JP2601410B2 - 放電励起型レーザ装置におけるレーザガスの制御装置 - Google Patents

放電励起型レーザ装置におけるレーザガスの制御装置

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JP2601410B2
JP2601410B2 JP6134468A JP13446894A JP2601410B2 JP 2601410 B2 JP2601410 B2 JP 2601410B2 JP 6134468 A JP6134468 A JP 6134468A JP 13446894 A JP13446894 A JP 13446894A JP 2601410 B2 JP2601410 B2 JP 2601410B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、材料の加工、縮小投影
露光用の光源等に用いられる放電励起型レーザ装置に関
し、特にレーザガスの供給を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放電励起型のレーザ装置は、マーキン
グ、穴開け、アニーリングなどの材料加工のほか大規模
集積回路(LSI)の回路パターン製作のための光リソ
グラフィー用光源として用いられている。
【0003】ガスレーザの中でも特にエキシマレーザ
は、強力な紫外光源であり、その特性を生かして材料加
工用として主に樹脂等の有機材料へのマーキング、穴開
けなどに用いられている。また、光リソグラフィーに
は、主に縮小投影法が使われており、照明光源により照
らされた原画(レチクル)パターンの透過光を縮小投影
光学系により半導体基板上の光感光性物質に投影して回
路パターンを形成する。
【0004】この投影像の分解能は、用いられる光源の
波長で制限されるため、光源の波長は、可視領域から紫
外領域へと次第に短波長化している。従来、この紫外領
域の光源として高圧水銀ランプから発生するg線(43
6nm)、i線(365nm)が使用されてきた。しか
しながら、最小パターン線幅が64MBで要求される
0.35μm以下となると、i線でもすでに波長として
はそろそろ限界にきている。
【0005】この技術的限界を解決するものとして深紫
外(Deep Ultra Violet)のレーザ光
源が有望視されている。特にエキシマレーザは高出力、
高効率で媒質ガスの組成によりKrF(248nm)、
ArF(193nm)などの波長で強い発振を得ること
ができる。一方、このDeep―UV領域では、縮小投
影レンズ系を構成するガラス、結晶材料が非常に制約さ
れるため水銀ランプを用いた縮小投影レンズ系で用いら
れてきた色収差補正が困難となる。
【0006】そこで、レンズ系を色収差補正するのでは
なく、レーザ共振器内に波長選択素子を配設し、出力光
のスペクトル幅をレンズ材の色収差が無視できる程度ま
で小さくすることで、その困難さを除去している。この
方法で、自然発振の場合にスペクトル幅で数nmあった
出力が数pmにまで細く狭帯域化することができる。
【0007】図15は、従来のエキシマレーザ装置の構
成を、そして図16は特にその充放電回路を示してい
る。充放電回路には、一般に自動予備電離型の容量移行
型回路が、構造の簡便さから一般的に使用されている。
【0008】すなわち、充電器によって蓄積用の1次コ
ンデンサC1が所定電圧まで充電され、その後にトリガ
パルス発生器25から出力されるトリガパルスによって
サイラトロン等放電により通電がなされるスイッチ素子
Qが導通され、2次コンデンサ(ピーキングコンデン
サ)C2への充電(電荷移行)が開始される。この電荷
移行時にその充電電流i1が主電極(レーザチャンバ内
放電電極)5の両側面に配置された数十本の予備電離電
極6に通電される。このとき予備電離放電が発生され、
自動予備電離がなされる。
【0009】こうした予備電離放電によって発生した紫
外光によって放電空間が照射され、主放電空間に初期電
子を発生させる。そして2次コンデンサC2の電圧が放
電開始電圧に達すると、主放電が発生し、レーザ媒質に
反転分布が形成され、レーザ発振が生成される。
【0010】また、レーザチャンバ4内には、熱交換器
7およびレーザ媒質ガス(以下「レーザガス」という)
を強制対流、冷却させるブロア8が組み込まれており、
数十〜数百Hzの高い繰返し周波数での運転を可能とし
ている。また、運転中のレーザ出力を安定化するため
に、レーザ出力を光センサでモニタし、このモニタ結果
に基づいて充電電圧を変化させて、レーザガスの劣化、
ウインドの汚損等に伴う出力低下をきたさないような出
