JP3077638B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JP3077638B2 JP3077638B2 JP09209438A JP20943897A JP3077638B2 JP 3077638 B2 JP3077638 B2 JP 3077638B2 JP 09209438 A JP09209438 A JP 09209438A JP 20943897 A JP20943897 A JP 20943897A JP 3077638 B2 JP3077638 B2 JP 3077638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concentration impurity
- concentration
- semiconductor layer
- low
- impurity semiconductor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Electrodes Of Semiconductors (AREA)
- Bipolar Transistors (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の製造
方法に関し、特に、バイポーラトランジスタを形成する
際に用いて好適な半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
方法に関し、特に、バイポーラトランジスタを形成する
際に用いて好適な半導体装置の製造方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の第1の例である半導体装置
の製造方法を示す過程図である。まず、ウェーハ(基
板)1上にN+埋込層4を形成し、その上にN−エピタ
キシャル層3を成長させる。次いで、素子となる領域以
外の部分を酸化して酸化膜2aを形成する。次いで、さ
らに酸化を行いN−エピタキシャル層3及び酸化膜2a
の上に酸化膜2bを形成する。次いで、酸化膜2b上に
高濃度P型ドープポリシリコン6を形成し、さらに窒化
膜8を成長させる(同図(a))。
の製造方法を示す過程図である。まず、ウェーハ(基
板)1上にN+埋込層4を形成し、その上にN−エピタ
キシャル層3を成長させる。次いで、素子となる領域以
外の部分を酸化して酸化膜2aを形成する。次いで、さ
らに酸化を行いN−エピタキシャル層3及び酸化膜2a
の上に酸化膜2bを形成する。次いで、酸化膜2b上に
高濃度P型ドープポリシリコン6を形成し、さらに窒化
膜8を成長させる(同図(a))。
【0003】次いで、べース領域となる部分の上にある
ポリシリコン6に、下地の酸化膜2bを残してエッチン
グにより開口部6aを形成し、この開口部6aからN−
エピタキシャル層3にP型不純物をイオン注入しP−べ
ース拡散層7を形成する。その後、酸化膜2bを所望の
サイドエッチ量が得られる条件でウェットエッチングす
る(同図(b))。
ポリシリコン6に、下地の酸化膜2bを残してエッチン
グにより開口部6aを形成し、この開口部6aからN−
エピタキシャル層3にP型不純物をイオン注入しP−べ
ース拡散層7を形成する。その後、酸化膜2bを所望の
サイドエッチ量が得られる条件でウェットエッチングす
る(同図(b))。
【0004】次いで、このウェーハ1全面に、ノンドー
プポリシリコン15を成長させる。このとき、酸化膜2
bのサイドエッチされた部分にもノンドープポリシリコ
ン15が埋め込まれる(同図(c))。そして、ウェー
ハ1全面をドライエッチングすることにより、酸化膜2
bのサイドエッチされた部分に埋め込まれたノンドープ
ポリシリコン15以外のノンドープポリシリコン15を
除去する(同図(d))。
プポリシリコン15を成長させる。このとき、酸化膜2
bのサイドエッチされた部分にもノンドープポリシリコ
ン15が埋め込まれる(同図(c))。そして、ウェー
ハ1全面をドライエッチングすることにより、酸化膜2
bのサイドエッチされた部分に埋め込まれたノンドープ
ポリシリコン15以外のノンドープポリシリコン15を
除去する(同図(d))。
【0005】次いで、全面に窒化膜8を成長させ、エッ
チバック法により高濃度P型ドープポリシリコン6の側
壁にのみ窒化膜8を残す。次いで、エミッタ形成用にN
+ポリシリコンを成長させ、エミッタポリシリコン10
を形成し、その後アニールしてエミッタ拡散層14を形
成する。最後に、エミッタ電極11、べース電極12、
コレクタ電極13を形成し、トランジスタが形成される
(同図(e))。
チバック法により高濃度P型ドープポリシリコン6の側
壁にのみ窒化膜8を残す。次いで、エミッタ形成用にN
+ポリシリコンを成長させ、エミッタポリシリコン10
を形成し、その後アニールしてエミッタ拡散層14を形
成する。最後に、エミッタ電極11、べース電極12、
コレクタ電極13を形成し、トランジスタが形成される
(同図(e))。
【0006】また、従来の第2の例である、特開平8−
264553号公報に開示されている半導体装置の製造
方法は、互いに拡散速度の異なる2種のイオン種を含む
混合ガス雰囲気中において基板上にポリシリコン層を気
相成長させた後、熱処理を行って前記ポリシリコン中の
不純物を基板に拡散させる方法である。前記混合ガスに
含ませる不純物としては、B(ボロン)とAs(ヒ素)
が用いられる。シリコン中における拡散速度は、ボロン
の方がヒ素よりも1桁以上速いため、一回の熱処理によ
りベース・エミッタ接合となるp型拡散領域とn型拡散
領域が同時に形成される。
264553号公報に開示されている半導体装置の製造
方法は、互いに拡散速度の異なる2種のイオン種を含む
混合ガス雰囲気中において基板上にポリシリコン層を気
相成長させた後、熱処理を行って前記ポリシリコン中の
不純物を基板に拡散させる方法である。前記混合ガスに
含ませる不純物としては、B(ボロン)とAs(ヒ素)
が用いられる。シリコン中における拡散速度は、ボロン
の方がヒ素よりも1桁以上速いため、一回の熱処理によ
りベース・エミッタ接合となるp型拡散領域とn型拡散
領域が同時に形成される。
【0007】この公報には、ポリシリコンから不純物を
2回に分けて拡散させるポリシリ2重拡散法も提示され
ている(同公報の「従来の技術」欄参照)。このポリシ
リ2重拡散法は、不純物を含んだポリシリコン層を基板
上に堆積した後に熱処理を行い、不純物を基板に拡散さ
せた後、もう一度不純物をポリシリコンヘイオン注入
し、熱処理を行って基板に不純物を拡散させるというも
のである。
2回に分けて拡散させるポリシリ2重拡散法も提示され
ている(同公報の「従来の技術」欄参照)。このポリシ
リ2重拡散法は、不純物を含んだポリシリコン層を基板
上に堆積した後に熱処理を行い、不純物を基板に拡散さ
せた後、もう一度不純物をポリシリコンヘイオン注入
し、熱処理を行って基板に不純物を拡散させるというも
のである。
【0008】また、従来の第3の例である、特公平1−
36257号公報に開示されている半導体装置の製造方
法は、n型シリコン基板の主面の熱酸化膜に開孔部を形
成し、p型不純物であるボロンを開孔部を通してn型シ
リコン基板に熱拡散しp型の内部ベース領域を形成した
後、開孔部を含む熱酸化膜上にp型不純物のボロンが添
加された多結晶シリコン膜及びCVDによるSiO2膜
を順次堆積する方法である。
36257号公報に開示されている半導体装置の製造方
法は、n型シリコン基板の主面の熱酸化膜に開孔部を形
成し、p型不純物であるボロンを開孔部を通してn型シ
リコン基板に熱拡散しp型の内部ベース領域を形成した
後、開孔部を含む熱酸化膜上にp型不純物のボロンが添
加された多結晶シリコン膜及びCVDによるSiO2膜
を順次堆積する方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】第1の問題点は、従来
の第1の例では、ノンドープポリシリコン15を埋め込
むための酸化膜2bのサイドエッチ量のコントロールが
困難であり、このサイドエッチ量が変動すると“す”が
発生し易い点である。その理由は、高濃度P型ドープポ
リシリコンをウェーハ上に直接形成すると、形成直後に
べ一ス部表面に高濃度P型不純物が拡散されてしまうた
めに、シャローベースが形成できず、高濃度P型ドープ
ポリシリコンの下に酸化膜を入れる必要があるためであ
る。
の第1の例では、ノンドープポリシリコン15を埋め込
むための酸化膜2bのサイドエッチ量のコントロールが
困難であり、このサイドエッチ量が変動すると“す”が
発生し易い点である。その理由は、高濃度P型ドープポ
リシリコンをウェーハ上に直接形成すると、形成直後に
べ一ス部表面に高濃度P型不純物が拡散されてしまうた
めに、シャローベースが形成できず、高濃度P型ドープ
ポリシリコンの下に酸化膜を入れる必要があるためであ
る。
【0010】第2の問題点は、従来の第1の例では、べ
ース拡散層をイオン注入法で形成しているために、イオ
ン注入後に表面にダメージが入り易く、このダメージを
回復するためにアニールを行なう必要があるが、このア
ニールにより拡散層が広がってしまい、また、イオン注
入法では深さ方向の不純物分布のバラツキが発生してし
まうために、シャローベースを形成することができない
点である。
ース拡散層をイオン注入法で形成しているために、イオ
ン注入後に表面にダメージが入り易く、このダメージを
回復するためにアニールを行なう必要があるが、このア
ニールにより拡散層が広がってしまい、また、イオン注
入法では深さ方向の不純物分布のバラツキが発生してし
まうために、シャローベースを形成することができない
点である。
【0011】この第2の問題点を解決する手段が、上述
した特開平8−264553号公報、特公平1−362
57号公報等で開示されているが、どちらの場合におい
ても、べ一ス上に直接、高濃度P型ドープポリシリコン
を形成することになり、形成直後にべース部表面に高濃
度P型不純物が拡散されてしまい、十分な低濃度シャロ
ーべースを形成することができないという問題点があ
る。
した特開平8−264553号公報、特公平1−362
57号公報等で開示されているが、どちらの場合におい
ても、べ一ス上に直接、高濃度P型ドープポリシリコン
を形成することになり、形成直後にべース部表面に高濃
度P型不純物が拡散されてしまい、十分な低濃度シャロ
ーべースを形成することができないという問題点があ
る。
【0012】さらに、上述したポリシリ2重拡散法の問
題点は、この2重拡散法を適用する場合、2度目の不純
物イオン注入時にPR工程が必要となり、工程が複雑化
するとともに、目合せ時のズレにより素子特性が変動し
てしまう点である。また、イオン注入は窒化膜を介して
行うことになるが、窒化膜がイオン注入の遮蔽性が高い
膜であることから、イオン注入の際に高エネルギーが必
要になり、基板にダメージを与えてしまうという大きな
問題点もある。したがって、このポリシリ2重拡散法を
適用することはできない。
題点は、この2重拡散法を適用する場合、2度目の不純
物イオン注入時にPR工程が必要となり、工程が複雑化
