JP3509741B2 - 非放電型空気清浄器、非放電型空気清浄方法、及び、非放電型空気除菌器 - Google Patents

非放電型空気清浄器、非放電型空気清浄方法、及び、非放電型空気除菌器

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JP3509741B2
JP3509741B2 JP2000357506A JP2000357506A JP3509741B2 JP 3509741 B2 JP3509741 B2 JP 3509741B2 JP 2000357506 A JP2000357506 A JP 2000357506A JP 2000357506 A JP2000357506 A JP 2000357506A JP 3509741 B2 JP3509741 B2 JP 3509741B2
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Electrostatic Separation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハウスダストの除
去を行う空気清浄器及び空気中からバクテリア、ウィル
スを除去する空気除菌器に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、国民の3〜4人にひとりは何らか
のアレルギーを持っていると云われ、その原因の1つと
されるハウスダストの除去が効果的であるとされてい
る。ハウスダストは室内に浮遊する微粒子のことであっ
て、ちり、ほこり、ダニの死骸やフン、微小繊維、食べ
かす、植物の花粉や胞子、煙草の煙の粒子などが挙げら
れる。
【0003】また、各種保菌者・発病者の咳、くしゃみ
の飛沫由来のバクテリア、ウイルスなども空気伝染(飛
沫伝染)し、最近では特に未発見の結核患者による病院
内・老人ホーム内、あるいは各種介護施設内での集団感
染や、空調循環水の飛沫由来のレジオネラ属菌による集
団感染が社会的問題となっている。
【0004】このようなハウスダストやバクテリアやウ
イルスの除去に応用可能な空気清浄器として、マイナス
イオン発生源を用いた放電型空気清浄器が挙げられる。
図5にその一例をモデル的に示す。
【0005】マイナスイオン発生源としてマイナス高電
圧に保たれた導線が空中に展張され、その付近に不織布
が配され、この不織布は接地電極によって接地されてい
るか、あるいは、陽極によってプラス高電圧に印加され
ている。
【0006】空気中を浮遊するハウスダスト、バクテリ
ア類はこの導線付近でマイナスイオン化され、不織布に
吸着し、除去される。このようにハウスダストを吸着し
た不織布は適宜交換される。なお、このような空気清浄
器は通常、通気性を有するハウジング内に収納され、上
記導線が保護されている。
【0007】しかし、上記のような放電型空気清浄器の
内部では、マイナスイオン発生源と陽極あるいは設置電
極間の放電により紫外線が発生し、また、オゾンが発生
している。このため、後述するような紫外線殺菌灯、オ
ゾン発生器と同様の欠点を有している。なお、このよう
な放電型空気清浄器のオゾンや紫外線の発生による危険
性は殆ど認識されていず、乳幼児にきれいな空気を供給
しようとして、その枕元にこれら放電型空気清浄器を設
置するなどの行為がしばしば見られる。
【0008】このような従来の空気清浄器は即効性を有
するものではなく、充分な効果が得られるまで、設置さ
れた部屋の大きさにもよるが30分〜1時間程度は必要
とする。従って、掃除や喫煙、あるいは、ウイルス性疾
患などの咳などで一旦ハウスダスト等が発生するとその
空間内の人間は、空気清浄器の効果が得られるまでの
間、そのハウスダストあるいは細菌、ウィルスに曝され
ることとなる。
【0009】一方、フィルタなどによってハウスダスト
を除去する従来の空気清浄器でも充分な効果が得られる
までには30分〜1時間程度の時間が必要であり、ま
た、たばこの煙、バクテリア、ウイルス、ほこり等のミ
クロン、サブミクロン単位のハウスダストに対応させる
ためには高価な特殊フィルタを必要とすると共に、これ
