JP3078953U - 被動ファンを有する放熱装置 - Google Patents
被動ファンを有する放熱装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 発熱素子を冷却するファンに高温や高熱が生
じないようにして冷却放熱効率を高めるることができる
ようにした被動ファンを有する放熱装置を提供する。 【解決手段】 動力ファン1により冷空気を流動させ、
その気流を被動ファン2へ送ってファン22を回転させ
る。このファン22は、放熱座21の支持軸25に回転
自在に支持されているため、横方向への送風が生じ、放
熱座の側面に向けて横方向への送風が行われ、これによ
り冷却される。
じないようにして冷却放熱効率を高めるることができる
ようにした被動ファンを有する放熱装置を提供する。 【解決手段】 動力ファン1により冷空気を流動させ、
その気流を被動ファン2へ送ってファン22を回転させ
る。このファン22は、放熱座21の支持軸25に回転
自在に支持されているため、横方向への送風が生じ、放
熱座の側面に向けて横方向への送風が行われ、これによ
り冷却される。
Description
【0001】
本考案は、放熱ファンに係るものであって、特に放熱素子の冷却放熱効率を有 効に高めることができる被動ファンを有する放熱装置に関するものである。
【0002】
従来この種のものにあっては、下記のようなものが知られている。
【0003】 図11に示す従来の放熱ファンは、主として中央処理装置等の発熱素子91の 上方に結合される放熱板92および放熱板92の上方に設けられた放熱ファン9 3などの部材により構成されている。上記放熱板92には複数の放熱片94が形 成され、それにより、放熱面積を増やすようにしてある。このように、放熱板9 2により発熱素子91の表面から生じた熱を放熱片94に伝導して分布させると 同時に、放熱ファン93を作動して放熱片94間の空気を流動させることにより 、発熱素子91を冷却し放熱させている。
【0004】 図12に示す本考案の出願人が取得したアメリカ特許番号第6,148,90 7号の「熱源体の熱交換装置」は、放熱ファン81により本体ケース82の外部 の冷空気を吸入し、風進入管83を経てカバー84に送入させ、該カバー84を 発熱素子85に結合し、該カバー84の内部に冷空気を進入させて熱交換を行う と共に発熱素子85が発した熱を風排出管86を経て風排出口より排出させるよ うに構成されている。
【0005】
上述した図11の従来の放熱は、放熱ファン93を駆動するモーター等に通電 して励磁し続けなければ回転させることができない。そのため、放熱ファン93 が回転すると、放熱ファン93自体が発熱源になり、放熱ファン93が送出した 気流そのものに同時に高温高熱が含まれているから、冷却放熱の効果はある程度 限られており、放熱効果を有効に高めることができないという問題点があった。
【0006】 上述した図12の従来の熱源体の熱交換装置は、発熱素子85が発した熱をカ バー84に伝導し、このカバー内にファン81により生じた気流を風進入管83 および風排出管86を介して流動させるようにしているため、発熱素子85の放 熱効果はよくないという問題点があった。
【0007】 本考案は、そのような問題点に鑑みて考案されたものであって、その解決課題 とするところは、従来の動力ファンのように駆動した際に生じる高温や高熱が冷 気部に及ばないようにし、かつ発熱素子に対して直接的に送風できるようにする ことにより冷却放熱効率を高めることができるようにした被動ファンを有する放 熱装置を提供することである。
【0008】
上記目的を達成するために、本考案による被動ファンを有する放熱装置は下記 の構成を具備している。 すなわち、本考案の被動ファンを有する放熱装置は、主として動力ファンおよ び被動ファンにより構成される。上記動力ファンを駆動すると気体が流動し、流 動ファンへ送られる。上記被動ファンは放熱座に設けた支持軸に回転自在に支持 され、上記動力ファンが送出した気流により回転駆動され、これにより、横方向 への送風が生じる。
