JP3079977B2 - エキシマレーザ装置の出力制御方法 - Google Patents
エキシマレーザ装置の出力制御方法Info
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、露光装置や有機材
料の穴明け等に好適に用いられるエキシマレーザ装置の
出力制御方法に関するものである。
料の穴明け等に好適に用いられるエキシマレーザ装置の
出力制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、エキシマレーザ光を用いてポリイ
ミド膜等の有機薄膜に対する微細な穴明け加工が行われ
るようになってきた。
ミド膜等の有機薄膜に対する微細な穴明け加工が行われ
るようになってきた。
【0003】紫外域でパルス発振するエキシマレーザ光
の光子エネルギーは高く、かつ短波長であるために集光
性も高い。これらの特徴を利用して微細加工の有効な手
段となっている。
の光子エネルギーは高く、かつ短波長であるために集光
性も高い。これらの特徴を利用して微細加工の有効な手
段となっている。
【0004】従来、エキシマレーザを用いた加工をする
場合、一定の加工条件を得るために、レーザ出力の安定
化が必要とされ、そのような制御方法が種々開発されて
きた。
場合、一定の加工条件を得るために、レーザ出力の安定
化が必要とされ、そのような制御方法が種々開発されて
きた。
【0005】そして、一般的にエキシマレーザの出力制
御方法は、充電電圧の制御とハロゲンガスの注入制御で
行われてきている。
御方法は、充電電圧の制御とハロゲンガスの注入制御で
行われてきている。
【0006】以下、各制御方法について説明をする。最
初に、充電電圧による出力制御方法を説明する。
初に、充電電圧による出力制御方法を説明する。
【0007】図15は、一般的なXeClエキシマレー
ザの構成図を示す。もちろんXeClに限定されるもの
ではなく、希ガスとハロゲンガスとでレーザガスを構成
すればよく、またXeClの場合は、バッファガスとし
てはHeを主として添加することが好適である。
ザの構成図を示す。もちろんXeClに限定されるもの
ではなく、希ガスとハロゲンガスとでレーザガスを構成
すればよく、またXeClの場合は、バッファガスとし
てはHeを主として添加することが好適である。
【0008】図15において、まず、制御電源223で
発生させた高電圧で、放電回路希ガスとハロゲンガスと
バッファガスとからなるレーザガス224内の充電用コ
ンデンサ(図示せず)を充電させる。
発生させた高電圧で、放電回路希ガスとハロゲンガスと
バッファガスとからなるレーザガス224内の充電用コ
ンデンサ(図示せず)を充電させる。
【0009】ついで、レーザ制御器221と発振器22
2からの指令により、充電していた電圧を、瞬時に、主
電極211、212間に印加すると、主電極211、2
12間の領域でグロー放電が発生し、レーザ容器210
の外部に設置した全反射鏡213と半透過鏡214とで
構成された光共振器の共振作用により、レーザ光216
として、外部に取り出される。また、一部のレーザ光2
17は、半透過鏡215により反射され、光検出器21
8で検知され、出力モニタ220でレーザ出力が検出さ
れる。
2からの指令により、充電していた電圧を、瞬時に、主
電極211、212間に印加すると、主電極211、2
12間の領域でグロー放電が発生し、レーザ容器210
の外部に設置した全反射鏡213と半透過鏡214とで
構成された光共振器の共振作用により、レーザ光216
として、外部に取り出される。また、一部のレーザ光2
17は、半透過鏡215により反射され、光検出器21
8で検知され、出力モニタ220でレーザ出力が検出さ
れる。
【0010】ここで、一般的に、図16(a)に示すよ
うに、放電回路224内の充電用コンデンサーへの充電
電圧を高くすることで、発振効率は低下するもののレー
ザ出力は増加する。そこで、出力モニタ220で検出さ
れた検出レーザ出力をレーザ制御器221にフィードバ
ックして、制御電源223で発生する電圧を変化させ、
放電回路224内の充電用コンデンサーへの充電電圧を
制御することにより、レーザ出力が安定となるように制
御することが可能となる。
うに、放電回路224内の充電用コンデンサーへの充電
電圧を高くすることで、発振効率は低下するもののレー
ザ出力は増加する。そこで、出力モニタ220で検出さ
れた検出レーザ出力をレーザ制御器221にフィードバ
ックして、制御電源223で発生する電圧を変化させ、
放電回路224内の充電用コンデンサーへの充電電圧を
制御することにより、レーザ出力が安定となるように制
御することが可能となる。
【0011】次に、ハロゲンガス注入による出力制御方
法に関して説明をする。図16(b)に示すように、一
般的なXeClエキシマレーザ装置におけるレーザ出力
の塩化水素ガス濃度依存性は、ある濃度までは、ハロゲ
ンガス濃度が増加するとレーザ出力も増加し、そこを越
えると、ハロゲンガス濃度が増加してもレーザ出力は減
少する性質を有する。そこで、通常は、このようなレー
ザ出力のハロゲンガス濃度依存性のため、出力が最大に
なるようハロゲンガス濃度を設定しているが、レーザ発
振による主電極の蒸発や、レーザチャンバーの構成部品
とハロゲンガスが化学反応を起こすため、次第にハロゲ
ンガス濃度が低下してしまう。よって、ハロゲンガス濃
度の制御を行なうため、ハロゲンガス注入を行なう必要
があるわけである。
法に関して説明をする。図16(b)に示すように、一
般的なXeClエキシマレーザ装置におけるレーザ出力
の塩化水素ガス濃度依存性は、ある濃度までは、ハロゲ
ンガス濃度が増加するとレーザ出力も増加し、そこを越
えると、ハロゲンガス濃度が増加してもレーザ出力は減
少する性質を有する。そこで、通常は、このようなレー
ザ出力のハロゲンガス濃度依存性のため、出力が最大に
なるようハロゲンガス濃度を設定しているが、レーザ発
振による主電極の蒸発や、レーザチャンバーの構成部品
とハロゲンガスが化学反応を起こすため、次第にハロゲ
ンガス濃度が低下してしまう。よって、ハロゲンガス濃
度の制御を行なうため、ハロゲンガス注入を行なう必要
があるわけである。
【0012】以下、ハロゲンガスの注入方法を、図15
のXeClエキシマレーザ装置の構成図をもとにを説明
する。
のXeClエキシマレーザ装置の構成図をもとにを説明
する。
【0013】図15において、図示はされていないが、
電磁弁204、205、206、207、真空ポンプ2
08、及び圧力計209は、レーザ制御器221の指令
により動作するよう結線されている。
電磁弁204、205、206、207、真空ポンプ2
08、及び圧力計209は、レーザ制御器221の指令
により動作するよう結線されている。
【0014】まず、レーザ制御器221からハロゲン注
入の指令が出されると、電磁弁204が開き、希釈塩化
水素ガスボンベ201から希釈塩化水素ガスがレーザ容
器210内に注入される。
入の指令が出されると、電磁弁204が開き、希釈塩化
水素ガスボンベ201から希釈塩化水素ガスがレーザ容
器210内に注入される。
【0015】このとき、レーザ容器210内の圧力は、
圧力計209によりモニタされており、所定の圧力に達
すると、電磁弁204を閉じ、希釈塩化水素ガスの注入
を停止する。
圧力計209によりモニタされており、所定の圧力に達
すると、電磁弁204を閉じ、希釈塩化水素ガスの注入
を停止する。
【0016】この後、真空ポンプ208を動作させ、電
磁弁207を開き、レーザ容器210内のレーザガスの
一部を外部に排出する。そして、レーザ容器210内の
圧力が所定の圧力に達すると、電磁弁207閉じて排気
を停止し、真空ポンプ208を停止する。
磁弁207を開き、レーザ容器210内のレーザガスの
一部を外部に排出する。そして、レーザ容器210内の
圧力が所定の圧力に達すると、電磁弁207閉じて排気