らは圧力損失が大きく、そのため強力なファンの使用が
必須であって消費電力、騒音などの問題が生じるおそれ
があり、またフィルタの寿命も短く、頻繁な交換が必要
となる。さらに、このようなフィルタ式空気清浄器では
そのフィルタに捕集されたバクテリア等の殺菌ができな
いため、上記マイナスイオン発生源と組み合わせて1ユ
ニット化したものもあるが、そのフィルタに捕集された
バクテリア等の殺菌こそ可能となるものの、フィルタ式
空気清浄器の欠点は依然として残る。
【0010】また、空気中の殺菌・除菌を行うものとし
て、紫外線殺菌灯、オゾン発生器、薬剤散布等の手段が
考えられる。ここで、オゾンによる殺菌には、職場その
他の環境で0.1ppmの濃度が適当であるとされてい
るが、この濃度であっても鼻、眼、のどの粘膜を刺激
し、また、その悪臭が環境を悪化させ、その悪臭を除去
するために活性炭フィルタが必須である。さらに、オゾ
ンはさらに有害なNOxを発生させることがある。
【0011】一方、紫外線殺菌では、直接の照射は人体
に悪影響を及ぼす。また、紫外線殺菌では、殺菌力が最
も高い260nm付近の波長のものを用いても、大腸菌
等のバクテリア類を死滅させるには数時間が必要とな
り、迅速性に欠ける。さらに紫外線は金属、ゴム、プラ
スチックを劣化させ、さらに有害なオゾンが発生する。
薬剤散布は常に人間がいる環境での実施は困難であり、
また、その効果の持続性の面で問題がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、有害で不快
なオゾン、紫外線、薬剤を用いることなく、効果的で迅
速な空気清浄、空気除菌を行うことができる非放電型
気清浄器及び非放電型空気清浄方法を提供することを目
的とする。本発明は、有害で不快なオゾン、紫外線、薬
剤を用いることなく、迅速かつ安全に空気中の除菌を行
うことができる非放電型空気除菌器を提供することを目
的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の空気清浄器は上
記課題を解決するため、請求項1に記載の通り、空気中
に露出され、かつ、空気中のハウスダスト類をマイナス
イオン化する、マイナス高電圧に保たれたマイナスイオ
ン発生源と、プラス高電圧に保たれた陽極とを独立して
し、かつ、上記プラス高電圧が4000V以上であっ
て、かつ、マイナス高電圧の絶対値がプラス高電圧の絶
対値より大きい非放電型空気清浄器である。この構成に
より、空気清浄対象空間においてマイナスイオン発生源
とプラスイオン発生源とを互いに離れた箇所に設置する
ことが可能となり、その結果、迅速で効果的な空気清浄
が可能となる。
【0014】さらに、請求項2に記載のようにマイナス
イオン発生源がヒータを有することにより、マイナスイ
オンが効果的に発生し、さらなる迅速な空気清浄が可能
となる。
【0015】また、請求項3に記載のようにプラス高電
圧に保たれた陽極に吸着シートが接していることによ
り、プラスイオン発生源付近に集まるハウスダストを効
率良く集塵することができる。
【0016】また、本発明の空気清浄方法は請求項4に
記載の通り、空気中に露出され、かつ、空気中のハウス
ダスト類をマイナスイオン化する、マイナス高電圧に保
たれたマイナスイオン発生源と、プラス高電圧に保たれ
た陽極とを、空気清浄対象の部屋に、該部屋の最大壁面
間距離の1/2以上離れた箇所にそれぞれ設置し、か
つ、上記プラス高電圧が4000V以上であって、か
つ、マイナス高電圧の絶対値がプラス高電圧の絶対値よ
り大きい非放電型空気清浄方法であり、この構成により
迅速で効果的な空気清浄が可能となる。なお、部屋の大
きさに比べ、マイナスイオン発生源と陽極との距離を短
くした場合、本発明の効果(迅速な空気清浄)が充分に
は得られない場合がある。
【0017】本発明の空気除菌器は請求項5に記載の通
り、空気中に露出され、かつ、空気中のハウスダスト類
をマイナスイオン化する、マイナス高電圧に保たれたマ
イナスイオン発生源と、プラス高電圧に保たれた陽極と
を独立して有し、かつ、上記プラス高電圧が4000V
以上であって、かつ、マイナス高電圧の絶対値がプラス
高電圧の絶対値より大きい非放電型空気除菌器であり、
