JP3076336U - 発光装置 - Google Patents

発光装置

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JP3076336U JP2000006693U JP2000006693U JP3076336U JP 3076336 U JP3076336 U JP 3076336U JP 2000006693 U JP2000006693 U JP 2000006693U JP 2000006693 U JP2000006693 U JP 2000006693U JP 3076336 U JP3076336 U JP 3076336U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両付近で走行する他の車両や歩行者の交通
安全のため、車両周囲を照明する発光装置を提供する。 【解決手段】 自動車の車輪10やタイヤなどのに取り
付けられた発光体20を取り付けている。発光体20
は、車輪10が回転することにより超ミニ発電機35か
ら電力の供給を受け、発光し動車の周囲を照明する。し
たがって、自動車の周囲を通行する車両や歩行者の交通
安全を確保し、併せて夜景の美化に寄与する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、発光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
暗くて充分な道路照明のない環境では、ヘッドライトやテイルライトを含む車 灯は重要な光源となるが、元来ヘッドライトは車両の進行する前方を照射して、 危険な障礙ものの有無を探知するためのものなので、車両の両側や後方等ヘッド ライトの及ばないところは後視鏡に頼るしかない。しかし後視鏡には死角があり 、特に暗い環境にあっては尚更危険である。
【0003】 このような事情に鑑み、これを改善するため、車体の回転部分、即ち車輪やタ イヤに補助的な照明を取り付けて、車両の周囲を明るくし、暗い環境下、例えば 夜間、豪雨、濃霧、或いは砂塵の際は、車が安全に走行することができる自動車 回転体上の発光装置の完成に至った。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
本考案の目的は、車両付近で走行する他の車両や歩行者の交通安全のため、車 両周囲を照明する発光装置を提供することにある。 また、本考案の他の目的は、消費エネルギーを低減可能な発光装置を提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の請求項記載の発光装置は、車輪車輪、ホイールキャップ、ホイールハ ブ、ホイールハブを固定する固定ねじ盤、ならびにホイールに嵌合されているタ イヤを有する自動車の回転体と、回転体上に設けられている超ミニ発電機、なら びに超ミニ発電機のロータに連結される立体翼片、偏心スイング体および伝動歯 車組からなるベヤリング盤を有する発電装置と、保護カバーの中に載置され、電 子式整流回路を有する発光体と、回転体上に固定された部品取り付け用の固定基 盤またはタイヤのエアバルブ上の固定用ねじ部品とを備えている。 また、発光体はネオンランプ、コールドカソード蛍光ランプ、LED、コール ドライト化学発光塗料が塗布されたエレクトロルミネセンスからなる。 また、発電装置のベヤリング盤の内周は、固定基盤上に一体として形成され、 また、固定基盤或いはベヤリング盤の外周は、翼片と一体に形成され、発電装置 および発光体が一体化した構成である。
【0006】
【考案の実施の形態】
図1は本考案の一実施例による自動車回転体上の発光装置の正面図であり、図 2は本考案の一実施例による自動車回転体上の発光装置の各部品を示す分解斜視 図である。 本考案の一実施例による回転体上の発光装置は、車輪(ロードホイール)10 と、ホイールハブ12とその締付ボルト14と、発光体20と、発光体の保護カ バー25と、固定用基盤30と、歯車32と、偏心スイング体34と、超ミニ発 電機35と、ベヤリング盤36と、翼片38と、複数の締付ボルトおよびナット 40とが含まれる。車輪10の内縁には数個の嵌槽16が設けられ、電子整流回 路22は、発光体20の光源と適当の距離を保持して、共に安置されている。 保護カバーには、通気孔27と数個の挿入片28が設けられ、嵌槽16に挿入 して発光体20と保護カバー25が固定される。歯車32と偏心スイング体34 は超ミニ発電機35のシャフトと結合され、ベヤリング盤36は内周と回転可能 の外周とに別れ、外周にはねじ山が刻設されている。
