JP3075773U - シャワーヘッド - Google Patents

シャワーヘッド

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JP3075773U
JP3075773U JP2000005996U JP2000005996U JP3075773U JP 3075773 U JP3075773 U JP 3075773U JP 2000005996 U JP2000005996 U JP 2000005996U JP 2000005996 U JP2000005996 U JP 2000005996U JP 3075773 U JP3075773 U JP 3075773U
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忠 宮本
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忠 宮本
栗岡 保雄
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水圧が低くても水量が得られる水栓に接続す
ることにより、水圧を高めて噴出することができるの
で、シャワーのみならず浴室や車両等の洗浄にも使用す
ることができる。 【解決手段】 シャワー本体Aに嵌着するノズル本体1
には円錐状絞り部3が設けてあり、その先端側は水圧に
より拡開する割り先部4になっている。割り先部4の前
方には円錐体の拡散駒6が対向して設けてある。ノズル
本体1に進退可能に設けた可動調節体9に設けたノズル
孔12の周縁は割り先部4に接離する環状閉栓部13に
なっている。可動調節体9の前面側に設けたシャワーフ
ェース15には拡散駒6が嵌入する内周面17Aが円錐
凹状をなし、中心が噴出孔17Bになった噴出口部17
と、多数のシャワー孔18、18、・・・が設けてあ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、草木への給水、自動車や家屋の外壁の洗浄等に使用することができ るシャワーヘッドに関し、特に低流量でも高水圧を得ることができるシャワーヘ ッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のシャワーヘッドは、ホース先端に接続されたシャワー本体と、該シャワ ー本体に固定され、或は回動可能に設けられたシャワーフェイスとから構成して ある。そして、噴出するシャワー水の水圧はシャワー本体内に設けた絞り弁をノ ズルレバーを操作することにより、或はシャワーフェイスを回動してシャワー孔 を内側多孔板と連通または遮断させることにより噴射量を調節するようになって いる。
【0003】 しかし、従来のシャワーヘッドは、水圧が低いと水の噴出力が低下し、シャワ ーとしての機能が十分に発揮できないという欠点があり、シャワーで浴室の浴槽 や壁等を洗浄するような場合に水圧不足の感がある。
【0004】 本考案は上述した従来技術の欠点に鑑みなされたもので、水圧が低くても水量 が得られることができる水栓に接続することにより、シャワーのみならず浴室等 の洗浄にも使用することができるシャワーヘッドを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために構成された請求項1に係る本考案の手段は、シ ャワー本体に嵌着され、円錐状絞り部の先端側は水圧により拡開可能な割り先部 になったノズル本体と、円錐面を前記割り先部に対向した状態で該ノズル本体の 先端外側に配設された拡散駒を有する水拡散部材と、前記ノズル本体に進退可能 に嵌着され、ノズル孔の周縁に形成した環状閉栓部が前記割り先部に接離するこ とにより該割り先部の開閉を調節すると共に、該環状閉栓部の外側には複数の連 通孔が形成してある可動調節体と、該可動調節体に設けられ、内周面が前記拡散 駒の円錐面に接離可能に密接し、中心が噴出孔になった円錐凹状の噴出口部を有 すると共に、該噴出口部の外側には複数のシャワー孔が形成してあるシャワーフ ェイスとからなる。
【0006】 また、請求項2に係る本考案の手段は、軸方向一側がシャワー本体に嵌着され る環状基部になり、他側が円錐状絞り部になり、該円錐状絞り部の先端側は複数 のスリットが形成されて水圧により拡開可能な割り先部になったノズル本体と、 該ノズル本体に支持され、前記割り先部に挿通されて外側に突出する支持軸の先 端に、円錐面を該割り先部に対向した状態で拡散駒を設けてなる水拡散部材と、 前記ノズル本体に進退可能に嵌着され、前記割り先部に対向するノズル孔の周縁 に形成した環状閉栓部が前記割り先部に接離することにより該割り先部の開閉を 調節し、かつ該環状閉栓部の外側に複数の噴出孔が形成してある可動調節体と、 該可動調節体の前側に設けられ、円錐状内周面が前記拡散駒の円錐面に接離可能 に密接し、中心が噴出孔になった円錐凹状の噴出口部を有し、該噴出口部の外側 には複数の噴射孔が形成してあるシャワーフェイスとからなる。
【0007】
【考案の実施の形態】
以下、本考案の実施の形態を図面に基づき詳述する。図において、1はホース 先端に設けてあるシャワー本体Aに螺着する合成樹脂製のノズル本体を示し、該 ノズル本体1は外周面に雄ねじ2Aを形成することによりシャワー本体Aに螺合 可能な環状基部2と、該環状基部2から前方に突出形成され、先端側が先細りに なった円錐状絞り部3と、該円錐状絞り部3の先端側に十字状にスリット3A、 3A、・・・を形成することにより設けた4枚の可動切片4A、4A、・・から なる拡開可能な割り先部4とから構成してあり、各可動切片4Aは水圧により図 4中破線で示すように拡開するようになっている。
【0008】 5はノズル本体1から噴出される水等の液体を拡散させるための水拡散部材で 、該水拡散部材5は硬質ゴム製或は合成樹脂製の円錐体からなる拡散駒6と、円 錐状絞り部3の先端側内面3Bに設けた十字状のステンレススチール製支持体7 と、該支持体7に突設され、割り先部4に挿通されて外側に突出した先端に拡散 駒6が円錐面6Aを割り先部4に対向した状態で固着してある支持軸8とから構 成してある。
【0009】 9は前記ノズル本体1に進退可能に嵌着した可動調節体を示す。10は該可動 調節体9を構成する筒状嵌合部で、該筒状嵌合部10は内周面の軸方向一側内周 面に雌ねじ10Aが形成され、他側に雌ねじ溝10Bが形成してある。11は筒 状嵌合部10の内側に前記円錐状絞り部3に対向して一体に形成された円盤状の ノズル形成部で、該ノズル形成部11は一側面に凹状円錐面11Aが、他側面に 凸状円錐面11Bが形成してある。12はノズル形成部11の中心に形成したノ ズル孔で、該ノズル孔12の周縁には割り先部4、即ち可動切片4A、4A、・ ・の外面に当接する環状閉栓部13が突出形成してある。14、14、・・・は 該環状閉栓部13の周囲に形成した複数の連通孔で、該各連通孔14は凹状円錐 面11Aと凸状円錐面11Bに開口している。
【0010】 更に、15は前記可動調節体9の前面に設けたステンレススチール製のシャワ ーフェイスを示す。16は該シャワーフェイス15を構成し、断面略凸湾曲状の 円板からなるフェイス本体、17は該フェイス本体16の中央に形成した噴出口 部で、該噴出口部17は内周面17Aが前記拡散駒6の円錐面6Aに接離可能に 密接し、中心に噴出孔17Bが形成された凹円錐状をなしている。18、18、 ・・は該噴出口部17の外側に位置してフェイス本体16に形成された複数のシ ャワー孔である。19はフェイス本体16の外周縁から突出した筒体からなる嵌 合リング部で、該嵌合リング部19の外周面には可動調節体9の雌ねじ溝10B に螺合する雄ねじ19Aが形成してある。
【0011】 本実施の形態に係るシャワーノズルは上述の構成からなるが、次にその操作に ついて説明する。図1は止水状態を示し、可動調節体9は螺回することによりノ ズル本体1に対して最も後退しており、環状閉栓部13が割り先部4に嵌合した 状態になって割り先部4は閉じられている。散水する場合は、可動調節体9を逆 方向に螺回して前進させて環状閉栓部13を割り先部4から離反させる。割り先 部4が水圧により拡開することにより、割り先部4から可動調節体9側に流入し た水の一部はノズル孔12から噴出孔17Bに噴出され、拡散駒6に当たって噴 出口部17から円錐状に噴射される。また、他の水は割り先部4から連通孔14 を流通してシャワーフェース15側に流入しシャワー孔18からシャワー状に噴 出される。
