JP3075795U

JP3075795U - 眼鏡保持具

Info

Publication number: JP3075795U
Application number: JP2000006021U
Authority: JP
Inventors: 仁志堀切
Original assignee: 仁志堀切
Priority date: 2000-08-22
Filing date: 2000-08-22
Publication date: 2001-03-06
Anticipated expiration: 2006-08-22

Abstract

(57)【要約】【課題】眼鏡の保持が簡単、確実に行なえて、かつ容
易に脱着できる眼鏡保持具の考案に係る。【解決手段】眼鏡を保持する窪み部(１)を、眼鏡つる
基部(折り部より眼鏡側の部分)の巾より狭い開口部(２)
及び又は捻り角度を有せしめる。眼鏡は、衣服等に係止
部(４)で係止した眼鏡保持具の誘導部(３)に眼鏡つるを
挿入して、つる基部を開口部(２)から窪み部(１)に入れ
て保持でき、開口部(２)に戻し回して及び又は捻って脱
着することができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、はずした眼鏡の保持と脱着に用いる眼鏡保持具に関する。

【０００２】

【従来の技術】

吊り紐は、眼鏡の落下防止具だが、顔に掛ける際の煩わしい付属物ともなる。従来の環形の眼鏡保持具（例：実開平０２−９５３１７）は、つるを環に挿入し折りたたんで脱落を防止する必要があり、眼鏡使用の都度つるを展ばして保持具から取り出す煩わしさがある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上の不都合を解決する用具であって、すなわち、眼鏡の保持動作が簡単確実に行なえて、かつ容易に脱着できる眼鏡保持具を提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案における眼鏡保持具は、眼鏡を保持する窪み部に、眼鏡つる基部(折り部より眼鏡側の部分)の巾より狭い開口部及び又は捻り角度を有せしめるものである。

【０００５】窪み部を捻ると、眼鏡つるが開口部に斜めに保持されるため、保持を一層安定確実にでき、開口部を必ずしも眼鏡つる基部の巾より狭くしなくてもよく動作容易になる。なお、捻りは曲げを含み、着用者の左右方向からの眼鏡の挿入脱着動作に応じた向き程度に調節できる。

【０００６】窪み部の形状とサイズ及び材質は、上記の特徴を満たして適当に選択できる。好ましくは、簡単確実な保持のために、眼鏡つる基部の巾よりも適度に広い底部を有する形状であり、金属、プラスチックス、セラミックス、有機材、複合材等の材料と構造に形状復元性を与えて、その動作と機能を代替、補強することもできる。

【０００７】窪み部を、眼鏡の中央鼻部において保持する形状と寸法にもできる。

【０００８】誘導部の形状とサイズ及び材質も、適当な直曲線体から選択できる。好ましくは、容易に眼鏡つる基部を挿入できる数ｃｍ径の環状である。但し、不完全環を含め自由形状で差し支えなく、眼鏡の保持を補強する紐,クリップ等を付帯させてもよい。

【０００９】係止部の形状とサイズ及び材質も、適当に選択できる。たとえば誘導部の上部に小環の係止部を作り、安全ピンを通して衣服等に係止する。さらに、マジックテープ、衣服ボタン穴の利用、ピンバッジ方式、ネックレス方式、飾り紐を介する係止など選択できる。また、眼鏡を折りたたんで胸のポケットに入れられる位置で衣服に係止すれば、上体を屈めた時のポケットからの脱落破損防止にも役立つ。

【００１０】本考案の眼鏡保持具は、筆記具等のポケット代用にも役立ち、文字あるいはデザインを入れた表示誘導部に窪み部を付設する、窪み部と誘導部を組合せユニットとするなど、用い方に応じた工夫が考えられる。

【００１１】

【考案の実施の形態】

考案の実施の形態について図面を参照して説明する。

【００１２】図１において、例えば１ｍｍ径ステンレス鋼線を用い、４ｍｍ開口部(２)（眼鏡つる基部の巾とほぼ同じ）と各５ｍｍの深さおよび底部を有する45度捻り窪み部 (１)と、直径５０ｍｍ程度の環形の誘導部(３)、および誘導部を衣服等に係止する内径２ｍｍ程度の環形の係止部(４)から構成されている。

【００１３】図２において、本考案の眼鏡保持具の他形状の４例を示す。誘導部(３)および係止部(４)の形状とサイズ及び材質は、適当な直曲線体から選択できる。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を有する。

【００１５】眼鏡は、衣服等に係止部(４)で係止した眼鏡保持具の誘導部(３)に眼鏡つるを挿入して、つる基部を開口部(２)から窪み部(１)に入れて保持でき、開口部(２) に戻し回して及び又は捻って脱着することができる。この動作は、片手で容易に行なえる一方、眼鏡のつるを折りたたまなくても持ち上がりや揺れ動きでは脱落しない形状に応じる動作でもあり、形状復元性を与えて、その動作と機能を補強することもできる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の眼鏡保持具の実施方法を示した説明図
である。

【図２】本考案の眼鏡保持具の他形状の４例を示す。

【符号の説明】

１窪み部２開口部３誘導部４係止部

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】眼鏡を保持する窪み部が、眼鏡つる基部
(折り部より眼鏡側の部分)の巾より狭い開口部及び又は
捻り角度を有することを特徴とする、眼鏡保持具。