この構成により空気清浄対象空間においてマイナスイオ
ン発生源とプラスイオン発生源とを離れた互いに箇所に
設置することが可能となり、その結果、迅速で効果的な
空気清浄が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明においてマイナスイオン発
生源と陽極とを独立して有することが必要である。この
ような構成により、マイナス高電圧に保たれたマイナス
イオン発生源とプラス高電圧に保たれた陽極とを、空気
清浄対象の部屋に、該部屋の最大壁面間距離の1/2以
上離れた箇所にそれぞれ設置することが可能となり、そ
の部屋の空気清浄や空気の除菌を迅速に行うことができ
る。
【0019】本発明の実施に当たってはマイナスイオン
発生源と陽極とを、それらの間に放電が生じない距離を
隔てて設置することが必要である。これらの間に放電が
生じると、オゾンや紫外線が発生し、その結果、不必要
な電力が消費される上に本発明の効果が得られない。こ
のように、本発明の空気清浄器はマイナスイオン発生
源、プラス高電圧に保たれた陽極及びこれらの間の空気
からなる空気コンデンサ型空気清浄器である。なお、本
発明において電極の電圧は接地電圧を基準(0V)とし
ている。この接地電圧は必ずしも大地の電圧ではなく、
本発明の空気清浄器を接地する部屋における接地電圧で
あっても良い。
【0020】プラス高電圧に保たれた陽極には、ニード
ルパンチ布、不織布、織布、ニットなどの表面積の大き
いものが吸着シートとして接していることが望ましい。
これら表面積の大きい吸着シートにより、陽極側に引き
寄せられたマイナスイオン化されたハウスダストあるい
は浮遊細菌やウィルス(これらを併せて「ハウスダスト
類」と云う)を効果的にかつ迅速・確実に捕集・殺菌す
ることができる。なお、これら吸着シートは導電性を有
しなくても充分な効果が得られるが、導電性を有する吸
着シートを用いた場合、その吸着シート全体でのハウス
ダスト捕集が可能となり、さらなる迅速化が可能とな
る。
【0021】また、これら吸着シートに、あるいは、そ
の周辺に活性炭(活性炭素繊維、繊維状活性炭等も含
む)、シリカゲル、ゼオライトなどの高比表面積を有
し、かつ、脱臭性を有するものを配することにより、空
気中の脱臭も同時に行うことができる。
【0022】上記吸着シートは適宜交換することが求め
られるが、ここで、ロール状の吸着シート及び巻き取り
ロールを用い、吸着シートロールから新しい部分を繰り
出し、ハウスダスト類が吸着した部分を巻き取りロール
に巻き取ることにより、連続的に新しい部分を供給する
ことができ、吸着シートの交換の手間を大幅に省くこと
ができる。このとき、タイマーを用いて一定時間毎に一
定量のシートを断続的に繰り出し・巻き取っても良く、
また、ステッピングモータや低速モーターを用いて常に
繰り出し・巻き取っても良い。
【0023】また、吸着シートが白あるいは明るい色で
ある場合、ハウスダスト類が吸着すると焦げ茶、黒など
の暗色となるため、この吸着シートの変色の度合いを、
光の反射率あるいは透過率等を関知することにより知っ
て、巻き取りモータを制御して常に最適な吸着シートの
繰り出しを行うことができる。
【0024】なお、マイナスイオン発生源としてはマイ
ナス高電圧が印加されたものが空気中に露出されていれ
ばよく、その形状は面状、線状、網状、籠状、ハニカム
状などを問わないが、できるだけ空気との接触面積が大
きい形状であり、かつ、気流に対して圧力損失が少ない
形状であると空気中のハウスダスト類に効率よくマイナ
スイオンを供給することができるため望ましい。同様に
陽極の形状も面状、線状、網状、籠状、ハニカム状など
を問わない。
【0025】本発明で用いるマイナスイオン発生源には
接地電圧に対してマイナスの高電圧が、また陽極には接
地電圧に対してプラスの高電圧がそれぞれ印加されてい
る。ここで、危険防止のため、あるいは大きなゴミなど
が内部に入り込むことを防止するため、通気性のある保
護手段、すなわちネット部あるいはスリット部などの通
気性を有する部分(開口部)を少なくとも一カ所有する
ハウジングなどで保護されていることが望ましい。この
ときハウジングの開口部に集塵フィルタを取り付けても
