるが、
集塵部は陰極板を外周が筒状もしくは4面が相対向する
ように設けているため、通過する空気と接触する部分が
増大し、効率良く集塵できる。集塵した汚れ粒子を焼却
する集塵粒子焼却運転をする場合は、電源部は高電圧を
印加し続け送風機を停止させ、さらに電気ヒータに通電
して集塵部に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を電
気ヒータの熱で加熱する。集塵部近傍の電気ヒータで加
熱する場合は、電気ヒータが360°周囲に発する輻射
熱を利用でき、集塵部は温度が上昇して効率よく汚れ粒
子を焼き切ることができる。
【0018】また、本体ケーシングと、室内空気を前記
ケーシング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送
風機からの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン
化部と、電気的に接地されて陰極になる陰極板を周囲を
筒状にし、この内部を前記送風機からの室内空気が通過
する集塵部と、この集塵部の軸心方向とその軸心方向が
一致するように設けられ、集塵部を内部から加熱すると
ともに、通過する空気も接触加熱する電気ヒータと、前
記イオン化部に高電圧を印加する電源部と、前記集塵部
を通過した室内空気が吹き出す清浄空気吹き出し口とを
有するものである。
【0019】そして、暖房運転をする場合は電気ヒータ
に通電し、送風機も運転して通過する空気を温風に加熱
して行われるが、陰極板が電気ヒータが全周囲に発する
熱を逃がさずに受熱加熱され、さらに陰極板からも通過
する空気を温風に加熱する。集塵運転のみをする場合
は、電源部がイオン化部および集塵部が陽極板を有する
場合は集塵部の陽極板に高電圧を印加し、さらに送風機
も運転して集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵させ、通過
する空気と接触する部分が増大し、効率良く集塵でき
る。集塵した汚れ粒子を焼却する集塵粒子焼却運転をす
る場合は、電源部は高電圧を印加し続け送風機を停止さ
せ、さらに電気ヒータに通電して集塵部に誘引され続け
ている空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱で加熱する。
集塵部近傍の電気ヒータで加熱する場合は、電気ヒータ
が360°周囲に発する輻射熱を利用でき、集塵部は温
度が上昇して効率よく汚れ粒子を焼き切ることができ
る。
【0020】また、通過する空気と接触する表面に吸着
材を設けた陰極板を有するものである。
【0021】そして、暖房運転および集塵運転をする場
合に通過する空気と陰極板が接触するため、陰極板の表
面に設けた吸着材が空気中に含まれている臭気(ガス)
成分、新建材から出たホルムアルデヒドなどを吸着す
る。その後、送風機を停止し、電気ヒータに通電してこ
れらの集塵した汚れ粒子と吸着した臭気(ガス)成分を
電気ヒータの熱で焼き切ることができる。
【0022】また、通過する空気と接触する表面に脱臭
触媒を設けた陰極板を有するものである。
【0023】そして、暖房運転をする場合、脱臭触媒が
電気ヒータで加熱されるため活性化し、通過する空気と
陰極板が接触すると、陰極板の表面に設けた脱臭触媒が
空気中に含まれている臭気、新建材から出たホルムアル
デヒドなどを分解する。その後、送風機を停止し、電気
ヒータに通電して集塵した汚れ粒子を電気ヒータの熱で
分解が促進され取り除かれる。
【0024】また、イオン化部および集塵部が陽極板を
もつ場合は集塵部の陽極板に電源部は高電圧を印加し、
さらに送風機も運転して集塵部に空気中の汚れ粒子を集
塵させる集塵運転モードと、電気ヒータに通電し、送風
機も運転して通過する空気も接触加熱する温風運転モー
ドと、集塵運転モードに加えて電気ヒータに通電し、温
風運転をしながら集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵させ
る集塵温風運転モード、集塵運転モードの後に、送風機
を停止させ、電源部はイオン化部および集塵部が陽極板
をもつ場合は集塵部の陽極板に高電圧を印加し続け、さ
らに電気ヒータに通電して集塵部に集塵した空気中の汚
れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切る集塵粒子焼却運転モ
ードが選択できる制御部を有するものである。
