JP3079262U - 踏切保安システム - Google Patents

踏切保安システム

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JP3079262U JP2001000343U JP2001000343U JP3079262U JP 3079262 U JP3079262 U JP 3079262U JP 2001000343 U JP2001000343 U JP 2001000343U JP 2001000343 U JP2001000343 U JP 2001000343U JP 3079262 U JP3079262 U JP 3079262U
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了吾 佐藤
幸二 寺島
直樹 井上
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株式会社サンコーシヤ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雷サージに対して高い耐性を有する踏切保安
システムを提供する。 【解決手段】 踏切制御装置10Aから供給される交流
電力は、耐雷トランス14を介して電源線31,32に
出力され、踏切制御子20A側の耐雷トランス27で受
電される。一方、踏切制御子20Aから出力される列車
の検知信号は、インバータ29で交流に変換され、耐雷
トランス28を介して信号線33,34に送出される。
踏切制御装置10Aでは、信号線33,34上の検知信
号が耐雷トランス15を介して受信され、整流器16で
直流に変換されて制御回路13に与えられる。このよう
に、踏切制御装置10A及び踏切制御子20Aとケーブ
ル30との間を、耐雷トランスを介して接続することに
より、ケーブル30から侵入する雷サージを効果的に大
地へ放電させることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、鉄道における踏切保安システム、特にその雷サージ対策に関するも のである。
【0002】
【従来の技術】
図2は、従来の踏切保安システムの構成図である。 この踏切保安システムは、列車の走行位置に基づいて踏切警報機や踏切遮断機 を制御する踏切制御装置10と、列車の位置を検知するための複数の踏切制御子 20(但し、図には1個のみ記載)と、踏切制御装置10と各踏切制御子20を 接続する信号ケーブル30で構成されている。
【0003】 踏切制御装置10は、踏切付近に設置された踏切器具箱内に収容されるもので 、電源部11、保安器(PD)12及び制御回路13を有している。
【0004】 電源部11は、各踏切制御子20に電力を供給するもので、直流(DC)の信 号電源用を、400Hz,200Vの交流(AC)に変換するインバータが用い られている。電源部11の出力側は、信号ケーブル30の電源線31,32に接 続されている。また、電源線31,32の線間には、バリスタと避雷管を組み合 わせた保安器12が接続され、これらの電源線31,32から侵入する雷サージ が、この保安器12で吸収されるようになっている。
【0005】 制御回路13は、複数の踏切制御子20から与えられる検知信号に従って、踏 切警報機や踏切遮断機の動作を制御するもので、リレーや半導体素子を用いた論 理回路で構成されている。制御回路13には、信号ケーブル30の信号線33, 34を介して、各踏切制御子20からの検知信号が、24Vの直流電圧のオン/ オフとして与えられるようになっている。
【0006】 踏切制御子20は、踏切前後の線路沿いに配置された踏切制御子箱内に収容さ れるもので、電源部21、発振器22、リレー23及び保安器24,25,26 を有している。
【0007】 電源部21は、踏切制御装置10から電源線31,32を介して与えられる交 流を、24Vの直流に変換するものである。電源部21から出力される直流電圧 は発振器22に供給されると共に、リレー23の接点23cを介して信号線33 ,34に出力されるようになっている。
【0008】 発振器22は、制御区間のレール(軌道回路)を帰還回路とする発振回路によ って、このレール部分に存在する列車を検知するものである。列車が制御区間内 に進入すると発振が停止してリレー23が無励磁となる閉電路型と、列車が進入 すると発振してリレー23を動作させる開電路型がある。