を停止し、真空ポンプ208を停止する。
【0017】このようにして、レーザガスの一部を希釈
塩化水素に置換し、塩化水素濃度を高くすることができ
る。
塩化水素に置換し、塩化水素濃度を高くすることができ
る。
【0018】次に、以上の各制御を組み合わせた制御方
法について、図17に示すフローチャートに基づいて説
明をする。
法について、図17に示すフローチャートに基づいて説
明をする。
【0019】まず、エキシマレーザ装置は、予め、設定
レーザ出力Ec、最小許容充電電圧Vmin、最大許容
充電電圧Vmax、調整充電電圧ΔV、ガス補給量Δ
G、最大ガス補給回数Nmaxが設定され、レーザ制御
器221に記憶されている(ステップ230)。
レーザ出力Ec、最小許容充電電圧Vmin、最大許容
充電電圧Vmax、調整充電電圧ΔV、ガス補給量Δ
G、最大ガス補給回数Nmaxが設定され、レーザ制御
器221に記憶されている(ステップ230)。
【0020】ついで、エキシマレーザ装置の運転が開始
されると、出力モニタ220で検出レーザ出力Eを検知
し、レーザ制御器221に取り込み、同時に放電回路2
24内の充電用コンデンサの検出充電電圧Vをもレーザ
制御器221に取り込む(スッテプ231)。
されると、出力モニタ220で検出レーザ出力Eを検知
し、レーザ制御器221に取り込み、同時に放電回路2
24内の充電用コンデンサの検出充電電圧Vをもレーザ
制御器221に取り込む(スッテプ231)。
【0021】ついで、レーザ制御器221内で、検出レ
ーザ出力Eと設定レーザ出力Ecとを比較演算し(ステ
ップ232)、E<Ecならばレーザ出力を増加させる
べく、指示充電電圧Vaを検出充電電圧Vから調整充電
電圧ΔVだけ増加させるために、つまりVa=V+ΔV
となるとようにレーザ制御器221内で演算をする(ス
テップ233)。
ーザ出力Eと設定レーザ出力Ecとを比較演算し(ステ
ップ232)、E<Ecならばレーザ出力を増加させる
べく、指示充電電圧Vaを検出充電電圧Vから調整充電
電圧ΔVだけ増加させるために、つまりVa=V+ΔV
となるとようにレーザ制御器221内で演算をする(ス
テップ233)。
【0022】また、E=Ecならば、指示充電電圧Va
を検出充電電圧Vに維持すべく、つまりVa=Vとなる
とようにレーザ制御器221内で演算をする(ステップ
234)。
を検出充電電圧Vに維持すべく、つまりVa=Vとなる
とようにレーザ制御器221内で演算をする(ステップ
234)。
【0023】また、E>Ecならば、レーザ出力を低下
させるべく指示充電電圧Vaを検出充電電圧Vから調整
充電電圧ΔVだけ減少させるために、つまりVa=V−
ΔVとなるとようにレーザ制御器221内で演算をする
(ステップ235)。
させるべく指示充電電圧Vaを検出充電電圧Vから調整
充電電圧ΔVだけ減少させるために、つまりVa=V−
ΔVとなるとようにレーザ制御器221内で演算をする
(ステップ235)。
【0024】この後、最大許容充電電圧Vmaxと変更
後の指示充電電圧Vaとを比較演算し(ステップ23
6)、Va<Vmaxならば、変更後の指示充電電圧V
aの値を、レーザ制御器221から制御電源223へ送
り出す。
後の指示充電電圧Vaとを比較演算し(ステップ23
6)、Va<Vmaxならば、変更後の指示充電電圧V
aの値を、レーザ制御器221から制御電源223へ送
り出す。
【0025】そして再び、出力モニタ220で検出レー
ザ出力Eを検知し、レーザ制御器221に取り込む制御
に戻る(ステップ231)。
ザ出力Eを検知し、レーザ制御器221に取り込む制御
に戻る(ステップ231)。
【0026】また、Va≧Vmaxならば、レーザ容器
210の圧力を圧力計209でモニタしながら、電磁弁
204を開き、レーザ容器210内に希釈塩化水素ガス
注入し、そして希釈塩化水素ガスがΔG注入されると電
磁弁204を閉じる(ステップ237)。
210の圧力を圧力計209でモニタしながら、電磁弁
204を開き、レーザ容器210内に希釈塩化水素ガス
注入し、そして希釈塩化水素ガスがΔG注入されると電
磁弁204を閉じる(ステップ237)。
【0027】この後、レーザ容器210の圧力を圧力計
209でモニタしながら、真空ポンプ208を作動して
電磁弁207を開き、レーザ容器210の内圧が所定の
圧力に達すると、電磁弁207を閉じて真空ポンプ20
8を停止する(ステップ238)。
209でモニタしながら、真空ポンプ208を作動して
電磁弁207を開き、レーザ容器210の内圧が所定の
圧力に達すると、電磁弁207を閉じて真空ポンプ20
8を停止する(ステップ238)。
【0028】次に、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給
回数Nmaxを比較して(ステップ239)、N>Nm
axならば、それ以上ガス補給をせず、制御不能信号を
発生する(ステップ240)。
回数Nmaxを比較して(ステップ239)、N>Nm
axならば、それ以上ガス補給をせず、制御不能信号を
発生する(ステップ240)。
【0029】また、N≦Nmaxならば、再び、出力モ
ニタ220で検出レーザ出力Eを検知し、レーザ制御器
221に取り込む制御に戻る(ステップ231)。
ニタ220で検出レーザ出力Eを検知し、レーザ制御器
221に取り込む制御に戻る(ステップ231)。
【0030】以上のような各ステップに従って、制御さ
れたXeClエキシマレーザの検出レーザ出力E、検出
充電電圧V、塩化水素ガス濃度の推移を示したのが図1
8である。
れたXeClエキシマレーザの検出レーザ出力E、検出
充電電圧V、塩化水素ガス濃度の推移を示したのが図1
8である。
【0031】図18(a)、(b)、(c)は、各々横
軸に発振パルス数が対応し、縦軸に図18(a)は検知
レーザ出力、図18(b)は検出充電電圧、図18
(c)は塩化水素ガス濃度を対応させている。
軸に発振パルス数が対応し、縦軸に図18(a)は検知
レーザ出力、図18(b)は検出充電電圧、図18
(c)は塩化水素ガス濃度を対応させている。
【0032】これらにおいて、時刻T1、T2及びT3
に、ガス補給(ステップ137)と所定圧力までガス排
出(ステップ238)を実行している。
に、ガス補給(ステップ137)と所定圧力までガス排
出(ステップ238)を実行している。
【0033】そして、時刻T4で、ガス補給回数Nが最
大許容ガス補給回数Nmaxを越えてしまい、制御不能
信号を発生する(ステップ240)。そして、それ以降
は制御を停止し、検出レーザ出力Eが設定レーザ出力E
cは徐々に低下する。
大許容ガス補給回数Nmaxを越えてしまい、制御不能
信号を発生する(ステップ240)。そして、それ以降
は制御を停止し、検出レーザ出力Eが設定レーザ出力E
cは徐々に低下する。
【0034】さて、エキシマレーザ装置を有機材料の穴
明け等に用いる場合には、エキシマレーザ光を集光して
被加工物に照射する。
明け等に用いる場合には、エキシマレーザ光を集光して
被加工物に照射する。
【0035】この場合、レーザ出力を一定に制御するこ
とは、被加工物に照射するレーザ光のエネルギー密度を
一定に制御することになる。
とは、被加工物に照射するレーザ光のエネルギー密度を
一定に制御することになる。
【0036】ここで、エキシマレーザ装置は、パルス発
振をしており、レーザ光を集光して照射した場合の1パ
ルスあたりの加工穴深さは、被加工物に照射するレーザ
光のエネルギー密度により異なる。
振をしており、レーザ光を集光して照射した場合の1パ
ルスあたりの加工穴深さは、被加工物に照射するレーザ
光のエネルギー密度により異なる。
【0037】より詳細には、ポリイミド薄膜にエキシマ
レーザ光を照射した場合の加工結果を示す図であって、
横軸は照射面でのパルスエネルギー密度、縦軸は1パル
ス当たりの加工穴深さを意味するエッチングレート及び
加工穴の直径に対応した図19に示されている。
