JP3079054U - 文字並びにマークを立体成型した反射ステッカー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 金型の掘ることができる形状であれば会社
名、ブランド名などの文字あるいはマークを自由な形状
や大きさに反射面に文字並びにマークを立体成型するこ
とが可能である反射ステッカー。 【構成】 発泡ビニール樹脂（２）の表面側に反射フィ
ルム（３ａ，３ｂ）を重ねた状態、または，発泡性ビニ
ール樹脂（２）の裏面側に軟質性ビニール樹脂（１）を
重ねた状態、またその軟質性ビニール樹脂の裏面側に可
塑剤が移行しない塩化ビニール性ビニールフィルムを重
ねた状態で立体成型したい形状に掘った金型を用いて、
反射フィルム（３ａ，３ｂ）表面側より加圧した状態で
高周波をかけ、重なったフィルム及び樹脂を圧着させる
ことで文字並びにマークを立体成型（４）を可能にす
る。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、主に衣服や帽子、バッグ、スポーツウェア、スポーツ用具、船舶用 救命具、自転車や自動二輪車、自動車、ヘルメットなどの車両用具等の装飾及び 安全保持の目的で利用する分野に属する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、軟質性の反射フィルム、または、反射布を衣服あるいは各種用品等に貼 付、または縫い付けていたが文字等を立体的に表現することはできず、印刷や刺 繍などの平面的な表現しかできなかった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来の技術に述べたものに関して、多くの場合において、衣服等には、反射フ ィルムや反射布を縫い付けてあるだけで文字、マークは入れておらず反射器とし ての機能しか満たしておらず、ステッカーとしての装飾効果が弱い。

【０００４】 またメーカー名、ブランド名などの文字やマークが入っているものにしても印刷 、刺繍等の手段で入れるが、反射面に印刷や刺繍をすることになるので反射面を 覆い隠す箇所ができ、反射面積を減少してしまい、さらに印刷や刺繍をすること で製造工程が増えることになっていた。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、文字並びにマークをステッカーに凸形状に立体成型 をする場合を例として、ベース部になる軟質性ビニール樹脂（１）の表面に発泡 製ビニール樹脂（２）に重ね、さらにその表面側に微細なガラスビーズ等を表面 にコーティングした反射フィルム（３ａ）または、反射プリズムフィルム（３） を重ねる。

【０００６】 また、反射ステッカーを貼付する被貼付商品の材質によっては、軟質性ビニー ル樹脂（１）を使用せずに発泡性ビニール樹脂（２）と反射フィルム（３ａ，３ ｂ）を重ねた状態や、被貼付商品に両面テープを用いて貼付する場合においては 、接着強度を増すために軟質性ビニール樹脂（１）の裏面側に可塑剤が移行しな い塩化ビニール性フィルムを重ねる。

【０００７】 ２〜４層に重ねた状態で、凸形状に立体成型したい文字または、マークの形状に 合わせ、凹形状に掘った金型を用いて、重ねられた反射フィルム（３ａ，３ｂ） 表面側より加圧する。

【０００８】 金型を用いて加圧されることにより収縮された部分の発泡製ビニール樹脂（２） は、金型の凹部に逃げ込むことで、文字または、マークが凸形状の状態になり、 その状態で金型を通して、重ねられたフィルムおよび樹脂に高周波をかけて、フ ィルム間の接触面を圧着する。

【０００９】 重ねられ高周波接着されたフィルムおよび樹脂を金型より取り外すと反射フィル ム（３ａ，３ｂ）面に文字およびマークが立体成型（４）された状態になってい る。

【００１０】

【作用】

上記手段により金型の掘ることができる形状であれば会社名、ブランド名など の文字あるいはマークを自由な形状や大きさに反射面に立体的な文字あるいはマ ークを成型することが可能である。 また用いる反射材の材質色により色々な色彩のステッカーにすることが可能であ り、ステッカー反射面の表面、裏面に印刷をすることも可能である。

【００１１】

【実施例】

上記記載の課題を解決する手段として任意の文字並びにマークを立体成型した 反射ワッペンを使用する実施例として衣服や帽子等の縫製品や柔軟な材質に立体 成型された反射ステッカーを取り付けるのであれば指定の箇所に縫い付ける。

【００１２】 また、スポーツ用具や車両用具などの硬材質な箇所に反射ステッカーを取り付 けるのであれば、両面テープや接着剤を用いて指定の箇所に貼付する。

【００１３】

【考案の効果】

従来の方法では、不可能であったが本考案により文字並びにマークを立体的に 表現することができるので反射材を使ってのワッペンの装飾で新しい表現が可能 になるのでロゴやブランド名等を効果的に訴求でき、立体成型した部分も反射材 により成型されているので反射面積が減少することもない。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の文字を凸成型した状態での反射ステッ
カーの斜視図である。

【図２】本考案の文字を凸成型した状態での反射ステッ
カーの下面図である。

【図３】本考案の文字を凸成型した状態での反射ステッ
カーの部分断面図である。

【図４】本考案の文字を凹成型した状態での反射ステッ
カーの斜視図である。

【図５】本考案の文字を凹成型した状態での反射ステッ
カーの下面図である。

【図６】本考案の文字を凹成型した状態での反射ステッ
カーの部分断面図である。

【符号の説明】

１ 軟質性ビニール樹脂 ２ 発泡ビニール樹脂 ３ａ ガラスビーズ等をコーティングした反射フィルム ３ｂ プリズム反射フィルム ４ 立体成型された文字

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【手続補正書】

【提出日】平成１３年２月１４日（２００１．２．１
４）

【手続補正１】

【補正対象書類名】図面

【補正対象項目名】全図

【補正方法】変更

【補正内容】

【図１】

【図２】

【図３】

【図４】

【図５】

【図６】

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 軟質性ビニール樹脂（１）の表面側に発
   泡ビニール樹脂（２）に重ね、さらにその表面側に微細
   なガラスビーズ等を表面にコーティングした柔軟な反射
   フィルム（３ａ）または、反射プリズムフィルム（３
   ｂ）を重ねた状態で、立体成型したい凸型または凹形の
   形状に掘った金型を用いて、反射フィルム（３ａ，３
   ｂ）表面側より加圧した状態で高周波をかけ、反射フィ
   ルム（３ａ，３ｂ）及び発泡性ビニール樹脂（２）と軟
   質性ビニール樹脂（１）を圧着させて文字並びにマーク
   を立体成型（４）した反射ステッカー。
2. 【請求項２】 請求項１記載の反射ステッカーの軟質性
   ビニール樹脂（１）を使用せずに発泡ビニール樹脂
   （２）と微細なガラスビーズ等を表面にコーティングし
   た柔軟な反射フィルム（３ａ）または、反射プリズムフ
   ィルム（３ｂ）を重ね、請求項１と同様に金型を用い
   て、加圧し、高周波をかけ、圧着させて文字並びにマー
   クを立体成型（４）した反射ステッカー。
3. 【請求項３】 請求項１記載の軟質性ビニール樹脂
   （１）の裏面側に可塑剤が移行しない塩化ビニールフィ
   ルムを重ね、軟質性ビニール樹脂（１）の表面側に発泡
   ビニール樹脂（２）に重ね、さらにその表面側に微細な
   ガラスビーズ等を表面にコーティングた柔軟な反射フィ
   ルム（３ａ）または、反射プリズムフィルム（３ｂ）を
   重ねた状態で、請求項１と同様に金型を用いて、加圧
   し、高周波をかけ、圧着させて文字並びにマークを立体
   成型（４）した反射ステッカー。