良い。
【0026】本発明のマイナスイオン発生源にはヒータ
を付属させることが望ましい。ヒータにより加熱された
空気(30℃以上80℃以下)をマイナスイオン発生源
に供給することにより効果的なマイナスイオン化が可能
となり、ハウスダスト類の除去・殺菌がより効率化す
る。
【0027】また、本発明においてマイナスイオン発生
源にはファン等の送風手段を設けることにより、マイナ
スイオン化されたハウスダスト類を陽極側に迅速に届け
ることが可能となる。しかし、例えば上記ヒータをマイ
ナスイオン発生源の下方に設けることにより、あるい
は、マイナスイオン発生源をエアーコンディショナー、
換気設備の送風出口などに設けることにより、同じ効果
を得ながら送風手段を省略することができる。
【0028】なお、上記送風手段は、マイナスイオン発
生源自体が比較的目の粗い金網からなり、あるいは、短
い金属円筒をハニカム状などに並べたものである等、圧
力損失の非常に小さいものであるため、従来のフィルタ
式の空気清浄器などとは異なり、小型のファンで送風能
力の小さいものでも充分であるため装置が大型化するこ
となく、あるいは、大型のファンをゆっくり駆動させる
ことで極めて静粛な運転が可能となり、いずれの場合も
送風手段の消費電力は極めて小さくても充分な効果が得
られる。
【0029】マイナスイオン発生源及び陽極は、それぞ
れ少なくとも1つ必要であるが、室内の形状、大きさな
どを勘案し適宜多くしても良い。ただし、マイナスイオ
ン発生源と陽極との間隔はできるだけ大きくした方が、
効率の良いハウスダスト類の除去・殺菌が可能となる。
【0030】上記マイナスイオン発生源及び陽極の印加
電圧は、放電が生じたり、マイナスイオン発生源を保持
している部材の絶縁破壊が生じない程度未満とする。な
お、本発明に関して検討開始当初は、マイナスイオン発
生源の印加電圧の絶対値より、陽極の印加電圧の絶対値
を高くする(例えばマイナスイオン発生源の印加電圧を
−10000V、陽極の印加電圧を15000V)こと
が好ましいと考えられていたが、現実には。マイナスイ
オン発生源の印加電圧の絶対値が陽極の印加電圧の絶対
値と同じ、あるいは大きくすることにより効果的なハウ
スダスト類の除去・殺菌が可能となることが判った。さ
らに、陽極の印加電圧が高いとその部屋にいる人の帯電
が大きくなり、ドアの金属ノブなどに触れたときに指先
から放電するなど、不快感が多くなることが判った。
【0031】本発明において、マイナスイオン発生源を
マイナス高電圧に保つためのマイナス高電圧電源、及
び、陽極をプラス高電圧に保つためのプラス高電圧電源
は、従来の空気清浄器に用いられているものをそのまま
用いることができる。
【0032】また、これら印加電圧はつねに一定である
必要はなく、むしろ、若干脈動させた場合に、さらに効
果的な空気清浄・バクテリア類の除去が可能となる。こ
のような脈動する高電圧印加は、タイマー回路とスイッ
チング回路とによって実施可能である。
【0033】以下に本発明の空気清浄器の例について図
を用いて具体的に説明する。図1はモデル的に示した、
本発明の空気清浄器のマイナスイオン化モジュールの一
例の原理説明図である。マイナス高電圧電源に接続され
た金網からなるマイナスイオン発生源1、その風上側に
設けられた金網状ヒータ2、これらに送られる空気の流
れを調整するガイド3、送風ファン4、さらにこのモジ
ュールに取り込まれる空気から比較的大きい、例えばマ
イナスイオン発生源1及び金網状ヒータ2間をショート
させるおそれのある、ほこりやごみを除去するフィルタ
5からなり、全体は通気部を有するハウジング(図示し
ない)に納められている。
【0034】このマイナスイオン化モジュールは空気清
浄対象の部屋の壁に設置されている。室内の空気はファ
ン4によりフィルタ5からガイド3を経てヒータ2に供
給されて、適切な温度(40℃前後)に加熱された後、
マイナス高電圧電源によりマイナス高電圧に保たれた金
網からなる、あるいは、金属製の短い筒をハニカム状等
に並べてなるマイナスイオン発生源を通過する。このと
き、マイナスイオン発生源により空気及び空気中に含ま
れるハウスダスト類、プラスイオン化した粒子、また
