JP3077018U - 回転アーム式ランプシートの構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】 特定角度の位置決めを確実に行え、構造が強
固である回転アーム式ランプシートの構造の提供。 【解決手段】 固定エレメント１０、活動エレメント２
０、及びアーム４０を具え、固定エレメントに一つの底
盤１１が設けられ、活動エレメントにアームが挿入さ
れ、固定エレメントの中央に、側面視がＬ形を呈して断
面が柱状の円弧体とされるサイドシート１２が設けら
れ、サイドシートの内縁平面に一つの係止突起１５が設
けられ、サイドシートの中央部分にネジ孔１６が設けら
れ、活動エレメントに円形ケース状の回転シート２１が
設けられて固定エレメントのサイドシートの凹部と対応
して結合され、且つケースの内側縁に複数の位置決め孔
２２が凹設され、一つのボルト３０が回転シートの外側
より内部に挿入され並びにボルトの末端がサイドシート
中央のネジ孔部１６分に螺合されて固定エレメントと回
転シートが結合され、反対にボルトが弛められた後、回
転シートが適宜角度に回され並びに位置決め孔と係止突
起の係合により位置決めが完成する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は一種の回転アーム式ランプシートの構造に係り、特に、位置決めに便 利で且つ構造が強固であり、係止突起と位置決め孔の設計により、特定角度にア ームを確実に位置決めできる、回転アーム式ランプシートの構造に関する。

【０００２】

【従来の技術】

回転アーム式ランプシートは、回転アームにより灯管或いはバルブを異なる位 置に移動させられる機能を有し、広く使用されている。このようなランプは、断 面がＵ形のケースを突き合わせて接合させたシートの中央に縦向きにアームが組 み合わされ、さらに横向きにネジで固定され、アームの角度を調整したい時は、 ネジを弛め、アームの角度調整後にネジを締めればよい。しかし、このような構 造は一定期間使用すると、その挟持力が不足するようになり、特にＵ形のケース への位置決めが僅かにネジで結合し、シートとアーム間が僅かに摩擦力によって 位置決めされているため、もし不注意から接触されたり或いは重力の影響を受け ることにより、徐々にアームが下に傾く現象が発生した。このように周知の回転 アーム式ランプシートの構造は位置決めの効果が不良であるという欠点を有して いた。

【０００３】 このほか、周知の構造は外形上、外観が良くなかった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は周知の技術の欠点を解決し、構造が簡単で、製造コストが低い、一種 の回転アーム式ランプシートの構造を提供することを課題としている。

【０００５】 具体的には、本考案の回転アーム式ランプシートの構造は、固定エレメント、 活動エレメント、及びアームを具え、固定エレメントの中央に、側面視がＬ形を 呈し断面が柱状の円弧体を呈するサイドシートが設けられ、サイドシートの内縁 平面に一つの係止突起が設けられ、サイドシートの中央部分にネジ孔が設けられ 、活動エレメントに円形ケース状の回転シートが設けられて固定エレメントのサ イドシートの凹部と対応して結合され、且つケースの内側縁に複数の位置決め孔 が凹設され、一つのボルトが回転シートの外側より内部に挿入され並びに該ボル トの末端がサイドシート中央のネジ孔部分に螺合されてサイドシートと回転シー トが結合され、反対にボルトが弛められた後、回転シートが適宜角度に回され並 びに位置決め孔と係止突起が係合させられることにより位置決めが完成し、使用 上、十分に便利で、且つ弛んで脱落しにくい構造であるものとする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

請求項１の考案は、固定エレメント、活動エレメント、及びアームで組成され 、固定エレメントに一つの底盤が設けられ、活動エレメントに該アームが挿置さ れた回転アーム式ランプシートの構造において、 固定エレメントの中央に切割された柱状のサイドシートが凸設され、該サイド シートは側面視で略Ｌ形を呈し、該サイドシートの中央に一つの切欠きが形成さ れ、該サイドシートの断面が柱状の円弧体とされ、該サイドシートの直立する凸 部の内縁平面に一つの係止突起が設けられ、サイドシートの中央部分に一つのネ ジ孔が設けられ、 活動エレメントに回転シートが設けられ、該回転シートが略円形のケース状体 とされて、該回転シートが固定エレメントのサイドシートの凹部に対応して嵌合 して一つの柱状体を形成し、該回転シートのケース体内側縁に複数の位置決め孔 が凹設され、 一つのボルトが回転シートの外側より挿入されて該ボルトの末端がサイドシー トの中央のネジ孔に螺合され、活動エレメントがボルトの挿入された部分を中心 として適宜角度回転させられて任意の一つの位置決め孔がサイドシートの係止突 起の外端に係合させられ、さらにボルトが完全に締めつけられて、アームの位置 決めが完成することを特徴とする、回転アーム式ランプシートの構造としている 。 請求項２の考案は、前記回転シートの中央に一つの中央柱管が設けられて、前 記ボルトが該中央柱管に挿入されて該ボルトの末端が固定エレメントに螺合され ることを特徴とする、請求項１に記載の回転アーム式ランプシートの構造として いる。

【０００７】

【考案の実施の形態】

図１、２に示されるように、本考案は固定エレメント１０、活動エレメント２ ０、及びアーム３０を具え、固定エレメント１０に一つの底盤１１が設けられ、 その中央に切割された柱状のサイドシート１２が凸設され、それは側面視で略Ｌ 形を呈し、中央に一つの切欠き１３が形成され、該サイドシート１２の断面は柱 状の円弧体とされ、該サイドシート１２の直立する凸部の内縁平面１４に一つの 係止突起１５が設けられ、またサイドシート１２の中央部分に一つのネジ孔１５ が設けられている。

【０００８】 活動エレメント２０は、上部に中空の挿入管２４が設けられ、アーム４０の末 端が挿入管２４に挿置され、下半部に回転シート２１が設けられ、該回転シート ２１は正面視によると、図３に示されるように略円形のケース状体とされて、固 定エレメント１０のサイドシート１２の凹部と嵌合し、回転シート２１とサイド シート１２が嵌合後に柱状体を形成する。このほか回転シート２１の中央に中央 柱管２３が設けられ、回転シート２１のケース体内側縁に複数の位置決め孔２２ が凹設されている。

【０００９】 図１、４に示されるように、回転シート２１とサイドシート１２が嵌合された 後、一つのボルト３０が回転シート２１の外側より中央柱管２３に挿入され、並 びにボルト３０の末端がサイドシート１２の中央のネジ孔１６に螺合され、この 時、活動エレメント２０は中央柱管２３を中心として適宜角度回転させられた後 にさらに係合可能とされる。例えば図３に示されるように、一つの位置決め孔２ ２を選択してサイドシート１２の係止突起１５の外端に係合させ、さらにボルト ３０を完全に締めつければ、アーム４０の位置決めが完成する。アーム４０の末 端のバルブも相対的に適宜位置に移動調整され、使用上、十分に便利であり、且 つ係止が十分に強固である。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は使用上、以下のような優れた点を有している。 １．本考案の活動エレメントと固定エレメントの二つのエレメントの位置決め に係止突起と位置決め孔の係合が利用され、ゆえにその構造が強固であり、重力 や誤触によるアームの下垂が発生しない。 ２．本考案は活動エレメントと固定エレメントを嵌合後に一つの円滑な造形を 形成し、形状上、シンプルでコンパクトである。

【００１１】 以上のように、本考案は実用性、新規性、進歩性及び産業上の利用価値を有す る考案であり、実用新案登録の要件を具備している。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の分解斜視図である。

【図２】本考案の斜視図である。

【図３】本考案の正面図である。

【図４】本考案の側面図である。

【符号の説明】

１０ 固定エレメント １１ 底盤 １２ サイドシート １３ 切欠き １４ 平面 １５ 係止突起 １６ ネジ孔 ２０ 活動エレメント ２１ 回転シート ２２ 位置決め孔 ２３ 中央柱管 ２４ 挿入管 ３０ ボルト ４０ アーム

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 固定エレメント、活動エレメント、及び
   アームで組成され、固定エレメントに一つの底盤が設け
   られ、活動エレメントに該アームが挿置された回転アー
   ム式ランプシートの構造において、 固定エレメントの中央に切割された柱状のサイドシート
   が凸設され、該サイドシートは側面視で略Ｌ形を呈し、
   該サイドシートの中央に一つの切欠きが形成され、該サ
   イドシートの断面が柱状の円弧体とされ、該サイドシー
   トの直立する凸部の内縁平面に一つの係止突起が設けら
   れ、サイドシートの中央部分に一つのネジ孔が設けら
   れ、 活動エレメントに回転シートが設けられ、該回転シート
   が略円形のケース状体とされて、該回転シートが固定エ
   レメントのサイドシートの凹部に対応して嵌合して一つ
   の柱状体を形成し、該回転シートのケース体内側縁に複
   数の位置決め孔が凹設され、 一つのボルトが回転シートの外側より挿入されて該ボル
   トの末端がサイドシートの中央のネジ孔に螺合され、活
   動エレメントがボルトの挿入された部分を中心として適
   宜角度回転させられて任意の一つの位置決め孔がサイド
   シートの係止突起の外端に係合させられ、さらにボルト
   が完全に締めつけられて、アームの位置決めが完成する
   ことを特徴とする、回転アーム式ランプシートの構造。
2. 【請求項２】 前記回転シートの中央に一つの中央柱管
   が設けられて、前記ボルトが該中央柱管に挿入されて該
   ボルトの末端が固定エレメントに螺合されることを特徴
   とする、請求項１に記載の回転アーム式ランプシートの
   構造。