JP2519186Y2 - ベビーカーの背もたれ機構 - Google Patents

ベビーカーの背もたれ機構

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JP2519186Y2
JP2519186Y2 JP14421789U JP14421789U JP2519186Y2 JP 2519186 Y2 JP2519186 Y2 JP 2519186Y2 JP 14421789 U JP14421789 U JP 14421789U JP 14421789 U JP14421789 U JP 14421789U JP 2519186 Y2 JP2519186 Y2 JP 2519186Y2
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Inventor
猛 宮城
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象印ベビー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はベビーカーの背もたれに関し、より詳細には
背もたれ角度を所定角度に調整出来るリクライニング機
構付きの背もたれ構造に関する。
従来の技術 同一出願人はさきに上記の分野に属する背もたれ構造
について開示した(特開昭63−222,710号)。この構造
では背もたれをリクライニング操作するラッチ機構が背
もたれの左右の側壁内に一個ずつ取付けてあった。
考案が解決しようとする問題点 しかしてこのような従来の技術においては、リクライ
ニング機構を操作する場合両手で同時に該機構を操作し
なければならず、手に荷物をもっている場合などにはそ
の操作が困難であった。さらに該機構が側壁内に収容さ
れているので当該側壁及びそれを支承している側棒を強
い材料で構成する必要があり、リクライニング機構が大
型化していた。また側壁を1つづつ操作するので操作タ
イミングがずれたような時には子供に大きいショックを
与えることがあった。
問題点を解決するための手段 そこで本考案は、左右一対のリクライニング機構に同
時に作用する1本のレバーを設けた。また作動要素を主
板部と側壁部との間に収容し、側壁を必要以上に強くす
ることを不要とすると同時に、リクライニング機構の簡
潔化及び小型化を図った。
作用 本考案では1本の操作レバーが左右のリクライニング
機構を同時に作動する。リクライニング機構が、実質的
に一対の歯付板から成り、該歯付板が背もたれ角度の調
整と、上壁部の立上げ及び押下げ調整と、を行なう。
実施例 第1図は本考案のリクライニング機構付の背もたれ構
造を有するベビーカーの全体斜視図である。このベビー
カー10は、下端に前輪を有する一対の前脚12と、下端に
後輪を有する一対の後脚14と、これら前脚12及び後脚14
の上端を支承している概ねコ字形をなすひじかけ16と、
ひじかけ16の両端部を支承し、下端が後脚14に接してい
る押棒18と、子供が腰をおろす座部20と、子供が背を当
てる背もたれ部分22と、から成る。
背もたれ部分22は、中央の背もたれ主板部24と、該主
板部24の左右にある一対の側壁部26と、主板部の上方に
あり背もたれ部分22を横に倒したときには立上って子供
の頭部を保護するが、背もたれ部分22を第1図のように
立上げたときには子供の頭部がそこに当たらないように
主板部24と平行をなすように上方に伸長する上壁部28
と、を有する。勿論これら主板部24、両側部26,上壁部2
8等は、使用時には柔らかいカバーでおおわれることは
これまでのものと同様である。
第2図及び第3図は背もたれ部分22の前面分解図及び
一部省略の前面図である。また第4図及び第5図は背も
たれ部分22の一部分解の背面図及びリクライニング操作
機構を示す図である。
本考案の背もたれ部分22の主板部24、側壁部26、上壁
部28は軽量化のため沢山の孔を有し望ましくは樹脂製の
一体成形品から成るがこれに限定されるものではない。
主板部24は概ね長方形をなし左右同形なので以下におい
て一側部についてのみ述べる。主板部24の下端両側部に
は、座部20と一緒に押棒18の下端へ枢支されるためのピ
ンを受入れるピン受け孔を備えた一対の下端回動部30が
形成されている。一方上端両側部には、上壁部28を枢動
可能に接続するためのピンを受け入れるピン受け孔を備
えた一対の上端回動部32が形成されている。また主板部
24の両側部にはL型断面の立上部34が形成されている。
立上部34は長手方向に伸びると共に上端側に近接した部
分に突出部35が一体的に形成されている。この突出部35
は主板部24の裏側に向かって突出し、かつ該突出部35に
は長孔36が形成されている。しかしこれらの立上部34や
長孔36等は主板部24とは別体にうすい鉄板又は樹脂等で
構成し当該部分に固着してもよいことは当然である。
立上部34の内側には夫々歯付板38が収容される。該歯
付板38の下面には複数の歯40が設けてある。また該歯付
板38の上端は上側に反り上っている。この歯付板38の上
下端には夫々孔42,44が設けてある。
主板部24の両側には前記歯付板38をはさんで側壁部26
が設けてある。該側壁部26は子供がベビーカーから転落
するのを防止するもので、下方に長孔46がまた上方には
別の長孔48が設けてある。長孔46には歯付板38の下端の
孔42が整合し、また長孔48には主板部24の長孔36が整合
している。この側壁部26は公知の手段によって主板部24
の側面へ固定されている。
主板部24の上端にある上端回動部32には上壁部28に設
けた回動部50がピンで枢動されている。また該上壁部28
にはその面からほぼ垂直に立上る立上片が設けてあり、
該立上片には該上壁部28の面にほぼ平行に伸びる長孔52
が形成されている。この長孔52は前記歯付板38の上方の
孔44とピンを介して連結している。なお長孔52の代りに
孔44を長孔とすることも出来る。
一方、歯付板38の下方の孔42は、該孔42から側壁部26
の長孔46を通るピンによって取付片54の一端の孔56へ連
結されている。この取付片54の他端の孔58は押棒18に枢
着されている。押棒18に対する該取付片54の孔58の取付
位置は、主板部24の下端回動部30の押棒18に対する取付
位置よりも上方にある(第3図参照)。
第4及び第5図に示すように、本考案のリクライニン
グ機構は主板部24の裏側において概ねV字形の操作レバ
ー60によってその傾き角度を調整出来る。この操作レバ
ー60は左右対称であるので以下片側についてのみ述べ
る。このレバー60は、中央の操作部62と、両側に広がり
かつ端部にて互いに反対方向に伸長し主板部24の長孔36
及び側壁部26の長孔48にまで伸びている作動部64(第5
図)と、から成っている。該作動部64の支承は、図示の
ような長孔36,48に限定されず別の部材を用いることも
出来る。該作動部64には、下端を主板部24へ取付けたば
ね66が作用しており、操作部62を常に下方に強制してい
る。該作動部64の先端部には概ね“く”字形をなすアー
ム68の一端が取付けてある。該アーム68の中央部は互い
に内方を向いたピン70を介して主板部24へ枢支されてい
る。さらに該アーム68の他端には別のピン72が互いに外
方に指向して取付けてある。該ピン72は、ばね66の付勢
力によって、常にピン70の周りにて歯付板38の歯40面内
に付勢され、該歯付板38の移動を止めている。操作レバ
ー60は、主板部24の裏面から分離しないように該主板部
24の裏面に設けたフック74内を通っている。さらに該操
作レバー60の操作部62を操作しやすいように、主板部24
の上縁部分には突起76が設けてある。
本考案において、背もたれ部分22を操作する場合につ
いて述べる。まず、背もたれ部分22を第1図の立上げ位
置から後方に引倒すには、初めに片手の親指を主板部24
の突起76へかけ、次いで他の指で操作レバー60の操作部
62をばね66の弾性力に抗して上方(突起76の方向)へ引
寄せる。このときアーム68がピン70の周りを回転し、第
6図で実線位置から破線位置へ回動してピン72が歯付板
38の歯40からはずれる。この状態で背もたれ部分22をゆ
っくり後方へ引倒す。背もたれ部分22は押棒18の下方部
分へ枢着した主板部24の下端回動部30を中心としてゆっ
くり後方へ倒れる。ピン72は、歯付板38の歯40の下側を
通り自由に移動でき、主板部24が座部20とほぼ水平にな
った位置にて操作レバー60をはなす。ピン72は最上部の
歯40aに係合する。このとき押棒18の当該下方部分より
僅かに上方に枢着してある取付片54の孔58の周りに同様
に該取付片54が回転する。しかし該取付片54の回転中心
が前記主板部24の回転中心から上方にずれているため該
取付片54の他方の孔56は、そのずれ量を補償するために
背もたれ部分22の後方引倒し作業に応じて、該下端回動
部30の方向へ引寄せられる。従ってこの引寄せ作業に応
じて歯付板38が立上部34内を該下端回動部30の方向へ滑
動する。このため該歯付板38の上端の孔44に設けたピン
が上壁部28の長孔52内を動き、これにより該上壁部28
が、回動部50の周りに回動し第7図に示すように引上げ
られる。
勿論、ピン72が歯付板38の最上部の歯40aに至る前に
操作レバー60をなすと、ばね付勢されているこの解放さ
れた操作レバー60を介してアーム68のピン72が近傍の歯
へかみあって、背もたれ部分22をその位置へ停止させ
る。従って、操作レバー60を所定位置ではなすことによ
り、所定のリクライニング角度を得ることが出来る。当
該所定のリクライニング位置から最終の水平位置への引
倒しも同様の操作より達成できる。
次に背もたれ部分22を引起す場合には、操作レバー60
を引上げてピン72を歯付板38の歯40から解放する必要が
なく、単に該背もたれ部分22を下端回動部30の回りに引
起せばよい。ピン72がカチッ、カチッと歯40から係合離
脱を繰返しながら背もたれ部分22は立上がる。所望角度
にて背もたれ部分22をはなせば該背もたれ部分22は近傍
の歯に係合したままその位置を保持する。これは歯付板
38の歯40が第6図に示すように、各歯の上側においては
ピン72との係止をなすが、下側にては該係止を行なわれ
ないように逃げを多くとってあるラチェット歯から成る
からである。背もたれ部分22を立上げると、取付片54の
孔56に枢着されたピンを介して歯付片38が上方へ押し上
げられ、このため、該歯付片38の上端の孔44が、上壁部
28の回動部50からはなれる。このはなれ作用によって、
該歯付片38が上壁部28を回動部50の周り回動し、当該上
壁部28を主板部24にほぼ平行をなすように位置ずける。
なお背もたれ部分22を第1図又は第7図に示すように
引起した場合に、該背もたれ部分が、それ以上前方に倒
れるのを防止するため側壁部26の長孔46の下部付近に突
起47を設けることが出来る。該突起47が取付片54に衝接
して背もたれ部分22の前方への倒れを防止できるからで
ある。
考案の効果 本考案は、一対の歯付板によってリクライニング角度
調整と上壁部の立上げ及び押倒し作業が可能であり、こ
の歯付板の作動は、片手で容易に操作出来る操作レバー
のみで達成できる。よって本考案は極めて簡潔な構成及
び操作により所望のリクライニング角度調整が可能であ
る。また部品点数が少ないのでその組付けが容易で故障
が少なく、子供にとって非常に安全なベビーカーを提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のリクライニング機構を備えたベビーカ
ーの全体斜視図、第2図は本考案のリクライニング機構
付の背もたれ部分の全面分解図、第3図は第2図の一部
省略の組立図、第4図は本件背もたれ部分の一部分解背
面図、第5図はリクライニング操作機構を示す図、第6
図は本考案の作動図、第7図は本考案背もたれ部分の立
上げ及び引倒し位置を示す図である。 符号の説明 10:ベビーカー、22:背もたれ部分 24:主板部、26:側壁部 28:上壁部、30:下端回動部 32:上端回動部、38:歯付板 40:歯、50:回動部 54:取付片、60:操作レバー 66:ばね、68:アーム