【0009】 また、本考案の被動ファンを有する放熱装置は、下記のように構成することも できる。 1.上記動力ファンに気体を上記被動ファンの風送入口まで導引するための連接 管を設ける。 2.上記被動ファンの放熱座には放熱片が設けられ、上記放熱片が囲んだ範囲に は収容空間が形成され、上記収容空間には上記ファンが回転するための支持軸が 設けられている。 3.上記放熱座に設けた放熱片は輻射状またはリング状または傾斜状または導流 円弧状に配列されている。 4.上記収容空間にはファンの回転に邪魔にならないように放熱柱が設けられて いる。 5.上記被動ファンは平板式羽根または多翼式羽根または遠心式羽根の羽根で構 成されている。 6.上記支持軸は収容空間の非中心位置に設置されている。 7.上記被動ファンのファンは中心ハブから延びる複数個の羽根で構成され、上 記ファンの外周には補助羽根が環状に設けられている。 8.動力ファンおよび被動ファンにより構成される。上記動力ファンの基座には 回転軸とステータコイルが設けられ、該ステータコイルに通電することにより、 動力ファンが回転軸を中心として回転し、気体が風送入口より吸入され、風排出 口より排出する。上記被動ファンは放熱座を介して上記動力ファンと連結し、放 熱座にはファンを回転自在に支持するための支持軸が設けられ、該被動ファンは 上記動力ファンが送出した気流によって回転駆動され、横方向への送風が生じる 。 9.上記動力ファンの基座には複数個のステータコイルが設けられ、さらに上記 動力ファンのファンには環状磁石が設けられる。 10.上記動力ファンのファンの羽根の下端には横方向への送風ができる補助羽 根が形成され、上記補助羽根は放熱座の内部まで延伸している。 11.上記補助羽根は平板式羽根または多翼式羽根または遠心式羽根で構成され ている。 12.動力ファンおよび被動ファンにより構成される。上記動力ファンの中心に ハブが形成され、上記ハブの内部にはステータコイルと環状磁石が設けられ、フ ァンが回転することでその羽根によって気流を生じさせ、気体は風送入口から吸 入され、風排出口より排出するように形成される。上記被動ファンは放熱座を介 して上記動力ファンと連結し、放熱座にはファンが回転自在に支持するための支 持軸が設けられ、上記被動ファンは上記動力ファンが送出した気流によって回転 駆動され、横方向への送風が生じる。 13.上記被動ファンのファンは中心ハブから延びる複数個の羽根で構成され、 上記ファンの外周には補助羽根が環状に設けられている。
【0010】
本考案の実施の形態について、以下、図面を参照して説明する。
【0011】
(実施例1) 図1は本考案の実施例1による装置の側面図を示し、実施例1の被動ファンを 有する放熱装置は主として動力ファン1および被動ファン2により構成される。 動力ファン1により駆動された気流は連接管11を経て被動ファン2に送られ、 被動ファン2には発熱素子3を結合することができる。
【0012】 上記動力ファン1は本体ケースに取り付けられ、外部の冷空気を吸入すること ができる従来公知の各種動力ファンを用いることができ、動力ファンにより引入 駆動された気体により上記被動ファン2のファン22を回転させることができる 。また、最良な実施例として駆動された気体を輸送するための連接管11が接続 されている。
【0013】 図2は本考案の実施例1による被動ファンの分解斜視図を示し、該被動ファン 2は主として放熱座21およびファン22などの部材により構成されている。該 放熱座21は平らな板により形成され、その表面には複数の放熱片23が設けら れている。また該放熱座2は円形、方形または長方形などの各種の形状に形成す ることができ、上記放熱片23は、例えば輻射状、リング状、傾斜状または導流 円弧状などの適宜の形状に配列することができる。図に示す本考案の実施例では 、該放熱片23は輻射状に配列され、その中間位置には収容空間24が形成され ている。この収容空間24には支持軸25が設けられており、支持軸24には上 記ファン22を回転自在に枢着してあり、これにより被動ファン2の全体の厚さ は比較的小さい厚さに形成される。その他に、収容空間24に形成された空間を 有効に利用し、上記ファン22の回転の邪魔にならないように放熱柱26を立設 することもでき、該放熱柱26の立設により放熱座21の放熱面積を増やすこと ができる。
【0014】 上記被動ファン2のファン22は動力ファン1が送出した気流により駆動され て回転し、ファン22は中心位置で放熱座21の支持軸25に枢着されているか ら、放熱座21の収容空間24において回転する。最良な実施例として、ファン 22そのものの中心位置には中心ハブ27を設けられ、該中心ハブ27から輻射 方向に複数の羽根28が形成されている。この羽根28は軸流式羽根、平板式羽 根または遠心式羽根等で構成することができ、さらには図2に示すようにファン 22の外周には補助羽根29が環状に設けられている。
【0015】 図1,2を参照し、本考案の実施例1の動力ファン1を運転すると、外部の冷 空気が連接管11に吸入され、その冷空気を被動ファン2のファン22の羽根2 8に向かって送風することにより、ファン22は支持軸25を中心として回転す る。そのようにして羽根28により放熱座21の平らな板に向かって流れる気流 が発生することにより、該放熱座21の側面に向けて横方向への送風が生じ、さ らに補助羽根29によって横方向への送風が生じたりする。したがって、放熱座 21の下方に連結された発熱素子3から生じた熱は、該放熱座21およびその放 熱片23により分散されると共にファン22の回転で生じた気流により外部へ持 ち去られたり、さらに補助羽根29によって生じた横方向への送風により外部へ 排除されるから、冷却放熱の効果を奏することができる。このように、被動ファ ン2自身を運転するために必要とする動力は被動ファン2以外の動力ファン1に よるものであるため、被動ファン2が回転しても該被動ファン2そのものからは いかなる熱も生じないから、被動ファン2の回転駆動により生じた冷却気流によ り最良な放熱効果を獲得することができる。
【0016】 (実施例2) 図3、4は本考案の実施例2による装置の分解斜視図を示し、実施例2の被動 ファンを有する放熱装置は主として動力ファン4および被動ファン2により構成 される。
【0017】 上記動力ファン4には基座41が包含され、該基座41には複数個のステータ コイル42および回転軸44が設けられ、回転軸44にはファン43が枢着され 回転自在に支持されている。該基座41は被動ファン2の放熱座21の上部に連 結され、かつ該基座41には風送入口45および気流を送出するための風排出口 46が形成されている。ファン43の外周には上記ステータコイル42と電磁誘 導するための環状磁石47が設けられ、該ステータコイル42は基座41におい て、ファン43の外周の外側に対向する位置に形成されている(図4)。被動フ ァン2は、上記実施例1とほぼ同様に構成されている。
【0018】 図3,4を参照し、実施例2の動力ファン4を駆動すると、まず基板41のス テータコイル42が通電されて励磁し、ファン43の外周に設けられた環状磁石 47との電磁誘導作用により、該ファン43は回転駆動される。この時、外部の 冷空気は基座41の風送入口45より送入され、基座41の底部の風排出口46 より排出され、被動ファン2の上部より放熱座21の内部に進入する。上述した ように上記放熱座21の内部に設けたファン22支持軸25を中心として回転自 在に設けられているから、該ファン22により横方向への送風が生じる。したが って、上記の実施例1と同様に放熱座21の下方に連結された発熱素子(図示せ ず)が発した熱は放熱座21の側面を経由して外部へ排出され、冷却放熱の効果 を奏することができる。このように、被動ファン2自身を運転するために必要と する動力は上記実施例1と同様に被動ファン2以外の動力ファン4によるもので あるため、被動ファン2が回転しても該被動ファン2そのものからはいかなる熱 も生じないから、被動ファン2の回転駆動により生じた冷却気流により最良な放 熱効果を獲得することができると共に、発熱素子の冷却放熱の効率を高めること ができる。
【0019】 (実施例3) 図5,6は本考案の実施例3による装置の分解斜視図と組み立てられた状態の 断面図を示し、実施例3の被動ファンを有する放熱装置は主としに動力ファン4 および被動ファン7により構成されている。
【0020】 上記動力ファン4にも実施例2と同様に基座41が包含され、該基座41には ステータコイル42および回転軸44が設けられ、回転軸44にはファン43が 枢着され回転自在に支持されている。上記基座41は被動ファン2の放熱座21 の上部に連結され、かつ該基座41には風送入口45および気流を送出するため の風排出口46が形成されている。ファン43の外周には上記ステータコイル4 2と電磁誘導するための環状磁石47が設けられ、該ステータコイル42は基座 41において、ファン43の外周の外側に対向する位置に形成されている。さら に上記ファン43の各羽根の下端には下方へ延伸する補助羽根48が形成され、 該補助羽根48は被動ファン4の放熱座71の内部まで延伸している(図6)。
