JP2010535552A - 眼鏡のための装置 - Google Patents

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A45HAND OR TRAVELLING ARTICLES
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    • A45F2200/00Details not otherwise provided for in A45F
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Abstract

本発明は、眼鏡のための装置と、当該装置の使用とに関し、装置は、単一部分から成るケーシングと、ボディ、特に面状のボディまたはこれに類するものとから成っており、該ボディが、折り畳まれた眼鏡を収容しかつ/または保持する。

Description

この出願は、ドイツ連邦共和国特許出願第102007036768.8号明細書による優先権主張に基づくものである。この優先権明細書は、参照により全て本明細書中に取り込まれている(= incorporated by reference in its entirety)。
優先権主張明細書において引用された全ての刊行物は、参照により全体が本明細書中に取り込まれている(= incorporated by reference in its entirety)。
本発明は、眼鏡の保管および保護のために働くことのできる、眼鏡のための装置に関する。
公知先行技術に基づいて、それぞれの寸法の眼鏡を保管するための種々異なるシステムおよび装置が知られている。
ドイツ連邦共和国特許第2528506号明細書には、固定装置を有する眼鏡ケースが開示されている。この眼鏡ケースは、片側で閉じられている。この眼鏡ケースには磁気的な固定装置が配置されていて、この固定装置は、胸ポケットからの眼鏡ケースの落下を阻止する。
ドイツ連邦共和国実用新案第202004002664号明細書には、ベルト固定部を有する眼鏡ケースを開示している。このベルト固定部は、ボディ、特にボディ後面に支持され得る。この眼鏡ケースは、閉鎖可能な眼鏡ケースである。
欧州特許出願公開第1564579号明細書には、折畳み式の眼鏡ならびに眼鏡を収容するための眼鏡ケースが開示されている。同欧州特許出願公開明細書では、眼鏡ケースに着眼点が置かれている。眼鏡ケースの、ヒンジによって結合された2つのケーシング部分には、固定手段が設けられている。これらの固定手段は、折畳み式の眼鏡の着脱可能な固定を可能にする。付加的に、一方のケーシング半部に、さらに1つのルーペが位置していてよい。
ドイツ連邦共和国実用新案登録第202004016141号明細書には、眼鏡と眼鏡ケーシングとが協働する場合にのみ眼鏡を保護する眼鏡ケーシングが開示されている。この場合、眼鏡は、眼鏡ケーシングの開口に眼鏡ジョイントを差し込むことによって安定化され、保護される。
DE69912828T2号明細書には、小型の眼鏡のための眼鏡ケースが開示されている。この眼鏡ケースは、両側で閉鎖可能であり、かつ眼鏡ケース端部は筆記具およびポケットランプによって着脱可能に閉じられる。この場合、小型の眼鏡しか使用することができない。この構成は、付加的に1つのクリップを有していて、かつ胸ポケットまたは上着ポケット内に納まるペンに類似している。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第102004009866号明細書には、舌片を有する眼鏡ケースが開示されている。この舌片は、場合によっては取外し可能である。この実施形態は、カップ形に形成されていてよく、自動車およびこれに類するものに組み込むために考えられている。
米国特許第1411065号明細書には、既に1992年に、胸ポケット内に携帯される、クリップを有する眼鏡ケースが開示されている。この場合にも、眼鏡全体が収容される。この眼鏡ケースの役割は眼鏡およびケースの落下を阻止することである。この場合に不都合となるのは、ケースが、シャツまたはジャケットの胸ポケット内でしか携帯され得ないことである。
米国特許第3994391号明細書にも、クリップを有する眼鏡ケースが開示されている。この場合、クリップは、可動で、1つの軸線を中心にして回転可能である。この眼鏡ケースは、ベルトで携帯される。この場合、眼鏡の素早い装着は保証されていない。
米国特許第2777489号明細書には、折畳み式の眼鏡ケースが開示されている。この眼鏡ケースは、後面に1つのストラップを有しており、このストラップによりケースが閉じられ、かつ場合によっては、ベルトに取り付けられ得る。この場合、フレキシブルに形成されたケーシングでは、不適切な携帯または場合によっては起こり得る操作時に、眼鏡フレームの破壊が生じる恐れがある。
本発明の課題は、公知先行技術の上記欠点を有しておらず、着用者の身体もしくは衣服に着脱可能に配置されていて、しかも眼鏡が使用者にとって素早くかつ簡単に手が届きやすくなるような装置を提供することである。
本発明の対象は、眼鏡のための装置であって、当該装置が、単一部分または複数部分から成るケーシングと、面状のボディまたはこれに類するボディとから成っており、該ボディが、折り畳まれた眼鏡を収容しかつ/または保持する。本発明によれば、この装置の材料は、全ての金属製および非金属製の材料、ならびにこれらの材料から成る複合材料であってよい。この場合、金属製の材料とは、チタン、アルミニウムの他に、あらゆる鉄含有性の金属および鉄含有性ではない金属、ならびに金、銀およびプラチナのような貴金属であると理解される。その他にも、上述の化合物の全ての酸化化合物、たとえばスピネル等が使用され得る。同様に、ケブラーとしての炭素化合物、または別の複合材料が使用され得る。同様に、10モース硬度を有するダイヤモンドの形の炭素の改質物も使用され得る。その他の宝石も使用され得る。
本発明の枠内では、眼鏡フレームは、磁気的なまたは非磁気的な、金属製または非金属製の材料から成る眼鏡フレームである。付加的には、全ての非磁気的な眼鏡フレームが、1つまたは複数の小さな磁石を装備していてもよい。
1実施形態では、装置は、特に眼鏡ケーシングである。この場合、当該装置は、単一部分から成る、眼鏡のためのケーシングから成っており、眼鏡ケーシングに収容部が形成されている。この収容部が、眼鏡の落下を阻止する。眼鏡ケーシングは、一方の側に開口を有していて、反対側にアイもしくは孔の形の開口を備えているので、折り畳まれた眼鏡を下方に向かって眼鏡ケーシングから取り出すことができる。眼鏡ケーシングは、アイとは反対の側で開いている。眼鏡は、この開口を通って、眼鏡ケーシング内に導入される。眼鏡ケーシングは、本発明による1実施形態では、折り畳まれた眼鏡の一部分だけが眼鏡ケーシングにより取り囲まれているように形成されていてよい。
本発明によれば、折り畳まれた眼鏡は、装置により、一部ないし全体を取り囲まれていてよい。
本発明による、眼鏡のための装置の別の実施形態では、特に眼鏡ケーシング内の収容部は、磁気的な収容部、ばね機構、フックおよび舌片またはこれに類するもののグループから形成されている。
有利な収容部は、磁気的な収容部およびばね機構のグループから成る収容部である。
装置、特に眼鏡ケーシングに設けられたアイまたは孔の形の開口は、チェーン、バンド、糸またはこれに類するフレキシブルな材料を収容するために働くので、眼鏡ケーシングを、たとえば首に掛けて携帯することができる。これによって、眼鏡が常に使用者の身体の近傍にあり、保護されていることが保証されると有利である。
さらに別の実施形態では、本発明による眼鏡のための装置が、3次元のボディとして形成されていて、このボディは、場合によっては収容部を有している。収容部は、外側に配置されていて、ばね、丸められたピン(abgerundeter Stift)、U字形の異形成形材、クリップまたはこれに類するものとして形成されている。これらの収容部において、眼鏡フレームが着脱可能に吊り下げられるか、クランプされるか、押し込まれるか、またはこれに類する方法で着脱可能に位置固定される。
このボディの下側で、当該ボディは、織布、編地またはその他の衣服材料に、クランプ部材、磁石、安全ピンシステム、クリップまたはこれに類するものを介して着脱可能に結合されている。
好適なボディとして、面状の幾何学的な形状が有利である。なぜならば、この面状の幾何学的な形状は、眼鏡のための大きな保持面を保証するからである。保持面に相応して、場合によっては少なくとも2〜50の個数の収容部を面上に配置することができる。少なくとも2〜25の収容部であると有利である。
本発明の別の有利な実施形態では、眼鏡のための装置が、3次元のボディとして磁気的に形成されている。この場合、ボディは、たとえば1つまたは複数の色および/または別のアプリケーションを装備された方形のボディであってよい。このボディは、部分的に、または完全に磁石もしくは磁気的な材料から成っている。この材料は、鉄含有性の材料または別の磁化可能な材料を引き付ける。眼鏡フレームは、完全にこの材料から成っているか、または少なくともヒンジ・ジョーおよび/または眼鏡フレームの眼鏡テンプルにおいて、この材料から成っている。眼鏡の重量は、磁気的な材料から製造された眼鏡が、永久磁石によって保持されて、この眼鏡が永久磁石から落下することのないように選択されている。この場合、眼鏡とは反対の側には、着用者の衣服と着脱可能に結合された装置が位置していてよい。この装置は、クリップ、安全ピンファスナまたは別の種類のクランプ結合部であってよく、または衣服、たとえば胸ポケットの布地と、眼鏡を保持する永久磁石との間に配置された別の磁石であってよい。この磁気的な手段は、織布に大きなプレス箇所もしくは穿刺箇所が残らないので有利である。
別の実施形態では、眼鏡は非磁気的な眼鏡である。この場合、本発明によれば、フレームのジョーに、永久磁石が埋め込まれるか、またはその他の形式で配置されるので、ジョーに設けられた永久磁石が、装置の磁石により引き寄せられて、これにより保持される。
磁石は、着脱可能または着脱不能に眼鏡に取り付けられていてよい。たとえば、永久磁石を眼鏡に接着することができる。この実施形態では、本発明による装置を、市販の眼鏡、たとえばサングラスと一緒に使用することができる。
眼鏡テンプルは、金属、プラスチックまたは、たとえば木または角のような別の材料から成っていてよい。テンプルが、これらの材料の組合せから製造されていることも可能である。
この場合、テンプルの材料自体は、磁気的なまたは少なくとも、特に磁気的な金属および/または磁気的なプラスチックによって磁化可能であってよく、または補助剤、たとえば磁気的な粉末により磁化されていてよい。
テンプルまたは眼鏡の一部分だけを磁化することも可能である。このことは、磁気的な粉末を所定の箇所にだけ塗布し、かつ/または、たとえば最新のアプリケーションの形の磁気的な部分を取り付ける、または埋め込むことによって達成されると有利である。
同様に、クリック式ホルダ(Clickholder)とも呼称され得る本発明による装置を、磁気的な粉末によって完全に、または部分的に被覆し、かつ/または磁気的な部分を設置する、または埋め込むことができる。
さらに本発明の枠内では、完全にまたは部分的に磁化された眼鏡の代わりに、磁気的な付加的な構成部分を眼鏡に取り付けることも可能である。この付加構成部分は、たとえば、眼鏡、特に眼鏡フレームに接着される任意の形状の小さな磁気的な部分であってよい。接着部材は、両面使用可能または両面使用不可能であってよい。付加構成部分は、テンプル端部を介して被せられる被覆部の形で形成されていてよい。この実施形態でも、付加構成部分は、所望されている限り、両面使用可能に、または両面使用不可能に眼鏡に接着され得る。さらに付加構成部分は、クリック式に取付け可能な部分として製造されていてよい、つまり磁気的な部分は、フレキシブルなクランプ部材によって眼鏡に取り付けられる。この場合、クランプ部材は、磁気的な部分自体から切出し加工(heruausarbeiten)されているか、または磁気的な部分に取り付けられ、有利には固着されていてよい。
