JP3077726U - Ｃｄ収容箱 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＣＤ収容箱の提供。 【解決手段】 箱体、該箱体の一端に穿設された固定機
構、該箱体内部に挿入されたＣＤ載置シートで組成さ
れ、使用者がＣＤの出し入れを容易に行え、整然と収容
でき、且つ外観がよく収納に便利である。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種のＣＤ収容箱に係り、特に、ＣＤの出し入れに便利で、整然とＣ Ｄを収容でき、且つ外観がよく収納に便利であるＣＤ収容箱に関する。

【０００２】

【従来の技術】

現代科学の進歩によりコンピュータのデータを保存するためのフレキシブルＣ Ｄ、録音用のカートリッジ式録音テープ及び録画用のカートリッジ式ビデオテー プはいずれもＣＤにとって代わられている。これは、ＣＤが一般に使用されてい るカートリッジ式磁気テープより記憶容量が大きく、且つＣＤの体積はカートリ ッジ式磁気テープより薄く、また携帯、収容のいずれも周知のカートリッジ式磁 気テープより便利であることによる。

【０００３】 使用者がＣＤを購入する時、ＣＤはケースに収容され、このケースは１枚或い は２枚のＣＤを収容すると共に、ＣＤを保護する。しかしＣＤケースの体積は大 きくないため、使用者の購入するＣＤ枚数が多い場合には、収納上の問題が発生 し、且つ遺失しやすくなり、並びに使用したいＣＤを見つけにくくなることがあ る。ゆえに多数のＣＤを収容するための各種各様のＣＤ収容箱が市販されている 。一般に使用されているＣＤ収容箱は、折り畳み可能なケースの内部にＣＤを収 容可能な複数のＣＤカバーが設けられ、該ＣＤカバーを使用者の必要に応じて増 加できる。しかしＣＤカバーは不織布の外側を一つのプラスチックフィルムで覆 って組成され、ゆえにＣＤカバーが構造の分解や毀損しやすくなる現象を発生し 、使用者に使用と収納上の問題をもたらした。もう一つの周知のＣＤ収容箱は、 ケースの内部に複数のＣＤシートが枢設され、使用者がＣＤを取り出す時にただ ＣＤシートを外向きに回せばＣＤを取り出すことができる。しかしこのＣＤシー トをＣＤ収容箱中に収容する時、使用者はＣＤの側面しか見ることができず、並 びにＣＤの正面の名称を見ることができない。ゆえに使用者はＣＤの名前を記憶 するか或いは自製のラベルを貼りつけなければ正確に使用するＣＤを取り出すこ とができず、このため使用者がＣＤを取り出す時の問題と不便をもたらした。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案の主要な目的は上述の従来の技術の欠点を解決し、欠点の存在をなくす ことにあり、即ち、本考案は一種のＣＤ収容箱を提供することを課題とし、それ は、ＣＤの取り出しに便利で、ＣＤを整然と収容することができ、また外観がよ く収納に便利なＣＤ収容箱であるものとする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、箱体１、固定機構２及びＣＤ載置シート３で組成されたＣ Ｄ収容箱において、 該箱体１は、上蓋１１、下蓋１２、前板１３、背板１４及び複数の相互に対応 する滑り溝１５１、１６１を具えた両側の側板１５、１６で組成され、 該固定機構２は、キャッチ部２１を具えた軸棒２２と、該軸棒２２の一端に配 置された制御部２３とで組成され、該固定機構２は上述の上蓋１１の収容区１１ ２の一端に穿設され、 該ＣＤ載置シート３は、上述の両側の側板１５、１６の滑り溝１５１、１６１ 中に挿入され、該ＣＤ載置シート３の一端面の両側それぞれに一つの凹部３２、 ３２’が設けられ、該ＣＤ載置シート３の両側にガイドレール３４、３４’が設 けられ、該ガイドレール３４、３４’の一端に係止部３３、３３’が延設されて 、凹部３２、３２’と係止部３３、３３’の間に一つの作動区３６、３６’が形 成され、 使用者がＣＤ４を出し入れする時のＣＤ４の簡単な取り出しと整然とした収容 を達成し、外観がよく収納に便利であることを特徴とする、ＣＤ収容箱としてい る。 請求項２の考案は、前記上蓋１１と下蓋１２がそれぞれ一つの収容区１１２、 １２１を具え、該上蓋１１に一つの穿孔１１３が設けられ、下蓋１２に一つの枢 設孔１２２が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載のＣＤ収容箱として いる。 請求項３の考案は、前記上蓋１１に一つのトップカバー１１１が枢設され、該 トップカバー１１１が開閉動作可能とされたことを特徴とする、請求項１に記載 のＣＤ収容箱としている。 請求項４の考案は、前記前板１３の一端面の適宜位置に一つの引張り部１３１ が設けられ、該引張り部１３１が磁石材質とされたことを特徴とする、請求項１ に記載のＣＤ収容箱としている。 請求項５の考案は、前記前板１３が枢軸１３２、１３２’を利用してそのうち 一つの側板１６に配置され、前板１３が開閉動作可能とされ、もう一つの側板１ ５の適宜位置に一つの鉄片１５２が設けられて、該鉄片１５２に引張り部１３１ が組み合わされて前板１３と側板１５が吸引接合動作可能とされたことを特徴と する、請求項１に記載のＣＤ収容箱としている。 請求項６の考案は、前記ＣＤ載置シート３の両面それぞれに一つの固定座３１ 、３１’が設けられたことを特徴とする、請求項１に記載のＣＤ収容箱としてい る。 請求項７の考案は、前記ＣＤ載置シート３の別の一端面の適宜位置に一つの凸 部３５が設けられ、該凸部３５にラベルが粘着されるほか、該凸部３５がＣＤ載 置シート３を引き出すのに使用され、該ＣＤ載置シート３が実際の必要に応じて 複数個設置されることを特徴とする、請求項１に記載のＣＤ収容箱としている。

【０００６】

【考案の実施の形態】

図１、２に示されるように、本考案のＣＤ収容箱は、箱体１、固定機構２及び ＣＤ載置シート３で組成され、使用者がＣＤ４を出し入れする時に、ＣＤの取り 出しに便利で、ＣＤを整然と収容でき、且つ外観がよく、収納に便利であるもの とされる。

【０００７】 上述の箱体１は、上蓋１１、下蓋１２、前板１３、背板１４及び複数の相互に 対応する滑り溝１５１、１６１を具えた両側の側板１５、１６で組成されている 。該上蓋１１に一つのトップカバー１１１が枢設され、該トップカバー１１１が 開閉動作可能とされ、並びに該上蓋１１と下蓋１２がいずれも一つの収容区１１ ２、１２１を具え、且つ該上蓋１１の収容区１１２の一端に一つの穿孔１１３が 開設されている。また下蓋１２の収容区１２１の一端に枢設孔１２２が開設され 、該前板１３の一端面の適宜位置に引張り部１３１が設けられ、該引張り部１３ １が磁石の材質とされ、且つ該前板１３が枢軸１３２、１３２’を利用してその うちの一つの側板１６に連接され、前板１３が開閉可能とされ、且つもう一つの 側板１５の適宜位置に一つの鉄片１５２が設けられ、引張り部１３１と組み合わ されて前板１３と側板１５を吸引接合させる。

【０００８】 該固定機構２はキャッチ部２１を具えた軸棒２２と、該軸棒２２の一端に配置 された制御部２３とで組成され、該固定機構２は上述の上蓋１１の収容区１１２ の一端の穿孔１１３から下蓋１２の収容区１２１の一端の枢設孔１２２中を貫通 する。

【０００９】 該ＣＤ載置シート３は、上述の両側の側板１５、１６の滑り溝１５１、１６１ 中に挿入され、該ＣＤ載置シート３の両面それぞれに一つの固定座３１、３１’ が設けられてＣＤ４の固定に用いられる。且つ該ＣＤ載置シート３の一端面の両 側それぞれに凹部３２、３２’が設けられ、並びにＣＤ載置シート３の両側にガ イドレール３４、３４’が設けられ、該ガイドレール３４、３４’より係止部３ ３、３３’が延伸されて、凹部３２、３２’と係止部３３、３３’の間に作動区 ３６、３６’が形成されている。また、ＣＤ載置シート３のもう一つの端面の適 宜位置に凸部３５が設けられ、且つ該凸部３５にラベルを接着可能であるほか、 該凸部３５がＣＤ載置シート３を引っ張るのに使用可能である。また、ＣＤ載置 シート３は実際の必要に応じて複数個設けられる。以上の組合せにより一つのＣ Ｄ収容箱が構成されている。

【００１０】 また、図３及び図４、５に示されるのは、本考案の使用状態と動作表示図であ り、図示されるように、使用者がＣＤ４を取り出したい時、ＣＤ４はＣＤ載置シ ート３の固定座３１、３１’の上に係止されているため、先に前板１３の引張り 部１３１を引張って前板１３を開いた後、さらに上蓋１１を回して固定機構２が 見えるようにし、さらに該固定機構２の制御部２３を回して軸棒２２のキャッチ 部２１を作動区３６中で共に回転させて、キャッチ部２１をＣＤ載置シート３の 一端の係止部３３より分離させ、係止部３３とキャッチ部２１の係止状態を解除 させる。この時、使用者が僅かに凸部３５を引っ張れば、ＣＤ載置シート３の両 側のガイドレール３４、３４’を両側の側板１５、１６の滑り溝１５１、１６１ に沿ってスライドさせてＣＤ載置シート３を引き出すことができ、即ちＣＤ４を ＣＤ載置シート３より取り出すことができる。反対に、もしＣＤをＣＤ載置シー ト３に収容したい時には、ＣＤ載置シート３の両側のガイドレール３４、３４’ を両側の側板１５、１６の滑り溝１５１、１６１に沿ってスライドさせることに よりＣＤ載置シート３を箱体１中に挿入することができ、このときさらに制御部 ２３を回して軸棒２２のキャッチ部２１を作動区３６中で回転させて、キャッチ 部２１の一端面と係止部３３の一端面を接触させ、係止部３３とキャッチ部２１ を係止状態とすれば、収容の動作が完成する。該ＣＤ載置シート３の両面にはい ずれも一つの固定座３１、３１’が設けられ、且つその一端面の両側それぞれに 一つの凹部３２、３２’が設けられ、並びにＣＤ載置シート３の両側に、一端に 係止部３３、３３’を具えたガイドレール３４、３４’が設けられ、凹部３２、 ３２’と係止部３３、３３’の間に作動区３６、３６’が形成されているため、 該ＣＤ載置シート３の上面と下面のいずれもが使用可能で、同様の効果を達成で きる。また、ＣＤ載置シート３のもう一つの端面の適宜位置にラベルを接着でき る凸部３５が設けられ、ゆえに、使用者がラベルに該ＣＤの名称を表示でき、使 用者が正確に使用したいＣＤ４を取り出すことができる。

【００１１】

【考案の効果】

総合すると、本考案のＣＤ収容箱は有効に周知の技術の数々の欠点を解決し、 ＣＤ収容箱の構造は本考案によりさらに進歩し、さらに便利となり、さらに安定 したものとなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案の分解斜視図である。

【図３】本考案の使用状態図である。

【図４】本考案の動作表示図である。

【図５】本考案の動作表示図である。

【符号の説明】

１ 箱体 ２ 固定機構 ３ ＣＤ載置シート ４ ＣＤ １１ 上蓋 １２ 下蓋 １３ 前板 １４ 背板 １５、１６ 側板 １５１、１６１ 滑り溝 １１１ トップカバー １１２、１２１ 収容区 １１３ 穿孔 １２２ 枢設孔 １３１ 引張り部 １３２、１３２’ 枢軸 ２１ キャッチ部 ２２ 軸棒 ２３ 制御部 ３１、３１’ 固定座 ３２、３２’ 凹部 ３３、３３’ 係止部 ３４、３４’ ガイドレール ３５ 凸部 ３６、３６’ 作動区

Claims (7)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 箱体１、固定機構２及びＣＤ載置シート
   ３で組成されたＣＤ収容箱において、 該箱体１は、上蓋１１、下蓋１２、前板１３、背板１４
   及び複数の相互に対応する滑り溝１５１、１６１を具え
   た両側の側板１５、１６で組成され、 該固定機構２は、キャッチ部２１を具えた軸棒２２と、
   該軸棒２２の一端に配置された制御部２３とで組成さ
   れ、該固定機構２は上述の上蓋１１の収容区１１２の一
   端に穿設され、 該ＣＤ載置シート３は、上述の両側の側板１５、１６の
   滑り溝１５１、１６１中に挿入され、該ＣＤ載置シート
   ３の一端面の両側それぞれに一つの凹部３２、３２’が
   設けられ、該ＣＤ載置シート３の両側にガイドレール３
   ４、３４’が設けられ、該ガイドレール３４、３４’の
   一端に係止部３３、３３’が延設されて、凹部３２、３
   ２’と係止部３３、３３’の間に一つの作動区３６、３
   ６’が形成され、 使用者がＣＤ４を出し入れする時のＣＤ４の簡単な取り
   出しと整然とした収容を達成し、外観がよく収納に便利
   であることを特徴とする、ＣＤ収容箱。
2. 【請求項２】 前記上蓋１１と下蓋１２がそれぞれ一つ
   の収容区１１２、１２１を具え、該上蓋１１に一つの穿
   孔１１３が設けられ、下蓋１２に一つの枢設孔１２２が
   設けられたことを特徴とする、請求項１に記載のＣＤ収
   容箱。
3. 【請求項３】 前記上蓋１１に一つのトップカバー１１
   １が枢設され、該トップカバー１１１が開閉動作可能と
   されたことを特徴とする、請求項１に記載のＣＤ収容
   箱。
4. 【請求項４】 前記前板１３の一端面の適宜位置に一つ
   の引張り部１３１が設けられ、該引張り部１３１が磁石
   材質とされたことを特徴とする、請求項１に記載のＣＤ
   収容箱。
5. 【請求項５】 前記前板１３が枢軸１３２、１３２’を
   利用してそのうち一つの側板１６に配置され、前板１３
   が開閉動作可能とされ、もう一つの側板１５の適宜位置
   に一つの鉄片１５２が設けられて、該鉄片１５２に引張
   り部１３１が組み合わされて前板１３と側板１５が吸引
   接合動作可能とされたことを特徴とする、請求項１に記
   載のＣＤ収容箱。
6. 【請求項６】 前記ＣＤ載置シート３の両面それぞれに
   一つの固定座３１、３１’が設けられたことを特徴とす
   る、請求項１に記載のＣＤ収容箱。
7. 【請求項７】 前記ＣＤ載置シート３の別の一端面の適
   宜位置に一つの凸部３５が設けられ、該凸部３５にラベ
   ルが粘着されるほか、該凸部３５がＣＤ載置シート３を
   引き出すのに使用され、該ＣＤ載置シート３が実際の必
   要に応じて複数個設置されることを特徴とする、請求項
   １に記載のＣＤ収容箱。