JP3079126B2 - 移動体の誘導装置 - Google Patents

移動体の誘導装置

Info

Publication number
JP3079126B2
JP3079126B2 JP24364397A JP24364397A JP3079126B2 JP 3079126 B2 JP3079126 B2 JP 3079126B2 JP 24364397 A JP24364397 A JP 24364397A JP 24364397 A JP24364397 A JP 24364397A JP 3079126 B2 JP3079126 B2 JP 3079126B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
moving
database
moving speed
value
command
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP24364397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1186030A (ja
Inventor
倫太 今井
勉 宮里
Original Assignee
株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信研究所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信研究所 filed Critical 株式会社エイ・ティ・アール知能映像通信研究所
Priority to JP24364397A priority Critical patent/JP3079126B2/ja
Publication of JPH1186030A publication Critical patent/JPH1186030A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3079126B2 publication Critical patent/JP3079126B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Processing Or Creating Images (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は移動体の誘導装置
に関し、特に、コンピュータグラフィックス(以下、C
Gと称する)において自律的ふるまいを行なうCGエー
ジェントに命令を与えて誘導させるアルゴリズムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5はこの発明が適用されるCGエージ
ェントを示す図である。分散人工知能の分野において人
間社会を始めとする集団の諸活動を自律的に判断する複
数の計算主体をエージェントと称する。このエージェン
トをモデル化してCG上で図5に示すように移動体とし
て表示したものをCGエージェントと称する。
【0003】このようなCGエージェントについては、
Randall D. Beer, A dynamical systems perspecitive
on agent-enviornment interanction, Artificial Inte
lligence, 72, 1995, pp.173-215や、Bruce M. Blumber
g and Tinsley A. Galyean Multi-Level Direction of
Autonomous Creatures for Real-Time Virtual Evironm
ents IEEE Tranc. Visualization and Computer Graphi
cs, vol. 1, No.1, March 1995において発表されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】Randall D. Beer の発
表したCGエージェントは、自律的に行動、すなわち自
らの意思を持って移動するが、制御できないパターン生
成器で行動を決定するなどのふるまいを命令で制御する
ことができない。
【0005】また、Bruce M.らの発表したCGエージェ
ントは、制御命令を受理して予め決められたエージェン
トの行動と制御命令との関係によって行動するものであ
り、エージェントは周りからの入力がなければ自ら行動
をすることができない。命令的制御を可能にする自律エ
ージェントを構築するためには、システム自身が行動規
範を生成することと、命令が行動規範に影響を与えるこ
とが必要とされる。
【0006】それゆえに、この発明の主たる目的は、観
測を通して周りからの入力なしにエージェントの行動を
自分自身で作り出しかつエージェントの行動生成にユー
ザからの命令を反映できるような移動体の誘導装置を提
供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
自律的にふるまう移動体自身が行動規範を生成しかつ命
令を与えることによって行動規範に影響を与える移動体
の誘導装置であって、移動体の種々の移動速度をデータ
として記憶するデータベースと、移動体の移動速度を観
測してデータベースの移動速度を更新するための観測手
段と、データベースに記憶されている移動速度に基づい
て、移動体を移動させる行動生成手段と、命令が与えら
れたことに応じて、その命令に対応した移動速度をデー
タベースに書込む命令処理手段とを備えて構成される。
【0008】請求項2に係る発明では、請求項1の観測
手段は、データベースからランダムに複数の移動速度を
読出し、その移動速度に基づいて判定基準を作成し、そ
の判定基準に基づいて移動体の移動速度を判定する。
【0009】請求項3に係る発明では、請求項2の観測
手段は、読出した複数の移動速度の最大値と最小値とを
取出し、移動体の移動速度の観測値が最大値と最小値と
の間にあるかを判定し、間にあればデータベースに記憶
されている1つの移動速度を判定した移動速度に書替
え、観測値が最大値と最小値との間になければデータベ
ースからランダムに選んだ移動速度を書替える。
【0010】請求項4に係る発明では、請求項1の行動
生成手段は、ある確率で乱数を発生させ、予め定める値
が発生した場合にはデータベースからランダムに1つの
移動速度を取出して移動体を移動させ、予め定める値以
外の値が発生したときにはデータベースに記憶されてい
ない移動速度で移動体を移動させる。
【0011】請求項5に係る発明では、請求項1の命令
処理手段は、命令が与えられたとき、その命令に対応し
た値を命令と移動速度との関係から抜き出してデータベ
ースに書込む。
【0012】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の一実施形態のブ
ロック図である。図1において、各CGエージェントは
観測部1とデータベース部2と命令受容部3と行動生成
部4とを有している。そして、CG表示部6は複数のC
Gエージェントを表示する。観測部1は自らCGエージ
ェントの移動速度を観測し、データベース部2の値を更
新する。行動生成部4はデータベース部2の値を参照
し、CGエージェントの移動速度を出力してCG表示部
6に入力し、CGエージェントの移動速度を変更する。
命令入力部5はユーザからの命令を受理し、命令受容部
3に渡す。命令受容部3はユーザからの命令に対応した
理想移動速度をデータベース部2に書込む。
【0013】図2は図1に示した観測部の動作を示すフ
ローチャートである。図2において、図1に示した観測
部1はCG表示部6から担当のCGエージェントの移動
速度を取出し、データベース2からN個の値を取出し、
N個の値から最大値と最小値を取出す。そして、観測部
1はエージェントの移動速度が最大値と最小値との間に
あるかを判別し、間にあればデータベース部2上の位置
をランダムに選び、そこの値を観測値で書替える。それ
によって、エージェントは同じ速度を維持しようとす
る。もし、観測値が最大値と最小値の間でなかった場合
には、1/2の確率でデータベース2上の位置をランダ
ムに選び、そこの値を観測値で書替える。それによっ
て、エージェントの行動を自律的に変えていくことを実
現できる。また、残りの1/2の確率では何も起こさな
い。データベース2はM個の一次元配列であり、エージ
ェントの移動速度をM個保存することができる。
【0014】図3は図1で説明した行動生成部の動作を
示すフローチャートである。図3において、行動生成部
4はNの確率で予め定める装置たとえば1を持つ乱数を
発生させる。1が出た場合には、データベース部2上か
らランダムに1つの値を取出す。これによって、過去の
行動に依存した移動速度をエージェントにさせることが
できる。1ではない場合には、データベース部2上にな
い値を1つランダムに発生させる。これによって、エー
ジェントが過去にとったことのない移動速度をとること
ができる。このようにして生成された移動速度はCG表
示部6に渡される。CG表示部6では仮想空間上でCG
エージェントを与えられた速度で動かし、コンピュータ
ディスプレイに表示する。
【0015】命令入力部5の例としては、コンピュータ
のキーボードがあり、キーを1つ押す毎に1つのコマン
ドが命令受容部3に渡される。
【0016】図4は図1に示した命令受容部の動作を示
すフローチャートである。命令受容部3では、命令入力
部5からの入力があった場合に、命令に対応した値を命
令と移動速度との関係から抜き出し、データベース部2
上の任意の場所をL個取出し、抜き出した値を書込む。
これによって、エージェントはデータベース部2上の命
令に従う確率が上がり、ユーザの命令を実行しやすくな
る。なお、命令と移動速度との関係については、キーと
して0〜4までの数字キーを使い、キーと移動速度との
関係は、たとえば0→0.0,1→1.0,2→2.
0,3→3.0,4→4.0となる。
【0017】上述のごとく、この実施形態によれば、観
測を通して周りからの入力なしにエージェントの行動を
作り上げていくことができる。すなわち、まず、エージ
ェントが自分で作り上げた行動以外の行動をとることが
できるため、新たな行動生成のきっかけを与えることが
できる。また、エージェントの行動生成にユーザからの
命令を反映することができ、自律行動をするエージェン
トに命令を反映させることができる。したがって、この
発明は単なる移動速度に限らず、エージェントの回転行
動,移動先の座標指定にも適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、移動
体の種々の移動速度をデータとしてデータベースに記憶
しておき、移動体の移動速度を観測してデータベースの
移動速度を更新させ、データベースに記憶されている移
動速度に基づいて移動体を移動させ、命令が与えられた
ことに応じてその命令に対応した移動速度をデータベー
スに書込むようにしたので、観測を通して周りからの入
力なしにエージェントの行動を自分自身で作り出しかつ
エージェントの行動生成にユーザからの命令を反映させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態のブロック図である。
【図2】図1に示した観測部の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】図1に示した行動生成部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】図1に示した命令受容部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】この発明が適用されるCGエージェントの一例
を示す図である。
【符号の説明】
1 観測部 2 データベース部 3 命令受容部 4 行動生成部 5 命令入力部 6 CG表示部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 13/00 G06T 15/70 G06F 17/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自律的にふるまう移動体自身が行動規範
    を生成しかつ命令を与えることによって行動規範に影響
    を与える移動体の誘導装置であって、 前記移動体の種々の移動速度をデータとして記憶するデ
    ータベース、 前記移動体の移動速度を観測して前記データベースの移
    動速度を更新するための観測手段、 前記データベースに記憶されている移動速度に基づい
    て、前記移動体を移動させる行動生成手段、および前記
    命令が与えられたことに応じて、その命令に対応した移
    動速度を前記データベースに書込む命令処理手段とを備
    えた、移動体の誘導装置。
  2. 【請求項2】 前記観測手段は、前記データベースから
    ランダムに複数の移動速度を読出し、その移動速度に基
    づいて判定基準を作成し、その判定基準に基づいて前記
    移動体の移動速度を判定することを特徴とする、請求項
    1に記載の移動体の誘導装置。
  3. 【請求項3】 前記観測手段は、前記読出した複数の移
    動速度の最大値と最小値を取出し、前記移動体の移動速
    度の観測値が前記最大値と最小値との間にあるかを判定
    し、間にあれば前記データベースに記憶されている1つ
    の移動速度を判定した移動速度に書替え、前記観測値が
    前記最大値と最小値との間になければ前記データベース
    からランダムに選んだ移動速度を書替えることを特徴と
    する、請求項2に記載の移動体の誘導装置。
  4. 【請求項4】 前記行動生成手段は、ある確率で乱数を
    発生させ、予め定める値が発生した場合には前記データ
    ベースからランダムに1つの移動速度を取出して前記移
    動体を移動させ、前記予め定める値以外の値が発生した
    ときには前記データベースに記憶されていない移動速度
    で前記移動体を移動させることを特徴とする、請求項1
    に記載の移動体の誘導装置。
  5. 【請求項5】 前記命令処理手段は、前記命令が与えら
    れたとき、その命令に対応した値を命令と移動速度との
    関係から抜き出して前記データベースに書込むことを特
    徴とする、請求項1に記載の移動体の誘導装置。
JP24364397A 1997-09-09 1997-09-09 移動体の誘導装置 Expired - Lifetime JP3079126B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24364397A JP3079126B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 移動体の誘導装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24364397A JP3079126B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 移動体の誘導装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1186030A JPH1186030A (ja) 1999-03-30
JP3079126B2 true JP3079126B2 (ja) 2000-08-21