【0007】 車輪10をその中央固定部でホイールハブ12と結合した後、順次に発光体2 0がその保護カバー25内に安置され、複数の挿入片28がそれと対応する車輪 10周辺の嵌槽16内に挿入され、通気孔27がタイヤのエアバルブシートに套 置されれば、車輪10に発光体20とその保護カバー25の組立が完成する。超 ミニ発電機35を安置するための開口37は、車輪10の中央固定部に取り付け られた固定用基盤30上に設けられる。電気出力用の接点は基盤30上に形成さ れる。歯車32と偏心スイング体34は超ミニ発電機35のシャフトに同軸に組 み立てられ、歯車32はベヤリング盤36の外周のネジ山と咬合させ、一方ベヤ リンク盤36の内周は、ホイールハブ12のボルト14と固定用基盤30に結合 される。そして、ベヤリング盤36の外周は更に独立して回転する翼片38と螺 合される。これら上掲の部品の組立が完成したら、ナット40とボルト14を互 いに締付け、また、翼片38とベヤリング盤36の外周を確実に螺合することに より、回転体上の発光装置の組立が完成する。
【0008】 車両がスタートしてタイヤが回転すると、翼片38はこれに従動して回転し、 歯車32は駆動されて、超ミニ発電機35のシャフトの回転方向と反対の方向に 回転する。超ミニ発電機35のシャフトは、翼片38から伝達されたベヤリング 盤36の外周の駆動トルクにより、回転する。同時に超ミニ発電機35のロータ は駆動されて回転し、超ミニ発電機35の起電力で生じた電流により、発光体2 0は発光する。
【0009】 偏心スイング体34を使用する目的は、回転慣性を強化させることである。こ の偏心スイング体34は、1つの不規則形をなした円塊を超ミニ発電機35のシ ャフトに取り付けたもので、超ミニ発電機35の運転に従って、遠心力が発生す る。また、偏心スイング体34は、車両の走行の際、タイヤの地面上での回転に よる震動で、地面に垂直な上下の作用力をも起こし、この作用力は垂直方向の運 動エネルギーに転換し、一層その円周運動を強化して、超ミニ発電機35の回転 速度を増加させる。
【0010】 発光体20の光源として利用できるものには、ネオンランプ、コールドカソー ド蛍光灯、LED、化学塗料が塗布されたELなどがあり、ELを使用する場合 、これを直接タイヤ側面の可視部に塗布すればよい。使用の際、適当に設計され た、入力用の電気ターミナルが必要で、これを整流回路に接続して、特定の発光 体20の光源に電力が供給される。
【0011】 発光体20は色々な幾何学的形状、例えばU字型、管形、および三角形等に形 成される。また、必要に応じて、発光体20は単一の光源か複数の光源、または 複数の異種類の光源を混合して、車輪の支柱に特殊の図形で配列して、使用する こともできる。
【0012】 電子整流回路の電源としては、特殊の蓄勢回路、または電池を使用することが でき、整流回路はパットマウンドか或いは別製のケースに収容してもよい。 図3は本考案の一実施例による自動車回転体に作用する力の方向を示す説明図 である。これは回転体に作用する力を図示したもので、発光体20は、特別の構 造を持つ翼片38により、直接駆動される超ミニ発電機35にて電力を供給され るが、その外の動力源としては、風圧に対する反作用力、回転体の両側を通過す る気流力A−FRONTおよびA−BACK、回転体の遠心力CE、および回転 体の垂直方向の震動力等がある。翼片38は従来の形状の翼片を使用してもよい 。 しかし、本実施例では、特別な構造を持った立体的な翼片38に、偏心スイ ング体34を加えて、超ミニ発電機35の発電能力を強化し、信頼度の高い連続 した電流を供給できるようにしたものである。回転体が回転を停止するや否や、 超ミニ発電機35も漸次減速して停止する。
【0013】 図4は本考案の他の実施例による自動車回転体上の発光装置の分解斜視図であ る。 図4に示すように、他の実施例では、翼片38、超ミニ発電機35と発光体2 0は一体として組み立てられている。このような構造では車輪10をベースとし て、その上に超ミニ発電機35、電子回路22、発光体20、発光体の保護カバ ー25、ベヤリング盤36、翼片38等が取り付けられ、本実施例の主要な部分 、即ち発電関係部分(発電装置)と発光関係部分(発光装置)が一体に構成され る。この構造で発電装置に属するベヤリング盤36の内周は車輪10に結合され 、またその外周は翼片38に螺合される。
【0014】 図5は本考案の他の実施例による自動車回転体上の発光装置をスポークのある 車輪に応用した分解斜視図である。車輪10がオートバイ車輪のようにスポーク のあるものなら、翼片38、ベヤリング盤36および超ミニ発電機35は1つの 共同の固定基盤42上に取り付けることができる。
【0015】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の回転体上の発光装置は、常に警戒を要する車両 両側を照明し、大いに交通安全に貢献し、車両自身および道路夜景の美化に益す るところがある。また、回転体の未だ利用されていない機械エネルギーを巧妙に 利用し、革新的な省エネルギーの模範を示し、超ミニ発電機は、高性能のAC/ DC超ミニ発電機の開発意欲を刺激する効果がある。
【0016】 本考案の内容は上述の実施例のみに止まらず、本考案の特許請求項の範囲外に 逸出するものではない変更、改良は、本考案に含まれるものと解釈すべきである 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による発光装置を示す正面図
である。
【図2】本考案の一実施例による発光装置を示す分解斜
視図である。
【図3】本考案の一実施例による回転体に作用する力の
方向を示す説明図である。
【図4】本考案の他の実施例による回転体上の発光装置
を示す分解斜視図である。
【図5】本考案の他の実施例による回転体上の発光装置
をスポークのある車輪に応用した分解斜視図である。
【符号の説明】
10 車輪 12 ホイールハブ 14 締結ボルト 20 発光体 22 電子整流回路 25 保護カバー 27 エアバルブ座 28 挿入片 30 固定用基盤 32 歯車 34 偏心スイング体 35 超ミニ発電機 36 ベヤリング盤 38 翼片 40 ナット

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車輪、ホイールキャップ、ホイールハ
    ブ、前記ホイールハブを固定する固定ねじ盤、ならびに
    前記ホイールに嵌合されているタイヤを有する自動車の
    回転体と、 前記回転体上に設けられている超ミニ発電機、ならびに
    前記超ミニ発電機のロータに連結される立体翼片、偏心
    スイング体および伝動歯車組からなるベヤリング盤を有
    する発電装置と、 保護カバーの中に載置され、電子式整流回路を有する発
    光体と、 前記回転体上に固定された部品取り付け用の固定基盤ま
    たは前記タイヤのエアバルブ上の固定用ねじ部品と、 を備えることを特徴とする発光装置。
  2. 【請求項2】 前記発光体は、ネオンランプ、コールド
    カソード蛍光ランプ、LED、またはコールドライト化
    学発光塗料が塗布されたエレクトロルミネセンスのいず
    れかからなることを特徴とする請求項1記載の発光装
    置。
  3. 【請求項3】 前記ベヤリング盤の内周は前記固定基盤
    上に一体に形成され、前記固定基盤または前記ベヤリン
    グ盤の外周は前記翼片と一体に形成され、前記発電装置
    および前記発光体は一体に形成されていることを特徴と
    する請求項1記載の発光装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0587762U (ja) * 1992-04-30 1993-11-26 リンナイ株式会社 操作盤の操作ボタン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0587762U (ja) * 1992-04-30 1993-11-26 リンナイ株式会社 操作盤の操作ボタン

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