JP3078261B2 - 橈骨カテーテル挿入に用いる管状カテーテル - Google Patents

橈骨カテーテル挿入に用いる管状カテーテル

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JP3078261B2 JP10196287A JP19628798A JP3078261B2 JP 3078261 B2 JP3078261 B2 JP 3078261B2 JP 10196287 A JP10196287 A JP 10196287A JP 19628798 A JP19628798 A JP 19628798A JP 3078261 B2 JP3078261 B2 JP 3078261B2
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    • A61M25/0021Catheters; Hollow probes characterised by the form of the tubing
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  • Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、橈骨より挿入する
方法 (transradial approach) により、患者の右又は左
の冠状動脈 (coronary artery) 内へ選択的に設置する
ためのカテーテルに関する。
【0002】
【従来の技術】冠状動脈の閉塞に起因する心臓疾患の診
断及び治療において、医師は、種々の試験並びに非外科
的処置を施すために、カテーテルを、腕又は脚の動脈か
ら心臓の所定の冠状動脈まで導入する場合がある。カテ
ーテルは、設置されると、動脈を明視化するために放射
線造像材料 (radioimaging material) を射出して行わ
れる冠状血管造影の如き診断テストを実施するため、あ
るいは冠状血管形成 (coronary angioplaty)、ステンテ
ィング (stenting)、又は atherectomy 等の治療を施す
ために用いられる。
【0003】大腿部へのカテーテル挿入処置では、カテ
ーテルは、脚部の大腿動脈を介して大動脈内に導入され
る。この処置法の欠点は、患者が、処置完了後、止血の
ために、傷部に圧力をかけた状態で4〜6時間もの長時
間にわたって仰臥状態に固定された状態とされなければ
ならないことである。
【0004】上腕部へのカテーテル挿入処置では、腕の
上腕動脈を介してカテーテルが導入される。この処置で
は、1ないし2時間の比較的短時間であれば患者は立っ
て歩くことができる。しかしながら、静脈の深い位置で
出血合併症 (bleeding complications) を起こし、動脈
の血栓症を生ずるおそれがある。他の欠点は、望ましく
ないことに、上腕動脈内に挿入されたカテーテルが、下
腕、手首、及び手への血流を遮断することである。加え
て、冠状動脈用カテーテル、例えば米国特許第5,299,57
4 号明細書 (Bower 氏) 及び同第 5,471,986 号明細書
(Ishimura 氏)に開示されている如き上腕動脈からの挿
入に用いられるカテーテル、の末端部の形状については
改良の余地があり、そのカテーテルの末端部を動脈内に
しっかりと留まらせて、動脈内に血管形成用の器具が入
れられた際にその末端部が冠状動脈口 (coronary ostiu
m) から戻ることのないようにすることが可能である。
【0005】比較的新しい技術として、橈骨挿入手法
(transradial approach) がある。この手法では、カテ
ーテルを、手首の橈骨動脈 (radial artery) を介して
大動脈に導入する。橈骨動脈及び尺骨動脈 (ulnar arte
ry) は、手首にある二本の細い動脈であり、掌弓 (palm
ar arch) を介してつながっているものである。好都合
にも、橈骨動脈内へカテーテルを挿入すれば、下腕への
血液の流れは遮断されない。何故なら、血液は、尺骨動
脈および掌弓を通じて連続して流れることができるから
である。この手法はまた、術後における傷部の止血にお
およそ10ないし15分の比較的短い回復時間しか必要
としない。つまり、大腿又は上腕からの冠状介入手法
(coronary intervention approaches) に対する、診断
上のカテーテル挿入及び介入のために橈骨挿入手法を使
用する優位点は、患者を早期に開放して外来患者とする
ことができること、さらに、患者の開放及び患者用ベッ
ドの回収率を上げることに伴いコストを低減できること
にある。加えて、橈骨動脈からの介入処置は、大腿ある
いは上腕からの処置に比べて複雑な設定が少なくて済
む。ただし、冠状血管造影法のためのこの手法は、Dr.
Lucien Campeau (Cathet.Cardiovasc. Diagn. 16:3-7
(1989)) によって1989年に最初に開示されている。
この手法は欧州においては広く受け入れられたが、米国
では僅かに採用されたのみであった。この技法を用いる
ことの弊害は、現在のカテーテルが、橈骨動脈から使用
するのに最適なようには構成されていないことである。
現行のカテーテルは検査及び処置の間に非常に多くの操
作を要求され、かつ容易に移動するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、冠状動脈の診断及び/又は処置に使用するためのカ
テーテル、すなわち、橈骨挿入手法を用いて冠状動脈内
に挿入するために特殊形状を与えられたカテーテルを提
供することである。本発明の他の目的は、カテーテルの
先端が動脈口から外れるような力が付与された際(例え
ば、器具を押し入れたり、色素 (dye) を該カテーテル
を介して動脈内に注入したりする場合)にも、カテーテ
ルの先端が、処置が済むまで移動することなく動脈口部
内にしっかりと残留できる形状を有した右用及び左用の
カテーテルを提供することである。本発明の別の目的
は、冠状動脈口に設置するのに必要な操作が最低限で済
み、処置を容易にすることのできるカテーテルを提供す
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
及び優位点は、右腕の橈骨動脈から挿入されるよう構成
された右及び左用冠状動脈カテーテルによって達成され
る。また、このカテーテルを、橈骨動脈挿入法によって
患者の右又は左冠状動脈内に挿入する方法、さらに、所
定の冠状動脈に色材、医療用器具、又はその他の治療装
置を選択的に供給するための、冠状動脈カテーテル処置
における該カテーテルの使用についても提供している。
【0008】本発明に係る橈骨カテーテルは基端部と、
右又は左冠状動脈の内部あるいは近傍に設置されるよう
形状づけられた末端部と、これら基端部と末端部との間
に設けられた細長く略直線状の本体部と、を有してい
る。このカテーテルの長さは、従来のアプローチを用い
て、該カテーテルの末端部を大動脈内に推し進めかつ選
択された冠状動脈口内に先端を挿入するのに充分なもの
となってる。このカテーテルの、予め形成された前記末
端部は二つの屈曲部、すなわち曲がり部を有している。
これらの屈曲部には、該カテーテルが大動脈内に押し入
れられた際に、該カテーテルの先端が選択された冠状動
脈口内に係合でき、かつ該先端を該動脈からずらすよう
な反対向きの力に対しても動かないよう保持できるよう
な角度が付与されている。
【0009】該カテーテルの前記末端部は、細長い本体
部の末端側に位置しかつ第一の角を規定している第一の
屈曲部すなわちセグメントと、第二の角を規定している
第二の屈曲部と、これら第一及び第二の屈曲部の間に位
置した直線部と、第二の屈曲部の末端側に設けられ先端
を備えた先端部と、を有している。右橈骨カテーテルの
第二の屈曲部は第一の屈曲部の方に角度づけされてお
り、該カテーテルにJ字状の形状を与えている。左橈骨
カテーテルは、第一の屈曲部と反対側に曲げられた末端
部の第二の屈曲部を有してU字状をなしている。
【0010】使用するには、該橈骨カテーテルの末端部
を、腕の手首にある橈骨動脈又は上腕動脈に挿入して、
無名動脈を介し、かつ動脈弓を介して上行大動脈内 (as
cending aorta) に進める。右橈骨カテーテルの末端部
の曲率は、第一の屈曲部が上行大動脈の中壁に対して位
置したときに、直線部及び先端部が該大動脈の対向側壁
及び冠状動脈の方に向いて前記先端が冠状動脈口の内部
又は近傍に配置されるように設定されている。右橈骨カ
テーテルにおいては、第一の屈曲部の角度は、前記細長
い本体部と末端部の直線部とが互いに約40〜60度の
角度をなすのが好ましく、かつ、第二の角は、末端部の
直線部が前記先端部に対して約80〜110度をなすよ
う位置させることが好ましい。
【0011】本発明の左橈骨カテーテルは、第一の屈曲
部が上行大動脈の中間壁に対して位置した際に第二の屈
曲部が上行大動脈の対向側壁に向いて該対向側壁に当接
するよう形状づけられており、これにより、左冠状動脈
へのアプローチが対向側壁からなされ、かつ先端は冠状
動脈口の内部又は近傍に位置するものとなる。この末端
部の屈曲部による形状と接触とにより、使用中におけ
る、該カテーテルの先端を動脈から外れるように曲げよ
うとする力に対して抵抗するものとなる。好ましくは、
左橈骨カテーテルの末端部の第一の角は、該カテーテル
の細長い本体部と末端部の直線部とが互いに20〜40
度の角度をなすように設定され、かつ第二の角は、末端
部の直線部と先端部とが互いに135〜155度の角度
をなすよう設定されている。
【0012】この橈骨挿入式冠状動脈カテーテルによれ
ば、橈骨挿入法による冠状動脈介入処置を実施するため
の、安定した信頼性の高い装置が提供され、かつ、大腿
カテーテル法又は上腕カテーテル法を用いた処置を行う
必要性を排除できる。有利なことに、この橈骨カテーテ
ルの形状により、該カテーテルを介して動脈内に器具を
進める際に生ずる、先端を移動させて動脈から外そうと
する反対の力に対しても、選択された冠状動脈への先端
部の係合状態が維持される。カテーテルの末端部の形
状、すなわち屈曲部の角すなわち曲がり、これら屈曲部
の一方又は双方の大動脈壁に対する配置及び接触、及び
これら曲がり部のバイアス力、が協働して先端を冠状動
脈内に維持し、冠状診断・治療処置のための安全で信頼
性の高い器具を提供する。また、該カテーテルを構成す
るのに用いられる材料の剛性も、曲げの柔軟性を変更す
ることによってカテーテルの先端を動脈内に保持する上
で役立つものである。また、この橈骨カテーテルの末端
部は、最小限の手動操作によって、大動脈内部の所望の
場所に容易に位置させることが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】以下の図面における参照符号につ
き、いくつかの図では、同一部材又は類似する部材に対
して同じ参照符号を付して説明してある。図1は、本発
明に係る右橈骨冠状動脈カテーテルの一実施形態を示す
斜視図である;図2は、患者の大動脈内に導入された、
図1に示した右橈骨冠状動脈カテーテルを示す図であ
る;図3は、本発明に係る左橈骨冠状動脈カテーテルの
一実施形態を示す斜視図である;図4は、患者の大動脈
内に導入された、図3に示した右橈骨冠状動脈カテーテ
ルを示す図である;図5は、図3に示した左橈骨冠状動
脈カテーテルを使用したトランスラディアル手法を示す
図である。
【0014】本発明、及びその優位点は、以下の説明に
より一層よく理解される。図面を参照すると、図1及び
図2には、本発明に係る右橈骨冠状動脈カテーテル10
の一実施形態を、また、図3及び図4には、左橈骨冠状
動脈カテーテル60の一実施形態を示してある。
【0015】〈右橈骨カテーテル〉図1に示すように、
右橈骨カテーテル10は、細長い管状の部材であり、基
端部12と、略直線状とされた本体部14と、略J字形
とされた末端部16と、全長にわたって形成された中心
孔18と、を備えている。末端部16は、第一の角22
を規定している第一の屈曲部すなわち基端屈曲部20
と、直線部24と、第二の角28を規定している第二の
屈曲部すなわち先端屈曲部26と、先端部30と、先端
32と、を含んでいる。
【0016】該カテーテル10の基端部12から先端部
32間での長さ(図中AからBの距離で示される)は、
橈骨動脈カテーテル挿入法によって、先端32を、右冠
状動脈44の上行大動脈40及び口42内に挿入するの
に十分なものとなっている。カテーテル10のA−B間
の長さは約110〜125cmが好ましく、より好まし
くは約115cmである。
【0017】図2に示すように、末端部16の形状は、
先端部30が右冠状動脈44の近傍に位置することがで
き、かつ先端32を冠状動脈口42の内部まで通して、
冠状動脈の処置の間しっかりと保持するものとされてい
る。該カテーテル10の、前記第一の屈曲部(基端屈曲
部)20は、該カテーテル10が右冠状動脈44の方に
入るようにカテーテルを上行大動脈40の側壁46に向
ける役目を持っている。そして、前記第二の屈曲部(先
端屈曲部)26によって、カテーテル先端部が冠状動脈
44と同軸的に配置されるものとなっている。
【0018】末端部16の前記第一の角22の角度とし
ては、好ましくは約40〜60度、より好ましく約45
〜55度、より好ましくは約50度である。第二の屈曲
部26は第一の屈曲部20の方に向かって曲がってお
り、その角度は、好ましくは約80〜110度、より好
ましくは約85〜100度、より好ましくは約90度で
ある。さらに、第一の屈曲部20の長さ1a′−2a′
(図1)は、好ましくは約30〜40mm、より好まし
くは約33〜37mmであり;直線部24の長さ2a′
−3a′は、好ましくは約40〜60mm、より好まし
くは約45〜55mmであり;第二の屈曲部26の長さ
3a′−4a′は、好ましくは約18〜26mm、より
好ましくは約20〜24mmであり;先端部30の長さ
4a′−5a′は、好ましくは約4〜8mm、より好ま
しくは約5〜7mmである。
【0019】このカテーテルは、各患者によって異なる
サイズにも適合するよう寸法を決定することができる。
好ましい実施形態において標準的な(4.0)右橈骨カ
テーテル10は、末端部16の長さが約35mm、第一
の屈曲部20の角度が約50度、直線部24の長さが約
50mm、第二の屈曲部26の長さが約22mmで角度
が90度、そして、先端部の長さが6mmである。放射
線造像処置による測定から、患者の大動脈がより広いあ
るいはより狭いものとされた場合、それに応じて、末端
部16のある部分の長さ及び/又は角度、例えば直線部
24の長さや基端屈曲部(第一の屈曲部)20の角度を
調節することができる。
【0020】〈左橈骨カテーテル〉図3は、本発明に係
る左橈骨カテーテル60の一実施形態を示している。こ
の左橈骨カテーテル60は、基端部62と、直線状の本
体部64と、末端部66と、を備えている。全長にわた
って中心孔68が形成されている。末端部66はU字状
に形成されており、第一の角72を規定する第一の屈曲
部すなわち基端屈曲セグメント70と、直線部74と、
第二の角78を規定する第二の屈曲部すなわち先端屈曲
セグメント76と、先端部80と、先端82とを有して
いる。第二の屈曲部76は第一の屈曲部70と反対側に
曲げられている。
【0021】図3に示すように、このカテーテル60の
長さは符号CからDまでの寸法である。この長さC−D
は、橈骨カテーテル挿入法によって、先端82を、左冠
状動脈50の口48内に挿入するのに十分なものとなっ
ている。カテーテル60のC−D間の長さは約110〜
125cmが好ましく、より好ましくは約115cmで
ある。
【0022】末端部66の形状及び寸法は、図4に示す
ように、冠状動脈処置の間、該カテーテルの先端82が
左冠状動脈の口48に同軸的に係合して保持できるよう
なものとされている。前記第一の屈曲部(基端屈曲セグ
メント)70は、該カテーテルをおおよそ冠状心臓弁膜
尖 (coronary cusps) 52のレベルにおいて上行大動脈
40の側壁46の方に向ける役割を果たしており、これ
により、左冠状動脈50へのアプローチが大動脈の冠状
側壁46からなされるようになっている。これにより、
該カテーテル60の冠状動脈50に対する係合機能が高
められ、冠状動脈に対する介入処置が確実になされるも
のとなる。そして、前記第二の屈曲部(先端屈曲セグメ
ント)76によって先端82は左冠状動脈50の方と係
合するものとなっている。
【0023】好ましくは、前記第一の屈曲部70が成す
第一の角72は約20〜40度、より好ましくは約25
〜35度、より好ましくは約30度であり、また、前記
第二の屈曲部76が成す第二の角78は約130〜15
0度、より好ましくは約135〜145度、より好まし
くは約140度である。第一の屈曲部 (arc) 70の長
さ1a′′−2a′′は、好ましくは約6〜11mm、
より好ましくは約7〜10mm、より好ましくは約8〜
9mmであり、直線部74の長さ2ab′′−3a′′
は好ましくは約16〜24mm、より好ましくは18〜
22mmであり、第二の屈曲部 (arc) 76の長さ3
a′′−4a′′は、好ましくは約23〜32mm、よ
り好ましくは約25〜29mmであり、先端部80の長
さ4a′′−5a′′は、好ましくは約23−38m
m、より好ましくは約25−35mmである。
【0024】好ましい実施形態においてこの左橈骨カテ
ーテルは、第一の屈曲部70の成す角72が約30度か
つ長さ1a′′−2a′′が約8.4mmであり、直線
部の長さ2ab′′−3a′′が約20mm、第二の屈
曲部の成す角78が約141度かつ長さ3a′′−4
a′′が約27.5mm、先端部4a′′−5a′′は
可変長さを有したもの、となっている。例えば、標準的
(4.0)な左橈骨カテーテルでは、末端部の長さが約
28−33mm、より好ましくは約29〜32mm、よ
り好ましくは約30.5mmであり、3.5カテーテル
では、先端部の長さが好ましくは約23〜28mm、よ
り好ましくは約24〜27mm、より好ましくは約2
5.4mmであり、4.5カテーテルでは、先端部の長
さが好ましは約33〜38mm、より好ましくは約34
〜37mm、より好ましくは約35.6mmである。
【0025】個々の患者に適合するように、先端部80
の長さ及び/又は第二の角78の角度は患者の上行大動
脈のサイズに応じて調節される。患者の上行大動脈のサ
イズは、造影観察により決定することができる。
【0026】〈右橈骨カテーテル及び左橈骨カテーテル
の使用〉これら右橈骨及び左橈骨カテーテル10,60
は従来より実施されているカテーテル挿入法により使用
することができる。カテーテルは、手首の橈骨動脈90
内に挿入されて、前記上行大動脈40内に押し入れられ
る。図5は、本発明による左橈骨カテーテル60を用い
たこのような処置法について示している。橈骨動脈90
は外皮に近い部分に位置しているため、ほとんどの患者
についてアクセスが容易であり動脈へのカニューレ挿入
が容易である。また、橈骨動脈90は、掌弓96を介し
てつながった手首92に存在する二本の細い動脈のうち
の一つである。尺骨動脈98及び掌弓96を介した手へ
の側幅流 (collateral flow) によって、損なわれてな
い尺骨動脈の流れが、橈骨動脈90の閉塞による臨床上
の重大な後遺症を経験することはない。この点は、上腕
カテーテル法に対して明確に優位となる点である。上腕
カテーテル法では、腕の上腕動脈100内に挿入された
カテーテルが、下腕、手首、及び手への血液の流れを遮
断するおそれがあるからである。加えて、橈骨動脈90
は重要な静脈又は神経から十分離れて位置しており、動
脈内へのカテーテルの挿入によりダメージを受けること
が回避される。
【0027】また、橈骨動脈90が表面側に位置してい
ることは処置後の出血を制御することも容易とし、よっ
て出血合併症のリスクも低減する。これらのカテーテル
を用いた橈骨挿入による処置の後は、切り口を僅か15
分程押圧すればよい。患者は、処置後、ほとんど直ぐに
歩行可能であり、患者にとってまさに福音となる。これ
に対し、切り口からの出血を止めるのに、大腿カテーテ
ルでは処置後約4ないし6時間もの間動かないように拘
束を強いられ、上腕カテーテルでも1ないし2時間の休
息が必要である。
【0028】ただし、本発明に係る右及び左用カテーテ
ル10,60は、上腕カテーテル法にも効果的に使用で
きるものである。その場合、これらカテーテル10,6
0の末端部16,66が、腕の上腕動脈100に施した
切開部から大動脈40に入れられる。各カテーテル1
0,60の設置は、上述した橈骨カテーテル挿入法を用
いた設置に従ったものとなるであろう。
【0029】橈骨挿入法においては、患者104の右手
102の橈骨動脈90内を穿刺され、該穿刺箇所からシ
ース(図示せず)が動脈90内に挿入される。各カテー
テル10,60の先端32,82は、まずこのシース内
に入れられ、次いで橈骨動脈90内に入れられる。カテ
ーテル10,60の末端部16,66は次いでこの橈骨
動脈90を介して上腕動脈100まで挿入される。その
後、先端32,82が上行大動脈まで入れられる。
【0030】この橈骨動脈90をからカテーテル10,
60を心臓94の上行大動脈40内まで挿入するのを補
助するために、当技術分野において周知かつ用いられて
いる柔軟なガイドワイヤ(図示せず)をカテーテル1
0,60の中心孔18,68内に挿入し、末端部16,
66の屈曲部を真っ直ぐにすることができる。このガイ
ドワイヤは、末端部16,66が上行大動脈40内に入
れられた後にカテーテル10,60から取り外すことが
できる。
【0031】カテーテル10,60は、弾性的に変形可
能な材料より製造されており、従って、橈骨動脈及び大
動脈弓を介して上行大動脈内の所望の位置まで押し進め
ることができる。好ましくは、このカテーテルは放射線
不透過性材料よりなっており、これにより、該カテーテ
ルが体内にあっても 例えばX線照射又はその他の類似
の技術を用いて見ることができる。かかる材料として
は、例えば、米国特許第5,403,292 号明細書(Ju 氏)
及び同第 5,599,325 号明細書(Ju 氏他)から周知であ
り、かつ使用されている。
【0032】各カテーテル10,60の配置については
図2及び図4にそれぞれ示してある。カテーテル10,
60の末端部16,66は、無名動脈54を介して上行
大動脈40内に入れられる。末端部16,66が上行大
動脈40内に入り込むと、末端部16,66の屈曲部が
大動脈40と協働して、カテーテル10,60の先端3
2,82を冠状口42,48近傍に位置させる。カテー
テル10,60は、大動脈内を進むと、末端部16,6
6の第一の屈曲部20,70が、大動脈40の中間壁5
6の上向面 (superior aspect) にほぼ位置され、直線
部24,74及び第二の屈曲部26,76が、大動脈4
0における対向した側壁46の方に向けられる。カテー
テルの位置決めに要する手に頼る操作は最小限のもので
ある。大動脈内部へのカテーテルの配置は例えばX線等
により観察できる。
【0033】図2に示すように、右橈骨カテーテル10
では、先端部30は、右冠状動脈44の近傍に配置され
る。次いで、先端32が、冠状口42と同軸位置に係合
する。第一の屈曲部20の中間大動脈壁56への接触
と、角度のバイアス効果又は曲がり部22,28とが協
働し、矢印Xで示す反力が動脈44から屈曲部26に向
けられたときにも、この右橈骨カテーテル10の先端3
2は右冠状動脈44の口42に係合状態に保持される。
【0034】図4は、左橈骨カテーテル60の配置状態
を示している。第一の屈曲部70が中間大動脈壁56に
対して位置決めされている。第二の屈曲部76は、ほぼ
冠状心臓弁膜尖52のレベルにおいて、対向する側壁4
6にもたれるような位置となる。第二の屈曲部76を側
壁46に接触させるよう位置させることにより、左冠状
動脈50へのアプローチは対向側壁46からなされるよ
うになる。第二の屈曲部76の位置が先端部80を左冠
状動脈50の方に向け、これにより先端82が冠状口4
8と同軸的に係合することができる。末端部66の曲が
り部又は角度72,78によって、第一の屈曲部70を
中間大動脈壁56に押し付け、第二の屈曲部76を対向
側壁46に押し付け、かつ先端82を左冠状動脈50の
口48内に向けようとするバネ的な圧力が付与される。
これら屈曲部が大動脈壁46,56と接触することと、
曲がり部72,78のバイアス効果とが協働して、先端
82は、矢印Yで示す如き動脈50から第二の屈曲部7
6に向く反対の力が作用しても、動脈50の口48内に
保持される。
【0035】橈骨挿入法を実施するにおいては、患者の
尺骨側の流れについて初期の評価をすることが望まし
い。患者が、明確な尺骨動脈98を有しないか、あるい
はアレン試験 (E.V. Allen, Am. J.Med. Sci. 178:237
(1929)) の結果が異常である場合には、その患者には橈
骨からの冠状動脈挿入法を採るべきでない。概略的に
は、尺骨の開存性 (patency) の簡単な試験は、患者が
拳をつくるようにして橈骨動脈及び尺骨動脈90,98
をそれぞれ同時に閉鎖するばよく、ベッド脇にて簡単に
実施できる。手を開いているときには両者はバランスし
ているように見え、尺骨動脈98を開放すれば、10な
いし15秒で掌に血色が戻ることが確認される。
【0036】処置の準備段階において患者に対しては、
鎮静剤を与え、カテーテル処置をするテーブル上にて楽
な姿勢をとらせることが好ましい。初めにシースを挿入
するために、患者の腕は、腕置き (armboard) 上で約7
0度ほど外転させるのが好ましい。腕置きは可動式であ
る方が好ましく、それにより、処置中に患者は腕を自分
の方に近付けることができる。過伸展された手首を支持
するのには、滅菌タオルのロールを用いることができ
る。先端側前腕の前面、及び基端側の手は、滅菌状態に
準備される。局部麻酔として、2%リドカイン溶液又は
同様の物質を、橈骨動脈に沿って皮膚に染み込ませ、痙
縮 (spasm) を低減させ、かつ患者の苦痛を和らげる。
好ましくは、処置に用いるリドカインの量を減らすため
に、例えばEMLA(登録商標)クリーム (Astra Pharmace
utical Products, Westborough, MA) 等の局所麻酔クリ
ームが用いられる。リドカインを多量に使用すると脈が
遮断されるおそれがあり、かつカニューレ挿入が難しく
なるからである。
【0037】動脈への穿刺は、 例えば、Arrow Interna
tional, Inc., Reading, PA から Arrow (登録商標)
の商品名で提供されている如き、市販の橈骨動脈カテー
テル挿入セットを用いて行うことができる。この Arrow
カテーテルセット内の一体式ガイドワイヤによって、
橈骨動脈90のカニューレ挿入が最小の操作で可能とな
る。橈骨動脈90は、好ましくは、22ゲージの薄壁ニ
ードルに対して、18ないし20ゲージの1.75イン
チカテーテルを使用してガイドワイヤを用いてカニュー
レ挿入される。
【0038】カテーテルを橈骨動脈90に挿入するに
は、約11cmの短いシースを用いること、それも、好
ましくは、不安・不快を低減するために薬物と共に用い
ることが好ましい。血栓症を防ぐため、シースの側方孔
内に、約2000〜5000単位のへパリン (heparin)
を取り入れることができる。
【0039】好ましくは、橈骨挿入処置の間における橈
骨動脈の痙縮を最小にするため、動脈内にシースを介し
て血管拡張剤が投与される。強い橈骨動脈痙縮はカテー
テル操作を制限しかつ処置の複雑さを増すばかりでな
く、痙縮そのものが患者には不快となる。低血圧、徐
脈、又はその他の好ましくない副作用を生じない有用な
血管拡張剤の例として、ベラパミル (verapamil) と共
に用いるジルチアゼム (diltiazem) 、パパベリン (pap
averine) 、アデノシン (adenosine) が好ましい。血管
拡張薬は、一連の処置の間で約5ミリグラムまで副作用
なく使用できるが、約1ないし2ミリグラムの用量を投
与される。
【0040】次いで、患者のサイズに従って、本発明に
より適正なサイズとされた右橈骨及び左橈骨カテーテル
10,60が、冠状血管造影及び/又は介入処置のため
に選択される。
【0041】本発明に係る右及び左橈骨カテーテル1
0,60は、従来の何れの冠状診断・処置に対しても使
用することができる。例えば、放射線不透過性色素をカ
テーテルの孔を介して所定の動脈内に注入する冠状血管
造影法 (anteriography) 技術を用いて冠状動脈の閉塞
を造影するのに、カテーテル10,60を利用すること
ができる。次いで、注入された色素は、X線又は透視装
置 (fluoroscope) によって造影されて、動脈を介した
色素の動きをはっきりと描き、あるいは動脈内での先端
部の位置を示すことになる。
【0042】また、本発明に係るカテーテルは、診断又
は介入処置を実施すべく、装置又は介入器具等を所望の
位置に導くために、血管形成術に用いることもできる。
かかる処置においては、それらの装置等は、カテーテル
10,60の中心孔18,68を介して冠状動脈内に導
かれる。このような装置は、当技術分野では周知であ
り、かつ使用されている。かかる装置は、例えば動脈に
入るように窄められて動脈内で封鎖物を介して操作され
平らなプラク状に膨らまされ動脈を介して路を広げるこ
とのできる小型のバルーンを先端に備えたカテーテル;
動脈の内腔を見えるようにするよう操作可能なセンサ;
脂肪沈着物又は繊維を除去するよう操作できる切断装
置;あるいは、ステントの如き装置;を含むものであ
る。
【0043】処置の最終段階では、カテーテル10,6
0、そしてシースが取り除かれる。シースを除去する前
に、橈骨動脈の痙縮を最小限にして橈骨動脈の閉塞箇所
を減少すべく、シースを介して血管拡張剤を投与する。
好ましくは、1ミリグラムのベラパミル、あるいは同等
の血管拡張剤を投与する。シースを取り外した後、穿刺
箇所を、止血のため約10ないし15分程度手で押さえ
る。患者を開放する前に、穿刺部分に低圧力の圧迫包帯
又は滅菌粘着包帯を取り付けることもできる。通常、患
者を帰宅させるのは、シース除去後1ないし2時間経過
後である。カテーテル処置の完了後、すなわちシースを
除去した直後には、手首を過度に動かすことは数時間避
けなければならない。閉塞症又は狭窄症をチェックする
ため、カニューレ挿入された動脈の臨床試験又はドップ
ラー超音波評価を行うことができる。
【0044】このトランスラディアル手法は、大腿法あ
るいは上腕法による心臓カテーテル処置に比較していく
つかの優位点を有するものである。例えば、ほとんどの
患者において、橈骨動脈には容易にアクセス可能であ
り、しかも、橈骨動脈は重要な静脈又は神経の近傍には
位置していない。また、橈骨動脈を閉塞することは、通
常のアレン試験によって目立った臨床的後遺症は認めら
れない点でも優位である。これは、尺骨動脈を介して手
及び掌弓への側副流によるものである。橈骨動脈が表皮
側にあることも、処置後において動脈を確実に制御しか
つ流血合併症の危険を低減する意味において重要であ
る。加えて、患者は、処置後直ぐに歩くこともできるの
で、患者にとって極めて楽である。
【0045】以上、本発明を、詳細な例及び方法論を参
照しながら説明した。ただし、本発明の範囲はこれらの
例のものに限定されるわけではない。当業者には、本発
明の概念の範疇での変形例が明白であろう。文中で引用
した開示内容は本明細書中に組み入れられるものとす
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る右橈骨冠状動脈カテーテルの一
実施形態を示す斜視図である。
【図2】 図1に示した右橈骨冠状動脈カテーテルを、
患者の大動脈内に導入した状態で示した図である。
【図3】 本発明に係る左橈骨冠状動脈カテーテルの一
実施形態を示す斜視図である。
【図4】 図3に示した右橈骨冠状動脈カテーテルを、
患者の大動脈内に導入した状態で示した図である。
【図5】 図3に示した左橈骨冠状動脈カテーテルを使
用したトランスラディアル手法を示す図である。
【符号の説明】
10,60 カテーテル 12,62 基端部 14,64 本体部 16,66 末端部 18,68 中心孔 20,70 第一の屈曲部 26,76 第二の屈曲部 22,72 第一の角 28,78 第二の角 24,74 直線部 30,80 先端部 32,82 先端 40 上行大動脈 44 右冠状動脈 50 左冠状動脈 56 中間壁 90 橈骨動脈 100 上腕動脈
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−215313(JP,A) 特開 平7−308384(JP,A) 特開 平8−224314(JP,A) 特表 平7−506282(JP,A) 米国特許5299574(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 25/00

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患者の右冠状動脈に用いるカテーテルで
    あって、 基端部と、末端部と、これら基端部及び末端部間の本体
    部と、これら各部を貫通した中心孔と、を有した細長い
    管状部材を有し、 前記末端部は、前記本体部の末端側で第一の角を規定す
    る第一の屈曲部と、第二の角を規定する第二の屈曲部
    と、これら第一の屈曲部と第二の屈曲部との間に位置し
    た直線部と、先端を有し前記第二の屈曲部の先端側に位
    置した先端部と、を有し、 前記第一及び第二の角は、該カテーテルが心臓血管系内
    に挿入されかつ前記第一の屈曲部が上行大動脈の中間壁
    に対して位置した際に、前記直線部及び前記先端部を前
    記上行大動脈の側壁に向け、前記先端部が右冠状動脈の
    口内部に同軸的に係合されるよう設定されて成る、 カテーテル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記先端を移動させる前記口からの反対力が前記動脈から
    該カテーテルの前記第二の屈曲部に向かって加えられた
    際に、前記第一の屈曲部の前記角、及び前記大動脈の壁
    部への接触によって、前記先端が前記動脈内に効果的に
    保持されるよう構成されて成るカテーテル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記第一の角は40〜60度であり、前記第二の角は、第
    一の角と同じ屈曲方向に80〜110度屈曲されて成る
    カテーテル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記本体部と前記末端部の直線部とは互いに45〜55度
    の角度を成しており、前記直線部と前記先端部とは互い
    に85〜100度の角度を成しており、かつ、前記第二
    の屈曲部は前記第一の屈曲部と同じ屈曲方向に屈曲して
    いることを特徴とするカテーテル。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記先端を橈骨動脈又は上腕動脈から右冠状動脈に挿入す
    ることを可能とする寸法及び形状とされていることを特
    徴とするカテーテル。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記本体部は、橈骨挿入法によって前記先端を前記動脈内
    に挿入するのに十分な長さを有していることを特徴とす
    るカテーテル。
  7. 【請求項7】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記末端部は、該カテーテルが心臓血管系内に挿入された
    際に前記第一の屈曲部が上行大動脈の上向面の近くで前
    上行大動脈の中間壁に対して位置するような形状とさ
    れていることを特徴とするカテーテル。
  8. 【請求項8】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記第一の屈曲部の長さが30〜40mmであり、前記直
    線部の長さが40〜60mmであり、前記第二の屈曲部
    の長さが20〜24mmであり、かつ、前記先端部の長
    が4〜8mmであることを特徴とするカテーテル。
  9. 【請求項9】 請求項1記載のカテーテルにおいて、前
    記直線部の長さが45〜55mmであり、かつ、前記先
    端部の長さが5〜7mmであることを特徴とするカテー
    テル。
  10. 【請求項10】 患者の右冠状動脈に用いるカテーテル
    であって、 基端部と、末端部と、これら基端部及び末端部間の本体
    部と、これら各部を貫通した中心孔と、を有した細長い
    管状部材を有し、 前記末端部は、前記本体部の末端側に位置した第一の屈
    曲部と、第二の屈曲部と、これら第一の屈曲部と第二の
    屈曲部との間に位置した略直線部と、前記第二の屈曲部
    の先端側に位置した先端を有した先端部とを有し、前記
    第一の屈曲部の角度は40〜60度とされるとともに、
    前記第二の屈曲部の角度は80〜110度とされ、 該カテーテルが心臓血管系内に挿入されかつ前記第一の
    屈曲部が上行大動脈の中間壁に対して位置した際に前記
    先端部が前記動脈の口内部に同軸的に係合されるよう、
    前記第一の角により前記直線部及び前記先端部が大動脈
    の側壁部に向けられ、かつ、前記第二の角により前記先
    端部が右冠状動脈に向けられるよう構成されて成る、 カテーテル。
  11. 【請求項11】 患者の左冠状動脈に用いるカテーテル
    であって、 基端部と、末端部と、これら基端部及び末端部間の本体
    部と、これら各部を貫通した中心孔と、を有した細長い
    管状部材を有し、 前記末端部は、前記本体部の末端側で第一の角を規定す
    る第一の屈曲部と、第二の角を規定する第二の屈曲部
    と、これら第一の屈曲部と第二の屈曲部との間に位置し
    た直線部と、先端を有し前記第二の屈曲部の先端側に位
    置した先端部と、を有し、 該カテーテルが心臓血管系内に挿入されかつ前記第一の
    屈曲部が上行大動脈の中間壁に対して位置した際に前記
    先端部が前記動脈の口内部に同軸的に係合されるよう、
    前記第一の角により前記第二の屈曲部が大動脈の側壁部
    と接触する位置に向けられ、かつ、前記第二の角により
    前記先端部が左冠状動脈に向けられるよう構成されて成
    る、 カテーテル。
  12. 【請求項12】 請求項11記載のカテーテルにおい
    て、前記先端部を移動させる前記口からの反対力が前記
    第二の屈曲部に向かって加えられた際に、前記第二の屈
    曲部の前記角、及び前記大動脈側壁部への接触によっ
    て、前記先端部が前記動脈内に効果的に保持されるよう
    構成されて成るカテーテル。
  13. 【請求項13】 請求項11記載のカテーテルにおい
    て、前記先端部は、該カテーテルが心臓血管系内に挿入
    された際に、前記第二の屈曲部がほぼ冠状心臓弁膜尖の
    高さで前記大動脈側壁に対して位置する形状とされてい
    ることを特徴とするカテーテル。
  14. 【請求項14】 請求項11記載のカテーテルにおい
    て、前記第一の角が20〜40度であり、かつ前記第二
    の角は、前記第一の屈曲部とは反対方向に135〜15
    5度曲げられていることを特徴とするカテーテル。
  15. 【請求項15】 請求項11記載のカテーテルにおい
    て、前記末端部の前記本体部と前記直線部とは互いに1
    5〜35度の角度を成しており、前記直線部と前記先端
    部とは互いに140〜150度の角度を成しており、か
    つ、前記第二の屈曲部は前記第一の屈曲部とは反対方向
    に屈曲していることを特徴とするカテーテル。
  16. 【請求項16】 請求項11記載のカテーテルにおい
    て、前記先端を橈骨動脈又は上腕動脈から左冠状動脈に
    挿入することを可能とする寸法とされていることを特徴
    とするカテーテル。
  17. 【請求項17】 請求項16記載のカテーテルにおい
    て、トランスラディアル法により挿入するために、前記
    第一の屈曲部の長さが6〜11mm、前記直線部の長さ
    が16〜24mm、前記第二の屈曲部の長さが23〜3
    2mm、かつ前記先端部の長さが23〜38mmとされ
    ていることを特徴とするカテーテル。
  18. 【請求項18】 請求項16記載のカテーテルにおい
    て、前記直線部の長さが18〜22mmであり、かつ前
    記先端部の長さが25〜35mmであることを特徴とす
    るカテーテル。
  19. 【請求項19】 患者の左冠状動脈に用いるカテーテル
    であって、 基端部と、末端部と、これら基端部及び末端部間の本体
    部と、これら各部を貫通した中心孔と、を有した細長い
    管状部材を有し、 前記末端部は、前記本体部の末端側に位置した第一の屈
    曲部と、第二の屈曲部と、これら第一の屈曲部と第二の
    屈曲部との間に位置した略直線部と、先端を有した先端
    部とを有し、前記第一の屈曲部の屈曲角度は20〜40
    度、かつ前記第二の屈曲部の屈曲角度は135〜155
    度であり、 該カテーテルが心臓血管系内に挿入されかつ前記第一の
    屈曲部が上行大動脈の中間壁に対して位置した際に前記
    先端部が前記動脈の口内部に同軸的に係合されるよう、
    前記第一の屈曲部の角により前記直線部が大動脈の側壁
    に向けられ、かつ、前記第二の屈曲部により前記先端部
    が左冠状動脈に向けられるよう構成されて成る、 カテーテル。
  20. 【請求項20】 患者の右冠状動脈に用いるカテーテル
    であって、 基端部と、末端部と、これら基端部及び末端部間の本体
    部と、これら各部を貫通した中心孔と、を有した細長い
    管状部材を有し、 前記末端部は、前記本体部の末端側に位置した第一の屈
    曲部と、第二の屈曲部と、これら第一の屈曲部と第二の
    屈曲部との間に位置した略直線部と、先端を有し前記第
    二の屈曲部の先端側に位置した先端部と、を有し、 前記第一の屈曲部は30〜40mmの長さを有して4
    〜60度の角度とされ、前記第二の屈曲部は20〜24
    mmの長さを有するともに前記第一の屈曲部と同じ方向
    に80〜110度の角度を成しており、前記直線部の長
    は40〜60mmであり、かつ、前記先端部の長さ
    〜8mmであり、 前記先端部を橈骨動脈カテーテル法又は上腕動脈カテー
    テル法によって右冠状動脈内に十分挿入可能な寸法及び
    形状とされており、前記末端部が心臓血管系の内部に挿
    入されかつ前記第一の屈曲部が上行大動脈の中間壁に対
    して位置した際に、前記先端が、前記末端部の角度及び
    接触によって右冠状動脈内の口内部に同軸的に係合でき
    る構成であることを特徴とするカテーテル。
  21. 【請求項21】 患者の左冠状動脈に用いるカテーテル
    であって、 基端部と、末端部と、これら基端部及び末端部間の本体
    部と、これら各部を貫通した中心孔と、を有した細長い
    管状部材を有し、 前記末端部は、前記本体部の末端側に位置した第一の屈
    曲部と、第二の屈曲部と、これら第一の屈曲部と第二の
    屈曲部との間に位置した略直線部と、先端を有し前記第
    二の屈曲部の先端側に位置した先端部と、を有し、 前記第一の屈曲部は6〜11mmの長さを有して20〜
    40度の角度とされ、前記第二の屈曲部は23〜32m
    mの長さを有するともに前記第一の屈曲部と同じ方向
    35〜155度の角度を成しており、前記直線部の長
    は16〜24mmであり、かつ、前記先端部の長さ
    3〜38mmであり、 前記先端部を橈骨動脈カテーテル法又は上腕動脈カテー
    テル法によって右冠状動脈内に十分挿入可能な寸法及び
    形状とされており、前記末端部が心臓血管系の内部に挿
    入されかつ前記第一の屈曲部が上行大動脈の中間壁に対
    して位置した際に、前記先端が、前記末端部の角度及び
    接触によって左冠状動脈内の口内部に同軸的に係合でき
    る構成であることを特徴とするカテーテル。
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