【0021】 上記被動ファン7は主として放熱座71およびファン72などの部材により構 成されている。該放熱座71は平らな板により形成され、その表面には複数の放 熱片73が設けられている。この放熱片73の中間位置には収容空間74が形成 され、収容空間74に支持軸75が設けられ、支持軸75にはファン43が枢着 され回転自在に支持されている。これにより、被動ファン7は全体的に比較的小 さい厚さを有するように形成することができる。
【0022】 上記被動ファン7のファン72は動力ファン4が送出した気流により駆動回転 されるよう、中心位置を放熱座71の支持軸75に枢着され、該放熱座71の収 容空間74内において回転する。該ファン72の羽根は軸流式羽根、平板式羽根 または遠心式羽根等で構成することができる。
【0023】 図6を参照し、実施例3の動力ファン4を駆動すると、まず基板41のステー タコイル42が通電されて励磁し、ファン43の外周に設けられた環状磁石47 との電磁誘導作用により、該ファン43は回転駆動される。この時、外部の冷空 気は基座41の風送入口45より送入され、基座41の底部の風排出口46より 排出され、被動ファン7の上部より放熱座71の内部に進入する。上記放熱座7 1の内部に設けたファン72は支持軸75を中心として回転自在に設けられてい るから、該ファン72により横方向への送風が生じる。したがって、上記の実施 例と同様に放熱座71の下方に連結された発熱素子(図示せず)が発した熱は、 放熱座71の側面を経由して外部へ排出され、冷却放熱の効果を奏することがで きる。このように、被動ファン7自身を運転するために必要とする動力は上記実 施例と同様に被動ファン7以外の動力ファン4によるものであるため、被動ファ ン7が回転しても被動ファン7そのものからはいかなる熱も生じないから、被動 ファン7の回転駆動により生じた冷却気流により最良な放熱効果を獲得すること ができると共に、発熱素子の冷却放熱の効率を高めることができる。
【0024】 (実施例4) 図7,8は本考案の実施例4による装置の分解斜視図と組み立てられた状態の 断面図を示し、実施例4の被動ファンを有する放熱装置は主として動力ファン4 および被動ファン5により構成される。
【0025】 上記動力ファン4にも実施例2と同様に基座41が包含され、該基座41には ステータコイル42および回転軸44が設けられ、回転軸44にはファン43が 枢着され回転自在に支持されている。上記基座41は被動ファン2の放熱座21 の上部に連結され、かつ該基座41には風送入口45および気流を送出するため の風排出口46が形成されている。ファン43の外周には上記ステータコイル4 2と電磁誘導するための環状磁石47が設けられ、該ステータコイル42は基座 41において、ファン43の外周の外側に対向する位置に形成されている。
【0026】 上記被動ファン5は主として放熱座51およびファン52などの部材により構 成されている。該放熱座51は平らな円形の板により形成され、その表面には支 持軸55が設けられ、支持軸55によりファン52を回転自在に支持している。 該支持軸55は放熱座51の非円心位置に設けられ、該ファン52の羽根は平板 式羽根、多翼式羽根、軸流式羽根または遠心式羽根等で構成することができる。 該放熱座51には複数の放熱片53を形成してあり、該放熱片53は導流円弧状 に配列されている。上記ファン52を支持するための支持軸55は放熱座51の 非円心位置に設置されているので、ファン52は放熱座51において偏って回転 し、これにより放熱座51内部の気道(エアウェイ)はタービン減圧の効果を有 し、被動ファン5の横方向への送風の送風量を増やすことができる。
【0027】 図8を参照し、動力ファン4を被動ファン5に連結した後、動力ファン4を駆 動すると、まず基板41のステータコイル42が通電されて励磁し、ファン43 の外周に設けられた環状磁石47との電磁誘導作用により、該ファン43は回転 駆動される。この時、外部の冷空気は基座41の風送入口45より送入され、基 座41の底部の風排出口46より排出され、被動ファン5の上部より放熱座51 の内部に進入する。上記放熱座51の内部に設けたファン52は支持軸55を中 心として回転自在に設けられているから、該ファン52により横方向への送風が 生じる。したがって、上記の実施例と同様に放熱座51の下方に連結された発熱 素子(図示せず)が発した熱は、放熱座51の側面を経由して外部へ排出され、 冷却放熱の効果を奏することができる。このように、被動ファン5自身を運転す るために必要とする動力は上記実施例と同様に被動ファン5以外の動力ファン4 によるものであるため、被動ファン5が回転しても被動ファン5そのものからは いかなる熱も生じない。さらにファン52を支持するための支持軸55は放熱座 51の非円心位置に設置されるため、ファン52は放熱座51において偏って回 転し、放熱座51内部の気道(エアウェイ)はタービン減圧の効果を有すること になるから、被動ファン5の横方向への送風の送風量を増やすことができる。こ のようにして、被動ファン5が回転駆動されると冷却気流により最良な放熱効果 を獲得することができると共に、発熱素子の冷却放熱の効率を高めることができ る。
【0028】 (実施例5) 図9,11は本考案の実施例5による装置の分解斜視図と組み立てられた状態 の断面図を示し、実施例5の被動ファンを有する放熱装置は主として動力ファン 6および被動ファン2により構成されている。
【0029】 上記被動ファン2は上記の各実施例と同様に主として放熱座21、ファン22 、放熱片23、収容空間24、支持軸25および放熱柱26等を具備する。
【0030】 上記動力ファン6は従来公知の各種の放熱ファンを用いることができ、基座6 1には回転自在のファン62が設けられ、ファン62の中心にハブ63が設けら れ、ハブ63の内部にはステータコイルと環状磁石が設けられ(図示せず)、該 ステータコイルに通電して励磁することによりファン62を回転駆動し、その羽 根64により気流を駆動するように形成されている。冷空気は基座61に形成さ れた風送入口65より吸入され、基座61の底部の風排出口66より被動ファン 2のファン22に送風できるように形成されている。実施例5の羽根64は軸流 式羽根、多翼式羽根、平板式羽根または遠心式羽根等で構成することができる。 動力ファン6のファン62が回転すると、上記の実施例と同様に放熱座21のフ ァン22を回転駆動させることができ、これにより横方向への送風が生じ、横方 向への送風の送風量を増やすことができると共に、上記の実施例と同様に発熱素 子の冷却放熱の効率を高めることができる。
【0031】
本考案の各実施例の被動ファンを有する放熱装置によれば、被動ファンの放熱 座に設けられた支持軸にファンを回転自在に支持し、この被動ファンを放熱座の 外部に設置された動力ファンが送出した気流により回転駆動するようにしたから 、該被動ファンにより放熱座の側面に向けて横方向への送風を生じさせると共に 被動ファン自身を動力源を用いずに回転させることができ、被動ファン自身から は高温高熱が生じないので、発熱素子に対して冷却放熱の効率を有効に高めるこ とができるという利点がある。
【0032】 本考案は、その精神及び必須の特徴事項から逸脱することなく他のやり方で実 施することができる。従って、本明細書に記載した好ましい実施例は例示的なも のであり、限定的なものではない。
【図1】本考案の実施例1の配置説明図である。
【図2】本考案の実施例1の被動ファンの分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】本考案の実施例2の分解斜視図である。
【図4】本考案の実施例2の組み立てられた状態の断面
図である。
図である。
【図5】本考案の実施例3の分解斜視図である。
【図6】本考案の実施例3の組み立てられた状態の断面
図である。
図である。
【図7】本考案の実施例4の分解斜視図である。
【図8】本考案の実施例4の組み立てられた状態の断面
図である。
図である。
【図9】本考案の実施例5による分解斜視図である。
【図10】本考案の実施例5の組み立てられた状態の断
面図である。
面図である。
【図11】従来の放熱装置の一実施例を示す側面図であ
る。
る。
【図12】従来の放熱装置の他の実施例を示す側面説明
図である。
図である。