【0025】そして、集塵運転モードを選択すると電源
部がイオン化部および集塵部が陽極板をもつ場合は集塵
部の陽極板に高電圧を印加し、さらに送風機も運転して
集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵させる。温風運転モー
ドを選択すると電気ヒータに通電し、送風機も運転して
通過する空気も接触加熱して温風運転が行われる。集塵
温風運転モードを選択すると、集塵運転モードの動作に
加えて電気ヒータに通電し、温風運転をしながら集塵部
に空気中の汚れ粒子を集塵させる。さらに集塵粒子焼却
運転モードを選択すると、電源部はイオン化部および集
塵部が陽極板をもつ場合は集塵部の陽極板に高電圧を印
加し続け、さらに電気ヒータに通電して集塵部に集塵し
た空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切ることが
できる。
【0026】また、集塵部の下方に設けられ、集塵部で
集塵した汚れ粒子が落下して収容する汚れ粒子堆積容器
と、集塵部を加熱し、通過する空気も接触加熱し、さら
に汚れ粒子堆積容器も加熱する電気ヒータを有するもの
である。
【0027】そして、集塵運転モードおよび集塵温風運
転モードを選択すると、集塵部で空気中の汚れ粒子を集
塵する。運転を停止すると、集塵部の集塵力が無くなり
集塵部に集塵した汚れ粒子が汚れ粒子堆積容器に落下し
堆積する。ここで電気ヒータに通電すると電気ヒータの
熱で汚れ粒子を焼き切ることができる。
【0028】また、イオン化部および集塵部が陽極板を
有する場合は集塵部の陽極板に電源部は高電圧を印加
し、さらに送風機も運転して集塵部に空気中の汚れ粒子
を集塵させる集塵運転モードと、電気ヒータに通電し、
送風機も運転して通過する空気も接触加熱する温風運転
モードと、集塵運転モードに加えて電気ヒータに通電
し、温風運転をしながら集塵部に空気中の汚れ粒子を集
塵させ、さらに汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切る集
塵温風運転モード、集塵運転モードの後に、送風機を停
止させ、電源部はイオン化部および集塵部が陽極板を有
する場合は集塵部の陽極板に高電圧の印加を停止させて
集塵部に集塵した汚れ粒子を汚れ粒子堆積容器に落下収
納させ、さらに電気ヒータに通電して汚れ粒子堆積容器
に収納した空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切
る集塵粒子焼却運転モードが選択できる制御部を有する
ものである。
【0029】そして、集塵運転モードを選択すると電源
部がイオン化部および集塵部が陽極板をもつ場合は集塵
部の陽極板に高電圧を印加し、さらに送風機も運転して
集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵させる。集塵温風運転
モードを選択すると、集塵運転モードの動作に加えて電
気ヒータに通電し、温風運転をしながら集塵部に空気中
の汚れ粒子を集塵させる。そこで運転を停止すると、集
塵部に集塵した汚れ粒子が汚れ粒子堆積容器に落下し堆
積する。ここで集塵粒子焼却運転モードを選択すると電
気ヒータに通電し、電気ヒータの熱で汚れ粒子を焼き切
ることができる。このようにして使用者に不快感をもた
らすことが緩和できる。
【0030】また、コイル状に巻かれた発熱ヒータ線
と、この発熱ヒータ線を内部に挿入するとともに、発熱
ヒータ線で加熱されて温度上昇し輻射熱を発するヒータ
外管からなる電気ヒータを有するものである。
【0031】そして、発熱ヒータ線に通電すると発熱
し、ヒータ外管が加熱される。するとこのヒータ外管か
ら温度に応じて輻射熱が発せられ、この電気ヒータに直
接接触せずにある距離で離れたものにも輻射熱によって
加熱することができ、集塵された汚れ粒子なども輻射熱
で焼き切ることができる。そこで汚れ粒子の焼き切り能
力が向上できる。
【0032】以下、本発明の実施例について図面を用い
て説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の電気暖房装置の
構成の説明図である。
【0033】図において、1は本体ケーシングである。
3は室内空気を本体ケーシング1内に吸気し吹き出す送
風機である。7はイオン化線であり、送風機3からの室
内空気を高電圧放電でイオン化し、イオン化部8を形成