レーザ光を照射した場合の加工結果を示す図であって、
横軸は照射面でのパルスエネルギー密度、縦軸は1パル
ス当たりの加工穴深さを意味するエッチングレート及び
加工穴の直径に対応した図19に示されている。
【0038】図19によると、同一の光学系を用いてエ
キシマレーザ光を照射した場合、パルスエネルギー密度
が高くなると、エッチングレートも高くなるが、反面、
加工穴の直径はほとんど変化していない。
キシマレーザ光を照射した場合、パルスエネルギー密度
が高くなると、エッチングレートも高くなるが、反面、
加工穴の直径はほとんど変化していない。
【0039】エキシマレーザ光を用いた穴明け加工で
は、被加工物に照射するレーザ光のエネルギー密度を決
めれば、必要なパルス数は、エッチングレートと加工べ
き穴の深さから計算されることがわかるが、実際にはパ
ルス間のバラつきなどを考慮して、加工する穴の深さを
エッチングレートで除した必要最低限のパルス数に比べ
て多い回数でパルスを照射している。
は、被加工物に照射するレーザ光のエネルギー密度を決
めれば、必要なパルス数は、エッチングレートと加工べ
き穴の深さから計算されることがわかるが、実際にはパ
ルス間のバラつきなどを考慮して、加工する穴の深さを
エッチングレートで除した必要最低限のパルス数に比べ
て多い回数でパルスを照射している。
【0040】つまり、このようにエキシマレーザ光を照
射して被加工物の穴加工を行なう場合、レーザ出力を一
定に制御することは、被加工物に照射するレーザ光のエ
ネルギー密度を一定に制御することであり、被加工物の
加工される複数の穴深さを実質的に一定に制御すること
になる。
射して被加工物の穴加工を行なう場合、レーザ出力を一
定に制御することは、被加工物に照射するレーザ光のエ
ネルギー密度を一定に制御することであり、被加工物の
加工される複数の穴深さを実質的に一定に制御すること
になる。
【0041】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
制御方法によれば、出力を一定に制御するために、充電
電圧を調整する必要がある。そして、その調整幅も、1
0kV近くまで可変にする必要があることも多く、回路
設計を含め制御自体が困難であることが多い。
制御方法によれば、出力を一定に制御するために、充電
電圧を調整する必要がある。そして、その調整幅も、1
0kV近くまで可変にする必要があることも多く、回路
設計を含め制御自体が困難であることが多い。
【0042】また、図16(a)に示すように同一ガス
圧で効率良くレーザ発振できる充電電圧の範囲は、通常
1〜2kVと狭く、その領域を除くと、低電圧側でも高
電圧側でも発振効率は低下するが、特に、出力制御のた
めに印加されることの多い高電圧側での発振効率の低下
は著しい。
圧で効率良くレーザ発振できる充電電圧の範囲は、通常
1〜2kVと狭く、その領域を除くと、低電圧側でも高
電圧側でも発振効率は低下するが、特に、出力制御のた
めに印加されることの多い高電圧側での発振効率の低下
は著しい。
【0043】この様な発振効率の低い充電電圧領域でレ
ーザを発振させると、ガス寿命が短なり、主電極寿命も
短くなるという課題を有しており、特に、高電圧側での
主電極消耗は著しい。
ーザを発振させると、ガス寿命が短なり、主電極寿命も
短くなるという課題を有しており、特に、高電圧側での
主電極消耗は著しい。
【0044】しかも主電極寿命は、実際上はレーザ容器
の寿命と同義であり、レーザ容器の交換間隔が短くなる
という課題をも含んでいる。
の寿命と同義であり、レーザ容器の交換間隔が短くなる
という課題をも含んでいる。
【0045】本発明は、このような課題を改善したもの
で、加工穴径や加工品質を損なうことなく、発振効率の
高い充電電圧領域でレーザを運転させることで、ガス寿
命が長く、かつ主電極寿命も長くなる制御方法を提供す
ることを目的とする。
で、加工穴径や加工品質を損なうことなく、発振効率の
高い充電電圧領域でレーザを運転させることで、ガス寿
命が長く、かつ主電極寿命も長くなる制御方法を提供す
ることを目的とする。
【0046】
【課題を解決するための手段】本発明のエキシマレーザ
装置の制御方法においては、制御当初は、充電電圧を初
期充電電圧設定部で設定された初期充電電圧一定値で運
転を行う。
装置の制御方法においては、制御当初は、充電電圧を初
期充電電圧設定部で設定された初期充電電圧一定値で運
転を行う。
【0047】この設定された初期充電電圧は、印加可能
な充電電圧範囲において、最大の発振効率を得られるよ
うになっている。
な充電電圧範囲において、最大の発振効率を得られるよ
うになっている。
【0048】すなわち、ガス寿命、レーザ容器寿命の面
で最適の運転条件を適用することになる。
で最適の運転条件を適用することになる。
【0049】レーザの運転を続けると、ハロゲンガスの
減少等が原因によるレーザ出力の低減がおきる。
減少等が原因によるレーザ出力の低減がおきる。
【0050】これに対しては、ハロゲンガスを含むレー
ザガスの補給をすることで、レーザ出力の回復を行って
いる。このとき、充電電圧は一定のままなので、依然発
振効率の高い領域でレーザの運転を行っていることにな
る。
ザガスの補給をすることで、レーザ出力の回復を行って
いる。このとき、充電電圧は一定のままなので、依然発
振効率の高い領域でレーザの運転を行っていることにな
る。
【0051】ここで、厳密にはレーザガス圧力、レーザ
ガスの組成が変化していることは否定できない。
ガスの組成が変化していることは否定できない。
【0052】これに対応するには、常にガス組成のモニ
ターを行う必要が出てくる。この機能を制御に盛り込ん
でも、制御および測定装置が増加し、機構面での複雑
さ、装置コストの上昇を招くため、本発明ではこのよう
な厳密な制御は行わず、簡便な方式をとった。
ターを行う必要が出てくる。この機能を制御に盛り込ん
でも、制御および測定装置が増加し、機構面での複雑
さ、装置コストの上昇を招くため、本発明ではこのよう
な厳密な制御は行わず、簡便な方式をとった。
【0053】以上の構成で、設定レーザ出力値以上に制
御することが可能となる。そして、エキシマレーザ光を
利用して加工した加工品質には、従来の制御方法に比し
て同等である。
御することが可能となる。そして、エキシマレーザ光を
利用して加工した加工品質には、従来の制御方法に比し
て同等である。
【0054】ついで、ガス組成、ガス圧力の関係で、ガ
ス注入が限界に達したとき、ガス圧が一定のままで、充
電電圧を変化させ、出力の一定化を行っている。なお、
このときには、発振効率が相対的に低下している。
ス注入が限界に達したとき、ガス圧が一定のままで、充
電電圧を変化させ、出力の一定化を行っている。なお、
このときには、発振効率が相対的に低下している。
【0055】以上のように、本発明においては、可能な
限り充電電圧を一定のもとでレーザを運転し、一定以上
のレーザ出力を得ることができ、ガス寿命、レーザ容器
寿命を伸ばすことができる。
限り充電電圧を一定のもとでレーザを運転し、一定以上
のレーザ出力を得ることができ、ガス寿命、レーザ容器
寿命を伸ばすことができる。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照しながら説明をする。
て、図面を参照しながら説明をする。
【0057】また、以下の各実施形態においては、図1
5で示される構成のエキシマレーザ装置を用いて説明を
するが、もちろんこの構成に限定されるものではない。
5で示される構成のエキシマレーザ装置を用いて説明を
するが、もちろんこの構成に限定されるものではない。
【0058】(実施の形態1)図1は、本実施の形態に
おける制御方法のフロー図である。
おける制御方法のフロー図である。
【0059】図1において、レーザ出力の制御は、スタ
ート10から始まって、発振効率の高い充電電圧を設定