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端に前輪を有する一対の前脚12と、下端
    に後輪を有する一対の後脚14と、これら前脚12及び後脚
    14の上端を支承しているひじかけ16と、該ひじかけ16の
    両端を支承し下端が後脚14に接している押棒18と、座部
    20と、背もたれ部分22と、を有しているベビーカー10の
    背もたれ機構であって、 下端を押棒18に枢着した主板部24と、 該主板部24の両端部に固着した側壁部26と、 前記主板部24の上端に枢着した上壁部28と、 歯40を有しており一端が上壁部28へ枢着され他端が側壁
    部26に対して移動可能となっている歯付板38と、 一端が歯付板38の他端に、他端が前記押棒に対する前記
    主板部24の下端の取り付け位置よりも高い位置において
    当該押棒18に枢着されている取付片54と、 前記主板部24の裏側に配置され、中間部が操作部62と、
    端部が作動部64、64となっている操作レバー60と、 該操作レバー60の前記作動部64、64に一端が枢着され、
    前記歯40に係合するピン72を他端に有しており、中間部
    が主板部24へ枢着されている概ねく字形を有しているア
    ーム68と、 により構成され、 操作レバー60を操作すると、前記歯付板38の歯40に対す
    る前記アーム68のピン72の係合が開放され、これによ
    り、押棒18に対する主板部24の傾斜角度が調整出来るベ
    ビーカー10の背もたれ機構。
JP14421789U 1989-12-14 1989-12-14 ベビーカーの背もたれ機構 Expired - Lifetime JP2519186Y2 (ja)

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JP4028040B2 (ja) * 1997-09-26 2007-12-26 コンビ株式会社 着座装置の側板の可変機構
JP2007055462A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Aprica Kassai Inc 乳母車

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