JP3075875U - ロック機能を備えた高さ調整装置 - Google Patents

ロック機能を備えた高さ調整装置

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JP3075875U JP2000006146U JP2000006146U JP3075875U JP 3075875 U JP3075875 U JP 3075875U JP 2000006146 U JP2000006146 U JP 2000006146U JP 2000006146 U JP2000006146 U JP 2000006146U JP 3075875 U JP3075875 U JP 3075875U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 迅速に操作が可能で便利なロック機能を備え
た高さ調整装置を提供する。 【解決手段】 固定体31に固定する固定枠21の側壁
に複数の調整孔211を設け、移動体32に固定する移
動枠22に、引き板23を移動可能に配設すると共に、
定位つめ25を回動可能に配設し、定位つめ25に、調
整孔211内に挿入係止する係止端部251を形成する
と共に、定位つめ25と移動枠22との間に弾性復帰手
段27を配設した高さ調整装置2において、引き板23
の上端に引手232を設けると共に下端側に引掛鉤23
3を形成し、該引掛鉤233の下部に当接部234を設
け、定位つめ25に引掛鉤233が上下移動可能な収容
溝252を形成し、該収容溝252の上端に引掛鉤23
3と対応する係止鈎253を設けると共に、収容溝25
2の下部に当接部234と当接する被当接部254を形
成した構成とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はロック機能を備えた高さ調整装置に関し、特に、迅速に操作が可能で 便利なロック機能を備えた高さ調整装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、一般の事務机やコンピュータ用机などの机面板、或いは移動ラックの棚 板は、ほとんどが固定した状態に取付けられ、高さは変更不可能な構成とされて いる。そのため、使用するユーザの身長が異なる場合、必ず机面に対応して椅子 の高さを調整しなければならない。しかし、椅子の高さが調整できない場合には 、ユーザが感じる座り心地が悪く、不便である。
【0003】 そこで、これら用具に高さの調整機能を備えさせるため、例えば、台湾専利公 告第327760号で、「高さ調整装置」が提供されている。この高さ調整装置 1は、図6に示すように、基脚などの固定体101に固定する固定枠11、及び 、該固定枠11に内装され、机面板などの移動体102に固定する移動枠12を 備えている。
【0004】 上記移動枠12には、上下方向に移動可能な引き板121が設けられ、該引き 板121の下端に定位つめ122が回動可能に取り付けられている。上記定位つ め122には、固定枠11の側壁に設けた調整孔111内に侵入係止する係止端 部123が形成されると共に、枢支軸120によって移動枠12に回動可能に取 り付けられている。また、上記定位つめ122と移動枠12の間には、弾性復帰 部材13が配設されている。
【0005】 したがって、力を加えていない状態では、上記定位つめ122は、図6中、実 線で示す位置に弾性復帰部材13により引張られ、上記係止端部123が固定枠 11の側壁の調整孔111内に侵入係止する。その結果、上記移動枠12が移動 体102を連動して下向きに移動するのを防止できる。
【0006】 そして、移動枠12を上下方向に移動する時には、引き板121を上向きに引 き上げる。これにより、定位つめ122が枢支軸120を中心として回動し、係 止端部123と上記調整孔111との係止から解除される。その結果、上記移動 枠12を固定枠11内で自由に上下移動させることができる。そして、希望の高 さに調整した後、上記引き板121を放すと、該弾性復帰部材13の弾性復帰力 により、上記定位つめ122を引張り、係止端部123を近傍の調整孔111内 に係止し、高さの調整及び定位が完了する。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記高さ調整装置1は、高さを素早く調整できる機能を備えて はいるが、実際に使用する際に、移動枠12を上向きに移動させると、調整孔1 11の上端に係止端部123の上端が当接して上記定位つめ122が回動し、係 止端部123と調整孔111の係止が解除される。そのため、上記移動枠12の 上向きの移動を規制することができない。
【0008】 その結果、例えば、上記高さ調整装置1を事務机に適用した場合には、固定枠 11が机脚(固定体101)に固定され、移動枠12が机面板(移動体102) に固定されているため、事務机を移動する際に、手で机面板を持上げると、移動 枠12が机面板と一緒に上向き移動する。そして、定位つめ122の係止端部1 23が、係止していた調整孔111から離脱し、机面板の高さが変更されるため 、新たに引き板121を移動させて調整し直さなくてならないため、使用上至っ て不便である。
【0009】 本考案は、上記従来例における高さ調整装置の問題点に鑑みてなされたもので 、迅速に操作が可能で便利なロック機能を備えた高さ調整装置を提供することを 課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本考案のロック機能を備えた高さ調整装置は、固定 体に固定する固定枠の側壁に複数の調整孔を設け、移動体に固定する移動枠に、 引き板を移動可能に配設すると共に、定位つめを回動可能に配設し、上記定位つ めに、上記調整孔内に挿入係止する係止端部を形成すると共に、定位つめと上記 移動枠との間に弾性復帰手段を配設した高さ調整装置において、上記引き板の上 端に引手を設けると共に下端側に引掛鉤を形成し、該引掛鉤の下部に当接部を設 け、上記定位つめに上記引掛鉤が上下移動可能な収容溝を形成し、該収容溝の上 端に上記引掛鉤と対応する係止鈎を設けると共に、上記収容溝の下部に上記当接 部と当接する被当接部を形成した構成としている。
【0011】 上記高さ調整装置では、上記移動枠に、規制溝を備えた調整枠を、上記規制溝 に規制ピンを貫通させることにより移動可能に配設し、且つ、上記調整枠の上端 を上記引き板の引手の底面に当接可能とし、上記調整枠の上向きの移動に連動し て上記引き板を移動させると共に、上記調整枠による引き板を連動させる範囲を 、上記引掛鉤の当接部と定位つめの被当接部との当接が解除され、上記引掛鉤が 定位つめを引掛けて回動できない程度に構成することが好ましい。
【0012】 また、上記移動枠に蓋板を配設すると共に、上記調整枠に、上記蓋板の両側か ら突出する調整柄を設けることが好ましい。
【0013】 さらに、上記引き板の引掛鉤の上方に欠溝を形成し、該欠溝内に上記定位つめ の係止鈎を配置することが好ましい。
【0014】 さらにまた、上記引き板に長溝孔を設け、該長溝孔の下端に圧着板を突設する と共に、上記移動枠に上記長溝孔より突出する上板を設け、これら圧着板と上板 との間に弾性手段を配設することが好ましい。
【0015】 そして、上記引き板にスロットを設け、該スロットに固定材を貫通させて上記 移動枠に固定し、上記引き板がスロットに沿って移動するように構成すれば、一 層好ましくなる。
【0016】 上記のように構成された本考案の高さ調節装置は、例えば、事務机に利用した 場合、固定枠が事務机の机脚に固定されると共に、移動枠が事務机の机面板に固 定されている。そのため、力を加えていない状態では、該移動枠の上下方向の移 動が規制され、机面板は脚部に対して上下方向に移動できない。その結果、事務 机を移動する際には、単に机面板に手を掛けて持上げれば、定位つめの係止端部 が調整孔から離脱することはないため、机面板の高さが変更されることを防止で きる。また、調整柄を操作して調整枠を上向きに引上げると、移動枠の下向きへ の移動を規制しながら、机面板を上向きに持上げて希望の高さに調整することが できる。一方、引手で引き板を引上げると、机面板を自由に上下移動可能として 希望の高さに調整することができる。
【0017】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づいて説明する。 図1及び図2に示すように、本考案のロック機能を備えた高さ調整装置2は、 固定枠21、及び、該固定枠21内に移動可能に取付けた移動枠22を備えてい る。そして、移動枠22には、上下方向に移動可能に引き板23が装着されると 共に、調整枠24が装着されている。また、移動枠22の下部には定位つめ25 が回動可能に取り付けられ、蓋板26により被覆されている。
【0018】 上記固定枠21は中空の箱体からなり、その一方の側壁に高さ方向に所定間隔 をもって複数の調整孔211が設けられている。この固定枠21の側壁には、上 下端部の所定位置に複数の凸耳212が設けられている。
【0019】 上記移動枠22は板状をなし、引き板23の両側縁に沿って突出する複数の規 制突起220が設けられている。また、移動枠22には、後述する引き板23の 長溝孔236内より突出する上板222が設けられている。さらに、後述する弾 性復帰手段27の端部を係止する係止突起224が設けられている。さらにまた 、後述する引き板23を規制する固定材221、定位つめ25を回動可能に取り 付ける枢接材223、弾性復帰手段27を固定する固定ピン225、調整枠24 を固定するための規制ピン226を装着する孔が所定位置に設けられている。
【0020】 上記引き板23には、上下方向の中間部分にスロット231が設けられ、該ス ロット231に固定材221を貫通させ、上記移動枠22に螺締めすることによ って取り付けられる。そして、この取付状態では、上記移動枠22の規制突起2 20による規制、及び、上記スロット231と固定材221との組み合せにより 、該引き板23が上記規制突起220の間で移動可能に規制される。また、この 引き板23には、上端に引手232が形成されると共に、下端側に引掛鉤233 が形成されている。この引掛鉤233の底面には、当接部234が設けられると 共に、上部に欠溝235が形成されている。さらに、引き板23の上記スロット 231の上方には、長溝孔236が設けられ、この長溝孔236の下端に圧着板 237が突設されている。そして、この圧着板237と上記移動枠22の上板2 22との間には、弾性手段238が配設される。
【0021】 上記定位つめ25は、上記枢接材223により移動枠22に回動可能に取り付 けられるものである。この定位つめ25には、一方側縁に上記固定枠21の調整 孔211内に侵入係止する係止端部251が形成され、他方側縁に収容溝252 が設けられている。上記収容溝252は、内部に上記引き板23の引掛鉤233 を上下方向に移動可能に収容するもので、その上端には、上記欠溝235内に位 置する係止鈎253が形成され、下部には上記当接部234と当接する被当接部 254が設けられている。また、定位つめ25の下端には係着溝255が設けら れている。
【0022】 そして、本実施形態では、例えば捻りばねからなる弾性復帰手段27を用い、 該弾性復帰手段27を固定ピン225により移動枠22に固定させる。また、該 弾性復帰手段27の一端を上記定位つめ25の係着溝255に係止すると共に、 他端を係止突起224に係止させるように構成している。
【0023】 上記調整枠24は、一対の規制溝241を備え、該規制溝241に上記規制ピ ン226を貫通させて移動枠22に固定されるものである。この規制溝241の 幅は上記規制ピン226の直径より大きく形成され、該規制溝241に沿って該 調整枠24全体が移動できるように構成されている。また、この規制溝241の 溝孔の長さは、上記引き板23のスロット231の溝孔の長さよりも短く形成さ れている。そして、この調整枠24は、上端が上記引手232の底面に当接する ように配設され、該調整枠24が上向きに移動した際に、上記引き板23を上向 きに引上げるように構成している。また、上記規制溝241の長さにより、該調 整枠24が引き板23を引き上げる範囲は、引掛鉤233の当接部234が定位 つめ25の被当接部254から離反するだけで、引掛鉤233が定位つめ25を 回動させない程度に設定している。さらに、本実施形態では、この調整枠24の 両側には、上記蓋板26の両側外方に突出する調整柄242が、対称的に突出す るように形成されている。なお、一方のみ突出するように形成しても良い。
【0024】 上記構成の高さ調節装置2によれば、図2に示すように、引き板23及び調整 枠24に力を加えていない状態の下では、定位つめ25は弾性復帰手段27によ る引張りにより、係止端部251が固定枠21の調整孔211内に挿入係止する 。そのため、移動枠22が下向きに滑る落ちるのを防ぐことにより、移動が規制 される。
【0025】 同時に、引き板23が固定材221を挿通したスロット231に沿って自重で 下向きに移動する。この際、定位つめ25の被当接部254には引き板23の引 掛鉤233の当接部234が当接するうえ、定位つめ25の係止鈎253の上端 には引き板23の欠溝235が当接することにより、上記引き板23の移動が制 止される。
【0026】 そして、この状態では、上記定位つめ25は、上記各部の当接により、図2中 、時計回りに回動できない。そのため、移動枠22を上向きに引上げることによ り、調整孔211の上端に係止端部251が当接しても、定位つめ25が回動し て係止端部251と調整孔211との係止が解除されることはない。
【0027】 即ち、移動枠22のみが上向きに移動することを規制できるという効果がある 。具体的には、本実施形態の高さ調整装置2によれば、引き板23及び調整枠2 4に力を加えていない状態の下では、移動枠22だけが上下方向に移動すること を規制し、定着させるとができる。
【0028】 そして、本実施形態の高さ調整装置2により、上向きに移動して高さを調整す る際には、図3に示すように、まず、蓋板26から両側外方に突出した調整柄2 42を介して調整枠24を上向きに引上げる。これにより、調整枠24は、引き 板23の引手232を押上げることにより、引き板23全体を連動して上向き上 げる。
【0029】 ここで、上記調整枠24の規制溝241の幅は、規制ピン226の直径が小さ くなるように構成しているため、上記調整柄242を片側だけ引き動かすと、調 整枠24全体が、図2中、一点鎖線で示すように、斜めに傾斜する。しかし、こ のようにしても、調整枠24は、引き板23を連動して上向きに移動させること ができる。そのため、使用上の利便性がよく、頗る便利である。
【0030】 上記引き板23が上向きに引上げられると、圧着板237と移動枠22の上板 222との間が狭まることにより、弾性手段238が圧縮される。なお、この状 態でユーザによる調整柄242に対する作動が解除されると、弾性手段238が 弾性復帰することにより、引き板23と調整枠24が下向きに押し戻される。
【0031】 上記弾性手段238の圧縮状態では、規制溝241と規制ピン226により、 調整枠24が引き板23を上向きに連動できる距離範囲は、引掛鉤233の当接 部234が、定位つめ25の被当接部254との当接から離間するだけであり、 上記引掛鉤233により、定位つめ25を引いて回動させることはできない。そ のため、上記定位つめ25は尚も弾性復帰手段27に引張られ、その係止端部2 51は、固定枠21の調整孔211内との係止関係を保つ。
【0032】 その結果、上記定位つめ25を回動可能に固定した移動枠22は、下向きに滑 り落ちることなく、下向きへの移動を規制されているが、上向きには引上げられ て移動可能な状態になる。
【0033】 そして、移動枠22が上向きに移動すると、定位つめ25の係止端部251の 上端が調整孔211の上端に当接すると共に、定位つめ25の被当接部254と 引き板23の当接部234との当接が解除される。この状態では、定位つめ25 の係止鈎253の上部が引き板23の欠溝235に干渉しないため、上記定位つ め25が一点鎖線で示すように時計回りに回動可能になる。
【0034】 これにより、上記定位つめ25は、調整孔211との係止を解除され、移動枠 22の上向きの移動に従って上方に移動する。この際、上記定位つめ25は、固 定枠21の各調整孔211に対して係止及び離脱を繰り返しながら順次に係止す る。そのため、ユーザは、移動枠22を希望の高さに係止させて高さを調整する ことができる。
【0035】 このように、本実施形態の高さ調整装置2は、調整枠24の調整柄242を操 作し、該調整枠24を上向きに移動させることにより、移動枠22の下向きの移 動規制状態を保持しながら、移動枠22を上向きに移動して高さを調整すること ができる。
【0036】 一方、他の方法で上方への高さを調整する際、または、下方への高さを調整す る際には、図4に示すように、まず、引手232を引上げ、引き板23全体を上 向きに移動させる。これにより、引き板23が上向きに移動すると、上記と同様 に、圧着板237と上板222との間が狭まり、弾性手段238が圧縮される。
【0037】 ここで、上記引き板23が上向きに移動できる範囲は、固定材221を貫通さ せたスロット231の長さにより決定される。そして、このスロット231の溝 孔長さは、調整枠24の規制溝241の溝孔長さよりも長いため、引手232を 操作することにより引き板23を上向きに移動できる距離は、上記調整柄242 を操作した場合よりも大きい。
【0038】 そのため、引手232を操作することにより引き板23を上向きに移動させる と、引掛鉤233が係止鈎253に係着し、定位つめ25を引き上げるようにし て回動させることができる。
【0039】 これにより、定位つめ25が調整孔211との係止から解除され、この係止解 除状態が保持される。そのため、移動枠22と固定枠21とは、定位つめ25に よる係止作用を受けることなく、上記移動枠22が固定枠21内で上下方向に移 動できる状態になる。
【0040】 そして、ユーザが希望の高さに調整して引手232を放すと、弾性手段238 が弾性復帰することにより、上記引き板23が下向きに引き戻すと共に、弾性復 帰手段27が同様に弾性復帰することにより、定位つめ25を引き戻す。これに より、定位つめ25の係止端部251は、近傍の調整孔211内に挿入係止し、 高さの調整及び定着が完了する。
【0041】 このように、本実施形態の高さ調整装置2は、引手232を操作し、引き板2 3全体を上向きに移動させることにより、移動枠22を上下方向に自由に移動可 能な状態とすることができるため、希望の高さに調整することができる。
【0042】 そのため、上記構成の高さ調整装置2を使用する際に、図5に示すように、上 記移動枠22、引き板23、調整枠24、定位つめ25、及び、蓋板26を、固 定枠21に一体に組み付けた状態で、固定枠21の凸耳212を、例えば事務机 の脚部等の固定体31に固定する。そして、上記固定枠21から突出する移動枠 22を、例えば事務机の机面板等の移動体32に固定する。
【0043】 そうすると、ユーザが高さ調整装置2に力を加えていない状態の下では、上記 移動枠22は上下方向の移動が規制されるため、机面板(移動体32)は、脚部 (固定体31)に相対して上下方向に移動することはできない。
【0044】 したがって、事務机を移動する時には、単に手で机面板で持ち上げることによ り、定位つめ25の係止端部251は、既に係止している調整孔211から離脱 することがない。そのため、事務机を移動する際に、机面板の高さが変更される ことを防止できる。
【0045】 また、机面板の高さを上向きに高さ調整する時には、前述のように、調整柄2 42を操作して調整枠24を上向きに移動させる。これにより、机面板が下向き に移動することを防止した状態で、上向きにのみ移動可能とし、希望の高さに調 整することができる。一方、、引手232を操作して引き板23を上向きに移動 させることにより、机面板を上下方向に移動可能とし、希望の高さに調整するこ とができる。即ち、目的により異なる要求に応じ、調整枠24或いは引き板23 を操作することにより、その目的を達成することができる。
【0046】 なお、本考案のロック機能を備えた高さ調整装置は、上記実施形態の構成に限 定されず、種々の変更が可能である。
【0047】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の高さ調整装置は、定位つめと引き板 との当接より、係止状態を維持することができるため、確実な定着効果を実現で きる。そして、目的に応じて調整枠或いは引き板を操作することにより、迅速且 つ便利に高さを調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案の実施形態の高さ調整装置を示す分解
斜視図である。
【図2】 図1の組立状態を示す正面横断面図である。
【図3】 調整枠を操作した状態を示す正面横断面図で
ある。
【図4】 引き板を操作した状態を示す正面横断面図で
ある。
【図5】 取付状態を示す要部斜視図である。
【図6】 従来例の高さ調整装置を示す正面横断面図で
ある。
【符号の説明】
2:高さ調整装置 21:固定枠 211:調整孔 212:凸耳 22:移動枠 220:規制突起 221:固定材 222:上板 223:枢接材 224:係止突起 225:固定ピン 226:規制ピン 23:引き板 231:スロット 232:引手 233:引掛鉤 234:当接部 235:欠溝 236:長溝孔 237:圧着板 238:弾性手段 24:調整枠 241:規制溝 242:調整柄 25:定位つめ 251:係止端部 252:収容溝 253:係止鈎 254:被当接部 255:係着溝 26:蓋板 27:弾性復帰手段

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定体に固定する固定枠の側壁に複数の
    調整孔を設け、移動体に固定する移動枠に、引き板を移
    動可能に配設すると共に、定位つめを回動可能に配設
    し、上記定位つめに、上記調整孔内に挿入係止する係止
    端部を形成すると共に、定位つめと上記移動枠との間に
    弾性復帰手段を配設した高さ調整装置において、 上記引き板の上端に引手を設けると共に下端側に引掛鉤
    を形成し、該引掛鉤の下部に当接部を設け、 上記定位つめに上記引掛鉤が上下移動可能な収容溝を形
    成し、該収容溝の上端に上記引掛鉤と対応する係止鈎を
    設けると共に、上記収容溝の下部に上記当接部と当接す
    る被当接部を形成したことを特徴とするロック機能を備
    えた高さ調整装置。
  2. 【請求項2】 上記移動枠に、規制溝を備えた調整枠
    を、上記規制溝に規制ピンを貫通させることにより移動
    可能に配設し、且つ、 上記調整枠の上端を上記引き板の引手の底面に当接可能
    とし、上記調整枠の上向きの移動に連動して上記引き板
    を移動させると共に、 上記調整枠による引き板を連動させる範囲を、上記引掛
    鉤の当接部と定位つめの被当接部との当接が解除され、
    上記引掛鉤が定位つめを引掛けて回動できない程度に構
    成したことを特徴とする請求項1に記載のロック機能を
    備えた高さ調整装置。
  3. 【請求項3】 上記移動枠に蓋板を配設すると共に、上
    記調整枠に、上記蓋板の両側から突出する調整柄を設け
    たことを特徴とする請求項2に記載のロック機能を備え
    た高さ調整装置。
  4. 【請求項4】 上記引き板の引掛鉤の上方に欠溝を形成
    し、該欠溝内に上記定位つめの係止鈎を配置したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載
    のロック機能を備えた高さ調整装置。
  5. 【請求項5】 上記引き板に長溝孔を設け、該長溝孔の
    下端に圧着板を突設すると共に、上記移動枠に上記長溝
    孔より突出する上板を設け、これら圧着板と上板との間
    に弾性手段を配設したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項4のいずれか1項に記載のロック機能を備えた高さ
    調整装置。
  6. 【請求項6】 上記引き板にスロットを設け、該スロッ
    トに固定材を貫通させて上記移動枠に固定し、上記引き
    板がスロットに沿って移動するようにしたことを特徴と
    する請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載のロッ
    ク機能を備えた高さ調整装置。
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