力安定化制御を行っている。
【0011】従来のレーザ装置に使用されているサイラ
トロンで代表される放電スイッチQは、電極の蒸発等に
伴う消耗や動作に必要なヒータ等の消耗によって耐久性
が損なわれることがあり、実用化の面で障害がある。
【0012】すなわち、図17に示されるように、サイ
ラトロンQがオフ状態からオン状態へ移行する際の導通
抵抗R(ターンオン抵抗)が高い時期に大きな電流i1
が流れることで、斜線で示される大きなサイラトロン損
失(オーム損失(i1)2・R;(i1)2とはi1の2乗
を意味する)が発生し、これと同時にサイラトロンQの
消耗が起こっていると考えられる。
【0013】そこで、こうしたスイッチング直後の高い
ターンオン抵抗が存在する時期における導通電流を抑制
するために、可飽和リアクトルを磁気スイッチとして使
用した充放電回路を用いるようにしている。この種の技
術は、例えば、日立金属技報vol.8 1992.1
「ファインメットを用いたパルスパワー用磁気スイッチ
磁芯の動特性」に記載されている。
【0014】磁気スイッチとして使用される可飽和リア
クトルは、磁性材料の磁束の飽和現象を利用した素子で
あり、層間絶縁したFe基またはCo基アモルファス巻
磁芯、Fe基超微結晶磁性合金(日立金属の商標「ファ
インメット」)を用いた磁芯等が使用されている。
【0015】ここで、磁気スイッチを用いた回路の代表
的方式である磁気パルス圧縮回路をパルスレーザのパル
ス電源に適用した場合の動作について図18を用いて説
明する。
【0016】図18において、C1=C2=C3の条件下
でコンデンサC1に蓄積された電荷がすべてC2に転送さ
れた時点で磁気スイッチSRが飽和するように設計され
た場合に、コンデンサC1に蓄積された電荷が最も効率
的にコンデンサC3に転送される。この条件が満たされ
るときの主要各部の電圧、電流波形を図19に示す。
【0017】主スイッチQがターンオン後、主コンデン
サC1に蓄積されていた電荷がすべてコンデンサC2に転
送されるまでの期間をτ1とする。τ1の期間、磁芯の動
作点は図14のループ上の非飽和領域にあり、時間の経
過と共にa点からb点に向かって移動する。このときの
磁気スイッチSRの磁芯の透磁率μrsは非常に高いた
め、出力巻き線NのインダクタンスLSRuはインダクタ
ンスL1に比べて十分大きく出力巻き線Nにはほとんど
電流は流れない。したがって、磁気スイッチSRは、図
19の斜線部分で示す電圧時間積の間、電流を阻止し次
式が成り立つ。
【0018】 vsr:磁芯印加電圧 N:磁気スイッチ巻数 Ae:磁芯有効断面積 ΔBm:最大動作磁束密度量 ここで、ターンオン後の電流パルスの時間幅τ1は次式
で与えられる。
【0019】 τ1=π√(L1C1C2/(C1+C2)) …(2) 磁芯の動作点が図14上のループ上のb点に達してから
c点を経由してd点まで移動するとき磁芯は飽和してお
り、磁芯の透磁率μrsは、真空の透磁率μ0にほぼ等し
い。このときインダクタンスLSRsはインダクタンスL1
より十分小さく、コンデンサC2に転送された電荷のほ
とんどが図19に示すパルス幅τ2でコンデンサC3に転
送される。
【0020】 τ2=π√(LSRsC2C3/(C2+C3)) …(3) 転送電流i2の向きが反転すると、磁芯の動作点は図1
4のループ上のd点からa点に向かって移動するが、確
実にa点に向かって移動する。ここで、τ1とτ2の比を
圧縮利得Gcと呼び、以下の関係がある。
【0021】Gc=τ1/τ2=I2m/I1m …(4) I1m:i1の波高値 I2m:i2の波高値 このように磁気パルス圧縮回路を用いることにより、用
いない場合に比べて主スイッチQを流れる電流のパルス
幅と波高値をおのおのGc倍と1/Gc倍にすることがで
きる。このため、主スイッチQのスイッチング損失を低
下させることができ、高出力化や高繰返し化が可能とな
る。また、サイラトロンなどの放電スイッチに比べ最大
順方向抵抗や、ターンオン時間が長い半導体スイッチ素
子を用いることができるようになる。そして磁気スイッ
チは、本質的に消耗部分が存在しないため半導体スイッ
チと組み合わせることによりメンテナンス不要な非常に
耐久性の高いパルス電源を実現できる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】磁気スイッチを用いた
充放電回路には、上記のような長所がある反面、次のよ
うな本質的な問題点があるため実用機への適用が困難で
あり、実用化できなかった。
【0023】すなわち、上述するように磁気圧縮回路に
おける圧縮用素子(可飽和リアクトル)の電流阻止時間
τ1は、上記(1)式に示されるように磁芯への印加電
圧vsrにより変化する。それゆえに、従来のようにレー
ザ光の出力をフィードバックして、充電電圧を変化させ
る制御を行った場合には、可飽和リアクトルの阻止時間
まで変化してしまうという問題点があった。
【0024】もう少し具体的に述べると、エキシマレー
ザ等のガスレーザの場合には、運転の経過とともにレー
ザガス中に不純物ガスが発生したり、成分ガスが消耗し
たり、光取出し用の窓が汚れたりして発振効率が低下
し、レーザ出力が低下する。そこで、従来はこの出力低
下を補償し一定の出力を得るために運転電圧(充電電
圧)を増加させて出力の安定化を行うようにしている。
【0025】しかしながら、磁気圧縮回路を用いた場合
には、運転電圧を増加させると電流阻止時間が短くな
り、圧縮のタイミングがずれてしまい、エネルギー転送
効率が悪化し、レーザ出力が逆に低下してしまう。すな
わち、図13に示すように最大エネルギー転送効率をη
maxとして、効率がその1/2となる電圧の最大値と最
小値をそれぞれVmax、Vminとすると、この範囲Vm
(Vmin〜Vmax)を越えると、エネルギー効率的にもほ
とんど実用性が無くなってしまう。したがって、最適の
運転電圧範囲Vmin〜Vmaxというものが存在しており、
この電圧範囲を維持する電圧制御を行う必要がある。逆
に狭い電圧範囲を維持しなければならないため電圧制御
性が悪く、このことが磁気スイッチを使用した充放電回
路をレーザ装置に適用し、実用化する上での障害となっ
ていた。
【0026】本発明はこうした実状に鑑みてなされたも
のであり、磁気スイッチを有した充放電回路を放電励起
型のレーザ装置に適用した場合であっても、レーザ出力
変動に対する補償を、制御性よく行うことができ、もっ
てレーザ出力安定化制御を容易になし得る装置を提供す
ることを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明の主た
る発明では、電源と、該電源の電圧を放電電極に印加さ
せる主スイッチと、該主スイッチと前記放電電極との間
に介在されて、前記電源から前記放電電極に流れる電流
を前記電源の電圧の大きさに応じた時間の間阻止する磁
気スイッチとを有した充放電回路を具えるとともに、前
記放電電極が配設されたレーザチャンバ内にレーザガス
を供給して前記放電電極間の放電によって前記レーザガ
スを励起し、レーザ光を発振、出力させるようにした放
電励起型レーザ装置において、前記レーザ光の出力を検
出する出力検出手段と、前記出力検出手段によって前記
レーザ光の出力が目標値または目標範囲からずれたこと
が検出された場合に、前記レーザ光の出力が前記目標値
に一致するか、前記目標範囲内に入るように、前記充放
電回路のエネルギー転送効率を所定値にするための一定
電圧値に前記電源の電圧を維持しつつ前記レーザチャン
バ内に供給されるレーザガスの供給量または該レーザチ
ャンバから排出されるレーザガスの排気量を制御する制
御手段とを具えている。
【0028】ここで、出力検出手段は、レーザ光出力を
直接的に検出するものでもよく、ハロゲンガス濃度、希
ガス濃度等光出力に関連するパラメータを検出すること
によって、間接的に光出力を検出するものであってもよ
い。
【0029】
【作用】かかる構成によれば、出力検出手段によってレ
ーザ光の出力が目標値または目標範囲からずれたことが
検出された場合に、レーザ光の出力が前記目標値に一致
するか、目標範囲内に入るように、充放電回路のエネル
ギー転送効率を所定値にするための一定電圧値に電源の
電圧が維持されつつレーザチャンバ内に供給されるレー
ザガスの供給量または該レーザチャンバから排出される
レーザガスの排気量が制御される。このように電圧制御
を伴うことなくレーザガス給排気の制御のみによって制
御性よくレーザ出力の変動が補償される。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明に係る放電励起
型レーザ装置のレーザガス制御装置の実施例について説
明する。
【0031】・第1の実施例 図1は、第1の実施例におけるレーザ装置の構成を示し
ている。なお、従来装置と重複する構成要素には同一符
号を付しており、すでに説明した内容についての重複し
た説明は省略する。
【0032】同図に示すように、実施例装置は、大きく
は、主電極5、5間における放電を行わせる充放電回路
1と、レーザガスが供給、充填され、主電極5、5間の
放電によってレーザガスの励起、レーザ光Laの発振が
行われるレーザチャンバ4と、レーザチャンバ4にレー
ザガスを供給し、チャンバ4内からレーザガスを排気す
る給・排気回路2と、後述する図10に示されるように
圧力センサ13の出力等に基づいて充放電回路1および
給・排気回路2を制御する制御器3とから構成されてい
る。
【0033】すなわち、希ガスボンベ9には、希ガス
(Xe、Kr、Ar等)が充填され、ハロゲンガスボンベ
10には、ハロゲンガス(F2、HCl等をバッファガ
スによって希釈したガス)が充填され、バッファガスボ
ンベ11には、バッファガス(He、Ne等)が充填され
ている。これら各ボンベ9、10、11とレーザチャン
バ4との間は、各バルブ14a〜14fおよび排気ポン
プ12を介して配管がなされており、制御器3から各バ
ルブ14a〜14fに対してバルブ開閉信号S1が出力
されるとともに排気ポンプ12に対してポンプ駆動信号
S2が出力されることによって、レーザチャンバ4への
レーザガスの供給およびチャンバ4内からのガス排気が
制御される。
【0034】圧力センサ13は、レーザチャンバ4内の
ガス圧Pを検出し、その検出出力Pを制御器3に入力さ
せる。
【0035】レーザチャンバ4内でレーザガスが放電励
起され、これによって発光した光が図示されていない共
振器によって共振されることによりレーザ発振が行われ
る。発振レーザ光Laは図示されていない、ウインド
ウ、フロントミラー等を介して出力される。
【0036】出力されたレーザ光Laは、光出力検出器
15に入力され、この光出力検出器15によってレーザ
出力Eが検出され、該検出出力Eが制御器3に入力され
る。なお、光出力検出器15は、たとえばピンフォトダ
イオードのピーク値をホールドすることによりレーザ出
力Eを検出するものである。さて、光出力検出器15と
しては、光出力を直接的に検出するものでもよく、ハロ
ゲンガス濃度、希ガス濃度等光出力に関連するパラメー
タを検出することによって、間接的に光出力を検出する
ものであってもよい。
【0037】また、光出力検出器15で光が検出される
毎にこれをカウントするカウンタ(図示せず)が設けら
れている。このカウンタによってレーザ光Laの発振パ
ルス数Nがカウントされ、このカウンタの出力Nが制御
器3に入力される。
【0038】充放電回路1は、直流高圧電源17を駆動
源として主電極5、5間で放電を行わせる。この電源1
7の充電電圧Vも図示されていない電圧検出器によって
検出され、制御器3に入力される。
【0039】制御器3は、光出力検出器15で検出した
レーザ出力E、圧力センサ13で検出したガス圧P、上
記パルスカウンタで検出したカウント数Nおよび上記電
圧検出器で検出した電源17の充電電圧Vに基づいて電
源17に指令電圧Vaを出力し、該電源17の充電電圧
Vが指令した電圧値Vaになるように充電電圧の制御を
行う。
【0040】充放電回路1は、磁気アシスト19が付設
された主スイッチであるサイリスタ18がオンされるこ
とにより動作する。制御器3は、充放電回路1を動作さ
せるための駆動信号S3を駆動回路16に送出し、これ
に応じて駆動回路16がオン信号S4を主スイッチ18
に加えることにより充放電回路1が動作する。
【0041】なお、主スイッチ18は、サイリスタを使
用しているが、他の半導体スイッチ例えばGTO、IG
BTを使用することもできる。
【0042】充放電回路1は、パルストランス20を有
した2段の磁気圧縮回路、つまり磁気スイッチSRを2
つ具えた回路構成となっている。
【0043】レーザ装置の運転開始にあたり、まず真空
ポンプによって所定のガス圧になるまで排気が行われ、
レーザチャンバ4内の旧ガスが排気される。つぎにバル
ブ14a…が所要に開閉され、圧力センサ13の出力P
が所定の設定値になるまで、希ガス、ハロゲンガスおよ
びバッファガスのそれぞれが順次注入される。
【0044】こうしたレーザガスのチャンバ4内への注
入がなされると、その後チャンバ4内のガス循環用のブ
ロア8の起動、電源17のウオームアップ等といったシ
ーケンシャルな制御が順次実行されていき、レーザ装置
の運転が可能な状態となる。そこで、レーザ装置の運転
に先だって、まず、図10のステップ101に示される
ように、目標レーザ出力Ec、ハロゲンガス注入パルス
数間隔Nc、充電電圧変化量ΔV、希ガスについての1
回分の補給ガス量ΔG1、ハロゲンガスについての同補
給ガス量ΔG2、バッファガスについての同補給ガス量
ΔG3および1回分の排気ガスの排気量ΔG4、限界ガス
圧力(Pmax、Pmin)が予め設定されるとともに、パル
ス数カウンタのリセット(N=0)が行われる。
【0045】その後、レーザ装置の運転が開始される
と、光出力検出器15によって検出されたレーザ出力
E、圧力センサ13によって検出されたチャンバ内圧力
Pおよび電圧検出器によって検出された充電電圧Vが制
御器3に逐次取り込まれる。ただし、充電電圧Vは、指
令電圧Vaで代用することもできる(ステップ10
2)。
【0046】制御器3は、検出レーザ出力Eを目標レー
ザ出力Ecと比較し(ステップ103)、E<Ecであれ
ば、充電電圧Vを上記微小電圧ΔVだけ増加させて指令
充電電圧Vaとし(ステップ105)、E=Ecであれ
ば、検出電圧Vをそのまま指令充電電圧Vaとし(ステ
ップ104)、E>Ecであれば、検出充電電圧Vを上
記微小電圧ΔVだけ下げて指令充電電圧Vaとする(ス
テップ106)。
【0047】さて、一般に、目標値に近づける制御を行
う場合には、検出器の分解能や各種ノイズを考慮して不
感帯が設けられる。よって、上記目標レーザ出力Ec
は、ある幅をもっていてもよい。すなわち、目標範囲を
設定して、この目標範囲内にレーザ出力が入るような制
御を行うようにしてもよい。
【0048】さらに、制御器3は、上記指令充電電圧V
a(現在の充電電圧V)を充電電圧制御範囲Vmの最大値
Vmaxおよび最小値Vminと比較し(ステップ107)、
Va≦VmaxかつVa≧Vminであれば、ガス圧Pを現在
の圧力に維持した状態で(ステップ108)、つぎのス
テップ111に移行させる。
【0049】しかし、指令充電電圧Vaが、Va>Vmax
のときは、希ガスボンベ9およびバッファガスボンベ1
1から所定量の希ガスΔG1およびバッファガスΔG3を
レーザチャンバ4内に補給する処理を行い、ガス圧Pを
微小量ΔPだけ増加させた後ステップ111に移行させ
る(ステップ110)。また、Va<Vminとのときに
は、レーザチャンバ4内のレーザガスが所定量ΔG4だ
け排気する処理を行い、ガス圧Pを微小量ΔPだけ減少
させた後ステップ111に移行させる(ステップ10
9)。
【0050】通常は、不純物ガスの発生およびウインド
等の汚損によりレーザ出力は低下する傾向にあり、全圧
はガス補給と共に上昇するので、排気工程を省略できる
場合が多い。よってステップ109の処理を省略するよ
うにしてもよい。
【0051】レーザ装置の運転中には、ハロゲンガスを
補給する制御も行われている(ステップ113〜11
6)。
【0052】すなわち、レーザ装置の運転中には、電極
蒸発物との反応等によってハロゲンガスが減少し、この
減少量は運転時間、つまり運転パルス数Nに比例してい
る。そこで、運転パルス数Nに比例した量のハロゲンガ
スを補給するために、カウントパルス数Nが所定の値N
cに達する毎に、ハロゲンガスを所定量ΔG2だけ補給し
ている。そしてハロゲンガスの補給がなされた時点でカ
ウント値Nが零にリセットされ、つぎの処理であるステ
ップ111に移行される(ステップ114、115、1
16)。なお、この実施例では、パルス数Nは、光出力
検出器15の検出信号をカウントすることによって求め
ているが、発振命令であるトリガ信号をカウントするこ
とによって求めるようにしてもよい。
【0053】ステップ111では、レーザチャンバ4内
のガス圧力Pが所定の範囲Pmin≦P≦Pmaxにあるか否
かを判断しており、この圧力範囲を越えた場合には、レ
ーザ出力Eの維持が困難となるため、ガス交換あるいは
劣化部品の交換等を行うためのサービスリクエスト信号
の出力等、所要のアラーム表示あるいはエラー処理とい
った異常処理がなされる(ステップ112)。
【0054】なお、この実施例では、充電電圧制御範囲
Vm内に入るように充電電圧Vを制御しているが、充電
電圧を一定のままとしレーザガスの給排気制御のみを行
うようにしてもよい。
【0055】この場合は、ステップ103の処理に引き
続きステップ108〜110の処理が行われて(ステッ
プ104〜106の処理の代わりに)、ステップ111
に移行されることになる。
【0056】すなわち、制御器3は、検出レーザ出力E
を目標レーザ出力Ecと比較し(ステップ103)、E
<Ecであれば、レーザチャンバ4内のレーザガスが所
定量ΔG4だけ排気する処理を行い(ステップ10
9)、E=Ecであれば、ガス圧Pを現在の圧力に維持
し(ステップ108)、E>Ecであれば、希ガスボン
ベ9およびバッファガスボンベ11から所定量の希ガス
ΔG1およびバッファガスΔG3をレーザチャンバ4内に
補給する処理を行う(ステップ110)。
【0057】また、この実施例では、定期的にハロゲン
ガスを補給する処理(ステップ113〜116)を行っ
ているが、場合によってはこれを省略してもよい。ま
た、ハロゲンガスの補給は、ステップ110において他
の希ガス、バッファガスの補給と併せて行うようにして
もよい。
【0058】また、この実施例では、充電電圧Vを直接
検出しているが、充電電圧Vとレーザ光Laのビーム幅
Δwは、ほぼ比例関係にあるため、ビーム幅Δwを検出
することによって充電電圧Vを検出するようにしてもよ
い。ここで、ビーム幅Δwとは、図1に示すように主電
極5、5間の放電方向に垂直な方向の幅のことをいい、
レーザ光をラインセンサ上に転写することによって検出
することができる。
【0059】また、充電電圧Vとレーザ光Laの周波数
スペクトル分布におけるスペクトル幅Δλ、たとえば半
値幅との関係も、ほぼ比例関係にあるため、スペクトル
幅Δλを検出することによって充電電圧Vを検出するよ
うにしてもよい。
【0060】また、上述した第1の実施例に示される充
放電回路1の代わりに図2ないし図7に示される充放電
回路1を使用する実施も可能である。
【0061】図2は、主スイッチとしてサイラトロン1
8´を採用した2段磁気圧縮回路が適用される第2の実
施例を示している。
【0062】図3は、パルストランス20の代わりに可
飽和トランス20´を使用した磁気圧縮回路が適用され
る第3の実施例を示している。
【0063】図4、図5は、可飽和トランス20´を使
用した磁気圧縮回路に各々1段、2段の磁気圧縮回路が
適用される第4、第5の実施例を示している。
【0064】図6は、LC反転による倍電圧回路21に
1段の磁気圧縮回路を追加した第6の実施例を示してい
る。
【0065】図7は、LC反転による倍電圧回路21に
さらに2段の磁気圧縮回路を追加した第7の実施例を示
している。
【0066】さて、図8は、図1と同じ回路構成の充放
電回路1が適用される第8の実施例装置の構成を示して
おり、図1と異なるのは、レーザ光Laの周波数スペク
トル分布におけるスペクトル幅Δλ(たとえば半値幅)
を検出するスペクトル幅検出器22を付加した点であ
る。スペクトル幅検出器22の検出出力Δλは、制御器
3に入力されて、図11に示す処理が行われる。
【0067】以下、図11を参照して制御器3で行われ
る処理内容について説明する。なお、図10の処理と重
複する処理内容については説明を省略する。
【0068】まず、ステップ201では、上記ステップ
101と同様の処理が実行されるとともに、目標スペク
トル幅Δλcの設定も併せて行われる。
【0069】つぎのステップ202では、上記ステップ
102と同様な処理が実行されるとともに、スペクトル
幅検出器22で検出されたスペクトル幅Δλが逐次制御
器3に取り込まれる(ステップ202)。
【0070】そして、ステップ203〜ステップ210
では、上記ステップ103〜ステップ110と同様に充
電電圧制御、ガス給・排気制御が実行される。また、ス
テップ213〜ステップ216では、上記ステップ11
3〜ステップ116と同様に定期的なハロゲンガスの補
給処理が実行される。
【0071】そして、ハロゲンガス補給処理が終了した
後のステップ217〜ステップ220では、スペクトル
幅安定化制御が実行される。
【0072】すなわち、角度分散型の狭帯域化素子を用
いた狭帯域化エキシマレーザは、分散角方向のレーザ利
得分布によってスペクトルプロファイル、つまりスペク
トル幅が変化するという特性を有している。そして、レ
ーザガス組成、特にハロゲンガスの分圧とスペクトルプ
ロファイルとが強い依存性を有していることは、本発明
者らの既出願に開示されているところである(特願平4
―312202号等)。そこで、この第8の実施例で
は、スペクトル幅検出器22の出力に応じてハロゲンガ
スの補給量ΔG2を増減させ、ハロゲン分圧を安定化
し、もってスペクトル幅Δλの安定化を図っている。
【0073】まず、検出スペクトル幅Δλが目標スペク
トル幅Δλcと比較され(ステップ217)、Δλ<Δ
λcであれば、ハロゲンガス補給量ΔG2を微小量dG2
だけ増加させて、補給量ΔG2を更新し(ステップ22
0)、Δλ=Δλcであれば、現在のハロゲンガス補給
量ΔG2を増減させることなく現在の補給量ΔG2のまま
で更新を行い(ステップ218)、Δλ>Δλcであれ
ば、ハロゲンガス補給量ΔG2を微小量dG2だけ下げ
て、補給量ΔG2を更新する(ステップ219)。その
後、手順はステップ211に移行されて、上記ステップ
111、112と同様なガス圧比較処理、異常処理が実
行される(ステップ211、212)。
【0074】さて、また図9は、図1と同じ回路構成の
充放電回路1が適用される第9の実施例装置の構成を示
しており、図1と異なるのは、主電極5、5間の放電方
向に垂直な方向のビーム幅Δwを検出するビームプロフ
ァイル検出器23を付加した点である。このビームプロ
ファイル検出器23は、レーザ光Laをラインセンサ上
に転写させることによってビーム幅Δwを検出するもの
である。プロファイル検出器23の検出出力Δwは、制
御器3に入力されて、図12に示す処理が行われる。
【0075】以下、図12を参照して制御器3で行われ
る処理内容について説明する。なお、図10の処理と重
複する処理内容については説明を省略する。
【0076】まず、ステップ301では、上記ステップ
101と同様の処理が実行されるとともに、目標ビーム
幅Δwcの設定も併せて行われる。
【0077】つぎのステップ302では、上記ステップ
102と同様な処理が実行されるとともに、ビーム幅検
出器23で検出されたビーム幅Δwが逐次制御器3に取
り込まれる(ステップ302)。
【0078】そして、ステップ303〜ステップ310
では、上記ステップ103〜ステップ110と同様に充
電電圧制御、ガス給・排気制御が実行される。また、ス
テップ313〜ステップ316では、上記ステップ11
3〜ステップ116と同様に定期的なハロゲンガスの補
給処理が実行される。
【0079】そして、ハロゲンガス補給処理が終了した
後のステップ317〜ステップ320では、ビーム幅安
定化制御が実行される。
【0080】すなわち、エキシマレーザは、レーザ利得
分布によってビームプロファイル、つまりビーム幅Δw
が変化するという特性を有している。そして、ガス組
成、特にハロゲンガスの分圧はビームプロファイルに強
く依存していることが本発明者らによって発見され、既
出願である特願平6―73389号にも示されている。
そこで、ビームプロファイル検出器23の検出出力に応
じてハロゲンガスの補給量ΔG2を増減させ、ハロゲン
ガス分圧を安定化し、もってビーム幅、つまりプロファ
イルの安定化を図っている。
【0081】まず、検出ビーム幅Δwが目標ビーム幅Δ
wcと比較され(ステップ317)、Δw<Δwcであれ
ば、ハロゲンガス補給量ΔG2を微小量dG2だけ増加さ
せて、補給量ΔG2を更新し(ステップ320)、Δw
=Δwcであれば、現在のハロゲンガス補給量ΔG2を増
減させることなく現在の補給量ΔG2のままで更新を行
い(ステップ318)、Δw>Δwcであれば、ハロゲ
ンガス補給量ΔG2を微小量dG2だけ下げて、補給量Δ
G2を更新する(ステップ319)。その後、手順はス
テップ311に移行されて、上記ステップ111、11
2と同様なガス圧比較処理、異常処理が実行される(ス
テップ311、312)。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、レ
ーザ光の出力が目標値になるように、充放電回路のエネ
ルギー転送効率を所定値にするための一定電圧値に電源
の電圧を維持するか、あるいは充放電回路のエネルギー
転送効率を所定値以上にするための一定範囲に収まるよ
うに電圧を制御しつつ、レーザガスの給・排気量を制御
するようにしたので、磁気スイッチを有した充放電回路
を放電励起型のレーザ装置に適用した場合であっても、
レーザ出力変動に対する補償を、制御性よく行うことが
できる。このため、上記磁気スイッチを有した充放電回
路の採用により主スイッチ素子の耐久性が向上するとと
もに、上記制御性向上によりレーザ出力の安定化を容易
かつ効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係る放電励起型レーザ装置のレ
ーザガス制御装置の第1の実施例の構成を示す図であ
る。
【図2】図2は第2の実施例の構成を示す図である。
【図3】図3は第3の実施例の構成を示す図である。
【図4】図4は第4の実施例の構成を示す図である。
【図5】図5は第5の実施例の構成を示す図である。
【図6】図6は第6の実施例の構成を示す図である。
【図7】図7は第7の実施例の構成を示す図である。
【図8】図8は第8の実施例の構成を示す図である。
【図9】図9は第9の実施例の構成を示す図である。
【図10】図10は第1ないし第7の実施例の処理手順
を示すフローチャートである。
【図11】図11は第8の実施例の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】図12は第9の実施例の処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図13】図13は、磁気圧縮回路を使用した場合にお
ける正規化運転電圧とエネルギー転送効率の関係を示す
グラフである。
【図14】図14は、磁気スイッチ磁芯の動作を示すグ
ラフである。
【図15】図15は従来のレーザ装置の構成を示す図で
ある。
【図16】図16は従来のレーザ装置の充放電回路の構
成を示す回路図である。
【図17】図17は図16の回路における主スイッチの
電圧、電流の波形を示すグラフである。
【図18】図18は磁気圧縮回路を示す回路図である。
【図19】図19は、図18の磁気圧縮回路の各部の電
圧、電流の波形を示すグラフである。
【符号の説明】
1 充放電回路 2 給・排気回路 3 制御器 4 レーザチャンバ 5 主電極 SR 磁気スイッチ 15 光出力検出器 17 直流高圧電源

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源と、該電源の電圧を放電電極に
    印加させる主スイッチと、該主スイッチと前記放電電極
    との間に介在されて、前記電源から前記放電電極に流れ
    る電流を前記電源の電圧の大きさに応じた時間の間阻止
    する磁気スイッチとを有した充放電回路を具えるととも
    に、前記放電電極が配設されたレーザチャンバ内にレー
    ザガスを供給して前記放電電極間の放電によって前記レ
    ーザガスを励起し、レーザ光を発振、出力させるように
    した放電励起型レーザ装置において、 前記レーザ光の出力を検出する出力検出手段と、 前記出力検出手段によって前記レーザ光の出力が目標値
    または目標範囲からずれたことが検出された場合に、前
    記レーザ光の出力が前記目標値に一致するか、前記目標
    範囲内に入るように、前記充放電回路のエネルギー転送
    効率を所定値にするための一定電圧値に前記電源の電圧
    を維持しつつ前記レーザチャンバ内に供給されるレーザ
    ガスの供給量または該レーザチャンバから排出されるレ
    ーザガスの排気量を制御する制御手段と を具えた放電励起型レーザ装置におけるレーザガスの制
    御装置。
  2. 【請求項2】 電源と、該電源の電圧を放電電極に
    印加させる主スイッチと、該主スイッチと前記放電電極
    との間に介在されて、前記電源から前記放電電極に流れ
    る電流を前記電源の電圧の大きさに応じた時間の間阻止
    する磁気スイッチとを有した充放電回路を具えるととも
    に、前記放電電極が配設されたレーザチャンバ内にレー
    ザガスを供給して前記放電電極間の放電によって前記レ
    ーザガスを励起し、レーザ光を発振、出力させるように
    した放電励起型レーザ装置において、 前記レーザ光の出力を検出する出力検出手段と、 前記出力検出手段によって前記レーザ光の出力が目標値
    または目標範囲からずれたことが検出された場合に、前
    記レーザ光の出力が前記目標値に一致するか、前記目標
    範囲内に入るように、前記電源の電圧を変化させる電圧
    制御手段と、 前記充放電回路のエネルギー転送効率を所定値以上にす
    るための前記電源の電圧調整範囲を予め設定しておき、
    前記電圧制御手段によって前記電源の電圧が変化された
    結果、前記電圧調整範囲外となった場合に、前記電源の
    電圧が前記電圧調整範囲内に入るように、前記レーザチ
    ャンバ内に供給されるレーザガスの供給量または該レー
    ザチャンバから排出されるレーザガスの排気量を制御す
    る給・排気制御手段と を具えた放電励起型レーザ装置におけるレーザガスの制
    御装置。
  3. 【請求項3】 レーザ光のスペクトル分布またはス
    ペクトル幅を検出するスペクトル幅検出手段を具え、こ
    のスペクトル幅検出手段によってスペクトル幅が目標ス
    ペクトル幅からずれたことが検出された場合に、前記ス
    ペクトル幅が目標スペクトル幅になるようにレーザガス
    をレーザチャンバ内に供給するか、該レーザチャンバか
    ら排出する制御を行うようにした請求項1または2記載
    の放電励起型レーザ装置におけるレーザガスの制御装
    置。
  4. 【請求項4】 放電電極間の放電方向に略垂直な方
    向のビーム幅を検出するビーム幅検出手段を具え、この
    ビーム幅検出手段によってビーム幅が目標ビーム幅から
    ずれたことが検出された場合に、前記ビーム幅が目標ビ
    ーム幅になるようにレーザガスをレーザチャンバ内に供
    給するか、該レーザチャンバから排出する制御を行うよ
    うにした請求項1または2記載の放電励起型レーザ装置
    におけるレーザガスの制御装置。
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