JP3077348U - ギヤーポンプ - Google Patents
ギヤーポンプInfo
- Publication number
- JP3077348U JP3077348U JP2000007854U JP2000007854U JP3077348U JP 3077348 U JP3077348 U JP 3077348U JP 2000007854 U JP2000007854 U JP 2000007854U JP 2000007854 U JP2000007854 U JP 2000007854U JP 3077348 U JP3077348 U JP 3077348U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- pump
- case
- gears
- side plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 この考案は、互いに噛合する一対のギヤーを
駆動回転することにより吸入吐出を行うギヤーポンプに
関するもので、常に高いポンプ効率を維持しながら長期
間に亙って使用できる小型軽量のギヤーポンプを提供す
る。 【解決手段】 互いに歯合する一対のギヤー11,12
が内装されるとともに、両端が開口する筒状に形成され
たギヤーケース1と、該ギヤーケース1を収蔵する有底
筒状のポンプケース2と、該ポンプケース2の開口部を
閉塞するとともに、吸入口31および吐出口32が形成
された蓋体3とを備えてなるギヤーポンプであって、上
記ギヤー11,12および各ギヤー両端面に対接してギ
ヤーケース1の両端開口部を閉塞するギヤー側面板4
a,4bをそれぞれセラミックにより形成する一方、上
記ポンプケース2の底壁とギヤー側面板4a,4bとの
間にリング状の板ばね6を介装して、上記ギヤー11,
12の端面にギヤー側面板4a,4bを一定の弾性力で
押し付けるように構成する。
駆動回転することにより吸入吐出を行うギヤーポンプに
関するもので、常に高いポンプ効率を維持しながら長期
間に亙って使用できる小型軽量のギヤーポンプを提供す
る。 【解決手段】 互いに歯合する一対のギヤー11,12
が内装されるとともに、両端が開口する筒状に形成され
たギヤーケース1と、該ギヤーケース1を収蔵する有底
筒状のポンプケース2と、該ポンプケース2の開口部を
閉塞するとともに、吸入口31および吐出口32が形成
された蓋体3とを備えてなるギヤーポンプであって、上
記ギヤー11,12および各ギヤー両端面に対接してギ
ヤーケース1の両端開口部を閉塞するギヤー側面板4
a,4bをそれぞれセラミックにより形成する一方、上
記ポンプケース2の底壁とギヤー側面板4a,4bとの
間にリング状の板ばね6を介装して、上記ギヤー11,
12の端面にギヤー側面板4a,4bを一定の弾性力で
押し付けるように構成する。
Description
【0001】
この考案は、背負式の動力噴霧機などにおいて用いられる極めて小型のギヤー ポンプに関する。
【0002】
従来、上記のようなギヤーポンプは、図4に示すごとく互いに噛合する一対の ギヤー11,12が内装された有底筒状のギヤーケース1と、該ギヤーケース1 を収蔵するポンプケース2と、該ポンプケース2の開口部を閉塞する蓋体3とを 備えたギヤーポンプにおいて、上記ギヤーケース1の開口部がギヤー11,12 の一端面に対接するギヤー側面板4および側板パッキン5により密閉するように 構成されている。なお、上記一対のギヤー11,12はモーター7からの動力で 駆動回転されるもので、一方のギヤー11にはモーター7の駆動軸71が突入軸 支し、また、他方のギヤー12は従動軸72により軸支される。
【0003】 ところで、上記した従来のギヤーポンプにあっては、ギヤー11,12および ギヤー側面板4が硬質合成樹脂などによって形成されるもので、互いに噛合する 一対のギヤー11,12を駆動回転するとき、該ギヤー11,12の歯部および ギヤー11,12一端面とギヤー側面板4との対接部分に摩耗が生じ、その摩耗 がギヤー11,12の歯部での噛合による圧縮効率を低下させるとともに、吐出 側の高圧液をギヤー11,12一端面とギヤー側面板4との摩耗による隙間から 吸入側に漏出する恐れがあるもので、極めて短期間でポンプ効率の低下を招き、 これら各ギヤー11,12およびギヤー側面板4を取り替えなければならない。
【0004】 この考案は上記のような問題点を解決すべく考案したもので、その目的は常に 高いポンプ効率を維持しながら長期間に亙って使用できる小型軽量のギヤーポン プを提供することにある。
【0005】
上記の課題を達成するため本案は、互いに歯合する一対のギヤーが内装された ギヤーケースと、該ギヤーケースを収蔵する有底筒状のポンプケースと、該ポン プケースの開口部を閉塞する蓋体とを備えたギヤーポンプであって、上記ギヤー ケースを両端が開口する筒状に形成するとともに、該ギヤーケースの両端開口部 を、ギヤー両端面に対接するギヤー側面板により閉塞すべく構成して、上記ギヤ ーとともにギヤー側面板をセラミックにより形成し、かつ、上記ポンプケースの 底壁とギヤー側面板との間にリング状の板ばねを介装して、ギヤー側面板をギヤ ー端面に一定の弾性力で押し付けるように構成したことを特徴とする。
【0006】
上記の構成によれば、互いに噛合する一対のギヤーおよび各ギヤーに対接する ギヤー側面板がそれぞれセラミックにより形成され、しかも、ポンプケース底壁 とギヤー側面板との間に介装したリング状板ばねを介してギヤー側面板がギヤー 端面に常時一定した弾性力で押し付けるように構成されているため、互いに噛合 する一対のギヤー歯部の摩耗が極めて小さく、ギヤー回転時におけるギヤー歯部 での圧縮効率の低下を防止するとともに、各ギヤーの両端面とギヤー側面板との 隙間をなくして高圧液の漏出を防止する。
【0007】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1は、本案ギヤーポンプの実施例を示す縦断面図、図2は同蓋体を省略した 側面図、図3は同部分側面図である。
【0008】 同図において、1は両端が開口する筒状のギヤーケースで、互いに噛合する一 対のギヤー11,12が内装されている。また、2はギヤーケース1を収蔵する 有底筒状のポンプケース、3はポンプケース2の開口部を閉塞する蓋体で、該蓋 体3には吸入口31および吐出口32が形成されている。
【0009】 上記ギヤーケース1は、その両端開口部が各ギヤー11,12と対接するよう に設けられたギヤー側面板4a,4bで閉塞されるとともに、これら各ギヤー側 面板4a,4bと上記ポンプケース2の底壁および蓋体3との間にそれぞれ側板 パッキン5a,5bが介装されている。
【0010】 上記ポンプケース2は、一対のギヤー11,12が内装されたギヤーケース1 を収蔵した状態で、その開口部にOリング21を介して密閉状に蓋体3が止め螺 子33により取り付けられる。また、このポンプケース2はポンプセット板22 に止め螺子23で、ポンプセット板22がモーター7に止め螺子24でそれぞれ 固定されてモーター7にセットするように構成される。そして、上記ギヤー11 にはモーター7の駆動軸71がポンプケース2の底壁を貫通して突入軸支され、 上記ギヤー12は従動軸72により軸支され、これにより上記モーター7からの 動力によりギヤー11,12の駆動回転が行われる。なお、上記ポンプケース2 の底壁で駆動軸71の周囲部に凹部25が形成され、該凹部25に駆動軸71の 貫通部密封を図るためのゴムパッキン26が設けられている。また、上記ギヤー 側面板4aおよび側板パッキン5aには、駆動軸71と従動軸72とが貫通する ための2個の貫通孔41a,42aおよび51a,52bが形成されており、上 記ギヤー側面板4bおよび側板パッキン5bには、駆動軸71と従動軸72とが 貫通する2個の貫通孔41b,42bおよび51b,52bとともに各ギヤー1 1,12の噛合部前後を吸入口31および吐出口32に連通するための2個の貫 通孔43b,44bおよび53b,54b、つまり、ギヤー側面板4bおよび側 板パッキン5bに合計4個の貫通孔が形成されている。
【0011】 しかして、上記一対のギヤー11,12および各ギヤー11,12の両端面に 対接するギヤー側面板4a,4bをそれぞれ耐摩耗性が極めて高いセラミックに より形成するとともに、上記側板パッキン5aとポンプケース2の底壁との間に リング状の板ばね6を介装して、ギヤー側面板4a,4bが常時一定した弾性力 で各ギヤー11,12の両端面に押圧されるように構成する。
【0012】 上記した構成のギヤーポンプによれば、モーター7からの動力で駆動軸71を 介してギヤー11,12を駆動回転することにより、吸入口32側の低圧液を各 ギヤー11,12の歯部で圧縮して吐出口31から高圧液として送出することが できる。このとき、互いに噛合するギヤー11,12の歯部はセラミックにより 形成されているため、該歯部の回転時における摩耗が極めて小さく、ギヤー歯部 での圧縮効率の低下が長期間に亙って防止でき、また、各ギヤー11,12の両 端面に対接するギヤー側面板4a,4bもセラミックにより形成され、しかも、 ギヤー側面板4aがギヤー11,12にリング状板ばね6で常時一定の弾性力で 押し付けるものであるから、この対接面間での摩耗を小さくするとともに、対接 間隙を常に極小に維持して、上記吐出口31側の高圧液が各ギヤー11,12の 端面とギヤー側面板4aとの間から吸入口32側に漏出することが少なく、高い ポンプ効率が長期間に亙って維持できる。
【0013】
以上、説明したように本考案のギヤーポンプによれば、互いに噛合する一対の ギヤーが内装されたギヤーケースを、両端が開口する筒状に形成するとともに、 その両端開口部を、ギヤー端面に対接するギヤー側面板により閉塞するように構 成して、上記各ギヤーとともにギヤー側面板をセラミックにより形成し、かつ、 ポンプケースの底壁とギヤー側面板との間に介装したリング状の板ばねを介して ギヤー側面板をギヤー端面に常時一定した弾性力で押し付けるように構成してい るため、ギヤー歯部での圧縮効率の低下を防止するとともに、各ギヤーの両端面 とギヤー側面板との隙間をなくして高圧液の漏出を防止し、長期間に亙って常時 高いポンプ効率が維持でき、一対のギヤー及びギヤー側面板を長期間取り替える ことなく連続使用できる実用的効果を有する。
【図1】 本考案の一実施例によるギヤーポンプの縦断
面図である。
面図である。
【図2】 同蓋体を省略した側面図である。
【図3】 同要部の側面図である。
【図3】 従来のギヤーポンプを示す縦断面図である。
1 ギヤーケース 11,12 ギヤー 2 ポンプケース 3 蓋体 4a,4b ギヤー側面板 6 板ばね
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月12日(2000.12.
12)
12)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の一実施例によるギヤーポンプの縦断
面図である。
面図である。
【図2】 同蓋体を省略した側面図である。
【図3】 同要部の側面図である。
【図4】 従来のギヤーポンプを示す縦断面図である。
【符号の説明】 1 ギヤーケース 11,12 ギヤー 2 ポンプケース 3 蓋体 4a,4b ギヤー側面板 6 板ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 互いに歯合する一対のギヤーが内装され
たギヤーケースと、該ギヤーケースを収蔵する有底筒状
のポンプケースと、該ポンプケースの開口部を閉塞する
蓋体とを備えたギヤーポンプであって、上記ギヤーケー
スを両端が開口する筒状に形成するとともに、該ギヤー
ケースの両端開口部を、ギヤー両端面に対接するギヤー
側面板により閉塞すべく構成して、上記ギヤーとともに
ギヤー側面板をセラミックにより形成し、かつ、上記ポ
ンプケースの底壁とギヤー側面板との間にリング状の板
ばねを介装して、ギヤー側面板をギヤー端面に一定の弾
性力で押し付けるように構成したことを特徴とするギヤ
ーポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007854U JP3077348U (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ギヤーポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007854U JP3077348U (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ギヤーポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3077348U true JP3077348U (ja) | 2001-05-18 |
Family
ID=43210367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007854U Expired - Fee Related JP3077348U (ja) | 2000-09-27 | 2000-09-27 | ギヤーポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3077348U (ja) |
-
2000
- 2000-09-27 JP JP2000007854U patent/JP3077348U/ja not_active Expired - Fee Related
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US9581152B2 (en) | Magnetically balanced finger-type peristaltic pump | |
EP1703129A3 (en) | Rotary vane compressor | |
EP1933034A3 (en) | Rotary compressor | |
JP3077348U (ja) | ギヤーポンプ | |
CA2292330A1 (en) | Scroll compressor having axial compliance valve | |
JPS61171891A (ja) | 圧電型ポンプ | |
JP3711588B2 (ja) | 歯車ポンプまたはモータ | |
US3078807A (en) | Dual-action displacement pump | |
JPH09189303A (ja) | 液体吸入吐出装置 | |
KR200382905Y1 (ko) | 압축기용 가스켓 | |
JP2000320471A (ja) | ギヤ式燃料ポンプ | |
CN109973380A (zh) | 流体压设备 | |
JPH0357889A (ja) | ダイヤフラムポンプ | |
JP4721319B2 (ja) | 水用内接歯車ポンプ | |
JP2600477Y2 (ja) | 斜板式ピストンポンプ・モータの圧油通路高圧シール構造 | |
AU2004201396B1 (en) | Single-vane rotary pump or motor | |
CN206368789U (zh) | 一种吸奶器用气泵 | |
JP3901276B2 (ja) | ダブルダイアフラム型往復動ポンプ | |
KR0138128Y1 (ko) | 정수기용 가압펌프의 기밀유지장치 | |
JP2000337522A (ja) | 可動部シール装置 | |
JP2001132620A (ja) | ポンプ | |
JPH01147178A (ja) | 内接歯車ポンプ又はモータ | |
JP2021113557A (ja) | ダブルダイヤフラムポンプ | |
RU2172430C1 (ru) | Роторный компрессор | |
CN201507445U (zh) | 一种摆动式容积泵 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |