JP3076180B2 - 給湯器付き風呂釜 - Google Patents

給湯器付き風呂釜

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JP3076180B2 JP05226432A JP22643293A JP3076180B2 JP 3076180 B2 JP3076180 B2 JP 3076180B2 JP 05226432 A JP05226432 A JP 05226432A JP 22643293 A JP22643293 A JP 22643293A JP 3076180 B2 JP3076180 B2 JP 3076180B2
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佳克 辻
昭仁 鬼頭
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パロマ工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽への給湯機能を有す
る風呂釜に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、給湯器付き風呂釜は、浴槽水
を循環加熱する循環加熱回路と、その循環回路を経由し
て浴槽へ給湯する給湯回路とを備え、湯張りおよび追い
焚きが自動的に行われるようになっている。つまり、使
用者がリモコンの自動スイッチを押すだけで、浴槽への
自動給湯から保温まで自動的に行われ、非常に使い勝手
の良いものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな便利さが災いして以下のような問題を生じていた。
つまり、自動スイッチを押すだけで風呂が沸くことか
ら、浴槽内に前日の湯を残したまま湯張りを開始させて
しまうことがある。特に、最近の風呂釜では、湯張り経
路として追い焚き用循環路を利用しているため浴槽のフ
タを外す必要がなく、どうしても浴槽内の状態を確認し
忘れるのである。この結果、残り湯に新しい湯が足され
た状態で湯張りが行われてしまう。このような残湯混合
を承知して入浴する場合には問題はないが、使用者によ
っては、残湯混合を非常に嫌う場合がある。こうした場
合、使用者は入浴しようとした時にはじめて残湯混合に
気が付き、排水栓を抜いて湯張りされたお湯を排出し、
再度自動運転を開始させなければならい。当然、水や燃
料の無駄使いとなり、再度沸き上がるまでの待ち時間も
必要となる。本発明の給湯器付き風呂釜は上記課題を解
決し、使用者の望まない無駄な湯張りを防止することを
目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明の給湯器付き風呂釜は、浴槽へ所定水量あるいは所定
水位まで給湯する給湯手段と、浴槽水を循環加熱する循
環加熱手段とを備えた給湯器付き風呂釜において、上記
浴槽への給湯動作に先だって、浴槽内の残り湯の有無を
判断する残湯検出手段と、上記浴槽内に残り湯が検出さ
れたとき、残り湯有りの旨を報知する報知手段と、上記
報知後に使用者からの応答信号の入力を待機する信号待
機手段と、上記応答信号が入力されたか、あるいは応答
信号が入力されずに所定の待機期間が経過したかに基づ
いて、給湯動作を行うか否かを決定する給湯決定手段と
を備えたことを要旨とする。
【0005】
【作用】上記構成を有する本発明の給湯器付き風呂釜
は、残湯検出手段が浴槽への給湯動作に先だって浴槽内
の残り湯の有無を判断し、残り湯があると判断した場合
には、報知手段がその旨を報知する。そして、信号待機
手段が使用者からの応答信号が入力されるのを待機し、
所定の待機期間内に応答信号が入力されたか否かに基づ
いて、給湯決定手段が給湯動作を行うか否かを決定す
る。つまり、残り湯がある場合には使用者にその旨を知
らせ、使用者がそれに応じて、応答信号を入力したか否
かによって給湯を開始するか中止するかを決定する。例
えば、応答信号が入力された場合に給湯を行わない設定
であれば、残湯混合湯張りを望まない使用者は、応答信
号を入力すればよい。逆の設定であれば、残り湯有りが
報知されても応答信号を入力せずに放置しておけば給湯
