JP3079417B2 - フラットデッキの端部圧潰方法及びその端部圧潰装置 - Google Patents
フラットデッキの端部圧潰方法及びその端部圧潰装置Info
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Description
ト製構築物の床部、屋根等を構成するスラブの捨型枠等
として使用するフラットデッキに関し、特にフラットデ
ッキを構成する補強リブの端部を圧潰するフラットデッ
キの端部圧潰方法及びその端部圧潰装置に関する。
いし図16に示すように、平面状に展開する幅狭の一側
平板部52および複数の平板部53、54、55と、対
向する下向き突出片56A、56Aを含んで構成され、
隣接する平板部52、53の間、53、54の間、およ
び54、55の間から下向きに突出する複数の補強リブ
56、56とを鋼板を折り曲げて一体に形成し、各補強
リブ56の端部56Bは梁等に係止するために扁平状に
圧潰することによって圧潰部57としてある。そして、
この補強リブ57の圧潰方法として、例えば特公平7−
121424号公報には、補強リブを圧潰する前に補強
リブを構成する2枚重ね板となった折り曲げ部の端部か
ら拡開用矢を挿入して2枚重ね板を拡開形成することに
より、補強リブが型崩れなく左右に平均に圧潰できるよ
うにした技術が開示されている。
ブ56の中心と一側平板部52の側縁52Aとの幅寸法
Aは強度上の理由から20mm程度しか設けていないこ
とから、一側補強リブ56を他の補強リブ56と同様に
従来技術の方法で圧潰した場合には、図16に示すよう
に裾広がりに形成された圧潰部57の端部57Aが一側
平板部52の側縁52Aよりも外側に突出幅Lが8mm
以上も突出してしまうことになる。この突出した端部5
7Aは鋭利な突出物になっており、当該端部57Aがフ
ラットデッキ51を連設する際の障害になったり、作業
者に危害を与える危険性がある。このため、圧潰部57
のうち一側平板部52から外側に突出した端部57A側
を切断除去する必要があるが、かくしては補強リブとし
ての強度性が損なわれることになるため、端部57A側
を折り曲げ加工する必要もあり、作業を繁雑化している
という欠点がある。
されたもので、フラットデッキの外側寄りに位置する補
強リブを圧潰した場合に、圧潰部の端部が外側に突出す
ることがないので、フラットデッキ相互の接続に障害と
なることがないし、作業上も安全であり、しかも強度性
が損なわれることもなく、折り曲げ加工も不要であるの
で作業を単純化することができるフラットデッキの端部
圧潰方法及びその端部圧潰装置を提供することを目的と
する。
ために構成された本発明の方法は、平面状に展開する複
数の平板部と、隣接する該平板部間から下方に突出する
複数の補強リブとを、鋼板を折り曲げ形成することによ
り一体に構成してなるフラットデッキにおける前記補強
リブの端部を圧潰するためのフラットデッキの端部圧潰
方法であって、前記複数の補強リブのうち一側外側に位
置する補強リブの外側下向き突出片の端部を内方に向け
て略く字状に予め屈曲形成し、しかる後該補強リブ及び
他の補強リブを一体に圧潰するようにしたものからな
る。
ッキの端部圧潰装置の手段は、平面状に展開する複数の
平板部と、隣接する該平板部間から下方に突出する複数
の補強リブとを、鋼板を折り曲げ形成することにより一
体に構成してなるフラットデッキにおける前記補強リブ
の端部を圧潰するためのフラットデッキの端部圧潰装置
であって、前記複数の補強リブのうち一側外側に位置す
る補強リブの外側下向き突出片の側面に内側に押圧する
ことにより該外側下向き突出片を内方に略く字状に屈曲
形成するるための押し曲げ用矢と、該補強リブ及び他の
補強リブを圧潰形成する端部プレス装置とからなる。
に基づき詳述する。先ず、フラットデッキの端部圧潰に
用いる端部圧潰装置について説明する。図1ないし図4
において、1は後述するフラットデッキ11を図中の矢
示イ、ロ方向に進退させるためのローラコンベヤ、2は
該ローラコンベヤ1の送り方向に沿って設置された端部
プレス装置で、該端部プレス装置2はプレステーブル2
Aと、該プレステーブル2Aの上方に図示しない油圧シ
リンダ装置により矢示ハ、ニ方向に昇降自在に配置され
たプレス用金型2Bとから構成してあり、プレステーブ
ル2Aの側端には進出するフラットデッキ11に当接し
て位置決めするためのストッパ3が設けてある。4は前
記プレス用金型2Bの側方に位置してプレステーブル2
Aの上方に配置されたデッキ押え装置で、該デッキ押え
装置4は油圧シリンダ装置4Aと、該油圧シリンダ装置
4Aにより矢示ホ、ヘ方向に昇降駆動される押え体4B
とから構成してある。
に対向して配置された端部成形装置で、該端部成形装置
5は支持体6と、該支持体6の先端に突設された押し曲
げ用矢7と、一対の拡開用矢8、8及び支持体6を矢示
ト、チ方向に進退させる油圧シリンダ装置9とから構成
してある。ここで、前記押し曲げ用矢7は図3に示すよ
うに、角柱状の基体7Aと、該基体7Aから側方に突設
された押し曲げ駒7Bと、該押し曲げ駒7Bの先端側角
隅に形成した傾斜当接面7Cとから構成してある。ま
た、拡開用矢8は図4に示すように、先端部8Aを凸湾
曲状に形成したものからなっている。
う端部圧潰方法について図5ないし図13を参照しつつ
説明するが、先ずフラットデッキ11の構成について説
明する。12、13、14、15は該フラットデッキ1
1を構成する複数の平板部で、一側平板部12は他の平
板部13、14、15よりも幅狭に形成してある。1
6、16、16は各平板部12、13間、13、14間
および14、15間から下方に突出するように配置した
複数の補強リブを示し、該各補強リブ16は対向する一
対の下向き突出片16A、16Aと、該一対の下向き突
出片16A、16Aに連続する連結片16Bとから略三
角形状に形成されている。17は外側に位置する平板部
15の外縁から下向きに屈曲形成した接続係合片であ
る。そして、上記平板部12、13、14、15と、補
強リブ16、16、16および接続係合片17は鋼板を
屈曲形成することにより一体に構成してあり、該接続係
合片17は隣接するフラットデッキ11の平板部12、
13間に形成される溝18に挿入して係合することによ
り、フラットデッキ11、11は互いに連結するように
なっている。また、19、19、19はフラットデッキ
11の両端側を梁等に載架するための圧潰部で、該各圧
潰部19は補強リブ16の両端部16C側を扁平状に圧
潰することにより形成してある。
を用いて形成するが、その方法について説明する。連続
ロールにより平板部12、13、14、15、補強リブ
16、16、16及び接続係合片17が成形されたフラ
ットデッキ11はローラコンベヤ1により矢示イ方向に
送られ、その端部がストッパ3に当接して位置決めされ
ると、デッキ押え装置4の油圧シリンダ装置4Aが始動
して押え体4Bが降下し、フラットデッキ11をプレス
テーブル2A上に固定する。すると、先ず端部成形装置
5の油圧シリンダ装置9が支持体6を押動し、押し出し
用矢7及び拡開用矢8、8は矢示ト方向に所定ストロー
クだけ進出する。押し曲げ用矢7は進出することによ
り、その傾斜当接面7Cが一側補強リブ16を形成する
外側下向き突出片16Aの外側面にほぼ中間の位置でそ
の先端から当接する(図6参照)。そして、押し曲げ用
矢7が更に進出することにより、押し曲げ駒7Bによっ
て外側下向き突出片16Aは内方向に略く字状に屈曲
し、折り曲げ部Aが形成される(図7及び図8参照)。
また、押し曲げ用矢7の進出と同時に一対の拡開用矢
8、8も進出してフラットデッキ11の他の補強リブ1
6、16内に嵌入し、一対の下向き突出片16A、16
Aを拡開形成する。
用矢7及び他の補強リブ16、16を拡開形成した拡開
用矢8、8が当初の位置まで後退すると、端部プレス装
置2のプレス用金型2Bが降下して各補強リブ16の端
部16Bを圧潰形成する。この時、一側補強リブ16の
略く字状に屈曲形成されている外側下向き突出片16A
は上方から押圧力を受けることにより、折り曲げ部Aの
位置で内側の下向き突出片16A側に屈曲して二つ折り
の状態になる結果(図9参照)、外側下向き折曲げ片1
6Aは裾広がりになることなく、一端側平板部12の側
縁12Aより内側に折り込まれた状態の圧潰部19とし
て形成されることになる。
圧潰する前に、一側補強リブ16の外側下向き突出片1
6Aは押し曲げ用矢7によって屈曲形成することによっ
て、圧潰部19の縁部19Aは一側平板部12より外側
に突出しないようにできるから、運搬および敷設作業等
において安全であるし、周囲の物を損傷する事態を解消
することができる。
ブ16を有するフラットデッキ11を例に挙げたが、図
12に示すフラットデッキ21のように各補強リブ22
が略L型をしている場合でも、一側補強リブ22の下向
き突出片22Aを押し曲げ用矢7によって内側に屈曲形
成させた後、端部を圧潰することにより圧潰端部が外側
に突出するのを解消できる。また、図13に示すフラッ
トデッキ31のように各補強リブ32が略逆T型をして
いる場合でも、一側補強リブ32の下向き突出片32A
を押し曲げ用矢7によって内側に屈曲形成させた後、端
部を圧潰することにより圧潰端部が外側に突出するのを
解消できる。
ら、下記の諸効果を奏する。 (1)一側補強リブの圧潰部は、その縁側が一端側平板
部の側縁の外側にはみ出すことなく内側に折り込まれる
から、フラットデッキの運搬時や作業時に作業者を傷付
けたり、周囲の物に損傷を与える事態を解消できる。 (2)一側補強リブの圧潰部は、その縁側が一端側平板
部の側縁の外側にはみ出すことなく内側に折り込まれる
から、フラットデッキの敷設作業時に従来行なっていた
突出部の折り曲げ作業や切断作業が不要になるし、他の
圧潰部と同等の強度性を保持することができる。 (3)一側補強リブの外側下向き突出片を押し曲げ用矢
により屈曲変形させる工程は、拡開用矢による他の補強
リブの拡開工程と同時に行なうから、圧潰作業を効率よ
く行なうことができる。
り、図1は端部圧潰装置の概略を示す平面図でる。
用矢の進出方向を示す説明図である。
た状態を示す説明図である。
拡開及び屈曲成形されたフラットデッキの部分斜視図で
ある。
ッキの正面図である。
部分斜視図である。
正面図である。
図である。
面図である。
4はフラットデッキの側面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 平面状に展開する複数の平板部と、隣接
する該平板部間から下方に突出する複数の補強リブと
を、鋼板を折り曲げ形成することにより一体に構成して
なるフラットデッキにおける前記補強リブの端部を圧潰
するためのフラットデッキの端部圧潰方法であって、前
記複数の補強リブのうち一側外側に位置する補強リブの
外側下向き突出片の端部を内方に向けて略く字状に予め
屈曲形成し、しかる後該補強リブ及び他の補強リブを一
体に圧潰するようにしてなるフラットデッキの端部圧潰
方法。 - 【請求項2】 平面状に展開する複数の平板部と、隣接
する該平板部間から下方に突出する複数の補強リブと
を、鋼板を折り曲げ形成することにより一体に構成して
なるフラットデッキにおける前記補強リブの端部を圧潰
するためのフラットデッキの端部圧潰装置であって、前
記複数の補強リブのうち一側外側に位置する補強リブの
外側下向き突出片の側面を内側に押圧することにより該
外側下向き突出片を内方に略く字状に屈曲形成するるた
めの押し曲げ用矢と、該補強リブ及び他の補強リブを圧
潰形成する端部プレス装置とを設けたことを特徴するフ
ラットデッキの端部圧潰装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08269441A JP3079417B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | フラットデッキの端部圧潰方法及びその端部圧潰装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08269441A JP3079417B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | フラットデッキの端部圧潰方法及びその端部圧潰装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1088723A JPH1088723A (ja) | 1998-04-07 |
JP3079417B2 true JP3079417B2 (ja) | 2000-08-21 |
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JP08269441A Expired - Fee Related JP3079417B2 (ja) | 1996-09-18 | 1996-09-18 | フラットデッキの端部圧潰方法及びその端部圧潰装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP3079417B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
KR101214305B1 (ko) * | 2012-08-17 | 2013-01-09 | 주식회사 제일테크노스 | 트러스 데크 단부 결합 구조 |
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1996
- 1996-09-18 JP JP08269441A patent/JP3079417B2/ja not_active Expired - Fee Related
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