【0009】 保安器24〜26は、踏切制御装置10側の保安器12と同様に、バリスタと 避雷管を組み合わせたもので、それぞれ電源線31,32、信号線33,34、 及び軌道回路を伝わって侵入する雷サージから、電源部21や発振器22等を保 護するものである。
【0010】 このような踏切保安システムでは、踏切制御装置10の電源部11で400H z,200Vの交流電源が生成され、信号ケーブル30を介して各踏切制御子2 0に供給される。
【0011】 各踏切制御子20では、与えられた交流電源が電源部21によって24Vの直 流電源に変換され、発振器22とリレー23の接点23cに与えられる。例えば 、閉電路型の踏切制御子20では、列車が存在しないときは、発振器22が軌道 回路を帰還回路として発振し、リレー23が動作して接点23cが閉じる。これ により、24Vの直流電圧が信号線33,34を介して踏切制御装置10側へ出 力される。
【0012】 ここで、列車が制御区間内に進入すると発振器22の発振が停止し、リレー2 3が無励磁となって接点23cが開く。これにより、信号線33,34を介して 踏切制御装置10側へ出力されていた24Vの直流電圧が停止する。
【0013】 踏切制御装置10では、各踏切制御子20から信号線33,34を介して入力 される直流電圧のオン/オフによる検知信号に基づいて、列車の接近や通過を判 定し、踏切警報機や踏切遮断機の動作を制御する。
【0014】 このような踏切保安システムでは、踏切制御装置10と各踏切制御子20との 間が、信号ケーブル30で接続されている。このため、落雷や平行する電力線の 短絡事故等により、この信号ケーブル30に雷サージが印加されることがある。 雷サージが信号ケーブル30の電源線31,32に印加されると、踏切制御装置 10側に設けられた保安器12と、踏切制御子20側に設けられた保安器24の 避雷管が放電し、電源部11,21への雷サージの侵入が阻止される。また、信 号線33,34に印加された雷サージは、各踏切制御子20側の保安器25によ って阻止され、軌道回路から侵入する雷サージは、保安器26によって阻止され る。
【0015】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の踏切保安システムでは、次のような課題があった。 保安器12,24〜26のサージ吸収能力は余り大きくないので、これを越え る雷サージ電流が流れると、これらの保安器が損傷して踏切制御装置10や踏切 制御子20の内部の回路を破壊することがあった。
【0016】 本考案は、前記従来技術が持っていた課題を解決し、雷サージに対して高い耐 性を有する踏切保安システムを提供するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】 前記課題を解決するために、本考案は、鉄道踏切付近の所定区間の軌道上に列 車が存在するか否かを検知する複数の踏切制御子、該踏切制御子に電力を供給す ると共に該踏切制御子の検出信号に基づいて踏切警報機または踏切遮断機を制御 する踏切制御装置、及び該踏切制御子と踏切制御装置の間を接続するケーブルを 備えた踏切保安システムにおいて、踏切制御装置と踏切制御子を次のように構成 している。
【0018】 即ち、踏切制御装置は、踏切制御子に供給する交流を出力する第1の電源部と 、一次巻線が前記電源部の出力側に接続され、二次巻線がケーブル中の電源線に 接続されると共に、一次巻線及び二次巻線の間に静電遮蔽用の接地された遮蔽導 体を備えた第1の耐雷トランスと、踏切制御子に対応して設けられてそれぞれ一 次巻線がケーブル中の信号線に接続された第2の耐雷トランスと、第2の耐雷ト ランスの二次巻線から与えられる交流信号を整流して検知信号を生成する整流器 と、整流器から与えられる検知信号に基づいて踏切警報機または踏切遮断機を制 御する制御回路とを有している。
【0019】 また、踏切制御子は、一次巻線が前記ケーブル中の電源線に接続された第3の 耐雷トランスと、第3の耐雷トランスの二次巻線から与えられる交流を直流の電 源電圧に変換する第2の電源部と、この電源電圧で駆動されて所定区間内の列車 の有無を検知する列車検知部と、列車検知部の検知結果に基づいて交流信号を出 力する信号出力部と、一次巻線が信号出力部の出力側に接続され、二次巻線がケ ーブル中の信号線に接続された第4の耐雷トランスとを有している。