本発明の枠内では、装置が1つまたは複数の磁石を有しており、かつ眼鏡に、1つまたは複数の磁石が、相応して、装置の磁石に対する相補的な位置に取り付けられていることも可能である。磁石は、(永続的に、または残留物なく再び取外し可能に)眼鏡に固着されているか、または有利にはフレキシブルなクリック式ファスナ(Klickverschluss)によって、眼鏡に取外し可能に取り付けられていてよい。
本発明の別の実施形態では、眼鏡のための装置は3次元のボディであり、このボディの前面は、収容部を備えて形成されており、該収容部において、眼鏡が着脱可能にボディに結合されており、かつ3次元のボディの下側が、クランプ部材、磁石、安全ピンシステム、クリップまたはこれに類するものを介して織布に着脱可能に結合されている。
本発明による装置の実施形態では、当該装置が、眼鏡ケーシングの形状を有している。眼鏡ケーシングの形状は、折り畳まれた眼鏡フレームを半分だけ収容するように形成されている。外側ケーシングは、耐摩耗性の材料から成っている。この場合、全ての慣用のプラスチック、またはプラスチック、金属、セラミック材料のグループから成る複合材料が使用され得る。外側ケーシングは、方形プロファイル(成形輪郭)形の構成を有している。U字形プロファイルの閉じた側では、外側ケーシングの上側の領域に孔が配置されている。この孔は、チェーン、バンドまたはこれに類するフレキシブルまたはフレキシブルでない(硬い)材料を収容するために役立つ。フレキシブルでない材料には、ワイヤ、湾曲された細い異形成形材が挙げられる。眼鏡ケーシングの開口は、下方に向けられている。眼鏡フレームは、軟質の材料に載置されており、外側ケーシングはこの軟質の材料によってライニングされている。外側ケーシングと軟質の織布状の材料との間には、短辺側もしくは短辺側に、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料が配置されている。この弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料は、軽度の圧力で変形可能である。眼鏡フレームを外側ケーシングのU字形プロファイルに差し込むことにより、眼鏡の運動による軽度の圧力が、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料は押し合わされる。眼鏡が終端位置に位置すると、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料が、再び元の位置に戻るように膨張し、これによって、眼鏡フレームが保持される。付加的には、眼鏡ケーシングの少なくとも一方の側で、開口に板ばねが位置している。この板ばねは、軟質の材料によって眼鏡とは分離されていて、これにより、眼鏡を損傷しないようになっている。眼鏡が終端位置に到達すると、眼鏡レンズは、外側ケーシングの内側で、板ばねによって落下しないように固定されて、付加的には弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料により固定される。
眼鏡は、眼鏡テンプルが眼鏡レンズに接触する折り畳まれた状態で、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料によって、真っ直ぐな剛性的な姿勢に固定されると有利であり、これにより、滑落や他の運動は起こり得ない。
本発明による装置の別の実施形態では、装置が、眼鏡ケーシングとして形成されている。眼鏡ケーシングの形状は、折り畳まれた眼鏡フレームを半分だけ収容するために形成されている。この場合も、外側ケーシングは耐摩耗性の材料から成っている。外側ケーシングのこの形は、開いたU字形プロファイル形の構成である。この場合、外側ケーシングは、横断面でC字形プロファイルとして形成されている。当該装置の短辺側の上側かつ下側には、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料が配置されていて、これによって、折り畳まれた眼鏡を位置固定することができる。弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料の上方には、軟質の材料が配置されている。この材料が、眼鏡の損傷または引っ掻きを阻止することが望ましい。この実施形態では、永久磁石が形成されていない。当該装置の上側の領域には、この実施形態においても1つの孔が配置されている。孔は、チェーン、バンド、糸またはこれに類するフレキシブルな材料の収容のために働く。この実施形態でも、外側ケーシングの開口は、下方に向けられている。眼鏡フレームは、軟質の材料に載置されており、外側ケーシングはこの材料によってライニングされている。この変化形では、外側ケーシングと短辺側の軟質の織布状の材料との間で、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料の下側に、付加的に永久磁石が位置している。別の変化形では、この永久磁石が、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料に埋め込まれていてもよい。孔の下方には、別の永久磁石が設けられており、この永久磁石は、折り畳まれた眼鏡テンプルのヒンジの高さに配置されている。記述した変化形では、場合によっては、付加的に、少なくとも一方の側で開口に板ばねが配置されていてよい。この板ばねは、眼鏡を損傷しないように、軟質の材料によって眼鏡とは分離されている。眼鏡が終端位置に到達すると、眼鏡レンズは、外側ケーシング内に板ばねによって保持される。眼鏡テンプルは、本発明による眼鏡ケーシング内への差し込んだ後に、外側ケーシングの外部に位置している。この実施形態では、眼鏡フレームを完全に、折り畳まれた眼鏡テンプルにおいて引き出すことができると有利である。
