JP2005161302A - 携帯可能な空気フィルターシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】携帯可能な空気フィルターシステムを提供する。
【解決手段】 携帯可能な空気フィルターシステム10は、空気入口24及び空気出口26を有するフィルターハウジング14を備える。フィルターハウジング14は、空気入口24及び空気出口26の間にフィルターチャンバー28を形成する。イオン化機構18は、空気中の粒子を負電荷にイオン化させる。フィルター媒体20は、粒子を捕捉するためイオン化機構18と空気出口26との間に配置される。電極22が電場を確立するためイオン化機構18とフィルター媒体20との間に配置される。電場は、イオン化機構18とフィルター媒体20に隣接した電極22との間で確立される。電極22は、フィルター媒体20内に捕捉された粒子の負電荷を放散させるためグラウンド54及びフィルター媒体20にも電気的に接続される。
【選択図】 図3
【解決手段】 携帯可能な空気フィルターシステム10は、空気入口24及び空気出口26を有するフィルターハウジング14を備える。フィルターハウジング14は、空気入口24及び空気出口26の間にフィルターチャンバー28を形成する。イオン化機構18は、空気中の粒子を負電荷にイオン化させる。フィルター媒体20は、粒子を捕捉するためイオン化機構18と空気出口26との間に配置される。電極22が電場を確立するためイオン化機構18とフィルター媒体20との間に配置される。電場は、イオン化機構18とフィルター媒体20に隣接した電極22との間で確立される。電極22は、フィルター媒体20内に捕捉された粒子の負電荷を放散させるためグラウンド54及びフィルター媒体20にも電気的に接続される。
【選択図】 図3
Description
本出願は、共有され、本出願と同じ日に出願された「伝導コーティングを備えた分極フィルター媒体を有する携帯可能な空気フィルターシステム」と題された、現在係属中の米国特許出願に関連する。それらの開示内容は参照により本明細書に組み込まれる。各出願は、異なる発明に関する。
本発明は、概して、空気をフィルター処理するための携帯可能な空気フィルターシステムに関する。本発明の携帯可能な空気フィルターシステムは、主要には、車両で使用するためのものであるが、商業用及び住居用の建物の部屋内の空気をフィルター処理するためにも使用することができる。
空気フィルターシステムが当該技術分野で知られている。これらの空気フィルターシステムの多くは、該空気フィルターシステム内で使用されるフィルターの効率を向上させるためイオン化を利用する。従来技術の空気フィルターシステムは、様々な理由のため欠陥がある。
従来技術のフィルターシステムの一例が、ジャイシンガニらに付与された米国特許番号4,940,470号に開示されている。‘470特許の図1を特に参照すると、この空気フィルターシステムは、電極E、グラウンド電極が、フィルターFから下流に配置されているので欠陥を持っている。かくして、フィルターFは、イオン化ワイヤWと、電極Eとの間に確立された電場内に配置される。究極的には、この特別の空気フィルターシステムは、フィルターFが電場内に生じるアーク放電にさらされるとき、安全上の危険性を与える。フィルターFは、発火し、空気フィルターシステムを破壊するおそれがあり、空気フィルターシステムのユーザーにとって危険である。
従来技術の空気フィルターシステムの更なる例は、ジャイシンガニらに付与された米国特許番号5,403,383号に開示されている。‘383特許の図1を特に参照すると、この空気フィルターシステムは、’470特許に関して上述したものと同じ理由のため欠陥がある。即ち、グラウンド電極106は、フィルター114がイオン化ワイヤ110とグラウンド電極106との間で確立された電場内に配置されるように、フィルター114から下流側に位置している。グラウンド電極106のこの位置は、上述したのと同じ安全性の問題、即ち、フィルター114の電場内のアーク放電への露出を与える。而して、‘383特許で開示された空気フィルターシステムは、それが、十分なイオン化のため、互いから分離された2つの電極、即ち、制御電極104とグラウンド電極106とを要求するが故においても欠陥がある。この追加の構成部品に対する要求は、不必要である。従って、この空気フィルターシステムのための設計は最適化されておらず、不必要に高価である。
最終的に、従来技術の空気フィルターシステムの多くは、それらが十分に携帯可能でないという点で不完全である。即ち、多くの空気フィルターシステムは、重く、嵩張り、不便なものである。例えば、多くの空気フィルターシステムは、空気フィルターシステムを、車両間で、又は、部屋間で便利に運搬するためのハンドルを備えていない。他の空気フィルターシステムは、空気フィルターシステムに重量を追加し、その重量の故にそれを運搬するのを困難にさせる傾向がある金属から構成されたフィルターハウジングを備えている。
上述した欠点を含む従来技術の空気フィルターシステムに関連した様々な欠点を鑑みて、安全で、携帯可能で、且つ、部品を簡略化するが、なおも空気からの粒子のフィルター処理を向上させた新規な空気フィルターシステムを提供することが望まれている。
空気をフィルター処理するための携帯可能な空気フィルターシステムが開示される。空気フィルターシステムは、フィルターハウジングと、吸引ファンと、イオン化機構と、フィルター媒体と、電極とを備える。より詳しくは、フィルターハウジングは、空気入口ポート及び空気出口を備え、該空気入口及び空気出口の間にフィルターチャンバーを形成する。吸引ファンは、空気入口を通して空気を吸い込み、空気出口を通して空気を追い出すことによりフィルターチャンバーを通って空気を移動するためフィルターハウジング内に配置されている。吸引ファンと空気出口との間に配置されたイオン化機構は、空気中の粒子を負電荷を持つようにイオン化する。フィルター媒体は、粒子を捕捉するため、イオン化機構と、空気出口との間に配置されている。
電極が、イオン化機構と、フィルター媒体との間に配置されている。その結果、電場が、イオン化機構と、フィルター媒体に隣接した電極との間で確立される。従って、フィルター媒体は、電場内には存在しない。加えて、電極は、グラウンド及びフィルター媒体に電気的に接続されている。フィルター媒体内に捕捉された粒子の負電荷は、電極を介して放散される。
従って、本発明は、安全で新規な空気フィルターシステムを提供する。より詳しくは、フィルター媒体が電場内には存在しないので、フィルター媒体は、電場内の如何なるアーク放電にもさらされず、発火するおそれがなくなる。更には、本発明の空気フィルターシステムは、別個の制御電極及びグラウンド電極のための必要性を無くす。この空気フィルターシステムは、その代わりに制御電極及びグラウンド電極を単一の電極へと一体構成することによって、要求される部品を簡略化する。この単一の電極は、イオン化機構と共に電場を確立するための平面を形成し、フィルター媒体内で電荷を放散するためのグラウンドも提供する。本発明の空気フィルターシステムは携帯可能であることもその有利な点となっている。
本発明の他の利点は、添付図面と関連させて次の詳細な説明を参照することによって、より良く理解されるようになるので、容易に認められよう。
図面を参照すると、携帯可能な空気フィルターシステムは、全体として10で指し示されている。なお、幾つかの図面を通して、同様の参照番号は、同様又は対応する部品を示している。説明の目的のみのため、本発明の携帯可能な空気フィルターシステム10は、単にフィルターシステム10として言及される。
好ましくは、フィルターシステム10は、車両内の空気をフィルター処理するため使用される。そのような実施例では、フィルターシステム10は、床上、座席上、又は車両内の他の適切な任意表面上に配置することができる。そのようなものとして、フィルターシステム10は、標準の安全拘束システム即ちシートベルトにより表面上に固定されるように適合することができる。しかし、本発明のフィルターシステム10は、商業用建物及び住居用建物の部屋内の空気をフィルター処理するために使用されてもよい。
必ずしも要求されるわけではないが、フィルターシステム10は、フィルターハウジング14に一体形成されたハンドル12を備えるのが最も好ましい。ハンドル12は、フィルターシステム10の携帯性を向上させる。そのようにして、フィルターシステム10は、モバイル用途に適合可能となり、車両から車両へ、部屋から部屋へと便利に移動させることができる。図3に開示されているように、手によりアクセス可能であるフィルターハウジング14内に単に凹部を設けることにより、ハンドル12をフィルターハウジング14に一体形成することができる。代替例として、図面には開示されていないが、ハンドル12は、フィルターハウジング14から固定態様又は枢動可能な態様のいずれかで延長することにより、フィルターハウジング14に一体形成することができる。
特に図3及び図4を参照すると、フィルターシステム10は、フィルターハウジング14と、吸引ファン16と、イオン化機構18と、フィルター媒体20と、電極22と、を備えている。これらの構成部品の各々は、以下で更に説明される。
フィルターハウジング14は、空気入口24と、空気出口26とを備える。フィルターハウジング14は、空気入口24と空気出口26との間でフィルターチャンバー28も画成する。図4に概略的に表されているように、空気は、フィルターチャンバー28を通過する。該フィルターチャンバーでは、空気中に典型的に存在する粒子、例えば、ダスト、綿くず、花粉、アレルギー性物質等がフィルター処理される。フィルターハウジング14はプラスチック製であるのが好ましい。即ち、フィルターハウジング14は、熱可塑性又は熱硬化性のいずれかのポリマー材料である非金属材料から作られる。フィルターシステム10の移動容易性を更に向上させるため、フィルターシステム10は、フィルターハウジング14が、おおよそ、390×190×170mmの寸法を有して小型である。これらの寸法は変更することができる。しかし、本発明のフィルターシステム10は、そのような小型ユニットのための高いレベルの清浄空気分配率(CADR)を提供する。
図1に開示された一つの好ましい実施例を参照すると、空気入口24は、入口ルーバー30として更に画成され、空気出口26は、出口ルーバー32として更に画成される。入口ルーバー30及び出口ルーバー32の両方は、フィルターハウジング14内で画成される。
