JP3076972B2 - 金網製フェンス - Google Patents

金網製フェンス

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JP3076972B2
JP3076972B2 JP09031270A JP3127097A JP3076972B2 JP 3076972 B2 JP3076972 B2 JP 3076972B2 JP 09031270 A JP09031270 A JP 09031270A JP 3127097 A JP3127097 A JP 3127097A JP 3076972 B2 JP3076972 B2 JP 3076972B2
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人士 小林
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小岩金網株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は道路、空港、鉄道、河川、公園、
住居、工場等の侵入防止柵として用いられる金網製フェ
ンスに関する。
【0002】
【従来の技術】所定の間隔を隔てて立設した支柱間に、
網体を取り付けて構成されるフェンスは、公園や一般住
居用等の多くの用途に用いられている。従来、この種の
フェンスの網体としては、縦横方向に向けて配置した鋼
製の線材の公差部を溶接して製作した溶接金網が用いら
れている。
【0003】また彩色を施したプラスチック片を溶接金
網を構成する水平方向の線材に回転自在に垂下させて、
フェンスに目隠し機能や模様を付与することが提案され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のフェン
スにあっては次のような課題がある。
【0005】<イ> 網体に垂下させた各プラスチック
片が回転する際にカタカタと音を生じるうえに、プラス
チック片の垂下部に繰り返し衝撃が加わるため、垂下部
が疲労破壊し易い。
【0006】<ロ> プラスチック片の取り付けに手数
がかかり、製作性が悪い。また一旦網体に文字・模様・
図柄等を付与すると、新たな網体に取り替えない限り、
これらを変更することが技術的に不可能である。
【0007】<ハ> 溶接金網の全長は運搬性の観点か
ら一定長さに制約されることから、取付治具を用いて現
場で多数の溶接金網を支柱に取り付けなければならな
い。そのため、溶接金網の取り付けに多くの取付治具と
手数がかかる。
【0008】<ニ> 網体として溶接金網を用いている
が、溶接金網は菱形金網に比べてコストが高く、フェン
スのコストアップの要因となっている。
【0009】<ホ> 網体として安価な菱形金網を用い
ることは可能であるが、溶接金網のように目隠し機能や
文字・模様等を付与することが技術的に困難である。
【0010】本発明は以上の問題点を解決するためにな
されたもので、その課題とするところは、網体として安
価な菱形金網を使用しつつ、容易に目隠し機能や模様を
付与できる、金網製フェンスを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
複数の支柱間に金網を横架して、前記金網の側面に帯状
板を取り付けて構成するフェンスにおいて、前記金網が
その側面に帯状の連続した窪みを有するように複数の線
材で編成した菱形金網であり前記帯状板が金網の窪み
に嵌め込み可能な横幅を有し、かつ可撓性を有する薄肉
のプレートであり、金網の側面に形成された窪みに複数
の帯状板を並列に配置すると共に、前記帯状板の両側端
部を前記金網の窪みの両側に位置する線材の折返部の内
側に弾接させて装着したことを特徴とする、金網製フェ
ンスである。請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
金網製フェンスにおいて、帯状体がそのプレートに多数
の開口群を形成した通気構造体であることを特徴とす
る、金網製フェンスである。請求項3に係る発明は、請
求項1または請求項2に記載の金網製フェンスにおい
て、金網の側面に形成した一部の窪みに帯状体を絵柄、
図形、模様又は文字等を現すように配置したことを特徴
とする、金網製フェンスである。
【0012】
【発明の実施の形態1】以下図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。
【0013】<イ>全体の構成 図2に金網製フェンスの一例を示す。金網製フェンスは
複数の支柱1と、支柱1間に各種の取付治具を用いて横
架させた金網2と、金網2に装着した帯状板3とを基本
の構成要素とする。
【0014】金網2の上下縁には水平方向に向けて胴縁
4,5が設けられていて、これらの各胴縁4,5に金網
2の上下縁が取着されている。また胴縁4,5は支柱1
に図示しないボルト等で固着されている。
【0015】尚、胴縁4,5の設置数や設置位置は図示
したものに限定されるものではなく、また金網2の上下
縁の取着構造についても公知の各種取着構造を適用でき
るものである。
【0016】<ロ>金網 金網2は図1に拡大して示すようにその側面に帯状の連
続した窪み7を有するように複数の線材6を編成した公
知の菱形金網である。金網2について例示すると、JI
S G 3532に適合した菱形金網、或いはこれに近
い網目を有する金網で、3.2mm又は4mmの線径の
線材6を50mmの網目寸法で編成した菱形金網が好適
である。線材6は亜鉛めっき鉄線、カラー鉄線、ビニル
被覆鉄線、アルミ被覆鉄線等のいずれであってもよい。
【0017】本発明は、金網2の夫々の側面に斜めに形
成された帯状の窪み7に着目して成されたものである。
【0018】<ハ>帯状板 帯状板3は金網2の窪み7に嵌挿される可撓性を有する
薄肉のプレートで、その横幅は図3に示すように窪み7
の両側に位置する線材6,6の折返部8,8の内側に挿
入可能な寸法に設定されている。これは帯状板3の弾性
又は剛性で以て金網2の折返部8,8に弾接させるため
である。
【0019】帯状板3の素材としては、金属、樹脂、紙
等の各種素材を適用できる。また帯状板3はその全面に
着色を施したり、或いは図1に示すように並列させて取
着した複数の帯状板3に跨がって、絵柄、図形、模様又
は文字等の表記9を施してもよい。
【0020】また、帯状板3の設置形態としては、金網
2の片面の全面に取着したり、或いは金網2の片面の一
部に絵柄、図形、模様又は文字等を現すように取着する
等の取着形態が考えられる。帯状板3の設置形態はフェ
ンスの用途に応じて適宜選択する性質のものである。
【0021】フェンスの目隠し機能や防風機能を高める
場合は、高帯状板3を金網2の全面に取着すればよく、
またフェンスに装飾機能や広告機能のみを付与する場合
は、帯状板3を金網2の一部に取着すればよい。
【0022】また帯状板3の設置時期については、予め
金網2に帯状板3を取着しておくと、運搬や取扱いに不
便であることから、フェンスの組み立てを完了した後に
取着することになる。
【0023】本来、菱形金網単独では、上下、左右方向
に対して僅かながら伸縮するだけの遊びを持って編成さ
れている。このような菱形金網製の金網2に帯状板3を
装着すると金網2の伸縮が拘束されることから、金網2
の剛性並びに強度が帯状板3を装着しない金網と比べて
格段に高くなる。この効果は帯状板3の装着範囲が広範
な程、また帯状板3自体の剛性が高いもの程顕著であ
る。
【0024】
【発明の実施の形態2】図4は金網2の両面に前記した
帯状板3を取着した他の実施の形態を示す。本実施の形
態以降の説明に当たり、前記した実施の形態1と同一の
部位は同一の符号を付して説明を省略する。金網2の両
面には窪み7が相互に直交する方向に夫々形成されるか
ら、金網2の両面の窪み7,7に夫々帯状板3を嵌め込
むことができる。
【0025】
【発明の実施の形態3】図5は帯状板3に取付孔10を
設け、取付具11を介して帯状板3を金網2の線材6に
固定する他の実施の形態を示す。取付具11は鋼線等で
構成し、取付孔10に挿通させて線材6に掛止する。本
実施の形態にあっては、金網2に対して各帯状板3をよ
り強固に取着できる利点があり、例えば強風等を受ける
箇所に設置する場合に有利である。
【0026】
【発明の実施の形態4】以上の実施の形態は、帯状板3
が非通気性の板体である場合について説明したが、帯状
板3は通気性を有する構造であっても良い。通気性を有
する帯状板3の一例を図6の(A)〜(E)に例示す
る。(A)〜(D)はプレートに各種の形状の開口を開
設した有孔構造の例を示し、(E)は金網2の網目より
著しく小さな網目を有する帯状金網(メッシ)の場合を
示す。また図示しないが帯状板3は、エキスパンドメタ
ルも含むものである。本実施の形態にあっては、帯状板
3が通気性を有することから、フェンスの設置場所に応
じて光や風の遮蔽率を任意に調整することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> これまでフェンス用の網体として使用が困難と
されてきた金網を使用できるので、低コストのフェンス
を提供できる。さらにロール状に巻き取った金網を現場
で展開して設置できるから、一定長の溶接金網を使用す
る場合と比べて、網体の設置手数や取扱いが簡単にな
る。 <ロ> 金網に帯状板を取着することで、フェンスに任
意の絵柄、図形、模様、文字又はこれらに色彩を組み合
わて種々の表記を付与することができる。 <ハ> 帯状板の取着操作が簡単なだけでなく、帯状板
の交換も簡単に済む。そのため、フェンスに付する表記
の変更が容易となり、フェンスとしての付加価値が高く
なる。 <ニ> 帯状板を通気性のある構造とした場合は、フェ
ンスの設置場所に応じて光や風の遮蔽率を任意に調整す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る金網製フェンスの拡大平面図
【図2】 一部を省略した金網製フェンスの全体図
【図3】 図1におけるIII −III の断面図
【図4】 発明の実施の形態2に係る説明図で、金網の
両面に帯状板を取着したフェンスの拡大平面図
【図5】 発明の実施の形態3に係る説明図で、取付具
を介して帯状板を金網の線材に固定したフェンスの拡大
平面図
【図6】 発明の実施の形態4に係る説明図で、通気性
を有する帯状板の形態を示すモデル図
【符号の説明】
1 支柱 2 金網 3 帯状板 4,5 胴縁 6 金網を構成する線材 7 金網の窪み 8 線材の折返部 9 帯状板に付した絵柄、図形、模様又は文字等
の表記 10 帯状板の取付孔 11 取付具

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の支柱間に金網を横架して、前記
    金網の側面に帯状板を取り付けて構成するフェンスにお
    いて、前記金網がその側面に帯状の連続した窪みを有するよう
    に複数の線材で編成した菱形金網であり前記帯状板が金網の窪みに嵌め込み可能な横幅を有し、
    かつ可撓性を有する薄肉のプレートであり、 金網の側面に形成された窪みに複数の帯状板を並列に配
    置すると共に、 前記帯状板の両側端部を前記金網の窪みの両側に位置す
    る線材の折返部の内側に弾接させて装着した ことを特徴
    とする、 金網製フェンス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の金網製フェンスにお
    いて、帯状体がそのプレートに多数の開口群を形成した
    通気構造体であることを特徴とする、金網製フェンス。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の金網
    製フェンスにおいて、金網の側面に形成した一部の窪み
    に帯状体を絵柄、図形、模様又は文字等を現すように配
    置したことを特徴とする、金網製フェンス。
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