JPH11104516A - 静電式空気清浄機 - Google Patents

静電式空気清浄機

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JPH11104516A
JPH11104516A JP27464097A JP27464097A JPH11104516A JP H11104516 A JPH11104516 A JP H11104516A JP 27464097 A JP27464097 A JP 27464097A JP 27464097 A JP27464097 A JP 27464097A JP H11104516 A JPH11104516 A JP H11104516A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
discharge
type electrode
wire mesh
air cleaner
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP27464097A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Kamijo
健 上條
Katsumi Uehara
克己 上原
Mayumi Nakamura
眞由美 中村
Ikuko Yokobori
郁子 横堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定動作が可能で信頼性が高く、コストを低
減することが可能な「静電式空気清浄機」を提供する。 【解決手段】 放電線2および対抗極板3とにより放電
部材4を構成する。放電線2の電界域内に、放電線2と
間隔を隔てて金網型電極5を配設するとともに、該金網
型電極5を接地する。金網型電極5の放電線2と背向す
る側に、金網型電極5に接触して濾材6を配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式空気清浄機
に関し、特に、空気清浄機内に水分が侵入したとしても
安全に使用できるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】従来、一般的な静電式空気清浄機とし
て、図2に示すようなものが知られている。
【0003】この従来の静電式空気清浄機10は、図2
に示すように、放電線2と、この放電線2に近接して配
設した複数の対抗極板3とにより放電部材4を構成し、
放電線2の電界域内に、第1金網型電極5Aと第2金網
型電極5Bとを対向させて配設し、両金網型電極5A,
5Bの間隔内にフィルター用濾材6を挟み込んでいる。
【0004】また、放電線2は放電線導線7により、第
2金網型電極5Bは第2金網型電極導線9Bにより、そ
れぞれ高圧電源8の陽極側に接続され、対向極板3は対
向極板導線9Cにより、第1金網型電極5Aは第1金網
型電極導線9Bにより、それぞれ高圧電源8の陰極側に
接続されている。
【0005】上述した従来の静電式空気清浄機10で
は、放電線2に印加された高電圧と対向極板3とにより
コロナ放電を発生させ、空気中に含まれている塵埃をプ
ラスに帯電させる。
【0006】帯電された塵埃は、高圧電源8の陰極側に
接続された第1金網型電極5Aおよびフィルター用濾材
6に、電気的に吸引されて吸着する。
【0007】このようにして、空気中に含まれる塵埃を
除去することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の静電式空気清浄機10では、フィルター用濾材6が、
第1金網型電極5Aと第2金網型電極5Bとの間隔内に
挟まれていて、両電極5A,5B間には電位差がある。
【0009】このため、フィルター用濾材6が水分を含
んでしまった場合には電気的な抵抗値を示す導体とな
る。よって、第1金網型電極5Aと第2金網型電極5B
との間に生じた高電圧電界により、フィルター用濾材6
に電流が流れてしまい、フィルター用濾材が6発熱する
おそれがある。
【0010】これに対処するために、高圧電源8に安全
回路(図示せず)を設けることが一般に行われている
が、安全回路が頻繁に作動すると装置の停止状態が長く
なってしてしまい、空気清浄機としての充分な機能を果
たさなくなってしまう。
【0011】また、安全回路が頻繁に作動すると信頼性
が損なわれ、ひいては操作者に対しての使用感が悪くな
ってしまう、という新たな問題も発生する。
【0012】そこで、本発明は、上記した従来の技術の
有する問題点に鑑み提案されたもので、安定動作が可能
で信頼性が高く、コストを低減することが可能な静電式
空気清浄機を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の、上記した目的
を達成するための解決手段は以下の構成による。
【0014】請求項1に記載の発明は、放電線および対
抗極板からなる放電部材を有する。また、前記放電線の
電界域内に、前記放電線と間隔を隔てて金網型電極を配
設するとともに、該金網型電極を接地し、前記金網型極
板の前記放電線と背向する側に、前記金網型電極に接触
して濾材を配設したことを特徴とする静電式空気清浄機
である。
【0015】本発明による静電式空気清浄機によれば、
放電部材によりコロナ放電を発生させ、空気中の塵埃を
プラスに帯電させ、帯電された塵埃は、接地された金網
型電極およびフィルター用濾材に、電気的に吸引されて
吸着する。
【0016】またこのとき、フィルター用濾材が高電圧
電界内に配置されていないので、たとえフィルター用濾
材が水分を含んだとしても、発熱することがない。した
がって、静電式空気清浄機を安定動作させることができ
る。また、安全回路の頻繁な作動を避けることができる
ので信頼性が高く、また動作の頻繁な非常停止が起きな
いので、使用感の良い静電式空気清浄機を提供できる。
【0017】請求項2に記載の発明は、上記した請求項
1記載の発明の構成に加えて、前記金網型極板に、前記
対抗極板の一端部を接触させたことを特徴とする請求項
1に記載の静電式空気清浄機である。
【0018】本発明による静電式空気清浄機によれば、
対向極板と金網型電極との間にクリアランスがない。し
たがって、上記した請求項1に記載の発明に加えて、静
電式空気清浄機をコンパクトなものとすることができ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態の一例を説明する。
【0020】図1は、本発明に係る静電式空気清浄機の
一実施形態の構成を示す模式図である。なお、上述した