は、プラスイオン粒子にマイナス電位が付与され、マイ
ナスイオン化される。
【0035】一方、この空気清浄対象の部屋の他の壁に
は、図2にモデル的に示した、陽極側モジュールの一例
の原理説明図である。この陽極側モジュールはプラス高
電圧電源によってプラス高電圧に保たれた1対の陽極7
と、この1対の陽極7双方に接している吸着シート8
(この例では、不織布)からなる(なおこれらは、安全
のため、通気部を有するハウジング(図示しない)に納
められている)。
【0036】マイナスイオン化モジュールによってマイ
ナスイオン化された空気中のハウスダスト類はこの陽極
側モジュールによって強力に引きつけられる。そして、
陽極7に接している吸着シート8に不可逆的に吸着す
る。
【0037】なお、マイナスイオン化モジュールによっ
てマイナスイオン化された空気中のハウスダスト類は、
陽極側モジュールによって強力に引きつけられる際に、
未だ空気中にあってマイナスイオン化されていないハウ
スダスト類を共にマイナスイオン化し、これらととも
に、プラス高電圧に保たれた陽極によって、マイナスイ
オン化されたハウスダスト類が強力に引き寄せられるた
め、従来の空気清浄器に比して迅速な空気清浄、空気除
菌が可能となる。
【0038】このような原理を有する本発明の空気清浄
器について、さらに具体的な例を示す。図3はマイナス
高電圧に保たれたマイナスイオン発生源を有するマイナ
スイオン化モジュールの他の例のモデル図である。なお
図3において、図1のモジュールの部材と対応する部材
は図1と同一の符号を付した。
【0039】このモジュールはハウジング6内に収納さ
れている。フィルタ5、金網状ヒータ2及びマイナス高
電圧電源に接続されたマイナスイオン発生源1を有し、
フィルタ5によって、比較的大きなほこり等が除去され
た空気はヒータ3によって加熱され、ハウジング6内を
上昇する。その後、金網状のマイナスイオン発生源1付
近で、この空気中のハウスダスト類はイオン化されてハ
ウジング6外へ排出される。このようにマイナスイオン
発生源1の下方にヒータ3が配されている例では、ヒー
タ3によって気流が生じるため、ファン等の騒音源とな
るおそれのある機器を用いることなく効率よくマイナス
イオン化が行われるため、特に静粛さが要求される用途
に最適である。
【0040】一方、図4にはプラス高電圧に保たれた陽
極を有する陽極側モジュールの他の例を示した。この例
ではプラス高電圧電源によってプラス高電圧に保たれた
2つの陽極7に吸着シート(不織布)が接している。吸
着シートはロール状に巻かれていて、一方のローラがモ
ータ9によって極めてゆっくり回転している。このよう
な構造により、ハウスダストを吸着し、その結果、吸着
性が劣化した吸着シート部分は順次巻き取られ、これら
2つの陽極間には新しい吸着シートが供給されるように
なっている。なお、上記は例であって本発明はこれらに
よって制限されるものではない。
【0041】
【実施例】さらに本発明の効果を実施例により明らかに
する。以下の実験は全て、実験用クリーンルーム内(長
辺:2.5m、短辺:2.1m、高さ2.3m)で行っ
た(室温は20℃〜23℃、相対湿度は57%〜72%
である。)。
【0042】(従来の空気清浄方法のトレース、その
1)市販のイオン式空気清浄器(40cm×25cm×
30cmのハウジング内に、マイナス高電圧に保たれた
(−8000V)マイナスイオン発生源、プラス高電圧
(+8000V)に保たれた陽極、および、陽極に接触
している集塵用の紙(大きさ:12cm×50cm)を
有する。マイナスイオン発生源と陽極との距離は5〜1
0cmである。
【0043】この市販のイオン式空気清浄器を上記長辺
の壁の中央位置に取り付けたのち、このクリーンルーム
の外で着用していた上着をはたいて塵埃を発生させた
後、直ちに市販のイオン式空気清浄器を稼働させ、その
後の室内の塵埃粒子数の変化をクリーンルーム中央に置
かれた高さ60cmの卓の上にセットされたリオン社製
レーザー式パーティクルカウンターで調べた。
【0044】結果を図1に示す。図6(a)は、空気6
リットル(L)当たりの大きさ別の粒子数、縦軸、横軸
は経過時間を示す。なお、凡例の0.3、0.5、0.