している。11は集塵部であり、電気的に高電圧になる
陽極板9及び電気的に接地されて陰極になる陰極板10
の両方もしくは陰極板10のみから成る。図1は陰極板
10のみからなる例を示す。2は電気ヒータであり、集
塵部11近傍に設けられ、集塵部11を加熱するととも
に、通過する空気も加熱する。12は電源部であり、イ
オン化部8および集塵部11が陽極板9をもつ場合は陽
極板9に高電圧を印加する。5は空気吹き出し口であ
り、集塵部11を通過した室内空気が吹き出すものであ
る。
【0034】次に動作、作用について説明する。暖房運
転をする場合は電気ヒータ2に通電し、送風機3も運転
して通過する空気を温風に加熱して暖房をする。集塵し
ながら暖房運転をする場合は電源部12が、イオン化部
8および集塵部11が陽極板9をもつ場合は陽極板9に
高電圧を印加することで、温風運転をしながら集塵部1
1に空気中の汚れ粒子を集塵させ、さらに電気ヒータ2
の熱で汚れ粒子の一部を焼き切ることができる。集塵運
転のみをする場合は電源部12が、イオン化部8および
集塵部11が陽極板9をもつ場合は陽極板9に高電圧を
印加し、さらに送風機3も運転して集塵部11に空気中
の汚れ粒子を集塵する。集塵した汚れ粒子を焼却する集
塵粒子焼却運転をする場合は、電源部12は高電圧を印
加し続けるが送風機3を停止させ、さらに電気ヒータ2
に通電して集塵部11に誘引され続けている空気中の汚
れ粒子を電気ヒータ2の熱で焼き切ることができる。
【0035】(実施例2)図2は本発明の実施例2の電
気暖房装置の集塵部分の構成の説明図である。実施例1
と異なる点は、集塵部11と熱的に一体に設けられ、集
塵部11を加熱するとともに、通過する空気も接触加熱
する電気ヒータ2を設けたところである。なお実施例1
と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0036】次に動作、作用について説明する。集塵し
た汚れ粒子を焼却する集塵粒子焼却運転をする場合は、
電源部12は高電圧をイオン化部8に印加し続け送風機
3を停止させ、さらに電気ヒータ2に通電して集塵部1
1に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を電気ヒータ
2の熱で加熱する。集塵部11は電気ヒータ2と熱的に
一体に設けられているため、電気ヒータ2の温度近くま
で上昇し効率よく汚れ粒子を焼き切ることができる。
【0037】(実施例3)図3は本発明の実施例3の電
気暖房装置の構成の説明図である。実施例1と異なる点
は、この陽極板9及び陰極板10の両方もしくは陰極板
10のみに電気ヒータ設置用孔14を設けた集塵部11
と、電気ヒータ設置用孔14を貫通するように設けら
れ、集塵部11を加熱するとともに、通過する空気も接
触加熱する電気ヒータ2を設けたところである。なお実
施例1と同一符号のものは同一構造を有し、説明は省略
する。
【0038】次に動作、作用について説明する。集塵し
た汚れ粒子を焼却する集塵粒子焼却運転をする場合は、
電源部12はイオン化部8に陽極板9を有する場合は陽
極板9に高電圧を印加し続け送風機3を停止させ、さら
に電気ヒータ2に通電して集塵部11に誘引され続けて
いる空気中の汚れ粒子を電気ヒータ2の熱で加熱する。
集塵部11に電気ヒータ設置用孔14を設け、電気ヒー
タ2は電気ヒータ設置用孔14を貫通するように設けて
いるため、電気ヒータ2の360°周囲に発する輻射熱
を利用でき、集塵部11は温度が上昇して効率よく焼き
切ることができる。
【0039】(実施例4)図4は本発明の実施例4の電
気暖房装置の集塵部分の構成の説明図である。実施例1
と異なる点は、電気的に接地されて陰極になる陰極10
の外周を筒状もしくは4面が相対向するように設け、こ
の内部を送風機3からの室内空気が通過する集塵部11
と、この集塵部11を通過する室内空気の方向に対し、
その軸心が直角になるように設け、集塵部11を内部か
ら加熱するとともに、通過する空気も接触加熱する電気
ヒータ2を設けたところである。なお実施例1と同一符
号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0040】次に動作、作用について説明する。暖房運
転をする場合は電気ヒータ2に通電し、送風機3も運転
して通過する空気を温風に加熱して行われる。集塵部1
1は陰極板10の外周を筒状もしくは4面が相対向する
ように設けているため、電気ヒータ2が全周囲に発する
熱を逃がさずに受熱加熱され、さらに通過する空気を温
風に加熱する。集塵運転のみをする場合は、電源部12
がイオン化部8および集塵部11が陽極板9をもつ場合
は陽極板9に高電圧を印加し(図4は陰極板10のみの
場合を示す)、さらに送風機3も運転して集塵部11に
空気中の汚れ粒子を集塵させる。集塵部11は陰極板1
0を筒状もしくは4面が相対向するように設けているた
め、通過する空気と接触する部分が増大し、効率良く集
塵できる。集塵した汚れ粒子を焼却する集塵粒子焼却運
転をする場合は、電源部12は高電圧を印加し続け送風
機3を停止させ、さらに電気ヒータ2に通電して集塵部
11に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を電気ヒー
タ2の熱で加熱する。集塵部近傍の電気ヒータ2で加熱
する場合は、電気ヒータ2が周囲に発する輻射熱の一部
は利用できないが、これに比べ、集塵部11は陰極板1
0を筒状もしくは4面が相対向するように設けているた
め、電気ヒータ2が360°周囲に発する輻射熱を利用
でき、集塵部11は温度が上昇して効率よく焼き切るこ
とができる。
【0041】(実施例5)図5は本発明の実施例5の電
気暖房装置の集塵部分の構成の説明図である。
【0042】実施例1と異なる点は、電気的に接地され
て陰極になる陰極10の外周を筒状にし、この内部を送
風機3からの室内空気が通過する集塵部11と、この集
塵部11の軸心方向とその軸心方向が一致するように設
けられ、集塵部11を内部中心から加熱するとともに、
通過する空気も接触加熱する電気ヒータ2を設けたとこ
ろである。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を
有し、説明は省略する。
【0043】次に動作、作用について説明する。暖房運
転をする場合は電気ヒータ2に通電し、送風機3も運転
して通過する空気を温風に加熱して行われる。陰極板1
0は電気ヒータ2が全周囲に発する熱を逃がさずに受熱
加熱し、さらに陰極板10からも通過する空気を温風に
加熱する。集塵運転のみをする場合は、電源部12がイ
オン化部8および集塵部11が陽極板9をもつ場合は
(図5は陰極板10のみの場合を示す)陽極板9に高電
圧を印加し、さらに送風機3も運転して集塵部11に空
気中の汚れ粒子を集塵させ、通過する空気と接触する部
分が増大し、効率良く集塵できる。集塵した汚れ粒子を
焼却する集塵粒子焼却運転をする場合は、電源部12は
高電圧を印加し続け送風機3を停止させ、さらに電気ヒ
ータ2に通電して集塵部11に誘引され続けている空気
中の汚れ粒子を電気ヒータ2の熱で加熱する。集塵部近
傍の電気ヒータ2で加熱する場合は、電気ヒータ2が3
60°周囲に発する輻射熱を利用でき、集塵部11は温
度が上昇して効率よく焼き切ることができる。
【0044】(実施例6)図6は本発明の実施例6の電
気暖房装置の構成の説明図である。実施例1と異なる点
は、通過する空気と接触する表面に吸着材15を有した
陰極板10を設けたところである。なお実施例1と同一
符号のものは同一構造を有し、説明は省略する。
【0045】次に動作、作用について説明する。暖房運
転および集塵運転をする場合に通過する空気と陰極板1
0が接触するため、陰極板10の表面に設けた吸着材1
5が空気中に含まれている臭気(ガス)成分、新建材か
ら出たホルムアルデヒド等を吸着する。その後、送風機
3を停止し、電気ヒータ2に通電してこれらの集塵した
汚れ粒子および臭気(ガス)成分を電気ヒータ2aの熱
で焼き切ることができる。
【0046】(実施例7)図7は本発明の実施例7の電
気暖房装置の構成の説明図である。
【0047】実施例1と異なる点は、通過する空気と接
触する表面に脱臭触媒16を有した陰極板10を設けた
ところである。
【0048】なお実施例1と同一符号のものは同一構造
を有し、説明は省略する。次に動作、作用について説明
する。暖房運転をする場合に陰極板10の表面に設けた
脱臭触媒16は電気ヒータ2で加熱されるため活性化
し、通過する空気と陰極板10が接触すると、陰極板1
0の表面に設けた脱臭触媒16が空気中に含まれている
臭気(ガス)成分、新建材から出たホルムアルデヒド等
を分解する。その後、送風機3を停止し、電気ヒータ2
に通電すると集塵した汚れ粒子を電気ヒータ2の熱で分
解が促進され取り除かれる。
【0049】(実施例8)図8は本発明の実施例8の電
気暖房装置の運転シーケンス図である。
