JP2509547Y2 - 幼児用椅子のリクライニング機構 - Google Patents

幼児用椅子のリクライニング機構

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JP2509547Y2
JP2509547Y2 JP1992077759U JP7775992U JP2509547Y2 JP 2509547 Y2 JP2509547 Y2 JP 2509547Y2 JP 1992077759 U JP1992077759 U JP 1992077759U JP 7775992 U JP7775992 U JP 7775992U JP 2509547 Y2 JP2509547 Y2 JP 2509547Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rod
support
infant chair
back support
chair
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1992077759U
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English (en)
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JPH0634562U (ja
Inventor
克宏 徳武
富久 金子
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Combi Corp
Original Assignee
Combi Corp
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Publication date
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  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)
  • Carriages For Children, Sleds, And Other Hand-Operated Vehicles (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は幼児用の椅子に関し、特
に背当て部がリクライニングできるよう構成した幼児用
の椅子に関する。
【0002】
【従来技術】座床部の後端に背当て部の下端を枢着し、
起立させた背当て部の傾斜角度を自由に変更できるよう
構成したリクライニング機構付きの幼児用椅子は実開平
4−4598号公報の記載(特にその第1図)等で知ら
れており、同様の機能をベビーカーに採用することも実
開昭63−34676号公報の記載等により知られてい
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら従来より
知られているリクライニング機構は、座床部の両側から
起立した肘掛け部に背当て部の背面を横切るよう支承杆
を差し渡し、この支承杆に背当て部の背面を支承させ、
肘掛け部に対する支承杆の取付け位置を上下方向に移動
させることにより背当て部の傾斜角度を変更させるよう
構成したり(例えば実開平4−4598号公報参照)、
或いは、手押し杆の途中に倒コ字状に形成した傾斜角度
調整杆の両端部を枢着し、傾斜角度調整杆の水平杆部分
が背当て部の背面に段状に形成した係止段部に選択的に
係止することにより背当て部の傾斜角度を調整する構造
(例えば実開昭63−34676号公報参照)としてい
たため、背当て部の傾斜角度を調整する時に、肘掛け部
に差し渡した支承杆の緊締調整に強い力や煩雑な操作を
要する欠点があり、また、傾斜角度を調整するための機
構がすべて幼児用椅子の外部に露出しているため、使用
者や幼児の指先が支承杆と背当て部背面との間や係止段
部との間に挟まれて怪我をしやすい等の欠点を有してい
る。
【0004】
【考案の目的】本考案は上記の事情に鑑みこれに対応し
ようとするものであり、リクライニングのための操作が
極めて容易であり、しかも怪我をさせやすい機構部分を
すべて外部から遮蔽した極めて安全性の高い幼児用椅子
のリクライニング機構を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【考案の要点】本考案は、座床部の後端に背当て部の下
端を枢着し、座床部の後端から起立させた正面コ字状の
支承杆の水平部と、背当て部の背面に形成した係止段部
との当接位置を変更することにより背当て部のリクライ
ニング角度を変更するよう構成してなる幼児用椅子にお
いて、前記支承杆の水平部が、浅い箱状に形成され、そ
の下端部を背当て部の背面に枢着した起伏操作体の両側
側面に縦長に形成した摺動溝に摺動自在に嵌挿されてな
る幼児用椅子のリクライニング機構を考案の要点として
いる。
【0006】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面を参照して説明
する。
【0007】実施例では椅子本体Aと脚部Bとが分離可
能に構成された例を示すがこの構造に限定されるもので
はない。
【0008】図示例示の脚部Bは前脚杆1と後脚杆2の
中間部分をX字状に交叉させて枢着し、後脚杆2の上端
部を脚部Bの支承体3に固着し、前脚杆1の上端部を脚
部Bの支承体3に摺動自在に取付けた摺動体31の後端部
に枢着し、脚部BのX字状体(開脚状態)を変更させる
ことにより高さを自由に調節できる構造とするととも
に、向かい合う二つの支承体3,3の間に揺動自在に吊
した倒コ字状のスイングアーム4,4に椅子本体Aの座
床部下面を着脱自在に取付けている。
【0009】椅子本体Aは、両側に肘掛け部51,51を起
立させた座床部5の後端部に背当て部6の下端を枢着す
るとともに、座床部5の後端部から起立させた支承杆7
と背当て部6の背面との当接位置を変更することで背当
て部6のリクライニング角度を変更できるよう構成して
いる。
【0010】8は支承杆7の係止部であり、背当て部6
の背面に縦長にかつ二列に形成している、この支承杆7
の係止部8には多数の係止段部81…81が多段に形成され
ておりこの係止段部81と支承杆7との嵌合部を変更する
ことにより背当て部6の傾斜角度(リクライニング角
度)が変更される。
【0011】9は支承杆7の起伏操作体であり、浅い箱
状に形成した操作体の両側壁面に縦長に形成した摺動溝
91,91に支承杆7の上端部(水平部の両端部)を摺動自
在に嵌合させ、その基端部は背当て部6の背面下部近く
に枢軸62を介して枢着している。
【0012】浅い箱状に形成した起伏操作体9は、開口
部を背当て部6に向け、かつ、その下端部を背当て部6
の下端部近くに枢着するものであり、これにより上端部
が背当て部6の背面方向に一定の角度だけ傾斜できるよ
う構成している。
【0013】93は起伏操作体9を背当て部6の背面方向
に押し付けるための押圧用スプリングである。押圧用ス
プリング93の先端部は背当て部6の背面から起伏操作体
6の嵌挿孔94内に向けて突設した支承突起61の先端に取
付けた係止ネジ62のネジ頭部下面に当接させ、下端部を
嵌挿孔94のフランジ部に当接させることにより、起伏操
作体9が常に背当て部6方向へ押圧するよう構成してい
る。
【0014】95は起伏操作体9の背面上端に形成した指
掛け部であり、この部分に指先を係止して引っ張ること
により起伏操作体9の上端部が背面方向に倒される。
【0015】10は起伏操作体9のストッパーであり、背
当て部6の背面上端部近くにストッパー10の基端部を回
転自在に枢着している。
【0016】11は背当て部6の上端部に起伏自在に取付
けた幼児の頭部支承板であり、両側から延ばした起伏操
作リンク12,12の先端部が起伏操作板9の側面に形成し
た摺動溝91,91に嵌合している。
【0017】摺動溝91に嵌合した起伏操作リンク12は、
背当て部6の支承杆7が摺動溝91の上部方向に摺動した
時に支承杆7の上端部によって押し上げられ、これに連
動して頭部支承板11が背当て部6の内側方向に倒れ、幼
児の頭部を上方から支承するよう作動する。(図6の二
点鎖線部分参照)
【0018】
【考案の作動】背当て部6をリクライニング操作する時
は、起伏操作体9の上端に係止させたストッパー11の係
止を開放し、指掛け部95に指先を掛けながら起伏操作体
9の上端部を後方に引き起こす。
【0019】背当て部6の背面を支承する支承杆7は、
その水平杆部分が起伏操作体9の両側面に形成した摺動
溝91,91に嵌合させているため、起伏操作体9の上端部
を背当て部6の背面から外側方向に傾斜させるとその動
きに連動して支承杆7の上端部も外側方向に引き起さ
れ、支承杆7と係止部8に形成した係止段部81との係止
が開放される。
【0020】この状態で背当て部6を起立方向若しくは
倒伏方向の何れかへ起伏させて所望のリクライニング角
度を選択し、その状態で起伏操作体9の引起しを離せ
ば、支承杆7と係止段部81とが再び係止しリクライニン
グ角度が調整できる。
【0021】
【考案の効果】本考案は上記のように構成したので、起
伏操作体9の上端部を外側へ引き倒す操作を行うだけで
極めて簡単に支承杆7との係止が開放され、この状態で
背当て部6の傾斜角度を変更すれば、即座にリクライニ
ング角度を調整できる優れた効果がある。
【0022】また本考案では、傾斜角度を調整する支承
杆7と、この支承杆7の上端部を係止させる係止部8の
総てが浅い箱状に形成した起伏操作体9の内側に位置さ
れ外部に露出しないので、使用者や椅子に座った幼児の
指先をこの部分に挟むという事故を完全に防止できるこ
ととなり、従来構造が有していた各種の欠点を完全に解
消できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 幼児用椅子の側面図
【図2】 幼児用椅子本体と脚部とを分離して示す分解
斜視図
【図3】 背面側からみた幼児用椅子の斜視図
【図4】 起伏操作体を分解して示す斜視図
【図5】 要部を示す縦断側面図
【図6】 背当て部のリクライニング状態を示す幼児用
椅子の側面図
【符号の説明】
A 椅子本体 B 脚部 1 前脚杆 2 後脚杆 3 支承体 5 座床部 51 肘掛け部 6 背当て部 61 支承突起 62 係止ネジ 7 支承杆 8 係止部 81 係止段部 9 起伏操作体 91 摺動溝 92 枢軸 93 押圧用スプリング 94 嵌挿孔 95 指掛け部 10 ストッパー 11 頭部支承板 12 起伏操作リンク

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】座床部の後端に背当て部の下端を枢着し、
    座床部の後端から起立させた正面コ字状の支承杆の水平
    部と、背当て部の背面に形成した係止段部との当接位置
    を変更することにより背当て部のリクライニング角度を
    変更するよう構成してなる幼児用椅子において、上端部
    に指掛け部を有し、浅い箱状に形成され、その下端部を
    背当て部の背面に押圧用スプリングにより常時背当て部
    方向に押圧されて枢着した起立操作体を有し、前記支承
    杆の水平部を該起伏操作体の両側側面に縦長に形成した
    摺動溝に摺動自在に嵌挿されてなる幼児用椅子のリクラ
    イニング機構。
JP1992077759U 1992-10-15 1992-10-15 幼児用椅子のリクライニング機構 Expired - Lifetime JP2509547Y2 (ja)

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JPH0634562U JPH0634562U (ja) 1994-05-10
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JP3236514B2 (ja) * 1996-09-24 2001-12-10 コンビ株式会社 幼児用着座装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6288924A (ja) * 1985-10-15 1987-04-23 ブリツグス アンド ストラツトン コ−ポレ−シヨン 感知器及び内燃エンジン

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JPH0634562U (ja) 1994-05-10

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