Family

ID=17106880

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24364397A Expired - Lifetime JP3079126B2 (ja) 1997-09-09 1997-09-09 移動体の誘導装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3079126B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1186030A (ja) 1999-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7194396B2 (en) Simulation device
McDougall et al. The effects of visual information on users' mental models: An evaluation of Pathfinder analysis as a measure of icon usability
Li et al. ROS-based indoor autonomous exploration and navigation wheelchair
Kelly et al. Offline planning with hierarchical task networks in video games
CN102239470A (zh) 显示输入装置
JP2619383B2 (ja) 座標入力装置
JP3507452B2 (ja) 最適状態フィードバックにより協調化された群集アニメーション生成方法
Johnson On the relationship between dynamics and complexity in multi-agent collision avoidance
JP3079126B2 (ja) 移動体の誘導装置
CN115816459A (zh) 机器人控制方法、装置、计算机设备、存储介质和产品
Hu et al. Hybrid kinematic and dynamic simulation of running machines
JPS60256807A (ja) ロボットのティーチング装置
CN115847431B (zh) 机械臂的路点设置方法、装置、电子设备及存储介质
JP7413616B1 (ja) 表示装置、表示方法、及びプログラム
Prandini et al. Greedy control for hybrid pursuit games
JPH04180116A (ja) キーボード
Valavanis et al. Architectural models for intelligent machines
Chang Motion planning in virtual prototyping: practical considerations
JPS6041102A (ja) シ−ケンス制御装置
JP2001229398A (ja) パフォーマンス動画ジェスチャーの取得及び動画キャラクター上での再生方法及び装置
JP2754533B2 (ja) 流れ図作成装置
JP2928858B2 (ja) マルチウインドウ表示制御装置及び方法
Pitt Navigating in Generated Levels
JP5173096B2 (ja) カーソル位置制御方法
JP2672940B2 (ja) 文書処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20000606