は開始されない。残湯混合湯張りを望む使用者では、こ
の逆の操作をすればよい。この結果、使用者にとって非
所望な湯張りが防止される。
【0006】
【実施例】以上説明した本発明の構成・作用を一層明ら
かにするために、以下本発明の給湯器付き風呂釜の好適
な実施例について説明する。図1は、一実施例としての
給湯機能を備えた自動風呂釜の概略構成図である。風呂
釜1は、浴槽水を循環加熱する循環加熱部10と、ガス
燃焼により加熱した温水を循環加熱部10を経由して浴
槽2に供給する給湯部30と、これらの動作を制御する
コントローラ50とからなる。
【0007】給湯部30は、冷水が供給される給水路3
1と、給水路31に接続される熱交換器32と、熱交換
器32の下流側に接続される出湯路33と、出湯路33
を分岐して設けられる風呂給湯路34,一般給湯路35
とで流路を構成する。給水路31には流量を検出する流
量センサ36と、入水温を検出するサーミスタ37が、
出湯路33には出湯温を検出するサーミスタ39が設け
られる。
【0008】熱交換器32の下方にはバーナ40が設け
られると共に、そのガス導管41にはガス流路を開閉す
る元電磁弁42とガス流量調整用の比例制御弁43とが
設けられる。給水路31から導かれた冷水は、熱交換器
32を通過するときにバーナ40の燃焼熱により加熱さ
れ、所定温度となって送り出される。本実施例の湯温調
整は、サーミスタ39により検出した出湯温度と予め設
定された設定温度とに基づくフィードバック制御と、サ
ーミスタ37により検出した入水温度と流量センサ36
により検出した入水量とに基づくフィードフォワード制
御とで燃焼量(比例制御弁43)を制御する構成として
いる。
【0009】出湯路33から分岐した風呂給湯路34
は、この流路の開閉を行う給水弁44と、浴槽2への給
湯流量を検出する流量センサ45と、縁切り弁としての
ホッパー46と、循環加熱部10からの逆流を防止する
逆止弁47とを備え、循環加熱部10に接続される。一
方、出湯路33から分岐した一般給湯路35には、洗面
所,シャワー等の給湯栓5に通じる外部給湯管4が接続
される。
【0010】循環加熱部10は、浴槽水を循環させる釜
内循環路11と、釜内循環路11の途中に設けられバー
ナ12により加熱される熱交換器13と、熱交換器13
の上流側循環路に設けられ水流の有無を検知する水流ス
イッチ14,浴槽水を循環させる循環ポンプ15,循環
水温(浴槽水温)を検出するサーミスタ18とを備え
る。また、熱交換器13の下流側循環路には、燃焼熱に
より加熱した湯温を検出するサーミスタ19が設けられ
る。釜内循環路11は、往き配管6,戻り配管7に接続
され浴槽2と連通する。尚、循環加熱部10および給湯
部30においては、図示しないが燃焼用空気を供給する
ファンや、点火装置、燃焼安全装置等が設けられる。
【0011】コントローラ50は、自動風呂給湯制御,
循環加熱制御,一般給湯制御等を司るもので、図示しな
い周知の算術論理演算回路を構成するCPU,RAM,
ROMと、各種センサからの信号を入力する入力インタ
フェースと、各種のアクチュエータに駆動信号を出力す
る出力インタフェース等から構成される。
【0012】このコントローラ50には、浴室に設けら
れた風呂リモコン60および洗面所等に設けられる給湯
リモコン70が接続される。風呂リモコン60は、風呂
給湯温度を設定する温度設定スイッチ61、設定温度等
を表示する表示器62、浴槽2への自動給湯を開始させ
る自動スイッチ63、浴槽2に残り湯が貯っていること
を報知するスピーカ64、その報知に応じて給湯するか
否かを応答をするための応答スイッチ65等を備える。
一方、給湯リモコン70は、一般給湯温度を設定する温
度設定スイッチ71、設定温度等を表示する表示器7
2、運転スイッチ73等を備える。
【0013】次に、コントローラ50の実行する残湯確
認給湯制御ルーチンについて図2のフローチャートを用
いて説明する。本制御ルーチンは、自動スイッチ63が
オンされると起動し、まず、浴槽2内に残り湯が貯って
いるか否かを調べる(S10,11)。本実施例では、
循環ポンプ15を駆動して水流スイッチ14がオンする
か否かにより残り湯を検出する。
【0014】残り湯が無いと判断された場合は、所定水
量だけ浴槽2へ給湯する(S12)。つまり、給水弁4