するとともに、目合せ時のズレにより素子特性が変動し
てしまう点である。また、イオン注入は窒化膜を介して
行うことになるが、窒化膜がイオン注入の遮蔽性が高い
膜であることから、イオン注入の際に高エネルギーが必
要になり、基板にダメージを与えてしまうという大きな
問題点もある。したがって、このポリシリ2重拡散法を
適用することはできない。
【0013】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
であって、シャローべースを形成することができ、高性
能でかつ量産性の高いトランジスタを形成することが可
能であり、さらに、特性の向上、信頼性の向上、生産性
の向上を図ることができ、将来の小型化、高速化に対応
することのできる半導体装置の製造方法を提供すること
にある。
であって、シャローべースを形成することができ、高性
能でかつ量産性の高いトランジスタを形成することが可
能であり、さらに、特性の向上、信頼性の向上、生産性
の向上を図ることができ、将来の小型化、高速化に対応
することのできる半導体装置の製造方法を提供すること
にある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は次の様な半導体装置の製造方法を採用し
た。すなわち、請求項1記載の半導体装置の製造方法
は、基板上に積層することによりトランジスタを形成す
る半導体装置の製造方法で、低濃度の不純物が添加され
た低濃度不純物半導体層、高濃度の不純物が添加された
高濃度不純物半導体層を順次積層し、次いで、前記低濃
度不純物半導体層中の不純物を拡散させてベース拡散層
を形成し、次いで、前記低濃度不純物半導体層及び高濃
度不純物半導体層を選択除去し、次いで、前記高濃度不
純物半導体層中の不純物を拡散させ、前記高濃度不純物
半導体層により前記低濃度不純物半導体層を取り込み一
体化する方法である。
に、本発明は次の様な半導体装置の製造方法を採用し
た。すなわち、請求項1記載の半導体装置の製造方法
は、基板上に積層することによりトランジスタを形成す
る半導体装置の製造方法で、低濃度の不純物が添加され
た低濃度不純物半導体層、高濃度の不純物が添加された
高濃度不純物半導体層を順次積層し、次いで、前記低濃
度不純物半導体層中の不純物を拡散させてベース拡散層
を形成し、次いで、前記低濃度不純物半導体層及び高濃
度不純物半導体層を選択除去し、次いで、前記高濃度不
純物半導体層中の不純物を拡散させ、前記高濃度不純物
半導体層により前記低濃度不純物半導体層を取り込み一
体化する方法である。
【0015】請求項2記載の半導体装置の製造方法は、
基板上に積層することによりトランジスタを形成する半
導体装置の製造方法で、低濃度の不純物が添加された低
濃度不純物半導体層、高濃度の不純物が添加された高濃
度不純物半導体層を順次積層してベース引き出し用電極
とし、次いで、熱処理により前記低濃度不純物半導体層
中の不純物を拡散させてベース拡散層を形成し、次い
で、前記低濃度不純物半導体層及び高濃度不純物半導体
層を選択除去し、熱処理により前記高濃度不純物半導体
層中の不純物を拡散させてグラフトベース拡散層を形成
し、次いで、前記高濃度不純物半導体層により前記低濃
度不純物半導体層を取り込み一体化する方法である。
基板上に積層することによりトランジスタを形成する半
導体装置の製造方法で、低濃度の不純物が添加された低
濃度不純物半導体層、高濃度の不純物が添加された高濃
度不純物半導体層を順次積層してベース引き出し用電極
とし、次いで、熱処理により前記低濃度不純物半導体層
中の不純物を拡散させてベース拡散層を形成し、次い
で、前記低濃度不純物半導体層及び高濃度不純物半導体
層を選択除去し、熱処理により前記高濃度不純物半導体
層中の不純物を拡散させてグラフトベース拡散層を形成
し、次いで、前記高濃度不純物半導体層により前記低濃
度不純物半導体層を取り込み一体化する方法である。
【0016】請求項3記載の半導体装置の製造方法は、
前記低濃度不純物半導体層及び高濃度不純物半導体層
を、ノンドープ半導体層に不純物を注入することにより
形成する方法である。
前記低濃度不純物半導体層及び高濃度不純物半導体層
を、ノンドープ半導体層に不純物を注入することにより
形成する方法である。
【0017】請求項4記載の半導体装置の製造方法は、
前記半導体層を多結晶シリコン層とした方法である。
前記半導体層を多結晶シリコン層とした方法である。
【0018】本発明の請求項1記載の半導体装置の製造
方法では、低濃度の不純物が添加された低濃度不純物半
導体層、高濃度の不純物が添加された高濃度不純物半導
体層を順次積層し、次いで、前記低濃度不純物半導体層
中の不純物を拡散させてベース拡散層を形成することに
より、該低濃度不純物半導体層の下にこの不純物拡散に
よるべース層が形成される。これにより、シヤローべ一
スを形成することが可能になる。
方法では、低濃度の不純物が添加された低濃度不純物半
導体層、高濃度の不純物が添加された高濃度不純物半導
体層を順次積層し、次いで、前記低濃度不純物半導体層
中の不純物を拡散させてベース拡散層を形成することに
より、該低濃度不純物半導体層の下にこの不純物拡散に
よるべース層が形成される。これにより、シヤローべ一
スを形成することが可能になる。
【0019】また、前記高濃度不純物半導体層中の不純
物を拡散させ、前記高濃度不純物半導体層により前記低
濃度不純物半導体層を取り込み一体化することにより、
均一化された該高濃度不純物半導体層をそのままべース
引き出し用電極として使用することが可能になる。
物を拡散させ、前記高濃度不純物半導体層により前記低
濃度不純物半導体層を取り込み一体化することにより、
均一化された該高濃度不純物半導体層をそのままべース
引き出し用電極として使用することが可能になる。
【0020】本発明の請求項2記載の半導体装置の製造
方法では、低濃度の不純物が添加された低濃度不純物半
導体層、高濃度の不純物が添加された高濃度不純物半導
体層を順次積層してベース引き出し用電極とする。この
とき、べ一ス形成予定領域上には低濃度不純物半導体層
が形成されているので、べ一ス形成予定領域の表面に前
記高濃度不純物半導体層から高濃度の不純物が拡散され
ることはない。
方法では、低濃度の不純物が添加された低濃度不純物半
導体層、高濃度の不純物が添加された高濃度不純物半導
体層を順次積層してベース引き出し用電極とする。この
とき、べ一ス形成予定領域上には低濃度不純物半導体層
が形成されているので、べ一ス形成予定領域の表面に前
記高濃度不純物半導体層から高濃度の不純物が拡散され
ることはない。
【0021】次いで、熱処理により前記低濃度不純物半
導体層中の不純物を拡散させてベース拡散層を形成す
る。このとき、低濃度不純物半導体層へは高濃度不純物
半導体層から高濃度の不純物が拡散されるが、べースの
表面までは到達しないので、べース表面に高濃度の不純
物が拡散されることはない。
導体層中の不純物を拡散させてベース拡散層を形成す
る。このとき、低濃度不純物半導体層へは高濃度不純物
半導体層から高濃度の不純物が拡散されるが、べースの
表面までは到達しないので、べース表面に高濃度の不純
物が拡散されることはない。
【0022】次いで、前記低濃度不純物半導体層及び高
濃度不純物半導体層を選択除去し、熱処理により前記高
濃度不純物半導体層中の不純物を拡散させてグラフトベ
ース拡散層を形成する。その後、前記高濃度不純物半導
体層により前記低濃度不純物半導体層を取り込み一体化
することにより、前記低濃度不純物半導体層は前記高濃
度不純物半導体層からの高濃度の不純物拡散により高濃
度不純物半導体層に取り込まれ、均一な高濃度不純物半
導体層のみとなり、低抵抗のべース引き出し電極を形成
する。
濃度不純物半導体層を選択除去し、熱処理により前記高
濃度不純物半導体層中の不純物を拡散させてグラフトベ
ース拡散層を形成する。その後、前記高濃度不純物半導
体層により前記低濃度不純物半導体層を取り込み一体化
することにより、前記低濃度不純物半導体層は前記高濃
度不純物半導体層からの高濃度の不純物拡散により高濃
度不純物半導体層に取り込まれ、均一な高濃度不純物半
導体層のみとなり、低抵抗のべース引き出し電極を形成
する。
【0023】これにより、不純物濃度の安定したベース
拡散層及びグラフトベース拡散層、均一な高濃度不純物
半導体層のみからなる低抵抗のべース引き出し電極を形
成することが可能になる。
拡散層及びグラフトベース拡散層、均一な高濃度不純物
半導体層のみからなる低抵抗のべース引き出し電極を形
成することが可能になる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の半導体装置の製造
方法の各実施形態について図面に基づき説明する。
方法の各実施形態について図面に基づき説明する。
【0025】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の半導体装置の製造方法を示す過程図である。
まず、ウェーハ(基板)1上に高濃度不純物層のN+埋
込層4を形成し、その上に低濃度不純物層のN−エピタ
キシャル層3を1〜3μm、好ましくは1.4μm成長
させる。その後、素子となる領域以外の部分に第1の絶
縁膜の酸化膜2を形成する(同図(a))。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す過程図である。
まず、ウェーハ(基板)1上に高濃度不純物層のN+埋
込層4を形成し、その上に低濃度不純物層のN−エピタ
キシャル層3を1〜3μm、好ましくは1.4μm成長
させる。その後、素子となる領域以外の部分に第1の絶
縁膜の酸化膜2を形成する(同図(a))。
【0026】次いで、不純物濃度が1E17〜1E18
/cm3の低濃度不純物ドープ導電膜を500〜300
0Å、好ましくは不純物濃度が4E17/cm3の低濃
度P型ドープポリシリコン(低濃度不純物半導体層)5
を1000Å成長させ、続いて、不純物濃度が1E19
〜1E20/cm3の高濃度不純物ドープ導電膜を50
0〜3000Å、好ましくは、不純物濃度が5E19/
cm3の高濃度P型ドープポリシリコン(高濃度不純物
半導体層)6を1000Å成長させる(同図(b))。
/cm3の低濃度不純物ドープ導電膜を500〜300
0Å、好ましくは不純物濃度が4E17/cm3の低濃
度P型ドープポリシリコン(低濃度不純物半導体層)5
を1000Å成長させ、続いて、不純物濃度が1E19
〜1E20/cm3の高濃度不純物ドープ導電膜を50
0〜3000Å、好ましくは、不純物濃度が5E19/
cm3の高濃度P型ドープポリシリコン(高濃度不純物
半導体層)6を1000Å成長させる(同図(b))。
【0027】次いで、ウェーハ1全面に第2の絶縁膜を
500〜3000Å、好ましくは、窒化膜8を1200
Å成長させ、その後、800〜1000℃、好ましくは
900℃でアニールすることにより、低濃度不純物ドー
プ導電膜の低濃度P型ドープポリシリコン5から低濃度
不純物層のN−エピタキシャル層3に不純物が拡散しP
−べース拡散層7が形成される(同図(c))。
500〜3000Å、好ましくは、窒化膜8を1200
Å成長させ、その後、800〜1000℃、好ましくは
900℃でアニールすることにより、低濃度不純物ドー
プ導電膜の低濃度P型ドープポリシリコン5から低濃度
不純物層のN−エピタキシャル層3に不純物が拡散しP
−べース拡散層7が形成される(同図(c))。
【0028】このとき同時に、高濃度P型ドープポリシ
リコン6から低濃度P型ドーブポリシリコン5にP型不
純物が拡散し、低濃度P型ドープポリシリコン5の領域
は狭くなる。アニールの条件(温度、時間)は低濃度P
型ドープポリシリコン5の領域が無くならない程度の条
件に設定する.
リコン6から低濃度P型ドーブポリシリコン5にP型不
純物が拡散し、低濃度P型ドープポリシリコン5の領域
は狭くなる。アニールの条件(温度、時間)は低濃度P
型ドープポリシリコン5の領域が無くならない程度の条
件に設定する.
【0029】次いで、エミッタ形成のために、不純物ド
ープ導電膜の不要な部分、すなわち低濃度P型ドープポ
リシリコン5及び高濃度P型ドープポリシリコン6の不
要な部分を除去し、800〜1000℃、好ましくは9
00℃でアニールすることにより、高濃度P型ドープポ
リシリコン6からP型不純物を拡散させ、高濃度不純物
拡散層であるP+グラフトベース拡散層9を形成する
(同図(d))。
ープ導電膜の不要な部分、すなわち低濃度P型ドープポ
リシリコン5及び高濃度P型ドープポリシリコン6の不
要な部分を除去し、800〜1000℃、好ましくは9
00℃でアニールすることにより、高濃度P型ドープポ
リシリコン6からP型不純物を拡散させ、高濃度不純物
拡散層であるP+グラフトベース拡散層9を形成する
(同図(d))。
【0030】このアニール終了後、低濃度P型ドープポ
リシリコン5は高濃度P型ドープポリシリコン6に取り
込まれて消失し、全体が均一な高濃度P型ドープポリシ
リコン6となる。次いで、ウェーハ1全面に第2の絶縁
膜を500〜3000Å、好ましくは窒化膜8を120
0Å成長させ、エッチバック法により高濃度不純物ドー
プ導電膜の側壁にのみ第2の絶縁膜を残す。すなわち、
高濃度P型ドープポリシリコン6の側壁にのみ窒化膜8
を残す。
リシリコン5は高濃度P型ドープポリシリコン6に取り
込まれて消失し、全体が均一な高濃度P型ドープポリシ
リコン6となる。次いで、ウェーハ1全面に第2の絶縁
膜を500〜3000Å、好ましくは窒化膜8を120
0Å成長させ、エッチバック法により高濃度不純物ドー
プ導電膜の側壁にのみ第2の絶縁膜を残す。すなわち、
高濃度P型ドープポリシリコン6の側壁にのみ窒化膜8
を残す。
【0031】続いて、エミッタ形成用に不純物濃度が1
E20〜1E21/cm3の高濃度不純物ドーブ導電膜
を500〜5000Å、好ましくは、不純物濃度が1E
20/cm3のN+ポリシリコンを2000Å成長さ
せ、エミッタ形成用導電膜であるエミッタポリシリコン
10を形成する。その後、800〜1100℃、好まし
くは950℃でアニールしてエミッタ拡散層14を形成
する。最後にエミッタ電極11、べース電極12、コレ
クタ電極13を形成し、トランジスタが形成される(同
図(e))。
E20〜1E21/cm3の高濃度不純物ドーブ導電膜
を500〜5000Å、好ましくは、不純物濃度が1E
20/cm3のN+ポリシリコンを2000Å成長さ
せ、エミッタ形成用導電膜であるエミッタポリシリコン
10を形成する。その後、800〜1100℃、好まし
くは950℃でアニールしてエミッタ拡散層14を形成
する。最後にエミッタ電極11、べース電極12、コレ
クタ電極13を形成し、トランジスタが形成される(同
図(e))。
【0032】本実施形態の半導体装置の製造方法によれ
ば、べ一スの引き出し電極となるポリシリコンを低濃度
P型ドープポリシリコン5と高濃度P型ドープポリシリ
コン6の2層で形成し、P−べース拡散層7を低濃度P
ドープポリシリコン5からの不純物拡散により形成する
ので、低濃度のシャローべ一スを形成することができ
る。
ば、べ一スの引き出し電極となるポリシリコンを低濃度
P型ドープポリシリコン5と高濃度P型ドープポリシリ
コン6の2層で形成し、P−べース拡散層7を低濃度P
ドープポリシリコン5からの不純物拡散により形成する
ので、低濃度のシャローべ一スを形成することができ
る。
【0033】また、P+グラフトベース拡散層9は、低
濃度P型ドープポリシリコン5を通て高濃度P型ドープ
ポリシリコン6から高濃度の不純物を拡散して形成する
ため、パターニング後にアニールを追加するだけでグラ
フトベース層を形成することができる。
濃度P型ドープポリシリコン5を通て高濃度P型ドープ
ポリシリコン6から高濃度の不純物を拡散して形成する
ため、パターニング後にアニールを追加するだけでグラ
フトベース層を形成することができる。
【0034】また、P+グラフトベース拡散層9への不
純物拡散後、低濃度P型ドープポリシリコン5は高濃度
P型ドープポリシリコン6から高濃度の不純物が拡散す
ることにより、高濃度P型ドープポリシリコン6に取り
込まれて消失し、均−な高濃度P型ドープポリシリコン
6となるので、高濃度P型ドープポリシリコン6をその
ままべース引き出し用電極として使用することができ
る。
純物拡散後、低濃度P型ドープポリシリコン5は高濃度
P型ドープポリシリコン6から高濃度の不純物が拡散す
ることにより、高濃度P型ドープポリシリコン6に取り
込まれて消失し、均−な高濃度P型ドープポリシリコン
6となるので、高濃度P型ドープポリシリコン6をその
ままべース引き出し用電極として使用することができ
る。
【0035】(第2の実施形態)図2は本発明の第2の
実施形態の半導体装置の製造方法を示す過程図である。
まず、ウェーハ1上にN+埋込層4を形成し、その上に
N−エピタキシャル層3を1.4μm成長させ、その
後、素子となる領域以外の部分を酸化することにより酸
化膜2を形成する(同図(a))。次いで、ノンドープ
ポリシリコン15を1000Å成長させ、その後該ノン
ドープポリシリコン15にP型不純物をイオン注入(ド
ーズ量4E13/cm3)し、低濃度P型ドープポリシ
リコン5を形成する(同図(b))。
実施形態の半導体装置の製造方法を示す過程図である。
まず、ウェーハ1上にN+埋込層4を形成し、その上に
N−エピタキシャル層3を1.4μm成長させ、その
後、素子となる領域以外の部分を酸化することにより酸
化膜2を形成する(同図(a))。次いで、ノンドープ
ポリシリコン15を1000Å成長させ、その後該ノン
ドープポリシリコン15にP型不純物をイオン注入(ド
ーズ量4E13/cm3)し、低濃度P型ドープポリシ
リコン5を形成する(同図(b))。
【0036】続いて、ノンドープポリシリコン16を1
000Å成長させ、P型不純物をイオン注入(ドーズ量
5E15/cm3)し、高濃度P型ドープポリシリコン
6を形成する(同図(c))。次いで、ウェ−ハ全面に
窒化膜8を1200Å成長させ、900℃でアニールす
ることにより、低濃度P型ドープポリシリコン5からN
−エピタキシャル層3にP型不純物を拡散させ、P−べ
ース拡散層7を形成する(同図(d))。
000Å成長させ、P型不純物をイオン注入(ドーズ量
5E15/cm3)し、高濃度P型ドープポリシリコン
6を形成する(同図(c))。次いで、ウェ−ハ全面に
窒化膜8を1200Å成長させ、900℃でアニールす
ることにより、低濃度P型ドープポリシリコン5からN
−エピタキシャル層3にP型不純物を拡散させ、P−べ
ース拡散層7を形成する(同図(d))。
【0037】このとき同時に、高濃度P型ドープポリシ
リコン6から低濃度P型ドープポリシリコン5にP型不
純物が拡散し、低濃度P型ドープポリシリコン5の領域
は狭くなる。また、アニールの条件(温度、時間)は、
低濃度P型ドープポリシリコン5の領域が消失しない程
度の条件に設定する。
リコン6から低濃度P型ドープポリシリコン5にP型不
純物が拡散し、低濃度P型ドープポリシリコン5の領域
は狭くなる。また、アニールの条件(温度、時間)は、
低濃度P型ドープポリシリコン5の領域が消失しない程
度の条件に設定する。
【0038】次いで、エミッタ形成のため、低濃度P型
ドープポリシリコン5及び高濃度P型ドープポリシリコ
ン6の不要な部分を除去し、900℃でアニールするこ
とにより高濃度P型ドープポリシリコン6からP型不純
物を拡散させ、P+グラフトベース拡散層9を形成する
(同図(e))。このアニール終了後、低濃度P型ドー
プポリシリコン5は高濃度P型ドープポリシリコン6に
取り込まれ消失する。
ドープポリシリコン5及び高濃度P型ドープポリシリコ
ン6の不要な部分を除去し、900℃でアニールするこ
とにより高濃度P型ドープポリシリコン6からP型不純
物を拡散させ、P+グラフトベース拡散層9を形成する
(同図(e))。このアニール終了後、低濃度P型ドー
プポリシリコン5は高濃度P型ドープポリシリコン6に
取り込まれ消失する。
【0039】次に、全面に窒化膜8を1200Å成長さ
せ、エッチバック法により高濃度P型ドープポリシリコ
ン6の側壁にのみ窒化膜8を残す。続いて、エミッタ形
成用にN+ポリシリコン(不純物濃度1E20/c
m3)を2000Å成長させ、エミッタポリシリコン1
0を形成し、その後950℃でアニールすることによ
り、エミッタ拡散層14を形成する。最後にエミッタ電
極11、べース電極12、コレクタ電極13を形成し、
トランジスタが形成される(同図(f))。
せ、エッチバック法により高濃度P型ドープポリシリコ
ン6の側壁にのみ窒化膜8を残す。続いて、エミッタ形
成用にN+ポリシリコン(不純物濃度1E20/c
m3)を2000Å成長させ、エミッタポリシリコン1
0を形成し、その後950℃でアニールすることによ
り、エミッタ拡散層14を形成する。最後にエミッタ電
極11、べース電極12、コレクタ電極13を形成し、
トランジスタが形成される(同図(f))。
【0040】上述した第1の実施形態では、べース引き
出し電極用のポリシリコンを、不純物ドープポリシリコ
ン成長法(不純物を導入しながらポリシリコンを成長さ
せる方法)により形成しているが、この方法では、現状
の設備では、安定した不純物濃度を得るのが比較的難し
い。本実施形態では、第1の実施形態と比べて、べース
引き出し電極用のポリシリコンをイオン注入法を用いて
形成しているため、不純物濃度の管理が容易であるとい
う利点を有している。
出し電極用のポリシリコンを、不純物ドープポリシリコ
ン成長法(不純物を導入しながらポリシリコンを成長さ
せる方法)により形成しているが、この方法では、現状
の設備では、安定した不純物濃度を得るのが比較的難し
い。本実施形態では、第1の実施形態と比べて、べース
引き出し電極用のポリシリコンをイオン注入法を用いて
形成しているため、不純物濃度の管理が容易であるとい
う利点を有している。
【0041】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明の請求項1記
載の半導体装置の製造方法によれば、低濃度の不純物が
添加された低濃度不純物半導体層、高濃度の不純物が添
加された高濃度不純物半導体層を順次積層し、次いで、
前記低濃度不純物半導体層中の不純物を拡散させてベー
ス拡散層を形成するので、該低濃度不純物半導体層の下
にこの不純物拡散によるべース層を形成することがで
き、したがって、シヤローべ一スを形成することができ
る。
載の半導体装置の製造方法によれば、低濃度の不純物が
添加された低濃度不純物半導体層、高濃度の不純物が添
加された高濃度不純物半導体層を順次積層し、次いで、
前記低濃度不純物半導体層中の不純物を拡散させてベー
ス拡散層を形成するので、該低濃度不純物半導体層の下
にこの不純物拡散によるべース層を形成することがで
き、したがって、シヤローべ一スを形成することができ
る。
【0042】また、前記高濃度不純物半導体層中の不純
物を拡散させ、前記高濃度不純物半導体層により前記低
濃度不純物半導体層を取り込み一体化するので、均一化
された該高濃度不純物半導体層をそのままべース引き出
し用電極として使用することができる。
物を拡散させ、前記高濃度不純物半導体層により前記低
濃度不純物半導体層を取り込み一体化するので、均一化
された該高濃度不純物半導体層をそのままべース引き出
し用電極として使用することができる。
【0043】本発明の請求項2記載の半導体装置の製造
方法によれば、低濃度の不純物が添加された低濃度不純
物半導体層、高濃度の不純物が添加された高濃度不純物
半導体層を順次積層してベース引き出し用電極とし、次
いで、熱処理により前記低濃度不純物半導体層中の不純
物を拡散させてベース拡散層を形成するので、べース表
面に高濃度の不純物が拡散される虞が無い。
方法によれば、低濃度の不純物が添加された低濃度不純
物半導体層、高濃度の不純物が添加された高濃度不純物
半導体層を順次積層してベース引き出し用電極とし、次
いで、熱処理により前記低濃度不純物半導体層中の不純
物を拡散させてベース拡散層を形成するので、べース表
面に高濃度の不純物が拡散される虞が無い。
【0044】また、前記低濃度不純物半導体層及び高濃
度不純物半導体層を選択除去し、熱処理により前記高濃
度不純物半導体層中の不純物を拡散させてグラフトベー
ス拡散層を形成し、次いで、前記高濃度不純物半導体層
により前記低濃度不純物半導体層を取り込み一体化する
ので、均一な高濃度不純物半導体層を形成することがで
き、低抵抗のべース引き出し電極を形成することができ
る。これにより、不純物濃度の安定したベース拡散層及
びグラフトベース拡散層と、均一な高濃度不純物半導体
層のみからなる低抵抗のべース引き出し電極を形成する
ことができる。
度不純物半導体層を選択除去し、熱処理により前記高濃
度不純物半導体層中の不純物を拡散させてグラフトベー
ス拡散層を形成し、次いで、前記高濃度不純物半導体層
により前記低濃度不純物半導体層を取り込み一体化する
ので、均一な高濃度不純物半導体層を形成することがで
き、低抵抗のべース引き出し電極を形成することができ
る。これにより、不純物濃度の安定したベース拡散層及
びグラフトベース拡散層と、均一な高濃度不純物半導体
層のみからなる低抵抗のべース引き出し電極を形成する
ことができる。
【図1】 本発明の第1の実施形態の半導体装置の製造
方法を示す過程図である。
方法を示す過程図である。
【図2】 本発明の第2の実施形態の半導体装置の製造
方法を示す過程図である。
方法を示す過程図である。
【図3】 従来の半導体装置の製造方法を示す過程図で
ある。
ある。
1 ウェーハ(基板) 2、2a、2b 酸化膜 3 N−エピタキシャル層 4 N+埋込層 5 低濃度P型ドープポリシリコン(低濃度不純物半導
体層) 6 高濃度P型ドープポリシリコン(高濃度不純物半導
体層) 6a 開口部 7 P−べース拡散層 8 窒化膜 9 P+グラフトベース拡散層 10 エミッタポリシリコン 11 エミッタ電極 12 ベース電極 13 コレクタ電極 14 エミッタ拡散層 15 ノンドープポリシリコン 16 ノンドープポリシリコン
体層) 6 高濃度P型ドープポリシリコン(高濃度不純物半導
体層) 6a 開口部 7 P−べース拡散層 8 窒化膜 9 P+グラフトベース拡散層 10 エミッタポリシリコン 11 エミッタ電極 12 ベース電極 13 コレクタ電極 14 エミッタ拡散層 15 ノンドープポリシリコン 16 ノンドープポリシリコン
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/331 H01L 21/225 H01L 29/73
Claims (4)
- 【請求項1】 基板上に積層することによりトランジス
タを形成する半導体装置の製造方法であって、 低濃度の不純物が添加された低濃度不純物半導体層、高
濃度の不純物が添加された高濃度不純物半導体層を順次
積層し、次いで、前記低濃度不純物半導体層中の不純物
を拡散させてベース拡散層を形成し、次いで、前記低濃
度不純物半導体層及び高濃度不純物半導体層を選択除去
し、次いで、前記高濃度不純物半導体層中の不純物を拡
散させ、前記高濃度不純物半導体層により前記低濃度不
純物半導体層を取り込み一体化することを特徴とする半
導体装置の製造方法。 - 【請求項2】 基板上に積層することによりトランジス
タを形成する半導体装置の製造方法であって、 低濃度の不純物が添加された低濃度不純物半導体層、高
濃度の不純物が添加された高濃度不純物半導体層を順次
積層してベース引き出し用電極とし、次いで、熱処理に
より前記低濃度不純物半導体層中の不純物を拡散させて
ベース拡散層を形成し、次いで、前記低濃度不純物半導
体層及び高濃度不純物半導体層を選択除去し、熱処理に
より前記高濃度不純物半導体層中の不純物を拡散させて
グラフトベース拡散層を形成し、次いで、前記高濃度不
純物半導体層により前記低濃度不純物半導体層を取り込
み一体化することを特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項3】 前記低濃度不純物半導体層及び高濃度不
純物半導体層は、ノンドープ半導体層に不純物を注入す
ることにより形成することを特徴とする請求項1または
2記載の半導体装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記半導体層は、多結晶シリコン層であ
ることを特徴とする請求項1、2または3記載の半導体
装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09209438A JP3077638B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP09209438A JP3077638B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1154521A JPH1154521A (ja) | 1999-02-26 |
JP3077638B2 true JP3077638B2 (ja) | 2000-08-14 |
Family
ID=16572870
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP09209438A Expired - Fee Related JP3077638B2 (ja) | 1997-08-04 | 1997-08-04 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077638B2 (ja) |
-
1997
- 1997-08-04 JP JP09209438A patent/JP3077638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1154521A (ja) | 1999-02-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02125623A (ja) | 自己整合トランジスタの製造方法 | |
JP3329640B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH09504411A (ja) | セルフアラインcmosプロセス | |
US5411898A (en) | Method of manufacturing a complementary bipolar transistor | |
JPH0241170B2 (ja) | ||
JPH0786296A (ja) | 高速バイポーラトランジスタの製造方法 | |
JPH10326793A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3077638B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US6806159B2 (en) | Method for manufacturing a semiconductor device with sinker contact region | |
US7164186B2 (en) | Structure of semiconductor device with sinker contact region | |
JP2648808B2 (ja) | BiCMOS用バイポーラトランジスタ製造法 | |
JP2917646B2 (ja) | 半導体集積回路装置の製造方法 | |
JP3278493B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP3039166B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP2654536B2 (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP3093615B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3123505B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP3131986B2 (ja) | バイポーラトランジスタ | |
JP2785854B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP2557840B2 (ja) | 半導体装置の製造法 | |
JPH02152240A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPS617664A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JPH0541389A (ja) | 高速バイポ−ラトランジスタの製造方法 | |
JPH0485936A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH10335343A (ja) | 半導体装置の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000516 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |