JP3076891U - 配管固定用ブラケット - Google Patents

配管固定用ブラケット

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JP3076891U
JP3076891U JP2000007260U JP2000007260U JP3076891U JP 3076891 U JP3076891 U JP 3076891U JP 2000007260 U JP2000007260 U JP 2000007260U JP 2000007260 U JP2000007260 U JP 2000007260U JP 3076891 U JP3076891 U JP 3076891U
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bracket
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JP2000007260U
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茂 栗原
和夫 矢島
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カルソニックプロダクツ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車用ヒーターシステムにおける配管を容
易に固定することが可能な配管固定用ブラケットを提供
する。 【解決手段】 ブラケット10は一対の樹脂製のセグメ
ント11,12と、該セグメントを一体的に保持するビ
ス13とを有している。円形断面の配管7の一部に非円
形断面の異形部7aが形成されており、対応するセグメ
ント11の切り欠き部11aには対応する形状の係合部
11cが形成されている。従って、ブラケット10は配
管7上で回転すること内に配管7を所定位置に固定保持
することが可能である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、配管を所定位置に固定させる配管固定用ブラケットに関するもので あって、更に詳細には、カーエアコン(ヒーター)システムの一部である温水配 管を固定するのに適した配管固定用ブラケットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図1はカーエアコンの特にヒータシステム1を示している。即ち、ヒーターシ ステム1は、大略、車室内側2とボンネット側3とから構成されており、ボンネ ット側には自動車のエンジン4及びラジエータ5が配設されており、一方車室内 側2にはヒーターユニット6が配設されている。エンジン4とヒーターユニット 6との間には一対の温水配管7が設けられている。従って、エンジン4で加熱さ れた温水はヒーターユニット6へ送られて車室内へ加熱された空気を供給するた めに使用され、その後にエンジン4へ帰還される。
【0003】 この様な温水配管7は通常円形断面を有する金属製の配管であり、温水配管7 を所定の位置に固定する場合には、従来、図2に示されるように、車体の一部に 固定された金属製のブラケット8に溶接又はロウ付け9によって固定されていた 。しかしながら、この様な従来技術においては、ブラケット8の取付け位置を決 めるために固定冶具を使用して溶接することが必要であった。更に、溶接やロウ 付けによる場合には、作業上及び精度管理上困難性がありコスト高の原因となっ ていた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は以上の点に鑑みなされたものであって、上述した如き従来技術の欠点 を解消し、作業性が改善されておりかつ配管を容易に位置決めさせることが可能 な配管固定用ブラケットを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、円形断面を有する配管を固定する配管固定用ブラケットが提 供され、それは、分割可能な複数個のセグメントと、前記複数個のセグメントを 一体的に保持する保持手段と、を有している。複数個のセグメントは円形断面を 有する配管に局所的に形成した異形部を挟みこむことが可能な少なくとも1個の 切り欠き部を有している。
【0006】 好適実施例によれば、ブラケットは樹脂製の2個の半割セグメントと、これら の半割セグメントを一体的に保持する保持手段とを有している。保持手段として は、例えば、ビスなどを使用することが可能である。更に、ブラケットを自動車 の車体に固定させるために、自動車の車体又はそれに固定されている支持部材に 螺子などで固定させることが可能である。又は、ビスを車体又は支持部材に固定 させることも可能である。
【0007】
【考案の実施の態様】
本考案の1実施例に基いて構成された配管固定用ブラケット10を図3に示し てある。図示例においては、ブラケット10は一対の樹脂製の半割セグメント1 1及び12を有しており、これらの半割セグメント11及び12は夫々の周辺部 において互いに当接可能な当接部11a,11bが形成されている。半割セグメ ント11及び12の夫々の当接部11a,11bには配管7を挟み込むことが可 能な切り欠き部11b,12bが夫々形成されている。
【0008】 一方、配管7は全体的には円形断面を有しているが、所定の個所において円形 断面とは異なる異形断面部が局所的に形成されている。そして、ブラケット10 の切り欠き部11bの形状は配管7の異形断面部の形状に倣っており、従ってブ ラケット10を配管7上に固定した場合には、配管7はブラケットと相対的に回 転することは阻止される。
【0009】 図3に示した実施例においては、一対の半割セグメント11及び12が一対の 配管7を両側から挟む態様で配管7上に装着されており、半割セグメント11及 び12はビス13によって一体的に保持されている。図3においては特に図示さ れていないが、ブラケット10は自動車の車体へ固定される。例えば、車体又は 車体に固定されている支持部材にブラケットを例えば螺子止めさせることが可能 であり、その場合には、ブラケット10の適宜の位置に螺子孔を設けておけば良 い。一方、ビス13を車体又は車体に固定されている支持部材に固定させること も可能である。
【0010】 図4は、本考案の1実施例に基いて配管7に形成した異形部7aを示している 。この実施例においては、異形部7aは、配管7の長手軸に沿って所定の長さに わたり配管7の一部を、例えば「つぶし」加工により、変形させて形成されてい る。異形部7aは、図5に示したように、大略D断面形状をしており、従って、 配管7の円周の一部を平坦化させて形成されている。
【0011】 図4に示した実施例においては、上半割セグメント11の切り欠き部11aは 、その一部に配管7の異形部7aに対応した形状の係合部11cが形成されてい る。即ち、係合部11cは大略平坦部に形成されており、ブラケット10が配管 7上に装着された場合に、係合部11cは配管7の平坦な異形部7aと当接可能 である。従って、ブラケット10を配管7上に装着し、ビス13で上半割セグメ ント11と下半割セグメント12とを一体的に固定させると、ブラケット10は 配管7の周りを回転することが防止される。尚、図4及び5に示した場合は、配 管7の上部部分を平坦化させて異形部7aを形成しているので、上半割セグメン ト11の切り欠き部11aのみに係合部11cが形成されており、下半割セグメ ント12の切り欠き部12aは、配管7の円形断面に倣って円形形状をしている 。しかしながら、配管7の下側部分においても異形部7aと同様の異形部を形成 することも可能であり、その場合には、下半割セグメント12の切り欠き部12 aにも係合部11cを形成することが可能である。
【0012】
【考案の効果】 本考案は以上のような構成を有するものであるから、溶接やロー付け加工を行 うことが必要ではなく、単に複数個のセグメントからなるブラケットを組立て且 つ一体的に固定させるだけで良いので、作業が容易であり且つ固定状態が確実で ある。更に、配管又はブラケットを交換することが必要となることがあるが、本 考案によれば、ブラケットの保持手段を解除してブラケットを分解し容易に配管 及びブラケットの両方又はその内の一方を交換することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 自動車のヒーターシステムの全体的構成を示
した概略図。
【図2】 自動車のヒーターシステムの配管を固定する
従来技術を示した概略図。
【図3】 本考案の1実施例に基くブラケットを使用し
て配管を固定した状態を示した概略図。
【図4】 図3に示したブラケットと配管との係合状態
を示した概略図。
【図5】 図4のV−V線に沿って取った配管7の断面
形状を示した概略断面図。

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形断面を有する配管を固定する配管固
    定用ブラケットにおいて、 分割可能な複数個のセグメント、 前記複数個のセグメントを一体的に保持する保持手段、
    を有しており、前記複数個のセグメントは円形断面を有
    する配管に局所的に形成した異形部を挟みこむことが可
    能な少なくとも1個の切り欠き部を有していることを特
    徴とする配管固定用ブラケット。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記複数個のセグメ
    ントが2個のセグメントであり且つ前記保持手段がビス
    であることを特徴とする配管固定用ブラケット。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2においては、前記セグメ
    ントが樹脂製であることを特徴とする配管固定用ブラケ
    ット。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3の内のいずれか1項にお
    いて、前記異形部が部分的に平坦部を有していることを
    特徴とする配管固定用ブラケット。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記異形部がほぼD
    断面形状を有していることを特徴とする配管固定用ブラ
    ケット。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0649483U (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 象印チエンブロック株式会社 巻上・牽引機
JP2011232006A (ja) * 2010-04-30 2011-11-17 Calsonic Kansei Corp 熱交換器の支持部材

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