7、1、2、5の各数字はそれぞれ0.3μm以上0.
5μm未満の粒子の数、0.5μm以上0.7μm未満
の粒子の数、0.7μm以上1μm未満の粒子の数、1
μm以上2μm未満の粒子の数、2μm以上5μm未満
の粒子の数、および、5μm以上の粒子の数をそれぞれ
表す(以下同様)。
【0045】図6(b)は図6(a)の同じデータを、
縦軸を対数目盛にしたグラフで表したものである(以
下、図7〜10の(b)図は同様にそれぞれ図7〜10
の(a)図と同じデータを縦軸を対数目盛にして表した
グラフである)。
【0046】なお、同様に塵埃を発生させ、市販のイオ
ン式空気清浄器を稼働させずに、その後20分間の室内
の塵埃粒子数の変化を調べた場合も、図6(a)および
図6(b)と全く同様の結果が得られ、この市販のイオ
ン式空気清浄器のように、、マイナス高電圧に保たれた
マイナスイオン発生源とプラス高電圧に保たれた陽極と
の距離が近いイオン式空気清浄器では、迅速な除塵効果
が得られないことが確認された。
【0047】また、この空気清浄器内では放電が生じて
いるようで、装置から10cm程度離れた箇所のオゾン
濃度をガス検知管で調べたところ0.1〜0.3%のオ
ゾンが検出され、多少装置から離れてもオゾン特有の悪
臭が感じられた。
【0048】なお、上記と同時に空気中の生菌数の変化
について調べた。クリーンルーム内中央床面より1mの
位置で、空中菌エアーサンプラー(柴田ガラス社製)を
用いてサンプリングを5分間行い、マンニット食塩培地
で35℃での培養を48時間行って、そのときのコロニ
ー数をカウントし、生菌数とした。サンプリングは塵埃
を発生させた直後、3時間30分後、および、7時間後
の3回行った。それぞれの生菌数は110、85および
50であった。このような方法で、
【0049】(従来の空気清浄方法のトレース、その
2)短辺側の壁の一方の中央に図3にモデル的に示すよ
うなマイナスイオン発生源(外径が18mm、内径が1
6mm、長さが3cmのアルミニウム製金属円筒が27
個を束ね組み合わせてなるハニカム状陰極、および、こ
の陰極に対して3m 3/分の流量で周囲の空気を供給で
きるファンを有する)を設置し、他方の短辺側の壁の中
央、ただし壁面より10cm離した位置に陽極(60c
m×60cmのステンレス鋼板)を設置した(以下の実
験ではこのようにクリーンルーム内にセットされたマイ
ナスイオン発生源および陽極を用いて装置を用いた)。
【0050】クリーンルーム内で上記同様に塵埃を発生
させた後、直ちに陽極は接地電圧のまま、陰極に対して
12500Vを印加し、その後の室内の塵埃粒子数の変
化を調べた。結果を図7(a)および図7(b)に示
す。
【0051】図7を図6と比較した場合、0.3μm以
上0.5μm未満の大きさの粒子が著しく迅速に除去さ
れることが判る(元の粒子密度の1/10になるのに1
4分弱)。しかし、0.5μm以上の大きさの粒子には
殆ど影響せず、効果がない(0.5μm以上の大きさの
粒子の密度はいずれも開始後20分以内では1/10に
なることはなかった)ことが判る。なお、陽極およびマ
イナスイオン発生源付近のどちらでもオゾンは検出され
ず、オゾン臭も感じられなかった。(比較例、陽極に印
加されたプラス高電圧の絶対値が、マイナスイオン発生
源に印加されたマイナス高電圧の絶対値より大きい場
合)
【0052】クリーンルーム内で上記同様に塵埃を発生
させた後、直ちに陽極に対して10000V、陰極に対
しては−5000Vを印加し、その後の室内の塵埃粒子
数の変化をで調べた。結果を図8(a)および図8
(b)に示す。
【0053】図8は図6〜7と比較した場合、いずれの
大きさの粒子の減少も遅く、効果が殆どないことが判る
(いずれの大きさの粒子も、開始後20分以内ではその
密度1/10以下になることはなかった)。なお、この
とき.クリーンルーム内に人が入るとその体に静電気が
