JP3078704U - 電子機器用キャビネット - Google Patents

電子機器用キャビネット

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JP3078704U
JP3078704U JP2000000036U JP2000000036U JP3078704U JP 3078704 U JP3078704 U JP 3078704U JP 2000000036 U JP2000000036 U JP 2000000036U JP 2000000036 U JP2000000036 U JP 2000000036U JP 3078704 U JP3078704 U JP 3078704U
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JP
Japan
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closed cabinet
ventilation duct
main body
heat
ceiling
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JP2000000036U
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English (en)
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修 津村
英輔 大石
正剛 末益
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Sanken Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanken Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 直射日光による外からの熱を遮断すると共
に、内部から発生する熱を効率よく熱交換して内部の雰
囲気温度を下げる。 【解決手段】 内部に電子機器Mが配置された密閉キャ
ビネット本体1に、吸気取入口25から取入れられた空
気が、少なくとも密閉キャビネット本体1の左右両側部
7と後部9を通り、さらに、天井部11を通って外へ抜
ける通風ダクト17,18,19を設ける一方、通風ダ
クト18,19内と密閉キャビネット本体1内にそれぞ
れ放熱フィン31a,31b,33a,33bが突出す
る放熱伝導体31,33を設け、密閉キャビネット本体
1内に設けた循環ファン35によって密閉キャビネット
本体1内に突出する放熱伝導体31,33の各放熱フィ
ン31b,33bを通過するよう密閉キャビネット本体
1内の空気を循環させて熱交換を行なう。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、電子機器用キャビネットに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、電子機器用キャビネットの概要は、密閉キャビネット本体の前面が開 閉扉となっていて、内部には電子機器が配置されている。天井部及び外周壁は薄 板のパネルで作られた構造となっている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
電子機器用キャビネットは、屋内又は屋外に設置される場合があり、特に、屋 外に設置されるケースにあっては、直射日光による熱が電子機器に悪影響を与え るために、例えば、天井に日除け板を設ける等の対応策がとられている。しかし ながら、内部から発生する熱については、これといった対応策がとられていない のが現状である。
【0004】 そこで、この考案は、電子機器に対して直射日光による外からの熱を遮断する と共に、内部から発生する熱を効率よく冷却し、本体内の雰囲気温度が上昇する のを抑えることができるようにした電子機器用キャビネットを提供することを目 的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、この考案の請求項1にあっては、内部に電子機器 が配置された密閉キャビネット本体に、吸気取入口から取入れられた空気が、少 なくとも密閉キャビネット本体の左右両側部と後部を通り、さらに、天井部を通 って外へ抜ける通風ダクトを設けると共に、通風ダクト内と密閉キャビネット本 体内にそれぞれ放熱フィンが突出する放熱伝導体と、密閉キャビネット本体内に 突出する放熱伝導体の放熱フィンを通過するよう密閉キャビネット本体内の空気 を循環させる循環ファンと、密閉キャビネット本体内の空気の循環路を形成する ためのガイド板とを備えている。
【0006】 これにより、吸気取入口から取入れられた空気は、左右両側部、後部を通り、 さらに、天井を通って外へ抜ける流れが得られる。この空気の流れは天井を始め として、密閉キャビネット本体の外周を冷却する冷却風の流れとなるため、直射 日光による外からの熱を遮断し、密閉キャビネット本体内への熱の悪影響を阻止 する。
【0007】 また、電子機器等から発生した内部の熱は、密閉キャビネット本体内を循環す る時に、通風ダクト内を流れる冷却風によって冷却された放熱伝導体の放熱フィ ンと繰返し接触することで、熱交換が行なわれ効率よく冷却される結果、密閉キ ャビネット本体内の雰囲気温度が上昇するのを抑えられる。
【0008】 また、この考案の請求項2によれば、放熱伝導体を、少なくとも天井部と後部 とに設ける。
【0009】 これにより、放熱伝導体を効率のよい位置に配置できると共に、内部で発生し た熱を放熱伝導体によって確実に冷やし、本体内の雰囲気温度の上昇を抑える。
【0010】 また、この考案の請求項3によれば、天井部側の通風ダクト内に、排気ファン を設ける。
【0011】 これにより、天井部側の通風ダクト内の空気は、排気ファンによって強制的に 外へ排気されるため、通風ダクト内に負圧域が作られる結果、左右両側部及び後 部の通風ダクトには、天井部側の通風ダクトへ向かう確実な冷却風の流れが得ら れるようになり、通風ダクト内に突出する冷却フィンを冷却する。
【0012】
【考案の実施の形態】 以下、図1乃至図3の図面を参照しながらこの考案の実施の形態について具体 的に説明する。
【0013】 図1において、1は電子機器用キャビネット3の密閉キャビネット本体を示し ており、内部には電子機器Mが配置されるようになっている。
【0014】 密閉キャビネット本体1は、前面が開閉扉5となっていて、開閉扉5を始めと して左右両側部7及び後部9並びに天井部11は、それぞれ内側パネル13と外 側パネル15の二重構造となっており、その内側パネル13と外側パネル15と で第1から第4の通風ダクト17,18,19,20を形成している。
【0015】 なお、下部は、支脚部21を有する底板パネル23だけとなっているが、二重 構造としてもよい。
【0016】 第1の通風ダクト17は、密閉キャビネット本体1の両側方を流れる側方用の 通風ダクトとなっている。第2の通風ダクト18は、密閉キャビネット本体1の 後方を流れる背面用の通風ダクトとなっている。第3の通風ダクト19は、密閉 キャビネット本体1の天井を流れる天井用の通風ダクトとなっていて、前記側方 用の通風ダクト17と背面用の通風ダクト18とそれぞれ連通している。第4の 通風ダクト20は、開閉扉5内を流れる独立した扉用の通風ダクトとなっていて 、下方が吸気取入口25、上方が排気口27となっている。もちろん、第3の通 気ダクト19と連通させる事も出来る。
【0017】 側方用の第1の通風ダクト17と背面用の第2の通風ダクト18の下部は、地 表面に近い位置から外気を取入れる吸気取入口25となっている。
【0018】 天井用の第3の通風ダクト19は、開閉扉5側となる前面及び後面が吸排気用 の開放口29となっていて、側方用の第1の通風ダクト17及び背面用の第2の 通風ダクト18より広い断面積となっている。
【0019】 天井用の第3の通風ダクト19と背面用の第2の通風ダクト18を構成する内 側パネル13には第1の放熱伝導体31と第2の放熱伝導体33がそれぞれ設け られている。
【0020】 第1の放熱伝導体31は、天井となる内側パネル13に組付けられ、第3の通 風ダクト19内に突出する放熱フィン31aと、内側パネル13の内部に突出す る伝熱フィン31bとから成り、熱伝導性の良い材質で作られている。
【0021】 第2の放熱伝導体33は、上下に長い形状となっていて、背面用の第2の通風 ダクト18を構成する内側パネル13に組付けられ、第2の通風ダクト18内に 突出する放熱フィン33aと、内側パネル33の内部に突出する放熱フィン33 bとから成り、熱伝導性の良い材質で作られている。
【0022】 一方、密閉キャビネット本体1内には、本体内の空気を循環させる循環ファン 35と、循環する空気が、第1,第2の放熱伝導体31,33の各放熱フィン3 1b,33bを通過するよう案内するガイド板37とを有している。
【0023】 ガイド板37は、図1矢印の如く密閉キャビネット本体1内の空気を循環させ る循環路39を形成するもので、一方の上端は天井側の内側パネル13の前方に 固着され、他方の下端は自由端となっている。具体的には、下方へ短く延長され た前方垂直部37aと前方垂直部37aから後方へ屈曲された水平部37bと水 平部37bから、さらに、下方へ向かって屈曲延長された後方垂直部37cとで 断面クランク状の形状となっている。
【0024】 ガイド板37を構成する水平部37bの上面開口部には、前記循環ファン35 が配置され、循環ファン35の回転により、第1の放熱伝導体31の放熱フィン 31b及び第2の放熱伝導体33の放熱フィン33bをそれぞれ通過する循環風 路が作られるようになっている。
【0025】 このように構成された電子機器用キャビネット3によれば、側方用,後部用, 扉用の各通風ダクト17,18,20内の空気は、外気温により温まることで上 昇する自然対流によって、下方の吸気取入口25から各通風ダクト17,18内 を通り、天井部の通風ダクト19から外へ抜ける冷却風の流れが得られる。また 、扉用の第4の通風ダクト20にあっては、下方の吸気取入口25から上方の排 気口27へ向かう冷却風の流れが得られる。この時、第1,第2の放熱伝導体3 1,33の放熱フィン31a,33aを冷却すると共に、密閉キャビネット本体 1の外周及び天井部を流れる冷却風によって、直射日光による外からの熱を遮断 する。一方、密閉キャビネット本体1内において、電子機器M等から発生した内 部の熱は、循環ファン35によって図1矢印の如く循環する。
【0026】 この時、本体内に突出する第1,第2の放電伝導体31,33の各放熱フィン 31b,33bを通過する時に、熱交換が行なわれて冷やされ、本体内の雰囲気 温度が下がるようになる。これにより、外部からの直射日光による熱と、内部か らの熱による電子機器Mの悪影響が回避される。
【0027】 図4は、外側の各通風ダクト17,18,19内を強制的に冷却風が流れるよ うにした第2の実施形態を示したものである。
【0028】 即ち、天井用の第3の通風ダクト19内に、外へ向けて強制的に排気する排気 ファン41を設けたものである。
【0029】 なお、他の構成要素は第1の実施形態と同一のため、同一符号を付して詳細な 説明を省略する。
【0030】 したがって、この第2の実施形態によれば、排気ファン41の回転により天井 用の第3の通風ダクト19内の空気は強制的に外へ排気される。この時、天井用 の第3の通風ダクト19内において負圧域が作られるため、下方の吸気取入口2 5から取込まれた空気は各通風ダクト17,18から天井用の第3の通風ダクト 19へ向かう確実な流れが得られる。この結果、第2,第3の通風ダクト17, 18内に突出する放熱伝導体33の放熱フィン33aに冷却風が確実に当り冷却 される。一方、密閉キャビネット本体1内で発生した熱は、循環ファン35の回 転によって循環する時、本体内に突出する第1,第2の放熱伝導体31,33の 各放熱フィン31b,33bを繰返し通過し、この通過時に熱交換が行なわれ、 内部から発生する熱を効率よく冷却する。これにより、本体内の雰囲気温度が上 昇するのを確実に抑えることができる。
【0031】
【考案の効果】
以上、説明したように、この考案の電子機器用キャビネットによれば、直射日 光による外部からの熱を遮断することができる。また、電子機器等から発生する 内部の熱を循環ファンによって循環させながら、放熱伝導体によって繰返し熱交 換を行ない、冷やすことができるため、密閉キャビネット本体内の雰囲気温度の 上昇を確実に抑え、電子機器の熱による悪影響を回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案にかかる電子機器用キャビネットの概
要切断側面図。
【図2】図1のA−A線概要断面図。
【図3】図1のB−B線概要断面図。
【図4】第2の実施形態を示した図1と同様の概要切断
側面図。
【符号の説明】
1 密閉キャビネット本体 7 左右両側部 8 後部 11 天井部 17,18,19 通風ダクト 25 吸気取入口 31,33 放熱伝導体 31a,31b,33a,33b 放熱フィン 35 循環ファン 39 循環路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 大石 英輔 埼玉県新座市北野3丁目6番3号 サンケ ン電気株式会社内 (72)考案者 末益 正剛 埼玉県新座市北野3丁目6番3号 サンケ ン電気株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に電子機器が配置された密閉キャビ
    ネット本体に、吸気取入口から取入れられた空気が、少
    なくとも密閉キャビネット本体の左右両側部と後部を通
    り、さらに、天井部を通って外へ抜ける通風ダクトを設
    けると共に、通風ダクト内と密閉キャビネット本体内に
    それぞれ放熱フィンが突出する放熱伝導体と、密閉キャ
    ビネット本体内に突出する前記放熱伝導体の放熱フィン
    を通過するよう密閉キャビネット本体内の空気を循環さ
    せる循環ファンと、密閉キャビネット本体内の空気の循
    環路を形成するためのガイド板とを備えていることを特
    徴とする電子機器用キャビネット。
  2. 【請求項2】 放熱伝導体は、少なくとも天井部と後部
    とに設けられていることを特徴とする請求項1記載の電
    子機器用キャビネット。
  3. 【請求項3】 天井部側の通風ダクト内に、排気ファン
    を設けることを特徴とする請求項1記載の電子機器用キ
    ャビネット。
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