1 動力ファン 11 連接管 2 被動ファン 21 放熱座 22 ファン 23 放熱片 24 収容空間 25 支持軸 26 放熱柱 27 中心ハブ 28 羽根 29 補助羽根 3 発熱素子 4 動力ファン 41 基座 42 ステータコイ
ル 43 ファン 44 回転軸 45 風送入口 46 風排出口 47 環状磁石 48 補助羽根 5 被動ファン 51 放熱座 52 ファン 53 放熱片 55 支持軸 6 動力ファン 61 基座 62 ファン 63 ハブ 64 羽根 65 風送入口 66 風排出口 7 被動ファン 71 放熱座 72 ファン 73 放熱片 74 収容空間 75 支持軸
ル 43 ファン 44 回転軸 45 風送入口 46 風排出口 47 環状磁石 48 補助羽根 5 被動ファン 51 放熱座 52 ファン 53 放熱片 55 支持軸 6 動力ファン 61 基座 62 ファン 63 ハブ 64 羽根 65 風送入口 66 風排出口 7 被動ファン 71 放熱座 72 ファン 73 放熱片 74 収容空間 75 支持軸
Claims (14)
- 【請求項1】 動力ファン(1)および被動ファン
(2)により構成される被動ファンを有する放熱装置で
あって、上記動力ファン(1)は気体を被動ファン(2
5)へ送るよう駆動され、上記被動ファン(2)は放熱
座(21)に設けた支持軸(25)に回転自在に支持さ
れたファン(22)を有し、該ファン(22)は上記動
力ファン(1)が送出した気流により回転するよう組み
合わされ、該ファン(22)の駆動により横方向への送
風が生じるようにしたことを特徴とする被動ファンを有
する放熱装置。 - 【請求項2】 上記動力ファン(1)には気体を上記被
動ファン(2)の風送入口まで導引するための連接管
(11)が設けられていることを特徴とする請求項1記
載の被動ファンを有する放熱装置。 - 【請求項3】 上記被動ファン(2)の放熱座(21)
には放熱片(23)が設けられ、上記放熱片(23)が
囲んだ範囲には収容空間(24)が形成され、上記収容
空間(24)には上記ファン(22)が回転するための
支持軸(25)が設けられていることを特徴とする請求
項1記載の被動ファンを有する放熱装置。 - 【請求項4】 上記放熱座(21)に設けられた放熱片
(23)は輻射状またはリング状または傾斜状または導
流円弧状に配列されていることを特徴とする請求項3記
載の被動ファンを有する放熱装置。 - 【請求項5】 上記収容空間(24)にはファン(2
2)の回転に邪魔にならないように放熱柱(26)が設
けられていることを特徴とする請求項1記載の被動ファ
ンを有する放熱装置。 - 【請求項6】 上記被動ファン(2)は平板式羽根また
は多翼式羽根または遠心式羽根で構成されていることを
特徴とする請求項1記載の被動ファンを有する放熱装
置。 - 【請求項7】 上記支持軸は収容空間の非中心位置に設
置されていることを特徴とする請求項3記載の被動ファ
ンを有する放熱装置。 - 【請求項8】 上記被動ファン(2)のファン(22)
は中心ハブ(27)から延びる複数個の羽根(28)を
有し、上記ファン(22)の外周には補助羽根(29)
が設けられていることを特徴とする請求項1記載の被動
ファンを有する放熱装置。 - 【請求項9】 動力ファン(4)および被動ファン
(7)により構成される被動ファンを有する放熱装置で
あって、上記動力ファン(4)は基座(41)に回転軸
(44)とステータコイル(42)を有し、該ステータ
コイル(42)に通電することにより、動力ファン
(4)のファン(43)を回転軸(44)を中心として
回転するよう該ファン(45)に環状磁石(47)を設
け、該ファン(43)の回転により気体を吸入するよう
風送入口(45)を設けるとともに被動ファン(7)に
向けて送り出すよう風排出口(46)を形成し、上記被
動ファン(7)は放熱座(71)を介して上記動力ファ
ン(4)に連結され、該放熱座(71)にはファン(7
2)を回転自在に支持するための支持軸(75)が設け
られ、上記ファン(72)は上記動力ファン(4)が送
出した気流によって回転駆動され、横方向への送風を生
じるようにしたことを特徴とする被動ファンを有する放
熱装置。 - 【請求項10】 上記動力ファン(4)の基座(41)
には複数個のステータコイル(42)が設けられ、さら
に上記動力ファン(4)のファン(43)には該ステー
タコイルに対向して環状磁石(47)が設けられている
ことを特徴とする請求項9記載の被動ファンを有する放
熱装置。 - 【請求項11】 上記動力ファン(4)のファン(4
3)の羽根の下端には横方向への送風ができるよう補助
羽根(48)が形成され、該補助羽根(48)は上記放
熱座(71)の内方まで延伸していることを特徴とする
請求項9記載の被動ファンを有する放熱装置。 - 【請求項12】 上記補助羽根(48)は平板式羽根ま
たは多翼式羽根または遠心式羽根で構成されていること
を特徴とする請求項11記載の被動ファンを有する放熱
装置。 - 【請求項13】 動力ファン(6)および被動ファン
(2)により構成される被動ファンを有する放熱装置で
あって、上記動力ファン(6)の中心にハブ(63)を
設け、上記ハブ(63)の内部にファンを回転するよう
ステータコイル及び環状磁石を設け、ファン(62)の
回転により気流を生じさせるよう羽根(64)を形成
し、かつ気体を吸入する風送入口(65)と被動ファン
(2)に向けて排出する風排出口(66)を形成し、上
記被動ファン(2)は放熱座(21)を介して上記動力
ファン(6)に連結され、放熱座(21)にはファン
(22)を回転自在に支持するよう支持軸(25)を設
け、上記ファン(22)は上記動力ファン(6)が送出
した気流によって回転するように駆動され、横方向への
送風が生じるようにしたことを特徴とする被動ファンを
有する放熱装置。 - 【請求項14】 上記被動ファン(2)のファン(2
2)は中心ハブ(27)から延びる複数個の羽根(2
8)を有し、上記ファン(22)の外周には補助羽根
(29)が設けられていることを特徴とする請求項13
記載の被動ファンを有する放熱装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001000127U JP3078953U (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 被動ファンを有する放熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001000127U JP3078953U (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 被動ファンを有する放熱装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3078953U true JP3078953U (ja) | 2001-07-27 |
Family
ID=43211857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001000127U Expired - Lifetime JP3078953U (ja) | 2001-01-16 | 2001-01-16 | 被動ファンを有する放熱装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3078953U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114844547A (zh) * | 2021-02-02 | 2022-08-02 | 上海亮衡信息科技有限公司 | 一种多功能5g无线直放站 |
CN117979643A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-05-03 | 中柬(青岛)铝业有限公司 | 一种铝型材喷砂机用智能电控箱及其控制方法 |
-
2001
- 2001-01-16 JP JP2001000127U patent/JP3078953U/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN114844547A (zh) * | 2021-02-02 | 2022-08-02 | 上海亮衡信息科技有限公司 | 一种多功能5g无线直放站 |
CN117979643A (zh) * | 2024-02-01 | 2024-05-03 | 中柬(青岛)铝业有限公司 | 一种铝型材喷砂机用智能电控箱及其控制方法 |
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