【0012】 このように、可動調節体9を若干前進させ、割り先部4を微小量だけ拡開させ て絞った状態では噴出口部17から水を強い水圧で噴出させることができる(図 6参照)。また、可動調節体9を更に前進させて割り先部4を次第に拡開させる と共に、噴出口部17を拡散駒6で閉塞することにより(図7参照)、シャワー 状に水を噴出させることができる。
【0013】
【考案の効果】
本考案は以上詳述した如く構成したから、下記の諸効果を奏する。 (1)供給水を円錐状絞り部で絞って割り先部により噴出するようにしたから、 水圧は低いが水量を得ることができる水栓に接続することにより水圧を高めて噴 出することができる結果、シャワーのみならず洗浄にも使用することができる。 (2)可動調節体を螺回して進退させる操作により、止水状態から水を噴出し、 更にシャワリングの状態にまで無段階に変化させることができるので、操作性に 優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施の形態に係るシャワーヘッドの縦
断面図である。
【図2】ノズル本体の正面図である。
【図3】拡散駒の外観斜視図である。
【図4】一部を破断にしたノズル本体の側面図である。
【図5】可動調節体の正面図である。
【図6】水拡散とシャワーを併用した状態のシャワーヘ
ッドの縦断面図である。
【図7】シャワーに切り替えた状態のシャワーヘッドの
縦断面図である。
【符号の説明】
1 ノズル本体 3 円錐状絞り部 3A スリット 4 割り先部 5 水拡散部材 6 拡散駒 8 支持軸 9 可動調節体 12 ノズル孔 13 環状閉栓部 14 連通孔 15 シャワーフェース 17 噴出口部 17A 内周面 17B 噴出孔 18 シャワー孔 A シャワー本体

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シャワー本体に嵌着され、円錐状絞り部
    の先端側は水圧により拡開可能な割り先部になったノズ
    ル本体と、円錐面を前記割り先部に対向した状態で該ノ
    ズル本体の先端外側に配設された拡散駒を有する水拡散
    部材と、前記ノズル本体に進退可能に嵌着され、ノズル
    孔の周縁に形成した環状閉栓部が前記割り先部に接離す
    ることにより該割り先部の開閉を調節すると共に、該環
    状閉栓部の外側には複数の連通孔が形成してある可動調
    節体と、該可動調節体に設けられ、内周面が前記拡散駒
    の円錐面に接離可能に密接し、中心が噴出孔になった円
    錐凹状の噴出口部を有すると共に、該噴出口部の外側に
    は複数のシャワー孔が形成してあるシャワーフェイスと
    から構成してなるシャワーヘッド。
  2. 【請求項2】 軸方向一側がシャワー本体に嵌着される
    環状基部になり、他側が円錐状絞り部になり、該円錐状
    絞り部の先端側は複数のスリットが形成されて水圧によ
    り拡開可能な割り先部になったノズル本体と、該ノズル
    本体に支持され、前記割り先部に挿通されて外側に突出
    する支持軸の先端に、円錐面を該割り先部に対向した状
    態で拡散駒を設けてなる水拡散部材と、前記ノズル本体
    に進退可能に嵌着され、前記割り先部に対向するノズル
    孔の周縁に形成した環状閉栓部が前記割り先部に接離す
    ることにより該割り先部の開閉を調節し、かつ該環状閉
    栓部の外側に複数の噴出孔が形成してある可動調節体
    と、該可動調節体の前側に設けられ、円錐状内周面が前
    記拡散駒の円錐面に接離可能に密接し、中心が噴出孔に
    なった円錐凹状の噴出口部を有し、該噴出口部の外側に
    は複数の噴射孔が形成してあるシャワーフェイスとから
    構成してなるシャワーヘッド。
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