JP3078355U - デスクトップ型振動ジョイスティック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本考案のデスクトップ型振動ジョイスティッ
クは特別の付加効果を要求するゲームに用いられる。使
用者はゲームを行う間、ハンドルまたはステアリング・
ホイールから振動を体験することができる。本考案は低
費用で高い娯楽的価値を提供することを課題とする。 【解決手段】 本考案は、デスクトップ型振動ジョイス
ティックに関する。即ち、その構成は、ハンドル及びそ
のハンドル内部に収納された振動装置とからなり、方向
をコントロールするために使用者に持たれた前記ハンド
ル操作で回路基板がビデオゲーム機器に送られた信号を
発生させることができ、その回路基板でゲームの進行に
応じて前記振動装置が前記ハンドルを振動させることが
できる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案はデスクトップ型ジョイスティック・コントローラーに関するもので、 特に、従来のデスクトップ型ジョイスティック・コントローラーに娯楽的価値を 付加するゲームを行う間に振動を発生させる振動モーターをジョイスティック・ ハンドルまたはステアリング・ホイール内部に据え付けることに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来より改良技術によって、パーソナル・コンピューター及びビデオは絶えず より新しく、またより良くなっている。即ち、スピードが速くなり、画質もより 良くなったことに加えて、ゲーム出版物がますます市場に氾濫している。同時に 、ジョイスティックは最新のゲーム・ソフトウェアに遅れないように進歩してい る。 図1はパーソナル・コンピューターに使用された従来のジョイスティックの側 面図を示しており、ジョイスティック１０の本体４は卓上に置くことができ、ハ ンドル1はコンピューターへ出力された対応する方向指示信号を発生させるため に、前方、後方及び左右両側方向に操作することができる。本体４のボタン２は コンピューターへの信号を発生させることができる。コンピューターはジョイス ティック１０からの信号を処理してモニター上にゲームの状態を表示することが できるように構成されていた。

【０００３】 一般に、ビデオゲームに使用するジョイスティックはパームトップ型かデスク トップ型のいずれかである。パームトップ型のジョイスティックは通常軽量で、 使用するときに両手で持てるようになっており、通常ハンドルではなく、ゲーム を行う間のゲーム・コントロールのための多数のボタンが付いている。一方、デ スクトップ型ジョイスティックは、ゲーム・コントロールのためのボタンだけで なく、通常ハンドルまたはホイールが付いており、卓上に置かれ、パームトップ 型ジョイスティックよりサイズが大きく、一般に飛行またはカーレースシミュレ ーションゲームに使用される。

【０００４】 従来技術において、振動パームトップ型ジョイスティックのモーターは手で持 つ部分に据え付けられているため、使用者は両手に振動を感じる。サイズが小さ いために、たとえハンドルがパームトップ型ジョイスティックに備わっている場 合でも、通常親指だけでコントロールされる。一方、デスクトップ型ジョイステ ィックは通常振動させることは不可能であった。振動ハンドルまたはホイールが 付いたデスクトップ型ジョイスティックは現在の市場には存在していない。パー ムトップ型ジョイティックは使用するとき持ちやすいように設計されている。デ スクトップ型ジョイスティックのハンドルまたはホイールは使用するときに持つ ようになっている。従って、振動モーターがデスクトップ型ジョイスティックの ハンドルまたはホイール部分の内部に据え付けられた場合、使用者はパームトッ プ型ジョイスティックを使用しているかのように自分の手に振動を感じることが できる。

【０００５】

【考案が解決しようとする課題】

そこで、本考案は上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、従来のデスク トップ型ジョイスティックのハンドルまたはホイールに振動機能がないことは最 高の娯楽を提供するのには大変不利なことであるので、ゲームを行う間によりリ アルな効果のための最適な振動を作り出すデスクトップ型振動ジョイスティック を提供することを課題とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１記載の考案は、デスクトップ型振動ジョイスティックであって、ハン ドル及びそのハンドル内部に収納された振動装置と、方向をコントロールするた めに使用者に持たれた前記ハンドルの操作で回路基板がビデオゲーム機器に送ら れた信号を発生させることができ、前記回路基板でゲームの進行に応じて前記振 動装置が前記ハンドルを振動させることができることを特徴とする。

【０００７】 請求項２記載の考案は、請求項１記載のデスクトップ型振動ジョイスティック であって、ステアリング・ホイール及びそのホイールを振動させることができる 前記ホイールの内部に振動装置を設けたことを特徴とする。

【０００８】 請求項３記載の考案は、請求項１又は請求項２記載のデスクトップ型振動ジョ イスティックであって、前記振動装置がモーターであることを特徴とする。

【０００９】 請求項４記載の考案は、請求項１又は請求項２記載のデスクトップ型振動ジョ イスティックであって、リニアスイッチ及び前記振動装置が前記リニアスイッチ に反応して振動を発生させることができることを特徴とする。

【００１０】 本考案によれば、ゲームの進行に応じて、使用者の手に振動が伝わるのでゲー ム性を高め、ビデオ機器やコンピューター上で行われるビデオゲームに娯楽的価 値を付加することができる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

本考案は、デスクトップ型振動ジョイスティックに関する。即ち、その構成は 、ハンドル及びそのハンドル内部に収納された振動装置とからなり、方向をコン トロールするために使用者に持たれた前記ハンドル操作で回路基板がビデオゲー ム機器に送られた信号を発生させることができ、その回路基板でゲームの進行に 応じて前記振動装置が前記ハンドルを振動させることができる。

【００１２】

【実施例】

以下、図面に基づいて本考案の実施例を詳細に説明する。 図２は本考案の第１実施例を、図３は本考案の第２実施例を、図４及び図５は 本考案の第３実施例をそれぞれ示す。

【００１３】 図２に示すように、ジョイスティック１０の本体４は卓上に置くことができる 。振動モーター５は本体４上に設けられたハンドル１の内部に据え付けられてい る。振動モーター５の電源は接続ケーブル６によって供給され、接続ケーブル６ はモーター５と回路基板３を接続する。ボタン２もまた本体４上に設けられてい る。 ゲームを行う間、使用者は手のひらにハンドル１を持ってボタン２から出力さ れた信号と共にコンピューターに送られる方向指示信号を操作する。振動モータ ー５はゲームの進行に応じてリアルな効果を加えるため、使用者の手のひらで振 動を発生させる。パームトップ型ジョイスティックに比べて、この点でハンドル は振動モーターを備えるにはかなり小さく、手のひらで操作することもできない 。その結果、振動モーターは従来ハンドルに嵌め込まれていなかった。

【００１４】 図３に示すように、左ハンドル１１、右ハンドル１２、ボタンがジョイスティ ックの本体４に嵌め込まれている。振動モーター５は左ハンドル１１及び右ハン ドル１２の内部にそれぞれ嵌め込まれている。電源は、モーター５と回路基板３ を接続している接続ケーブル６を通して振動モーター５に供給されている。 ゲームを行う間、左右両ハンドル１１、１２は、ボタンから出力された信号と ともにビデオゲーム機器に送られる方向指示信号を出力するために使用者によっ て持たれている。モーター５はゲームの進行に応じてリアルな効果を加えるため に使用者の手に振動を発生させることができる。

【００１５】 図４及び図５に示されるように、ハンドル１、ステアリング・ホイールに置き かえたディスク７、リニアスイッチ８及びボタン２はデスクトップ型振動ジョイ スティックの本体４に嵌め込まれている。振動モーター５はハンドル１及びディ スク7の両方の中心に嵌め込まれている。モーター５の電源は、モーター５と回 路基板３を接続する接続ケーブル６及び９を通して供給されている。さらに、デ ィスク7は従来のステアリング・ホイールに置きかえることができ、片手で簡単 に右または左に回転させることができる。 ゲームを行う間、ハンドル１及びディスク７は方向をコントロールするために 使用者によって持たれている。ボタン２は信号を出力することができる。リニア スイッチ８は加えた力に応じて（通常はブレーキである）リニア信号を発生させ ることができる。これらの信号が発生され、ビデオゲーム機器に送られる。それ から振動モーター５はリアルな効果を加えるためにゲームの進行に応じて稼動す る。

【００１６】 本考案の振動ジョイスティックが適するゲームのタイプを説明する。ハンドル １は通常飛行シミュレーション・ゲーム用に設計されている。ボタン２は、スタ ート、セレクト、発射、決定などの多様な機能を有する。ステアリング・ホイー ル７はカーレースシミュレーションゲーム用である。リニアスイッチ８は、減速 または加速といった、変動速度をコントロールすることができる。振動モーター は、ゲームが進行するに従って、衝撃、始動、激突、衝突などの、様々な要求に 応えることができるようになっている。本考案は上記の実施例に限定されるもの ではない。

【００１７】 この好ましい実施例の詳細な説明によって、本技術分野において知識を有する 者たちは本考案を完全に理解することができ、請求項の範囲及び精神から逸脱す ることなく多様な変更態様を作ることができる。例えば、振動モーターはまた一 般のディスプレイにおけるビデオゲーム・センターのコントロール・ハンドルの 内部に嵌めることができる。

【００１８】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したような形態で実施され、以下のような効果を有する。

【００１９】 本考案によるデスクトップ型振動ジョイスティックはビデオ機器またはコンピ ューター上で行われるビデオゲームに娯楽的価値を付加するものである。従来の ジョイスティックに比べて、費用は少し高くなるが、付加された娯楽的価値の増 加は大きいものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】パーソナル・コンピューター用の従来のジョイ
スティックの側面図である。

【図２】本考案の第１実施例の側面図である。

【図３】本考案の第２実施例の正面図である。

【図４】本考案の第３実施例の平面図である。

【図５】第４図における実施例の正面図である。

【符号の説明】

１ ハンドル ２ ボタン ３ 回路基板 ４ 本体 ５ 振動モーター ６ 接続ケーブル ７ ステアリング・ホイール（ディスク） ８ リニアスイッチ ９ 接続ケーブル １０ ジョイスティック １１ 左ハンドル １２ 右ハンドル

Claims (4)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】ハンドル及びそのハンドル内部に収納され
   た振動装置と、方向をコントロールするために使用者に
   持たれた前記ハンドルの操作で回路基板がビデオゲーム
   機器に送られた信号を発生させることができ、前記回路
   基板でゲームの進行に応じて前記振動装置が前記ハンド
   ルを振動させることができることを特徴とするデスクト
   ップ型振動ジョイスティック。
2. 【請求項２】ステアリング・ホイール及びそのホイール
   を振動させることができる前記ホイールの内部に振動装
   置を設けたことを特徴とする請求項１記載のデスクトッ
   プ型振動ジョイスティック。
3. 【請求項３】前記振動装置がモーターであることを特徴
   とする請求項１又は請求項２記載のデスクトップ型振動
   ジョイスティック。
4. 【請求項４】リニアスイッチ及び前記振動装置が前記リ
   ニアスイッチに反応して振動を発生させることができる
   ことを特徴とする請求項１又は請求項２記載のデスクト
   ップ型振動ジョイスティック。