本発明の最も好ましい実施例を参照すると、図2に開示されたように、入口ルーバー30及び出口ルーバー32の少なくとも1つが調整可能である。図2に開示されたフィルターシステム10では、出口ルーバー32のみが調整可能である。図面には開示されていないが、入口ルーバー30も調整可能にすることも可能である。
制御能力、即ち、出口ルーバー32の角度を操作する能力は、重要である。それにより、フィルターシステム10から排気される空気が、車両のほとんどの乗員が、吸い込み、吐き出しするレベルを目的とすることができる。このレベルは、フィルターシステム10が車両の座席上に位置しているものと仮定して、出口ルーバー32を約60°上方に角度を付けることにより達成されるものと推定される。出口ルーバー32の角度の範囲は、典型的には60°乃至90°である。
図3を参照すると、吸引ファン16は、フィルターハウジング14内に配置されている。吸引ファン16は、空気入口24を通して空気を引き込み、空気出口26を通して空気を追い出すことにより、フィルターチャンバー28を通して空気を移動させる。好ましくは、吸引ファン16は、遠心ファンである。フィルターシステム10のユーザーが、所望量のノイズに関して所望量のフィルター処理を選択することができるように吸引ファン16の速度を制御することができることも好ましい。そのようなものとして、フィルターシステム10は、吸引ファン16の速度を制御するため低速から高速まで調整することができる調整ノブ34を備えている。明らかに、吸引ファン16の速度を増加させることは、フィルター処理されるべき空気入口24を通してより多くの空気を引き込むが、より多くのノイズを生成する。逆もまた真となる。
更には、必ずしも要求されているわけではないが、フィルターシステム10は、空気入口24と吸引ファン16との間にプリフィルター36を組み込むのが好ましい。プリフィルター36、典型的には活性炭素のプリフィルターは、主要には、空気が空気入口24を通って引き入れられるとき空気内に存在する臭気を吸収するため使用される。
イオン化機構18は、吸引ファン16と、空気出口26との間に配置されている。この位置では、イオン化機構18は、空気内の粒子を負電荷を持つように即ち負の状態へとイオン化する。好ましくは、イオン化機構18は、複数のイオン化ニードルとして更に形成される。より好ましくは、図3に開示された本発明の最も好ましい実施例では、複数のイオン化ニードルは、第1、第2、第3及び第4のイオン化ニードル38、40、42及び44として更に形成される。任意の適切な数のイオン化ニードルを、本発明の範囲を変更すること無く利用することができる。
フィルターシステム10は、高電圧電源46を備えている。フィルターシステム10の高電圧電源46は、イオン化機構18に電気的に接続され、車両のエネルギー源に電気的に接続されている。例えば、図1及び図2に開示されているように、フィルターシステム10は、アダプター48を備える。アダプター48は、高電圧電源46から延在する。このアダプター48は、車両内のシガレットライター又は他のポートに挿入され、車両の例えば12Vバッテリー等の電源へとつなぐように設計されている。フィルターシステム10は、車両のバッテリーの充電状態を保護するため、独自の遮断特徴部を組み込んだ回路も備えている。フィルターシステム10に電力を供給するための回路へと組み込まれたDC−DCパワーコンバータも設けられている。本発明のフィルターシステム10が商業用及び住居用の建物の部屋内で使用されるべきものである場合、フィルターシステム10の高電圧電源46は、建物の電気システムに作動的に接続され、電気出口に差し込むため異なるアダプターが利用される。
粒子を空気内で効率的にイオン化するため、高電圧電源46は、約−15kVの高電圧をイオン化機構18に供給する。しかし、この高電圧は、全体として10Wより小さいパワーを要求されるように、1ミリアンペアより低い非常に低いアンペア数に設定される。
フィルター媒体20は、イオン化機構18と空気出口26との間に配置される。究極的には、フィルター媒体20は、粒子を捕捉しつつ、なおも空気がフィルターシステム10を通過することを可能にする。以下で更に説明されるように、フィルター媒体20は、電気的に強化されたフィルター(EEF)媒体であり、時間の経過と共に交換する目的のためフィルターハウジング14から取り外すことができるのが好ましい。図面を特に参照すると、フィルター媒体20は、上流側部50と、下流側部52と、を備える。上流側部50は、空気入口24に面し、下流側部52は、空気出口26に面する。幾つかの異なるフィルター媒体20は、本発明のフィルターシステム10で使用するのが適している。該フィルター媒体には、編まれたフィルター媒体、編まれていないフィルター媒体及び胞状フィルターが含まれているが、これらに限定されるものではない。
電極22は、イオン化機構18と電極22との間で電場を生じさせるため、イオン化機構18とフィルター媒体20との間に配置されている。確立された電場は、フィルター媒体20に隣接している。即ち、フィルター媒体20は、実際には電場内にはない。このようにして、空気内の粒子は、フィルター媒体20の上流側でイオン化され、本発明のフィルターシステム10に関して、発火及び/又は他の安全性への危険は存在しない。
電場は、イオン化機構18と電極22との間で形成された距離Dに亘って存在し、粒子に印加されたイオン化電流を制御しつつ従来技術の空気フィルターシステムに伴う追加の欠点であるオゾンの発生を防止するように最適化された。距離Dは、35mmから60mm、好ましくは40mmから50mmの範囲に亘るように最適化された。
図4に概略開示されているように、電極22は、グラウンド54に電気的に接続されている。電極22は、フィルター媒体20内に捕捉されるようになる粒子の負電荷を放散し即ち抜き取るためフィルター媒体20に電気的に接続されている。より詳しくは、電極22は、フィルター媒体20の上流側20に電気的に接続されている。このため、フィルター媒体20内に捕捉された粒子の負電荷は、上流側50を通して放散される。フィルター媒体20内に捕捉された粒子の負電荷を、電極22を通してグラウンド54に放散させるために、フィルター媒体20が僅かに伝導性を持つことが重要である。即ち、フィルター媒体20は、「相対的に」誘電性を持ち、従って、電極22の伝導率と比べて低い伝導率であるが、フィルター媒体20は、電極22を介してグラウンド5に電荷が放散する程度の度合いの伝導率をなおも持っていなければならない。
上述したように、電極22は、フィルター媒体20に電気的に接続されている。この電気的接続を確立するため、電極22は、フィルター媒体20と接触しているのが好ましい。しかし、電極22は、与えられるべき電気的接続のためフィルター媒体20と直接接触することは必ずしも必要とはしないということが理解されるべきである。その代わりに、電極22は、フィルター媒体20から間隔を隔てられていてもよく、例えば、追加の構成部品に頼る等、任意の適切な態様でフィルター媒体20に間接的に電気接続されていてもよい。
電極22がこの位置、即ちフィルター媒体20の上流側にある場合、及び、電極22がグラウンド54及びフィルター媒体20の両方に電気接続されている場合、電極22は、2つの機能を実行することができる。第1に、本発明の電極22は、通常、グラウンド電極から間隔を隔てている別個の制御電極の機能である、イオン化機構18と共に電場を確立するための平面を形成する。第2には、本発明の電極22は、通常、制御電極から間隔を隔てている別個のグラウンド電極の機能である、フィルター媒体20に与えられた電荷を放散するためのグラウンド54を提供する。本発明の電極22は、従来技術で与えられる2つの別個の電極の機能を統合しているので、本発明のフィルターシステム10は、構成部品を簡略化している。
特に図3及び図4を参照すると、電極22は、伝導格子56として更に形成されている。電極22として機能する伝導グリッド56は、フィルター媒体20の上流側50に電気的に接続されている。伝導格子56は、金属製、即ち、伝導金属又は伝導プラスチックのいずれであってもよい。最も好ましい伝導格子56はアルミニウムである。伝導格子56は、フィルター媒体20に接着されている。伝導グリッド56をフィルター媒体20に接着し、これにより電気的に接続するため、例えば伝導性の化学接着剤を使用することができる。電極22、及び、より詳しくは伝導格子56は、電極22とフィルター媒体22との間で電気伝導コネクター及びファスナーを使用することを始めとして任意の適切な態様でフィルター媒体20に電気的に接続されることができる。しかし、電気伝導コネクター及びファスナーを使用することに限定されるものではない。本発明の代替の実施例では、電極22は、フィルター媒体20に施される伝導コーティングとして更に形成されている。この実施例では、より詳しくは、伝導コーティングはフィルター媒体20の上流側50に施される。
本発明は、例示的な態様で接続されており、使用された用語は、これに本発明を限定するというよりも、説明目的用の言語といった性質を帯びていることが理解されるべきである。明らかに、本発明の多数の変更及び変形が、上記教えに鑑みて可能である。従って、添付請求項の範囲内において、本発明は、特定に説明されたものとは異なるように実施することができることが理解されるべきである。
Claims (24)
- 空気をフィルター処理するための携帯可能な空気フィルターシステム(10)であって、
空気入口(24)と空気出口(26)とを備え、且つ、該空気入口(24)と該空気出口(26)との間でフィルターチャンバー28を形成するフィルターハウジング(14)と、
前記空気入口(24)を通して空気を吸引し、該空気を前記空気出口(26)を通して追い出すことにより前記フィルターチャンバー(28)を通して空気を移動させる、前記フィルターハウジング(14)内に配置された吸引ファン(16)と、
空気中の粒子を負電荷を持つようにイオン化させるため、前記吸引ファン(16)と前記空気出口(26)との間に配置されたイオン化機構(18)と、
前記粒子を捕捉するため前記イオン化機構(18)と前記空気出口(26)との間に配置されたフィルター媒体(20)と、
前記イオン化機構(18)と、前記フィルター媒体(20)との間に配置された電極(22)であって、前記イオン化機構(18)と前記フィルター媒体(20)に隣接した該電極(22)との間に電場が確立される、前記電極(22)と、
を備え、
前記電極は、前記フィルター媒体(20)内に捕捉された粒子の負電荷を放散するため、グラウンド(54)及び前記フィルター媒体(20)に電気的に接続されている、空気フィルターシステム。 - 前記電場が、前記電極(22)と前記イオン化機構(18)との間で35mm乃至60mmの範囲の距離に亘って発生するように、前記電極(22)が前記イオン化機構(18)から間隔を隔てられている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記距離は、40mm乃至50mmの範囲に亘っている、請求項2に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記フィルター媒体は、前記空気入口(24)に面した上流側部(50)と、前記空気出口(26)に面した下流側部(52)と、を備え、前記電極22は、前記上流側部(50)を通して前記フィルター媒体(20)で捕捉された粒子の負電荷を放散するため該フィルター媒体(20)の前記上流側部(50)に電気的に接続されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記空気入口(24)と、前記吸引ファン(16)との間に配置されたプリフィルター(36)を更に備える、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記フィルターハウジング(14)は、プラスチック製である、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記フィルター媒体(20)は、前記フィルターハウジング(14)から取り外し可能である、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記空気入口(24)は、前記フィルターハウジング(14)内に形成された入口ルーバー(30)として更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記空気出口(26)は、前記フィルターハウジング(14)内に形成された出口ルーバー(32)として更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記空気出口(26)は、前記フィルターハウジング(14)内に形成された出口ルーバー(32)として更に形成されている、請求項8に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記入口ルーバー(30)及び前記出口ルーバー(32)のうち少なくとも1つが調整可能である、請求項10に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記フィルター媒体(20)は、編まれたフィルター媒体(20)として更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記フィルター媒体(20)は、編まれていないフィルター媒体(20)として更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記フィルター媒体(20)は、胞状のフィルター媒体(20)として更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記電極(22)は、伝導格子(56)として更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記伝導格子(56)は、前記フィルター媒体(20)に接着されている、請求項15に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記伝導格子(56)は、プラスチック製である、請求項15に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記伝導格子(56)は、金属製である、請求項15に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記伝導格子(56)は、アルミニウムである、請求項18に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記電極(22)は、前記フィルター媒体(20)の前記上流側部(50)に電気的に接続された伝導格子(56)として更に形成されている、請求項4に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記イオン化機構(18)は、複数のイオン化ニードルとして更に形成されている、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記複数のイオン化ニードルは、第1、第2、第3及び第4のイオン化ニードル(38、40、42及び44)として更に形成される、請求項21に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記イオン化機構(18)に電気的に接続された電力供給源(46)を更に備える、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
- 前記空気フィルターシステム(10)の携帯性を向上させるため、前記フィルターハウジング(14)に一体構成されたハンドル(12)を更に備える、請求項1に記載の空気フィルターシステム(10)。
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