本発明による装置のさらに別の実施形態では、永久磁石が孔の下方に配置されていて、外側ケーシングの全高に一致する長さを有している。眼鏡は折り畳まれている。眼鏡テンプルは、眼鏡レンズに接触しているが、外側ケーシングの外部に位置している。眼鏡レンズは、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料によって、真っ直ぐな剛性的な姿勢に保持され、付加的には少なくとも1つの板ばねによって保持される。
さらに別の変化形では、永久磁石の代わりに、キー・溝機構が形成されており、このキー・溝機構が、眼鏡テンプルに設けられたヒンジまたはジョーを着脱可能に収容し、外側ケーシング内に位置固定することができる。
本発明による装置の別の実施形態では、装置が、眼鏡ケースとして形成されている。この場合、チェーン、バンドまたはこれに類するフレキシブルまたはフレキシブルではない(硬い)材料のためのアイとして役立つ開口が外側ケーシングに取り付けられる。図示されていない実施形態では、開口が外側ケーシングに組み込まれていてもよい。この場合、外側ケーシングは、眼鏡フレームの50%〜75%を取り囲む外側ケーシングである。硬い外側ケーシングの前面には、舌片が配置されている。この舌片は、フレキシブルな材料から成っており、両眼鏡レンズの間のウェブの領域において眼鏡フレームを位置固定する。舌片は、フレキシブルに形成されていてよく、面ファスナにより着脱可能に閉じられてよい。舌片は、別の形態では、眼鏡フレームを部分的に、または完全に、閉じた状態で覆うことができる。
別の実施形態では、フレキシブルな舌片の代わりに、U字形の湾曲部材またはカバーが使用される。湾曲部材またはカバーは、眼鏡を外側ケーシング内で位置固定するために、ヒンジまたは別の構成によって旋回可能に配置されている。眼鏡フレームは、軟質の材料に載置されており、外側ケーシングはこの軟質の材料によってライニングされている。外側ケーシングと軟質の織布状の材料との間には、短辺側で、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料が配置されている。この弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料は、軽度の圧力により変形可能である。外側ケーシングのU字形プロファイルに眼鏡フレームを差し込む際に、眼鏡の運動による軽度の圧力によって、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料は押し合わされる。眼鏡が終端位置に位置すると、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料は、再び元の位置に戻るように膨張し、これにより、眼鏡フレームが保持される。
本発明による装置の別の実施形態では、装置が、眼鏡ケーシングの形状を有している。この場合、アイは、短辺側に位置しているので、外側ケーシングは下方に向かって開かれている。眼鏡フレームは、接触させられた眼鏡テンプルと一緒に、半分だけ開口した上側部分に押し込まれる。眼鏡の落下を阻止することは、外側ケーシングの後壁に組み込まれた舌片により行われ、この舌片は、面ファスナ、プレスボタンまたはこれに類するものを用いて、上側の外側ケーシング部分に着脱可能に結合され、眼鏡フレームを、眼鏡ウェブの領域の中間部分で形状接続式、つまり形状に基づく束縛により取り囲む。フレキシブルな舌片の代わりに、U字形の湾曲部材またはカバーが使用されてもよい。この湾曲部材またはカバーは、ヒンジまたは別の構成により旋回可能に配置されていて、これによって、眼鏡を外側ケーシング内に位置固定することができる。眼鏡レンズは、同じく弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料によって、真っ直ぐな剛性的な姿勢に保持される。
さらに別の実施形態では、弾性的な材料(緩衝材)に加えて付加的に、眼鏡ケーシングの開口に配置された少なくとも1つの板ばねによって、眼鏡を眼鏡レンズにおいて保持することができる。
本発明のいくつかの有利な実施形態(a),b),c),d))は、以下のように説明することができる。
a)眼鏡を支持するための、下方に向かって開いた垂直方向に細長い装置であって、開口が楕円形ないし方形に形成されていて、装置は、折り畳まれた眼鏡を収容することができる。
この構成は、切断された眼鏡ケースのように見え、本来の長さの10%〜90%の長さを有している。
装置は、内側に、眼鏡のための保持機構を有している。この保持機構は、特にクランプ部材、ばねおよび/または磁石に基づいている。
眼鏡は、この装置内に垂直に配置されるので、眼鏡レンズは互いに上下に位置している。
当該装置の上端部または後面が、保持エレメントまたは固定エレメントを有している。
当該装置の上端部に位置する保持エレメントまたは固定エレメントが、アイまたは孔であると有利である。アイまたは孔は、チェーン、バンドまたはワイヤの収容のために、突出して、または突入して/嵌め込まれて形成されていてよい。装置の後面に位置する保持エレメントまたは固定エレメントは、安全ピンシステム、面ファスナシステム、磁石を有する対向式システム、クリップまたはばねシステムであると有利であり、ばねシステムは特に「ヘアピン状」である。アイまたは孔が設けられている場合、これらのアイまたは孔は、装置の短辺側に位置している。
別の有利な構成では、1つの孔または1つのアイの代わりに、それぞれ2つ以上の孔もしくはアイが設けられていてもよい。この構成では、1つの孔もしくはアイを有する装置に比べて、装置が自由に懸架されて回転しにくい。
装置の内側が、眼鏡を保護するために、軟質の材料によってライニングされていると有利である。ライニング材料の有利な変化形は、布地、発泡剤、フリースである。
装置は有利には、該装置内に差し込まれる眼鏡の80%〜20%を覆っている。1変化形では90%〜50%、別の変化形では10%〜50%、さらに別の変化形では65%〜35%を覆っている。
さらに別の変化形では、装置が眼鏡全体を、面一に整合するように覆っているか、または眼鏡が没入されるように覆っている。
別の変化形では、前面または後面の一方が、眼鏡の全長に達しているか、または眼鏡の全長を超えて突出しており、他方の面が眼鏡の全長に達していないことも可能である。したがって、眼鏡は、一方の側では装置によって保護されていて、他方の側では露出することができる。このことは、特に眼鏡の取出しを容易にし、使用者が素早く快適な取出しを重視する場合に利点となる。
装置は、眼鏡レンズを前面に向けて眼鏡を差し込まなければならないか、または眼鏡レンズを後面に向けて眼鏡を差し込まなければならないか、または有利には、眼鏡レンズを前面または後面のどちらに向けて眼鏡を差し込んだかが重要でないように形成されていてよい。
図1には、この変化形a)の実施形態が示されている。
b)装置は、a)に記載されたような装置であり、この場合、当該装置の前面が完全にまたは部分的に開かれて形成されている。この前面が、部分的に開かれて形成され、かつ仮想の前面の最大20%を占める残留した縁部として形成されていると有利である。縁部は一定の幅を有していても、可変の幅を有していてもよい。
幅を可変に形成された縁部は、機能上の理由から変更されていてよい。たとえば、上側で、側面におけるよりも少しだけ深く被さっているか、または芸術的に、たとえば波状に形成されていてもよい。
図2には、この変化形b)の実施形態が示されている。
c)眼鏡を支持するための、水平方向に細長い装置であって、この装置は上側に開口を有している。装置の開口は、舌片および/またはカバーによって閉鎖可能である。
この場合、カバーは、装置の全幅にわたって延びていると有利であるが、少なくとも、カバーにより覆われる開口に一致する幅にわたって延びている。
この場合、開口は、眼鏡が該開口を通って通過するような幅を有している。開口に、少しだけ内室の上方に突入する縁部を備えることも可能である。
カバーは、装置の後面の上辺部に可動に取り付けられている。
有利な変化形では、装置の前面は、後面の半分の高さしか有していない。これによって、装置内への眼鏡の挿入が簡単になる。
カバーは、任意の慣用の手段によって、装置の前面に位置固定可能であってよい。プレスボタン、スナップ式ファスナ、面ファスナが有利である。
カバーの代わりに、舌片が取り付けられていてもよく、この場合、舌片は、後面の上辺部から眼鏡の中央を越えて前面にまで延びるようにされる。前面への舌片の取付けは、カバーと同じように行われる。1つの舌片に対して択一的には、2つの舌片を使用することも考えられる。
舌片の幅は、任意に変化させることができる。舌片が装置の全幅にわたっている場合、舌片はカバーに相当する。
舌片は1cm〜3cmの幅であり、かつ差し込まれた眼鏡の中央を越えて延びるように取り付けられていると有利である。
カバーも舌片も、硬い材料、たとえば金属またはプラスチックから製造されているか、またはフレキシブルな軟質の材料、たとえば(人工)皮革から製造されていてよい。
当該装置の上端部か後面が、保持エレメントまたは固定エレメントを有している。
当該装置の上端部に位置する保持エレメントまたは固定エレメントは、アイまたは孔であると有利である。アイまたは孔は、チェーン、バンドまたはワイヤを収容するために、突出して、または突入して/嵌め込まれて形成されていてよい。装置の後面に位置する保持エレメントまたは固定エレメントは、安全ピンシステム、面ファスナシステム、磁石を有する対向式システム、クリップまたはばねシステムと有利であり、ばねシステムは特に「ヘアピン状」である。アイまたは孔が設けられている場合、アイまたは孔は、この実施形態でも、装置の長辺側に位置している。
別の有利な実施形態では、1つのアイまたは孔の代わりに、それぞれ2つ以上のアイまたは孔が設けられていてよい。この形態では、孔もしくはアイが1つしか設けられていない場合に比べて、装置が自由に懸架されて回転しにくい。
当該装置は、内側に、眼鏡のためのもう1つの保持機構を有していてよい。この場合、保持機構は、特にクランプ部材、ばねおよび/または磁石に基づいている。
眼鏡は、この装置内に水平方向に配置されるので、眼鏡レンズは互いに隣り合わせに位置している。
当該装置の内側が、眼鏡を保護するために軟質の材料によってライニングされていると有利である。ライニング材料の有利な変化形は、布地、発泡材、フリースである。
当該装置は有利には、カバーおよび/または舌片を有しない装置に関して、当該装置に差し込まれた眼鏡の90%〜55%、1つの変化形では80%〜60%を覆っている。
当該装置は、眼鏡レンズを前面に向けて眼鏡を差し込まなければならないか、または眼鏡レンズを後面に向けて眼鏡を差し込まなければならないか、または有利には、眼鏡レンズを前面または後面のどちらに向けて眼鏡を差し込んだかが重要でないように形成されていてよい。
図3には、この変化形c)の実施形態が示されている。
d)当該装置は、c)に記載したように、垂直方向の配置である。孔またはアイは、この形態では装置の短い側に設けられている。
当該装置は下方に向かって開いている。
この装置は、該装置に差し込まれた眼鏡の80%〜20%を覆っていると有利であり、1変化形では90%〜50%、別の変化形では、差し込まれた眼鏡の10%〜50%、さらに別の変化形では、65%〜35%を覆っている。
さらに別の変化形では、装置は眼鏡全体を、面一に整合するように覆っているか、または眼鏡が没入されるように覆っていることも可能である。
さらに別の変化形では、当該装置の前面または後面のいずれか一方が、眼鏡の全長に達しているか、または眼鏡の全長を超えて突出しており、他方の面は眼鏡の全長に達していないことも可能である。したがって、眼鏡は、一方の側では装置によって保護されていて、他方の側では露出することもできる。このことは、特に眼鏡の取出しを容易にし、使用者が素早く快適な取出しを重視する場合に利点となる。
図4には、この変化形d)の実施形態が示されている。
アイまたは孔は、本発明の全ての変化形、特に変化形a),b),c)および/またはd)における有利な実施形態において、前面から後面に向かう代わりに、長手方向、つまり装置を前面から見た方向で、装置を通って左側から右側に向かって、もしくは後面の壁を通って同様に延びているか、または装置の上辺部に接して、または沿って、たとえば管またはリングの形で配置されていてもよく、この場合、管またはリングはそれぞれ、場合によっては開口を備えていてよい。この場合、開口は完全に左側から右側に向かって貫通した孔であるか、または装置が、たとえば美的または実用的な形状付与に基づいて凹部、隆起部および/または切欠きを有している場合、複数部分から成る孔が、複数または全ての凹設部、隆起部および/または切欠きを通っていてよい。当然のことながら、この孔が、最も外側で左側または右側の辺部で開始していても、選択的に一方または両側で内側にずらされていてもよい。
本発明のこの形態は、長手方向懸架部材を有する装置と呼ばれる。したがって、本発明は長手方向懸架部材を有する、眼鏡のための装置をも含む。この装置は、明細書中に記載された特徴を有するか、もしくはそれらの特徴と組み合せることができる。
上端部に位置する保持エレメントもしくは固定エレメントを、装置の後面に位置する保持エレメントもしくは固定エレメントと組み合わせることも可能であり、これによって、二重の固定が可能にされる。
これらの実施形態では、「上側」とは、装置の、アイまたは孔が位置している側を表し、「後面」とは、着用者の身体に面した側を表し、「前面」とは、着用者の身体とは反対の側を表す。
変化形a),c)およびd)は、当該変化形が眼鏡を完全に覆うように形成されている限り、たとえば着用者の手首に巻きつけられ得るストラップによっても搬送され得る。この場合、前面および後面という概念は、装置が自由に懸架されて支持されるので区別不能である。
全4つの形態a),b),c)およびd)は、当然ながら種々異なって装飾され得る。
4つの実施形態a),b),c)およびd)の個別の部分の形成可能性、たとえば保持装置等は、本明細書で既に述べたものと同一である。
本発明による装置を、減縮した構成で形成することも可能である。この場合、本発明による装置は、もはやケーシングを有しておらず、眼鏡を固定するための構成部分、有利には磁石と、装置を支持するための構成部分または構成グループとから成っている。この場合、後者の構成部分または構成グループは、チェーン、クリップ、安全ピンまたはこれに類するものとして形成されていてよい。1つの変化形は、ボールペンクリップの形の差込み保持部としての構成である。この構成は、ポケットに差し込まれるので、外側からは、ペンまたはこれに類するものがポケットに差し込まれているような印象を喚起する。
図1〜図4につき本発明の対象の説明をするが、発明の対象は図面により制限されるものではない。
眼鏡ケーシングの形状の本発明による装置を示した平面図である。 図1に示した実施形態のA−A線に沿って側方から見た断面A−Aである。 図1aに示した実施形態のB−B線に沿って側方から見た横断面B−Bである。 本発明による別の実施例の装置を眼鏡ケーシングの形で示した平面図である。 図2に示した実施形態のA−A線に沿って側方から見た断面A−Aである。 図2aに示した実施形態のB−B線に沿って側方から見た横断面B−Bである。 眼鏡ケースの形の本発明による装置の別の実施形態を示す図である。 図3に示した実施形態のA−A線に沿った断面図である。 眼鏡ケースの形の本発明による装置の別の実施形態を縦方向の図である。 図4に示した縦方向の図から90°回転させて示した図である。
図1には、眼鏡ケーシングの形状の本発明による装置1の平面図が示されている。眼鏡ケーシングの形状は、折り畳まれた眼鏡フレーム3を半分だけ収容するために形成されている。外側ケーシング7は、耐摩耗性の材料から成っている。この場合、全ての慣用のプラスチック、またはプラスチック、金属およびセラミック材料のグループから成る複合材料を使用することができる。外側ケーシング7の図示の形状は、方形プロファイル(成形輪郭)形の構成である。U字形プロファイルの閉じた側では、上側の領域に、孔2として形成された1つの開口が配置されている。この孔2は、チェーン、バンド、またはこれに類するフレキシブルまたはフレキシブルではない材料の収容のために働く。すなわち、眼鏡ケーシング7の開口9は下方に向けられている。眼鏡フレーム3は、軟質の材料8に載置されており、外側ケーシング7はこの軟質の材料8によってライニングされている。外側ケーシング7と軟質の織布状の材料8との間には、方形横断面の短辺側10で、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5が配置されている。この材料5は、軽度の圧力により変形可能である。眼鏡フレーム3を外側ケーシング7のU字形プロファイルに導入することにより、眼鏡の運動による軽度の圧力が、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5は押し合わされる。眼鏡が終端位置に到達すると、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5は、再び元の位置に戻るように運動させられ、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5は眼鏡フレーム3を保持する。付加的に、開口9の少なくとも一方の側には、板ばね6が位置している。この板ばね6は、眼鏡3を損傷しないようにするために、軟質の材料8によって眼鏡3とは分離されている。眼鏡3が終端位置に到達すると、眼鏡レンズもしくは眼鏡レンズが、外側ケーシング7内に板ばね6によって保持される。
図1aには、図1に示した実施形態の長手方向に延びるA−A線に沿って側方から見た断面A−Aが示されている。外側ケーシング7の上端部に孔2が設けられていることが判る。眼鏡3は、折り畳まれた形で図示されている。眼鏡テンプル11は、眼鏡レンズ4に接触していて、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5により、真っ直ぐな剛性的な姿勢に保持される。
図1bには、図1に示した実施形態の横断面として、図1aのB−B線に沿って断面した断面B−Bが示されている。この場合、この横断面図では、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5が、図面で見て上側領域および下側領域で、折り畳まれた眼鏡3を位置固定している様子が明瞭に判る。弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5の上方には軟質の材料8が配置されている。この材料8が、眼鏡3の損傷または引っ掻きを阻止することが望ましい。
図2には、眼鏡ケーシングの形状の、本発明による装置1の別の実施例の平面図が示されている。眼鏡ケーシングの形状は、折り畳まれた眼鏡フレーム3を半分だけ収容するために形成されている。外側ケーシング7は、耐摩耗性の材料から成っている。この場合、全ての慣用のプラスチック、またはプラスチック、金属およびセラミック材料のグループから成る複合材料を使用することができる。外側ケーシング7の図示された形は、開いたU字形プロファイル形の構成である。U字形プロファイルの閉じた側では、上側領域に、孔2が配置されている。この孔2は、チェーン、バンド、金属ワイヤまたはこれに類するフレキシブルまたはフレキシブルではない材料を収容するために働く。すなわち、眼鏡ケーシング7の開口9は下方に向けられている。眼鏡フレームは、軟質の材料8に載置されており、外側ケーシング7はこの軟質の材料8によってライニングされている。この変化実施例では、外側ケーシング7と軟質の織布状の材料8との間には、短辺側10で、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5の下に、付加的に永久磁石12が位置している。孔2の下方には、閉じられた眼鏡テンプルのヒンジの高さに、別の永久磁石12が配置されている。図示の変化実施例では、付加的に、開口9の少なくとも一方の側に、板ばね6が配置されている。この板ばね6は、眼鏡3を損傷しないようにするために、軟質の材料8によって眼鏡3とは分離されている。眼鏡3が終端位置に到達すると、眼鏡レンズは外側ケーシング7内に板ばね6によって保持される。眼鏡テンプルは、本発明による眼鏡ケーシング内への挿入後に、外側ケーシング7の外部に位置している。この実施形態では、眼鏡フレーム3を、折り畳まれた眼鏡テンプルにおいて完全に引き出すことができるので有利である。
図2aは、図2に示した実施形態の平面図のA−A線に沿って側方から見た断面A−Aを示している。外側ケーシング7の上端部に孔2が設けられていることが判る。永久磁石12は、孔2の下方に配置されていて、外側ケーシング7の全高に相当する長さを有している。ここでは、眼鏡3は、折り畳まれた形で図示されている。眼鏡テンプル11は、眼鏡レンズ4に接触しているが、外側ケーシング7の外部に位置している。眼鏡レンズは、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5によって、真っ直ぐな剛性的な姿勢に保持される。
図2bには、図2aに示した実施例のB−B線に沿って断面した断面B−Bが図示されている。ここでは、外側ケーシングが横断面でC字形プロファイルとして形成されている。短辺側の、図面で見て上側および下側には、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5が配置されていて、これにより、折り畳まれた眼鏡3を位置固定することができる。弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5の上方には、軟質の材料8が配置されている。この材料が、眼鏡3の損傷および引っ掻きを阻止することが望ましい。この実施形態では、永久磁石12は形成されていない。
図3は、眼鏡ケースとして構成された本発明による装置1のさらに別の実施形態を示している。ここでは、チェーン、バンドまたはこれに類するフレキシブルまたはフレキシブルではない材料のためのアイとして働く開口2が、外側ケーシング7に取り付けられている。ここでは図示されていない実施形態では、この開口が外側ケーシング7に組み込まれていてもよい。この外側ケーシング7は、眼鏡フレーム3の75%を取り囲む外側ケーシング7である。硬い外側ケーシング7の前面には、舌片13が配置されている。舌片13は、フレキシブルな材料から成っていて、眼鏡フレームを、両眼鏡レンズの間のウェブの領域で位置固定する。舌片は、フレキシブルに形成されていてよく、面ファスナにより解離可能に閉じることができる。
図3aは、図3を側方から見た断面A−Aを示している。この実施形態では、外側ケーシング7上側かつ後方の領域にアイ2が設けられていることが判る。眼鏡3は、折り畳まれた形で図示されている。眼鏡テンプル11は、眼鏡レンズ4に接触していて、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5によって、真っ直ぐな剛性的な姿勢に保持される。舌片13によって、外側ケーシング7の前壁および後壁が、互いに近接するように運動され、これによって、眼鏡の付加的な位置固定が保証される。
図4は、眼鏡ケーシングの形状の本発明による装置1のさらに別の実施形態を長手方向図として示している。この場合、アイ2が、短辺側に位置しているので、外側ケーシング7は下方に向かって開いている。眼鏡フレーム3は、接触された眼鏡テンプル11と一緒に、半開した上側部分に押し込まれる。
眼鏡の落下の阻止は、外側ケーシング後壁に組み込まれた舌片13によって行われ、舌片13は、面ファスナ、プレスボタンまたはこれに類するものを用いて、上側の外側ケーシング部分に着脱可能に結合され、眼鏡フレームを眼鏡ウェブの領域の中間部分で形状接続式、つまり形状に基づく束縛により取り囲む。
図4aは、図4に示した長手方向図として示した実施例を90°だけ回転させて示している。眼鏡3は、折り畳まれた形で示されている。眼鏡テンプル11は、眼鏡レンズ4に接触していて、弾性的でかつ場合によってはプラスチック含有の発泡された材料5によって、真っ直ぐな剛性的な姿勢に保持される。
本発明の別の対象は、眼鏡の保管のために、本発明による装置を使用することである。
弾性の材料と軟質の材料とは、同一であるか、互いに異なっているか、または同じ材料の2つの層であってよく、図面では単に例示的に互いに別個に示されている。
アイもしくは孔(2)としての開口は、装置の前面から後面に向かって延びる代わりに、長手方向でボディもしくは後側の壁を通って、つまり装置の長辺側にわたって(つまり方形横断面の短辺側(10)に沿わないで、もしくは貫通しないで)延びていてもよい。
図1bおよび図2bでは、この開口が孔として、つまりたとえば左側に示された壁を通って延びており、図3では上辺部および眼鏡の向き対して平行に、図4では上縁部に対して平行に、かつ眼鏡の向きを横切る方向で装置を通って延びている。
これらは、見やすさの理由から図面には示されていない。
1 眼鏡ケーシングとしての装置
2 アイもしくは孔としての開口
3 眼鏡フレーム
4 眼鏡レンズ
5 弾性の材料
6 板ばね
7 外側ケーシング
8 軟質の材料
9 開口
10 短辺側
11 眼鏡テンプル
12 永久磁石
13 舌片/カバー

Claims (24)

  1. 眼鏡のための装置において、当該装置が、単一部分または複数部分から成るケーシングと、ボディ、特に面状のボディまたはこれに類するものとから成っており、該ボディが、折り畳まれた眼鏡を収容しかつ/または保持することを特徴とする、眼鏡のための装置。
  2. 当該装置が、眼鏡のための、単一部分から成るケーシングを有しており、該眼鏡ケーシングに、眼鏡の落下を阻止する収容部が形成されている、請求項1記載の装置。
  3. 眼鏡ケーシングが、眼鏡を完全に取り囲んでいる、請求項1または2記載の装置。
  4. 眼鏡ケーシングが、眼鏡の一部だけを取り囲んでいる、請求項1から3までのいずれか1項記載の装置。
  5. 眼鏡ケーシングが、金属製または非金属製の複合材料またはこれらの材料の混合物から形成されている、請求項1から4までのいずれか1項記載の装置。
  6. 眼鏡ケーシングが、金、プラチナ、銀、これらの金属と別の金属との合金、またはこれらの金属の混合物のグループからの貴金属から成っている、請求項1から5までのいずれか1項記載の装置。
  7. 収容部として、磁気的な収容部、ばね機構、フック、舌片またはこれに類するもののグループからの収容部が使用される、請求項1から6までのいずれか1項記載の装置。
  8. 有利な収容部として、磁気的な収容部が眼鏡ケーシングに形成されている、請求項1から7までのいずれか1項記載の装置。
  9. 眼鏡ケーシングが下方に向かって開いていて、眼鏡ケーシングの上側が、チェーン、バンド、糸またはこれに類するフレキシブルな材料を収容するための開口を有している、請求項1から8までのいずれか1項記載の装置。
  10. 収容部が、3次元のボディとして形成されている、請求項1から9までのいずれか1項記載の装置。
  11. 3次元のボディが、磁気的に形成されている、請求項1から10までのいずれか1項記載の装置。
  12. 3次元のボディの前面が、収容部を備えて形成されていて、該収容部において、眼鏡が着脱可能にボディと結合されており、3次元のボディの下側が、クランプ部材、磁石、安全ピンシステム、クリップまたはこれに類するものを介して織布に着脱可能に結合されている、請求項1から11までのいずれか1項記載の装置。
  13. 眼鏡を支持するための、下方に向かって開いた垂直方向に細長い装置(1)において、当該装置(1)に設けられた開口(9)が、楕円形ないし方形に形成されていて、当該装置(1)が、折り畳まれた眼鏡を収容するようになっており、当該装置が、内側に、眼鏡のための保持機構を有しており、かつ当該装置の上端部または後面に、保持エレメントまたは固定エレメントを有していることを特徴とする、眼鏡を支持するための、下方に向かって開いた垂直方向に細長い装置。
  14. 当該装置の上端部に位置する保持エレメントまたは固定エレメントが、アイまたは孔(2)である、請求項13記載の装置。
  15. 当該装置の内側が、眼鏡を保護するために、軟質の材料(5,8)でライニングされている、請求項13または14記載の装置。
  16. 当該装置に差し込まれる眼鏡の80%〜20%,変化形では90%〜50%,別の変化形では90%〜50%,さらに別の変化形では10%〜50%,さらに別の変化形では65%〜35%が、当該装置によって覆われている、請求項13から15までのいずれか1項記載の装置。
  17. 当該装置が、眼鏡全体を、面一に整合するように覆っているか、または眼鏡が没入されるように覆っている、請求項13から15までのいずれか1項記載の装置。
  18. 当該装置の前面が、完全にまたは部分的に開かれて形成されている、請求項13から17までのいずれか1項記載の装置。
  19. 眼鏡を支持するための水平方向に細長い装置(1)において、当該装置(1)が、上側に開口を有しており、該開口が、舌片(13)および/またはカバー(13)によって閉鎖可能であり、当該装置の上端部または後面が、保持エレメントまたは固定エレメントを有していることを特徴とする、眼鏡を支持するための水平方向に細長い装置。
  20. 当該装置の上端部に位置する保持エレメントまたは固定エレメントが、アイまたは孔(2)であり、当該装置の長辺側に位置している、請求項19記載の装置。
  21. 当該装置が、内側に、眼鏡のための保持機構を有している、請求項19または20記載の装置。
  22. 当該装置の内側が、眼鏡を保護するために軟質の材料(5,8)でライニングされている、請求項19から21までのいずれか1項記載の装置。
  23. 当該装置が、垂直方向の配置の点で異なって形成されており、すなわちアイまたは孔(2)が、当該装置の短辺側に位置しており、当該装置が下方に向かって開いている、請求項19から22までのいずれか1項記載の装置。
  24. 当該装置が、長手方向懸架部材を有している、請求項1から23までのいずれか1項記載の装置。
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