JP3076999U - 折り畳み用椅子 - Google Patents
折り畳み用椅子Info
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- JP3076999U JP3076999U JP2000007355U JP2000007355U JP3076999U JP 3076999 U JP3076999 U JP 3076999U JP 2000007355 U JP2000007355 U JP 2000007355U JP 2000007355 U JP2000007355 U JP 2000007355U JP 3076999 U JP3076999 U JP 3076999U
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 座部の高さが自在に調整することができ、収
納、もしくは展開の操作が容易な折り畳み用椅子を提供
する。 【解決手段】 2本の座部アームは、本体フレーム31
側の一端縁部を枢着端35とし、該枢着端は座部アーム
の座部34を支持する面から突起した凸状に形成し、該
形状は支持アームの支持面から隆起して座部が当接する
傾斜面を形成するとともに、その上面は平らな平面を形
成し、さらに該上部平面から本体フレームに向かって傾
斜面を形成し、かつ該傾斜面は、枢着端の厚みのほぼ真
中あたりから逆方向に傾斜して、本体フレームに対する
接触面を形成する。その本体フレームに対する接触面の
傾斜角度は、椅子を使用する状態において、該接触面が
本体フレームに接触し、かつ該2本の座部アームが水平
に延伸して座部を支持することのできる傾斜角度とす
る。また、該枢着端の両側面には水平方向に突起部40
を形成し、該突起部上から第2貫通孔を穿設する。
納、もしくは展開の操作が容易な折り畳み用椅子を提供
する。 【解決手段】 2本の座部アームは、本体フレーム31
側の一端縁部を枢着端35とし、該枢着端は座部アーム
の座部34を支持する面から突起した凸状に形成し、該
形状は支持アームの支持面から隆起して座部が当接する
傾斜面を形成するとともに、その上面は平らな平面を形
成し、さらに該上部平面から本体フレームに向かって傾
斜面を形成し、かつ該傾斜面は、枢着端の厚みのほぼ真
中あたりから逆方向に傾斜して、本体フレームに対する
接触面を形成する。その本体フレームに対する接触面の
傾斜角度は、椅子を使用する状態において、該接触面が
本体フレームに接触し、かつ該2本の座部アームが水平
に延伸して座部を支持することのできる傾斜角度とす
る。また、該枢着端の両側面には水平方向に突起部40
を形成し、該突起部上から第2貫通孔を穿設する。
Description
【0001】
この考案は椅子の構造の改良に関わるものであって、特に無段式の調整方式で 椅子の高さが自在に調整できる椅子に関するものである。
【0002】
周知の技術による折り畳み用椅子は、一般に金属材質などによるパイプ体によ って後部支持フレームと、可動フレームとを形成し、また座部を支持するアーム 部を該後部支持フレームと、可動フレーム部とにそれぞれ回動自在に枢着して折 り畳み用椅子の基本構造を形成する。このような周知の折り畳み用椅子は、椅子 として使用する状態において座部の自由端を上方に押し上げると、座部の動作に 牽引されて該可動フレームがほぼ垂直の状態となり、後部支持フレームと、座部 と、可動フレームとがほぼ平行した状態となり、いわゆる折り畳まれた状態とな る。 このような周知の折り畳み用椅子は、椅子を折り畳んで収納する場合には積み 重ねたり、もしくは狭い場所に立てたりして収納することができるため、収納、 運搬に便利である。
【0003】 しかし、座部を支持するアーム部が回動可能かつ移動不能に軸支されているた め、椅子を折り畳むことはできても、椅子の高さを調整することができない。こ のため、身長の高い使用者がこのような周知の折り畳み用を使用する場合は、安 定した座り心地を得ることができず、ある程度の長い時間椅子に腰掛けた状態を 維持することが苦痛になる。
【0004】 また、椅子を畳む動作を行う場合には、使用者が片手で該可動フレーム、もし くは背もたれの部分を抑え、片手で座部の自由端を上方に起こさなければならな い。このような操作は、特に高齢者、身体の不自由な使用者、子供などにとって 負担となり、使用上の不便となる。
【0005】
この考案は、座部の高さが無段式の方式で自在に調整することのできる折り畳 み用椅子を提供することを目的とする。
【0006】 また、この考案は椅子を収納する場合、もしくは収納した椅子を展開して使用 する場合、その収納、もしくは展開の操作が容易な折り畳み用椅子を提供するこ とを目的とする。
【0007】
請求項1に記載するこの考案の折り畳み用椅子は、本体フレームと、該本体フ レームの下段の適宜な位置に枢設する後部支持フレームと、上下に摺動し、かつ 回動可能に枢設する2本の座部アームと、該座部アーム上に固定する座部とによ ってなる。 該2本の座部アームは、本体フレーム側の一端縁部を枢着端とし、該枢着端は座 部アームの座部を支持する面から突起した凸状に形成し、該形状は支持アームの 支持面から隆起して座部が当接する傾斜面を形成するとともに、その上面は平ら な平面を形成し、さらに該上部平面から本体フレームに向かって傾斜面を形成し 、かつ該傾斜面は、枢着端の厚みのほぼ真中あたりから逆方向に傾斜して、本体 フレームに対する接触面を形成する。その本体フレームに対する接触面の傾斜角 度は、椅子を使用する状態において、該接触面が本体フレームに接触し、かつ該 2本の座部アームが水平に延伸して座部を支持することのできる傾斜角度とする 。また、該枢着端の両側面には水平方向に突起部を形成し、該突起部上から第2 貫通孔を穿設する。 前記2本の座部アームは開口部を有するC字状の軸支座を本体フレームに摺動自 在に嵌挿して、該軸支座に支軸で回動可能に枢着する。該軸支座は、開口端部の 両側面に、座部アームの枢着端に穿設した第2貫通孔に対応する第1貫通孔を穿 設し、その内壁面には十字状に交叉する縦凹溝と、横凹溝を形成する。
【0008】
この考案の効果、構造、方法、および達成される効果について、具体的な実施 例を挙げ、図示を参照にして以下に詳述する。この考案による折り畳み用椅子3 0は、図1、2に開示するように断面が矩形を呈するパイプ材をヘアーピン状に 折り曲げてなる本体フレーム31と、該本体フレーム31の下段の適宜な位置に 枢設する後部支持フレーム32と、上下に摺動し、かつ回動可能に枢設する2本 の座部アーム33と、座部アーム上に固定する座部34とによってなる。
【0009】 該2本の座部アーム33は、本体フレーム31側の一端縁部を枢着端35とし 、該枢着端35は座部アーム33の座部34を支持する面から突起した凸状に形 成する。その形状は支持アーム33の支持面から隆起して座部34が当接する傾 斜面を形成するとともに、その上面は平らな平面を形成し、さらに該上部平面か ら本体フレームに向かって傾斜面を形成する。該傾斜面は、枢着端35の厚みの ほぼ真中あたりから逆方向に傾斜して、本体フレーム31に対する接触面を形成 する。該本体フレーム31に対する接触面の傾斜角度は、図3に開示するように 、椅子を使用する状態において、該接触面が本体フレーム31に接触し、かつ2 本の座部アーム33が水平に延伸して座部34を支持することのできる傾斜角度 とする。また、該枢着端35の両側面には水平方向に突起部40を形成し、該突 起部40上から第2貫通孔38を穿設する。
【0010】 図1に開示するように、前記2本の座部アーム33は開口部37を有するC字 状の軸支座36を本体フレーム31に摺動自在に嵌挿して、該軸支座36に回動 可能に枢着する。
【0011】 図2に開示するように、軸支座36は、開口端部の両側面に、座部アーム33 の枢着端35に穿設した第2貫通孔351に対応する第1貫通孔371孔を穿設 し、その内壁面には十字状に交叉する縦凹溝41と、横凹溝42を形成する。座 部アーム33を取り付ける場合は、左右の軸支座36を本体フレーム31にそれ ぞれ摺動自在に嵌挿し、それぞれ開口部37から座部アーム33を挿入して、一 方の軸支座36の第1貫通孔371から支軸38を挿入して、第2貫通孔351 を通過し、もう一方の座部アームを挿入した軸支座36の第1貫通孔351、及 び座部アーム33の第2貫通孔351を貫通して、2本座部アーム33をそれぞ れ枢設する。
【0012】 以上の構造によるこの考案の椅子は、図3に開示するように後部支持フレーム 32を開脚状態にし、座部34を水平状態にして使用する。この場合、座部アー ム33の枢着端35に形成した水平方向の突起部40は、軸支座36の開口端内 壁に形成した横凹溝42内に嵌入した状態にあり、かつ枢着端の本体アーム31 に対する接触面が本体アーム31当接して、座部アーム33と、座部アーム33 に設けた座部34が下方に移動しないように支持する。この状態における軸支座 36は、図4に開示するように座部アーム33に緊密に接触した状態を呈する。
【0013】 座部34の高さを調整する場合は、図6に開示するように座部34と、座部ア ーム33を上方に起こし、本体フレーム31に対して鋭角を形成すると、座部ア ーム33の枢着端35に形成した水平方向の突起部40が軸支座36の開口端内 壁に形成した横凹溝42から離れ、軸支座36の開口端の両側壁を外方向に押し 圧する。その状態を図5に開示する。このため、座部アーム33と、座部アーム 33に設けた座部34が軸支座の緊密な接触から開放されて上下方向に摺動でき るようになり、座部34の高さを自由に調整することができる。
【0014】 この考案を収納する場合は、図7に開示するように座部フレームを上方に起こ して、座部33と、本体フレーム34とを接触させると、座部アーム33の枢着 端35に形成した水平方向の突起部40が軸支座36の開口端内壁に形成した縦 凹溝41内に嵌入し、かつ枢着端の上部平面が本体アーム31当接して、座部ア ーム33と、座部アーム33に設けた座部34が下方に移動しないように支持す る。この状態における軸支座36は、座部アーム33に緊密に接触した状態を呈 する。また、開脚状にした後部支持フレーム32を閉脚状態にすることによって 、周知の折り畳み用の椅子と同様に、積み重ねて収納することができる。
【0015】
この考案による折り畳み用椅子は、座部の高さが無段式の方式で自在に調整す ることができ、また、椅子を収納する場合、もしくは収納した椅子を展開して使 用する場合、その収納、もしくは展開の操作が容易で、特に高齢者、子供、身体 の不自由な人の負担にならない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による椅子を組み立て状態の斜視図で
ある。
ある。
【図2】この考案による椅子を分解した状態の斜視図で
ある。
ある。
【図3】この考案による椅子の側面図である。
【図4】この考案による椅子の局部上面図である。
【図5】この考案による椅子の局部上面図である。
【図6】この考案による椅子の動作を示す説明図であ
る。
る。
【図7】この考案による椅子の折り疊んだ状態の側面図
である。
である。
30 折り畳み用椅子 31 本体アーム 32 後部支持フレーム 33 座部アーム 34 座部 35 枢着端 351 第2貫通孔 36 軸支座 37 開口部 371 第1貫通孔 38 支軸 40 突起部 41 縦凹溝 42 横凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 本体フレームと、該本体フレームの下段
の適宜な位置に枢設する後部支持フレームと、上下に摺
動し、かつ回動可能に枢設する2本の座部アームと、該
座部アーム上に固定する座部とによってなる折り畳み用
椅子であって、 該2本の座部アームは、本体フレーム側の一端縁部を枢
着端とし、該枢着端は座部アームの座部を支持する面か
ら突起した凸状に形成し、該形状は支持アームの支持面
から隆起して座部が当接する傾斜面を形成するととも
に、その上面は平らな平面を形成し、さらに該上部平面
から本体フレームに向かって傾斜面を形成し、かつ該傾
斜面は、枢着端の厚みのほぼ真中あたりから逆方向に傾
斜して、本体フレームに対する接触面を形成し、その本
体フレームに対する接触面の傾斜角度は、椅子を使用す
る状態において、該接触面が本体フレームに接触し、か
つ該2本の座部アームが水平に延伸して座部を支持する
ことのできる傾斜角度とし、また、該枢着端の両側面に
は水平方向に突起部を形成し、該突起部上から第2貫通
孔を穿設し、前記2本の座部アームは開口部を有するC
字状の軸支座を本体フレームに摺動自在に嵌挿して、該
軸支座に支軸で回動可能に枢着し、該軸支座は、開口端
部の両側面に、座部アームの枢着端に穿設した第2貫通
孔に対応する第1貫通孔を穿設し、その内壁面には十字
状に交叉する縦凹溝と、横凹溝を形成することを特徴と
する折り畳み用椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007355U JP3076999U (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 折り畳み用椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000007355U JP3076999U (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 折り畳み用椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3076999U true JP3076999U (ja) | 2001-04-27 |
Family
ID=43210030
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000007355U Expired - Lifetime JP3076999U (ja) | 2000-10-13 | 2000-10-13 | 折り畳み用椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3076999U (ja) |
-
2000
- 2000-10-13 JP JP2000007355U patent/JP3076999U/ja not_active Expired - Lifetime
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