【0050】実施例1〜7と異なる点は、運転モードが
選択できる制御部4を設けたところである。
【0051】次に動作、作用について図1〜図7を援用
して説明する。集塵運転モードを選択すると電源部12
がイオン化部8および集塵部11が陽極板9を有する場
合は陽極板9に高電圧を印加し、さらに送風機3も運転
して集塵部11に空気中の汚れ粒子を集塵させる。温風
運転モードを選択すると電気ヒータ2に通電し、送風機
3も運転して通過する空気も接触加熱して温風運転が行
われる。集塵温風運転モードを選択すると、集塵運転モ
ードの動作に加えて電気ヒータ2に通電し、温風運転を
しながら集塵部11に空気中の汚れ粒子を集塵させ、さ
らに電気ヒータ2の熱で汚れ粒子の一部を焼き切ること
ができる。集塵粒子焼却運転モードを選択すると、送風
機3を停止させ、電源部12はイオン化8部および集塵
部11が陽極板9を有する場合は陽極板9に高電圧を印
加し続け、さらに電気ヒータ2に通電して集塵部11に
集塵した空気中の汚れ粒子を電気ヒータ2の熱で焼き切
ることができる。
【0052】(実施例9)図9は本発明の実施例9の電
気暖房装置の集塵部の構成の説明図である。
【0053】実施例1と異なる点は、集塵部11の下方
に設けられ、集塵部11で集塵した汚れ粒子が落下して
収容する汚れ粒子堆積容器17と、集塵部11を加熱
し、通過する空気も接触加熱する上に、さらに汚れ粒子
堆積容器17も加熱する電気ヒータ2を設けたところで
ある。なお実施例1と同一符号のものは同一構造を有
し、説明は省略する。
【0054】次に動作、作用について説明する。集塵運
転モードおよび集塵温風運転モードを選択すると、集塵
部11で空気中の汚れ粒子を集塵するが、運転を停止す
ると、集塵部11の集塵力が無くなり集塵部11に集塵
した汚れ粒子が汚れ粒子堆積容器17に落下し堆積す
る。ここで電気ヒータ2に通電すると電気ヒータ2の熱
で汚れ粒子を焼き切ることができる。
【0055】(実施例10)図10は本発明の実施例1
0の電気暖房装置の運転シーケンス図である。
【0056】次に動作、作用について図1〜図7及び図
9を援用して説明する。集塵運転モードを選択すると電
源部12がイオン化部8および集塵部11が陽極板9を
もつ場合は陽極板9に高電圧を印加し、さらに送風機3
も運転して集塵部11に空気中の汚れ粒子を集塵させ
る。集塵温風運転モードを選択すると、集塵運転モード
の動作に加えて電気ヒータ2に通電し、温風運転をしな
がら集塵部11に空気中の汚れ粒子を集塵させる。そこ
で運転を停止すると、集塵部11に集塵した汚れ粒子が
汚れ粒子堆積容器17に落下し堆積する。ここで集塵粒
子焼却運転モードを選択すると電気ヒータ2に通電し、
電気ヒータ2の熱で粒子堆積容器17に落下し堆積した
汚れ粒子を焼き切ることができる。これらは運転モード
が選択できる制御部4により行われる。
【0057】(実施例11)図11は本発明の実施例1
1の電気暖房装置の電気ヒータの断面図である。
【0058】異なる点は、コイル状に巻かれた発熱ヒー
タ線18と、この発熱ヒータ線18を内部に挿入すると
ともに、発熱ヒータ線18で加熱されて温度上昇し輻射
熱を発するヒータ外管19からなる電気ヒータ2を設け
たところである。
【0059】次に動作、作用について説明する。発熱ヒ
ータ線18に通電すると発熱し、ヒータ外管19が加熱
される。するとこのヒータ外管19から温度に応じて輻
射熱が発せられ、この電気ヒータ2に直接接触せずにあ
る距離で離れたものにも輻射熱によって加熱することが
でき、集塵された汚れ粒子なども輻射熱で焼き切ること
ができる。
【0060】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電気ヒー
タに通電して集塵部に誘引され続けている空気中の汚れ
粒子を電気ヒータの熱で焼き切ることができる。
【0061】また、集塵部と熱的に一体に設けられ、集
塵部を加熱するとともに、通過する空気も接触加熱する
電気ヒータを有することで、集塵した汚れ粒子を焼却す
る集塵粒子焼却運転をする場合は、電源部は高電圧を印
加し続け送風機を停止させ、さらに電気ヒータに通電し
て集塵部に誘引され続けている空気中の汚れ粒子を集塵
部は電気ヒータと熱的に一体に設けられている電気ヒー
タの熱で加熱するため、電気ヒータの温度近くまで上昇
し効率よく焼き切ることができる。
【0062】また、集塵部に電気ヒータ設置用孔を設
け、電気ヒータは設置用孔を貫通するように設けている
ため、電気ヒータが360°周囲に発する輻射熱を利用
でき、集塵部は温度が上昇して効率よく焼き切ることが
できる。
【0063】また、陰極板を外周を筒状もしくは4面が
相対向するように設け、この内部を送風機からの室内空
気が通過する集塵部と、この集塵部を通過する室内空気
の方向に対し、その軸心が直角になるように設け、集塵
部を内部から加熱するとともに、通過する空気も接触加
熱する電気ヒータを有することで、電気ヒータが全周囲
に発する熱を逃がさずに受熱加熱され、さらに通過する
空気を温風に加熱する。集塵運転のみをする場合は、電
源部は通過する空気と接触する部分が増大し、効率良く
集塵できる。電気ヒータが360°周囲に発する輻射熱
を利用でき、集塵部は温度が上昇して効率よく焼き切る
ことができる。
【0064】また、電気的に接地されて陰極になる陰極
板を周囲を筒状にし、この内部を送風機からの室内空気
が通過する集塵部と、この集塵部の軸心方向とその軸心
方向が一致するように設けられ、集塵部を内部から加熱
するとともに、通過する空気も接触加熱する電気ヒータ
を有することで、電気ヒータが360°周囲に発する輻
射熱を利用でき、集塵部は温度が上昇して効率よく焼き
切ることができる。
【0065】また、通過する空気と接触する表面に吸着
材を設けた陰極板を有することで、暖房運転および集塵
運転をする場合に通過する空気と陰極板が接触するた
め、陰極板の表面に設けた吸着材が空気中に含まれてい
る臭気(ガス)成分、新建材から出たホルムアルデヒド
などを吸着する。その後、送風機を停止し、電気ヒータ
に通電してこれらの集塵した汚れ粒子および吸着した臭
気(ガス)成分を電気ヒータの熱で焼き切ることができ
る。
【0066】また、通過する空気と接触する表面に脱臭
触媒を設けた陰極板を有することで、暖房運転をする場
合に陰極板の表面に設けた脱臭触媒は電気ヒータで加熱
されるため活性化し、通過する空気と陰極板が接触する
と陰極板の表面に設けた脱臭触媒が空気中に含まれてい
る臭気(ガス)成分、新建材から出たホルムアルデヒド
などを分解する。その後、送風機を停止し、電気ヒータ
に通電してこれらの汚れ粒子を電気ヒータの熱で分解が
促進され取り除かれる。
【0067】また、集塵部の下方に設けられ、集塵部で
集塵した汚れ粒子を収容する汚れ粒子堆積容器と、集塵
部を加熱し、通過する空気も接触加熱する上に、さらに
汚れ粒子堆積容器も加熱する電気ヒータを有すること
で、集塵運転モードおよび集塵温風運転モードを選択す
る。集塵部で空気中の汚れ粒子を集塵する。運転を停止
すると、集塵部の集塵力が無くなり集塵部に集塵した汚
れ粒子が汚れ粒子堆積容器に落下し堆積する。ここで電
気ヒータに通電すると電気ヒータの熱で汚れ粒子を焼き
切ることができる。
【0068】また、コイル状に巻かれた発熱ヒータ線
と、この発熱ヒータ線を内部に挿入するとともに、発熱
ヒータ線で加熱されて温度上昇し輻射熱を発するヒータ
外管からなる電気ヒータを有することで、このヒータ外
管から温度に応じて輻射熱が発せられ、この電気ヒータ
に直接接触せずにある距離で離れたものにも輻射熱によ
って加熱することができ、集塵された汚れ粒子なども輻
射熱で焼き切ることができる。
【0069】以上の様に、本発明によれば、菌、カビ、
タバコの煙、花粉も含めた室内空気中の汚れ粒子が取り
除かれたため、喘息、アトピー性皮膚炎などの予防に役
立ち、使用者に不快感をもたらすことが緩和できる。さ
らに、従来のように頻繁に集塵部を交換するとか、取り
外して洗浄しなければならないため、使用者にとって手
間を要し、さらに構成上も集塵部の着脱が容易にできる
ように配慮しなければならないという問題も解消できる
という有利な効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の電気暖房装置の構成の説明
【図2】本発明の実施例2の電気暖房装置の集塵部分の
構成の説明図
【図3】本発明の実施例3の電気暖房装置の構成の説明
【図4】本発明の実施例4の電気暖房装置の集塵部分の
構成の説明図
【図5】本発明の実施例5の電気暖房装置の集塵部分の
構成の説明図
【図6】本発明の実施例6の電気暖房装置の正面断面図
【図7】本発明の実施例7の電気暖房装置の正面断面図
【図8】本発明の実施例8の電気暖房装置の運転シーケ
ンス図
【図9】本発明の実施例9の電気暖房装置の正面断面図
【図10】本発明の実施例10の電気暖房装置の運転シ
ーケンス図
【図11】本発明の実施例11の電気ヒータの断面図
【図12】従来の電気暖房装置の断面図
【図13】従来のその他の空気清浄装置の断面図
【符号の説明】 1 本体ケーシング 2 電気ヒータ 3 送風機 4 制御部 5 空気吹き出し口 7 イオン化線11 8 イオン化部 9 陽極板 10 陰極板 11 集塵部 12 電源部 14 電気ヒータ設置孔 15 吸着材 16 脱臭触媒 17 汚れ粒子堆積容器 18 発熱ヒータ線 19 ヒータ外管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F24H 3/04 305 F24H 3/04 302 B03C 3/02 B03C 3/74

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】本体ケーシングと、室内空気を前記ケーシ
    ング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送風機か
    らの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
    と、その下流側に電気的に高電圧を印加して陽極になる
    陽極板及び電気的に接地されて陰極になる陰極板の両方
    もしくは陰極板のみから成る集塵部と、この集塵部近傍
    に設けられ、前記集塵部を加熱するとともに通過する空
    気も加熱する電気ヒータと、前記イオン化部および前記
    集塵部が陽極板を有する場合は前記陽極板に高電圧を印
    加する電源部と、前記集塵部を通過した室内空気を吹き
    出す空気吹き出し口を備えた電気暖房装置。
  2. 【請求項2】本体ケーシングと、室内空気を前記ケーシ
    ング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送風機か
    らの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
    と、その下流側に電気的に高電圧を印加して陽極になる
    陽極板及び電気的に接地されて陰極になる陰極板の両方
    もしくは陰極板のみから成る集塵部と、この集塵部と熱
    的に一体に設けられ、前記集塵部を加熱するとともに、
    通過する空気も接触加熱する電気ヒータと、前記イオン
    化部および前記集塵部が陽極板を有する場合は前記陽極
    板に高電圧を印加する電源部と、前記集塵部を通過した
    室内空気を吹き出す清浄空気吹き出し口を備えた電気暖
    房装置。
  3. 【請求項3】本体ケーシングと、室内空気を前記ケーシ
    ング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送風機か
    らの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
    と、その下流側に電気的に高電圧を印加して陽極になる
    陽極板及び電気的に接地されて陰極になる陰極板の両方
    もしくは陰極板のみから成り、この陽極板及び陰極板の
    両方もしくは陰極板のみに電気ヒータ設置用孔を設けた
    集塵部と、前記電気ヒータ設置用孔を貫通するように設
    けられ、集塵部を加熱するとともに、通過する空気も接
    触加熱する電気ヒータと、前記イオン化部および前記集
    塵部が陽極板を有する場合は陽極板に高電圧を印加する
    電源部と、前記集塵部を通過した室内空気を吹き出す清
    浄空気吹き出し口を備えた電気暖房装置。
  4. 【請求項4】本体ケーシングと、室内空気を前記ケーシ
    ング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送風機か
    らの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
    と、その下流側に電気的に接地されて陰極になる陰極板
    の外周を筒状もしくは4面が相対向するように設け、こ
    の内部を前記送風機からの室内空気が通過する集塵部
    と、この集塵部を通過する室内空気の方向に対し、その
    軸心が略直角になるように設けられ、前記集塵部を内部
    から加熱するとともに、通過する空気も接触加熱する電
    気ヒータと、前記イオン化部に高電圧を印加する電源部