従来の静電式空気清浄機10と同様の機能を有する部材
には、同一の符号を付して説明する。
【0021】本発明に係る静電式空気清浄機は、例え
ば、自動車用空気調和装置の風路内に設置して使用され
る装置である。一般に自動車用空気調和装置はその使用
環境の条件から空気中の粉塵および雨、雪、霧などの水
分が侵入しやすく、特に静電式空気清浄機にとっては過
酷な環境条件である。これは静電式空気清浄機は原理的
に高圧電気を使用するため、水分などの侵入に対しては
最も対策が求められ、なかでも陰極と陽極の両電極間の
ショート事故、あるいは水分などによる意図しない導通
による異常は特に対策が必要である。
【0022】本発明による実施の形態の静電式空気清浄
機1は、図1に示すように、放電線2と、この放電線2
に近接して配置した複数の対抗極板3とにより放電部材
4を構成する。また、放電線2の電界域内には、対向極
板3の一端部に接触するようにして金網型電極5を配設
し、金網型電極5の放電線2に背向する側には、金網型
電極5に接触するようにしてフィルター用濾材6を配設
してある。
【0023】また、放電線2は、放電線導線7により高
圧電源8の陽極側に接続され、対向極板3の一端部と金
網型電極5は、金網型電極導線9により高圧電源8の陰
極側に接続されている。
【0024】このように構成された前記の静電式空気清
浄機1では、高圧電源8により放電線2に印加された高
電圧と、対向極板3とで、コロナ放電を発生させる。ま
た、静電式空気清浄機1には、図1中矢印Aで示す方向
に空気が流れており、空気中に含まれる塵埃が、放電部
材4を通過する際にプラス電位に帯電させられる。
【0025】このような構成によれば、外部より吸気に
水分が混入して侵入してきてフィルター用濾材6に含浸
し、意図されない電気抵抗値をもつ導体になったとして
も、陽極と陰極の間に電気回路が形成されない。つま
り、電流が流れないので発熱現象もおきず、さらには繁
雑に安全回路が作動して非常停止を行うことがないの
で、安全かつ快適な使用感が得られる。
【0026】また、金網型電極5が放電線2に接近して
配置されているため、放電線2と金網型電極5との間に
は電界が形成される。
【0027】したがって、プラスに帯電させられた塵埃
は、クーロン力により金網型電極5およびフィルター用
濾材6に電気的に吸引されて吸着する。また、金網型電
極5およびフィルター用濾材6が接地されているため、
電位は常に「0」に保持されていて、吸着された塵埃の
電荷が吸収されてしまい、吸引力が保持される。
【0028】なお、空気中の塵埃の内、細かな粒子は、
上述した電気的吸着により捕集するが、電気的吸着によ
り捕集できない大きな粒子は、機械的吸着によりフィル
ター濾材6により捕集される。
【0029】なお、以上説明した実施の形態は、本発明
の理解を容易にするために記載されたものであって、本
発明を限定するために記載されたものではない。したが
って、上記実施の形態に開示された各要素は、本発明の
技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣
旨である。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、フィルタ
ー用濾材が高電圧電界内に配置されていない。
【0031】したがって、たとえフィルター用濾材が水
分を含んだとしても、フィルター用濾材に電流が流れて
発熱することがなく、静電式空気清浄機を安定して動作
させることができる。特に、本発明に係る静電式空気清
浄機を、フィルター用濾材が水分を含むおそれが高い自
動車用空気調和装置に応用した場合には、効果が顕著と
なる。また、安全回路の頻繁な作動を避けることができ
るので信頼性が高く、また動作の頻繁な非常停止が起き
ないので、使用感の良い静電式空気清浄機を提供でき
る。
【0032】請求項2記載の発明は、対向極板の一端部
と金網型電極とを接触させているため、両者間にクリア
ランスがない。
【0033】したがって、上記した請求項1記載の発明
の効果に加えて、静電式空気清浄機をコンパクトなもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1に示すのは、本発明の一実施形態に係る
静電式空気清浄機の構成を示した模式図である。
【図2】 図2に示すのは、従来の静電式空気清浄機の
構成を示した模式図である。
【符号の説明】
1…静電式空気清浄機、 2…放電線、 3…対向極板、 4…放電部材、 5…金網型電極、 6…フィルター用濾材、 7…放電線導線、 8…高圧電源、 9…金網型電極導線、 10…静電式空気清浄機、 5A…第1金網型電極、 5B…第2金網型電極、 9A…第1金網型電極導線、 9B…第2金網型電極導線、 9C…対向極板導線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横堀 郁子 東京都中野区南台5丁目24番15号 カルソ ニック株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電線(2)および対抗極板(3)から
    なる放電部材(4)を有し、 前記放電線(2)の電界域内に、前記放電線(2)と間
    隔を隔てて金網型電極(5)を配設するとともに、当該
    金網型電極(5)を接地し、 前記金網型電極(5)の前記放電線(2)と背向する側
    に、前記金網型電極(5)に接触して濾材を配設したこ
    とを特徴とする静電式空気清浄機。
  2. 【請求項2】 前記金網型極板(5)に、前記対抗極板
    (3)の一端部を接触させたことを特徴とする請求項1
    記載の静電式空気清浄機。
JP27464097A 1997-10-07 1997-10-07 静電式空気清浄機 Withdrawn JPH11104516A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005161302A (ja) * 2003-08-25 2005-06-23 Delphi Technologies Inc 携帯可能な空気フィルターシステム
KR100869628B1 (ko) * 2001-08-31 2008-11-21 파나소닉 주식회사 전기 집진 장치
WO2023019474A1 (zh) * 2021-08-18 2023-02-23 合肥华凌股份有限公司 净化装置及冰箱

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Effective date: 20041207