する充電電圧設定部11、ガス補給部13、電圧操作部
15、及び出力制御不能信号発生部16が各々実行され
ることによりなされる。また、符号12、14は、各々
第1通過点と第2通過点を示すもので、説明の便宜上の
点であり実際の制御には無関係である。
ート10から始まって、発振効率の高い充電電圧を設定
する充電電圧設定部11、ガス補給部13、電圧操作部
15、及び出力制御不能信号発生部16が各々実行され
ることによりなされる。また、符号12、14は、各々
第1通過点と第2通過点を示すもので、説明の便宜上の
点であり実際の制御には無関係である。
【0060】以下、スタート10と第1通過点12の間
の初期充電電圧設定部11の工程、第1通過点12と第
2通過点14までの間のガス補給部13の工程、及び第
2通過点14からエンド17間の電圧操作部15の工程
を順次説明をしていく。
の初期充電電圧設定部11の工程、第1通過点12と第
2通過点14までの間のガス補給部13の工程、及び第
2通過点14からエンド17間の電圧操作部15の工程
を順次説明をしていく。
【0061】図2は、スタート10と第1通過点12の
間の初期充電電圧設定部11の工程を詳細に説明したフ
ロー図である。
間の初期充電電圧設定部11の工程を詳細に説明したフ
ロー図である。
【0062】まず、所定の組成でレーザガスをレーザ容
器110内に封入後、スタート10で制御が開始される
と、出力レーザ光の強度を光検出器118で検知し、出
力を出力モニタ120で検知しながら、制御電源123
で発生する充電電圧を、最低許容充電電圧Vminから
最大許容充電電圧Vmaxまで掃引する。そして、この
とき、各充電電圧に対応したレーザ出力値は、レーザ制
御器121内に記憶されている。(ステップ20)。
器110内に封入後、スタート10で制御が開始される
と、出力レーザ光の強度を光検出器118で検知し、出
力を出力モニタ120で検知しながら、制御電源123
で発生する充電電圧を、最低許容充電電圧Vminから
最大許容充電電圧Vmaxまで掃引する。そして、この
とき、各充電電圧に対応したレーザ出力値は、レーザ制
御器121内に記憶されている。(ステップ20)。
【0063】ついで、各印加電圧に対応した発振効率を
計算する。ここで、発振効率とは、検出したレーザ出力
値を、放電回路124内の充電用コンデンサー(図示せ
ず)に貯えられた静電エネルギーで除した値である。そ
して、発振効率が最大となる充電電圧である発振効率最
大充電電圧Vpを求める。また、設定レーザ出力Ecが
得られる充電電圧である設定出力初期充電電圧Vcをも
算出する(ステップ21)。
計算する。ここで、発振効率とは、検出したレーザ出力
値を、放電回路124内の充電用コンデンサー(図示せ
ず)に貯えられた静電エネルギーで除した値である。そ
して、発振効率が最大となる充電電圧である発振効率最
大充電電圧Vpを求める。また、設定レーザ出力Ecが
得られる充電電圧である設定出力初期充電電圧Vcをも
算出する(ステップ21)。
【0064】そして、設定出力初期充電電圧Vcと最大
許容充電電圧Vmaxと発振効率最大充電電圧Vpとを
比較する(ステップ22)。
許容充電電圧Vmaxと発振効率最大充電電圧Vpとを
比較する(ステップ22)。
【0065】この比較の結果、Vc<Vpの場合には、
初期充電電圧ViにVpを代入して(ステップ23)、
第1通過点12に進む。
初期充電電圧ViにVpを代入して(ステップ23)、
第1通過点12に進む。
【0066】また、Vp≦Vc≦Vmaxの場合には、
初期充電電圧ViにVcを代入して(ステップ24)、
第1通過点12に進む。
初期充電電圧ViにVcを代入して(ステップ24)、
第1通過点12に進む。
【0067】また、Vmax<Vcの場合には、制御出
力が得られないので外部に制御不能信号を発生し、制御
を終了する(ステップ25)。
力が得られないので外部に制御不能信号を発生し、制御
を終了する(ステップ25)。
【0068】図3は、第1通過点12と第2通過点14
までの間のガス補給部13の工程を詳細に説明したフロ
ー図である。
までの間のガス補給部13の工程を詳細に説明したフロ
ー図である。
【0069】第1通過点12を通過すると、運転状態に
あるレーザの検出レーザ出力E、検出充電電圧V及び検
出圧力Pを検出する(ステップ31)。
あるレーザの検出レーザ出力E、検出充電電圧V及び検
出圧力Pを検出する(ステップ31)。
【0070】ついで、検出レーザ出力Eと設定レーザ出
力Ecとを比較する(スッテプ32)。
力Ecとを比較する(スッテプ32)。
【0071】この比較の結果、E≧Ecの場合には、現
状の充電電圧、容器圧力を維持してステップ31に戻
る。
状の充電電圧、容器圧力を維持してステップ31に戻
る。
【0072】また、E<Ecの場合には、低下したレー
ザ出力を回復すべく、次の処理に進む。つまり、レーザ
容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容器圧力Pm
axとを比較し(ステップ33)、P≦Pmaxなら
ば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ34)。
ザ出力を回復すべく、次の処理に進む。つまり、レーザ
容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容器圧力Pm
axとを比較し(ステップ33)、P≦Pmaxなら
ば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ34)。
【0073】また、P>Pmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次のステップ第2通過点14へ進
む。
を注入できないので、次のステップ第2通過点14へ進
む。
【0074】図4は、第2通過点14からエンド17間
の電圧操作部15の工程を詳細に説明するフロー図であ
る。
の電圧操作部15の工程を詳細に説明するフロー図であ
る。
【0075】まず、検出レーザ出力Eと設定レーザ出力
Ecとを比較する(ステップ40)。
Ecとを比較する(ステップ40)。
【0076】比較の結果、E>Ecならば制御電源23
への充電指示電圧Vaを検出電圧Vから調整充電電圧Δ
Vだけ低下させて、レーザ出力を下げるように制御する
(ステップ41)。
への充電指示電圧Vaを検出電圧Vから調整充電電圧Δ
Vだけ低下させて、レーザ出力を下げるように制御する
(ステップ41)。
【0077】また、E=Ecならば、制御電源123へ
の充電指示電圧Vaを検出電圧Vに維持するよう制御す
る(ステップ42)。
の充電指示電圧Vaを検出電圧Vに維持するよう制御す
る(ステップ42)。
【0078】また、E<Ecならば制御電源123への
充電指示電圧圧Vaを検出電圧Vから調整充電電圧ΔV
だけ増加させて、出力を上げるように制御する(ステッ
プ43)。
充電指示電圧圧Vaを検出電圧Vから調整充電電圧ΔV
だけ増加させて、出力を上げるように制御する(ステッ
プ43)。
【0079】ついで、出力制御監視時間ΔTの間、指示
充電電圧Vaと最大許容充電電圧Vmaxを比較する
(ステップ44)。
充電電圧Vaと最大許容充電電圧Vmaxを比較する
(ステップ44)。
【0080】そして、指示充電電圧Vaが最大許容充電
電圧Vmax以上の場合には、レーザ制御器121から
外部に出力制御不能信号を発生させる(ステップ4
6)。
電圧Vmax以上の場合には、レーザ制御器121から
外部に出力制御不能信号を発生させる(ステップ4
6)。
【0081】また、指示充電電圧Vaが、最大許容充電
電圧Vmaxより小さい場合には、再び検出レーザ出力
Eを検出し(ステップ45)、検出レーザ出力Eと設定
レーザ出力Ecを比較するフローに戻る(ステップ4
0)。
電圧Vmaxより小さい場合には、再び検出レーザ出力
Eを検出し(ステップ45)、検出レーザ出力Eと設定
レーザ出力Ecを比較するフローに戻る(ステップ4
0)。
【0082】以上のような制御方法によるXeClエキ
シマレーザ装置の検出レーザ出力E、検出充電電圧V、
塩化水素ガス濃度、検出圧力Pの推移を示したのが、図
5である。
シマレーザ装置の検出レーザ出力E、検出充電電圧V、
塩化水素ガス濃度、検出圧力Pの推移を示したのが、図
5である。
【0083】図5(a)(b)(c)(d)は横軸にパ
ルス数を対応させ、縦軸に図5(a)は検知レーザ出
力、図5(b)は検出充電電圧、図5(c)は塩化水素
ガス濃度、図5(d)は検出圧力を、各々対応させてい
る。
ルス数を対応させ、縦軸に図5(a)は検知レーザ出
力、図5(b)は検出充電電圧、図5(c)は塩化水素
ガス濃度、図5(d)は検出圧力を、各々対応させてい
る。
【0084】これらにおいて、時刻T1、T2及びT3
に、ガス補給(ステップ34)を実行している。
に、ガス補給(ステップ34)を実行している。
【0085】ついで、時刻T4で、検出圧力Pが最大許
容レーザ容器圧力Pmaxを越えて、電圧操作による出
力制御に切り替わっている。
容レーザ容器圧力Pmaxを越えて、電圧操作による出
力制御に切り替わっている。
【0086】そして、時刻T5で指示充電電圧Vaが、
最大許容充電電圧Vmaxに達すると制御不能信号を発
生し(ステップ16)、制御を停止する。なお、時刻T
5以降は、レーザを稼働させ続ければ、検出レーザ出力
Eが設定レーザ出力Ecから徐々に低下していく。
最大許容充電電圧Vmaxに達すると制御不能信号を発
生し(ステップ16)、制御を停止する。なお、時刻T
5以降は、レーザを稼働させ続ければ、検出レーザ出力
Eが設定レーザ出力Ecから徐々に低下していく。
【0087】(実施の形態2)図6は、本実施の形態に
おける制御方法のフロー図である。
おける制御方法のフロー図である。
【0088】以下、図6をもとに第2の実施形態につい
て説明をする。本実施形態においては、初期充電電圧部
11と電圧操作部15と出力不能信号発生部16の詳細
工程は、第1の実施形態と同様であり、第1通過点12
と第2通過点14との間のガス補給部13の工程を詳細
に説明する。
て説明をする。本実施形態においては、初期充電電圧部
11と電圧操作部15と出力不能信号発生部16の詳細
工程は、第1の実施形態と同様であり、第1通過点12
と第2通過点14との間のガス補給部13の工程を詳細
に説明する。
【0089】まず、稼働状態にあるレーザの、検出レー
ザ出力E、検出充電電圧V及び検出レーザ容器圧力Pを
検出する(ステップ50)。
ザ出力E、検出充電電圧V及び検出レーザ容器圧力Pを
検出する(ステップ50)。
【0090】ついで、検出レーザ出力Eと設定レーザ出
力Ecとを比較する(ステップ51)。
力Ecとを比較する(ステップ51)。
【0091】そして、E≧Ecならば現状を維持し、ス
テップ50に戻る。また、E<Ecならば低下したレー
ザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つまり、レーザ
容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容器圧力Pm
axとを比較し(ステップ52)、P≦Pmaxなら
ば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ53)
し、ついでキセノンガスをΔGR補給する(ステップ5
4)。
テップ50に戻る。また、E<Ecならば低下したレー
ザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つまり、レーザ
容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容器圧力Pm
axとを比較し(ステップ52)、P≦Pmaxなら
ば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ53)
し、ついでキセノンガスをΔGR補給する(ステップ5
4)。
【0092】また、P>Pmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0093】(実施の形態3)図7は、本実施の形態に
おける制御方法のフロー図である。
おける制御方法のフロー図である。
【0094】以下、図7をもとに第3の実施形態につい
て説明をする。本実施形態においても、第2の実施形態
と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出力
不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と同
様であり、第1通過点12と第2通過点14との間のガ
ス補給部13の工程を詳細に説明する。
て説明をする。本実施形態においても、第2の実施形態
と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出力
不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と同
様であり、第1通過点12と第2通過点14との間のガ
ス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0095】まず、稼働状態にあるレーザの、検出レー
ザ出力E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び
検出発振パルス数Piを検出する(ステップ60)。
ザ出力E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び
検出発振パルス数Piを検出する(ステップ60)。
【0096】ついで、発振パルス数Piとガス補給から
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ61)。
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ61)。
【0097】そして、Pi≧ΔPiならば現状を維持
し、ステップ60に戻る。また、Pi<ΔPiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容
器圧力Pmaxとを比較し(ステップ62)、P≦Pm
axならば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ
63)する。
し、ステップ60に戻る。また、Pi<ΔPiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容
器圧力Pmaxとを比較し(ステップ62)、P≦Pm
axならば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ
63)する。
【0098】また、P>Pmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0099】(実施の形態4)図8は、本実施の形態に
おける制御方法のフロー図である。
おける制御方法のフロー図である。
【0100】以下、図8をもとに第4の実施形態につい
て説明をする。本実施形態においても、第2の実施形態
と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出力
不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と同
様であり、第1通過点12と第2通過点14との間のガ
ス補給部13の工程を詳細に説明する。
て説明をする。本実施形態においても、第2の実施形態
と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出力
不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と同
様であり、第1通過点12と第2通過点14との間のガ
ス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0101】まず、稼働状態にあるレーザの検出レーザ
出力Eと検出充電電圧Vと検出レーザ容器圧力Pと検出
発振パルス数Piを検出する(ステップ60)。
出力Eと検出充電電圧Vと検出レーザ容器圧力Pと検出
発振パルス数Piを検出する(ステップ60)。
【0102】ついで、発振パルス数Piとガス補給から
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ61)。
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ61)。
【0103】そして、Pi≧ΔPiならば現状を維持
し、ステップ60に戻る。また、Pi<ΔPiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器10の検出圧力Pと最大許容レーザ容器
圧力Pmaxとを比較し(ステップ62)、P≦Pma
xならば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ6
3)し、ついでキセノンガスをΔGR補給する(ステッ
プ64)。
し、ステップ60に戻る。また、Pi<ΔPiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器10の検出圧力Pと最大許容レーザ容器
圧力Pmaxとを比較し(ステップ62)、P≦Pma
xならば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ6
3)し、ついでキセノンガスをΔGR補給する(ステッ
プ64)。
【0104】また、P>Pmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へすすむ。
を注入できないので、次の第2通過点14へすすむ。
【0105】(実施の形態5)図9は、本実施の形態に
おける制御方法のフロー図である。
おける制御方法のフロー図である。
【0106】以下、図9をもとに第5の実施形態につい
て説明をする。本実施形態においても、第2の実施形態
と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出力
不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と同
様であり、第1通過点12と第2通過点14との間のガ
ス補給部13の工程を詳細に説明する。
て説明をする。本実施形態においても、第2の実施形態
と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出力
不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と同
様であり、第1通過点12と第2通過点14との間のガ
ス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0107】まず、稼働状態にあるレーザの検出レーザ
出力E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検
出発振時間Tiを検出する(ステップ80)。
出力E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検
出発振時間Tiを検出する(ステップ80)。
【0108】ついで、検出発振時間Tiとガス補給から
の発振時間間隔ΔTiとを比較する(ステップ81)。
の発振時間間隔ΔTiとを比較する(ステップ81)。
【0109】そして、Ti≧ΔTiならば現状を維持
し、ステップ80に戻る。また、Ti<ΔTiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容
器圧力Pmaxとを比較し(ステップ82)、P≦Pm
axならば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ
83)する。
し、ステップ80に戻る。また、Ti<ΔTiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容
器圧力Pmaxとを比較し(ステップ82)、P≦Pm
axならば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ
83)する。
【0110】また、P>Pmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0111】(実施の形態6)図10は、本実施の形態
における制御方法のフロー図である。
における制御方法のフロー図である。
【0112】以下、図10をもとに第6の実施形態につ
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0113】稼働状態にあるレーザの検出レーザ出力
E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検出発
振時間Tiを検出する(ステップ90)。
E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検出発
振時間Tiを検出する(ステップ90)。
【0114】ついで、検出発振時間Tiとガス補給から
の発振時間間隔ΔTiとを比較する(ステップ91)。
の発振時間間隔ΔTiとを比較する(ステップ91)。
【0115】そして、Ti≧ΔTiならば現状を維持
し、スッテプ90に戻る。また、Ti<ΔTiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容
器圧力Pmaxとを比較し(ステップ92)、P≦Pm
axならば、塩化水素ガスをΔGH補給し(ステップ9
3)、ついでキセノンガスをΔGR補給する(ステップ
94)する。
し、スッテプ90に戻る。また、Ti<ΔTiならば低
下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つま
り、レーザ容器110の検出圧力Pと最大許容レーザ容
器圧力Pmaxとを比較し(ステップ92)、P≦Pm
axならば、塩化水素ガスをΔGH補給し(ステップ9
3)、ついでキセノンガスをΔGR補給する(ステップ
94)する。
【0116】また、P>Pmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0117】(実施の形態7)図11は、本実施の形態
における制御方法のフロー図である。
における制御方法のフロー図である。
【0118】以下、図11をもとに第7の実施形態につ
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0119】稼働状態にあるレーザの、検出レーザ出力
E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検出発
振パルス数Piを検出する(ステップ100)。
E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検出発
振パルス数Piを検出する(ステップ100)。
【0120】ついで、発振パルス数Piとガス補給から
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ101)。
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ101)。
【0121】そして、Pi≧ΔPiならば現状を維持
し、ステップ100に戻る。また、Pi<ΔPiなら
ば、低下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進
む。つまり、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給回数N
maxとを比較し(ステップ102)、N≦Nmaxな
らば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ10
3)し、ついでレーザ容器110内の圧力を一定にする
べくレーザ容器110内の圧力をΔGHだけ排気する
(ステップ104)。
し、ステップ100に戻る。また、Pi<ΔPiなら
ば、低下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進
む。つまり、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給回数N
maxとを比較し(ステップ102)、N≦Nmaxな
らば、塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ10
3)し、ついでレーザ容器110内の圧力を一定にする
べくレーザ容器110内の圧力をΔGHだけ排気する
(ステップ104)。
【0122】また、N>Nmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0123】(実施の形態8)図12は、本実施の形態
における制御方法のフロー図である。
における制御方法のフロー図である。
【0124】以下、図12をもとに第8の実施形態につ
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0125】稼働状態にあるレーザの、検出レーザ出力
Eと検出充電電圧Vと検出レーザ容器圧力Pと検出発振
パルス数Piを検出する(ステップ100)。
Eと検出充電電圧Vと検出レーザ容器圧力Pと検出発振
パルス数Piを検出する(ステップ100)。
【0126】ついで、発振パルス数Piとガス補給から
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ101)。
のパルス数間隔ΔPiを比較する(ステップ101)。
【0127】そして、Pi≧ΔPiならば現状を維持
し、ステップ100に戻る。また、Pi<ΔPiならば
低下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つ
まり、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給回数Nmax
とを比較し(ステップ102)、N≦Nmaxならば、
塩化水素ガスをΔGH補給す(ステップ103)し、キ
セノンガスをΔGR補給し(ステップ104)し、つい
でレーザ容器10内の圧力を一定にするべくレーザ容器
10内の圧力をΔGH+ΔGRだけ排気する(ステップ
205)。
し、ステップ100に戻る。また、Pi<ΔPiならば
低下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つ
まり、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給回数Nmax
とを比較し(ステップ102)、N≦Nmaxならば、
塩化水素ガスをΔGH補給す(ステップ103)し、キ
セノンガスをΔGR補給し(ステップ104)し、つい
でレーザ容器10内の圧力を一定にするべくレーザ容器
10内の圧力をΔGH+ΔGRだけ排気する(ステップ
205)。
【0128】また、N>Nmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0129】(実施の形態9)図13は、本実施の形態
における制御方法のフロー図である。
における制御方法のフロー図である。
【0130】以下、図13をもとに第9の実施形態につ
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
いて説明をする。本実施形態においても、第2の実施形
態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と出
力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態と
同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間の
ガス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0131】運転状態にあるレーザの検出レーザ出力E
と検出充電電圧Vと検出レーザ容器圧力Pと検出発振時
間Tiを検出する(スッテプ210)。検出発振時間T
iとガス補給からの発振時間間隔ΔTiを比較する(ス
ッテプ211)。Ti≧ΔTiならば現状を維持し、ス
ッテプ210に戻る。Ti<ΔTiならば低下したレー
ザ出力を増加すべく、次の処理に進む。ガス補給回数N
と最大許容ガス補給回数Nmaxとを比較し(スッテプ
212)、N≦Nmaxならば、塩化水素ガスをΔGH
補給する(ステップ213)し、次いでレーザ容器10
内の圧力を一定にするべくレーザ容器10内の圧力をΔ
GHだけ排気する(ステップ214)。N>Nmaxな
らば、これ以上ガスを注入できないので、次のスッテプ
の第2通過点104へすすむ。
と検出充電電圧Vと検出レーザ容器圧力Pと検出発振時
間Tiを検出する(スッテプ210)。検出発振時間T
iとガス補給からの発振時間間隔ΔTiを比較する(ス
ッテプ211)。Ti≧ΔTiならば現状を維持し、ス
ッテプ210に戻る。Ti<ΔTiならば低下したレー
ザ出力を増加すべく、次の処理に進む。ガス補給回数N
と最大許容ガス補給回数Nmaxとを比較し(スッテプ
212)、N≦Nmaxならば、塩化水素ガスをΔGH
補給する(ステップ213)し、次いでレーザ容器10
内の圧力を一定にするべくレーザ容器10内の圧力をΔ
GHだけ排気する(ステップ214)。N>Nmaxな
らば、これ以上ガスを注入できないので、次のスッテプ
の第2通過点104へすすむ。
【0132】(実施の形態10)図14は、本実施の形
態における制御方法のフロー図である。
態における制御方法のフロー図である。
【0133】以下、図14をもとに第10の実施形態に
ついて説明をする。本実施形態においても、第2の実施
形態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と
出力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態
と同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間
のガス補給部13の工程を詳細に説明する。
ついて説明をする。本実施形態においても、第2の実施
形態と同様に、初期充電電圧部11と電圧操作部15と
出力不能信号発生部16の詳細工程は、第1の実施形態
と同様であり、第1通過点12と第2通過点14との間
のガス補給部13の工程を詳細に説明する。
【0134】稼働状態にあるレーザの検出レーザ出力
E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検出発
振時間Tiを検出する(ステップ130)。
E、検出充電電圧V、検出レーザ容器圧力P及び検出発
振時間Tiを検出する(ステップ130)。
【0135】ついで、検出発振時間Tiとガス補給から
の発振時間間隔ΔTiを比較する(ステップ131)。
の発振時間間隔ΔTiを比較する(ステップ131)。
【0136】そして、Ti≧ΔTiならば現状を維持
し、ステップ130に戻る。また、Ti<ΔTiならば
低下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つ
まり、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給回数Nmax
とを比較し(ステップ132)、N≦Nmaxならば、
塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ133)し、
キセノンガスをΔGR補給し(ステップ134)し、つ
いでレーザ容器10内の圧力を一定にするべくレーザ容
器10内の圧力をΔGH+ΔGRだけ排気する(ステッ
プ135)。
し、ステップ130に戻る。また、Ti<ΔTiならば
低下したレーザ出力を増加すべく、次の処理に進む。つ
まり、ガス補給回数Nと最大許容ガス補給回数Nmax
とを比較し(ステップ132)、N≦Nmaxならば、
塩化水素ガスをΔGH補給する(ステップ133)し、
キセノンガスをΔGR補給し(ステップ134)し、つ
いでレーザ容器10内の圧力を一定にするべくレーザ容
器10内の圧力をΔGH+ΔGRだけ排気する(ステッ
プ135)。
【0137】また、N>Nmaxならば、これ以上ガス
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
を注入できないので、次の第2通過点14へ進む。
【0138】なお、以上の実施形態で、ガス補給される
ハロゲンガスや希ガスは、希釈されたハロゲンガスや希
ガスでも使用可能である。
ハロゲンガスや希ガスは、希釈されたハロゲンガスや希
ガスでも使用可能である。
【0139】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、初期充電
電圧を維持したままで、レーザガスの補給をするため、
10kV近くまで可変にする必要がある充電電圧の制御
を実質的に排除することができる。
電圧を維持したままで、レーザガスの補給をするため、
10kV近くまで可変にする必要がある充電電圧の制御
を実質的に排除することができる。
【0140】よって、発振効率の低い充電電圧領域でレ
ーザを発振させる必要がなくなり、ガス寿命、主電極寿
命の短命化を効果的に防止した高品質な穴明け加工が可
能なエキシマレーザ装置のレーザ出力の制御を実現する
ことができる。
ーザを発振させる必要がなくなり、ガス寿命、主電極寿
命の短命化を効果的に防止した高品質な穴明け加工が可
能なエキシマレーザ装置のレーザ出力の制御を実現する
ことができる。
【図1】本発明の一実施の形態によるレーザ出力制御の
概略フロー図
概略フロー図
【図2】同初期充電電圧設定工程のフロー図
【図3】同ガス補給工程のフロー図
【図4】同電圧操作工程のフロー図
【図5】同制御動作の説明図
【図6】本発明の他の実施形態のガス補給工程のフロー
図
図
【図7】同ガス補給工程のフロー図
【図8】同ガス補給工程のフロー図
【図9】同ガス補給工程のフロー図
【図10】同ガス補給工程のフロー図
【図11】同ガス補給工程のフロー図
【図12】同ガス補給工程のフロー図
【図13】同ガス補給工程のフロー図
【図14】同ガス補給工程のフロー図
【図15】従来のXeClエキシマレーザの構成図
【図16】同エキシマレーザの特性の説明図
【図17】同制御フロー図
【図18】同制御動作の説明図
【図19】同エキシマレーザの加工特性の説明図
11 初期充電電圧設定部 13 ガス補給部 15 電圧操作部 16 出力制御不能信号発生部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−294013(JP,A) 特開 平3−276686(JP,A) 特開 平4−3481(JP,A) 特開 平4−29385(JP,A) 特開 平4−26176(JP,A) 特開 平4−87388(JP,A) 特開 平5−102555(JP,A) 特開 平6−169120(JP,A) 特開 平6−177461(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/13 - 3/139 B23K 26/00 - 26/18
Claims (4)
- 【請求項1】 レーザガスを収納したレーザ容器と、レ
ーザ制御器からの指示で充電電圧が可変にできる制御電
源と、出力レーザ光の光強度を測定する出力モニタと、
前記レーザ容器の封入圧力をモニタする圧力計とを備え
たエキシマレーザ装置の出力制御方法であって、初期充
電電圧を設定する初期充電電圧設定工程と、前記レーザ
ガスを補給するガス補給工程と、充電電圧を操作する電
圧操作工程とを有し、前記初期充電電圧設定工程、前記
ガス補給工程及び前記電圧操作工程の順番に実行され、
前記ガス補給工程では、充電電圧が前記初期充電電圧設
定工程で設定された状態で、前記出力モニタで得られる
前記レーザ光の光強度を設定レーザ出力値以上に保持す
るように前記レーザガスを前記レーザ容器に注入し、前
記電圧操作工程では、前記出力モニタで得られる前記レ
ーザ光の光強度を設定レーザ出力値に保持するように、
前記レーザ容器に前記レーザガスを注入することなく、
レーザ制御器からの指示で制御電源を制御して前記充電
電圧を可変にするエキシマレーザ装置の出力制御方法。 - 【請求項2】 ガス補給工程は、充電電圧が初期充電電
圧設定工程で設定された状態で、出力モニタで得られる
レーザ光の光強度を設定レーザ出力値以上に保持するよ
うにレーザガスをレーザ容器に注入し、その後前記レー
ザ容器内の前記レーザガスを排気する請求項1記載のエ
キシマレーザ装置の出力制御方法。 - 【請求項3】 レーザ容器に注入するレーザガスが、ハ
ロゲンガスまたは希釈ハロゲンガスを含む請求項1また
は2記載のエキシマレーザ装置の出力制御方法。 - 【請求項4】 レーザ容器に注入するレーザガスが、希
ガスまたは希釈希ガスを含む請求項1から3のいずれか
記載のエキシマレーザ装置の出力制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07302573A JP3079977B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | エキシマレーザ装置の出力制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07302573A JP3079977B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | エキシマレーザ装置の出力制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09141461A JPH09141461A (ja) | 1997-06-03 |
JP3079977B2 true JP3079977B2 (ja) | 2000-08-21 |
Family
ID=17910607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07302573A Expired - Fee Related JP3079977B2 (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | エキシマレーザ装置の出力制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3079977B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP07302573A patent/JP3079977B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09141461A (ja) | 1997-06-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |