JP3079475U - 簡易型紙製パレット - Google Patents

簡易型紙製パレット

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JP3079475U JP2001000506U JP2001000506U JP3079475U JP 3079475 U JP3079475 U JP 3079475U JP 2001000506 U JP2001000506 U JP 2001000506U JP 2001000506 U JP2001000506 U JP 2001000506U JP 3079475 U JP3079475 U JP 3079475U
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JP2001000506U
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修 金沢
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本州インターナショナル・パッケージング株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貨物積載用として必要な強度を備え、構造を合
理的に簡素化してリサイクルが容易で、積載物に跡が付
くような恐れの無い簡易構造の紙製パレットを提供す
る。 【解決手段】接着テープ6をカッター等で切断するだけ
で、駒部材2が自己(紙板3)の弾性に起因する反発力
により自然に展開するので、古紙リサイクルに供するた
めの分解作業が容易になる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、貨物積載用として必要な強度を備えると共に、その構造を合理的に 簡素化し、リサイクルが容易な簡易構造の紙製パレットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種簡易型の紙製パレットとして、紙板製のデッキボード100の下面 側に紙管からなる所要数の駒部材200を接着剤で取り付けてなる使い捨てタイプ のものが知られている。このような簡易型紙製パレットは、一度の搬送に用いら れた後、デッキボード100から駒部材200を外して古紙の再利用に供されるように なっている(図4参照)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら上述した従来の簡易型紙製パレットは、紙管製の駒部材200をデ ッキボード100下面側に接着剤で強固に貼り着けてなるので、古紙の再利用に供 する場合、それぞれの駒部材200をデッキボード100から外した後、紙管の周壁を 切断して展開しなければならず、分解作業に手間がかかるという問題があった。 また従来の簡易型紙製パレットは、駒部材200が紙管からなる筒状のものであ るため、デッキボード100上の積載物の荷重が紙管の周壁部上縁201に集中して積 載物下面に環状の跡が付く可能性があり、デッキボード100に例えばポスターの ような紙製品を多数積層して搬送する場合、積載物の商品価値を低下させる恐れ があった。
【0004】 本考案はこのような従来事情に鑑みて成されたもので、その目的とする処は、 貨物積載用として必要な強度を備えると共に、その構造を合理的に簡素化して、 リサイクルが容易で、且つ積載物に跡が付くような恐れの無い簡易構造の紙製パ レットを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために本考案の簡易型紙製パレットは、請求項1記載の ように、多層段ボール等の紙板からなるデッキボードの下面側に駒部材を所要数 取り付けてなり、上記駒部材が、多層段ボール等の紙板からなる一枚のブランク を折り曲げて所定の立体形状に組み立てられ、且つその折り曲げ状態を仮止め手 段により維持して形成されたものであることを特徴とする。
【0006】 このような構成によれば、それぞれの駒部材をデッキボードから取り外した後 、各駒部材において、仮止め手段による駒部材の折り曲げ状態の維持を開放すれ ば駒部材を簡単に展開することが出来、古紙リサイクルに供するための分解作業 を容易に行うことが出来る。
【0007】 また請求項2のように、前記仮止め手段が紙を素材とする接着テープによるテ ープ止めであって、前記駒部材は、多層段ボール等の紙板からなる一枚のブラン クを折り曲げて所定の立体形状に組み立てられると共に、その折り曲げ外端部分 を上記接着テープでテープ止めして折り曲げ状態を維持され、且つそのテープ止 め部分における上記接着テープを中途部で切断することで駒部材が展開するよう 形成することが好ましい。 この場合、駒部材の折り曲げ外端部分をテープ止めしている接着テープをカッ ター等で切断するだけで、駒部材が自己(紙板)の弾性に起因する反発力により 自然に展開するので、請求項1の効果をより実効あるものとし得る。さらに、そ のテープ止め手段が紙を素材とする接着テープなので、該接着テープを剥がすよ うな必要なく、そのままの状態で古紙のリサイクルに供することが出来る。
【0008】 また請求項3のように、前記一枚のブランクが所定長さを有する略帯状の紙板 からなり、前記駒部材は、その紙板を長手方向に沿って所定間隔ごとに折り曲げ 、折曲げ面部を内側から外側へ順次巻き回していくことで多重壁板構造の角筒形 状に組み立てられると良い。 この場合、駒部材が多重壁板構造の角筒形状であることから、従来の紙管を用 いる場合に比べ、積載物の荷重方向に対する耐強度が向上して、重量物への対応 が可能になる。また、駒部材が多重壁板構造の角筒形状であることから、積載物 の荷重がそれぞれの折曲げ面部の上縁に分散されるので、積載物に跡が付くよう な恐れが無くなる。
【0009】 ここで駒部材は、略三角柱形状、略四角柱形状、五角柱以上の略多角柱形状等 に組み立てることが可能であるが、紙板の折り曲げ作業の容易性や荷重に対する 耐強度等を考慮すると、請求項4のように略四角柱形状に組み立てることが好ま しい。
【0010】 また請求項4のように、前記紙板の内端側に位置する折曲げ面部が、角筒の内 部空間を横切るように斜めに折り曲げられており、該斜めに位置する内端側の折 曲げ面部の周囲を四角に囲むように各折曲げ面部を順次折り曲げて略四角筒形状 の駒部材に組み立てると良い。 この場合、内端側の折曲げ面部が略四角筒形状の駒部材の内部空間を斜めに横 切るように位置するので、折曲げ面部の数を最小限のものとして紙板の使用量や 折り曲げ回数を極量抑えながら請求項3による効果を得ることが出来る。
【0011】 請求項5のように、前記駒部材が、水溶性の接着剤によりデッキボード下面に 取り外し可能に固定されている場合、デッキボードから駒部材を容易に取り外す ことが出来ると共に、その接着剤を剥がすようなことなくリサイクルに供するこ とが出来る。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下、実施形態の一例を図面に基づいて説明する。 図1に示す簡易型紙製パレットAは、デッキボード1の下面側の所要複数箇所 に、略角筒形状に組み立てた駒部材2を水溶性接着剤で固着してなる。 デッキボード1は三層段ボール等の紙板を四角形状に裁断してなるもので、図 示例ではその四辺部分を立ち上げて側面部を有する略箱状に形成しているが、側 面部を備えない平板状に形成したものでも良い。またここで用いる紙板は、段ボ ール箱等を成形する際に余ったブランクを利用しても良い。
【0013】 駒部材2は、図2,図3に示すように、三層段ボールからなる所定長さの略帯 状の紙板3からなり、該紙板3には長手方向に沿って所定間隔ごとに、短手方向 に伸びる折線4a〜4hが形成されると共に、それら折線で分割される折曲げ面 部5a〜5iが形成されており、組み立てた状態において内端側に位置する折曲 げ面部5aを、角筒形状の内部空間を横切るように斜めに位置させ、その折曲げ 面部5aの周囲を四角に囲むように、各折曲げ面部5b〜5iを折線4a〜4h に沿って順次内側へ折り曲げることで多重壁板構造の略四角筒形状に組み立てら れている。 また駒部材2は、その折り曲げ外端側に位置する折曲げ面部5iをそれに隣り 合せる折曲げ面部5fにテープ止めすることで、その折り曲げ状態を維持されて いる。 テープ止めには、紙を素材とする接着テープ6が用いられている。 なお、ここで用いる紙板も、段ボール箱等を成形する際に余ったブランクを利 用しても良い。
【0014】 このような構成になる本例の簡易型紙製パレットAは、紙板3を折り曲げてそ の外端部分をテープ止めするだけで駒部材2を組み立てることが出来、且つその 駒部材2をデッキボード1の下面側に水溶性接着剤で取り付けるだけで簡単に作 製することができる。 またこの簡易型紙製パレットAは、駒部材2が多重壁板構造の略四角筒形状で あるため、紙管製の駒部材を用いる場合に比べ、積載物の荷重方向に対する耐強 度が向上し重量物への対応が可能であると共に、積載物の荷重が折曲げ面部5a 〜5iのそれぞれの上縁7に分散されるので、積載物に跡が付くような恐れが無 い。 さらに、内端側の折曲げ面部5aが駒部材2の内部空間を斜めに横切って位置 するので、折曲げ面部5a〜5i数を最小限のものとして紙板3の使用量や折り 曲げ回数を極量抑えながら前述の効果が得られる。
【0015】 このような簡易型紙製パレットAを使用後に再利用する場合は、それぞれの駒 部材2をデッキボード1から外した後、図3(イ)〜(ハ)に示すように、接着 テープ6を折曲げ面部5iと5fの間の隙間部分においてカッター等で切断すれ ば、その駒部材2は自己(紙板3)の弾性に起因する反発力により自然に展開す るので、そのままリサイクルに供することができる。
【0016】 以上、本考案の実施形態の一例を説明したが、本考案に係る簡易型紙製パレッ トは図示例に限定されず、請求項1〜5に記載された技術的思想の範囲内におい て種々の変更が可能であることは言うまでもない。
【0017】
【考案の効果】
本考案の簡易型紙製パレットは以上説明したように構成したので、以下の効果 を奏する。 (請求項1) デッキボードから外した駒部材を簡単に展開することが出来るので、分解作業 が簡単で古紙リサイクルに容易に供することができるなどの効果がある。 (請求項2) 接着テープをカッター等で切断するだけで駒部材が自然に展開するので、請求 項1の効果をより実効あるものとし得る。また、テープ止め手段が紙を素材とす る接着テープなので、これを剥がすようなことなくそのままの状態で古紙リサイ クルに供することが出来るなどの効果がある。 (請求項3) 駒部材が多重壁板構造の角筒形状であるため、従来の紙管を用いる場合に比べ 、重量物への対応が可能になると共に、積載物の荷重がそれぞれの折曲げ面部の 上縁に分散されて積載物に跡が付いて積載物の商品価値を低下させるような恐れ が無くなるなどの効果がある。 (請求項4) 内端側の折曲げ面部が駒部材の内部空間を斜めに横切って位置するため、折曲 げ面部の数を最小限のものとして紙板の使用量や折り曲げ回数を極量抑えながら 、請求項3の効果が得られる。 (請求項5) 駒部材を水溶性接着剤でデッキボードに固着したので、駒部材の取り外しが容 易になると共に、その接着剤を剥がすようなことなくそのままリサイクルに供す ることが出来るなどの効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態の一例を示す斜視図。
【図2】本考案に係る駒部材の一例を示す斜視図。
【図3】図2に示す駒部材の展開工程を示す斜視図。
【図4】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
A:簡易型紙製パレット 1:デッキボード 2:駒部材 3:紙板 4a〜4h:折線 5a〜5i:折曲げ面部 6:接着テープ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層段ボール等の紙板からなるデッキボ
    ードの下面側に駒部材を所要数取り付けてなる簡易型の
    紙製パレットであって、 上記駒部材が、多層段ボール等の紙板からなる一枚のブ
    ランクを折り曲げて所定の立体形状に組み立てられ、且
    つその折り曲げ状態を仮止め手段により維持して形成さ
    れたものであることを特徴とする簡易型紙製パレット。
  2. 【請求項2】 前記仮止め手段が紙を素材とする接着テ
    ープによるテープ止めであって、 前記駒部材は、多層段ボール等の紙板からなる一枚のブ
    ランクを折り曲げて所定の立体形状に組み立てられると
    共に、その折り曲げ外端部分を上記接着テープでテープ
    止めして折り曲げ状態を維持され、且つそのテープ止め
    部分における上記接着テープを中途部で切断することで
    駒部材が展開するよう形成されている請求項1記載の簡
    易型紙製パレット。
  3. 【請求項3】 前記一枚のブランクが所定長さを有する
    略帯状の紙板からなり、前記駒部材は、その紙板を長手
    方向に沿って所定間隔ごとに折り曲げ、折曲げ面部を内
    側から外側へ順次巻き回していくことで多重壁板構造の
    角筒形状に組み立てられている請求項1又は2記載の簡
    易型紙製パレット。
  4. 【請求項4】 前記紙板の内端側に位置する折曲げ面部
    が、角筒の内部空間を横切るように斜めに折り曲げられ
    ており、該斜めに位置する内端側の折曲げ面部の周囲を
    四角に囲むように各折曲げ面部を順次折り曲げることで
    略四角筒形状の駒部材に組み立てたことを特徴とする請
    求項3記載の簡易型紙製パレット。
  5. 【請求項5】 前記駒部材は水溶性の接着剤によりデッ
    キボード下面に取り外し可能に固定されている請求項1
    〜4の何れか1項記載の簡易型紙製パレット。
JP2001000506U 2001-02-07 2001-02-07 簡易型紙製パレット Expired - Lifetime JP3079475U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017206271A (ja) * 2016-05-16 2017-11-24 梅花堂紙業株式会社 段ボールパレット用桁体及び段ボールパレット用桁体の製造方法

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