4を開弁することにより給湯部30にて燃焼動作を開始
させ、流量センサ45により所定流量カウントされるま
で給湯するのである。一方、残り湯が検出された場合に
は、風呂リモコン60のスピーカ64から残り湯有りの
メッセージを出力する(S13)。例えば、「残り湯あ
ります、足し湯しますか?」といった音声を出力する。
もちろん簡単な報知ブザーで代用してもよい。
【0015】その後、使用者が応答スイッチ65を押し
たか否かを判断する(S14)。応答スイッチ65がオ
ンされた場合には、使用者が足し湯を希望したとして、
給湯を開始する前に残湯量を算出する(S15)。つま
り、そのまま所定水量だけ給湯した場合には所望の水位
を越えてしまうため、予め残湯量を算出しておくのであ
る。本実施例では、残り湯を循環加熱回路10で循環加
熱し、そのときのインプットINP,上昇温度△T,加
熱時間t,熱効率αとから以下のように残湯量Qを算出
する。 Q=K(INP×α×t)/△T (K…係数) そして、ステップ12に移行して、算出された残湯量Q
を差し引いた量にて給湯する。
【0016】一方、残り湯有りのメッセージ出力後、所
定の待ち時間を経過しても応答スイッチ65がオンされ
ない場合は、使用者が足し湯を望まないと判断して自動
給湯運転を中止する(S16)。尚、ステップ12の給
湯処理が完了すると本ルーチンを抜けて、追い焚き保温
運転に切り替わる。この結果、使用者にとって非所望な
湯張りが防止されるため、従来のようにお湯を排水して
再度自動運転を開始させるといった不合理なことは防止
される。当然、水や燃料の無駄使いもなくなり、入浴待
ちのイライラも解消される。
【0017】以上本発明の実施例について説明したが、
本発明はこうした実施例に何等限定されるものではな
く、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる
態様で実施し得ることは勿論である。例えば、応答スイ
ッチ65がオンされない場合に足し湯するように構成し
てもよく、また、その設定(応答スイッチ65がオンの
とき足し湯するか否か)を何れにも選択できるようディ
ップスイッチ等を設けてもよい。この場合、使用者のバ
スライフの違いにも充分対応できるものとなる。また、
本実施例の風呂釜1は、流量センサ45に基づいて所定
量の給湯を行うタイプであったが、浴槽水位を圧力セン
サ等で検出して給湯制御するタイプであってもよい。こ
の場合には、残湯量の算出(S15)が不要となる。ま
た、残り湯のメッセージは、給湯リモコン70から出力
してもよい。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の給湯器付
き風呂釜によれば、残り湯に足し湯するといった非所望
の湯張りが防止され、快適なバスライフを楽しむことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての自動風呂釜の概略構成図であ
る。
【図2】残湯確認給湯制御ルーチンを表すフローチャー
トである。
【符号の説明】
1…自動風呂釜、 2…浴槽、 10…循環加熱部、
30…給湯部、14…水流スイッチ、 15…循環ポン
プ、 50…コントローラ、60…風呂リモコン、 6
3…自動スイッチ、 64…スピーカ、65…応答スイ
ッチ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽へ所定水量あるいは所定水位まで給
    湯する給湯手段と、 浴槽水を循環加熱する循環加熱手段とを備えた給湯器付
    き風呂釜において、 上記浴槽への給湯動作に先だって、浴槽内の残り湯の有
    無を判断する残湯検出手段と、 上記浴槽内に残り湯が検出されたとき、残り湯有りの旨
    を報知する報知手段と、 上記報知後に使用者からの応答信号の入力を待機する信
    号待機手段と、 上記応答信号が入力されたか、あるいは応答信号が入力
    されずに所定の待機期間が経過したかに基づいて、給湯
    動作を行うか否かを決定する給湯決定手段とを備えたこ
    とを特徴とする給湯器付き風呂釜。
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