帯電し、ドアの金属製のノブに触れる直前に指先から放
電するなど、不快感を感じた。しかし、陽極およびマイ
ナスイオン発生源付近のどちらでもオゾンは検出され
ず、オゾン臭も感じられなかった。また、上記ファンの
消費電力は5.5Whと非常に小さく、音も極めて静か
なものであった。
【0054】(実施例1、マイナスイオン発生源に印加
されたマイナス高電圧の絶対値が陽極に印加されたプラ
ス高電圧の絶対値と同じ場合)クリーンルーム内で上記
同様に塵埃を発生させた後、直ちに陽極に対して800
0V、陰極に対しては−8000Vを印加し、その後の
室内の塵埃粒子数の変化を調べた。結果を図9(a)お
よび図9(b)に示す。
【0055】図9を図6〜8と比較した場合、いずれの
大きさの粒子の減少も早く、(開始後7分〜17分程度
で元の粒子密度の1/10となる(図9(b)中破線参
照)。)、効果が高いことが判る。なお、このとき、ク
リーンルーム内の人体が帯電して不快感を覚えるような
ことは生じなかった。さらに、陽極およびマイナスイオ
ン発生源付近のどちらでもオゾンは検出されず、オゾン
臭も感じられなかった。
【0056】なお、同時に空気中の生菌数の変化につい
て調べた。その結果、塵埃を発生させた直後、3時間3
0分後、および、7時間後の生菌数はそれぞれ110、
80および35であった。
【0057】(実施例2、マイナスイオン発生源に印加
されたマイナス高電圧の絶対値が陽極に印加されたプラ
ス高電圧の絶対値に対して2倍以上(2.5倍以上)の
場合)クリーンルーム内で上記同様に塵埃を発生させた
後、直ちに陽極に対して5000V、陰極に対しては−
12500Vを印加し、その後の室内の塵埃粒子数の変
化をで調べた。結果を図10(a)および図10(b)
に示す。
【0058】図10を図6〜9と比較した場合、いずれ
の大きさの粒子の減少も極めて早く、(開始後7分〜1
3分程度で元の粒子密度の1/10となる(図10
(b)中破線参照)。)、効果が極めて高いことが判
る。なお、このとき、クリーンルーム内の人体が帯電し
て不快感を覚えるようなことは生じなく、また、陽極お
よびマイナスイオン発生源付近のどちらでもオゾンは検
出されず、オゾン臭も感じられなかった。
【0059】このときの空気中の生菌数の変化について
調べた。塵埃を発生させた直後、3時間30分後、およ
び、7時間後の3回の生菌数はそれぞれ115、8およ
び0であった。
【0060】
【発明の効果】本発明の空気清浄器及び空気除菌器は、
アレルギーや各種感染症の原因となるハウスダスト、浮
遊病原菌類を迅速に除去することができる優れた空気清
浄器であり、悪臭、不快感、粘膜の刺激の原因となるオ
ゾンの発生もなく、薬剤も不要であり、さらに、人体に
有害で、ゴム・プラスチックを腐食する紫外線を用いる
こともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄器における、マイナス高電圧
に保たれたマイナスイオン発生源を有するマイナスイオ
ン化モジュールの原理説明図である。
【図2】本発明の空気清浄器における、プラス高電圧に
保たれた陽極を有する陽極側モジュールの原理説明図で
ある。
【図3】 マイナスイオン発生源を有するマイナスイオ
ン化モジュールの他の例のモデル図である。
【図4】 プラス高電圧に保たれた陽極を有する陽極側
モジュールの他の例のモデル図である。
【図5】 従来の空気清浄器を説明するモデル図であ
る。
【図6】 従来の空気清浄方法(マイナスイオン発生源
に隣接して陽極が配されている)のトレース結果を示す
図である。 (a)除塵開始後のさまざまな浮遊粒子密度の変化を示
す図である。 (b)(a)の縦軸を対数目盛とした図である。
【図7】 従来の空気清浄方法(マイナスイオン発生源
だけが設けられている)のトレース結果を示す図であ
る。 (a)除塵開始後のさまざまな浮遊粒子密度の変化を示
