JP3076343U - 鍵盤玩具における発音機構 - Google Patents

鍵盤玩具における発音機構

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JP3076343U JP2000006700U JP2000006700U JP3076343U JP 3076343 U JP3076343 U JP 3076343U JP 2000006700 U JP2000006700 U JP 2000006700U JP 2000006700 U JP2000006700 U JP 2000006700U JP 3076343 U JP3076343 U JP 3076343U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】鍵を押す力の強弱や技術に関係なく一定の音を
発生させる。 【解決手段】鍵盤の鍵2の押圧動作に応じて打撃部材1
4が発音体18を打撃して発音させる鍵盤玩具におい
て、以下の要件を備えた。 (イ)上記鍵2の下方には、鍵2の押圧動作に連動して
上動する作動部材10が上下動可能に設けられているこ
と (ロ)上記作動部材10の下方には、弾性を有しかつ弾
性変形した後の復元力により上記発音体18を打撃する
打撃部材14が配置されていること (ハ)上記打撃部材14の基端は玩具本体1に固定され
ているとともに、その先端は上記作動部材10と係脱可
能に配置され、上記作動部材10が最下部にあるときは
上記打撃部材14と係合し、係合した状態で作動部材1
0と打撃部材14とが上方に移動したときに上記係合が
外れるように形成されていること

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は鍵盤の鍵を押すことにより音を発する鍵盤玩具に関する。
【0002】
【従来技術】
従来から鍵盤の鍵を押圧操作することにより音を発する鍵盤玩具は知られてい る。これらの鍵盤玩具は、鍵に固定されたハンマーが直接に鉄琴状の発音体を打 撃して音を発するように構成されていた。したがって、構造が簡単で安価に提供 することができた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、鍵が直接に発音体を叩く構造では、鍵の押圧の度合いが強かっ たり弱かったりすることによって発音体が発する音の大きさも強かったり弱かっ たりする。また、発音体を叩いて音を出させる構造では、鍵を発音体に押し付け たままでは発音体が振動しにくくなるので、音も小さくなってしまう。鍵を叩い た後は素早く鍵から手を離して発音体が振動しやすいようにしなければならない 。したがって、非力な幼児では強く押鍵することができないほか、発音体を叩い た後は鍵から素早く手を離すという素早い動作ができないから、大きい音を出す ことは難しかった。
【0004】 本考案は上記問題点を解消し、鍵を押す力の強弱や技術に関係なく一定の音を 発することができる鍵盤玩具における発音機構を提供することをその課題とする 。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本考案に係る鍵盤玩具における発音機構は、鍵盤の 鍵の押圧動作に応じて打撃部材が発音体を打撃して音を発する鍵盤玩具において 、上記鍵の下方には、鍵の押圧動作に連動して作動する作動部材と、該作動部材 に係脱可能でかつ作動部材に係合して弾性変形した後の復元力により上記発音体 を打撃する有弾性の打撃部材とが配置されていることを特徴とする。
【0006】 なお、上記発音機構には次の要件を加えるようにするのが好ましい。 (イ)前記作動部材の基端は玩具本体に固定されていること (ロ)前記作動部材は上下動可能に設けられ、該作動部材が最下部にあるときは 上記打撃部材と係合し、係合した状態で作動部材と打撃部材とが上方に移動した ときに上記係合が外れるように形成されていること (ハ)上記作動部材と上記打撃部材との係合は、一定の強さ以上の鍵の押圧動作 を受けると外れるように形成されていること
【0007】 また、前記作動部材の前記他端には重錘部材が設けられ、常時作動部材の前記 一端が上方に位置するように付勢するのがよい。
【0008】 さらに、前記重錘部材の形状は人形体で、この人形体は前記作動部材が鍵の押 圧動作に連動して上動したときに、玩具本体の上部から突出するように形成する のが好ましい。
【0009】
【考案の実施の形態】
図1は鍵盤玩具を示す。同図において符号1は玩具本体である。この玩具本体 1には3個の鍵2が配置され、各鍵2を指で押すことにより玩具本体1の内部に 設けられた発音機構により異なる音が発せられるように構成されている。また、 各鍵2を押し離し操作したときには、人形体4が上方に突出したり、図1のよう に沈み込んだりするように構成されている。
【0010】 すなわち、図2に示されるように、玩具本体1の両側壁には支軸5が設けられ 、支軸5には各鍵2の前端部2bが回動自在に取り付けられている。鍵2の下面 には突片6が形成されている。なお、図1にも示したが、鍵2の後端部2aには 突部7が突出形成されているとともに、玩具本体1には止め片8が固定され、上 記鍵2は突部7が止め片8に当接するまで押し下げることができるようになって いる。
【0011】 また、上記両側壁の上記鍵2の下方にも支軸9が設けられ、この支軸9には各 鍵2の下方で作動部材10のほぼ中間部が回動自在に軸着されている。作動部材 10はシーソー状に揺動するように構成され、その後端は前記鍵2の下面の突片 6に係合している。
【0012】 上記作動部材10の前側の下面には凸部11が形成され、凸部11には軸12 を介して係合爪13が回動自在に取り付けられている。
【0013】 次に、上記作動部材10の下方には打撃部材14が設けられている。打撃部材 14は弾性変形可能な合成樹脂等から形成された細長の部材で、その基端(後端 )14aは玩具本体1に固定されている。前端14bの下部には金属のヘッド1 5が取り付けられている。また、上記前端14bには上記係合爪13に係脱可能 な係合部16が突出形成されている。係合部16の上面17は傾斜している。
【0014】 なお、作動部材10の係合爪13が上方から下方に移動したときは、係合爪1 3が打撃部材14の係合部16の傾斜面17上を移動し、最下部に移動したとき は係合爪13が係合部16に係合するように設定されている。
【0015】 打撃部材14の下方には発音体18が設けられている。発音体18は鉄琴など のような金属板で構成され、玩具本体1の底部上に配置されている。発音体18 は底部から浮いた状態にして取り付けるのがよい。発音体はベルのようなもので あってもよい。
【0016】 次に、玩具本体1の鍵2と反対側には上方に開口する収納部19が形成され、 収納部19には鍵2に対応して3個の人形体4が上下動可能に配置されている。 人形体4の底面は上記作動部材10の前端10bに係合している。したがって、 上記人形体4は上記作動部材10の後端10aを上方に付勢する重錘部材として 構成されている。
【0017】 上記構成により、常時は上記人形体4は沈み込み状態となり、作動部材10は 後端が上方に位置するように付勢されている。そして、鍵2は最上部の位置にあ る。また、作動部材10の前端の係合爪13は打撃部材14の前端の係合部16 に係合している。
【0018】 次に、上記鍵2に指を当てて上記人形体4の重力に抗して下方に押圧操作する と、鍵2の下面の突片6が作動部材10の後端側を押し下げるので、作動部材1 0の前端が上方に持ち上げられるとともに、人形体4も上方に突出移動する。ま た、作動部材10の前端の係合爪13は打撃部材14の前端に係合しているから 、打撃部材14の前側も弾性変形して上方に持ち上げられる。ところが、一定の 位置まで移動すると、図3に示されるように係合爪13は係合部16から離れる ので、上記係合は外れる。作動部材10はそのまま上方に移動し、人形体4は最 上部まで移動するが、打撃部材14の前端は弾性復元力により下方に移動し、図 4に示すように金属のヘッド15が発音体18を打撃する。このため、発音体1 8から音が発せられる。
【0019】 鍵2に対する押圧力を解除すると、人形体4が降下し、作動体は逆方向に揺動 し、その前端は下がって係合爪13が打撃部材14の係合部16に係合し、また 後端は上方に移動して鍵2を押し上げるから、鍵2は再び図2に示す最上部位置 に復帰し、次の音出しが準備される。
【0020】 このように、発音体18の音の強さは打撃部材14による打撃力により、また 打撃部材14の打撃力は打撃部材14の撓み度合いによるが、打撃部材14の撓 みは作動部材10との係合の解除はどの位置で行なわれるかによる。係合状態の 解除は作動部材10の前端が一定位置まで上動したときに行なわれ、作動部材1 0を上動させるためには一定の強さ以上で鍵を押圧すればよい。したがって、係 合状態の解除は鍵2の押圧の強さに関係しない。このため、打撃部材14は鍵2 を押す力が一定の強さ以上であれば発音体18を打撃するので、発音体18から 発する音は常にほぼ一定の大きさとなる。よって、幼児でも十分に大きな音を発 生させることができる。
【0021】 また、発音体18の打撃は弾性を有する打撃部材14により効果的に行なわれ るから、押鍵2後も鍵2に手をかけていてもいなくても発生する音の大きさは関 係がない。したがって、幼児でも十分に大きな音を発生させることができる。
【0022】 さらに、従来の鍵で直接に発音体を打撃する鍵盤玩具に比べ、作動部材10を 介して発音体18を打撃する構成であるから、間接的ではあるが、構造は非常に 簡単であり、コストもそれほど高くなることはない。
【0023】 なお、上記鍵盤玩具は必ずしも水平に設置される必要はない。垂直に設置して もよい。その場合は、当然のことながら鍵2、作動部材10、打撃部材14及び 人形体4は左右(又は前後)に動くものとなり、人形体4は重力でなく、バネに より常時収納部19から引っ込むように付勢するように構成する。
【0024】 また、打撃部材の弾性は部材に固有の弾性だけでなく、打撃部材には弾性がな いが、バネにより弾性を付与されている場合も含む。
【0025】
【考案の効果】
請求項1に係る考案によれば、鍵の押圧動作に連動して作動する作動部材に係 合して打撃部材が弾性変形し、その後の復元力により上記発音体を打撃する。打 撃部材の弾性変形は作動部材の動作量により、それは鍵の押圧動作による。した がって、鍵を押圧さえすれば、発音体は音を発生する。
【0026】 また、発音体の打撃は弾性を有する打撃部材により効果的に行なわれるから、 押鍵後も鍵に手をかけていてもいなくても発生する音の大きさは関係がない。し たがって、幼児でも十分に大きな音を発生させることができる。
【0027】 請求項2に係る考案によれば、鍵を押圧すると作動部材が上動し、これにより 作動部材と係合した打撃部材の先端も上方に弾性変形して撓む。撓んだ後に打撃 部材と作動部材との係合が外れ、打撃部材は弾性復元力によって戻るときに発音 体を打撃するので、音が発生する。
【0028】 このように、発音体の音の強さは打撃部材による打撃力により、また打撃部材 の打撃力は打撃部材の変形の度合いによるが、打撃部材の撓み変形は作動部材と の係合状態の解除がどの位置で行なわれるかによる。係合状態の解除は作動部材 の先端が一定位置まで上動したときに行なわれ、そのためには鍵に一定以上の強 さの押圧力が加わればよい。したがって、係合状態の解除は鍵の押圧の強さに関 係しない。このため、打撃部材は鍵を押す力の強さに拘らず、常に同じ強さで発 音体を打撃するので、発音体から発する音は常にほぼ一定の大きさとなる。よっ て、幼児でも十分に大きな音を発生させることができる。
【0029】 さらに、従来の鍵で直接に発音体を打撃する鍵盤玩具に比べ、作動部材を介し て発音体を打撃する構成であるから、間接的ではあるが、構造は非常に簡単であ り、コストもそれほど高くなることはない。
【0030】 請求項3に係る考案によれば、前記作動部材の前記他端には重錘部材が設けら れ、常時作動部材の前記一端が上方に位置するように付勢されているから、押鍵 後に手を離せば、鍵を自動的に元の位置に戻すことができる。
【0031】 請求項4に係る考案によれば、前記重錘部材の形状は人形体で、この人形体は 前記作動部材が鍵の押圧動作に連動して上動したときに、玩具本体の上部から突 出するように形成されているので、押鍵動作の度に人形体も動くので楽しさが倍 増するとともに、人形体が押圧された後の鍵を元の位置に復帰させるという機能 を兼用するので、全体の構造も簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る鍵盤玩具の斜視図
【図2】上記鍵盤玩具の発音機構を示す縦断面図
【図3】上記発音機構において作動部材と打撃部材との
係合解除の瞬間を示す断面図
【図4】上記発音機構において、打撃部材が発音体を打
撃した状態を示す断面図
【符号の説明】
1 玩具本体 2 鍵 10 作動部材 14 打撃部材 18 発音体