【0020】 本考案によれば、以上のように踏切保安システムを構成したので、次のような 作用が行われる。
【0021】 踏切制御装置の第1の電源部から出力された交流は、第1の耐雷トランスを介 してケーブルに送出される。ケーブルに送出された交流は、踏切制御子の第3の 耐雷トランスを介して第2の電源部に与えられる。第2の電源部において、与え られた交流が直流の電源電圧に変換され、列車検知部に供給される。列車検知部 は供給された電源電圧によって駆動され、所定区間内の列車の有無が検知される 。
【0022】 列車検知部の検知結果は信号出力部に与えられ、この検知結果に基づいた交流 信号が生成され、第4の耐雷トランスを介してケーブルに送出される。ケーブル に送出された交流信号は、踏切制御装置の第2の耐雷トランスを介して整流器に 与えられ、検知信号が生成される。検知信号は制御回路に与えられ、この検知信 号に基づいて踏切警報機や踏切遮断機が制御される。
【0023】 ここで、例えば落雷や事故電流等によってケーブルに雷サージが印加されると 、このケーブルを伝わって伝搬した雷サージは、ケーブルの両端に設置された第 1〜第4の耐雷トランスにおいて、一次巻線と二次巻線の間に設けられた遮蔽導 体を介して大地に放電される。これにより、踏切制御装置や踏切制御子は、雷サ ージから保護される。
【0024】
【考案の実施の形態】
図1は、本考案の実施形態を示す踏切保安システムの構成図であり、図2中の 要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
【0025】 この踏切保安システムは、列車の走行位置に基づいて踏切警報器や踏切遮断機 等を制御する踏切制御装置10Aと、列車の位置を検出するための複数の踏切制 御子20Aと、踏切制御装置10Aと各踏切制御子20Aを接続する信号ケーブ ル30で構成されている。但し、この図では、1つの踏切制御子20Aのみを示 している。
【0026】 踏切制御装置10Aは、踏切付近に設置された踏切器具箱内に収容されるもの で、従来と同様の電源部11及び制御回路13に加えて、耐雷トランス14,1 5及び整流器16を有している。耐雷トランス14,15は、従来の保安器12 に代えて設けられたもので、一般のトランスに比べて絶縁耐圧を高くすると共に 、一次巻線と二次巻線の間に静電シールド用の遮蔽導体を設け、この遮蔽導体を 接地するように構成したものである。これにより、耐雷トランス14,15では 、巻線間のサージ移行率を、0.1%程度に抑えることができるようになってい る。
【0027】 電源部11は、各踏切制御子20Aに電力を供給するもので、例えば信号電源 用の直流を、400Hz,200Vの交流に変換するインバータが用いられる。 電源部11の出力側は、巻線比が1:1の耐雷トランス14の一次巻線に接続さ れ、この耐雷トランス14の二次巻線が、信号ケーブル30の電源線31,32 に接続されている。
【0028】 耐雷トランス15は、例えば巻線比が200:24のもので、一次巻線が信号 線33,34に接続され、二次巻線が整流器16に接続されている。整流器16 は、耐雷トランス15の二次巻線に出力された交流を24Vの直流に変換し、列 車の検知信号として制御回路13に与えるものである。
【0029】 制御回路13は、整流器16から与えられる検知信号に基づいて列車の接近や 通過を判定し、踏切警報機や踏切遮断機の動作を制御するもので、リレーや半導 体素子を用いた論理回路で構成されている。
【0030】 一方、踏切制御子20Aは、踏切前後の線路沿いに配置された踏切制御子箱内 に収容されるもので、従来と同様の電源部21、列車検知部(例えば、発振器2 2及びリレー23)等に加えて、耐雷トランス27,28及び信号出力部(例え ば、インバータ29)を有している。
【0031】 耐雷トランス27は、従来の保安器24に代えて設けられたもので、例えば巻 線比が1:1のものである。電源部21は、踏切制御装置10Aから電源線31 ,32及び耐雷トランス27を介して与えられた400Hz,200Vの交流を 、24Vの直流の電源電圧に変換するものである。電源部21から出力される電 源電圧は発振器22に供給されると共に、リレー23の接点23cを介してイン バータ29に与えられるようになっている。
【0032】 発振器22は、制御区間のレールを帰還回路とする発信回路によって、この帰 還回路となっているレール部分に存在する列車を検知するものである。常時発振 してリレー23が動作し、列車が制御区間内に進入すると発振が停止してこのリ レー23が無励磁となる閉電路型と、常時は発振しておらず、列車が進入すると 発振してリレー23を動作させる開電路型がある。閉電路型は主に警報開始点で の列車検知に、開電路型は主に警報終止点での列車検知に使用される。なお、発 振器22の発振周波数は10〜40kHzが使用され、制御区間の軌道回路は3 0m程度となっている。
【0033】 インバータ29は、電源部21からリレー23の接点23cを介して与えられ る直流を、例えば1kHz,24Vの交流に変換するものである。インバータ2 9の出力側は、耐雷トランス28の一次巻線に接続されている。耐雷トランス2 8は、例えば巻線比が24:200のもので、24Vの交流電圧がこの耐雷トラ ンス28で200Vに昇圧されて、信号線33,34に出力されるようになって いる。
【0034】 次に動作を説明する。 この踏切保安システムでは、踏切制御装置10Aの電源部11で、400Hz ,200Vの交流が生成され、耐雷トランス14及び信号ケーブル30の電源線 31,32を介して、各踏切制御子20Aに供給される。 各踏切制御子20Aでは、電源線31,32を通して供給された交流が、耐雷 トランス27を介して電源部21に与えられる。400Hz,200Vの交流は 、電源部21によって24Vの直流に変換され、発振器22とリレー23の接点 23cに与えられる。例えば、閉電路型の踏切制御子20Aは、列車が存在しな いとき、軌道回路を帰還回路として発振器22が発振し、リレー23が動作して 接点23cが閉じられる。これにより、24Vの直流がインバータ29に与えら れる。
【0035】 インバータ29では、24Vの直流が1kHz,24Vの交流に変換され、耐 雷トランス28の一次巻線に与えられる。これにより、耐雷トランス28の二次 巻線から200Vの交流が出力され、信号線33,34を介して踏切制御装置1 0Aへ与えられる。
【0036】 信号線33,34を介して踏切制御装置10Aに与えられた200Vの交流は 、耐雷トランス15によって24Vに降圧されて整流器16に与えられ、24V の直流に変換されて検知信号として制御回路13に出力される。
【0037】 ここで、列車が制御区間内に進入すると、発振器22の発振が停止し、リレー 23が無励磁となって接点23cが開く。これにより、インバータ29の出力電 圧は0Vとなり、踏切制御装置10Aの制御回路13へ与えられていた24Vの 直流電圧が停止する。
【0038】 踏切制御装置10Aでは、各踏切制御子20Aに対応して設けられた整流器1 6から与えられる24Vの直流電圧のオン/オフ、即ち検知信号に基づいて列車 の接近や通過を判定し、踏切警報機や踏切遮断機の動作を制御する。
【0039】 このような踏切保安システムにおいて、落雷や平行する電力線の短絡事故等に よって、信号ケーブル30に雷サージが印加されると、電源線31,32及び信 号線33,34を介して、踏切制御装置10A及び踏切制御子20Aに雷サージ が侵入する。
【0040】 踏切制御装置10A側へ侵入する雷サージは、耐雷トランス14,15により 、踏切制御子20A側へ侵入する雷サージ電圧は、耐雷トランス27,28によ って阻止される。即ち、これらの耐雷トランス14,15,27,28は、高い 絶縁耐圧を有すると共に、遮蔽導体によって巻線間のサージ移行率が0.1%程 度に抑えられている。これにより、雷サージは、耐雷トランス14,15,27 ,28の遮蔽導体を介して大地へ放電され、踏切制御装置10Aや踏切制御子2 0Aの内部に侵入するサージ電圧は低レベルに抑制され、雷サージから効果的に 保護される。
【0041】 このように、本実施形態の踏切保安システムは、次の(1)〜(4)のような 利点を有する。
【0042】 (1) 踏切制御装置10A及び踏切制御子20Aと、信号ケーブル30との接 続箇所に耐雷トランス14等を設けている。これにより、避雷管を用いた従来の 保安器に比べて、雷サージに対して高い耐性を得ることができる。
【0043】 (2) 避雷管を用いた保安器の場合、避雷管が一旦放電すると、元の状態に戻 るまでに所定の時間が必要であった。耐雷トランスの場合には、雷サージに影響 されず、踏切保安システムとしての正常な動作を継続することができる。
【0044】 (3) レールに雷サージ電流や過大な電車電流が流れると、このレールと踏切 制御子20Aを結ぶ信号線を伝わって、サージ電流が踏切制御子20A側へ流れ 込み、保安器26が動作することがある。図2の踏切保安システムの場合、保安 器26が動作すると接地線の電位が上昇し、これによって信号ケーブル30側の 保安器24,25が連鎖的に放電し、システムが故障したり誤動作するというこ とがあった。本実施形態では、信号ケーブル30側に保安器を用いていないので 、そのようなおそれはない。
【0045】 (4) 地絡事故によって大地電位が上昇した場合にも、上記(3)と同様の利 点がある。
【0046】 なお、本考案は、上記実施形態に限定されず、種々の変形が可能である。この 変形例としては、例えば、次の(a),(b)のようなものがある。
【0047】 (a) 信号ケーブル30を介して、踏切制御装置10Aと踏切制御子20Aの 間で伝送される交流の周波数及び電圧は、例示した数値に限定されない。
【0048】 (b) 踏切制御子20Aにおける列車検出手段は、レールを帰還回路とした発 振器22に限定されない。例えば、自動信号機と同様の閉塞信号用の軌道回路を 用いても良い。
【0049】
【考案の効果】
以上詳細に説明したように、本考案によれば、踏切制御装置と踏切制御子の間 で電力や信号を交流で送受するために、第1及び第2の電源部と、信号出力部及 び整流器を設けている。また、踏切制御装置及び踏切制御子とケーブルとを、耐 雷トランスを介して接続するように構成している。これにより、ケーブルに印加 された雷サージは、耐雷トランスの遮蔽導体によって大地に放電され、内部の回 路や機器を効果的に保護することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施形態を示す踏切保安システムの構
成図である。
【図2】従来の踏切保安システムの構成図である。
【符号の説明】
10A 踏切制御装置 11,21 電源部 13 制御回路 14,15,27,28 耐雷トランス 16 整流器 20A 踏切制御子 22 発振器 23 リレー 29 インバータ 30 信号ケーブル 31,32 電源線 33,34 信号線

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄道踏切付近の所定区間の軌道上に列車
    が存在するか否かを検知する複数の踏切制御子、該踏切
    制御子に電力を供給すると共に該踏切制御子の検知信号
    に基づいて踏切警報機または踏切遮断機を制御する踏切
    制御装置、及び該踏切制御子と踏切制御装置の間を接続
    するケーブルを備えた踏切保安システムにおいて、 前記踏切制御装置は、 前記踏切制御子に供給する交流を出力する第1の電源部
    と、 一次巻線が前記電源部の出力側に接続され、二次巻線が
    前記ケーブル中の電源線に接続されると共に、該一次巻
    線及び二次巻線の間に静電遮蔽用の接地された遮蔽導体
    を備えた第1の耐雷トランスと、 前記踏切制御子に対応して設けられ、それぞれ一次巻線
    が前記ケーブル中の信号線に接続された第2の耐雷トラ
    ンスと、 前記第2の耐雷トランスの二次巻線から与えられる交流
    信号を整流して前記検知信号を生成する整流器と、 前記整流器から与えられる検知信号に基づいて踏切警報
    機または踏切遮断機を制御する制御回路とを有し、 前記各踏切制御子は、 一次巻線が前記ケーブル中の電源線に接続された第3の
    耐雷トランスと、 前記第3の耐雷トランスの二次巻線から与えられる交流
    を直流の電源電圧に変換する第2の電源部と、 前記電源電圧で駆動されて所定区間内の列車の有無を検
    知する列車検知部と、 前記列車検知部の検知結果に基づいて交流信号を出力す
    る信号出力部と、 一次巻線が前記信号出力部の出力側に接続され、二次巻
    線が前記ケーブル中の信号線に接続された第4の耐雷ト
    ランスとを、 有することを特徴とする踏切保安システム。
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