す図である。 (b)(a)の縦軸を対数目盛とした図である。
【図8】 比較例(陽極に印加されたプラス高電圧の絶
対値が、マイナスイオン発生源に印加されたマイナス高
電圧の絶対値より大きい場合)の実験結果を示す図であ
る。 (a)除塵開始後のさまざまな浮遊粒子密度の変化を示
す図である。 (b)(a)の縦軸を対数目盛とした図である。
【図9】 実施例1(マイナスイオン発生源に印加され
たマイナス高電圧の絶対値が陽極に印加されたプラス高
電圧の絶対値と同じ場合)の結果を示す図である。 (a)除塵開始後のさまざまな浮遊粒子密度の変化を示
す図である。 (b)(a)の縦軸を対数目盛とした図である。
【図10】 実施例2(マイナスイオン発生源に印加さ
れたマイナス高電圧の絶対値が陽極に印加されたプラス
高電圧の絶対値に対して2倍以上(2.5倍以上)の場
合)の結果を示す図である。 (a)除塵開始後のさまざまな浮遊粒子密度の変化を示
す図である。 (b)(a)の縦軸を対数目盛とした図である。
【符号の説明】
1 マイナス高電圧に保たれたマイナスイオン発生源 2 ヒータ 3 ガイド 4 ファン 5 フィルタ 6 ハウジング 7 プラス高電圧に保たれた陽極 8 吸着シート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI B03C 3/45 B03C 3/45 Z 3/66 3/66 F24F 7/00 F24F 7/00 B (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61L 9/22 B03C 3/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気中に露出され、かつ、空気中のハウ
    スダスト類をマイナスイオン化する、マイナス高電圧に
    保たれたマイナスイオン発生源と、プラス高電圧に保た
    れた陽極とを独立して有し、かつ、上記プラス高電圧が
    4000V以上であって、かつ、マイナス高電圧の絶対
    値がプラス高電圧の絶対値より大きいことを特徴とする
    非放電型空気清浄器。
  2. 【請求項2】 マイナスイオン発生源がヒータを有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の非放電型空気清浄
    器。
  3. 【請求項3】 上記陽極に吸着シートが接していること
    を特徴とする請求項1または請求項2に記載の非放電型
    空気清浄器。
  4. 【請求項4】 空気中に露出され、かつ、空気中のハウ
    スダスト類をマイナスイオン化する、マイナス高電圧に
    保たれたマイナスイオン発生源と、プラス高電圧に保た
    れた陽極とを、空気清浄対象の部屋に、該部屋の最大壁
    面間距離の1/2以上離れた箇所にそれぞれ設置し、か
    つ、上記プラス高電圧が4000V以上であって、か
    つ、マイナス高電圧の絶対値がプラス高電圧の絶対値よ
    り大きいことを特徴とする非放電型空気清浄方法。
  5. 【請求項5】 上記マイナス高電圧の絶対値がプラス高
    電圧の絶対値の2倍以上であることを特徴とする請求項
    4に記載の非放電型空気清浄方法。
  6. 【請求項6】 空気中に露出され、かつ、空気中のハウ
    スダスト類をマイナスイオン化する、マイナス高電圧に
    保たれたマイナスイオン発生源と、プラス高電圧に保た
    れた陽極とを独立して有し、かつ、上記プラス高電圧が
    4000V以上であって、かつ、マイナス高電圧の絶対
    値がプラス高電圧の絶対値より大きいことを特徴とする
    非放電型空気除菌器。
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