    と、前記集塵部を通過した室内空気を吹き出す清浄空気
    吹き出し口とを備え電気暖房装置。
  5. 【請求項5】本体ケーシングと、室内空気を前記ケーシ
    ング内に吸気し吹き出すための送風機と、前記送風機か
    らの室内空気を高電圧放電でイオン化するイオン化部
    と、その下流側に電気的に接地されて陰極になる陰極板
    の外周を筒状にし、この内部を前記送風機からの室内空
    気が通過する集塵部と、この集塵部の軸心方向とその軸
    心方向が一致するように設けられ、集塵部を内部から加
    熱するとともに、通過する空気も接触加熱する電気ヒー
    タと、前記イオン化部に高電圧を印加する電源部と、前
    記集塵部を通過した室内空気を吹き出す清浄空気吹き出
    し口とを備えた電気暖房装置。
  6. 【請求項6】集塵部を構成する陰極板を通過する空気と
    接触する表面に吸着材を設けた請求項1ないし5のいず
    れか1項記載の電気暖房装置。
  7. 【請求項7】集塵部を構成する陰極板を通過する空気と
    接触する表面に脱臭触媒を設けた請求項1ないし5のい
    ずれか1項記載の電気暖房装置。
  8. 【請求項8】イオン化部および集塵部が陽極板を有する
    場合は集塵部の陽極板に電源部は高電圧を印加し、さら
    に送風機も運転して集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵さ
    せる集塵運転モードと、電気ヒータに通電し、送風機も
    運転して通過する空気も接触加熱する温風運転モード
    と、前記集塵運転モードに加えて電気ヒータに通電し、
    温風運転をしながら集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵さ
    せ、さらに汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切る集塵温
    風運転モード、送風機を停止させ、電源部はイオン化部
    および集塵部が陽極板を有する場合は集塵部の陽極板に
    高電圧を印加し続け、さらに電気ヒータに通電して集塵
    部に集塵した空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き
    切る集塵粒子焼却運転モードが選択できる制御部を備え
    た請求項1ないし7のいずれか1項記載の電気暖房装
    置。
  9. 【請求項9】集塵部の下方に設けられ、前記集塵部で集
    塵した汚れ粒子が落下して収容する汚れ粒子堆積容器
    と、前記集塵部を加熱し、通過する空気も接触加熱する
    上に、さらに前記汚れ粒子堆積容器も加熱する電気ヒー
    タを設けた請求項1ないし7のいずれか1項記載の電気
    暖房装置。
  10. 【請求項10】イオン化部および集塵部が陽極板をもつ
    場合は集塵部の陽極板に電源部は高電圧を印加し、さら
    に送風機も運転して集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵さ
    せる集塵運転モードと、電気ヒータに通電し、送風機も
    運転して通過する空気も接触加熱する温風運転モード
    と、前記集塵運転モードに加えて電気ヒータに通電し、
    温風運転をしながら集塵部に空気中の汚れ粒子を集塵さ
    せ、さらに汚れ粒子を電気ヒータの熱で焼き切る集塵温
    風運転モード、前記集塵運転モードの後に、前記送風機
    を停止させ、前記電源部はイオン化部および集塵部が陽
    極板を有する場合は集塵部の陽極板に高電圧の印加を停
    止させて集塵部に集塵した汚れ粒子を汚れ粒子堆積容器
    に落下収納させ、さらに電気ヒータに通電して汚れ粒子
    堆積容器に収納した空気中の汚れ粒子を電気ヒータの熱
    で焼き切る集塵焼却運転モードが選択できる制御部を備
    えた電気暖房装置。
  11. 【請求項11】電気ヒータはコイル状に巻かれた発熱ヒ
    ータ線と、この発熱ヒータ線を内部に挿入して、発熱ヒ
    ータ線で加熱されて温度上昇し輻射熱を発するヒータ外
    管からなる請求項1ないし10のいずれか1項記載の電
    気暖房装置。
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