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤の鍵の押圧動作に応じて打撃部材が
    発音体を打撃して音を発する鍵盤玩具において、上記鍵
    の下方には、鍵の押圧動作に連動して作動する作動部材
    と、該作動部材に係脱可能でかつ作動部材に係合して弾
    性変形した後の復元力により上記発音体を打撃する有弾
    性の打撃部材とが配置されていることを特徴とする鍵盤
    玩具における発音機構。
  2. 【請求項2】 次の要件を備えた、請求項1記載の鍵盤
    玩具における発音機構。 (イ)前記作動部材の基端は玩具本体に固定されている
    こと (ロ)前記作動部材は上下動可能に設けられ、該作動部
    材が最下部にあるときは上記打撃部材と係合し、係合し
    た状態で作動部材と打撃部材とが上方に移動したときに
    上記係合が外れるように形成されていること (ハ)上記作動部材と上記打撃部材との係合は、一定の
    強さ以上の鍵の押圧動作を受けると外れるように形成さ
    れていること
  3. 【請求項3】 前記作動部材の前記他端には重錘部材が
    設けられ、常時作動部材の前記一端が上方に位置するよ
    うに付勢されている、請求項1記載の鍵盤玩具における
    発音機構。
  4. 【請求項4】 前記重錘部材の形状は人形体で、この人
    形体は前記作動部材が鍵の押圧動作に連動して上動した
    ときに、玩具本体の上部から突出するように形成されて
    いる、請求項1記載の鍵盤玩具における発音機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7252686B1 (ja) * 2022-10-24 2023-04-05 真美 大部 卓上ベルの音楽教習具

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